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Column F1 MMA o ONE UFC   カールストン・ハリス

2.18『UFC Fight Night 219』に出場予定だったラミズ・ブラヒマイとベノワ・セント・デニスが欠場/1試合が追加



 UFCが2月18日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 219』でカールストン・ハリスと対戦予定だったラミズ・ブラヒマイがインスタグラムで負傷欠場することを発表。ハリスが代わりの選手と対戦するかは不明。


 同じく『UFC Fight Night 219』でジョー・ソレッキと対戦予定だったベノワ・セント・デニスが足首に負傷により欠場することをRMCSportCombatが確認したとのこと。ソレッキが代わりの選手と対戦するかは不明。


Khusein Askhabov(Sherdog)

 同じく『UFC Fight Night 219』でジャマール・エマーズ vs. フセイン・アスハボフのフェザー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 エマーズは2021年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でパット・サバティーニに1Rヒールフックで敗れて以来1年半ぶりの試合。アスハボフは現在27歳(試合時は28歳)のロシア人でMMA戦績23勝0敗。今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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F1 MMA News o UFC   ウィリアム・ナイト エッガー カールストン・ハリス ジョーダン・ライト ステファニー・エッガー ビリー・ゴフ マイラ・ブエノ・シウバ マルチン・プラチニオ モハメド・ウスマン

2.18『UFC Fight Night 219』でリナ・ランスバーグ vs. マイラ・ブエノ・シウバ等複数の試合が判明


 UFCが2月18日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でリナ・ランスバーグ vs. マイラ・ブエノ・シウバの女子バンタム級マッチが行われることをAg. Fightが確認したとのこと。

 ランスバーグは昨年10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でカロル・ロサに判定負けして以来の試合で3連敗中。現在UFC女子バンタム級ランキング12位。シウバは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でステファニー・エッガーに1Rアームバーで勝利して以来の試合で2連勝中。現在UFC女子バンタム級ランキング14位。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でウィリアム・ナイト vs. マルチン・プラチニオのライトヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 ナイトは昨年4月の『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』でデヴィン・クラークに3R TKO負けして以来の試合で2連敗中。プラチニオは昨年4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でフェリペ・リンスに判定負けして以来の試合。両者は昨年11月の『UFC Fight Night 215: Nzechukwu vs. Cutelaba』で対戦予定でしたが中止されていました。今回は仕切り直しマッチになります。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でカールストン・ハリス vs. ラミズ・ブラヒマイのウェルター級マッチが行われることをハリスがインスタグラムで発表。

 ハリスは昨年2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でシャフカット・ラフモノフに1R KO負けして以来1年ぶりの試合。ブラヒマイは昨年2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でマイケル・ギルモアに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来1年ぶりの試合。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でテンバ・ゴリンボと対戦予定だったビリー・ゴフが欠場、代わりにA.J.フレッチャーがゴリンボと対戦することをEuroSportのマルセル・ドルフ記者が確認したとのこと。

 フレッチャーは昨年8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でアンジェ・ルーサに判定負けして以来の試合で2連敗中。


 同じく『UFC Fight Night 219: Vera vs. Sandhagen』でザック・パウガ vs. ジョーダン・ライトのライトヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 パウガは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』で行われたUFCデビュー戦でモハメド・ウスマンに2R KO負けして以来の試合。ライトは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でドゥスコ・トドロヴィッチに2R TKO負けして以来の試合で3連敗中。続きを読む・・・
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ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE ONE163 UAEW UFC   アブラォン・アモリン イスラム・マカチェフ ウスマン・ヌルマゴメドフ ウ・ソンフン オンラ・ンサン カールストン・ハリス キック キム・ジェウン キャムラン・アバソフ キリル・ゴロベッツ クォン・ウォンイル クリスチャン・リー ケビン・ベリンゴン ザイード・イザガクマエフ ジェイムス・ナカシマ ジャン・リーポン スティーブン・ローマン ダナ・ホワイト ダニエラ・ケリー チャンネル ハム・ソヒ ビビアーノ・フェルナンデス ボクシング ラスラン・エミルベク ロッタン・シットムアンノン 岡見勇信 平田樹 若松佑弥 青木真也

