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『RIZIN CONFESSIONS』第152回動画

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 『RIZIN CONFESSIONS』第152回動画。今回は『RIZIN.47』からクレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ、上田幹雄 vs. シェミスラブ・コバルチェク、武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢の舞台裏です。続きを読む・・・
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【RIZIN.47】武田光司、シェイドゥラエフに無念の一本負けで悔しさ「とんでもない選手だな」 『RIZIN.47』試合後インタビュー

9日に開催された『Yogibo presents RIZIN.47』(国立代々木競技場第一体育館)の試合後インタビューに選手たちが応じた。

●『Yogibo presents RIZIN.47』(国立代々木競技場第一体育館)
・第9試合 バンタム級
堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス
・第8試合 フェザー級
クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ
・第7試合 ヘビー級
上田幹雄 vs. シェミスラブ・コバルチェク
・第6試合 フェザー級
武田光司vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
・第5試合 ライト級
スパイク・カーライル vs. キム・ギョンピョ
・第4試合 フェザー級
カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢
・第3試合 ライト級
ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア
・第2試合 オープンフィンガーグローブキックボクシングルール(※肘有り)
梅野源治 vs. 魚井フルスイング
・第1試合 ライト級
徳留一樹 vs. 宇佐美正パトリック

#武田光司 #RIZIN #RIZIN47

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【RIZIN47】カザフの岩の拳=ダウトベックの左フック&左ボディショットで関鉄矢が悶絶KO負け

【写真】強烈な一撃だ(C)RIZIN FF

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
Def.1R3分11秒 by KO
関鉄矢(日本)

身長で7センチ、リーチでも9.5センチが上回る関が、まず右ローを蹴る。ダウトベックは蹴りをかわして、踏み込みのフェイクを見せて、踏み込むタイミングを計っているのか。両者揃って手がないなか、ダウトベックが左ミドルを放つ。

ここからも慎重に間合いの測り合いが続く中、関はローから右ハイを顔面に届かせると、ダウトベックが左ミドルを蹴り返す。左の右の相打ちから、圧を高めたダウトベックは左ミドルをもう一度放ち、左ボディフックから左フックでダウンを奪う。立ち上がった関だが、コーナー前で左ボディフックを打ち込まれ、キャンバスに沈んだ。

「RIZINで再び戦うチャンスを与えてくれてありがとうございます。これからもRIZINで戦ってチャンピオンになりたい。ロシア語を話しますが、自分の母国語はカザフ語だ。日本でチャンピオンになると、日本語を覚えてファンの皆と交流する」とダウトベックはマイクで語った。


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【RIZIN47】セレモニアル計量、堀口×セルジオ・クレベル×アルチュレッタに大歓声。どよめいたのは…。

【写真】デカいは分かりやすい。そんなシェミスラブ・コバルチェクの計量だった(C)MMAPLANET

都内にて、明日9日(日)東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47のセレモニアル計量が行われた。
Text by Takumi Nakamura

冒頭の榊原信行CEOの挨拶にもあったように、今大会はアメリカ、ポーランド、キルギス、韓国、カザフスタンから選手が来日する国際色豊かな大会となった。


計量ではメインの堀口恭司×セルジオ・ペティスへの声援はもちろん、クレベル・コイケ×フアン・アルチュレッタが揃って計量をクリアすると、両者の計量オーバーを心配した(?)ファンからは大歓声が起きた。

なおセルジオのセコンド、デューク・ルーファスはミルウォーキーつながりでNBAミルウォーキー・バックスのユニフォームを着用。34番=ヤニス・アデトクンボのモデルと思いきや、背中の文字は「ROUFUS」でオリジナルのものだった。

またヘビー級(120キロ以下)の上田幹雄とシェミスラブ・コバルチェクがスタージに現ると両者の“デカさ”が目立ち、コバルチェクがTシャツを脱いで上半身裸になるとどよめきも起きる。

