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MMA o ONE UFC カン・ギョンホ キック ジャダンバ・ナラントンガラグ ファーニー・ガルシア

UFC on ESPN+80:第1試合・ブレイディ・ヒースタンド vs. バットゲレル・ダナー

バンタム級

ヒースタンドは一昨年のTUF29準優勝。決勝でリッキー・トゥルシオスにスプリット判定負けし、1年以上のブランク明けとなった昨年11月にUFC0勝1敗のファーニー・ガルシアと対戦。序盤にフラッシュダウンを奪われるなど、打撃では劣勢だったが、しつこくタックルを仕掛け、ポジションを取っての判定勝ち。まだ23歳。

モンゴルのダナーはここまでUFC3勝3敗。元ONEフェザー級王者でモンゴルMMAのパイオニアジャダンバ・ナラントンガラグの弟子。3連勝後にUFCデビューから5勝0敗1分けのクリス・グティエレスにバックブローをもらいKO負け。前戦は昨年6月のシンガポール大会で、韓国のカン・ギョンホ相手に僅差の判定負けで連敗となった。これまではジャクソンウィンクMMAでトレーニングしていたが、今回からヘンリー・セフードらが所属するファイトレディに移籍。レスラーが多い環境でレスリングが強化してきている。ファイトレディに出稽古に来ていた倉本一真ともスパーリングをしてきたとのこと。

打撃でプレスしていくダナー。ケージ際をサークリングするヒースタンド。タックルのフェイントを見せる。ダナーカーフキック。ヒースタンドもカーフを打ち返す。ヒースタンドタックル。ダナー脇を差して受け止めたが、ケージに押し込んだヒースタンド。こらえながらパンチを入れるダナー。投げて倒し鉄槌を入れたダナーだが、ヒースタンド立って離れた。ミドルを一発入れたヒースタンド。ヒースタンドのサークリングが続く。残り1分。ヒースタンドまたタックル。切ってパンチを入れたダナー。さらにタックルに来たところを受け止めると膝を入れる。ジャブを入れるダナー。残り10秒でパンチ連打を入れて出ていくダナーだが、最後にヒースタンドのパンチを貰い膝を着く。ホーン。

ややダナーという展開だったが、最後にフラッシュダウン気味に倒したヒースタンドのラウンドか。

2R。ダナーいきなり左を打ち込みダウン奪取!すぐに立ったヒースタンドにプレッシャーをかけていく。ヒースタンドタックル。ケージに押し込んだ。テイクダウン。両者鼻血を出している。立とうとするダナーのバックに回った。ハーフバック。前に落とそうとするダナーだが、足の指でケージを掴んで耐えるヒースタンド。反則だがレフェリー見えてない。両足フックしバックマウントに。チョークを狙っていく。正対させようとするダナー。正対に成功し上を取った。インサイドから肘・パウンド。ヒースタンドは下からホールドして凌ぐのみ。残り50秒で起き上がりタックルに入って立ったヒースタンド。またプレスするだねー。ヒースタンドまたサークリングするが動きが落ちている。ホーン。

2Rはダナーのラウンド。

3R。今度は下がらなくなったヒースタンド。しかしダナーがプレスしてくるとじわじわケージ際に。下がりながらジャブを入れる。ダナーちょっと手数が減っている。疲れか、1Rも取っていて判定で勝っているという認識か?スタンドの打撃でヒースタンドが手数で上回っている。右がヒット。今度は左を当てたヒースタンド。ヒースタンドタックル。ダナー切れずに下に。やはり疲れがあるのか。ヒースタンドパウンドラッシュ。背中を向けて立とうとするダナーだが、バックをキープしてパウンドを打ち続ける。ダナーが動けず打たれ続けるのを見てレフェリーストップ!

序盤逃げ続けてカウンターを狙う展開はいまいちだったが、3Rにタックルで攻めたヒースタンドがフィニッシュ勝利。

2R猛攻していたダナーだが、スタミナ切れしてしまったのか。これで3勝4敗、3連勝のあと3連敗になり、厳しくなった。

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BELLATOR Black Combat DEEP K-MMA KTT MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC Special TOP FC UFC YouTube   カン・ギョンホ キム・ジヨン ジョン・チャンソン チェ・スンウ ハ・ドンシン パク・ジョンヨン パンクラス ボクシング 修斗

【Special】韓国MMAを知る。KTTハ・ドンシ代表「実力がなくても、人気が出るのはMMAの一部」

【写真】すっかり丸くなったと思いきや、ハ・ドンシン節は健在で嬉しい限りだった (C)MMAPLANET

昨年末、大晦日に開催されたBlack Combatを取材するために渡韓し、Gladiator1月22日大会出場選手の取材と同時に、複数のジムや選手、指導者、プロモーターに合いK-MMA界の今を探ってきた。

