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MMA MMAPLANET o UFN205 カーティス・ブレイズ クリストファー・ダカウス フランシス・ガヌー

【UFN205】静かな立ち上がりから決着は一瞬――ブレイズがダカウスを右カウンター一撃で沈める

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
Def.2R0分17秒 by TKO
クリストファー・ダカウス(米国)

左ジャブを伸ばすブレイズ、ダカウスは右クロスを被せた。ケージを背にしながら前に出たダカウスの右がヒット、ダカウスは左フックをフォローする。ブレイズはサウスポーにスイッチして右ローを放ち、オーソドックスに戻してから右ショートを当てた。ガードを固めるダカウス、お互いフェイントを見せるが手数は少ない。ダカウスが距離を詰めるとサウスポーにスイッチするブレイズ、距離ができると右ローを当てていく。ダカウスもサウスポーにスイッチ、細かいパンチとローを出し合うもクリーンヒットはまだない。右を軸に攻め込むダカウスの左目から出血が見られる。下がるブレイズのボディに左ヒザを突き上げた。ブレイズは左ジャブを突き続けるが、ダカウスの手数が増えてきた。残り10秒でブレイズにアイポークがあり、試合は中断。再開直後にラウンド終了のホーンが鳴った。

2R開始早々、ダカウスがワンツーを放とうとしたところ、右を打つ時に体が開いてしまう。そこにブレイズのコンパクトな右カウンターがインサイドからクリーンヒット。この一発でダカウスはダウン、ブレイズが追撃のパウンドでレフェリーストップを呼び込んだ。

勝者のブレイズは、ケージサイドにいる元世界ヘビー級王者スタイプ・ミオシッチへ「あなたのことを尊敬している」とメッセージを送った。
次は現王者フランシス・ガヌーへの挑戦権を賭け、ランキング2位のミオシッチと4位のブレイズが戦うことがあるかもしれない。


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LFA MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN205   アスカル・アスカロフ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス ジェニファー・マイア ダヴィッド・ドヴォルザーク ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン マノン・フィオホ 平良達郎

【UFN205】計量終了 フライ級2試合以外にもダナー×グティエレス、フィオホ、オレイニクに注目

【写真】一瞬の交錯、ダナーの動き出しとグティエレスの姿勢に注目(C)Zuffa/UFC

3月26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」の計量が25日(金・同)に行われ、13試合=26選手全員が体重オーバーなくクリアした。

ヘビー級のカーティス・ブレイズ×クリストファー・ダカウスがメインの今大会。メインではランク2位のアスカル・アスカロフ×6位のカイ・カラフランスと戦い、プレリミでは10位のダヴィッド・ドヴォルザーク×7位のマテウウス・ニコラウが第2試合で相対する2試合は――平良達郎のデビューを1カ月後に控え要チェックのフライ級のマッチアップだ。


この他、今大会の注目試合を挙げるなら第一にバットゲレル・ダナー×クリス・グティエレスのバンタム級マッチか。モンゴルのダナーは2019年8月のUFC初陣こそアラテン・ヘイリに判定負けを喫したが、その後は3試合連続初回KO勝ちの快進撃を続けている。

対してグティエレスはオクタゴンで5勝1敗1分の戦績を残すファイターで、移動によって勢いをつけるのではく定位置でパワーを養成し、それを移動させることができる珍しいファイターだ。しかし、その戦いも相手の勢いに押され、気持ちで遅れを取ると生かすことはできない。

剛腕ダナーを相手に、グティエレスがそのポテンシャルを発揮できるか。ダナーは自らの勢いで逆にグティエレスに隙を与えることはないか――など注目したい一戦だ。

続いて女子フライ級でキャリア29戦目のベテラン=ジェニファー・マイアに挑むマノン・フィオホは南アフリカのEFC、中東UAEWからUFCにステップアップを果たしたフランスの空手家だ。長身、間合いを取る巧さと踏み込み速さでフィオホがが、勢い重視で組んでも強いマイアにどう挑むのか楽しみだ。

