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o ONE UFC カン・ギョンホ キック ファーニー・ガルシア

UFC311:第3試合・中村倫也 vs. ムイン・ガフロフ

バンタム級

中村はRoad To UFCシーズン1優勝後、UFC本戦で2連勝。UFCデビュー戦はUFC0勝2敗のファーニー・ガルシアを仕留めきれずに判定勝ち。2戦目はTUF準優勝のブレイディ・ヒースタンド戦が組まれていたが、ヒースタンドが負傷欠場したため、TUF一回戦負けのカルロス・ヴェラとの対戦に。引き込みからの極めを狙い続けるヴェラの攻めを潰し、危なげなく勝利したが、またもフィニッシュすることができなかった。ガルシア戦で拳を負傷し、手術せず保存療法を選択したために回復に時間がかかり、11ヶ月ぶりの試合となる。29歳。

タジキスタンのガフロフはUFC1勝2敗。2019年まではONEに参戦しており、3勝3敗の戦績を残している。UFCデビュー戦はダウンを奪われ判定負け、2戦目はタックルにニンジャチョークを合わせられ一本負けで連敗。後がなくなった前戦は、UFCキャリア11年のベテラン・カン・ギョンホ相手にタックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ちした(ギョンホはこの試合を最後にリリースされている)。バックボーンはコンバットサンボ。28歳。

サウスポーの中村に対しオーソドックスのガフロフ。距離を取りジャブ、ローで牽制する中村。ガフロフは右オーバーハンドを見せる。中村がミドルを入れる。ロー。ガフロフがワンツーをヒット。右をを見せたガフロフだがスリップ。中村はボディを打ち込む。左ミドル。ガフロフもミドルを返す。右オーバーハンドを見せるが距離を取った中村。ガフロフもボディをヒット。中村がミドルを入れたがややローブロー気味。ダメージはなくレフェリー流した。中村の蹴りにガフロフが右オーバーハンドを合わせると、軸足をローで蹴って倒した。上になったガフロフ。中村はガードで凌ぐ。残り1分。ケージ際まで移動した中村が上半身を起こそうとするが、ガフロフが上から固めたままパンチを入れて1R終了。

インターバル中、倒された場面はダメージがないとセコンドに語る中村だが、セコンドからはラウンドを落としていると言われる。

2R。前に詰めてきた中村。ガフロフのミドルをかわすと飛び込んでワンツー。詰めたガフロフ。ヒザがヒット。さらに右ハイ。ケージ際をサークリングする中村。またミドルを入れるガフロフ。右オーバーハンド。ブロックした中村。バックスピンキックをボディに入れるガフロフ。中村は右ストレートを入れた。ガフロフの右がヒットし中村ダウン!すぐに起き上がりタックルに入るが、ガフロフはがぶる。中村が立つとがぶったままヒザを頭部に入れていく。残り30秒で振りほどいた中村がキムラを狙うが。ヒジを入れて離れた。残り10秒でワンツーから左ハイを入れたガフロフ。2R終了。

中村のセコンドからは「腹をくくって倒しに行け」と指示が出る。

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【UFC311】中村倫也と対戦、ONE~UAEW~DWCS~LFAを経てUFCに到達─ムイン・ガフロフ「UFCは違う」

【写真】きっとこういう選手ばかりが、UFCには揃っているんだろう(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのインテュイット・ドームで開催されるUFC 311「Makhachev vs Moicano 」で中村倫也と戦うムイン・ガフロフ。
Text Manabu Takashima

ONEバンタム級戦線で活躍も、UAEWに転出。コンテンダーシリーズに挑むも、契約ならず。ならばとLFAでバンタム級のベルトを巻き、ついにUFCとサインを果たす。この間に、少しでもUFCで戦うチャンスが広がるようラスベガスに移り住んだ。

人生を賭けてUFCに挑みながら、デビュー後は連敗。3度目の正直を目指し、背水の陣で挑んだカン・ギョンホ戦でオクタゴン初勝利を手にしたガフロフは、中村倫也に負けない情熱、いや情念を持ってオクタゴンに足を踏み入れる。


──ムインのことはONE時代から会場で取材をさせていただいてきたのですが、コロナ前にアジア最大のイベントを離れUAEWに戦場を求めました。

「UFCファイターになるためだよ。ONEは素晴らし団体だった。アジアでトップだ。ONEのお陰で、僕の存在を世界に知ってもらうことができた。いつだって尊敬し、感謝している。ただしUFCとは違う。自分の力をUFCで試したかったんだ」

──そのためにUAEWへ転出し、コンテンダーシリーズに挑んだわけですね。ただし、ONEの時のようなパフォーマンスを見せることができず、試合に負けてUFC行きはならなかったです。