韓国MMA界の今、第一弾はコリアントップチームを率いるハ・ドンシン代表の話をお届けしたい。知る人ぞ知るホットテンパー、選手育成はスパルタ主義の権化。ハ・ドンシンも丸くなったと思いきや──その軸にあるMMAへの想いはまるで変わりなかった。


12月29日、午後3時の選手練習に25人近くのファイターが集まる

──UFCにおいて韓国人ファイターは日本人選手より契約選手も多く、活躍度、戦績も上です。

なぜ、韓国人選手たちが日本をリードできるようになったのか。そこをハ代表に伺いたいと思います。

「ジョン・チャンソン、チェ・ドゥホ、カン・ギョンホ、キム・ジヨン、チョ・ダウン、パク・ジョンヨンの6人、チェ・スンウは前の試合が契約最後の試合で更新できるか分からない。きっとリリースでしょう。だから、それほど韓国人選手がUFCで活躍しているとは私は思っていないです。

話せば長くなりますが、結論として歴史もある日本のMMAを韓国が越えたとは思ってないです。日本でUFC人気が上がり、UFCで戦いたいと思う選手が増えれば韓国人ファイターよりも、日本人選手の方が活躍するはずです」

──それはハ代表の見立てなのですね。ところで日本は毎週末のようにMMA大会があり、試合機会も多いです。ただし国内で大会数もさほどないニュージーランドにはUFCで活躍する選手があれだけいる。その点において国内でTOP FCも開催されていたハ代表からすると、今の韓国国内のMMA界の実状はどのように捉えられていますか。

「日本と比較すると大会数は多くはない。それでも増えてきました。新しいプロモーションも出てきています。そして、TOP FCも近いうちに活動を再開する予定です。そうやって韓国のMMAの盛り上げていきたいと思っています」

打ち込みからスパーの合間に首の強化。つまり、スパー待ちの間だけが2時間の練習の休息タイムとなる

──KTTで選手を指導し十分な実績があるハ代表ですが、プロモーター業はコーチ業とは勝手が違うかと思います。

「その通りです。だからこそ歴史が20年以上、30年もある修斗、パンクラス、DEEPという大会が活動を続けている日本が素晴らしいと思っているんです。TOP FCをやって、どれだけ団体運営が難しいが分かりましたから。本当に日本の中小団体を尊敬しています」

──特に強い選手を育てたいハ代表からすると、チケットを売る選手が必要となる興行は本当に難しくなかったですか。

「今は試合を見て、MMAの練習をしようという層も出てきました。だから強い選手も必要だし、フィットネス感覚でMMAをやる人も必要で。そして見るだけの人も必要だと実感しています。そうですね……実力がなくても、人気が出る。それはMMAの一部だと思うようになりました」

この日のスパーはボクシング&テイクダウン。蹴りがないのは、思い切りテイクダウンを狙い、攻防ともに強化させるため

──随分と丸くなりました!! あのROAD FCとの罵り合いが遠く昔に感じます(笑)。

「アハハハハハ。ただし、MMA……格闘技の本質を守らず、MMAをやっている人間には腹が立つばかりです」

──良かった。ハ・ドンシンは健在だと分かりました。ところで日本の選手たちの多くが、UFCを目指し叶わないと、国内に留まります。その一方で韓国選手はロシア、中東などにチャレンジしており、この一点においてもハングリーだと感じます。

「だから強くなれるということもあると思います。ただし、そこも良し悪しです。年を重ねて引退をしないといけない選手、チャンピオンになれない選手もいます。再チャレンジをする選手、一線を引く選手。それは選手個人の判断です」

──ではROAD FCが引っ張り、Double GFCやAngel’s FCがコロナ期を耐えた。そしてBlack Combatが生まれ、TOP FCも活動再開される韓国内のMMA市場をどのようにハ代表は感じていますか。

「個人的な感情は抜きにして、とにかく選手たちに試合機会を数多く与えるためには団体の数と大会の数が多いに越したことがないので、それらの団体の長には感謝の気持ちを抱いています」

──ではUFCで2人の選手が活躍するKTTの代表として、アジアで独自の活躍をするONEはどのように思っていますか。

「もちろんONEも素晴らしいプロモーションだと思っています。だから教え子でONEに出たいという選手がいればプッシュします。ただし、米国に行けばONEがどのように捉えられているのかは、ダイレクトに伝わってきます。UFCやBellatorがONEより人気があるのは絶対です。