RIZINの柏木信吾・海外事業担当も「コロナ禍もあってRIZINも70kg以下の試合が多かったのですが、久々のヘビー級の試合ということで、やっぱりヘビー級は“ザ・格闘技”という感じがしていいですね」と久々の光景に笑みを浮かべていた。

順調に進んだ計量だったが“ブラックパンサー”ベイノアと対戦するジョニー・ケースが公式計量でリミットを1kgオーバーし、セレモニアル計量にも姿を見せず。ケースはレッドカード(減点1)からの試合スタート、ケースが勝利した場合はノーコンテストという条件での試合実施となる。

■視聴方法(予定)
6月9日(日)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN47計量結果カード

<バンタム級/5分3R>
堀口恭司:60.75キロ
セルジオ・ペティス:60.80キロ

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:66.00キロ
フアン・アルチュレッタ:66.00キロ

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄:111.30キロ
シェミスラブ・コバルチェク:114.65キロ

<フェザー級/5分3R>
武田光司:66.00キロ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ:65.95キロ

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル:70.95キロ
キム・ギョンピョ:70.75キロ

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック:65.95キロ
関鉄也:65.90キロ

<ライト級/5分3R>
ジョニー・ケース:72.00キロ
“ブラックパンサー”ベイノア:70.95キロ

<キック・62キロ契約/3分3R>
梅野源治:61.95キロ
魚井フルスイング:61.65キロ

<ライト級/3分3R>
徳留一樹:70.95キロ
宇佐美正パトリック:70.90キロ

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RIZIN.47:オッズ/予想と展望

MMAの試合のみ。

徳留一樹 2.30
宇佐美正パトリック 1.57

3年前のサトシ戦以来の復帰となる徳留だが、サトシ戦の前からすでに八王子市役所の職員になることが決まっていて、実質セミリタイア状態。

宇佐美は2022年のデビュー2年目にRIZINデビュー。相手は今回同様ベテランの佐々木信治だったが、2Rまで佐々木に組み付かれる展開で苦戦し、3R目に打撃を入れての逆転勝ち。MMAでの前戦となる昨年4月のギョンピョ戦では、テイクダウン→パウンド→背中を向けたところでチョークに捕まり完敗。

徳留は34歳から3年のブランクは厳しい。佐々木戦の頃の宇佐美が相手でも難しいのでは。宇佐美KO勝ち。

ジョニー・ケース 1.15
ブラックパンサー”ベイノア 5.00

4月に大凡戦をやらかしたベイノア。極真出身でキックで王座を獲得し、AKAで1年間組技も強化してきたのでもっとできるはず。相手が井上で、負けられないという意識が働きすぎたのか。今回はそんな意識を持つ心配がない、RIZINタイトル挑戦者のケースとの対戦に。

昨年4月のアブドゥルカリコフ戦を負傷欠場したケースは1年半ぶりのMMAの試合となるが、昨年11月にはボクシングの試合にも出場しており、ブランクほどには体調の問題はなさそう。

ベイノアが検討した上でケース一本勝ち。

カルシャガ・ダウトベック 1.22
関鉄矢 4.00

6年ぶりRIZIN参戦となるダウトベックは1月のTOP BRIGHTSで松嶋こよみを1RKO。その試合を含めて5試合連続1RKO勝利。

ZST王者関はRIZINでは対日本人のみで3勝2敗。DEEPも含め、中堅クラスの日本人相手に勝ったり負けたり。

お互いストライカーだが、倒す力はダウトベックが上か。ダウトベックKO勝ち。

スパイク・カーライル 1.67
キム・ギョンピョ 2.10

現在3連敗中のカーライルだが、前戦の堀江戦はスタンドで背中に乗った状態からヒジを後頭部に入れてしまい減点されての負けで、内容では勝っていた。サトシ戦では負けたものの、サトシの極めを逃れてフィニッシュを許さず。