オープニングファイトにはマチダ空手からブルーノ・ソウザが参戦する。遠い位置では空手の前後運動、踏み込むと捻り運動のボクシングの動きを見せるソウザ。LFA時代のパフォーマンスを見る限り、UFCで生き残るのは難しいと感じられるが、2戦目で爪痕が残すことができるか。勝負の時を迎える。

またヘビー級では今年で45歳になるアレクセイ・オレイニクが、イリル・ラティフィと対戦する一戦も見逃せない。キャリア77戦目のオレイニクが、グレコ&ボクシングのフィジカル系のラティフィを相手に極め系ファイトを貫くことができるか。現在3連敗、最後?の踏ん張りに期待したい。

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 259ポンド(117.48キロ)
クリストファー・ダカウス: 243ポンド(110.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 125ポンド(56.7キロ)
アレクサ・グラッソ: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ: 126ポンド(57.15キロ)
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 246ポンド(111.58キロ)
イリル・ラティフィ: 239.5ポンド(108.63キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170ポンド(77.11キロ)
マックス・グリフィン: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
クリス・グティエレス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ: 185ポンド(83.91キロ)
デニス・チュルリン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マテウウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 145ポンド(65.77キロ)
ブルーノ・ソウザ: 144ポンド(65.31キロ)

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MMA o UFC   カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス タイラ・サントス ダヴィッド・ドヴォルザーク ティム・エリオット マテウス・ニコラウ メイシー・バーバー

『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』の対戦カードを紹介

3.26『UFC Fight Night 205』の新メインイベントはカーティス・ブレイズ vs. クリス・ドーカス(2022年02月11日)

 こちらの続報。3月26日にオハイオ州コロンバスで開催する『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』で未紹介だったカードを紹介していきます。


Joanne Wood vs. Alexa Grasso, Matheus Nicolau vs. David Dvorak added to UFC Columbus(MMAFighting)

 ヨアン・ウッド vs. アレクサ・グラッソの女子フライ級マッチ、マテウス・ニコラウ vs. ダヴィッド・ドヴォルザークのフライ級マッチが行われるとのこと。

 ウッドは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタイラ・サントスに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。現在女子フライ級ランキング7位。グラッソは昨年2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でメイシー・バーバーに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。女子フライ級ランキング9位。

 ニコラウは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でティム・エリオットに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在フライ級ランキング7位。ドヴォルザークは昨年5月の『UFC Fight Night 188: Font vs. Garbrandt』でフアンカミロ・ロンデロスに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で16連勝中(UFC戦績3勝0敗)。フライ級ランキング10位。


Matt Brown gets hometown fight against Bryan Barberena at UFC Columbus in March(MMAFighting)

 マット・ブラウン vs. ブライアン・バルベリーナのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ブラウンは昨年6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でディエゴ・リマに2R KO勝ちして以来の試合。バルベリーナは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でダリアン・ウィークスに判定勝ちして以来の試合。


Diakiese treft Borshchev tijdens UFC Columbus(Eurosport)

 マーク・ディアケイシー vs. ヴィチェスラフ・ヴォルシェフのライト級マッチが行われるとのこと。

 ディアケイシーは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でハファエル・アウヴェスに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。ヴォルシェフは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』で行われたUFCデビュー戦でダコタ・ブッシュに1R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。


UFC Columbus | Gutierrez valt in voor Jackson tegen Batgerel op 26 maart(Eurosport)

 クリス・グティエレス vs. ダナー・バットゲレルのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 グティエレスは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でフェリペ・コラレスに判定勝ちして以来の試合で引き分けを挟んで5連勝中。バットゲレルは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でブランドン・デイビスに1R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。続きを読む・・・
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【UFN205】カレル橋からの使者? ダヴィッド・ドヴォルザーク「UFCで戦えるのはチェスのおかげ」

【写真】チェコ人ファイター、キャリア20勝3敗――オクタゴンで3連勝中。世界は広い(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、マテウス・ニコラウと戦うダヴィッド・ドヴォルザークは、今も珍しいチェコ人ファイターだ。