【ONE163】青木真也と対戦=イザガクマエフ─02─「殴って試合を終らせるよ。彼の柔術は役立たない」

【写真】決戦はいよいよ明日 (C)MMAPLANET

明日19日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE163「AKIMOTO VS PETCHTANONG」で、青木真也と対戦するザイード・イザガクマエフ・インタビュー後編。

世界を席巻するカビブ・ヌルマゴメドフ軍団の実力者はUFC行きを逃した一戦で何を学び、青木戦をどのように捉えているのか。話を訊くほどに、ヌルマゴ軍団とは今は亡きアブドゥルマナップの教え子という誇りを持って戦う集団であることが伝わってきた。

<ザイード・イザガクマエフ・インタビューPart.01はコチラから>


──ダゲスタンは次から次へと強豪ファイターが生まれていますが、ザイードを初めて注目したのは旧Eagle F=Gorilla FCの暫定ウェルター級王者になり、ダナ・ホワイトが観戦したUAEWとEagle FCの合同イベントに出場した時でした。UFCとの契約が目の前にあったファイトでカールストン・ハリスに敗れ、ハリスがオクタゴンへステップアップを果たしました。その後、ザイードはEagle FCで2勝しONEとの契約をしました。

「UAEでの試合を落としたのは……初回は取っていたけど、2Rに拳を負傷してしまったからだ。ケガをしたけど、そのまま戦ってアナコンダチョークを極められてしまった。試合映像を何度も見て、どこにミスがあったのかを確認した。結果、一番の敗因は自信過剰だったことだ。あの試合から俺は変わった、絶対に相手を軽視することなく、集中して戦うようになった。

そしてONEと契約して、最初の試合はランク3位のジェイムス・ナカシマを相手に、見た目も良い勝利を収めることができた。あの試合でも、律し方などさらに厳しく自分を見るめることができるようになった」

──9月にジャン・リーポンを破った際、青木選手を対戦相手に指名しました。

「シンヤはレジェンドだ。子供の頃から彼の試合をずっと見てきた。もうすぐ40歳になることも分かっている。時間の無駄使いになるような試合はしたくないから、シンヤ・アオキと戦いたいとアピールした。彼に勝つと、俺はさらにステップアップできるからね」

──チャトリなどもONEで一・二を争うグラップラー対決だと言っていました。青木選手は極めの強さはが知れ渡っていますが、今やケージレスリングも彼のスタイルを構成する上で欠かせないコアとなっています。その辺り、ザイードはどのように思っていますか。

「彼のスキルは疑いようがない。特にレスリング、テイクダウンに関しては。でも、その点においては僕の方がずっと上回っている。それを試合当日に証明するよ」

──そうなると、青木選手は下からの仕掛けも高度な技術を持っています。彼の柔術についてはどのような印象を持っていますか。

「俺がテイクダウンを奪えば、彼にとっては最悪のポジションにいることになる。殴って試合を終らせるよ。そうなると彼の柔術は何も役立たない。それに彼は打撃戦が苦手なことは誰もが知っている。そして、40歳のファイターがそこをどう変わる手立てがあるのかって話だよ。だから、シンヤはテイクダウンを狙ってくる。距離がバッチリをハマれば、彼の想い通りになる可能性もある。ただし、そうならなければどうなるのか。そこは試合でハッキリさせるから、しっかりと見て欲しい」

──日本のファンにショックを与える自信は? 

「アハハハハ。勿論、日本の人たちは日本人選手を応援するだろう。だけど19日の夜は皆を驚かせることになる。僕の拳は、皆にショックを与えることになるだろうね」

──今、カビブ・ヌルマゴメドフ軍団にはUFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフがいて、18日の夜にはウスマン・ヌルマゴメドフがBellator世界ライト級王座に挑戦します。そしてザイードはONEで戦っている。イーグル軍団が世界のメジャー・ライト級王座を独占する自信はどれだけありますか。

「う~ん、もちろんONEライト級王座が目標で、ベルトを巻くために戦っている。でも次の試合を10日後に控えた今、そういうことはあまり考えていない。シンヤ・アオキとの試合に向けてポジティブな気持ちで居続けたい。ただし、この試合で勝てば次はチャンピオンを指名する。そして、タイトルに挑戦してライト級のベルトを巻く。

ONEの関係者、ファン、そしてファイターたちに言いたいのは、この団体のライト級のチャンピオンになるのは、伝説的な指導者アブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフの教え子だということだ」