パトリックは宇佐美を1Rフィニッシュした後、昨年のアゼルバイジャン大会で地元選手を秒殺KO。2月に佐賀で矢地戦が組まれていたが負傷欠場。

2人ともタイトルマッチまでは行けなそうだが、この階級の日本人選手にとっては大きな壁。ギョンピョが打撃を効かせての判定勝ちと予想。

武田光司 2.50
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 1.50

武田のフェザー級2戦目は初参戦で無敗のシェイドゥラエフに。ライトから落としてきた武田に対し、シェイドゥラエフはバンタム→63kgと上げてきて、昨年はROAD FCの63kg級トーナメント準決勝で体重オーバーし失格。

お互い組みが武器で、どちらが上回るかという試合。23歳と若いシェイドゥラエフは、組みで上を行かれて苦戦した時に弱気にならないか。一方の武田は、前回の萩原戦は組みで削りきって勝利したものの、それが精一杯でその先の攻めまで行けなかった。それが階級転向初戦だったためなのか、フェザー級での限界なのか。お互い不安要素がある。

より苦しい展開を経験している武田が競り勝って判定勝ちと予想。

上田幹雄 1.50
シェミスラブ・コバルチェク 2.50

お互いキャリア3勝同士だが、コバルチェクはアマチュアMMAでキャリアが豊富。ただし、3連続1RKO勝利とはいえ、相手の実力は微妙。

コバルチェクがどれくらいMMAでの組みができるかによる。

上田KO勝ち。

クレベル・コイケ 1.95
フアン・アーチュレッタ 1.83

フェザーでもパトリシオ・ピットブル相手に5R判定まで行っているアーチュレッタ。フィジカルの不利はおそらくない。クレベル相手にもテイクダウンで攻められるだけの組みの実力はある。金原戦のように、テイクダウンからパスの圧で削られる展開になった時の対応をクレベルが身につけているかどうか。

アーチュレッタ判定勝ち。

堀口恭司 1.36
セルジオ・ペティス 3.00

前回よりも差がついたオッズで堀口がフェイバリット。たしかに最後のフィニッシュまでは堀口が圧倒していたし、リングでの試合経験も堀口が圧倒的に上。ペティスはアメリカ大陸から時差がある海外に出ての試合も初。堀口に不安があるとすれば、一度フライに落としてからまたバンタムに体を作り直しての試合となることと、この試合へのモチベーションがあまり高くなさそうなところだが。

堀口判定勝ち。

イベント開始は9日14時予定。速報します。

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【RIZIN47】約3年ぶりの復帰戦でパトリックと激突、徳留一樹「サトシ戦のあと、八王子市役所に――」

【写真】仲間とMMAに対する徳留の想いが伝わってきた(C)GOZO

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、徳留一樹がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

徳留にとっては2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来、のMMAを戦うこととなった。ONEとの契約からコロナ禍を経て、国内復帰戦となったサトシ戦からの約3年間について訊くと、驚きの情報が続々と――さらに、かつて練習を共にしたこともある対戦相手パトリックと、MMAに対する想いを語った。


――お久しぶりです。2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来の試合を控えていますが、この3年間でMMA以外の試合には出場していたりしていたのですか。以前はMMAの試合がない間にクインテッドに出場していたこともありますが……。

「何の試合にも出ていないです。だから格闘技の試合自体、3年ぶりですね。実はサトシ戦のあと、八王子市役所に勤め始めたんですよ」

――えぇっ!? ということは、現在は公務員なのですか。

「はい。公務員だからプロ活動はできないけど(※国家公務員法あるいは地方公務員法で、金銭が発生する他の仕事を兼務することは禁じられている)、『ファイトマネーを貰わなければMMAをやって良い』という契約にしてもらっています。この舞台に戻ってくるまで八王子市役所も含め、いろんな人が動いてくれて。最終的には八王子市をあげて応援してくれることになったので、胸を張ってRIZINに出られるようになりました」

――……いきなり驚きを隠せません。八王子市役所に勤務しているということは、まず公務員試験を受けるところから始まったのですか。

「もちろんです。サトシ戦の前に市役所に入ることは決まっていたんですよ。試合前は『これが最後になるかなぁ』と思っていたけど、『もしかしたらMMAを続けられるかもしれないよ』と言ってくれる人もいて。だから希望は捨てずに――もともと格闘技は大好きだから辞めるつもりはなく、練習を続けていたら、おかげさまで今回の試合に至りました」