UFCで3連勝中のドボルザークは、なんと前歴がチェス・プレイヤーだったという変わり種だ。強豪ニコラウ戦前のドボルザークに、驚愕――チェスMMAの実体を尋ねた。


――マテウス・ニコラウ戦に向け、今、どのような気持ちですか。

「気合が入っているよ。この試合は僕にとってビッグファイトだからね。ランキング7位の相手で僕より3つ上のランカーだ。ここで勝てばトップ5が見えてくる相手だからね」

――ラスベガスでトレーニングをしているというのを、日本から出稽古に行っていた平良達郎選手と岡田遼選手から伝わってきていました。

「この試合にむけてまずは母国のチェコで練習してから、ポーランドへ移動してヤン・ブラボヴィッチのところでトレーニングをし、それからエクストリーム・クートゥアーでキャンプを行っていたんだ」

――平良選手がダヴィッドと練習して強かったとメディアに話したことで、この試合は日本のファンの間でもにわかに注目されています。

「おお。そういってもらえると嬉しいよ。タイラはレスリングが強かったよ。4月にUFCで戦うんだよね、彼ならUFCでも生き残れるだろう」

――その平良選手をテイクダウンをしている映像を視ました。

「う~ん、僕はレスラーじゃない。ストライカーでもない。僕にはマーシャルアーツのバックグラウンドがないんだ」

――私たちはチェコのMMAがどういう状況がまだまだ分からないのですが、イリー・プロハースカやダヴィッドのようなUFCで活躍できる基盤があるということに驚いています。

「チェコはMMA人気が急激に高まっているよ。僕が出場していたオクタゴンは元UFCファイターや海外からの選手も常時戦っているビッグショーだ。その他にも質の高いプロモーションが増えている。ただ、僕がMMAを始めた時は、まだMMAが始まったばかりだったけどね」

――ダヴィッドがMMAを始めたのはいつ頃なのですか。

「今から12年前、17歳の時だった。さっきも言ったように僕は他の格闘技経験がなくて、チェス・プレイヤーだったんだ」

――チェス!?ですか。

「15歳まで国内のトップリーグでプレーしていて、アダルトになってからは2番目の大きなリーグでチェスをしていた」

――国内トップのチェス・プレイヤーがなぜMMAを?

「高校に通っていた時にセルフディフェンスの練習を始めて。でも、こんなの実生活で役立つ機会はほとんどないって思ったんだ。道を歩いて、殴られるなんてことほぼないだろうって。そんな時にMMAの動画を見て、『これなら護身術が役立つかも』って練習を始めたんだ」

――チェス・プレイヤーが護身術から、MMAへ。驚きの事実ばかりです。

「ただMMAジムもなく、MMAを戦いたい者が集まって、MMAの真似事のような練習をしていたに過ぎないよ(笑)。プラハから車で1時間の街フラデツ・クラーロベーで練習を始め、今ではオールスポーツアカデミーで練習している。米国のような大きなジムでなく、普通のジムなんだけど来年には拡張したニュージムがオープンする予定なんだ」

――それが可能なほど、MMAが盛り上がってきているのですね。

「その通りだよ。僕らの国はサッカーやアイスホッケーがずっと人気があったけど、コナー・マクレガーの出現でMMA人気に火がついたんだ。今年は無理でも、来年にフライ級チャンピオンになってチェコでUFC人気をもっと引き上げたいと思っている」

――そのためにはニコラウ戦は凄く大切な試合になりますね。

「ニコラウは僕と同じで、何かにとびぬけたところがあるファイターじゃない。ただ、下になることもできる。そういう部分で全局面で戦える選手だといえるだろうね。レスリングやキックボクシングなど、特化した強さがあるわけでなくて、全てをミックスして戦うところが強みだと思う」

――そういう面でいえば、MMAはフィジカルチェスのような一面があります。チェス・プレイヤーだった経験が役立つことはありますか。

「今、僕がUFCで戦うことができているのは、チェスをやっていたからだよ。毎日チェスの練習をして、毎週末は勝負をしていた。今も変わりない。毎日、練習相手の状況をしっかりと判断して練習している。チェスもMMAの決め手は、相手のミスをつくことだからね。特別、スバ抜けた力があるわけじゃない僕は、チェスをやってきたことで相手を分析する力が他の選手よりある。そこが僕のファイターとしての一番の武器なんだ」