ないより大切なのはファイトマネーの額、そしてUFCのファイターは自分がUFCで戦っていることに、プライドを持つことができるはずです。そこにUFCとONEの差があります」

──今日は練習開始前に色々と話していただきありがとうございました。最後にハ代表は、今後韓国のMMAをどのように成長させていきたいと考えていますか。

練習の締めは、心身ともに削りまくる補強運動。慧舟會東京本部練習が思い出される

「UFCは絶対のトップです。

ただし、誰もが契約できるプロモーションではありません。UFCで戦いたいという気持ちがなく、ただ人気者になりたいという選手が最近は増えたように思います。それは選手個人の自由です。

そのなかでウチの選手達は本当にマジメに練習をしています。そんな彼らに関しては、自己発信ではなくても周囲の人がどれだけやっているのかを理解してくれています。そういう選手をKTTでは育て続けたいと思っています。

それと……最後に言わせてください。マジメに練習をしてUFCに出ている選手と、YouTubeで有名になった選手、10年後に記憶に残っているのはどちらの選手だと思いますか。今、人気があっても実力不足では、将来何もできません。対して実力があっても人気が無い選手は、これからもずっとMMA界で生きていくことができます。

MMAファイターなら実力がなくて人気があるより、人気がなくて実力がある方が価値があります。それはだけは絶対です」

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MMA o UFC   カン・ギョンホ ハニ・ヤヒーラ

『UFC on ESPN 39』で中止になっていたコディ・ガーブラント vs. ハニ・ヤヒーラが10.1『UFC Fight Night』で仕切り直しマッチ

ハニ・ヤヒーラが首を負傷、7.9『UFC on ESPN 39』コディ・ガーブラント戦を欠場(2022年06月14日)

 こちらの続報。


 7月9日の『UFC on ESPN 39: dos Anjos vs. Fiziev』で予定されていたコディ・ガーブラント vs. ハニ・ヤヒーラのバンタム級マッチが10月1日のFight Nightシリーズ(会場未定)で改めて組まれることをMMAFightingが確認したとのこと。前回はヤヒーラの首の負傷により中止されていました。

 ガーブラントは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』で行われたフライ級転向初戦でカイ・カラ・フランスに1R TKO負けして以来の試合で2連敗中。元バンタム級王者も最近6試合の戦績は1勝5敗で今回はバンタム級復帰初戦。

 ヤヒーラは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でカン・ギョンホに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC275 カン・ギョンホ キック バットゲレル・ダナー

【UFC275】カン・ギョンホが左ジャブと右カーフでバットゲレル・ダナーをコントールして判定勝利

【写真】カン・ギョンホが左ジャブと右カーフから終盤は右ストレートにつなげた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
バットゲレル・ダナー(モンゴル)

ダナーが左ジャブが入る。カン・ギョンホが右カーフキック、ダナーが足を使って左右に動きながら左ジャブを繰り出す。ダナーの左ジャブとカン・ギョンホの右カーフが同時に当たる。プレッシャーを強めているのはカン・ギョンホか。ダナーの左ジャブにカウンターで右カーフを合わせた。ダナーの右ストレートがヒット、カン・ギョンホも左ジャブを当てた。カン・ギョンホの右カーフキックに右ストレートを返したダナー。ここでカン・ギョンホが足を使い、左ジャブを伸ばすようになる。

リーチ差を生かして左ジャブを当てるカン・ギョンホは、ダナーの左右フックをブロックした。ダナーが一瞬サウスポーにスイッチ、しかし元に戻して左ジャブを放つ。カン・ギョンホは左ジャブと右カーフキックで攻め立てる。ダナーはアッパーを織り交ぜてパンチを繰り出す。ダナーの右クロスは届かず。カン・ギョンホの左ジャブでダナーの右目下が腫れている。ダナーの右ストレートに対し、左インローを放ったカン・ギョンホ。ダナーは左右フックを当てながら組みつき、カン・ギョンホをケージに押し込む。ここは離れたが残り30秒でパンチをまとめていった。

2R、ダナーが右カーフキックを当てる。カン・ギョンホも右カーフから左ジャブへ。さらに右飛びヒザを見せた。カン・ギョンホの右ストレートに、インサイドから右を打ち込んだダナー。カン・ギョンホは左ジャブを連続でヒット、右スイングもダナーの顔面をかすめる。しかしダナーのパンチをもらったカン・ギョンホの右目も少し腫れが見える。ダナーも右カーフキックを当てていく。ダナーの大きなパンチをかわすカン・ギョンホ、ケージ中央でダブルレッグを仕掛けたが、これはダナーがすぐに離れた。ダナーが前蹴りも織り交ぜるように。左ジャブの突き合いはカン・ギョンホが上回っているか。