「コンテンダーシリーズで負けても、UFCで戦うという目標が変わることはなかった。ただ、ショックは大きかった。一度、タジキスタンに戻って引退しようかとも考えた。そんな時に友人から連絡があって『戦うことをやめるな。練習も続けろ』って言われて……それまでより、ハードな練習を課すようになった。そして、UFCと契約するためにまずはLFAのチャンピオンになろうと思ったんだ」

──LFAでは2戦目でバンタム級王者となり、ついにUFCとサインを果たしました。

「最高の気分だった。夢が叶った。自分の力を世界最高峰で披露できる時がやったきたんだ。ただUFCはONEとは違った。UAEWとも違うし、LFAとも違う。UFCは世界で、他に比べるものがない一番のオーガニゼーションだ。だからケージの中も違っていて、初戦と2戦目はどうにも上手く戦うことができなかった。でも、前回のカン・ギョンホ戦から慣れてきた。今回の試合ではONE、UAEW、そしてLFAの時のように自分の力を出して戦える自信がある」

──今はラスベガスがホームなのですね。

「そうだよ。シンジゲートMMAに所属している。1年半前からラスベガスに拠点を変えた。それまでプーケットで練習していた。プーケットでも、凄く良い練習ができていたよ。トレーニング環境に問題があったわけじゃない。ただUFCは米国中心にイベントを開いているし、ラスベガスで練習している方がUFCで戦う機会を得やすいと思ったんだ。

とはいっても練習パートナーはUFC世界チャンピオンがいるし、コーチも少し違うかな」

──そんななか中村倫也選手と、今週末に戦います。倫也選手の印象を教えていただけますか。

「ブラザー、ナカムラは素晴らしいファイターだよ。MMAの全て局面で激しく、ファンに喜んでもらえる試合になるだろう。僕は全対戦相手を尊敬しているから、もちろんナカムラのこともリスペクトしているよ」

──倫也選手と戦った際、ムインのアドバンテージはどこにあると思っていますか。

「その質問には答えないでおくよ(笑)。試合を見て欲しい。とにかくファンの期待に応えられるよう戦うよ。日本のファンはナカムラの応援をするだろうけど、そんな日本のファンにも喜んでもらえる試合をする。国籍は関係ない、皆にの試合を楽しんでほしい」

──ところで今大会はバンタム級の世界戦が組まれていますが、ムインに勝利者予想をお願いするのは意味がないですね。

「マラブ・デヴァリシビリは僕のトレーニング・パートナーだからね。彼が勝つことところしか、想像できないよ(笑)」

──その一方で自身のゴールがチームメイトである事実をどのように捉えていますか。

「マラブは僕のモチベーションだよ。彼の活躍を見て、僕も頑張ることができる。そして、マラブのように世界中の人々に『俺がチャンピオンだ』といえる日を迎えるために戦い続けるよ」

■視聴方法(予定)
1月19日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時 30分~U-NEXT


■UFC311対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者] ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] マラブ・デヴァリシビリ(ジョージア)
[挑戦者] ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
ジャマール・ヒル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
ライニエ・デリダー(オランダ)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ザック・リース(米国)
アザマット・ベコエフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)
ビリー・アレカナ(米国)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン(米国)
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
カロル・ホサ(ブラジル)
アイリン・ペレス(アルゼンチン)

<バンタム級/5分3R>
中村倫也(日本)
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ベルナルド・ソパイ(アルバニア)

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
クレイトン・カーペンター(米国)

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AB F1 o UFC   カン・ギョンホ ムイン・ガフロフ 中村倫也

1.18『UFC 311』で中村倫也とムイン・ガフロフが対戦



 UFCが来年1月18日に開催する『UFC 311』で中村倫也 vs. ムイン・ガフロフのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 中村は2月の『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でカルロス・ヴェラに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来9連勝中(UFC2連勝中)。

 ガフロフは6月の『UFC on ABC 6: Whittaker vs. Aliskerov』でカン・ギョンホに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 カン・ギョンホ キック ムイン・ガフロフ

【UFC ABC06】カーフを効かされたカン・ギョンホ。TDを決めても返され、ムイン・ガフロフに判定負け

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
Def.3-0;30-27.30-27.30-27
カン・ギョンホ(韓国)

左ジャブを伸ばすカン・ギョンホが、右前蹴りを繰り出す。ガフロフは右カーフを蹴り、カン・ギョンホの姿勢が乱れる。さらに右フックを入れたガフロフが、左インロー。続く右カーフで、再びカン・ギョンホがバランスを崩す。左フックにシングルからボディロックのカン・ギョンホだが、ガフロフに押し返されて後方に倒れテイクダウンを奪われる。オープンガード、オモプラッタ狙いのカン・ギョンホに対し、ガフロフがエルボーを打ち込む。

右足を抜かれ、戻したカン・ギョンホだが下の時間が続く。ガフロフは左エルボーを打ち込み、右足を抜いて右で殴る。カン・ギョンホはバタフライガード両ワキを差して、立ち上がるとスクランブルでバックに回る。スタンドで両足をフックをしたカン・ギョンホ。ガフロフは後方にスラムするように倒れ込み、初回が終わった。