――チェスほど、考える時間がMMAはないかと。

「全くもってその通りだ。僕の顔面を殴ろうとしている人間が目の前にいるわけだからね。だからこそ観察力、洞察力が必要になってくる。ミスをただ待つだけでなく、ミスを誘う動きをする。それは間違いなく、チェスの経験からくる戦い方だよ。何より危機管理能力に関しては、自信を持っているよ。

だから僕は勝ち方には拘らない。判定勝ちだろうがTKO勝ちだろうが、一本勝ちも勝ちは勝ちだから。そして僕がフライ級でベストであることを土曜日の夜に見せつけたい」

――心理面で相手をリードするダヴィッドのMMA、チェスを連想しながら見させてもらいます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが僕の試合を見てくれることに感謝している。いつの日か、日本で試合ができれば最高だね。僕はタイやマレーシア、ベトナムと回ったことがあるけど、日本には行ったことがないんだ。タイではプーケットとチェンマイに1年間住んでいた。東南アジアでそれぞれの文化に触れることができて凄く良かったと思っている。だから、いつの日が日本で日本の文化に浸りたいんだ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN205   カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ キック クリス・グティエレス コディー・ガーブラント ニュース ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン 和田竜光 海外

【UFN205】ガーブラント撃破→アスカロフ戦。カイ・カラフランス「僕だって彼をテイクダウンできる」

【写真】(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、カイ・カラフランスがダゲスタンの強豪アスカル・アルカロフと対戦する。

日本でもRIZINで和田竜光と対戦し、敗れているカラフランスはUFC戦績6勝2敗。昨年12月に元バンタム級世界王者コディー・ガーブラントをKOし一気に注目されるようになった。

14勝0敗1分のアスカロフとの試合は、カラフランスにとって世界最高峰の頂点に挑む機会を得られる絶好のチャンスだ。そんなかカラフランスをZOOMインタビューすると、非常に冷静に現状を判断し、現実に受け入れる──これまでの苦労がそうさせたのか非常に穏やか、かつ自信への信頼度の高さが絶対な人物像が見られた。


──昨年12月にはコディー・ガーブラントをKOして世界にショックを与え、一躍UFCフライ級戦線のトップに躍り出ました。改めてあの勝利を振り返ってもらえますか。

「僕のキャリアの中で最大の試合で、あんな勝ち方ができた。実際、試合前は怖かったけど、あの勝利で凄く自信をつけることができたよ。ラスベガスのビッグショーで、ガーブラントに勝ったことで今回のような世界のトップにいる強いファイターと戦う機会を得ることができるようになった。僕のキャリアを引き上げてくれた勝利だったよ」

──ガーブラント戦に代表されるようにカイはいつもエキサイティングな試合をファンに見せてきました。ところで9年前にマレーシアのクアランプールで、ニュージーランドとモンゴルという当時はMMAが今のように普及していなかった国からやってきた2人の若者が見せた闘士溢れるファイト、この世界でトップになるんだという強い意志が見られた激闘は、私の記者生活のなかで常にベストバウトの上位にくる──忘れられないファイトです。

「おお、LEGEND FCのバットゲレル・ダナー戦だね。あの時、試合を見ていたの?」

──ケージサイド、いえリングサイドで撮影をさせてもらっていました。

「そうなんだ。いやぁ、そう言ってもらえると本当に嬉しいよ。あの試合は……僕は負けてしまったけど、覚えていてくれて……そんな風にここで言われるなんて」

──しかも、その2人が揃って今、世界最高峰のUFCで戦い今週末は同じ会場で大切な試合を迎えるわけですしね。勝手ながら感無量です。

「あれ以来、僕とダナーはグッドフレンドなんだよ。確かに、あの試合はタフだった。アジアで誰が世界に進めるのか。そういう場で拳を交えたダナーと僕が、今一緒にUFCで戦っている。君の言ったように、同じカードに僕らの名前が並んでいる。凄くクールで……思えば遠くに来たもんだって振り返っちゃうよね(笑)。僕らは世界と戦うポテンシャルを見せて、今、ここに辿り着いた。それをあの日のファイトを撮影していた人に、そんな風に言ってもらえるなんて……本当に感謝しているよ。そうなんだ、あの日にリングサイドにいたんだっ!!! しかも、僕らの試合を覚えてくれていたなんて」