ダナーは左をボディに伸ばすようになった。パンチを上下に打ち分け、カン・ギョンホの顔面にパンチが届く。カン・ギョンホはダナーのパンチをかわしてボディロックへ。離れたダナーが、マットに手を着いているカン・ギョンホの顔面にヒザ蹴りを浴びせる。カン・ギョンホは反則をアピールするも、レフェリーは続行を指示。再開後、カン・ギョンホは右スピニングバックフィストを繰り出した。左ジャブを突くカン・ギョンホ。残り10秒で右の打ち下ろしも当てたが、ダナーの左右フックも当たっている。

最終回、カン・ギョンホが右ストレート。ダナーは頭を振って距離を詰める。そこにカン・ギョンホの左ジャブと右クロスが当たる。ダナーはカン・ギョンホの左ジャブに右カーフキックを合わせた。さらに右クロスを当てるダナー。左前蹴り、右ローを繰り出すダナーの顔面に、カン・ギョンホの左ジャブが届く。ダナーのパンチをパーリングとショルダーブロックで防ぐカン・ギョンホに対し、ダナーの飛びヒザは届かず。ダナーは左ジャブを上下に散らしていく。

カン・ギョンホの右ストレートに対し、ダナーの左ボディがヒット。カン・ギョンホはダナーの打ち終わりに右ストレートを当てた。カン・ギョンホはダナーの打ち終わりを狙っていく。距離が詰まるとショートパンチを繰り出すダナー。カン・ギョンホもインサイドから右をカウンターで狙う。残り30秒、ダナーは右クロスから左フックを当てて離れた。ダナーは飛び込んでカン・ギョンホの足を触るも、すぐに離れたカン・ギョンホ。残り10秒でカン・ギョンホがバランスを崩したが、ダナーはそのチャンスを生かせなかった。

裁定は、ジャッジ3者とも1ポイント差でカン・ギョンホの勝利を指示。カン・ギョンホにとっては2019年12月以来の勝利となった。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UAEW UFC UFC275 アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ グローバー・テイシェイラ ジェイク・マシューズ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー ペドロ・カルバーリョ マァフゥシャトゥ マネル・ケイプ ミシェウ・ペレイラ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 佐藤天

【UFC275】3カ月連続で試合出場、アンドレ・フィアーリョ「実戦ほど成長させてくれる機会はない」

【写真】優しい笑みと、Bellator以降の10勝で8つのKO勝ちを生んでいる拳。フィアーリョこそポルトガルの二面性を顕著に表している人物かもしれない(C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でジェイク・マシューズと戦うアンドレ・フィアーリョ――は、今もグローバルステージは数少ないポルトガル人ファイターだ。

UFCに到達するまでBellatorやPFLでの挫折を経験している。最終的にはミドルイースト経由でUFCとの契約を勝ち取った。そして今年1月のオクタゴン初陣でミシェウ・ペレイラに判定負けを喫したものの4月と5月に連勝、今回のマシューズ戦は3カ月連続でのファイトとなる。

世界最高峰の場で1カ月に1試合のペースで戦うフィアーリョに初インタビューを敢行した。


――4月から3カ月連続、今年に入って既に4試合目となります。

「普段からヘルシーに過ごせるように、心がけているんだ。ジムで練習し、体が動ける状態を保っている。今ではスマートに練習できるようになったので、この間隔でも問題なく戦うことができるよ。

砂糖の入ったモノは口にしない。ソーダも飲まない。だから15ポンド程度落とすだけで済むし、試合の体重に落とすこともイージーなんだ」

――とはいえ試合前は緊張するでしょうし、試合後には心身ともにリラックスする時間も必要かと思います。

「自分にそういう休息は必要ないと思っている。戦いたい意欲が凄くて。そのモチベーションがあるほうが、自分を律することができる。何より実戦ほど自分を成長させてくれる絶好の機会はないからね。だから、ケガがない限り試合には出られるだけ出たいと思っているんだ」

――この間隔で戦うことに周囲の反応は?