2R、カン・ギョンホが右前蹴り。ガフロフのボディストレートにダブルレッグを合わせたカン・ギョンホが、トップを取り切る。ハーフから肩固め狙い、パンチを入れてパス&同時にマウントをカン・ギョンホが取る。まだ十分にジアンが残っており、しっかりと胸を合わせて抑えるカン・ギョンホは、ブリッジに三角絞めをセットする。

腹ばいになり、頭を抜いたガフロフがスクランブルでグレイビーロールからバックを取り切る。ガフロフは後方にひくようなテイクダウンを仕掛けるも、カン・ギョンホが胸を合わせて離れる。ボディの連打から左フック、カーフを決めたガフロフは、カン・ギョンホのテイクダウン狙いにギロチンで応える。頭を抜いたカン・ギョンホは、カーフでヒザをつく。立ち上がったところでに重いフックを打つガフロフは、カン・ギョンホのダブルレッグを切る。ヒザをついたカン・ギョンホはガフロフにパウンドを落とされると、体を起こして正座状態でパンチを振るった。

最終回、組んだガフロフのボディロック・テイクダウンを潰したカン・ギョンホがトップに。バックコントロールから、ガフロフの前転をすかしてマウントを取る。ガフロクはシングルから立ち上がり、胸を合わせる。離れたカン・ギョンホは右アッパーにダブルレッグを合わせる。スクランブルでシングル狙いのガフロフが、レッスルアップからクリンチでケージにカン・ギョンホを押し込む。残り1分、クリンチでヒザを繰り出すガフロフだが、ボディロックテイクダウンを許す。カン・ギョンホはそのままサイドで抑えてマウント狙いも、ガフロフはスクランブル。ダブルレッグを切ると、ガフロフがスピニングヒールキックをテンプルの辺りに当てる。カン・ギョンホはダブルレッグで誤魔化すが、正座状態で殴られてタイムアップを迎えた。


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45 AB Black Combat Gladiator K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road to UFC UFC UFC ABC06   アレキサンダー・ヴォルコフ イクラム・アリスケロフ イ・チャンホ カン・ギョンホ ケルヴィン・ガステラム シャオ・ロン ジャレッド・ゴードン ジョニー・ウォーカー ダニエル・ロドリゲス ナスラ・ハクパレス ニコラス・ダルビー ブレンジソン・ヒベイロ マゴメド・ガジヤスロフ ムイン・ガフロフ ロバート・ウィティカー 食事

【UFC ABC06】ムイン・ガフロフ戦へ、UFC生活11年のカン・ギョンホ「スタミナ重視から効果的な戦い」

【写真】今年で37歳になるボディ!! (C)Zuffa/UFC

22日(土・現地時間)、サウジアラビアはリヤドのキングダム・アリーナでUFC on ABC06「Whittaker vs Aliskerov」が開催されカン・ギョンホが出場し、ムイン・ガフロフと戦う。
Text by Manabu Takashima

ミスター・パーフェクトの異名を取るカン・ギョンホがMMAでビューをしたのは2007年4月と、もう17年のキャリアを誇る。K-MMA界に定期的なイベントを維持できるプロモーションがほぼ存在しなかった時代に戦極、GLADIATOR、GRACHNなど日本でのファイトも経験している。

Road FCが旗揚げ後はバンタム級ファイターとして順調に経験を積み、バンタム級Tで優勝してベルト巻くとUFCと契約を果たした。それからもう干支が一回りしようという今も、カン・ギョンホはUFCで戦い続けている。ムイン・ガフロフ──を前に長いキャリアを続けられる要因と、変化するK-MMAについて尋ねた。


──今週末にムイン・ガフロフと対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は18日に行われた)。

「最高の状態で、ファイトに向かって気持ちがあがっています」

──サウジアラビアでの試合ですが、何かミドルイースト独特の空気感のようなモノはありますか。

「ホテルにいるだけなので、サウジアラビアっぽさっていうのは分からないです(笑)。ただヒジャブをつけた人が多いですね。その辺りに文化の違いは感じます。いずれにせよ、自分にとって初めての国での試合というのは楽しみでならないです」

──私がカン・ギョンホ選手を初めて取材させていただいたのは、まだRoad FCで戦っていた頃で12年も昔になるかと思います。が、容姿がほとんど変わっていないですね。

「そんなことはないです(笑)。すっかり年を重ねました。ただ変わっていないといってもらえると、嬉しいものです。普段から体に良い食事を摂り、しっかりと良い睡眠を心掛けています。もちろん、常に体を動かしていますし。でも、実は白髪が増えて……今回、初めて白毛染をしたんですよ(笑)」

──なるほどぉ!! ところで11年前にUFCとサインをしたとき、11年後もUFCで戦っていることが想像できていましたか。

「ファイトは私の仕事なので、キャリアをスタートさせた時から少しでも長く戦い続けようとは思っていました。そして、今もUFCに在籍しているということは、その目標を果たせているのかなとは思います。

