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【RIZIN DECADE】クレベル戦へ、鈴木千裕―02―「リングの上だけは自己中、王様、俺様になれば良い」

【写真】リングの上では身勝手。それがチャンピオンの特権か(C)MMAPLANET

31日(火)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADEの第2部=RIZIN49のメインでRIZINフェザー級王座防衛戦でクレベル・コイケの挑戦を受ける鈴木千裕インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2024年、日本の格闘技界のおおとりで戦う鈴木に中央アジアの台頭とともに顕著になったキックボクサーの躍進について尋ねると、二刀流の貫く経験と自負が感じられる言葉が発せられた。

<鈴木千裕インタビューPart.01はコチラから>


いやいやいや待てよ、と。『世界のRIZINを創る時がきたな』と

──その千裕選手の戦闘意欲というのは2022年11月の今成正和戦で、飛び込んで足を取られるというシーンを見た時から他と違うという風に感じていました。

「アハハハハ。アレは死んだと思いました(笑)。蹴りに行ったのですが、蛇が大口を開けて待ち構えている感じだったんですよね。そこに自分が入っていってしまった」

──それをしなくても判定で勝てたわけではないですか。

「残り30秒だと思って、いったんですよね。それなら解除する自信があったので。でも1分も残っていて(笑)。想定していなかった30秒はきつかったです。その30秒を逃げることができた。それが自信になったんです。あれから今成辛抱十一段だと思っています」

──ダハハハ。

「クレベルとの試合もそうですけど、避けては通れないんですよ。結局、世界を取る人は全部やりますし。そこを避けて世界チャンピオンにはなれないです。相手の土俵に上がって、凌ぐ。乗り越える。それが大事ですよ」

──世界チャンピオンという言葉が聞かれましたが、朝倉海選手がRIZIN王者の実績を引っ提げて異例の初戦でUFC世界王座挑戦を実現させました。千裕選手もUFCに向けて、心境の変化はありましたか。

「一つ時代が変わったと思います。RIZINのスター選手がUFCに行った。いやいやいや待てよ、と。『世界のRIZINを創る時がきたな』と。勝てばRIZINが世界最強を証明できるので、それはきますよね。でも僕はいつも言っている通り、UFCは籠の中の鳥。もちろんUFCブランドは世界一で、世界最強が集まっている。

世界最強はUFCだと言われています。でもUFCのなかでしか戦っていないです。RIZINはウェルカムでPFLだろうが、Bellatorだろうが、KSWだろうが呼んできます。『お前ら、その金網から一歩出てRIZINとか他団体に出て勝ち続けることができるのか』と疑問を感じるんです。だから、その疑問を確信に変えたいです」

──と同時にRIZIN経由で日本人選手がUFCに進んだ。同じルートを進もうという選手もRIZINで戦うようになるかもしれないです。

「まぁ、そういう風に言いだす人も出てきていますけど『勝てんのか?』ってことですよね。朝倉海選手は堀口選手にも勝っているし、元谷選手をKOしているんですよ。たくさんの選手を倒して、今回のことにつながった。『じゃあ、それをあなた達にできるの?』と。いるかもしれないです。

でも、確率は低いです。そういう考えの持ち主だから、RIZINのリングに上がることができていないんじゃないかなって思います。それにUFCに行く人は行っていますよ。どのルートだろうが」

違うッスね。そこは。二刀流は僕の流儀で

──そのRIZINのリングですが、キックボクシングで実績を残した選手がMMAに本気で取り組み、アジャストし結果を残しています。大晦日も久保優太選手がシェイドゥラエフと。YA-MAN選手がダウトベックと戦う機会を得ました。千裕選手はMMAからキック、その後も両刀使いでキャリアを続けており、明確な違いがあります。このキャリアの積み上げ方の違いは、MMAにおける打撃でも違いが生じるものでしょうか。

「違うッスね。そこは。二刀流は僕の流儀で。僕は何だかんだと言っても、キックとMMAの両方のタイトルを取っているので。ちゃんと強い人とも戦っていますし。格闘技をやるうえで、僕には自分の教科書があります。他の人の教科書でなく、僕が創った教科書が。キックで試合をして、次にMMAを戦う。次はキックを戦う。キックのスタンス、MMAのスタンスと試合の度に変えないといけない。

切り替えるためにスイッチがあって。だから向き合った時に『相手は打ち合いモードだな』と感じると、キックのスタンスにします。『MMAをやりたがっているな』と思うと、MMAのスタンスで戦います。組みにきても、打撃で来ても問題ない。組みに対応して、打撃オンリーの展開になれば僕はキックボクシングをやれば良い」

──二刀流でない選手たち、キックに区切りをつけてMMAに専念する選手はそうはならないということですか。

「できないですよね。まだ知らないです。その道を通っていないので、経験値が足りない。打撃だけじゃもちろんダメですけど、MMAに真面目に取り組んでいる打撃上がりの人、そうなると最初は勝てる。MMAの選手は、彼らの打撃が分かっていないから。どんな攻撃がくるのか、分からない。彼らの得意分野が分からないんですよ。

対してMMAの人のやってくることは、分かりやすいです。組んで勝とうとしてくるので。組みを切るか、ヒザを合わせるのか。そこを徹底すれば良いので。だから最初は勝てる。でも、トップや中間層の選手と戦うと違ってきます。

打撃ができて組み技ができる選手が、相手になってきます。例えば三日月がメチャクチャうまい選手いる。でも、それがもう分かる。ジャブが上手い選手がいて、そのデータが揃う。結果、組むための対策が整ってきます。打撃が競って来ると、自分の攻撃が当たらないことも出てきます。そうなると、それまでは切れていたのにテイクダウンを許すことになります」

──斎藤裕選手に勝った久保優太選手にも、それが当てはまる?