──KLのチャイナタウンの外れの丘の上にあった体育館で、本当に少ないお客さんの前で今と変わらぬ激しい試合をしていました。忘れようがないです。

「9年前、クアラルンプール、LEGEND FC、凄くイカしている。ホントにありがとう」

──そんなカイにとって、土曜日はガーブラント戦に続きビッグファイト。そしてキャリア最強の相手と言っても過言でないアスカロフと対戦します。彼の印象を教えてください。

「間違いなくビッグ・チャレンジになる。待ち望んでいた試合だね。僕がジムで培ってきた技術、動きを見せてエキサイティングな試合をファンに見せたい。そのために集中してやってきた。あとは練習の成果を土曜日の夜に見せるだけさ。また世界にショックを与え、フライ級で明確に地位を確立するのさ。

前回の試合まで、誰も僕のことを知らなかった。特に米国ではね。でも、今は違う。皆の反応が変わってきた。この流れを持続させようと思う。今回の試合も米国で、しかもファンが会場にいる状況で行われるわけだしね。もちろん、ニュージーランドで僕の試合を視てくれるファンのためにも、母国を代表して戦うよ」

──良い試合をファンに見せたいという気持ち、それはアスカロフは持っていないかと。それが彼の徹底したテイクダウン、ホールドというコントロールの強さに通じているのではないかと思われます。

「確かにアルカロフの技術は卓越したモノがあるよ。だけど、そういう相手も一発で効かせる打撃戦がMMAには存在している。それにMMAは進化した。倒されても、僕は立ち上がることができる。スタンドに戻ると、彼は僕の標的に戻るんだ。アスカロフの弱点を引き出せば、僕だって彼をテイクダウンできる。そういうチャレンジをしたいんだよね。

もうずっとMMAをやってきた。この経験をもってすれば、僕はアスカロフとどの局面だろうが戦うことができる。何より、12月にガーブラントに無傷で勝つことができ、フレッシュなままこの試合の準備に取り掛かることが可能だった。調子が良いままなんだ。前回の試合前から、ずっとトレーニングを続けてきたからね。オクタゴンに入って、自分が何をすべきかも十分すぎるほど分かっているよ」

──ニュージーランド政府は非常に厳しいコロナ対策を施していましたが、今回はどこでそれだけ準備できたのでしょうか。

「ニュージーランドだよ。オークランドのシティ・キックボクシングで、フルキャンプを行った。世界イチのチームで、最高のコーチたちとね。ニュージーランドは1月の始めから、あの厳しいロックダウン政策から一転し、以前の姿を取り戻しているよ。海外渡航に関しても以前と同じ、隔離措置もなくなった。試合に辿り着くまでのプロセスが、本当に楽になった。

それもあった凄く良い、キャンプができたんだ。やっぱり自分の国、街で調整できるのは居心地の良さが違うね。しっかりと戦えるだけ後押ししてもらえるしね。タイトルまで長い道のりだと思って来たけど、道筋が見えてきた。だから、今はアスカロフだけに集中できているよ。ところで日本はどうなの? コロナの状況は」

──日本は法的な締め付けは殆どなくて。お願い、要請という形で飲食店などの営業時間など制限がありましたが、マクス着用、手洗い&うがいが徹底され、人々のモラルで感染予防をしてきた状態です。入国も緩やかに開放方向で1日7000人ほどが上限で、ビジネスでの入国がOKになっている形でしょうか。

「そうなんだ。もう少しだね。実は僕の兄が18年間、日本に住んでいるんだ。相模原でティーチャーをしている」

──そうなのですかっ!!