MMAファイターがキャリアを積み重ねていくということは、それだけ厳しい時間を繰り返していることにもなります。練習と試合という日々に疲れを感じたこともあります。でも、試合の度に新しいモチベーションを得ることができたので、ずっと練習を続けることができました。そのモチベーションを見つける努力はしてきましたね。

何より練習をして、試合を戦うことで最高の気持ちになれます。特に勝った時は。それが今でも最高に楽しくて。MMAをエンジョイしていますし、何よりもMMAを続けることで家族と共に人生を歩んでいける。そこは誇りを感じています」

──最高です。と同時にカン・ギョンホ選手はフィジカルが強いレスラーで、アグレッシブなファイターです。とはいえ、今や周囲のファイターはどんどんフィジカルが強くなり、レスリング力の強さもデフォルトになっています。10年以上、UFCで戦ってきてスタイルにも変化が加わったのではないでしょうか。

「しっかりとレスリングに重点を置いたファイトは、今でも欠かせないと思います。ただ自分もキャリアを積み、背中のケガも経験しました。フィジカルを鍛えつつも結果として、戦い方を変えないといけなかったです。

それが打撃重視の戦いです。若い時のようにスタミナ勝負のようなファイトではなく、効果的な戦いを心掛けるようになりましたね」

──つまりムイン・ガフロフともスマートに戦うと。

「そうですね。ムイン・ガフロフはアグレッシブでタフな相手なので、賢く戦う必要があります。でも、彼よりもアグレッシブで爆発力のある試合をお見せますよ」

Black CombatかUFCか。それはファンが判断すること

──ところでK-MMA界も大きく変わったと思います。チームMADが小さなジムで、マットは汗がたまるような時代を知るカン・ギョンホ選手から若い世代に伝えたいことはありますか。

「今、韓国では凄く可能性のある若い選手が多く育ってきています。チームMADもそうです。とにかく必死に戦い、必死に練習をする。自分の限界に挑む姿を見せることで、彼らもやる気を出してくれると思っています」

──押忍。ところで今や韓国でも若い選手はSNSを駆使し、ケージ外でのエンターテイメント化が進んでいると思います。

「MMAはプロ産業です。私たちはファンの関心を引かなければならないです。それを自分自身でやっていることは、良いのではないでしょうか。トレンドを目指す。それは凄く自然なことで、プロとしても良いことだと自分は捉えています。もちろん、それ以前にしっかりと練習をすることが前提として存在しています。それ以外のことは、二の次です。そこが分かっていれば良いことです」

──Black Combatの取材をすると、試合後のマイクのやり取りが非常に長いです。それを若いファンが凄く楽しんでいる。あのシーンを目の当たりにすると、まさに隔世の感という言葉が思い浮かびます。

「つまりはファンが何を見たいのかっていうことなんですよね。試合時間よりも長いインタビューをファンが楽しんでいるなら、それはそれで正解です。MMAプロモーションはファンの見たいモノを提供するものです。Black Combatが見たいのか。UFCが見たいのか。それはファンの皆が判断することなんです」

──押忍。試合以外のことまで、しっかりと話してくれてありがとうございます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「自分は日本でも試合をしたことがありますし、日本人選手とはたくさん試合をしてきました。それでも日本の人たちは自分に声援をおくってくれます。また、いつの日か日本で戦いたいと思っています。いつも応援ありがとうございます」

■視聴方法(予定)
6月23日(日)
午前0時45分~ U-NEXT
■放送予定
6月23日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC Fight Pass
午前0時45分~U-NEXT

■UFC ABC06対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
イクラム・アリスケロフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
アントニオ・トロッコリ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
ヴォルカン・オズデミア(スイス)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ジャレッド・ゴードン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
カン・ギョンホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・ガジヤスロフ(バーレーン)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
シャオ・ロン(中国)

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AB MMA o UFC イ・チャンホ カン・ギョンホ ブログ

UFC on ABC6:オッズ/予想と展望

ロバート・ウィテカー 1.65
イクラム・アリスケロフ 2.30
セルゲイ・パブロビッチ 1.43
アレクサンドル・ボルコフ 2.90
ケルヴィン・ガステラム 1.41
ダニエル・ロドリゲス 3.00
ムハンマド・ナイモフ 1.77
フェリペ・リマ 2.10
ジョニー・ウォーカー 1.93
ヴォルカン・オーズデミア 1.89
シャラ・マゴメドフ -
アントニオ・トロコリ -
ナスラット・ハクパラスト 1.42
ジャレッド・ゴードン 2.95
リナト・ファクレトディノフ 1.28
ニコラス・ダルビー 3.80
カン・ギョンホ 2.36
ムイン・ガフロフ 1.62
マゴメド・ガジヤスロフ 1.32
ブレンドソン・ヒベイロ 3.50
セドリック・デュマ 1.44
デニス・トゥルーリ2.72
シャオ・ロン 1.87
イ・チャンホ 1.95