――そもそも、なぜ公務員試験を受けようと思ったのですか。

「サトシ戦の前までONEと契約していたじゃないですか。コロナ禍で2年間も全く試合が組まれないなか、自分は練習だけ続けながらスポンサーさんのお金で生活していたんです。そんな生活が嫌で……。

スポンサーさんが僕と契約してくれているのは、僕が試合をして活躍することが前提だと思うんです。スポンサーさんは『それだけじゃないよ。気にしなくていいから』と言ってくださるけど、ただただお金を貰っているだけの自分が嫌になったんですよ」

――……。

「それは何かが違うなと思ったから、他の仕事を探そうかと考えた時に、ウチの母ちゃんから――母ちゃんも八王子市に勤めているんです。その母ちゃんが『市が職員を募集しているみたいだから、受けてみる?』と教えてくれて。『頭も良くないし、受けても合格しないよな……』と思いながら勉強して、地方公務員の試験を受けてみたら合格しちゃいました」

――「合格しちゃった」というのは、徳留選手としても予想外の展開だったと(笑)。

「アハハハ、そうなんですよ。だけど『ここで試験に受かるっていうことは、もう市役所に入る運命の流れなのかな』と。その時は特に試合も決まっていなかったですし。そこで最後に強い相手と試合したいなぁと思っていたら、RIZINでサトシ戦を組んでくれて」

――お母様も徳留選手の現状を心配していたのかもしれないですね。

「えっ、そうなんですかね?」

――この年齢になっても「母は偉大だなぁ」と思うことがあります。離れて暮らしていても、自分が仕事で疲れている時に……一言も伝えていないにも関わらず、そんな時に限って息子の好物を送ってきたり。ご本人に訊いてみないと分かりませんが、徳留選手のお母様もそうだったのではないかと思います。

「あぁ、なるほど。自分もずっと試合がなくて『こんなことじゃダメだなぁ』と思っていたから、そんな気持ちが母ちゃんにも伝わっていたのかもしれないですね」

――話を戻すと徳留選手は、これまで正規社員として勤務した経験はなかったでしょう。

「ないですね。手に職をつけておこうと思って、柔道整復師の資格は取ったんですよ。でも、ほとんど使ってはいなかったです。人と喋るのが得意じゃなくて(苦笑)」

――そこで市役所に勤めるということは、気持ちはもう完全にMMAから離れることになりませんか。あの時点でMMAから離れることに、自分自身の中で納得できたのか……。

「コロナ禍も含めて、そういう流れなんだろうなと思いました。だから流れに身を任せよう――これはもう辞めるしかないと思いました。サトシ戦も『これが最後になるかもしれない』と考えていたから練習でも追い込むことができたし、内容も完敗だったから気持ちもスッキリしたんですよ。『あぁ、やっぱりサトシは強いな』って」

――しかし自分自身も、できることならMMAを続けたかった。それこそ徳留選手の気持ちを汲んだ周囲の方々の協力で、再び戻ってくることができたわけですね。

「今回、自分の職場から何十人も応援に来てくれるんですよ。もともと市役所に入る前から『RIZINに出ていた選手がウチに入ってくるらしい』と騒ぎになっていたらしくて(笑)。いざ仕事が始まってみると市役所の皆さんもそうだし、仲間たちも『辞めるなよ。続けようぜ』と言ってくれました。そういう人たちの想いを背負って、もう一回戦いたい。3年間ずっとウズウズしていた自分の背中を押してくれた人たちのために――。

だからファイトマネーがなくてもいい。この人たちに自分が戦う姿を見てもらいたい、と思って、今回の試合に出ることを決めました。ファイトショーツにバナーは付けるけど、それもスポンサーフィーは一切もらいません。応援してくれている方たちの気持ちに応えるために、自分が付けたいだけなので」