──では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「可能であれば、僕の勝利を見てもハッピーな気持ちでいてほしい」

■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午後7時00分~ PPV ABEMA格闘チャンネル

■ONE163対戦カード

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] 秋元皓貴(日本)
[挑戦者] ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)

<キックボクシング・ヘビー級ワールドGP決勝/3分3R>
ロマン・クリキア(ウクライナ)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
岡見勇信(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
平田樹(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
ウ・ソンフン(韓国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
アフメド・ウジタバ(パキスタン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ルイ・ポテーリョ(ポルトガル)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ブルーノ・シャベス(ブラジル)
アフメド・クリッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<サブミッショングラップリング女子ストロー級(※56.7キロ)/12分1R>
ミレーナ・カオリ(日本)
ビアンカ・バシリオ(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(ウクライナ)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)


c
■放送予定
11月19日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE Fight Night04対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]クリスチャン・リー(米国)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジョセフ・ラシリ(イタリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
スティーブン・ローマン(フィリピン)

<ムエタイ・ウェルター級/3分3R>
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
フアン・セルバンテス(英国)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
キム・ジェウン(韓国)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ラスラン・エミルベク(キルギス)
イシ・フィティケフ(豪州)

<グラップリング女子アトム級(※52.2キロ)/12分1R>
ダニエラ・ケリー(米国)
マリア・モルチャノワ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
リアム・ノーラン(英国)
エディ・アバソロ(米国)

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MIKE MMA News o UFC   カールストン・ハリス ニール・マグニー マックス・グリフィン

6.25『UFC Fight Night』でニール・マグニーとシャフカット・ラフモノフが対戦


 UFCが6月25日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でニール・マグニー vs. シャフカット・ラフモノフのウェルター級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 マグニーは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でマックス・グリフィンに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在ウェルター級ランキング10位。

 ラフモノフは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でカールストン・ハリスに1R KO勝ちして以来の試合で戦績15勝0敗(UFC戦績3勝0敗)。現在ウェルター級ランキング15位。続きを読む・・・
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BELLATOR Brave CF LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#02 UFC YouTube ウィラン・カルロス カルロス・レアル カールストン・ハリス ガブリエル・ボンフィム キック ジェイソン・ジャクソン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ディエゴ・ディアス ディラノ・テイラー モハメド・ファフレディン

【PFL CS2022#02】篩い落としの構造。ウェルター級のCSはBRAVE CF、TITAN FC&LFA王者が揃い踏み

【写真】アルシラウィ、テイラー、レアル。中東メジャーと北米フィーダーショーの王者が3人も出場する (C)BRAVE CF, TITAN FC& LFA

25日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオでPFL Challenger Series第2週が開催される。

PFLとの契約を賭けた4試合、第2週はウェルター級で実施される。人材の宝庫ウェルター級らしく、チャレンジャーシリーズ内でも再注目の階級だったが、ルーカス・ハルク・バルボーサが欠場となった。


それでもメインにはヨルダンのライオンことBRAVE CFスーパーウェルター級王者ジャラ・フセイン・アルシラウィが出場し、マイケル・リリーと対戦する。他にもTitan FCウェルター級王者のディラノ・テイラー、LFAウェルター級王者カルロス・レアルが、それぞれマーク・マーティン、ソクハテ・ピエールと相対する。

アルシラウィは戦績16勝3敗、キックボクシグにテイクダウン、柔術を使いこなすウェルラウンディットファイターで、現UFCファイターのカールストン・ハリスを右ストレートからパウンド&エルボーでTKO──BRAVEのウェルター級のベルトを巻いた。

どの局面でも勝負できるアルシラウィだがDesert Force時代に同プロモーションのウェルター級王座を現BRAVE CFミドル級王者モハメド・ファフレディンと争った──中東MMAの歴史に名を残す2連戦を経て、肉弾戦よりもスマートな戦いにスタイルが変化した。

カーフを効かせ、組んでボディロックテイクダウンから寝技へという流れを軸ながら、そのカーフで元UFCファイターのイズミール・ヌルディエフをKOしている。戦局を見極めたファイトができるアルシラウィが、どのようなファイトを見せるか注目だ。