「ありますね。彼は打撃が凄く見える。相手の打撃が見える。K-1の時から、凄くディフェンス能力が高くて巧い選手でした。ただテイクダウンの圧力が上がると、被弾率は上がります。もちろん、対戦相手の技量にもよってきますけど。このままMMAを戦っていくと、K-1時代と比べると被弾率は上がると思います」

──やってきたことが違う。そのような気持ちが伝わってきます。

「そうですね。僕はちょっと異例ですからね」

久保選手に関しては、分からない。でもYA-MAN選手とダウトベックは、ダウトベック

──防衛戦を控えたチャンピオンに失礼なお願いですが、久保優太×シェイドゥラフ、YA-MAN×ダウトベックの行方を占ってもらえないでしょうか。

「勝負は何か起こるか分からないので断言はできないですけど、圧倒的に不利なのはキックボクサー勢です。ダウトベック、何だかんだと言って打撃も相当上手いですし。ただシェイドゥラエフは打撃はそんなに上手くない。けど組みのパワーは凄い。そこを久保選手が、どう崩すのか。

久保選手に関しては、分からないです。正直、分からない。でもYA-MAN選手とダウトベックは、ダウトベックだと思います」

──久保×シェイドゥラフ戦は2025年のRIZINフェザー級シーンに大きな影響をもたらすかもしれない一戦ですね。

「そうですね。僕はファンが求める試合をやっていきたいです」

──解説をするたびに、フェザー級の勝者が対戦をアピールしてきます。ある意味、気持ち良くないですか。それこそRIZINフェザー級の頂点にある者の証で。

「ありがたいですね。それがチャンピオンの特権です」

──ではチャンピオンとして、クレベル戦ではどのような姿をファンに見せたいと考えていますか。

「本来の鈴木千裕で戦うことです」

──本来?

「僕のファイトスタイルは、人の話を聞かない。聞かないというのは、セコンドの指示を聞かないということ」

──!!

「指図は受けない。俺は俺のやりたいように戦う。自己中に生きる。それができれば勝てます。リングの上では、ですよ。練習中はしっかりと、指導してもらいます。試合、リングの上だけは自己中、王様、俺様になれば良いと思っています」

■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN DECADE / RIZIN49 対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 鈴木千裕(日本)
[挑戦者] クレベル・コイケ(ブラジル)

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 堀口恭司(日本)
[挑戦者] エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
ルシア・アプデリガルリム(アルゼンチン)

<バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
元谷友貴(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
YA-MAN(日本)
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
芦澤竜誠(日本)

<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄(日本)
キム・テイン(韓国)

<59キロ契約/5分3R>
神龍誠(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
桜庭大世(日本)

<フェザー級/5分3R>
武田光司(日本)
新居すぐる(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
エドポロキング(日本)

<バンタム級/5分3R>
大雅(日本)
梅野源治(日本)

<RIZIN甲子園決勝戦/5分2R>
横内三旺(日本)
斉藤健心(日本)

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【RIZIN DECADE】芦澤竜誠と本能の戦いへ。福田龍彌「単純にどっちが強い生き物か。それだけの話」

【写真】RIZINがなければ交わらなかったであろう福田と芦澤。しかし戦いの思考やファイトスタイルなど間違いなく噛み合う2人だ(C)TAKUMI NAKAMURA

31日(火)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADEの第2部=RIZIN49で福田龍彌が芦澤竜誠と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2024年はバンタム級に階級を上げ、雅駿介と瀧澤謙太を1Rで仕留めている福田。今年の大晦日RIZIN49の最後の追加対戦カードとして芦澤と対戦することが決まった。

対戦相手の試合映像を見て対策を立てることに時間を割くのではなく、自分のクオリティを上げて対戦相手の向かいった時の感覚で戦う。本能に任せた戦いで強さを発揮するという意味では福田と芦澤には共通するものがある。福田自身も「単純にどっちが強い生き物かっていう、それだけの話」と語る。


――大晦日での芦澤戦が発表されて、周りの反響も大きかったのではないですか。

「周りの反響は大きいですね、特に大晦日というところで。『やっぱり大晦日出るんですか!?』って感じでしたね。芦澤戦というより大晦日みたいな。みんなそこなんやなと思いました」

――福田選手自身も大晦日のオファーは意外な部分もありましたか。

「もしかしたら試合があるかもみたいな感じだったんですけど、フライ級まで落とすのは無理やなと思っていて。そしたら(大晦日は)難しそうな感じやったんで、オファーをもらった時はびっくりしましたね」

――今年から本格的にバンタム級で試合を続けていますが、バンタム級に照準を絞ってやきたいと思っていたのですか。

「今年はそうっすね。今年はフライ級の話が来そうになかったんで、それやったらバンタム級で開拓していこうと思っていました」

――同じバンタム級とは言え、芦澤選手と対戦することは想像していましたか。

「全然想像してへんかったし『ええ?マジで?』みたいには思いました」

――カード発表時に初めて顔を合わせたと思うのですが、どんな印象を受けましたか。

「思っていたより自分のことをリスペクトしてくれてるんやなっていうのは感じて。あとはすごいキレイな目をしていましたね。めちゃくちゃ真っ直ぐやな、と」

――対戦が決まって試合映像は見ましたか。

「見てないっす。あんまりそこは意識してへんかな。実際現場でどう感じるかを大事にしたいというか。芦澤くんに限らず、いつもこんなな感じなんで」

――芦澤選手はK-1での実績があり、MMAファイターの中ではすぐれたストライキング技術を持っている選手です。そこも実際に試合で向かい合って感じたいですか。

「はい。芦澤竜誠っていう生き物がどういう動きをする生き物なのかなって。そこは実際現場で感じて、狩りにいこうと思います」

――福田選手は京都のWIZARDキックボクシングジムでも練習されてるんですよね。

「そうです。だから斗麗とか“狂拳”迅とか大夢とか、Krushでチャンピオンになったり、K-1のトーナメントで結構上まで行ったような選手とは普通にやり合ってます。だからそういう選手とやり合う方が難易度は高いんかなと思ってますけど」

