カテゴリー
Interview UFC UFC281 カーラ・エスパルザ ジャン・ウェイリ ブログ

【UFC281】UFC世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザ「ウェイリは強敵よ。でも13年間、私は──」

【写真】常に笑顔を見せ、話をしてくれた女王 (C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンでUFC 281「Adesanya vs Pereira」が開催される。

年に一度のNYCマンハッタン決戦。例年通りマルチ・ワールドタイトル戦が見られる。メインで世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャに]アレックス・ポアタン・ペレイラが挑戦し、コメインでは世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザが、ジャン・ウェイリの挑戦を受ける。

2014年に初代女子ストロー級王者に輝き、翌年に王座陥落。7年の年を経て、再びベルトを巻いたエスパルザに堀内佑馬、コリン・オーヤマと共にあるチーム・オーヤマでのトレーニングと2度目の初防衛戦について尋ねた。


──UFC世界女子ストロー級王者のカーラとしてもそうですが、堀内佑馬選手からいつもカーラのリーダーシップについて話を聞いていたので、そんな人間カーラ・エスパルザに凄くに興味を持っていました。

「ユーマとはもう6年も一緒に練習してきたわ。彼こそ常に私のトレーニングを手伝ってくれてきたし、もちろん私だけでなくチームの皆を彼はサポートしている。そんなユーマが前回のLFAの試合でフィニッシュして勝ったことは凄く嬉しかったわ。

あの試合の日本から戻って来てから直ぐで、それほど一緒に練習できなかったんだけど、最後の1週間は私と一緒にトレーニングをして試合に臨んでいたの。それだけにユーマの勝利は嬉しかった」

──Road to UFCで敗れた直後の試合でしたし、堀内選手も期するものがあったでしょうし。

「チームメイトの敗戦を見るほど辛いものは無くて。彼らは多くの犠牲を払って、試合のために全てを尽くしてきた。特にユーマのように違う国からやってきて、練習と試合をするために米国に住むようになった選手の試合は──ね。

でもね、ユーマって何があっても不満を言わず、毎日ジムにやってきて黙々と練習しているの。何度か躓いているけど、ユーマは必ずUFCで戦うようになる。そう信じている。ユーマはどの試合でも私の練習相手になってくれて。力任せじゃなくて、しっかりと私が強くなれるように相手を務めてくれるの。技術力が高いから、彼をテイクダウンするのは難しくて。本当に最高のトレーニングパートナーよ。前回のキャンプでも、彼が私のメイントレーニングパートナーだったの」

──その前回の試合は、少し奇妙な試合でした。ローズ・ナマジュナスが全然戦おうとしなかったです。

「2人が向かい合って戦う。そこでは何が起こるか誰にも分からないわ。私は自分がやれることをやり抜こうと思っている。でも今回の試合は、前回の試合のような問題は起こらないでしょうね(笑)」

──7年前に最初にチャンピオンになった時と今のカーラ、どこが一番違っていると思いますか。

「とにかく何があっても、練習を続けてきたことで、真正面から自分と向かい合うことができるようになれたわ。誤魔化すことなく、自分を見られるの。そして変化が必要だと感じたら、その気持ちに正直に従って練習をしてきた。チームメイトのプッシュがあったから、再びベルトを巻くことができた。皆の協力があって、どの局面でも強くなれたわ。

1試合ごと勝利を手にして、その度にタイトルに向けてワクワクが大きくなる。そして、もう1度世界タイトルに挑戦できたことは本当に光栄だったわ。今は再びベルトをもう1度巻くことができて、タイトル防衛戦を戦うことができる。本当に楽しみでしょうがないの。

何よりコーチ・オーヤマがいてくれたから、今の私があるわけで。彼は私の最初のコーチで、それから16年の付き合いよ。技術的に知識があるだけでなくて、その判断力が素晴らしくて。私を成長させてくれて、試合中も正しく戦えるように導いてくれる。とてもスマートで何でも知っている。コーチ自身も今も成長し続けている人だから、彼と過ごすことで私は毎日強くなれる。コーチ・オーヤマと一緒に歩むことができて、本当にハッピーよ」

──では今回のタイトル挑戦者ジャン・ウェイリについて、どのような印象を持っていますか。

「元チャンピオンで良いファイターなことは間違いない。パワフルで、KOパワーを持っている。グラップリングも試合毎に成長しているしね。ホント、自分の戦いたいように強引に持っていくこともできる。それが可能な力の持ち主だから。

でもね、私はそういうタフな相手と13年間戦い続けていた(笑)。誰と戦っても怖いことなんてないし、オクタゴンのなかで100パーセントの力で戦うことだけを考えているわ」

──MSGでどのような試合をしたいですか。

「フィニッシュ、ね。前回の試合で、私の力にも疑問を持っている人がいると思うの。だからこそ、ただ勝つだけでなく、猛攻撃を仕掛けてフィニッシュする姿を世界中の人に見て欲しいと思っている」

──テイクダウンして、コントロールしたうえでクラッシュする。そんなファイトでしょうか。

「フフフフ。もちろん、それが一番だし、そうなるように100パーセント全力で戦うわ」

■視聴方法(予定)
11月13日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC281対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] カーラ・エスパルザ(米国)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ(中国)

<ライト級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国)
マイケル・チャンドラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー(米国)
クリス・グティエレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー(ニュージーランド)
クラウジオ・プエレス(ペルー)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドミニク・レイエス(米国)
ライアン・スパーン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
モリー・マッキャン(英国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オットマン・アザイタル(ドイツ)
マット・フレヴォラ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケヴィッチ(ポーランド)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
マイク・トリザノ(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
モンテル・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)