「コーチは休息をとって、そんなに試合を受けるなと言っているよ。でも、自分ことは自分が一番分かっている。ケガもなく戦える状態にあるなら、僕は戦う」

――それは決してトップファイターになるために、急いでいるということではないのですね。

「ノー、そんなことはないよ。一歩ずつステップしている。そういう感情があったのは、他の大会に出ているときに僕に勝った相手にリベンジをしたいと思っていた時だけだよ。UFCに行くためにリベンジしたかった。でも、今はさっきも言ったようにステップ・バイ・ステップ、着実に経験を積んでいこうと思っている」

――ポルトガルという今もMMAファイターが決して多くない国出身のアンドレですが、サンフォードMMAに所属してどれぐらいになるのでしょうか。

「もう4年かな……フロリダに住むようになって。その前は2年間、ベイエリアに拠点を置いてAKAで練習していたんだ」

――アンドレとBellatorで戦うペドロ・カルバーリョが、ポルトガルを代表するファイターという認識でいるのですが、国内のMMAシーンは現在、どのような状況なのでしょうか。

「マネル・ケイプもアンゴラとポルトガルのダブルパスポートを持っていて、ポルトガルのMMAをリードしている1人だよ。ポルトガル北部でずっとキャリアを築いてきたからね。ポルトガルのMMAは成長はしているけど、広まっているとは言えない。その過程にあるよ。ブラジルから多くの選手がポルトガルにやってきて、MMAの指導をするようになった。ただし、選手たちの経済状況はさほど良くなくて、そういう投資もまだ十分じゃない。

もともとジムや選手のレベルがそれほど高くなかったから、僕はポルトガルを離れた。だからこそポルトガルのMMAの発展に寄与したい。僕のような苦労をすることなく、若い選手たちがMMAをやっていける道ができるようサポートして、ポルトガルのMMAの成長の助けになりたいんだ。若い選手を支えられるようなりたいと思っている」

――それにしても、私はポルトガルとMMA、ファイトスポーツが結びつかないです。今もポルトガルほど素朴で、親切な人が多い国はないと思っているので。

「ポルトガルの国民性って、2つの顔があるんだよ(笑)。多くの人がしっかりと教育を受けていて、謙虚で親切だ。それはその通りだよ。でもファイトも愛している。夜の街、渋滞中の道路なんかじゃ、どこでもストリートファイトが見られるよ(笑)。僕はそういうポルトガル人らしさが好きなんだ」

――なるほどぉ。ところでアンドレはBellator、PFLで戦っていた時期があり、UFCと戦う前はUAE Warriorsで3試合を経験しています。中東で戦ったのは、なぜでしょうか。

「マネージャーから『UFCファイターと契約したいなら、俺のいうことを聞いてくれ。絶対にUFCに届かせるから』と言われたんだ。『分かった。どうしたら良い?』と尋ねると、『UAE Warriorsで試合をしよう』というのが、彼の答えだった。

そして1試合戦い、勝って戻ってきた。彼はもう1試合だ、と。また勝った。そうしたら『もう1度だ』と言われ、3度目も勝った。本音を言えば、アブダビではコロナ・プロトコルで色々な制約があり苦痛だった。そうじゃないと試合ができないというのは分かっていたけど、バブルが創られてホテルから出ることもできない。本当に息が詰まりそうだったから、あれ以上戦いたいとは思っていなかったよ。

でも、UFCに行くためだというマネージャーの言葉を信じた。結果4試合目を戦おうとしていた時にUFCからコールがあったんだ。UAEWで戦って良かったと思っている。UFCと比較すると小さなイベントだよ。でも大会の質も高いし、出場選手も強かった。UFC Fight Passで配信もされている。それにファイトマネーも良かったし、キャッシュで支払われるんだ。僕の力を示すためには、本当に良い大会だったよ」

――チームメイトの佐藤天選手から、アンドレもUFCファイターになるために強い意思を持ち続けていたと聞いたことがあります。

「I LOVE SATO(笑)。その意思を強くもって、自分の進みたい道を進み、手を伸ばすと届くチャンスは全て掴んできたつもりだよ」

――素晴らしいです。では改めて対戦相手、ジェイク・マシューズの印象を教えてください。

「ウェルター級の中で、特に力強い選手だと思う。7、8年もUFCに在籍していて経験豊かなファイターで、凄くウェルラウンドだ。でも僕のスピードは、彼とは明白に違う。僕の方が速く動ける。

彼はUFCで名を残しているけど、何も心配することはない。それよりも、自分自身が力を発揮できるかどうかの方が大切になってくる」

――ランキング外の相手ですが、ランク入りするためには恰好の相手かもしれないです。

「ランキングのことは気にしないよ。トップ15、トップ10が目標じゃない。僕の目標はチャンピオンになることだ。だから全ての対戦相手を眠らせる。世界のトップと戦うために、自分がどう戦うかに集中している。ジェイクは素晴らしいファイターで、それこそ自分を試すという点でも最高の相手だよ。彼を相手に自分の力を試したい。けれども、注意するのは彼ではなく、自分がどう戦うかだよ。