当初は3月に予定されていたサウジアラビア大会だが、「カードがショボい」というサウジアラビアサイドからのクレームにより、APEX開催に変更され、改めて6月に組み直されることになった経緯がある。3月のメインはジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. シャミル・ガジエフ。クレームが入るのも仕方ないか。

仕切り直しで組まれたカードはロバート・ウィテカー vs. MMA無敗で中東では絶大な人気を誇るハムザト・チマエフで、このカードならさすがに問題はない…と思われたが、試合1週間前に目玉のチマエフが体調不良によりまさかの欠場。これはある意味マクレガーの欠場より痛い。マクレガーと違い、チマエフは無敗で上り調子で、これからタイトルに挑んでいくであろう選手。ここで勝てば、8月のDDP vs. アデサニヤの勝者への挑戦が見えてくるところだったが。

代わってウィテカーと対戦するのは、本来先週試合が組まれていたアリスケロフ。ダゲスタン出身でコンバットサンボ世界王者。キャリアで唯一敗れた試合が、本来出場予定だったハムザト・チマエフ戦。昨年UFCデビューし、初戦はUFC4勝2敗のフィル・ハウズに1RKO。2戦目で現在ランキング4位まで上がったナッソーディン・イマボフ戦が組まれていたが、イマボフ欠場により階級下のワーレイ・アウヴェスとの対戦となり、またしても1RKO。先週にランカーのアンソニー・ヘルナンデスとの対戦が組まれていたが、ヘルナンデス欠場により、UFCデビュー戦の相手に変更となっていた。またしても意味がない試合になるところだったが、急遽ランキング3位の相手と戦う幸運を得た。

アリスケロフが勝った場合もタイトル挑戦のチャンスが回ってくる可能性がある。一方、ウィテカーはランク外の相手に勝ったところでタイトル戦へのアピールにはならないし、損しかないカードなのに良く受けた。

UFCでは2戦とも2分少々でKO勝ちしており、実力の底が見えない。当然レスリングに自信を持っており、UFCデビュー戦で勝った後は全米レスリング王者のボー・ニッカルとどちらのレスリングが上か勝負しようと挑発したこともあった。しかしコンテンダーシリーズでの試合では、意外とテイクダウンに苦労する場面があった。結局2分すぎにテイクダウンを奪うと、得意のキムラを極めて一方的に勝利したが、ウィテカー相手にテイクダウンから立たせず攻めることができるかどうか。

ウィテカーKO勝ちと予想。

第1試合では、昨年のRoad To UFCシーズン2のバンタム級勝戦がようやく実施される。当初は2月に予定されていたが、シャオ・ロンの怪我で流れていた。シャオ・ロンは一回戦で野瀬、準決勝で上久保と日本人相手に僅差判定勝ち。イ・チャンホはキャリアの13勝すべてがフィニッシュ勝利。準決勝ではテイクダウンを奪われる展開から、3R相手が消耗し、パウンドで逆転KO勝ちしている。

第1試合開始は16日午前1時(15日25時)。速報します。

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UFC on ESPN57:第4試合・ジョン・カスタネーダ vs. ダニエル・マルコス

バンタム級

カスタネーダはUFC4勝2敗。ここ2戦はムイン・ガフロフとカン・ギョンホに完勝。その前の試合は敗れているが、1Rにダウンを3回奪いKO寸前まで追い込んだところからの逆転負けだった。レスリング・柔術がバックボーン。32歳。

ペルーのマルコスはキャリア無敗。コンテンダーシリーズからUFCと契約し、昨年1月のデビュー戦はヒザを腹に打ち込んでKO勝ち。2戦目はデイビー・グラント相手に僅差判定勝ち。バックボーンはルタ・リーブリ。スタンドでプレッシャーを掛け、ケージまで下がった相手に打撃を打ち込んでいくスタイル。2月にUFC3戦目でアオリ・チロンと対戦し、優勢に試合を進めていたところで、偶然のローブローを入れてしまい、ノーコンテストで3勝目を逃した。31歳。

勝った方がランカーへの挑戦権を手に入れる試合。

サウスポーのカスタネーダ、マルコスはオーソドックス。前蹴りで牽制するマルコス。左右のパンチを打ち込む。プレスするマルコス。ケージを背負うカスタネーダに右をヒット。飛び膝から左右のパンチを入れる。カスタネーダ出られない。パンチで飛び込んだマルコスだが、カスタネーダかわして離れた。ローを入れるカスタネーダだが、マルコスの右をもらいフラッシュタウン気味に倒れた。すぐに立つ。マルコスインロー。また詰めるマルコス。右。ケージまで下がったカスタネーダ。パンチで出るとマルコスはバックステップでかわす。マルコス右を入れてヒザ。ワンツー。前蹴り。残り1分。右ミドルから右ストレートを入れるマルコス。飛び込もうとしたカスタネーダに右カウンターをヒット。右をもらったカスタネーダ。効いたか。マルコス残りわずかで詰めてパンチを打ち込む。ホーン。