「もう少しすれば僕らも行き来できるようになり、再会できるはず。その日が来るのを楽しみにしているよ。何度か日本を訪れたことがあったけど、また日本へ行きたいと思っている」

──ぜひともセミナーを開いてください。そして相模原にもMMAのジムがあるので、訪れてほしいです。ところでタイトルへの道筋が見えてきたということですが、フィゲイレド×モレノの4度目の戦いが組まれるという話も聞かれます。この両者以外のファイターはタイトル戦が遠のくニュースです。アスカロフ戦を前にして、このような情報が聞かれてどのように感じましたか。

「まぁ、なるようになるよ。つまり、なるようにしかならない。僕がコントロールできないことを気にしてもしょうがないよね。僕は今回もそうだし、これからも1試合、1試合、その試合に集中してキャリアを積んでいく。フィゲイレドとモレノの試合は、3試合とも凄くエキサイティングだった。UFCとしても4度目を組みたくなるだろう。UFCがそういうオプションを行使した。そうなると、僕はどうなるのか──とか深くは考えない。当然、今集中すべきがアスカロフだからね」

──カイ、インタビューを受けてくれてありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ハロー・ジャパン!! 応援ありがとう。僕のキャリアはアジアでスタートした。日本のファンにも、土曜日はハイペースでアクションの多い試合をすることを約束するよ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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MMA UFC UFC266 カーティス・ブレイズ ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク

【UFC266】展開変えられず、ホーゼンストライクがブレイズのTDゲームに下る

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

まず左フックを入れたブレイズに対し、ホーゼンストライクもコンビで前に出る。ジャブの差し合いから、左を当ててブレイズは構えを変えて戦い──組んで一気にダブルレッグでケージにホーゼンストライクを押し込むと、小外刈りでテイクダウンを決める。サイドで抑えたブレイズは骨盤にヒザを入れ、左のパンチをボディに落とす。ブレイズの右手首を懸命につかんでいたホーゼンストライクだが、外されバックを許し右のパンチを片ヒザをついた状態で受ける。立ち上がって胸を合わせたホーゼンストライク、ブレイズは離れて左を振るう。続いて右ローを蹴ったブレイズは、左ジャブを届かせる。

ジャブを続け、間合いを外したブレイク。続くローをキャッチしたホーゼンストライクがフックを打っていく。スイッチして左ストレート、右ジャブを当てたブレイズに対し、前に出たホーゼンストライクだがクリーンヒットはないまま初回を終えた。

2R、ホーゼンストライクは左リードフック、そこから右狙いか。ブレイズはジャブを当てて構えを変え、左ローを蹴る。ホーゼンストライクは自ら動くことは少なく、真っすぐ前に出てもステップバックで距離を取られる。自然、お見合いのような状態になりベガスのファンは容赦なくブーイングを飛ばす。テイクダウン狙いこそ切るが、ジャブを打たれ続けるホーゼンストライクは、それでも動けない。

遠いレンジの打撃戦、ホーゼンストライクが突破口を開こうと距離を詰めて跳びヒザ、ブレイズはテイクダウンを狙いは切られたが、続くトライで小外刈りで背中をつかせることに成功する。ハーフで抑えたブレイズだが、残り時間は50秒を切っている。このまま細かいパンチを落としたブレイズが、2Rもモノにした。

最終回、これまでの変わらない展開にファンがまたもブーイング。ブレイズは左インサイドローを蹴り、左フックを当てる。続いて左ロー蹴り、ダブルレッグを決めたブレイズに対し、ホーゼンストライクがフリップから立つチャンスがあったがガードを取る。一度立ち上がったブレイズが、グラウンドに戻り足を一本抜いていく。ここから左エルボーを落とされたホーゼンストライクは、ハーフガードから左腕を差すが、上体を起こすことはできない。

再び頭を抱えるようになったホーゼンストライクは、もう勝ち目はない。最後の1分もブレイクがハーフで抑えて、コツコツとパンチを入れて時間が過ぎる。そのまま時間となり、ブレイズが判定勝ちした。