ジェイク・マシューズとの試合で、僕は誰でも倒せる力を持っていることを証明する。この惑星で最高のウェルター級ファイターの1人だと、ね」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポ

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【UFC275】カン・ギョンホとアジア対決、バットゲレル・ダナー「母国に近いだけで特別な力が……」

【写真】PPVショーのプレリミ出場は3度目となったダナー (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でバットゲレル・ダナーがカン・ギョンホと対戦する。

3試合連続で初回KOの快進撃が3月にストップしたダナーは、アジアでの再出発と母国モンゴルのMMAの発展への心意気を語った。


――リモートでの取材でなく、こうやってダナーに直接インタビューができて嬉しいです。

「本当に久しぶりですね。再び、こうしてお目にかかれて嬉しいです」

――モンゴルとシンガポールは南北で遠く離れていますが、アジアはアジアです。ここシンガポールで戦うことをどのように思っていますか。

「過去6試合を米国で戦ってきたので、モンゴルと同じアジアの大陸で戦うことはとても嬉しいです」

――今回もニューメキシコのジャクソン・ウィンクMMAで準備をしてきたのでしょうか。

「いえ、この試合に関しては最初はモンゴルで練習をして、キャンプはプーケットのタイガームエタイで行いました。もちろん、これからもジャクソン・ウィンクMMAで練習していきます。ただし今回の試合はアジアで行われるものなので、このような調整方法を選択しました。以前からタイガームエタイに興味があったので、良いタイミングだと思いプーケットで最終調整をすることにしたんです。シンガポールまで飛行機ですぐだし、時差も1時間しかないので。

ただ試合は試合で、どこで戦おうが最高の準備が必要です。そういう意味で今回も心身ともにしっかりと仕上げてきました。ただし、やはりアジアで戦うということは母国に近いというだけで特別な力で背中を押してもらっているような気がします」

――3試合連続1RKO勝ちから3月の試合でクリス・グティエレスに敗れ、仕切り直しの一戦となります。

「全ての試合が重要ですが、特に今回の試合は大切です。この試合に勝って、また連勝街道を進みたいと思っています」

――では対戦相手のカン・ギョンホ選手の印象を教えてください。

「カン・ギョンホ選手はアジアを代表するMMAファイターで、UFCで戦ってきたパイオニアの1人です。キャリアも凄く豊富です。思うに相当な減量をして試合に臨んでいるようですし、試合当日になるバンタム級のなかでも最大級の大きさを誇っているはずです。

レスリングとグラップリングは当然として、どの局面でも優れています。その一方で常にフィニッシュを狙う自分とは違い、戦略を用いて長期戦を勝ち抜くスタイルです。自分はファンに喜んでもらいたいですし、エキサイトしてほしいと思って戦っています。ファンに退屈な想いはさせたくないです」

――次の質問で、どのような試合をファンに披露したいのかを尋ねようと思っていましたが、すでに答をもらいました(笑)。

「アハハハハ」

――今回の大会はPPVショー故に米国に合わせた時間大会で進行され、午前中のファイトになります。その当たりはどのように捉えていますか。

「まずアジア大陸でUFCがPPVショーを開くことが、凄く嬉しいです。これからも、そういう機会が増えてほしいと思っています。米国時間に合わせることで早朝から試合の準備をして、戦うことになります。初めての経験ですが、生活のリズムをそのようにしてきたので、体が午前中に動くようになっています。だから、このインタビューを終えると、眠くなるはずです(※インタビューはシンガポール時間の午後1時に行われた)。

試合に向けて早朝に目を覚まし、体を動かして日中に睡眠をとる日々を送ってきたので(笑)」

――ところでファイトウィークで実施されるRoad to UFCにモンゴル人選手の出場がなかったです。ONEのケージ内を見ても、モンゴルはアジアの新パワーハウスだと感じていたので、アップ&カミングファイターの出場がなかったのは意外でした。

「モンゴルの世界中の国々と同じように、MMAは急速に普及しています。モンゴルではESPNでUFCが中継されて、若い世代の関心の高さは相当です。UFCジムもオープンしました。今回はまだ間に合わなかったですが、これからモンゴルの若くて可能性のある選手に対し、UFCが試合の機会を与えてくれるようになると思っています。