The post 【UFC281】UFC世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザ「ウェイリは強敵よ。でも13年間、私は──」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA ARAMI DEEP LFA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK04 ROAD FC SARAMI UFC カルリ・ギブレイン カーラ・エスパルザ キック ラーラ・フォントーラ 久保健太 今成正和 修斗 倉本一真 元谷友貴 北岡悟 平本蓮 弥益ドミネーター聡志 征矢貴 河村泰博 海外 澤田千優 貴賢神 鈴木千裕 鈴木博昭 青井人 魚井フルスイング

【RIZIN LANDMARK04】下攻めラーラ戦へ、SARAMI「私的には名古屋で戦えることは凄く嬉しい」

【写真】「なんで対戦相手のインタビューの方が先にアップされるんですか(笑)」という一言がSARAMIから聞かれた。色々と事情があるのですが――良い精神状態が続いているようだった(C)MMAPLANET

本日6日(日)、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」で、SARAMIがラーラ・フォントーラと対戦する。

4月に浅倉カンナに敗れ、6月に人生初の米国修行=チーム・オーヤマでの練習を経験。UFC世界ストロー級世界王者カーラ・エスパルザにも触れた。ホーム感を大切にしつつするSARAMIは「外国人選手との対戦は吹っ切れる」と良い感じの精神状態で、下攻めフォント―ラと相対する。


――ラーラ・フォントーラ戦まであと5日(※取材は1日に行われた)、追い込みも終わったと思いますが、どのように過ごされていますか。

「何もしないで、普通に過ごしています(笑)。ジムも昨日は用事があったので行っただけで体は動かしていないです。本格的な練習は土曜日に終わっているので整体に行ったり、メンテナンスが多いですね。あとは美容室に行ったり。ここにきて体を動かすよりも、疲労を抜くことの方が重要かなって」

――では追い込み期間中に北岡悟選手がアブダビに行っていましたが、その影響はなかったですか。

「ないです。今回は北岡さんと話をして創っていますが、週に1度か2度しか一緒に練習していないので。北岡さんも自分の試合があるし、私も出稽古が多いので」

――その出稽古先とは?

「パラエストラ池袋で柔術、寝技対策ですね。北岡さんの関係で通わせてもって、林(孝宗)さんに色々とお世話になって。当日もセコンドにはいってもらいます。

あとトイカツ東中野でMMAをやってもらっています。トイカツ東中野は木曜日の夜に端(貴代)さんと藤野(恵実)さんと練習して、弥益さんや弥益さんのセコンド陣もいて。割と皆が声をかけてくれたり、温かく見守ってくれました」

――そこ、重要ですね(笑)。

「重要です、かなり。ホーム感があるので」

――そのホームとはまるで違う、米国での練習。チーム・オーヤマに行ってきました。なぜ、このタイミングで米国での練習だったのでしょうか。

「4月のRIZINのあと、トーナメントに出るつもりだったので『このままじゃヤバいな』と。もともとスポンサーさんの関係で海外で練習させてもらえることになっていて。『今行かないと、もう行くこともない』と思い……6月から7月にかけて1カ月ほど行ってきました。行く前にはトーナメントに出られないことは分かったのですが、それほどトーナメントにこだわっていなくて。

それよりも1試合、1試合を大切に戦っていこうという気持ちだったので、『出られなくても仕方ないかな』って思ってました」

――では気持ちを切り替えて、米国に向かうことが出来たのですね。アーバインではファイターズハウスに寝泊まりしていたのですか。

「いえ、女の子1人は泊まれないということだったので(笑)」

――確かに(笑)。ではチーム・オーヤマの練習はいかがでしたか。

「言葉が通じなくて大変でしたけど、練習は凄く良かったです。女子選手が絶対に2人はいて。UFC世界女子ストロー級王者のカーラ・エスパルザはオフなのか、あまりジムに来なくて。来た時もコンバテ・グローバルに出る選手やLFAに出ている選手の手伝いをしていました。

それでも打撃のクラスで同じ場にいたのと、一度グラップリングのスパーをさせてもらいました。子供みたいに扱われていましたね(笑)。何もできなかったです。抑えても、普通に起こされて。力が強いとか、凄い勢いがあるとかでなく、普通にやってコロンみたいな感じでした。『強いんだな』って思いました」

――LFAやコンバテに出ている選手との練習では、どのような手ごたえがありましたか。

「う~ん……やっぱり強かったですけど、階級差もあるので自分がメチャクチャ弱いとは思わなかったですね。ただ技術がちゃんとしていました。私はコーチの言っていることができなくて大変でしたけど、皆はしっかりとできるので」

――言葉が通じず、技術的に分からない。病みそうにならなかったですか。SARAMI選手は気分の人という風に感じているので。そういう時は厳しかったのではないかと。

「でも皆が頑張って説明しようとしてくれて、日本より全然褒めてくれるし(笑)。日本だとシュンとなっちゃうけど、言葉が通じていない分大丈夫でした(笑)。なんと言っても、教えてくれようとしてくれるので……皆、温かったです」

――土日などは、どのように過ごしていたのでしょうか。

「日曜日は休みですけど、土曜日が一番きつかったです。あの太陽の下でラントレをして、ジムに戻って打撃スパー、MMAスパー、ドリルをやって終わり。もう走り終わった時に私はチーンとなっていました。で、日曜日はスーパーでウロウロするような感じで。

でもホームシックもなかったです。あの1カ月で、打ち込みの大切さを再確認しました。打ち込みって大事だと痛感しました」

――そこは日本に持ち帰ることができましたか。

「自分がやるパターンは、ですね。普通にジムの打ち込みの時間にやって。ただ他の人と共有したりとかできないのが、私なんです(笑)。皆で一緒にやろうよ――とかできないんですよ。それもあって米国のように充実した練習はできなくて、北岡さんとも結構ケンカしたりしましたよ(笑)」