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News UFC UFC ESPN18 カーティス・ブレイズ デリック・ルイス ブログ

【UFC ESPN18】メインでデリック・ルイスと対戦予定だったカーティス・ブレイズがコロナ陽性で欠場

【写真】大会前日の欠場決定。ニューノーマルUFC(C)Zuffa/UFC

27日(金・現地時間)、ESPNが28日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN18「Blaydes vs Lewis」のメインで、デリック・ルイスと対戦する予定だったカーティス・ブレイズが、新型コロナウィルスの検査で陽性となり欠場することを報じられ、その直後に行われた計量でもブレイズは姿を現すことはなかった。

ヘビー級のメインを失った今大会のヘッドライナーはアンソニー・スミスとデヴィン・クラークが務めることなっている。


■視聴方法(予定)
11月29日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン(米国)
パーカー・ポーター(米国)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエサ(米国)
佐藤天(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
スパイク・カーライル(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アシュリー・エヴァンズスミス(米国)
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
レイチェル・オストビッチ(米国)
ジナ・マザニー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ジョナサン・ペース(米国)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・マネス(米国)
ルーク・サンダース(米国)

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Report UFC UFC ESPN11 アレキサンダー・ヴォルコフ カーティス・ブレイズ ブログ

【UFC ESPN11】調整が難しかったか、終始優勢のブレイズがスタミナ切れ……もヴォルコフから3-0の勝利

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
Def.3-0:49-26.48-47.48-47
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

左ジャブを放ったブレイズが、すぐにシングルレッグを仕掛けテイクダウンを奪う。背中を譲って立ち上がったヴォルコフは、もう一度前方に崩されヒザをマットにつく。ヴォルコフは一度スタンドに戻ったが、自ら方ヒザをついて我慢の時間を過ごす。後方からヒザを臀部に、さら左のパンチを連打したブレイク。今度は後方にテイクダウンし、バックコントロールを続ける。防御に徹し、時間が過ぎるのを待つヴォルコフは、両ヒザをつき亀になる。ここから片ヒザに戻し、キムラクラッチに取ったヴォルコフだが、逆の方の手で殴られると立ち上がる。ブレイズは後方に引きずるようにバックを取り続け、初回が終わった。

2R、組みを凌いだヴォルコフは「同じことをやってくるから、距離を取れ」という指示を受ける。ワンツーを続け、打たれるとロー、そして組みの気配を見せたブレイズが右をヒットする。構え変えてローを蹴ったブレイズは、オーソに戻し左ジャブ、右ストレートを決めてダブルレッグへ。MMAとして、完璧な攻めを見せたブレイズは、ヴォルコフのウィザーにも背中越しに右手を掴み、ボディロックテイクダウンに成功する。

ヴォルコフはクローズドガードで凌ぎ、初回とは違う形で防御に徹している。残り1分となり、上体を起こしてエルボーを落とすようになったブレイズが、ヴォルコフを流血に追い込む。残り20秒でスタンドに戻ったブレイズは、ローをこそ受けたが組んで、小外でテイクダウンと、この回も完全に支配した。

3R、後ろ足を下げた構えで、蹴り狙いと思いきやスタンスを戻したヴォルコフは、ブレイズのパンチからケージに押し込まれる。ブレイズが離れると、左の蹴りを見せたヴォルコフに対し、すぐにブレイズが組んでいく。ヒザを入れたヴォルコフだったが、右からのダブルで座らされる。頭を刈ろうとするが、首から胸にかけて頭を押し付けられたヴォルコフは立てない。ブレイズは足を束ねていたが、スッと立ち上がるやボディにヒザを入れてバックに回る。

ヴォルコフは右を差してここは耐えたが、ギロチンを狙いは失敗。残り15秒で試合はスタンドに戻り、組みに行ったブレイズを切ったヴォルコフがヒザを入れところでラウンドが終わった。