――昔から打撃の専門家との練習は続けていたのですか。

「やってましたね。ボクシングでももう引退しちゃいましたけど、WBAでランキング1位になったり、日本タイトルを獲ってるような子らとスパーしてきてるんで。結構立ち技競技で結果を出してる人と殴り合う経験はいっぱいしてきてるんで、あんまりそこは気にならへんかな」

――福田選手自身はバンタム級での2試合を振り返って、自分の中で手応えを掴んでるものはありますか。

「減量苦がない分、自分を削る作業をせんでいいというか。自分を削らずに、ずっと積み上げる練習ができるんで、そういう意味で強くなってるというのは感じます。階級を上げてすごい充実した練習が出来てるし、結果も出ているんで。ただ今年は2試合やって6分くらいしか戦えてへんのですよ、雅(駿介)戦が2分ぐらいで終わって、タッキー(瀧澤謙太)戦が4分ぐらいで終わっちゃったから」

――2試合とも1R決着だったので、2Rまで行ってないんですね。

「そうなんですよ。で、1試合は俺が怪我して試合を飛ばしちゃったから、6分しか戦えてへんのはちょっと寂しいなと。そういう意味では大晦日に試合さしてもらえるのがすごい嬉しいし、まだまだ見せてへんものがいっぱいありますよ」

――それは打撃だけじゃなくてMMA的なところでまだまだ出していないものがあるということですか。

「そうです。それはどの試合でもそうですよ。お客さんが見て喜んでくれるのってやっぱりKOじゃないですか。僕、修斗のデビュー戦で一本勝ちしてるんすけど、そのときお客さんが全然沸かへんかったです(苦笑)。絞め落として失神させたのに。会場がなんであの人やられたの?みたいな感じになっちゃったんで、やっぱりKO勝ちの方がみんな喜びますよね」

――福田選手はストライキングの印象が強いですが、試合の流れでそうなってるだけで、MMAとして出来ることは多いわけですよね。

「別にテイクダウン取ってパウンドでゴスゴスにしてもいいし、そっから組み伏せて、ちゃんとパスガードして、順序を追ってバックチョークを取ってもいいし。選択は自由なんすけど……やっぱり殴るのが一番好きっす」

――そういった意味ではバンタム級では体も動く・反応がいいという感覚もありますか。

「めちゃめちゃあります。なんて言うのかな、ほんま普段通りできるんですよ。調子いいというか。普段の力が10だとしたら、フライ級まで落とすと7ぐらいで試合してる感じなんです」

――フライ級は自分が弱体化している感覚なんですね。

「これは力が出ねえな…みたいな。どちらかというと自分のクオリティが落ちた状態でリングに上がってました。(フライ級の)最後の方はそこがずっと自分でも歯がゆくて。それでバンタム級に上げたんすけど、やっぱり大正解って感じです」

――パンチ威力や正確性が上がったわけではなく、全体のクオリティが上がっていて、試合で出ているのがそこ(パンチ)ということですか。

「そうです。流れで勝手に(打撃が)出ちゃっただけだし、打撃は良くなってるところの片鱗やから。あれしかできひんわけではないです」

――見る側からすると、芦澤竜誠て生き物と福田選手が遭遇したら何が起こるんだろうというワクワクがあります。ファイトスタイル的にもリングで向かい合った感覚を大事にしているタイプだと思いますし。

「間違いないですね。単純にどっちが強い生き物かっていう、それだけの話やから。めちゃめちゃ楽しみっすよ。わくわくするし。早く向き合いたいっすね」

――福田選手にとっては初の大晦日ですが、大晦日に戦うということで何か変化はありますか。

「あんまり自分は箱にこだわってはいいひんから。後楽園ホールで試合するのも、高松シンボルタワーで試合するのも、さいたまスーパーアリーナで試合するのも一緒。全力で向き合う気持ちは変わらないです。でも大晦日に声がかかるような選手になれたんやなっていうのはあります。キャリア13年ぐらいかかりましたけど、それはすごく嬉しいです。地方とか四国の小さい会場で試合してたやつが、大晦日のさいたまスーパーアリーナで戦っているおっさんになって、多分、17歳の俺にそれを言ったら『マジで?』って驚くと思います」

――そのぐらい最近の福田選手は勝ち方にインパクトがあるし、期待感も上がってるからこそのオファーだと思います。来年以降はどんなキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「来年はどういう話をもらえるかですけど、どっちにしろヒリヒリしたものを見せたいです。俺にしかできひんぐらいのもんを戦うことで見せていきたいと思ってるし。それとやっぱり常にチャレンジャー精神を持っておきたいです。なんか今年は赤コーナー側の試合が続いたんで、2025年はできるんやったら青コーナー側の試合、チャレンジ的な試合をやりたいです」

――福田選手には何度か取材させてもらっていますが、リングに上がったときの緊張感など、日常にはないものを味わうのが好きですか。

「そうですね。あの時間が一番必死に生きれてるでしょう。一番濃い時間。全力で今を生きてる感」

――確かに5分3R=15分間、相手が必死になってぶん殴りに来るような場面は普通に生きていて遭遇しないと思います。

「それが何て言うのかな…本能として人間として大事な感覚な気がするんですよね。そういうものを常々感じられる人生にしたいなとは思ってます」

――階級を上げたことも含めて、そういった本能的なものを感じられる相手や試合が増えそうですね。

「そう思います。どうしても13年やってるとマンネリ化しちゃうし、そういう意味では、自分もキャリア終盤だと思うんで、残りの格闘技人生も楽しめそうやなって思いますね。バンタム級で」

――それでは最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「芦澤くんも言ってましたけど、辰年最後ってことで。ドラゴンが頑張って締めさせていただきます。しかも来年はへび年で、僕のキャッチコピーが壬生の大蛇なんですよ。なんで大蛇か分からないけど(笑)」

――メデューサのタトゥーが入ってるから……ですかね。

「でもメデューサの蛇は髪の毛やから大蛇じゃないよなぁ、みたいな(笑)。それはさておき、来年も良い働きができたらいいなと思ってます!」

■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN DECADE / RIZIN49 対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 鈴木千裕(日本)
[挑戦者] クレベル・コイケ(ブラジル)