1Rマルコス。

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【UFC295】小刻みなステップ&打撃、そしてTD。カスタネダがギョンホを判定で下す

<138ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタネダ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カン・ギョンホ(韓国)

サウスポーのカスタネダに対し、ギョンホが前手を伸ばしながら右の前蹴り、右ミドルと右ストレートを打つ。カスタネダは左のボディストレート、スイッチしての右カーフ、サウスポーに戻して左ミドルを返す。

ギョンホも右ストレートを返すが、サークリングするカスタネダを捕まえきれない。逆にカスタネダはスイッチも織り交ぜながら細かく動いて左インローとミドルを当てる。ギョンホは右の前蹴り、カスタネダの左ミドルに右ストレートを合わせる。カスタネダのステップと細かい攻撃が目立つラウンドとなった。

2R、ギョンホが右ストレート、カスタネダの蹴り足をすくって飛びヒザ蹴り。1R以上に距離を詰めて、右ストレート・右の前蹴りと手数を増やす。カスタネダはインローと右フックを当て、ギョンホのパンチに合わせて組みついてバックへ。股下でクラッチしてテイクダウンし、ギョンホの立ち上がり際にバックを狙うが、ギョンホはそのまま立ち上がって離れる。

カスタネダが左ボディと左ミドル。このミドルがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、カスタネダはギョンホのパンチに合わせて組みつき、ギョンホは正対して離れる。足を止めて打ち合う両者。カスタネダが左ストレートを当て、左ボディとミドル、ギョンホの前足にローを集める。ギョンホもジャブ・左フックを出して前に出ていくが、カスタネダが左ストレートと右フックを当てて前に出る。

3R、ギョンホのインローがローブローとなるが、カスタネダはすぐに試合再開を要求。ギョンホのローに左ストレートを合わせると、アウトサイドの右カーフを蹴って、ガードの高いギョンホにボディブローを集める。前に出るギョンホだが、カスタネダがインロー、左ミドル、左ストレートを当てる。ギョンホも左フックを当てるが単発に終わる。

逆にカスタネダはこの左フックに合わせて組みつき、ダブルレッグで尻餅をつかせる。立ち上がるギョンホの後ろにつくと、ギョンホもスイッチで正対する。距離が離れると、カスタネダが左ストレート。ギョンホは右ストレート・右ミドル、カスタネダがシングルレッグで組み付いて、股下クラッチで持ち上げる。

ここはテイクダウンできなかったカスタネダだが、すぐにダブルレッグに入ってギョンホに尻餅をつかせてバックへ。ギョンホもカスタネダを前に落としてギロチンを狙うが、カスタネダは頭を抜いて立ち上がる。前に出るギョンホ。カスタネダは下がりながら前蹴りで突き放して、追撃を阻止する。小刻みなステップワークと打撃、そしてテイクダウンでポイントを重ねる見事な試合運びでカスタネダがギョンホを下した。

試合後、カスタネダは「とてもハッピーだ。1Rを落としたから、2Rから巻き返しを図った。ジャッジには感謝している。オーソドックスとは動きが違うけど、勝利は勝利だ。ここで君と話せて嬉しい、写真を撮ってもらっても良い?」と記念撮影に収まった。


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【UFC295】UFC2戦目でMSG、スティーブ・アーセグ「平井が試合を受けてくれたらUFCとサインできた」

【写真】豪州勢らしく125ポンドでもパワフルなウェルラウンダーのアーセグ(C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)、秋のUFCビッグショー in NYC──UFC295「Prochazka vs Pereira」がニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント名にあるようにイリー・プロハースカ✖アレックス・ポアタン・ペレイラによるUFC世界ライトヘビー級王座決定戦を筆頭に、UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦=セルゲイ・パブロヴィッチ✖トム・アスピナルなど選りすぐりのマッチアップが並ぶ同大会で、豪州フライ級のエース=スティーブ・アーセグが、オクタゴン2戦目でアレッサンドロ・コスタと対戦する。

今年の2月にパースで開かれたUFC284の前夜、ある意味ダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ファイト的なPPVショーウィークのローカル大会=Eternal MMAで平井総一朗を破り最高峰に辿り着いたアーセグを初インタビューした。


――今週末、MSGでアレッサンドロ・コスタとオクタゴン2戦目を戦います(※取材は8日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「感謝の気持ちでいっぱいだよ。なんせMSGだからね。1年前のことを想うと、ここにいることが信じられない。Eternal MMAで戦っていてUFCとサインし、MSGで戦う。これ以上のことはないだろう。コスタは強敵だし、凄くチャレンジングな試合になる。最高だよ、真っ向勝負をしたいと思っている」