Titan FC王者ディラノ・テイラーはサンフォードMMA所属で、7勝1敗の戦績を残す25歳のジャマイカ系米国人ファイターだ。

サンフォードMMAのジャマイカンといえばBellatorで活躍するジェイソン・ジャクソンの名前が真っ先に思い浮かぶが、テイラーもコーナーマンを務める盟友に続き、PFLというメジャー・シーンを目指す。

そのテイラー、右はKOパワーがあり、寝技では極め力も持つ。これら総合力が回れば積極的に勝負に出る一方で、上手く回転しない場合は組んでケージに押し込むというファイトになりがちだ。いわゆるコンテンダーシリーズ・スタイルとは真逆の試合展開に陥ることが、Titan FCからすんなりとステップアップを果たせなかった要因かもしれない。

今回の相手のマーク・マーティンは戦績が同じく7勝1敗、ミドルを使いこなすボクサーだが、彼もまた待ちのファイトが多い。チャレンジャーシリーズで契約を手にするにはファンといっても過言でないセレブ・パネリストと中継を見る正真正銘のファンの支持を得る必要がある。そのため、お見合いは厳禁だ。このような状況だからこそ攻め力は当然として、危機管理能力が問われるテイラーといえる。

LFA王者のカルロス・レアルはシュートボクセ第一世代のマスター・ノグシの教え子で、昨年7月のLFAブラジル大会のワンナイトトーナメントでウェルター級王座を獲得した。

準決勝では右ストレート一発でディエゴ・ディアスを豪快にKOし、決勝へ。本来はもう1つの準決勝を勝ち上がったガブリエル・ボンフィムと戦うはずだったが、メディカルが通らず──また補欠戦勝利のケムエル・オットーニ&ベンデル・ジアコモも揃って、コミッションがもう1試合戦うことを認めず、補欠戦で敗れたウィラン・カルロスと対戦した。

結果は危なげないフルマークの判定勝ちを収め、登竜門もベルトを巻いた。とはいえ、その決勝がノンリスキーファイトだったためか、UFCからコールはなくチャレンジャーシリーズ挑戦という道を選択することに。

リアルは蹴りを使いながらテイクダウンも取れる瞬発系ストライカーだ。一発勝負の今大会出場、LFAウェルター級王座決定トーナメント決勝ではなく、準決勝のような戦いが必要になってくる。

PFLとの契約を賭けてBRAVE、Titan FC、そしてLFAの王者が勝利ですら第一条件でしかない厳しい生き残り合戦に挑む。掬い上げるのではなく、篩い落とすという北米MMAの構造が見えるチャレンジャーシリーズ第2週だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(土・日本時間)
午前11時00分~PFL MMA YouTube Channel

■PFL CS2022#02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
マイケル・リリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー(米国)
マーク・マーティン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
ソクハテ・ピエール(ハイチ)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ミクサン(米国)
ネイサン・ピアース(米国)

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Column MMA MMAPLANET UFC UFN200   カールストン・ハリス キック シャクハト・ラクモノフ ショーン・ストリックランド ジェイソン・ウィット ジャイルトン・アルメイダ ジャック・ヘルマンソン ジュリアン・エロサ ジョン・カスタニエダ ダニーロ・マルケス チディ・ンジョグアニ デニス・ボンダル フィリップ・ロウ ブライアン・バトル マフクアンドレ・バリユー マルコム・ゴードン 平良達郎

【UFN200】試合結果 フライ級でゴードンがボンダル破り、ウェルター級でラクモノフが15連勝

【写真】ファイト・オブ・ザ・ナイトは体重オーバーのピーターソンを破ったエロサが2人分=10万ドルの総取りとなった(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」が開催された。

この前日に平良達郎のUFC契約が発表されたことで、日本での注目度が上がったフライ級戦線──オープニングマッチでマルコム・ゴードンが、UFC初陣となったデニス・ボンダルと対戦。腕十字から逃れた直後に、ボンダルが手をついてスクランブルに持ちこもうとしたところで、左ヒジが異様な方角に曲がり試合は終わった。

注目のウェルター級の1戦はカザフスタンのシャクハト・ラクモノフがガイアナ人ルタリーブリ戦士カールストン・ハリスを寄せ付けず、スピニングヒールキックからパウンドアウトで圧勝している。