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 堀口恭司(日本)
[挑戦者] エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
ルシア・アプデリガルリム(アルゼンチン)

<バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
元谷友貴(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
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大雅(日本)
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<RIZIN甲子園決勝戦/5分2R>
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【Black Combat13】ダウトベックの次は、キム・ミンウ。木下カラテ「流れを掴むためにガンガン攻める」

【写真】常にだが、覚悟が決まっていて──どこか温和なカラテ(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(土・現地時間)に韓国はソウルのソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)で開催されるBlack Combat13で木下カラテがキム・ミンウと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

9月のRIZIN48でカルシャガ・ダウトベックに挑むも、その強打に沈んだ木下。あの敗戦を機に己の打撃を一から見直す中、韓国のBlack Combatからミンウ戦のオファーが届いた。木下にとってはダウトベック戦に続く試練の2連戦となったが「ダウトベック選手やミンウ選手レベルの相手とやれる選手は少ない。そういう相手と試合を組んでもらえて本当にありがたい」と語っている。大沢ケンジの和術慧舟會HEARTSでの教えに加え、五味隆典から気合い・レスリング・戦いの思考を注入された木下がミンウとの大一番に臨む。


――2024年最後の試合でBlack Combat参戦が決まりました。オファーを受けた時は率直にどんな心境でしたか。

「自分がBlack Combatに出ることは想像していなかったですが、キム・ミンウという強い選手とやれるのでチャンスだなと思いました」

――9月のRIZIN48ではカルシャガ・ダウトベックに左ストレートでKO負けしていますが、あの試合を振り返ってもらえますか。

「ダウトベックが強いことは分かっていたし、勝つつもりでやったのですが、それでも勝てませんでした。そこに悔しさも感じると同時に、ここが自分の壁だなということも感じた試合でした」

――実際にダウトベックと肌を合わせて、どこに強さを感じましたか。

「スピードやパワーが想像以上だったというのは特にないんですけど、一瞬の、本当に一瞬の許しちゃいけない隙みたいなところを一発で持っていかれたなと思います。そういうところを突いてくる厳しさが自分の想像以上で、ダウトベックレベルの相手にはそういう厳しさがあるんだなと感じました」

――空手時代から色んなタイプの選手と戦ってきたと思いますが、そのなかでも特別でしたか。

「空手とMMAは顔面パンチの有無が大きいし、そこでの集中力という部分で勝手が違うので、単純な比較はできないですが、一瞬の隙を突く強さだったり、その隙をダウトベックに作られてしまったなと思います」

――木下選手がミスしたわけではなく、そうなるようにダウトベックに試合を組み立てられていたのですか。

「そうですね。上手く(試合を)作られたなと思います」

――そこを踏まえてどんなことを意識して練習をしてきましたか。

「1カ月間はダメージを抜くために休んで、基本的なところのスピードやパワー、顔面の技術も見直してきました。改めてですが空手とMMAでは勝手が違うところがあって、僕はボクシングもMMAもすべて空手だと言っているんですけど、僕の空手の中のボクシングという部分、顔面の攻防の技術が足りていなかったんだと思います。だからそこを一から見直してきましたね」

――例えば木下選手はボクシングジムに行ったり、打撃の専門家に教わることもあるのですか。

「そういう発想はなかったですね。ある程度の上達の仕方というか、気をつけなきゃいけないところは自分の中にあるし、HEARTSは優れた打撃の知識を持っている選手たちがいるので、HEARTSで練習していて自分が出来ていないと思うものがある以上、そこ(ボクシングジム)に行く必要はないのかなと思います。

自分の何がダメで何が悪いのか分からなくなったり、そこを修正できなくなったらボクシングジムに行く必要もあるんでしょうけど、今の段階では直さなきゃいけないところが幾つもあるので、HEARTSで自分の必要なことを学んでいます」

――今回対戦するキム・ミンウは元Road FCバンタム級王者で、2022年にはRoad to UFCにエントリー(初戦はシャオ・ロンがシンガポールに入国できず、不戦勝。準決勝は計量失敗で失格)。フェザー級に階級を上げて、今年1月のBlack Comabt10ではユ・スヨンとも対戦している韓国トップ選手です。対戦相手としてミンウの名前を聞いた時はどう思いましたか。

「おお、来たなと。楽じゃない相手というのはもちろんですし、言っちゃえばダウトベック選手もUFCには行っていないけど世界と戦える選手じゃないですか。キム・ミンウ選手もそのくらいの選手だと思いますし、対戦相手として名前を聞いた時は嬉しかったです」

――試合展開としてはどのような試合をイメージしていますか。

「技術的なもので言ったらミンウ選手はすごい上手なんですけど、自分の手が届く範囲というか。ダウトベック戦と比べると、より手が届きやすいところにいるのかなと思います。ただフィジカルがすごく強いですし、技術もある。あとは結構組んでくるんじゃないかなと思っていて、すごくキツイ試合をしにいく覚悟です。アウェーどうこうを気にしていられるような相手じゃないと思っています」

――前回のダウトベック戦に続いて試練の2連戦ですね。

「そうですね。でもそれが巡ってくる自分はすごくツキがあるなとい思います。ダウトベック選手やミンウ選手レベルの相手とやれる選手は少ないと思いますし、そういう相手と試合を組んでもらえて本当にありがたいです」

――またダウトベックに負けて反省点を修正している今だからこそ、チャレンジする相手として相応しいという考えもありますか。

「それもありますね。ばっちりいい相手が来たと思っています」

――日本からも木下選手が勝つ姿を楽しみにしているファンがたくさんいると思います。日本のファンに対してどんな試合を見せたいですか。

「最近のHEARTSの信条でもある仕掛けること。みんな仕掛けてキツイことをやっているので、僕もそれに負けずにやってやるぞと思っています。あとは前回の試合で自分の周りの人たちをがっかりさせちゃったので、みんなが期待できる自分を見せたいですし、何よりも自分自身に対して期待できる試合の内容を残したいです」