モンゴルFCがサンフランシスコでZhong Luo Cage Fighting Seriesを開き、自分もモンゴル人として大会をサポートするために会場に足を運びました。この動きなどモンゴルのMMA界が国内だけでなく、世界的な視野を持っている表れです。自分には仮想通貨の企業のサポートもあり、UFCで活躍することでモンゴルのMMAがより注目されるという意識をもって戦っています」

――モンゴル人選手が強くなると、また日本は大変になってきます(笑)。でも、そうなるようにダナーは戦っているわけですね。

「自分はジャダンバ・ナラントガラグと日本人のアライ(荒井順一)さんが最初のMMAの先生です。彼らが自分にしてくれたように、若い選手たちが国際的な舞台で戦えるための役に立ちたいと思っています」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFC275   アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ グローバー・テイシェイラ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー ホジェリオ・ボントリン マァフゥシャトゥ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC275】計量終了 王者テイシェイラ「ウォーの準備はできている」

【写真】 (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、12日(日・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」の計量が行われた。

Road to UFC Episode04終了から3時間半後にシンガポール・インドアスタジアムではセレモニアル計量&フェイスオフが実施され、Road to UFCよりも多くのファンが会場を訪れていた。


メインは42歳のライトヘビー級世界王者グローバー・テイシェイラが、RIZINからオクタゴンに転じて3戦目で挑戦権を手にしたイリー・プロハースカを相手に初防衛戦を行う。

「最高だ。完璧に準備して、今ここにいる。あとは戦いを見せるだけ」と挑戦者が話せば、チャンピオンはリラックスした表情で「明日はウォーだ。オクタゴンでウォーをする準備はできている。彼が僕のベルトを奪えるわけがない」と断言した。

またコメインでは女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコが、7度目の防衛戦でタイラ・サントスの挑戦を受ける。

オクラゴン4勝1敗、通算19勝1敗のチャレンジャーは「ここに来られたハッピー。しっかりと準備ができて、夢が現実になった」とインタビューに答えた。

一方、この日一番の声援を集めたといっても過言でないシェフチェンコは「気持ちが強く持てているわ。自信も本当にある。いつ、どこで誰と戦うかは全く問題にしていない。全員を倒し続ける。それが私の使命。さぁ、やるわ」と颯爽とコメントを残した。

なおフライ級でマネル・ケインと対戦予定だったホジェリオ・ボントリンが減量中に体調不良に陥り、両者の対戦はキャンセルされた。

また今回は英国大会までとはいわないが、シンガポール開催ということもあり、香港、中国、韓国、モンゴルとアジア勢が数多く参戦している。

そのなかで韓国のカン・ギョンホとモンゴルのバットゲレル・ダナーは唯一のアジア勢対決を戦う。

連勝が3でストップしたダナーの再起戦、同じく4連勝を逃した韓国のチェ・スンウも、復活を賭けた一戦で相対するジョシュア・クリバオと、フェイスオフで一触即発という場面が見られた。

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA o UFC UFC275   カン・ギョンホ チェ・スンウ ニュース

オリオン・コシ vs. ブラッド・ダイアモンドが6.12『UFC 275』から7.30『UFC 277』に延期

6.12『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』でチェ・スンウ vs. ジョシュ・クリバオ、カン・ギョンホ vs. ダナー・バットゲレル等7カードが判明(2022年04月30日)

 こちらの続報。


 6月12日にシンガポールで開催する『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』で予定されていたオリオン・コシ vs. ブラッド・ダイアモンドのウェルター級マッチが中止されるとのこと。コシがツイッターで「中止のニュースは本当だ。トレーニングを続けて次の機会に備えたい。ブラッド・ダイヤモンドが元気になればすぐに改めてブッキングされればいいのだが」とコメントしていることからブラッド・ダイヤモンドの負傷が原因のようです。


 その後同カードが7月30日にテキサス州ダラスで開催する『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』に延期される見込みであることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認しています。続きを読む・・・
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MIKE MMA o UFC   カン・ギョンホ ハニ・ヤヒーラ

コディ・ガーブラントがバンタム級復帰、7.9『UFC Fight Night』でハニ・ヤヒーラと対戦


 UFCが7月9日に開催するFight Nightシリーズ(会場未定)でコディ・ガーブラント vs. ハニ・ヤヒーラのバンタム級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ガーブラントは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』で行われたフライ級転向初戦でカイ・カラ・フランスに1R TKO負けして以来の試合で2連敗中。元バンタム級チャンピオンですが、最近6試合の戦績は1勝5敗。僅か1試合で見切りをつけてバンタム級復帰です。

 ヤヒーラは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でカン・ギョンホに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。続きを読む・・・
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MMA UFN198 カン・ギョンホ ハニ・ヤヒーラ

【UFN198】殴られ、倒され。組んで、引き込み。スイープからコントロールで勝利。This is ハニ・ヤヒーラ!!