なおファイト・オブ・ザ・ナイトはジュリアン・エロサ×スティーブン・ピーターソンが獲得したが、ピーターソンが計量失敗だったためエロサが5万×2で10万ドルを獲得した。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ジュリアン・エロサ✖スティーブン・ピーターソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=シャクハト・ラクモノフチディ・ンジョグアニ

UFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」
<ミドル級/5分5R>
○ショーン・ストリックランド(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
<ミドル級/5分3R>
○ニック・マキシモフ(米国)3R
判定
×プナヘラ・ソリアーノ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)1R4分10秒
KO
詳細はコチラ
×カールストン・ハリス(ガイアナ)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ブレンダン・アレン(米国)2R2分10秒
RNC
×サム・アルヴィー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ブライアン・バトル(米国)3R
判定
×トレシャン・ゴア(米国)
<159ポンド契約/5分3R>
○ジュリアン・エロサ(米国)3R
判定
×スティーブン・ピーターソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ジョン・カスタニエダ(米国)3R1分38秒
肩固め
詳細はコチラ
×マイルス・ジョンズ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ハキーム・ダラドゥ(カナダ)3R
判定
×マイク・トリザノ(米国)
<ミドル級/5分3R>
○チディ・ンジョグアニ(米国)1R0分16秒
KO
詳細はコチラ
×マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
<女子バンタム級/5分3R>
○アレクシス・デイヴィス(カナダ)3R
判定
×ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)1R2分57秒
TKO
詳細はコチラ
×ダニーロ・マルケス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○フィリップ・ロウ(米国)2R2分15秒
TKO
詳細はコチラ
×ジェイソン・ウィット(米国)
<フライ級/5分3R>
○マルコム・ゴードン(米国)1R1分22秒
TS
詳細はコチラ
×デニス・ボンダル(ウクライナ)


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MMA MMAPLANET UFN200 カールストン・ハリス キック シャクハト・ラクモノフ

【UFN200】カザフのラクモノフが、ルタ戦士ハリスを回転カカト蹴りで破り─15連勝(8KO&7Sub)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.1R4分10秒by KO
カールストン・ハリス(ガイアナ)

頭を振り、右に回りながらローを蹴るハリス。左ジャブを伸ばすラクモノフは、右オーバーハンドを冷静に見切る。左オーバーハンドも届かないハリスの続くステップインに、ワンツーをラクモノフが入れる。攻撃を散らし、手数を多くすることでラクモノフの圧を破りたいハリスだが、序盤は上手く機能していない。

スピニングバックキックをボディに決め、左フックの空振りで姿勢を見出したハリスに組みついたラクモノフはボディロックテイクダウンを狙う。体を浮かされながら持ちこたえたハリスが、逆にケージにラクモノフを押し込む。ラクモノフは内股で投げ切るが、ハリスがスクランブルでスタンドへ。と、今度はスピニングヒールキックを右側頭部に決めたラクモノフはダウンを奪うと、ガードを取るハリスの足を捌いて強烈なパウンドを振り落とす。

2発目で意識が飛んだハリスを見て、レフェリーが試合を止めた。インパクトの強いフィニッシュで15連勝を達成したラクモノフは「ファンは僕がいつもフィニッシュすることを知っている。スピニングヒールキックは狙っていたけど、どこでも戦える」と静かに語った。

デビュー以来負け無しの15連勝、8つのKO勝ちと7つの一本勝ち──中央アジアからとんでもないウェルター級ファイターが台頭してきた。


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【UFN200】計量終了 今だからこそ、フライ級=ゴードン・マルコム×デニス・ボンダルに注目

【写真】日本では、これからフライ級が最もホットになる。平良のデビューに向け、予習が必要だ(C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」の計量が4日(金・同)に行われた。

全13試合、26人の出場選手のなかで計量失敗はメインカードのオープニングでジュリアン・エロサと戦うスティーブン・ピーターソンのみ。フェザー級のリミットから4ポンド・オーバーで30パーセントのファイトマネーを没収され、オクタゴンに足を踏み入れることとなった。


メインの今大会唯一のランカー対決(※ランカー自体もこの両者のみ)=ミドル級5回戦で戦うジャック・ヘルマンソンとショーン・ストリックランドは、フェイスオフの際に笑顔で言葉を交わすというリラックス・モードだった。