――そこも安定路線です(笑)。

「本当ですか(笑)。良かったです。『俺じゃ、それは無理だから。他に行けば。他でやって。ここは俺のジムだから』って(笑)」

――アハハハハハ。帰国後、7月と9月、そして10月と試合はありませんでした。

「10月の福岡でラーラという話は頂いたのですが、セコンド陣がいなくて無理で。それに11月に名古屋であるって聞いて、『なら名古屋で試合がしたいです』と伝えました」

――名古屋とSARAMI選手、何かつながりがあったのですか。

「富山が近い……近いというか、富山のアマチュアは名古屋で試合をすることが多いんです。だからホーム感があって。私的には名古屋で戦えることは凄く嬉しいんです。柔術も愛知県で試合をしているし。知り合いが住んでいるとか、名古屋で暮らしたことがあるってことじゃないのに、私のルーツがあるような。それとやっぱり(SARAMIが所属していた)クラブ・バーバリアンの福本(吉記)代表と公武堂とDEEPってつながりが強かったので。だから名古屋はホーム感があります」

――なんだか、良い話です。そんな名古屋で戦うラーラ・フォントーラの印象を教えてください。

「下から三角マンですよね。そこから腕十字でしか、勝っていない。今時、ないですよね。チーム・オーヤマで結構ケージレスリングとかやったんですけど、まぁ関係ないです(笑)」

――同時にMMAです。付き合わなくても構わない。

「ハイ。それです。そのための柔術の練習です。付き合わずに、強さを出せるか」

――付き合わないのも根性がいります。我を通す自信はありますか。

「1Rを凌げば、こっちの勝ちだと思います。向こうは少しでも早く、一本で終わらせたいはずです」

――対してSARAMI選手は1Rにたくさん汗をかいて凌ぐと。

「ハイ(笑)。その通りです」

――長い手足、身長差も相当ありますし、嫌な相手ではあるかと。

「う~ん、でもそんなに緊張もしていないし。なんか私、対外国人選手だと開きなおってできるんです」

――もともと自分が初めてSARAMI選手の試合を見たのが、ROAD FCのソン・ガヨン戦でした。

「そうそう、ああいう感じで戦いたいんです。普通にMMAで戦って、殴ってっていう感じですね」

――先日、イズムの練習を見させてもらった時に11月27日に修斗で戦う澤田千優選手、そして11月23日にDEEP JEWELSでデビューを控えた万智選手が出稽古にやってきていました。練習仲間として若い世代の台頭、どのように捉えていますか。

「ちょっと焦ります。あの子たちと練習をすると。強いし、このままじゃマズいって思います。あの2人はすぐに私のところまできて、越えていっちゃうと思います。だから刺激になります」

――若い選手を脅威に感じるなか、ラーラ戦への意気込みをお願いします。

「もう殴って勝ちますよって感じですかね。絶対に私のパンチが当たったら、向うはピヨると思うので。そこで勝負をしていかないと――とは思っています」

――良い感じで吹っ切れているようですね。

「そうですね。修斗に出た時点で、結構振り切れていました。でも4月に躓いたので、もう1回自分の思い通りにやれば良いかなって思っています」

■視聴方法(予定)
11月6日(日)
午後2時~RIZIN STREAM PASS. ABEMA, U-NEXT, RIZINIVE. Exciting RIZIN, dTV, Streaming+,Paravi, SPOOX,スカパー!

■RIZN LANDMARK04計量結果

<70キロ契約/5分3R>
弥益ドミネーター聡志:69.3キロ
平本蓮:69.85キロ

<フェザー級/5分3R>
今成正和:65.45キロ
鈴木千裕:65.95キロ

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.0キロ
倉本一真:60.8キロ

<ヘビー級/5分3R>
ミノワマンZ:89.95キロ
侍マーク・ハント:117.65キロ

<無差別級/5分3R>
カルリ・ギブレイン:110.45キロ
貴賢神:119.75キロ

<49キロ契約/5分3R>
SARAMI:48.8キロ
ラーラ・フォントーラ:48.65キロ

<フライ級/5分3R>
中村優作:56.95キロ
征矢貴:56.8キロ

<フェザー級/5分3R>
青井人:65.55キロ
鈴木博昭:65.9キロ

<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ:60.85キロ
河村泰博:60.6キロ

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング:61.0キロ
ヤン・ジヨン:60.95キロ

<フェザー級/5分3R>
奥田啓介:65.75キロ
久保優太:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
日比野“エビ中”純也:60.65キロ
吉田陸:60.65キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
秀義:57.0キロ

<キック53キロ契約/3分3R>
佐藤執斗:52.9キロ
KAZUNORI:52.95キロ

The post 【RIZIN LANDMARK04】下攻めラーラ戦へ、SARAMI「私的には名古屋で戦えることは凄く嬉しい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o ONE UFC   イスラエル・アデサニャ カーラ・エスパルザ クリス・グティエレス ジャン・ウェイリ ダスティン・ポイエー ダン・フッカー マイケル・チャンドラー

11.12『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』の対戦カードを紹介

UFC 2022 Panini Select Blaster BOX パニーニ セレクト カード ブラスターボックス


 11月12日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』ではイスラエル・アデサニャ vs. アレックス・ペレイラのミドル級タイトルマッチ、カーラ・エスパルザ vs. ジャン・ウェイリの女子ストロー級タイトルマッチ、ダスティン・ポイエー vs. マイケル・チャンドラー、フランク・エドガー vs. クリス・グティエレス、ダン・フッカー vs. クラウディオ・プエレス等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN211   アレクセイ・オレイニク イェン・シャオナン イリル・ラティフィ カーラ・エスパルザ キック グイド・カネッティ ジェシカ・ペネ ジョン・カスタニエダ ソン・ヤードン タバタ・ヒッチ トレヴィン・ジョーンズ ハオーニ・バルセロス マッケンジー・ダーン マリナ・ホドリゲス ユリア・ストレアレンコ ランディ・コスタ ランディ・ブラウン

【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?!