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
カン・ギョンホ(韓国)

左フックのカン・ギョンホ、ハニはローを返す。素早いジャブ、ローを繰り出したカン・ギョンホの飛びヒザをキャッチしたハニがシングルレッグでケージに押し込む。ダブルレッグに切り替え、クラッチしたハニがカン・ギョンホに尻もちをつかせ両足を束ねていく。さらにボディロックからバックにまわったハニは、自ら後方に倒れ込もうとしたがカン・ギョンホが耐える。

強引に寝転がったハニは、下になる形となり足関節へ。カン・ギョンホが足を抜いてスタンドに戻るや、左ジャブを連続で伸ばし、右フックを2つ入れる。さらにジャブから右を続けるカン・ギョンホに対し、ハニが後ろ回し蹴りも姿勢を乱す。立ち上がるのを待ったカン・ギョンホがワンツーを入れ、動きが鈍ったハニに再度ワンツーを決める。引き込み気味にダウンしたハニに対し、カン・ギョンホはローを蹴り、パウンドにはいかない。

カン・ギョンホはハニを立たせてアッパーを決める。さらにローを蹴られた構えを変えたハニは、シングルレッグを切られて引き込み、ハーフから潜っていく。ディープハーフのハニに対し、スプロールで背中伸ばし耐えたカン・ギョンホが初回を取った。

2R、左フックに右を当てたカン・ギョンホはダブルレッグを切るが、続くローにテイクダウを合わされる。背中をつかせたハニはハーフからスクランブル狙いのカン・ギョンホに対し、一気にバックに回る。ワンフックから四の字フック、RNCを狙いハニは手首を掴んで防ぐカン・ギョンホに対し、焦ることなくバックキープする。

アゴの前に来る腕の手首を掴んで対処し続けるカン・ギョンホに対し、ハニは右腕で肩を掴み圧を掛ける。ここもリストコントロールで防いだカン・ギョンホは、後方からパンチを受けながらも体を振って対応する。残り1分、尻をずらすことができないカン・ギョンホだが、マウントへ移行することもうつ伏せになることも防ぎ試合は最終回を迎えることとなった。

3R、パンチの交換に応じたハニは右クロスを受けて下がると追撃を受け、左に回るところで右を被弾する。たまらずダブルレッグに出たハニはかわされて体が伸びて腹ばいになる。必死にガードを取り直したハニが、ギロチンからスイープしトップへ。すぐにシングルに出たカン・ギョンホだが、アームインギロチンの仕掛けに正座状態で耐えると、ハニはバックに回って腹固めへ。

ここも必至で凌いだカン・ギョンホから、バックに回ったハニは自ら後方に寝転がり、体を起こしてトップを取り切る。ハーフで抑えられたカン・ギョンホは、ワキ差しパスの圧に体を起こしていき、バタフライからクローズドガードへ。ハニは細かいパンチを落とし、足を一本抜く。肩固め狙いは身をよじって防いだカン・ギョンホだが、背中をつけた状態が続く。シングルを許さないハニがクローズドのカン・ギョンホに胸を合わせた状態で試合は残り1分を切る。

四の字フックでクローズドを組むカン・ギョンホは、これはスクランブルを諦めたか。フレームを創らせず、殴り続けたハニ。KOパワーはないが、このままトップをキープし続けたハニは、試合終了と直後に右手を突き上げて叫び声を挙げた。

結果、ジャッジ3者が29-28をつけ、ハニは判定勝ち──「人間として、ファイターとして成長し、向上するよう練習してきた。新しいテクニックを身につけ、新しいことに挑む。カン・ギョンホは僕が何をするのか、完全に分かって対処してきた。パンチを受け、倒されたけど上を取れて良かった。チームメイトの1人が、僕が3Rは戦わる逃げ切ることに対して、『初回はどっちが取ろうが、より良い技術を見せ、2Rも体力を残す。そして3Rももっと戦うんだ』と言ってくれた。この言葉にインスパイされたんだ。僕はトップを取るとフィニッシュを狙い、待つことなくエネルギーを使って来た。今日はポジションをキープするために、呼吸をしてリラックスして戦ったんだ。そして良いポジションを取り続けた。どんな手段をとっても勝ちたかった。そうやって長い間練習してきた成果が出た。皆に感謝している。特別な瞬間だ」と話した。


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