──スティーブは今年の2月に、UFC284ファイトウィークに行われたEternal MMAで日本の平井総一郎選手を破ったことでUFC入りを果たしました。その過去があって、日本のファンにとっても気になる選手です。

「UFCの前日の試合だったけど、実は対戦相手がなかなか決まらなかった。豪州国内では僕と戦いたがる選手が誰もいなくて。そして英国や海外の選手に当たることになった。結果、ヒライが試合に応じてくれて本当に嬉しかったよ。彼とは試合後、そして日本に戻ってからも何度か連絡を取り合った。

あの大会後、バックステージでUFCとの契約が決まった。僕はあの試合でUFCに良い印象を与えて勝つ必要があったけど、ヒライが試合を受けてくれたからUFCとサインできたんだ。試合がなければそれは不可能だったからね」

──6月のダヴィッド・ドヴォルザーク戦はショートノーティス、ランカーとのUFC初戦となりました。

「いつだって試合ができるように準備していたから、あのチャンスに跳びついた。10日前だろうが、2日前だろうが構わない。オファーがあった時、僕はコーチに『皆が大丈夫なら、俺は戦うよ』って伝えたんだ」

──コーチからの確認でなく、コーチの方を確認したと(笑)。

「そうなんだ(笑)。それにさ、普通にオファーを待っていたらいきなりトップ10ファイターと戦うことはできなかっただろうしね」

──とはいえ、そのランカーを破ったのにスティーブはランク入りしていません。

「どういう仕組みでランキングが決定されているのか、僕には分からないんだけど……そこは気にしていないよ。いずれにせよ、デビュー戦でトップ10の選手に勝てたことで2戦目からもトップランカーと戦えるポジションを手にすることができたんだ。この状況はチャンピオンを狙ううえで、好ましいことは変わりないから」

──当初の予定ではランク9位のマット・シュネルと対戦予定でした。

「ランク9位の選手との試合がなくなって……やはり勝てば返ってくるモノも大きかったし、最初は引っ掛かるものがあったよ。けど、NYのビッグイベントで戦えるし気持ちはすぐに切り替わった。実際コスタはシュネルより、手強いと思う。グラウンドが強くて、テイクダウンディフェンスにも長けている」

──では、そのコスタ戦ではどのようなファイトを見せたいですか。

「僕がどの局面でも、しっかりと戦えることを証明したい。打撃、寝技、レスリング、全ての場面で僕の爆発力がアドバンテージを握るだろう。彼は距離を保つタイプだから、開始直後から詰めて圧力をかける。そして打撃に優位に立つ。彼が持っている僕のイメージとは違う武器を使って戦う。彼のカウンター狙いに対して、あくまでも僕のファイトを貫く。僕が世界のベストだと証明できるファイトを心掛けたい」

──ところで私はUFCフライ級ファイターのインタビュー機会を得ると、常に平良達郎選手のことを尋ねるようにしています。スティーブにとって、平良達郎選手のパフォーマンスはどのように映っていますか。

「UFCで戦っている日本人だよね。あのサブミッションが得意な。いや、彼のサブミッションは良いよ。いつか戦う日がやってくると思うけど、その時は思い切りファイトしたい。凄く良いファイターだ。日本のファンも、その前に僕の試合を見て楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分3R>
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)
トム・アスピナル(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
マッケンジー・ダーン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マットフレヴォラ(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティーニ(米国)
ジエゴ・ロピス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(豪州)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<158ポンド契約/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

<ライト級/5分3R>
ナジム・サディコフ(アゼルバイジャン)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<138ポンド契約/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
ジョン・カスタネダ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)

<147ポンド契約/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
ジャマール・エマース(米国)

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UFC295:オッズ/予想と展望

イリー・プロハースカ 2.05
アレックス・ペレイラ 1.80
セルゲイ・パブロビッチ 2.02
トム・アスピナル 1.82
ジェシカ・アンドラージ 2.64
マッケンジー・ダーン 1.51
マット・フレボラ 2.90
ブノワ・サン・デニ 1.43
ディエゴ・ロペス 2.00
パット・サバティーニ 1.83
ティーブ・エルセグ 1.60
アレッサンドロ・コスタ 2.40
タバサ・リッチ 2.42
ルーピー・ゴディネス 1.59
マテウシュ・レベツキ 1.15
ルーズベルト・ロバーツ 5.70
ナジム・サディコフ 1.77
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 2.10
ジャレッド・ゴードン 1.51
マルク・マドセン 2.64
ジョン・カスタネーダ 1.70
カン・ギョンホ 2.20
ジョシュア・ヴァン 1.44
ケビン・ボルハス 2.85
デニス・ブズカ 3.10
ジャマル・エマース 1.39