――先日大沢ケンジさんと一緒に仕事させてもらったのですが、現代MMAでは仕掛け・リズムの速さが必要だと話していました。木下選手もそこを感じていますか。

「めちゃくちゃ感じますね。楽なことをしていたら絶対に勝てない。流れを掴むためにも自分からガンガン攻めることが重要だし、それは自分のなかで覚悟が決まっていないと出来ないことなんです。で、そういう試合をすると見ている人たちも楽しい気持ちになると思います。

1~2カ月前から五味(隆典)さんのところで練習させてもらっているのですが、五味さんと大沢さんのおっしゃることが全く一緒なんですよ。MMAはしんどいものだから、とにかく攻めろ。そうすればそれが防御にもなると。五味さんのように強い人がそう言っているんだから、本当にそうなんだろうなと思います」

――勝負事における先手必勝の大切さというか、いい意味で相手へのリアクションを考えない=相手ではなくて自分に軸を置いて戦うことは必要だと思います。

「本当におっしゃる通りです。自分がやることを先に出して出して出して…相手も出して出して。そのなかで何かが起こる試合が一番お客さんも『うわー!』ってなりますからね」

――そういった戦いにおける思考や考え方を五味選手から学んでいるのですね。

「そうですね。五味さんと大沢さんはおっしゃっていることが一緒なんですけど、五味さんはより細かいところというか、そういう仕掛けや勝負どころの感性がものすごく鋭敏な方なので、HEARTSの教えを通して五味さんの話を聞くと、余計に納得できる部分がありますね」

――もともと五味選手のところに行くきっかけは何だったのですか。

「気合いを入れたいな、と。あとは立ちレスと組みを強化したくて(練習を)お願いしています」

――木下選手と五味選手では細かい打撃のスタイルは違うと思いますが、 打撃で圧倒的な圧力があってレスリングで負けないと意味では、五味選手はMMAのストライキングにおける重要なものを昔から持っていた選手ですよね。

「そうだとい思います。実は最先端のことをやってらっしゃいましたよね。きっと五味さんと大沢さんが交わることない人間同士なんだろうなと思いますが(笑)、僕はお2人の考えはすごく近いところがあると思いますし、お2人とも真剣に格闘技をやってきたすごい人たちじゃないですか。その2人のエキスをいい具合に僕のところで混ぜることが出来たらなと思っています」

――それでは最後に日本のファンに向けてメッセージをいただけますか。

「今、日本のMMAが海外に少し遅れを取ることが多いので、見ている人たちや応援してくえる人たちがスカっとするような空手を見せて頑張ってきます」

■視聴方法(予定)
12月28日(土・日本時間)
午後6時30分~メインカードBlack Combat YouTubeメンバーシップ
午後2時00分~アンダーカードBlack Combat YouTubeメンバーシップ

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
木下カラテ(日本)

<Black Combatミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]チェン・ウォンジュン(韓国)
[挑戦者] オ・イルハク(韓国)

<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
[王者]大原樹理(日本)
[挑戦者] ムン・ギボム(韓国)

<Black Combatバンタム級王座決定戦/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
山本聖悟(日本)

<Black Combatフライ級王座決定戦/5分3R>
ユン・ホヨン(韓国)
駒杵崇大(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ジン・テホ(韓国)
チェ・ジュンソ(韓国)

<ライト級/5分3R>
パク・オジン(韓国)
ジョン・ハングク(韓国)

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【週刊ジョビンNEWS】続・拝啓北岡悟。RIZIN大晦日、安保vsガルシアが中止で三部興行は廃止。ONE172で夢のカード、武尊vsロッタン実現!記録員失踪。今週の神の声『続・緊張する場所に行け』

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フェザー級タイトルマッチ/鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ
ライト級タイトルマッチ/ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ヴガール・ケラモフ
フライ級タイトルマッチ/堀口恭司 vs. エンカジムーロ・ズールー
バンタム級王座次期挑戦者決定戦/元谷友貴 vs. 秋元強真
伊澤星花 vs. ルシア・アプデルガリム
久保優太 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
上田幹雄 vs. キム・テイン
矢地祐介 vs. 桜庭大世
YA-MAN vs. カルシャガ・ダウトベック
武田光司 vs. 新居すぐる
大雅 vs. 梅野源治
RIZIN甲子園 決勝戦/横内三旺 vs. ⻫藤健心
ライアン・ガルシア vs. 安保瑠輝也
アマド・バーガス vs. ショーン・ガルシア
カーメル・モートン vs. アルバート・パガラ
神龍誠 vs. ホセ・トーレス
貴賢神 vs. エドポロキング
RIZIN DECADE 大会情報/チケット

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【RIZIN DECADE】堀口恭司がズールーと防衛戦。サトシ×ケラモフのライト級王座戦など7試合が決定

【写真】まさに真打ち登場。堀口がRIZINにいることでフライ級が加速する (C)RIZIN FF

5日(木)都内にて、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADEの追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Takumi Nakamura

すでに鈴木千裕×クレベル・コイケのRIZINフェザー級タイトルマッチ、久保優太×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、YA-MAN×カルシャガ・ダウトベックなど6試合が発表されていた今大会。3日(火)のライアン・ガルシア×安保瑠輝也の会見時に神龍誠×ホセ・トーレスが追加発表され、この日の会見ではタイトル戦を含む以下の7試合が発表された。


ライト級タイトルマッチ:ホベルト・サトシ・ソウザ×ヴガール・ケラモフ
フライ級タイトルマッチ:堀口恭司×エンカジムーロ・ズールー
バンタム級次期挑戦者決定戦:元谷友貴×秋元強真
女子スーパーアトム級:伊澤星花×ルシア・アプデルガリム
フェザー級:武田光司×新居すぐる
バンタム級:大雅×梅野源治
RIZIN甲子園決勝:横内三旺×斉藤健心