そのメインも含めミドル級が4試合組まれており、ライトヘビー級も2試合と中重量級中心の大会で、プレリミ第1試合はフライ級のマルコム・ゴードン×デニス・ボンダルがマッチアップされている。

今回がUFCデビューとなるボンダルは、昨年2月にUFCデビューが決まっていながら3度のキャンセルや延期を経て、ようやくオクタゴンに足を踏み入れることとなった。

国境周辺の緊張感が高まっているウクライナ人ファイターのボンダルは2015年にプロMMAをデビューし、同国のローカルMMA団体World Warriors FCのフライ級チャンピオンに輝いている。ボルダルのキャリアがユニークな点は、プロのベルトを巻いた3週間後にONEがアマ組織として提携を一時期していたGAMMA世界大会に出場し、金メダルを獲得している点にある。

アマMMAでセカンドメジャーの大会で世界王者になるだけあって、ボンダルはボクシング、ムエタイ、レスリング、グラップリングを使いこなすウェルラウンダーだ。

RNC、腕十字、肩固め、そしてヒールでも勝ち星があるボンダルだが、注視したいのはフリースタイル・レスリングとタイ・クリンチの融合という部分か。首相撲もヒザだけでなく、転がすことにも長けており──。上と下から崩しつつ、削るよりもパウンドアウトとサブミッションを即仕掛け、少しでも早くフィニッシュを狙う。

対してゴードンはUFCでは3戦目(※1勝2敗、通算13勝5敗)のカナダ人ファイターでTKO、HAVOC FC、WXCのフライ級王者、Prodigyのバンタム級王者になっている。カナディアン・メジャー=TKOの王者時代には松場貴志の挑戦を受けることになっていたが、大会の延期があるなどし実現せず、コロナ禍初期にUFCへのステップアップを決めた。

今はなきショーン・トンプキンスにMMAの手ほどきを受けたゴードンは、トンプキンス門下らしくキックと柔術が合体されたMMAを駆使するが、そのなかでも少数派の柔術主体のスタイルの持ち主だ。

腕十字、三角絞め、腕ひしぎ腕固め、RNCと上からも下からも極めることができるゴードン、打撃ではやや体が流れ、顔を前に出過ぎるきらいがあるので、ここ注意が必要か。その一方で上攻め、勢いよく殴るボンダルに対しては、テイクダウンされようが下から極める可能性も十分にある。

平良達郎のUFC契約が成った今だからこそ、第1試合といえどもこのマッチは見逃すことができない。

■視聴方法(予定)
2月6日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN200対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・ストリックランド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185ポンド(83.91キロ)
ニック・マキシモフ: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 169ポンド(76.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ブレンダン・アレン: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バトル: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
スティーブン・ピーターソン: 149ポンド(57.59キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジョン・カスタニエダ: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ: 146ポンド(66.22キロ)
マイク・トリザノ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー: 184.5ポンド(83.68キロ)
チディ・ンジョグアニ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス: 135ポンド(61.24キロ)
ユリア・ストレアレンコ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジャイルトン・アルメイダ: 203ポンド(92.07キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)
フィリップ・ロウ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)
デニス・ボンダル: 125ポンド(56.7キロ)

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『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』前日計量動画/スティーブン・ピーターソンが3ポンドオーバー

UFC Fight Night 200 weigh-in results: One miss, but full lineup set(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Jack Hermansson (185.5) vs. Sean Strickland (185.5)
・Nick Maximov (185) vs. Punahele Soriano (185)
・Carlston Harris (169) vs. Shavkat Rakhmonov (170.5)
・Brendan Allen (205) vs. Sam Alvey (205)
・Bryan Battle (185.5) vs. Tresean Gore (186)
・Julian Erosa (145.5) vs. Steven Peterson (149)*

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・John Castaneda (136) vs. Miles Johns (135.5)
・Hakeem Dawodu (146) vs. Michael Trizano (145.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chidi Njokuani (185)
・Alexis Davis (135) vs. Julija Stoliarenko (135.5)
・Jailton Almeida (203) vs. Danilo Marques (205.5)
・Phil Rowe (170.5) vs. Jason Witt (171)
・Denys Bondar (125) vs. Malcolm Gordon (126)