――なるほど。試合がない3年もの間、体を維持する練習はできていたでしょう。一方で、ファイターとして自分を伸ばすための練習はできていたのですか。

「落ちないようには練習していたけど、なかなか「伸ばす」というのは難しいですよね。年齢的なこともあるし、やっぱり試合が決まらないと。でも体力的にはやれる自信があるんですよ。最近はもう規則正しい生活をしていて」

――市役所の職員として朝早く起き、職場に行くという規則正しい生活に。

「そうなんです(笑)。もちろん以前よりは練習時間も限られています。でもそのほうが効率良く――限られた時間の中で、どれだけ以前の自分に戻るかを考えながら練習できています。

今日も心配機能を高めるトレーニングをやってきたんですけど、試合が決まった頃よりもレベルはメチャクチャ上がっていますから。あとは以前お世話になった拓殖大学のレスリング部とか、行けるところには全部行って仕上げてきました。『強くなっているか?』と聞かれたら、それは試合をやってみないと分からないです。だけど以前の自分には戻ってきていると思います」

――体力は戻った。では技術面はいかがですか。

「有給休暇を使ってGENに行ったりとか、今はパラエストラ八王子も強い選手ばかりじゃないですか。20歳前後なのにハンパじゃない強さを持っている子が多くて。まだプロになっていない練習生でも『何だコイツ!?』と思うぐらい強い。鈴木千裕選手ともパラ八で一緒に練習したことがありますしね。本当に良い環境だと思います。

あとはGENに行って岡見勇信さんから『次の試合に向けて1カ月と少し、ちゃんと直していかないとね。ココはもうちょっと、こうしたほうが良いんじゃない?』と言われたことが凄くフィットしたんですよね。また行くようになって良かったです」

――そして今回、パトリック選手を相手に復帰戦を行うこととなりました。パトリック選手は徳留選手がMMAを戦っていない3年の間に上がってきたファイターの1人です。

「パトリックの相手を探していて、それが自分に決まったんじゃないかと思います。僕は誰が相手でもオファーは受けると、自分の中でも決めていました。3年ぶりの復帰戦で、前回は負けていますし――誰が相手でもOKしなきゃいけない立場ですから」

――ではパトリック選手に対して、どのような印象を持っていますか。

「パトリックはEXFIGHT時代にプロデビュー前から、よく岡見さんがGEN練習にも連れて来ていたんですよ。だから当時は何度も手合わせしていて、彼が強いことも分かっています。打撃もフィジカルも強いし、あれから3年も経っているから寝技も強くなっているでしょうしね。しっかりとMMAファイターになっていると思うので、自分が知っている頃より強いイメージを持って練習してきました」

――2022年10月の佐々木信治戦は、終始押されながら最終回に逆転KO勝ちを収めていました。あの試合内容を見るだけでも、気持ちも強い選手なのだろうと思います。

「彼は練習の時から気合いが入っていましたよ。だから試合で劣勢になってもひっくり返す力は持っていると思います。

自分は泥臭くても良いから、しっかり勝ちたいという気持ちが強いです。今後のことは、まだ考えていません。次の試合がキーポイントになると思うので、とにかく勝ちに行きます」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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【RIZIN47】石の左拳=ダウトベックと対戦、関鉄矢「スクランブルも強いほうがスイングして面白い」

【写真】リモート画面の背景が――(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、関鉄矢がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

打撃を主体として戦ってきた関の目に、脅威の左ストレートを持つダウトベックはどのような相手として映っているのか。関はダウトベック対策の行う一方で、また新たな自分のストロングポイントも見つかってきたという。ダウトベックも今年1月の松嶋こよみ戦で見せた姿は、2018年の初来日時(朝倉未来に判定負け)とも違っていた。成長過程にあるストライカー同士の一戦について関が語ってくれた。