【写真】散打の選手は基本的に打撃を使った後のバランスは良いが、足を取られることに対してレスリングの強化は欠かせない (C)Zuffa/UFC

9月30日(金・現地時間)、1日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」の計量が行われている。

メインは女子ストロー級のマッケンジー・ダーン✖イェン・シャオナンが組まれた今大会、マッケンジーにとってはUFCで2度目のメイン登場で、同様に5回戦も2度目となる。対するシャオナンはUFC9戦目で初めてヘッドライナーを務めることとなった。また前回大会のソン・ヤードンに続き、中国人選手が2大会連続でメインを戦うことになる。


そのシャオナン、現女子ストロー級世界王者カーラ・エスパルザ、そしてマリナ・ホドリゲスと連敗中で今回のメインを務めることになっている。

マッケンジーも前回のメイン出場では、シャオナンと同様にホドリゲスに判定負けを喫しているが、5Rの経験という部分では文字通り1日の長がある。スタイル的にも散打ベースのムエタイがバックボーンのシャオナンは、マッケンジーを相手に寝技には持ち込まれたくない。いやグラウンドでは苦戦は免れないどころか、上でも下でも常に一本負けの危機があるといって良いだろう。

独特のサイドキック基調で、足をジャブのように使えるシャオナンだが、UFCで挙げた6勝は全て判定勝ちで世界最高峰ではKOパワーがあるとは言い難い。計量の様子からもフィジカルではマッケンジーを上回るシャオンとはいえ、パンチを被弾することをいとわず、組んで倒せば勝利が近づくマッケンジーと距離を取り、組みを切って25分間戦い続けるのは至難の技だ。

テイクダウン&極めを如何に耐え、常にフィニッシュ狙いのマッケンジーが疲弊させ、かつサイドキックやジャブで削ることができるか。シャオナンにとっては我慢の初メインとなる。

またバンタム級のトレヴィン・ジョーンズ✖ハオーニ・バルセロス、45歳のアレクセイ・オレイニクと40歳のイリル・ラティフィの仕切り直しの一戦など、負けると後がない対決も気になるファイトナイトだ。

なおマッケンジーと共にファイトキャンプを行ったタバタ・ヒッチは、対戦相手のジェシカ・ペネの体調不良で試合がキャンセルされている。

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

The post 【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC275 カーラ・エスパルザ キック ジャン・ウェイリ ヨアナ・イェンジェチッ

【UFC275】ジャン・ウェイリが右スピニングバックフィストでヨアナを返り討ち――ヨアナは引退宣言

【写真】ジャン・ウェイリは中立の場所でのベルト挑戦をアピールした(C)MMAPLANET

<女子ストロー級/5分3R>
ジャン・ウェイリ(中国)
Def.2R2分27秒 by KO
ヨアナ・イェンジェチック(ポーランド)

ヨアナが左を突きながら距離を測る。プレッシャーをかけるジャンが、ヨアナの左に合わせて右ローを当てた。さらにパンチで追いかけるジャン。ヨアナはパンチの打ち合いから右カーフキックにつなげる。さらに右カーフで相手に尻もちを着かせたヨアナに対し、立ち上がったジャンは強い右を打ち込む。そしてジャンが組んでからテイクダウンを奪ったジャンが、亀になるヨアナにパンチの連打の浴びせた。立ち上がったヨアナをバックコントロールから再びグラウンドに持ち込んだジャンは、バックからパンチの連打。ハーフガードになったヨアナを抑え込んでパンチを落としていく。

立ち上がったヨアナが、組んできたジャンを押し倒すも、トップを奪ったのはジャンだ。ディープハーフから潜りにいったヨアナに対し、マウントを奪ったジャンがパンチと右ヒジを落としていく。ヨアナはハーフガードに戻す。ジャンは構わず右ヒジを連打。ヨアナはガードに戻し、スクランブルから立ち上がった。右を放つジャンに組みついたヨアナだが、すぐに離れる。ヨアナの右ストレートに対し、ジャンは右ロー。ジャンはヨアナの蹴り足を掴み、グラウンドに引きづりこんだが、ヨアナも立ち上がった。

2R、ケージ中央でローを打ち合う両者。右ストレートが交錯したあと、ジャンの右ローにヨアナが右ストレートを合わせる。左サイドキックで距離を保つジャン。ヨアナが前に出るとパンチを返し、会場のファンから大歓声を送られる。

ヨアナの左ジャブに右を合わせるなど、カウンターを狙うジャンに対し、ヨアナはサウスポーにスイッチした。組んだ両者、ジャンは右ヒジからヨアナをケージに押し込む。ジャンの投げを潰したヨアナはサウスポーから左ストレートを伸ばす。前に出るヨアナ。ここでジャンが左サイドキックから右スピニングバックフィスト。これがクリーンヒットし、ヨアナが前のめりに倒れて試合が終わった。

両者は2020年3月に世界女子ストロー級王座をかけて対戦し、当時ベルトを巻いていたジャンが激闘の末、判定で勝利している。ヨアナを返り討ちにしたジャンは、現王者カーラ・エスパルザへの挑戦をアピールした。
一方、敗れたヨアナはチームメイトやすべての関係者とファンに感謝を述べながら、引退宣言。グローブをマットに置き、オクタゴンを下りた。


The post 【UFC275】ジャン・ウェイリが右スピニングバックフィストでヨアナを返り討ち――ヨアナは引退宣言 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o UFC UFC275   カーラ・エスパルザ ジャン・ウェイリ

デイナ・ホワイト「ジャン・ウェイリ vs. ヨアンナ・イェンジェチック2の勝者が次期タイトル挑戦者になる」→イェンジェチック「知ってた」


 デイナ・ホワイトが6月12日にシンガポールで開催する『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』で行われるジャン・ウェイリ vs. ヨアンナ・イェンジェチックの女子ストロー級マッチについて以下のコメント。