6月のRIZIN47でセルジオ・ペティスにリベンジを果たし、今後の去就が注目されていた堀口が大晦日RIZINに参戦。今回は自身が保持するフライ級王座をかけて、TUF(シーズン24)経験者でEFCでフライ級・バンタム級を2階級制覇しているズールーと対戦する。

TUFでは扇久保博正とも対戦しているズールーは9月のRIZIN48で日本初登場。新井丈を鋭い蹴りからのパンチでレフェリーストップに追い込み、RIZIN2戦目にしてタイトル挑戦のチャンスを掴んだ。前回11月のRIZIN LANDMARK10inNAGOYAでは堀口包囲網としてフライ級で4試合が組まれ、今大会では59キロ契約ながら神龍と元UFCファイターにしてTitan FC&Brave FCでベルトを巻いたトーレスの試合も組まれている。堀口がRIZINでの戦いを選んだことで、来年2025年のフライ級の更なる盛り上がりが想像できる――そんな大晦日決戦だ。

9月に約2年5カ月ぶりの防衛戦でルイス・グスタボに秒殺KO勝利したライト級王者サトシには、前フェザー級王者のケラモフが階級を上げて挑む。RIZINでは11月に摩嶋一整を秒殺KO勝利しているケラモフだが、RIZINで戦った8試合はすべてフェザー級。ライト級は未知数で、ケラモフが階級を上げてどんなパフォーマンスを見せるかに注目したい。

バンタム級王者・井上直樹は怪我で大晦日出場が見送りとなり、次期挑戦者筆頭の元谷友貴と超新星・秋元強真の間で挑戦者決定戦が行われる。女子スーパーアトム級王者の伊澤星花はRENAとの防衛戦が計画されていたが、RENAが怪我のため正式決定には至らず。キックボクサーとしてぱんちゃん璃奈やNA☆NAとも対戦しているアプデルガリムとのワンマッチに臨む。

11月のビクター・コレスニック戦がコレスニックの欠場で中止となった武田は新居と生き残りをかけたサバイバルマッチ、K-1・RISEでベルトを巻いた大雅と元ラジャダムナン王者・梅野がともにMMAデビュー戦で対戦という異色カードも組まれている。

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【RIZIN DECADE】大晦日の追加対戦カード発表。アジアの強豪たちがズラリーー矢地は「怒っているぞ」

【写真】デビュー戦で矢地と戦う桜庭大世は終始、笑顔だった(C)RIZIN FF

20日(水)、東京都目黒区のホテル雅叙園東京3Fカシオペアにて、大晦日に開催されるRIZIN DECADEの追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

鈴木千裕×クレベル・コイケのRIZINフェザー級選手権試合、17日(日)のRIZIN LANDMARK10で発表されたフェザー級:久保優太×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、ヘビー級:貴賢神×エドポロキングの3試合に続き、次の3カードが発表されている。

ヘビー級:上田幹雄×キム・テイン
ライト級:矢地祐介×桜庭大世
フェザー級:YA-MAN×カルシャガ・ダウトベック

今回の記者会見には榊原信行CEOのほか、上田幹雄、エドポロキング、久保優太、YA-MAN、桜庭大世、矢地祐介が登壇。ここでは各選手の冒頭挨拶を掲載したい。


貴賢神(※コメント)
「自分は今、米国で毎日追い込んでいます。対戦相手のエドポロキング選手に対して無駄にトラッシュトークをする気はないのですが、久々の再会をリングで楽しみにしています。初めての大晦日、しっかり勝って盛り上げて来年につなげます」

エドポロキング
「貴賢神選手と同様、トラッシュトークをする気はないので。試合でしっかり盛り上げて、勝って次のステージに繋げたいと思います」

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(※コメント)
「今年はたくさん試合ができて嬉しいです。本当は1日に2試合やりたいのですが、継続的に試合が組まれていることに感謝しています。対戦する相手はキックボクシングのチャンピオンで、素晴らしい打撃を持っています。非常に厳しい試合になると思いますが、全力で戦い、勝ちたいと思います。どんな結果であれ、私にとって良い経験になると信じています。ラジャブアリの物語はまだまだ続きます」

久保優太
「前回のRIZINで発表してもらってから、結構反響を頂いて。無謀、漢気があるのか、勇気があるのか――いろいろ言われたりします。僕はこのカードを望んで、叶えていただいたというか。僕は最短でRIZINフェザー級のチャンピオンになる道を歩みたいので。そのために、MMAに挑戦しています。このシェイドゥラエフを乗り越えて、来年絶対RIZINフェザー級でチャンピオンになりたいと思っています。今は勝率が低いかもしれないですけど、前回も前々回もそうですけど、僕はここから強くなります。当日は絶対に乗り越えたいと思っているので、期待しておいてください」

キム・テイン(※コメント)
「ROAD FCライトヘビー級、ヘビー級チャンピオンのキム・テインです。今回はRIZINの中で一番大きな大晦日の大会で試合をすることになりました。とてもワクワクしています。相手の上田幹雄選手の映像を視ましたが、とても上手い選手でした。RIZINヘビー級でも1位になっている選手なので、とても楽しみです。強い相手だけに、私は入念に準備しています。結果は私がKOで勝つと思います。私が誰なのか、RIZINファンにお見せします。上田幹雄、怪我に気をつけてしっかり準備して、素敵な試合をしましょう」

上田幹雄
「対戦相手のキム・テイン選手はROAD FC、他団体のチャンピオンということで、とてもワクワクしています。自分はRIZINのヘビー級を背負って戦うつもりでいます。こうして大晦日という大舞台に呼んでもらって嬉しいですし、他団体のチャンピオンと戦えることは光栄です。そこで勝って『RIZINなめるなよ』というところを見せたいです。キム・テイン選手から『KO勝ちする』と言われていますけど、逆に自分がブッ飛ばしてKO勝ちするつもりでいるので、大晦日はヘビー級の試合を楽しみにしていてください」