――本日は宜しくお願いいたします。リモート画面の背景がキャンプ場なのですか。試合前にファイトキャンプではなく本物のキャンプに行っているのかと思いました。

「アハハハ。これは自分の趣味で……」

――お子さんも4人いらっしゃるそうですが、一緒に行くと楽しそうですね。

「そうですね。でもまだ4歳と2歳の子がいるので、目が離せないです。でも一番上の娘が小学5年生で、面倒を見てくれるので助かっています」

――なるほど。関選手に前回インタビューさせていただいたのは、2021年9月のDJ.taiki戦の前でした。DJ戦はDEEPで行われましたが、その前後からRIZINのレギュラー選手になっている感もあります。

「どうなんでしょうね? 自分自身としては戦う場所にこだわっていなくて。たまたまRIZINのオファーが、タイミングが合っていて」

――ただ、その中で以前よりも打撃戦は激しくなっているようにも思います。特に2022年7月、中原由貴戦のあとには「打ち合いに寄りすぎた」という発言もありました。

「あの時は、もっと組みの展開をつくればよかったと思いました。緊急オファーだったこともあって、打撃以外の要素をつくり上げることができなかったというか。その状況で自分ができることといえば殴り合いなのかな、と。

原口央戦(同年5月に判定勝ち)と遠藤来生戦(2023年6月、判定勝ち)は戦っている最中に、打撃のほうが分はあると感じたんですよね。だから試合中にシフトチェンジしました」

――試合ごとに打撃の精度が高まっているようにも感じます。

「以前より距離をつくることができるようになったと思いますね。特に最近はサウスポーの選手と対戦することが多くて、サウスポー対策を通じて距離のつくり方が重要なんだなって勉強できました。その勉強したことを体に叩き込んでいます」

――打撃に関しては所属ジムであるSONIC SQUADのみで練習しているのか、あるいは出稽古で他のジムに行ったりしているのでしょうか。

「練習はSONIC SQUADだけですね。ウチのジムは出稽古に来てくださる方が多いんですよ。だから新鮮な感覚でスパーもさせてもらっています」

――どのような選手が出稽古に来ているのですか。

「ヤン坊(雑賀ヤン坊達也)とか、たまに佐々木憂流迦さんもいらっしゃいますね。あとは今グラチャンに出ている山田哲也選手も来られています」

――皆さん長身でリーチも長く、パンチが伸びる選手ばかりですね。

「スパーさせてもらっていて、おかげで毎回ヘトヘトになっています(苦笑)。でもそのなかで手応えは感じていますね。自分のストロングポイントというものが、だんだん分かってきました。『ここは負けないな』と自信がついてきたことも多くて」

――ご自身の中で最近分かったストロングポイントには、どんなものがありますか。

「自分はスクランブルの展開が強いと思いました。こちらから打撃で攻めた結果、組まれたとしてもスクランブルから、自分の展開にできると感じています」

――なるほど。スクランブルが強くなるからこそ、打撃の精度も高まっていくと。

「そうなんですよ。組まれることが怖くてパンチを打てない、ということもなくなりました。スクランブルに持ち込まれても立つことができるし、自分からポジションを取りに行くこともできます。打ち合うだけじゃなくスクランブルも強いほうが、試合もスイングして面白いんじゃないかと思っています」

――ヤン坊選手や山田選手のようにパンチだけでなく組みも強い選手を相手にしても、スクランブルから勝負できるようになっているのですね。

「どちらに動いていいのか分からない状態でも、とにかく暴れる。そう言われて実践していたら、気づけば漬けるのが巧い選手との練習でも立ち上がることができるようになっていました(笑)。もう抑え込まれて、固められるようなことはないです」

――次に対戦するカルシャガ・ダウトベックはサウスポーで、特に左ストレートが強いパンチャーです。かつテイクダウンを混ぜてくることもあります。

「打つ時は懐に入ってきて至近距離で強いパンチを出してくる選手ですよね。松嶋こよみ選手との試合を視ると、ガードを固めて入ってくる。ただの打ち合いよりも、ガードを固めて懐に入ってくる――朝倉未来選手と対戦したときよりも、より確実にパンチを当てるスタイルになっていると思います。自分の左ストレートに完全な自信を持っていて」