「この試合は間違いなく勝った方がカーラ・エスパルザのタイトルに挑戦するだろう」

「マリーナ・ロドリゲスもタイトルに近づいているが、タイミングが全てだ」



 これを聞いたヨアンナ・イェンジェチックが以下のコメント。

「知ってたわ。勝ったら次の試合で挑戦することを知らなかったら、この試合の契約にはサインしなかった。だから知ってたわ。何も驚くことはないし良いことよ。どっちが勝っても(挑戦者に)相応しいと思う」
続きを読む・・・
カテゴリー
ABEMA LFA MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC SASUKE UFC アレックス・ペレス アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン カーラ・エスパルザ キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン シャオ・ロン トップノイ・キウラム ニュース パク・ヒョンソン ホン・ジュンヨン ルイス・スモルカ 中村倫也 内田タケル 堀内佑馬 堀江圭功 宇佐美正パトリック 平良達郎 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─02─「一番下からやってきた意地は…」

【写真】コリン・オーヤマ・コーチ、カーラ・エスパルザ、ルイス・スモルカ、アレックス・ペレスらUFCファイター達らチーム・オーヤマの練習仲間と(C)YUMA HORIUCHI

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で堀内佑馬が、トップノイ・キウラムとRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝を戦う。

UFC行きを賭けた8人制トーナメントに、カリフォルニア州アーバインから乗り込む堀内は、他の日本人選手と違い米国を拠点にMMAに打ち込み、UFCファイターを目指してきた。

前例のないJ-MMAファイター人生を送る堀内にRoad to UFC出場と、初戦となるトップに戦について尋ねた。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──そうだったのですか!!

「トップノイがMMAをやり始めたばかりの頃で、寝技はそんなに強くなかったですけど、打撃は強かったです。『強い選手がいるなぁ』って思ったから覚えていたんです。

だからRIZINに出た時も『あの選手だ。RIZINに出るんだ』という感じの選手と、ここでやることになるなんて……『ムエタイを越えていけ』という神様のお告げのようなのかなって(笑)。ムエタイを越えていけっていうのとアジアを越えていけっていうのが」

──RIZINに出ていたトップノイは、国内のフライ級選手と戦っています。そこで今回の試合内容が、日本のフライ級選手と比較されるかと思います。

「そこは意識することは、それほどないです。ただトップノイもRIZINに出ていた頃より絶対に強くなっていることは間違いないです。それこそ別人になっているぐらいで。寝技ももっと上手くなっているでしょうし、そこは注意しています」

──両者打撃が強い。そしてMMAは全局面の勝負ですが、スタートは立ちからです。この打撃という面でトップノイに対する自信の程は?

「負ける気はしないです。打撃でも……そこは覚悟を決めているし、打撃で負けないのが自分の長所だと思っています」

──そんなトップノイ戦ではどのような試合したいと思っていますか。

「色々作戦とかも考えていますけど、新しい自分を見せたいです。UFCに行くために僕がやらないといけないことは、新しいスタイルです。いつも打撃ばかりになっちゃうので……LFAでは寝技も少しでしましたけど、ニュースタイルを次の試合では見せたいです」

──フライ級に出場する日本人選手は堀内選手1人です。

「余り出る選手のことが分かっていないのですが……とりあえずアジアレベルではないということを見せてUFCに行くことが今回のトーナメントの目標なので。僕がUFCレベルにあることを示したいと思っています」

──堀内選手と他の日本人選手との違いは、カリフォルニアに移り住んでUFCを目指してきたという部分があります。その自負というのは、日本から出場する選手に対して持っていますか。

「正直あります(笑)。僕はズルをせずに、米国でやってきました。ローカルな大会からLFAで戦わせてもらって、3回負けています。全てスプリットで負けました。この中で学ぶことも多かったです。全てUFCに行くために、米国で学んできたんです。

だからこそ、ここでソレを見せることができなかったら、俺はここまでの人間です。その自負を見せるために今回のトーナメントがあります。他の階級の選手でも、日本人と慣れ合うことは好きじゃないです。僕は僕。これは僕のためのトーナメントです。そのことを証明するためにシンガポールで戦うというつもりでいます」

──ズルはしない……ですか。

「そうッスね。色々となんちゅうか、たくさん日本人選手が出ますけど、僕は本当に下からやってきたつもりがあります。日本を捨てて、米国に来て……誰も知らない路上で戦うような試合から、LFAで戦えるようになりました。誰も気もとめないところで戦って。それこそLFAでABEMAさんが放送してくれたから、日本で僕のことを知ってくれる人が現れました……。

そうスね、一番下からやってきたという意地は人一倍持っています。下からやって、力を積み上げてきたという自負があるので、そこは見せたいです。最近、自問自答することが多くて、『お前がやってきたことは、これぐらいの程度だったのか』とか、『ここに出るために、やってきたんじゃないのか』とか。そういう風に考えることが増えました。

本当にコレを取らなかったから、何のためにやってきたんだって。だからこそ、ここに全てを賭けたいと思っています」

──では平良達郎選手がコンテンダーシリーズをスキップしてUFCと契約し、既に勝ち星を挙げたことはどのように受け止めていますか。

「アハハハハ。そこ、来ますか。ソコはあんまりいうと叩かれちゃうんですけど……まぁ、このトーナメントで俺が強いというのを見せて。UFCに行って強さを見せれば──皆を分からせるためにも。そうっスね、やってきたことを全部出して俺はUFCレベルだぞっていうのを見せたいです」

──綺麗ごとですが、1人でも多くの日本人選手にUFCに行って欲しいです。Road to UFCも全階級、日本人が優勝してほしい。それでいて、堀江圭功選手がチーム・オーヤマに出稽古に行っていた時にインタビューするためにアーバインを訪れた。あの時にファイターズハウスのベッドに寝転がっていた少年が、このトーナメントに挑む。選手に肩入れしてはいけないのですが、『見せろよ』という想いが私にもあります。