カルシャガ・ダウトベック
「前回の試合からすぐに試合が組まれ、伝統的な大晦日の大会に出場できることは光栄だ。対戦相手はキック界のスターで、最近MMAに転向し、戦績だけでは測れない深い格闘技の経験値を持っている相手だと思う。格闘家としてリスペクトしており、決して過小評価はしていない。これはどちらがより危険なストライカーかを決める試合だ。この試合で自分からテイクダウンするつもりはないが、同時にMMAというものの奥深さを見せたいと思っている。この試合はファンが求める内容になる。それに勝った者がタイトルマッチに近づくだろう。日本で試合をするたびに、私を支持する人が増えているように感じる。それは私にとって言葉では表せないぐらい尊いものだ。必ず皆さんの期待に応えると同時に、記憶に焼きつくような試合を約束したい」

YA-MAN
「今回の試合で『俺はエンタメ枠じゃねぇぞ』、俺はガチだっていうのをRIZINのファンに認めさせるために――ダウトベック選手って、今8連続KOぐらいしていて。RIZINでもずっと勝っていますし。RIZINの中でもトップ選手の一人だと思って、ここで勝ってRIZINファンにYA-MANという存在を、ガチなんだっていうのを証明します。試合については必ずどちらかが倒れる、失神するような試合になると思うので。もしかしたら俺が失神しているかもしれないし。もちろん俺が失神させるつもりでやるけど、どちらが倒れているか分からないですね。そんな試合になると思うので、1Rめから目を離さないようにしてください」

桜庭大世
「自分が日本で一番大きなRIZINという団体で、一番大きな大晦日の舞台に立てるのは、親の名前でしか立てないと思っていて。しかもペーペーなので、精一杯頑張ります。人の感情を揺さぶるような試合をしたいので、楽しみにしていてください」

矢地祐介
「10年目という節目の大晦日大会に出られることを嬉しく思います。ただ、榊原さんが隣にいるので言いづらいですけど――『ちょっと待て』と。試合が決まったことは嬉しいけど、相手がデビュー戦ということで、すごく複雑な気持ちになりました。せっかく前回、日本の若手筆頭のパトリック選手をなんとか倒して、『よし、もう一回上へ』という気持ちだったところに、このオファーが来て。すごくガッカリしたし、悔しい気持ちもありました。ただ、僕も良い年齢になってきて、こういう若手の相手をしなければいけない立場になったことも重々承知しています。大晦日ということもあって、有名選手の息子さんという話題性のあるカードが必要なことも分かっています。僕自身もPRIDEが大好きだったので、桜庭和志さんの息子さんと試合できるのは嬉しいですけれども……複雑な気持ちです。
どうやら桜庭さん陣営からの指名? 『矢地君どうかな?』みたいな話が耳に入ってきて、『何だソレ。ナメてんのか』と。ナメられがちな僕ですけど、15年やってきて良い時も悪い時もありましたけど、第一線で活躍してきた自負はあります。そんな自分を名指ししてくるとは、まあまあナメているなと思ったのが正直な気持ちです。ただ、レジェンドファイターの息子さんですし、組技のスキルもまあまああるみたいですし、デビュー戦といえど何をしてくるか分からない。どんなポテンシャルを持っているか分からないので、しっかり気を引き締めて戦いたいと思います。矢地はちょっと怒っているぞ、ということだけ伝えたいです(苦笑)。当日は良い試合をするつもりはなくて、MMAの厳しさを伝えて、叩き潰したいです」

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【RIZIN】速報中!RIZIN DECADE 追加対戦カード発表記者会見!


RIZIN LANDMARKが終わっていよいよ大晦日モード全開!3部構成で行われるRIZIN DECADEの追加対戦カードの発表記者会見が行われます。海外経由で安保瑠輝也×ライアン・ガルシアが半ば公然とリリースされていますが、果たして正式発表はあるのか。YouTubeを確認しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。

・RIZINウエハースは12月2日発売
・YA-MAN×カルシャガ・ダウトベック
・矢地祐介×桜庭大世
・上田幹雄×キム・テイン
・安保瑠輝也×ライアン・ガルシア(ボクシングエキシビションマッチ)

YA-MANとダウトベックが熱い!ダウトベックの打撃はホンモノのストライカーのYA-MANに通用するのか。スタンドだけならYA-MANがKOしても不思議じゃないけど、ダウトベックはテイクダウンに来る気もする。楽しみな一戦だ。
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RIZIN.48:セミ・メイン以外の試合の感想

カルシャガ・ダウトベック vs. 木下カラテ

打撃戦なら木下にも勝機はある…なんてことはなくて、普通にダウトベックが打ち合いで意識を飛ばしてKO勝ち。木下自身が言うように、他の選手がダウトベックを拒否した上で回ってきた試合なのだとしたら、ランキングは上がらず実力的には怖い相手という印象がさらに増してしまっただけの結果で、ダウトベックはますます避けられる存在になりそう。さすがに次に外国人同士で組むのは露骨すぎるだろう。

新井丈 vs. エンカジムーロ・ズールー

ズールーが打撃を効かせてのKO勝ち。ストローから上げてきた新井と、近年バンタムでも戦ってきたズールー。新井は筋力増量したと言っても、単純に体格に差があった。前回は激闘からブランクを開けずに出てきてしまったので、ダメージが抜けていなかったという事情があったが、今回の効かされ方を見ていると、若くして早くもダメージの蓄積が感じられる内容だった。

KO勝ちしたズールーについては、やはりそこまでの実力の選手とは思えなかったが、派手な打ち合いをしてくれそうだし、初手でインパクトは残せたので、今後も若手の壁としての役割がちょうど良さそう。年齢的にもUFCが取るとも思えず、いなくなる心配もない。

金太郎 vs. 秋元強真

テイクダウンしたら金太郎にも勝機はありそうだったが、凌いで打撃を入れた秋元の1RKO勝ち。まずは今後もこのクラスの、コロナ禍で外国人枠が空いたおかげでメインストリームに入っていたことがあるレベルの相手を刈っていって経験を積むのが良いのでは。