メインはライトヘビー級王座決定戦。ライトヘビー級は昨年6月にプロハースカがグローバーテイシェイラを破りベルトを獲得。12月にダイレクトリマッチが予定されていたが、プロハースカが負傷欠場となり、王座を返上。王座決定戦はブラホビッチとアンカラエフの間で行われたがドローで王者は誕生せず。今年1月に今度はテイシェイラとジャマール・ヒルで王座決定戦を行い、ヒルが勝って新王者となった。しかしヒルは今年7月、バスケの試合中にアキレス腱を断裂。またも王座返上となり、前王者プロハースカと、7月にライトヘビー級転向初戦で元王者ブラホビッチに勝利したペレイラとの間で、12ヶ月で3度目の王座決定戦が行われる。

プロハースカは2020年7月にUFCデビューしてから、相手の欠場等で試合が流れることが多く、ほぼ年1の試合ペースとなったが、2試合連続KO勝ちで王者テイシェイラに挑戦。前半はテイクダウンを奪われる流れから、後半タックルを切るようになったプロハースカが打撃を効かせて形勢逆転。しかし5R開始の時点で判定での勝ちは難しい状況で、5Rは打撃でも押され、マウントも奪われるピンチから、残り28秒でチョークでの大逆転勝利。去年肩を怪我をした際には、UFCのドクターに「これまで見た中で最悪の負傷」とも言われ、復帰も危ぶまれていたが、負傷から1年たたずに復帰を果たす。

RIZIN王者プロハースカに対し、ペレイラは元Glory王者。2020年に4年ぶりにMMAに出場すると、MMAキャリアわずか4戦(3勝1敗)でUFC出場。まだノーランカーの3戦目でいきなり上位ランカーのストリックランドと組まれ1RKO勝ちし、当時の絶対王者アデサニヤのタイトルに挑戦。劣勢の5Rに逆転勝ちしてタイトルを獲得したというのもプロハースカと同じ。しかし、今年4月のダイレクトリマッチではアデサニヤにKO負けし、試合後にライトヘビー級転向を宣言。今年7月に元王者ブラホビッチと対戦。1Rはテイクダウンを奪われ逃れることが出来なかったが、2Rに体力を消耗したブラホビッチに打撃を打ち込み、3Rは打撃の手数で上回ったが、終盤にテイクダウンを奪われる僅差の内容でスプリット判定勝ち。しかしMMAへの対応能力にはまだ穴があることを露呈している。

オッズは意外にも?ペレイラがフェイバリット。プロハースカの打撃のイメージが強いだけに、打撃のスキルで上回るペレイラは相性が悪いと見られたか?ペレイラの下になった時の対処もかなり不安が残るが。

プロハースカパウンドでKO勝ちと予想。

セミは本来メインで予定されていた王者JJ vs. 3位ミオシッチのヘビー級タイトルマッチが、JJの負傷により消滅。急遽、2位パブロビッチと4位アスピナルの間で暫定王座決定戦が組まれた。

パブロビッチは5年前のUFCデビュー戦で、まだ上位ランカーだったアリスターといきなり対戦。テイクダウンされると、パス→サイドからの鉄槌連打でKO負け。しかしUFCでの負けはこれだけで、その後は6試合連続1RKO勝ち。キャリアでも18勝のうち15KO、判定勝ちが3回で一本勝ちはない。前回のブレイズ戦では、序盤にブレイズのパンチが顔面を捕らえるものの、下がらずにパンチを打ち返し、ダウンを奪いパウンド連打でKO勝ち。アリスター戦以降テイクダウンを奪われていないが、そもそも相手がテイクダウンを狙う前に試合が終わっている。重いパンチを持っているということ以外、実力が見えてこない面がある。

アスピナルは先日ガヌーと対戦しスプリット判定勝ちしたタイソン・フューリーのスパーリングパトナーも務めているほどボクシングのトレーニングをしているが、バックボーンは父親から学んだ柔術(父は現在もチームの柔術トレーナーを務める)。キャリア13勝はすべてフィニッシュ勝利で、10KO・3一本勝ち。UFCではアンドレイ・アルロフスキー相手に2Rまで持ち込まれた以外はすべて1R決着。唯一の敗戦はカーティス・ブレイズ戦で、開始直後に放ったローをカットされた際にヒザを負傷し、わずか15秒でTKO負け。しかしこれはアクシデント的な決着だったし、こちらもまだ実力の底が見えない。

パンチだけで勝ってきたパブロビッチに対し、アスピナルはヴォルコフ戦ではテイクダウンからのパウンドやアームロックなど、グラウンドでも勝負できる。打撃の技術でもアスピナルが上に見えるが、ヘビー級では一発入っての逆転KOが十分ありえるので、アスピナルとしても打撃の勝負は避けたいはず。その場合、パブロビッチがどれだけテイクダウンに対応できるかという、今までUFCでは見たことがなかった展開が勝負を分けることになりそう。

パブロビッチKO勝ちと予想。

今回からアメリカはサマータイムが終わり時差14時間。第1試合開始は12日朝8時から。メインカードは12時からとなる。

速報します。