「ありがとうございます。絶対に見せます。ホントに何て言うのか、今回はタイミングが良かったと思っています。詰めてきて詰めてきて──このチャンスを得た。皆が『チャンス』だと言いますけど、僕はこのトーナメントを絶対に制する気持ちでいるし、多分、他の参加選手よりUFCに行きたいという気持ちは強いと思います。

それを見せて。強さも見せて。Road to UFCというトーナメントを絶対に制して、UFCで活躍する。そこを既定路線として、練習を続けて来たので。俺の覚悟を見てください」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─02─「一番下からやってきた意地は…」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA LFA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE TJ・ディラショー UFC イ・ジョンヨン カーラ・エスパルザ キム・ギョンピョ キム・ハンソル シャオ・ロン チャールズ・ジョンソン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ローズ・ナマジュナス 中村倫也 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─01─ 「僕の夢が、また一つ叶う」

【写真】さぁ、いよいよという空気もありつつ──インタビュー中は終始、淡々としている風でもあった堀内だが──後半掲載予定のある質問にぐっと表情も言葉は厳しくなかったことがあった(C)MMAPLANET

6月10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で堀内佑馬が、トップノイ・キウラムとRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝を戦う。

UFC行きを賭けた8人制トーナメントに、カリフォルニア州アーバインから乗り込む堀内は、他の日本人選手と違い米国を拠点にMMAに打ち込み、UFCファイターを目指してきた。

再開──2022年、春(※既に初夏)~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第10弾は堀内佑馬の言葉をお伝えしたい。


──6月10日、シンガポールでRoad to UFC出場の堀内選手ですが、アーバインから現地に向かうのですか。

「ハイ、4日に出発します」

──今大会はコーナーマン1人分のチケットが出ると聞いています。

「そうですね。(コリン)オーヤマ・コーチと行きます。PPVショーにチーム・オーヤマから選手が出ているわけでなく、僕のためにシンガポールまで行ってくれるんです」

──なるほど。ところで時差のない日本で調整をしようという考えはなかったですか。

「なかったです。試合をするだけなんで。時差ぼけも大丈夫だと思うんですけど、なったらなったでその時に考えます(笑)。そこまで時差を気にすることはないです」

──日本からでも7時間以上で、その前に太平洋を越えてくる出場選手に他にいないかと思います。

「全部で19時間、飛行機に乗っているみたいで……辛いですねぇ(笑)。結構、きつそうだと思います」

──ともあれ3つ勝てばUFCという状況での試合になります。

「最高ですね。皆は『ここが夢じゃない』って言いますけど、僕はいっぱい夢を持っていて。UFCに行くのも夢、チャンピオンになるのも夢、一つの勝利も夢なんで。そういう部分では、Road to UFCで戦うことで僕の夢が、また一つ叶うという気持ちです」

──昨年11月にマーク・クリコマを1分52秒でKOし、そこから試合がなかったです。この間というのは、どのような方法でステップアップを図ろうとしていたのでしょうか。

「ショートノーティスでUFCからオファーがあれば出られる。そういう話になっていて、それから3月か4月にベガスのコンテンダーシリーズで戦うという話が来ました。でも僕はアジア人なんで、UFCが最終的にシンガポールでやるRoad to UFCに回した感じだと思います」

──コンテンダーシリーズなら1試合、なぜ3試合勝たないといけない方に回されるんだよという気持ちにはならなかったですか。

「なりましたね、正直(笑)。最初はトーナメントだと思っていなかったです。それからトーナメントとワンマッチがあると聞いたので、ワンマッチで組んでくれないかと期待していました(苦笑)。でも、僕はそういうこともプラスでしか考えていなくて。UFCは甘くないから、行くまでに強いアジア人と戦うことができることをプラスだと捉えています。

大切なのはUFCに行ってからなので。それまでに良い経験をしようと思っています」

──その一方でLFAフライ級王座を争ったチャールズ・ジョンソンが、コンテンダーシリーズを飛び越えて7月にUFCデビューを飾ります。

「(ムハマド)モカエフ戦ですよね。多分、チャールズのこの話はモカエフの相手が見つからなくてオファーが行ったんだと思います。アイツがそれでやるって言ったわけだし、勝ってくれって祈るだけです(笑)」

──まさに堀内選手が狙っていたショートノーティス待ちに近い契約かと思われるのですが、堀内選手もその境遇を経験してどのような気持ちで過ごしていたのですか。

「常にファイトキャンプをしている感じで、体重をキープして……僕としては良いことだったと考えています」

──この間の練習はこれまで通りチーム・オーヤマとONE柔術で?

「そうですね、オーヤマ・コーチ。そしてジヴァ(サンタナ)さんの柔術、あとアレックス(ペレス)が連れて行ってくれたのですが、TJ・ディラショーの打撃コーチのタイラー(ウァンブルズ)がやっているクラシック・ファイトチームで、ミットを持ってもらっています。タイラーはアレックスのコーナーにも就いていて」

──オレンジ一帯のジムだけでなく、SNSでラスベガスにいる堀内選手の姿もよく見られたという印象があります。

「アレックスやルイス(スモルカ)の試合の時にラスガスに一緒に連れて行ってもらいPIで練習できました。アレも凄く良い経験になりました。

──そして俄然、日本で注目を集めているイリディアム・スポーツ・エージェンシーとの契約も果たしています。チーム・オーヤマからイリディアムという流れは、いよいよUFCへという環境が整ってきたと考えることができるでしょうか。

「もともとイリディアムのジェイソン(ハウス)はチーム・オーヤマで練習していた時期があり、コーチとも親しいですし……僕も5年ぐらい前から知っていて、契約自体も去年の2月に交わしました。オートマチックというか、自然に契約しました」