4R、2発目の右前蹴りをキャッチしたブレイズがバックに回る。立ち上がっても胸を合わせられず、ヒザをつくヴォルコフはクラッチを剥がして離れる。直後の右ストレートにブレイズがシングルレッグへ。ヴォルコフが切り打撃の間合いも、逆にジャブを被弾して即テイクダウンを決められる。クローズド&両腕を抱え込むヴォルコフは打つ手がない。残り50秒でレフェリーがブレイクを命じる。スタンドに戻ったブレイズは、テイクダウン狙いを切られヒザをボディにもらう。と、ここでヴォルコフは逆にテイクダウンを決めてパウンドを側頭部と顔面に纏め、最終回に希望を残した。

5R、かなり消耗しているブレイズは、テイクダウンしてコントロールのタイミングだけをはかることが予想されるなか、ヴォルコフは左ジャブから右を打っていく。ジャブを受け、回るブレイズはテイクダウン狙いを切られて蹴りをもらう。必死に組みついて、小外を決めたブレイズ。ヴォルコフはここは粘りたかった。しかも、すぐに立ち上がることなくヴォルコフはしゃがんで時間を使われてしまう。立ち上がった直後に組んだブレイズ、逆にケージに押し込まれる。ヴォルコフが離れると、即組んでいくブレイズはヒザをついて、ケージに押していく。切ってパンチを入れたヴォルコフは、スクランブルに持ち込み離れたが即アウトサイドトリップで倒される。

しかもクローズドガードを選んだヴォルコフ──まるで20年前のMMAを見ているような一戦は、このままタイムアップに。ブレイズはコロナ&ロックダウンの影響か、コンディションが整っていなかったが、テイクダウンで3-0の判定勝ちを決めた。


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News UFC UFC ESPN11 アレキサンダー・ヴォルコフ カーティス・ブレイズ クレイ・グィダ ブログ ロクサン・モダフェリ ローレン・マーフィー

【UFC ESPN11】計量終了 ロクサンはしっかりとパス。クレイ・グィダがマスクをずらして動き回る

【写真】筋量がアップし、水抜きが大変だと言っていたロクサンはしっかりとパス(C)Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、 20日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN11「Blaydes vs Volkov」の計量が行われた。

メインはカーティス・ブレイズ✖アレキサンダー・ヴォルコフのヘビー級マッチが組まれた今大会。計量をパスすることの大切さをMMAPLANETのインタビューで訴えていたロクサン・モダフェリは、対戦相手のローレン・マーフィーはともに125.5ポンドと無事フライ級の規定内に落としステアダウンを行った。ロクサンはマスクを二重にしてフェイスオフに臨み、笑顔でマーフィーと会話を交わしていた。


今大会の計量失敗は対戦相手がマット・フレヴォラからジャスティン・ジェインズに代わったフランク・カマチョだった。カマチョは158ポンドで、1ポンドオーバー規定からも2ポンド重く20パーセントのファイトマネー没収となりキャッチウェイト戦に挑むこととなる。

フェイスオフで安倍首相ばりにマスクがズレんばかりと動き続けていたのが、クレイ・グィダだ。

ボビー・グリーンと向き合いジャンプし、何やら挑発し握手を拒否られる。と、最後にはマスクを外して言葉を発し、正面に向かったガッツポーズを見せたグィダだった。

■UFC ESPN11計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 261ポンド(118.38キロ)
アレキサンダー・ヴォルコフ: 247ポンド(112.03キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 146ポンド(66.22キロ)
シェーン・バーゴス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ラケル・ペニントン: 136ポンド(61.69キロ)
マリオン・ルノー: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ライモン・グッド: 170.5ポンド(77.34キロ)
ベラル・モハメッド: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ルーズベルト・ロバーツ: 160ポンド(72.57キロ)
ジム・ミラー: 159.5 ポンド(72.34キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ: 154.5ポンド(70.08キロ)
ボビー・グリーン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 116ポンド(52.62キロ)
ブレアナ・ヴァンビューレン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー: 185.5ポンド(84.14キロ)
オスカル・ピホタ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 158ポンド(71.66キロ)
ジャスティン・ジェインズ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ローレン・マーフィー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
オースチン・ハバート: 156ポンド(70.76キロ)
マックス・ロスコフ: 155ポンド(70.31キロ)