 『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』前日計量結果。ジュリアン・エロサと対戦するスティーブン・ピーターソンが149ポンドと3ポンドオーバー。出場給の30%を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


UFC Fight Night 200 predictions: Is anyone taking Jack Hermansson to stop Sean Strickland's streak?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ジャック・ハーマンソン vs. ショーン・ストリックランドはハーマンソン支持1人、ストリックランド支持11人。

・プナヘレ・ソリアーノ vs. ニック・マキシモフはソリアーノ支持10人、マキシモフ支持2人。

・シャフカット・ラクモノフ vs. カールストン・ハリスは12人全員ラクモノフ支持。

・サム・アルヴィー vs. ブレンダン・アーレンはアルヴィー支持2人、アーレン支持10人。

・トレシーン・ゴア vs. ブライアン・バトルはゴア支持6人、バトル支持6人。

・ジュリアン・エロサ vs. スティーブン・ピーターソンはエロサ支持10人、ピーターソン支持2人。続きを読む・・・
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【UFN200】14勝0敗のラクモノフ戦へ、カールストン・ハリス─02─「ブラジルはファイマネーがない」

【写真】UFCでもハリスは2試合連続、初回フィニッシュ勝利を挙げている (C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」でシャクハト・ラクモノフと対戦するカールストン・ハリス・インタビュー後編。

ガイアナ人のハリスは、職を求めてブラジルのマナウスに赴きルタリーブリに出会った。プロMMAファイターと目指し、マーシオ・クロマドに合流しブラジルでキャリアを積み始める。そんな彼が選んだステップアップ方法は中東だった。

なぜ中東なのか、そこには我々が知らないブラジルMMA界の実状があった。さらに噛ませ犬として献上されたザイード・イザガクマエフを振り返ってもらうと──ハリスの自身への信頼度の高さが分かるワードが多く聞かれた。

ハリスが悲壮感なく、レゲェでも歌うように楽しくは話してくれた言葉は、実は重く──世界の頂点を目指すと口にする選手の心の襞にこびりつくはずだ。カールストン・ハリスが話した言葉を目に焼き付けてほしい。

<カールストン・ハリス・インタビューPart.01はコチラから>


──まさにアナコンダは、ルタリーブリがMMAの世界に広めたノーギの絞めですね。カールストンのルタリーブリとの絆が感じられるフィニッシュホールドです。そんなカールストンですが、キャリアの途中でBRAVE CFという中東のプロモーションで戦う選択をしています。ここが2つ目に尋ねたかった点です。ブラジリアンから北米でなく、中東に向かったのは?

「最初にBRAVEの試合に出たのはクリチーバで行われた大会だったんだ」

──あぁブラジル大会だったのですね。

「そうなんだ。2度目の試合もブラジル大会だった。そこでも勝ってウェルター級王者のジャラ・フセイン・アルシラウィに挑戦することになった。その時には初めて中東へ行った。アブダビの大会だったよ」

──残念ながらタイトル挑戦はならなかったですが、ブラジルでキャリアを積むことに対して、中東を選択するのにはどのような利があったのでしょうか。

「Yeah、Man──まずブラジルで試合をしても、金にならない。ブラジルの選手は海外の大会からオファーを受けるために、国内で戦っているんだ。ファイトマネーを得て、戦うためにね。ブラジルのプロモーションは金を払わないよ。UFCとは額は違っても、中東ではファイトマネーが出る。ただし、ブラジルでは出ない。逆に僕の意識では金を払って試合をしていたぐらいだよ」

──!!

「試合をするための準備にお金が必要だからね。CTスキャンやドクターのチェックも必要だし、まぁ形としては出費をして、試合の機会を得ていたようなものなんだ」

──なんと、あれだけイベントが行われてきたブラジルのMMA事情、その一片が知れたような気がします。それは海外で戦いたいですし、それでも試合に出ているのだから力があって然りで、しかもハングリーでないと無理ですね。プロフェッショナルファイターとして成功を収めようと思えば。カールストンはそんなブラジルのローカル大会で再起し、今度はUAEWでアブダビへ向かいました。