(C)YUMA HORIUCHI

──そのチーム・オーヤマといえばカーラ・エスパルザがUFC世界女子ストロー級王者に返り咲きました。

世にも不思議なタイトル戦でしたが……。

「素晴らしかったです。あの世界戦の前、僕がローズ・ナマジュナス対策のメインパートナーをやらせてもらっていて。カーラは練習に向かう姿勢も素晴らしいですし、とにかくメチャクチャ強いです。女子でこんなに強い選手がいるのかって……。僕の考えではローズは一度やっているから、テイクダウンを取られた後とかが怖くてあんな風になってしまったんだと思います。

あの空間の中でしか分からない何が絶対にあるでしょうね。スパーリングをしていたから分かるんですけど、カーラは凄くプレッシャーがあるんです。とにかくテイクダウンが凄いですから。で、ローズは出られなくなって……ああいう試合になってしまったんだと」

──それにしてもエスパルザは、前に出てこずカウンター狙いのみのナマジュナスに遠い距離からでも組みついてテイクダウンを奪っていました。

「あの距離でテイクダウンができるのは凄いです。僕もアリゾナまで見に行って、大会後は皆でパーティーでした(笑)」

──その場で戦うために、まず6月はトップノイとの試合をクリアしなければなりません。トップノイの印象を教えていただけますか。

「それこそ7年ぐらい前にタイガームエタイに行った時にトップノイが、MMAに転向したての頃で、一緒に練習したことがあるんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─01─ 「僕の夢が、また一つ叶う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC   カーラ・エスパルザ ローズ・ナマジュナス

【UFC247】アルティメット・ダンスorシャドー? 摩訶不思議なナマジュナスを下しエスパルザが新王者に

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
カーラ・エスパルザ(米国)
Def.2-1:49-46.48-47.47-48
ローズ・ナマジュナス(米国)

遠い距離を取る両者。手も足も届かないレンジで、両者が動く。ジリジリと近づき、サッと離れるというなか、2分50秒を経過し、初めてエスパルザの左が届く。ここまでローがないMMAも珍しい。ナマジュナスはダブルのジャブをタッチ、ここからまた足を使う。エスパルザはローを当て、前蹴りは空を切る。ナマジュナスはとにかく距離を取り、自ら手も出さない。テイクダウンを注意したとしても、ここまで手数がない戦いも稀だ。

相手が手を出さないのでも、バックステップで3歩下がるナマジュナス──このまま距離を詰めることなく、初回が終わった。

2R、左ジャブを伸ばしたナマジュナス。一旦離れて、来いという姿勢を見せる。下がりつつ、誘ってから右ストレートを放ったナマジュナスに対し、距離を詰めたエスパルザがシングルレッグでテイクダウンに成功する。5R制を考慮してか、組みを続けず簡単にスクランブルを許したエルパルザは、ここは僅かながら攻勢点を獲得しているか。

さらにエルパルザは間合いの測り合いのなかで、左フックを当てる。それでも距離を詰めないチャンピオン。届かない位置で、さらに下がる動きに大ブーイングが起こる。ジャブを見せ、左右に回るナマジュナスの狙いは何なのか。エスパルザも自然、不気味なナマジュナスを相手に様子見が増え、距離を詰めきることができず最後に右前蹴りを見せた。

3R、左ジャブを伸ばすナマジュナス。ここも届かないが、右ローを届かせる。挑戦者を間の前ににしてシャドーを繰り返すような王者は、ダブルレッグを切り左を振るう。左右のショートから前に出たエスパルザがテイクダウンを奪い、即スクランブルに。立ち上がった際の近距離でも、パンチが当たらないチャンピオン──頭を振って前に出て左アッパーを狙う。エスパルザは組みを繰り返し、そこに左を打っていくナマジュナスはステップインに右を合わせる。

左ジャブでスリップしたナマジュナスが、スーパーマンパンチをバックステップでかわす。エスパルザのテイクダウンを回ってかわすナマジュナスは、組んで切るという展開をも徹底して避け、またも見続けるお見合いとステップと、フェイクの5分を終えた。

4R 組んでクラッチできる距離に入らせないための打撃、そのために離れるナマジュナスは、エスパルザのテイクダウンを狙いを切る。とエスパルザは左ジャブに一気にダブルレッグを仕掛けてテイクダウン、スクランブルにバックに飛び乗るが前方に落とされる。

この攻撃を許したことで、ポイントで確実にリードされたナマジュナスだが、前に出ても拳が届く距離に留まることはなく、組まれて突き放すという戦いを続ける。右フックで踏み込んだナマジュナスだが、エスパルザはダブルレッグからバックに回り後方に投げる。バックを取られた王者は、前転から離れてエルパルザの立ち上がり際に右を振るう。

恐らくは倒すという意志の下で、初めて放たれたパンチ。距離を取り直したナマジュナスは右を伸ばした際にスリップした。

「全ての場所で勝っている。世界で最高の選手だ」という催眠術のような指示を送るナマジュナス陣営。ここまでポイントで勝っていることは考えられないが──このままで良いということか。

最終回、ナマジュナスが右を当て、ダブルレッグを突き放す。素早いジャブから、右オーバーハンドをナマジュナスが入れる。ワンツーに左を打ち返したエスパルザは、それでも大きく回るチャンピオンを相手に、右ローを蹴る。テイクダウンのフェイクからエスパルザが左を放つ。ナマジュナスは左前蹴り、続いて両者の右が交錯する。

左から右を見せたナマジュナス、ようやく普通の試合の1R序盤の手数になったか。さらに右を2つ伸ばすが、この攻撃で留まるというこはポイントで勝っているという計算か──それとも、既に勝利を諦めているのか。ナマジュナスはニータップを仕掛けるが、エルパルザは反応する。最後の5秒でテイクダウンを決めたナマジュナスは、タイムアップともに両手を広げて勝利をアピールした。