――加えて、前に出るだけでなく細かいカウンターも取れるようになっていませんか。

「あれは立ち位置を間違えていると、蹴りに対してカウンターの左ストレートが飛んできますよね」

――パンチを得意とする両者だけに、距離と立ち位置を一つ間違えるだけで危険な状態になりかけない。それだけスリルがある試合になります。

「自分もその距離と立ち位置を、練習で叩き込んできました。あとは試合で、練習でやってきたことを実践できるかどうか。ワンミスが命取りになる状況では、『こう来たら、こう……』と頭で考えていたら反応が間に合いませんからね。もう相手の動きに対して反射的に動くまで、体に染み込ませています。もうダウトベック選手だけのための対策ですよ」

――同じことをやると、その次の試合では勝てないぐらい……。

「そうなりますね。とにかく今回の試合で勝つためだけの作戦です。井上直樹君と作戦を考えていて、直樹君は器用だから何でもできるんですよ。でも僕がやってみると、『これは自分に合わないな』と感じるものがあって。数が多くても自分の頭が回らなくなりますしね。だから僕に合ったものを絞り込んで、自分にできる動きの中で作戦を立ててきました。おかげで自分が勝つための道筋は、ハッキリ見えています」

――それは試合が楽しみです。このダウトベック戦はご自身のキャリアの中で、どのような位置づけの試合になると思いますか。

「ダウトベック選手が松嶋選手に勝っているというのは、すごく大きいことだと思います。そのダウトベック選手に良い勝ち方をしたら、RIZINフェザー級のトップ選手に大きなプレッシャーをかけられますよね。そのためにも次は、しっかり良い試合をして勝ちます!」

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6月9日(土)
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【Gladiator027&Gladiator Challenger Series02】7月のグラジは2連戦、松嶋こよみが参戦「LFAから……」

【写真】最高峰へ。これがアルティメット・チャレンジだ(C)MMAPLANET

5日(日)、GLADIATOR026の休憩中に流された場内映像で松嶋こよみが7月12日(金)に開催されるGladiator Challenger Series02に出場する報告を行った。
Text by Manabu Takashima

今大会中に176BOXとYouTube配信で視られた動画ではまず河名マストが登場し、「この度、UFCとの契約を懸けたRoad to UFCの参戦が決まりました。必ずこのトーナメント、3試合を勝ち切ってUFCと契約してグラジのチャンピオンは強ぇんだぞということを見せてきたいと思います」とRoad to UFC必勝宣言。


続いて今大会で組まれる予定だったGladiatorフライ級王座決定戦=NavE×オトゴンバートル・ボルドバートルの一戦が改めて7月7日に同所に開かれるGladiator027で組まれることがアナウンスされた。

『日本屈指の実力者が参戦』というテロップと共に松嶋が映し出され、「7月12日のGladiator Challenger Seriesに参戦することになりました。ここからLFA、最後にUFCを目指して戦っていきたいと思います。まだまだ諦めず自分の道を進みたいと思いますので、応援よろしくお願いします」というメッセージが聞かれた。

松嶋は2022年のRoad to UFCで準決勝敗退、2023年は出場確定という報をUFCから受けながら出場がならなかった。この間、DEEP、TOPBRIGHTSに出場も後者ではカルシャガ・ダウトベックにTKO負けを喫し――その3カ月後に所属していたパンクラスイズム横浜から離れることも発表されていた。

ダウトベックに敗れたことで、力だけを武器に世界の最高峰を目指すという道も途絶えたという見方が強いなか、松嶋自身は「抗いたい」という意思を見せていた。そして彼の選択はグラジを通して、LFAから最後のチャレンジをするというものだった。

対戦相手等の発表はまだないが、この松嶋の意思表明で明らかとなったのは、7月にグラジはナンバーシリーズを7日、5日後の12日にチャレンジャーシリーズと連戦を行うということ。カードは上記にあるようにNavE×オトゴンバートルのフライ級王座決定戦、出場選手として松嶋が確定しただけの状況だが、今後どのようなカードが組まれるのか――続報を待ちたい。