「海外の大会で戦い、タイトル戦で敗れた。また海外で試合をするには、白星が必要だったんだ。次の契約を勝ち取るためにね。結果的にブラジルでは2試合連続初回KO勝ちをしてショートノーティスだけど、UAEWから声が掛かった。確か試合まで3週間ぐらいしかなかったはずだ。対戦相手はザイード・イザガクマエフ、カビブ・ヌルマゴメドフの練習仲間で、注目度の高いファイターだったよ。

僕は準備不足で、彼に勝てないと踏んでのオファーだったことは分かっている。そういう相手に勝つことで、UFCとサインできると思って試合を受けることにしたんだ。気持ちで戦ったよ。ファイトは紙の上で行われるんじゃなくて、ケージの中で行われる。それを教えてやろうって、心の底から燃えるファイトだった」

──カールストンがイザガクマエフに勝った大会はUAEWとヌルマゴ率いるEagle FCの共催で、翌日にUFC on ABCが同じくアブダビで開かれたためダナ・ホワイトが視察し、さながらルッキン・フォー・ア・ファイト的なイベントでした。3つの関心事、最後はここでした。イザガクマエフのために試合で、噛ませ犬としての出場。しかもダナ・ホワイトの前で戦うことは、どのような心境だったのかと。やはり、それだけ想うところがあったのですね。

「でもダナ・ホワイトが大会を見に来るって知ったのは、試合の前日だった。これはもう『殺るか、殺られるか』という戦いになるなって」

──覚悟が決まったのですね。結果、ルタリーブリ・スペシャルのアナコンダで勝利し、人生を変える試合になりましたね。

「Yeah、Man──まだまだだよ。人生を変えることが、可能な場所に辿り着くことができただけで。UFCと契約するまで夜にセキュリティの仕事をしていたけど、今は指導と練習だけで生活ができるようになった。ただし、指導して収入を得る必要がある。UFCで収入を得ることができるのは試合があった時だけだし、スポンサーがついて練習だけに集中できる環境は手にしていないからね。

ただし、今ではファイトギアがUFCと契約しているヴェノムだけになったから、スポンサーを獲得することが簡単じゃないんだ。だから勝って、より良い契約を勝ち取る必要がある」

──まだまだハングリーでないといけないということですね。

「そうだね。今はまだ、スーパースターになるための第一歩を踏み出したに過ぎないからね」

──では、なおさら次の試合も負けられないですね。シャクハト・ラクモノフはキャリア14勝0敗の猛者です。

「Yeah、Man──MMAは頭脳戦であり、心理戦だ。ヤツのレコードに惑わせることはない。十分にハードな練習を積み、自信をもってオクタゴンに向かう。ケージに足を踏み入れるまでに、誰もファイトで何が起こるかなんて予測できない。戦い、時間が経過して分かることだよ。

でも自信はある。俺は殺られるんじゃなくて、殺るためにオクタゴンに入るんだ。UFCで生き残るには勝ち続けるしかないからね。殺し屋になるか、被害者になるかの2つしか道はないんだ。シャクハトがどれだけの試合をするか分からないけど、彼を上回る戦いをする。次につなげるためにね。

ヤツがどれだけ期待されていようが関係ないよ。俺だって十分にやれる。それが分かっているから、大丈夫だ。ヤツを倒して、俺はアイツとは違うということを証明する」

──アナコンダやギロチン、ルタリーブリの技でそうできると最高ですね。

「もちろん。でも、俺はそれだけが武器じゃない。KOパワーだってある。サブミッションで極めることだってできる。全てのツールを使って戦うよ」

──打撃にしても、フロントチョーク系にしてもプレッシャー、圧力が大切になってきます。

「大丈夫だ。僕がプレッシャーを掛け続ける。とにかく試合を見てほしい。ここで言うより、試合を見ると分かってもらえるだろう」

──了解しました。カールストン、興味深い話をしていただきありがとうございました。最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「日本の皆、シャクハト・ラクモノフと試合を忘れずにチェックしてほしい。そして、僕を応援してくれ。ONE LOVEだよ(※一つになって世界を楽しもう)」

■視聴方法(予定)
2月6日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFN200対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ショーン・スティックランド(米国)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
ニック・マキシモフ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ブレンダン・アレン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
トレシャン・ゴア(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
スティーブン・ピーターソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ジョン・カスタニエダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
マイク・トリザノ(米国)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ)
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(米国)
デニス・ボンダル(ウクライナ)

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