結果、エスパルザがスプリット判定勝ちを収めるも、このコールにナマジュナスは表情一つ変えなかった……。摩訶不思議な王座奪取劇。「ジャッジがどう判断するか分からないけど、私は前に出ていた。皆、エキサイトな試合を望んでいて……私はできることをやった」と来週に結婚式を控える新チャンピオンは話すも──ファンの祝福を受けることはなかった。とはいえ、エスパルザからあれ以上試合を能動的に動くことは何もしない相手にチャンスを与えるだけで、これ以上の創りは難しい試合だっただろう。


The post 【UFC247】アルティメット・ダンスorシャドー? 摩訶不思議なナマジュナスを下しエスパルザが新王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PRIDE UFC UFC274 オヴァンス・サンプレー カーラ・エスパルザ キック シャーウス・オリヴェイラ ジャスティン・ゲイジー マイケル・チャンドラー マウリシオ・ショーグン ローズ・ナマジュナス

【UFC274】OSP戦へ、マウリシオ・ショーグン「前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるよう」

【写真】通訳を務めてくれたマネージャー兼コーチのドゥドゥ・アロンソと(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでUFC274「Oliveira vs Gaethje」が開催される。

シャーウス・オリヴェイラの持つUFC世界ライト級王座にジャスティン・ゲイジーが挑戦する一戦をメインに、コメインにUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス×挑戦者カーラ・エスパルザと2つの世界戦が組まれたPPV大会。

ダブルクラウン以外にマイケル・チャンドラー×トニー・ファーガソンと並び、PPVメインカードでマウリシオ・ショーグンがオヴァンス・サンプレーと対戦する。

2020年11月のポール・クレイグ戦以来、1年半ぶりの実戦となるショーグン。40歳となった元PRIDEファイターに戦い続けるモチベーションが何なのかを尋ねた。


――18カ月ぶりの試合でOSPと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ヒジのケガがあって長い間、試合を戦うことができなかった。でも、ようやくケージに戻ってくることができる。凄く調子は良いし、ワクワクしているよ」

――トレーニングキャンプは首尾よく終了しましたか。

「ヘッドコーチのエドゥアルドの下で、ハードなトレーニングをして準備は整っている。とにかくケガもなく、キャンプを終えることができて絶好調なんだ。今回、キャンプをクリチーバで行ったんだ」

――ハイ。ショーグンといえばクリチーバだろうというのが、我々の印象ですが……。

「あまり知られていないけど、僕はクリチーバを離れて8年になるんだ。今回の試合に向けて、家族からも長期間離れクリチーバでトレーニングを行った。いくつかの武器を取り戻そうと思ってね」

――つまりクリチーバで練習するということは、原点に戻るということなのでしょうか。

「その通りだよ。それがクリチーバで練習する目的なんだ」

――人間、誰しも年を重ねると成熟するという良い面がある一方で、恐れを知らぬ勢いを忘れてしまいますしね。冷静さは欠かせないですが、あの勢いをまた手にしたいとファイターも思うモノなのでしょうか。

「まさにその通りなんだ。クリチーバでは良い練習ができたよ。現在の練習パートナーだけでなく、以前一緒に練習していたメンバーと汗を流すことで、あの頃の関係を取り戻した。友情を再確認でき、今回のキャンプが可能になったんだ。かつての友との練習で素晴らしいキャンプになったよ。だからこそ、今回の試合に心躍らせているんだ」

――シュートボクセ時代、もう17年も昔になりますが23歳の若きショーグンがPRIDE GPファイナルを前に、決勝で同門対決になりかねないヴァンダレイ・シウバと同じ空間で練習をしている。その異様が緊張感が思い出されるのですが、当時と同じような緊張感をもって今回の試合に臨んでいるということでしょうか。

「う~ん、あの時とは気持ちは違うかな。GPファイナル前は自分の力を世界に示し、名前を確立させることでより高いファイトマネーを得られるようにという気持ちが強かった。今はより経験を積み、試合に向けて考え方も変わっている。ただし、試合前の緊張感っていうのは変わらないよ。そこに関しては、キャリアを通して変化することはない。そことの戦いが、僕らファイターにはついて回るよ」

――ではOSPの印象を教えてください。

「背が高く、体が強い大きな選手だよ。運動神経も良く、ファイターとしてリスペクトしている。でも僕の方がスピードで勝っている。そこで勝負をする」

――マウリシオは最後のPRIDE世代の生き残り、現役で戦うファイターです。あの時代と変わらずMMAを戦い続けているのですが。モチベーションをどう保っているのですか。

「世界のトップレベルで最後まで戦っているPRIDEファイターだと自分でも思っているし、それが誇りだ。簡単なことじゃないからね。過去数試合、最大のモチベーションは勝利を手にして、前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるようにね。

今回の試合も最高の形で勝利を手にして、僕が今も大いなる可能性を持っていることを世界に示したい。試合で今言ったことを証明するために、ハードなトレーニングを積んできた」

――日本のMMAファンも世代交代しているのですが、5年前に日本大会でOSP戦が決まっていたマウリシオが負傷欠場し、PRIDE世代のファンはとても残念がっていました。

「今の日本のファンの寛大な心を忘れることはないよ。日本という国を。そこに住む皆のことを心から愛し、尊敬している。僕の人生のなかで日本は特別な場所だ。日本ことを忘れることはないよ」

――叶わぬ夢かもしれないですが、マウリシオのサッカーボールキックとストンピングが、また見てみたいです。

「僕もいつの日か使いたいと今でも思っているよ(笑)。実現させたいね」

The post 【UFC274】OSP戦へ、マウリシオ・ショーグン「前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるよう」 first appeared on MMAPLANET.