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RIZIN.47:6月9日代々木大会で堀口vsセルジオ・ペティスがバンタム級で対決。クレベルvsアーチュレッタ、ダウトベックvs関鉄矢も決定。

堀口 vs. ペティスは21年12月にBellatorで当時バンタム級王者だったペティスに堀口が挑んだ試合の再戦。前回は4Rにペティスがハイキック空振りからのバックブローで逆転KO勝ちした。

バンタム級なのは、堀口自身が「無理してフライ級に落とさせてペティスとやるくらいなら、負けたバンタム級でどうせならやった方がいいじゃないか」と考えていたからとのこと。とはいえ、前回はペティスのホームであるアメリカで、5分5Rで、ケージでユニファイドルール。ペティスはこれまでアメリカと自身のルーツであるメキシコでしか戦っておらず、初の海外での試合となる。ルールもRIZINルール・リング開催ですべてペティスにとって初。何から何まで条件が違うので、体重についてもこだわらなくて良かったのでは。とはいえペティスは以前のインタビューでは今はもうフライ級に落とすことができるかわからないとも言っており、フライ級では試合がまとまらないので階級については譲ったのかもしれない。

気になるのは堀口が希望しているUFCとの契約について。堀口の実績・実力については申し分なく、UFCが今さら「ペティスにリベンジしないと契約しない」とは言わないだろう。かといって、年齢的にもペティスに連敗したらUFC復帰は絶望的になるのでは。UFC復帰という点から見たらリスクしかない試合。ベストウェイトのフライ級での負けなら諦めもつくが、相手に合わせたバンタムで負けて夢が潰えるのは悔やみきれない。逆に考えると、この時期にリスクしかない試合を組むということは、UFCとストレートに再契約するのは難しいということなのかもしれない。

クレベルと対戦するアーチュレッタは、前回体重オーバーした理由を「腸に菌が感染して体調が悪かったため」と語っていたが、今回から階級転向。これまでフィジカルの優位を活かしてきた部分があったが、階級を上げてどこまで通用するか。また、アーチュレッタはBellatorとの契約ではなく、RIZINと直接契約とのこと。どの程度独占的なものかはわからないが(BellatorやPFLで急遽代役オファーが来た場合、RIZINとの契約を破棄できるのかどうか、とか)、PFLに買収されBellatorのイベント開催数が少ない現在では、RIZINの方が試合の機会は多いかもしれない。

また、1月のTOPBRIGHTSで松嶋こよみをKOしたカルシャガ・ダウトベック5年半ぶりにRIZIN参戦。関鉄矢と対戦するカードも発表されている。

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【RIZIN.47】堀口恭司vsセルジオ・ペティス、バンタム級での再戦が決定 榊原CEOが経緯を明かす「フライ級にはふさわしい挑戦者がいない」 『RIZIN.47』緊急配信

6月9日に開催の『Yogibo presents RIZIN.47』(国立代々木競技場第一体育館)の対戦カードがきょう19日に発表されたことを受けて、RIZIN榊原信行CEOが登壇した会見が19日に生配信された。

同大会では、現RIZINフライ級王者の堀口恭司(33)vs.元Bellatorバンタム級王者のセルジオ・ペティス(30)の2年半ぶりの再戦と、元RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(34)vs.前RIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(36)の豪華な2試合が決定した。

堀口vs.ペティスは2021年12月の『Bellator 272』でバンタム級タイトルマッチで対戦。試合は終始、挑戦者の堀口がリードしていたが、4ラウンドに王者ペティスのバックブローを顔面に受けた堀口がダウンし、衝撃的な幕切れでペティスがKO勝利した。

現在はフライ級に転向した堀口だが、2年半ぶりの再戦は前回同様のバンタム級で実施。「UFCに再挑戦したい」と語っていたが、残っていた宿題をRIZINのリングで片付けて、夢の実現を目指す。

■『Yogibo presents RIZIN.47』対戦カード
堀口恭司 vs. セルジオ・ペティス(バンタム級)
クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ(フェザー級)
カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢(フェザー級)

■RIZIN FF オフィシャルサイト
https://jp.rizinff.com/

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