金太郎はATT所属になって鍛え直したと言っても、30歳を過ぎてそこまで短期間で飛躍的に実力が上がるはずもなく。ていのいい咬ませ犬の役割が精一杯。それにしても18歳相手に完敗というのは、言い訳が全く出来ないし、あまりにも残酷すぎる。今後は関西大会限定キャラとして使うしかなさそう。

萩原京平 vs. 高木凌

高木がタックルを仕掛けた時点で、打撃戦を避けての展開だったので、これは萩原の勝ちかと思ったが、高木レベルの組みもしのげずにチョークで一本負け。とどめにDV騒動の報道まで出る始末。まあ今さら影響することもなさそうだが。さすがに相手のレベルを高木クラスまで落として勝てないようでは、咬ませ犬としての役割も厳しいし、金太郎同様、関西大会ご当地枠になるのが関の山か。

高木は2連続フィニッシュ勝利ではあるが、2連戦とも相手ありきのマッチメイクだったので、これでRIZINが推してくれるかは微妙なところ。結局中堅外国人相手には手も足も出ないという実力は変わっておらず、上位と当てられると厳しい。ダウトベックのような地味強の踏み台にされそう。

矢地祐介 vs. 宇佐美正パトリック

海外のオッズでは宇佐美がフェイバリットになっているところもあったが、矢地が順当に勝利。しかし矢地の強さを見せたと言うより、宇佐美がまだこのレベルではなかったというのを見せただけで、評価が上がる内容ではなかった。タイトル戦線の海外勢の相手は厳しいので、フィーダーショー王者クラスの野村・ヤン坊・大原あたりとの対戦が見てみたいが、わざわざRIZINで矢地のために組むカードなのかという疑問も残る。

宇佐美もまた、矢地クラスの前に適当な踏み台の実力の相手との対戦が必要なところだったが、前回のように実質セミリタイアしていた徳留のような相手を毎回連れてくるわけにもいかないし、宇佐美自身がDEEPクラスで経験を積んだほうが良いと思える。

牛久絢太郎 vs. 佐藤将

またも僅差の試合になった将光だが、終盤のギロチンの印象もあり勝利。実際にこれがジャッジで評価されたかは不明だが、観客に勝ったという印象は残した。トップクラスが相手だから仕方ないが、毎回僅差の試合になる。王者井上には敗れているし、次の相手が難しくなりそう。

その将光に敗れてしまった牛久はさらに難しい状況に。太田戦に比べれば動きは悪くなかったが、やはりフィジカルを落として階級を下げる判断が、選手としての魅力も下げているように見えてしまう。

伊澤星花 vs. 浅倉カンナ

伊澤が危なげなく勝利。もとより勝負論がある組み合わせではなかったが。RIZINではパウンド・フォー・パウンドと言ってもいい実力を見せてはいるが、それに値する相手がいないのが残念。UFCにない階級だけに、アメリカのこの階級のトップは階級を上げてストローで戦ってしまう。伊澤は海外への挑戦よりもRIZINを盛り上げたい意向を示しているが、伊澤が強すぎるが故に盛り上がっていないのが実情。

浅倉は当時の絶対王者浜崎をあと一歩のところまで追い込み、年齢的に次の対戦では超えられそうだったが、その前に同い年の伊澤に先を越されてしまった。RIZIN初参戦時には、修斗パンクラスJEWELSでは前座クラスで、抜擢されたのは実力ではなく「現役JK」という当時の肩書きありきだったが、その後王者にまで昇りつめた。昇りつめてしまったために、目標がなくなってモチベーションが上がらなくなってしまったのかもしれない。王座から陥落後、JEWELSに降りてきて、当時の王者前澤を圧倒した試合が一番印象に残っている。

RIZIN LANDMARK10カード発表

浜崎朱加 vs. シン・ユリ

42歳で2年ぶり復帰の浜崎。相手はビジュアル枠のシン・ユリ。厳しい試合が続いてきたので、調整試合的なカードになるのは仕方がないが、一度実力の世界を構築したRIZIN女子が、またキャラ先行階級になってきてはいないか。

昇侍 vs. 芦澤竜誠

昇侍も41歳で2年以上のブランク。以前、ジヨン戦で負傷した腕の経過が思わしくなく復帰できないとSNSで報告していたが、大丈夫なのだろうか。

イゴール・タナベ、ヘビー級転向

ウェルターの減量が厳しいタナベが、ミドルやライトヘビーではなくヘビー級に。まあウェルターへの減量が厳しい時点で、通常体重は100kgくらいあるだろうし、減量ではなく増量すればRIZINヘビー級でも戦えるだろう。ナチュラスーパーヘビー級で技術もあるような、階級トップとの試合は厳しいが。同時に、タナベありきで存続していたRIZINウェルター級の終了のお知らせかもしれない。

フアン・アーチュレッタ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

もともと差があるマッチメイクと思っていたところで、アーチュレッタが体重超過。勝っても公式記録にならず、試合のモチベーションはさらに低下してしまい(もともと大幅超過する時点であまりないのかもしれないが)、内容も見どころなくシェイドゥラエフ勝利。北米MMAでの厳しい競争をするより、Bellator王者の肩書きを世界一大事にしてくれるJMMAで戦うことを選択したエンジョイ勢なのかもしれないが、最低限のルールを守れないのは厳しい。

シェイドゥラエフは完勝したが、榊原代表は「ダメージがないから11月の名古屋大会出場」とコメント。地方大会だと集客力がある日本人選手との対戦はなさそうだし、勝ってもタイミング的に大晦日に出られなくなってしまうのがもったいない。

元谷友貴 vs. 太田忍

一番意外だった試合結果。太田は将光戦といい、ベテラン相手だとうまくいなされてしまうのか。もっとレスリングでゴリゴリ削っていくと思っていたので、レスリングで攻めさせず、打撃で削りながら、最後はスクランブルに持ち込んでチョークを決めたのが見事だった。前回の井上戦は1Rチョークで敗れたが、実力を出し切ったとは思えなかったので、王座戦での再戦が見てみたい。ただ、前回大晦日で負けたヴィンス・モラレスが、同日のUFCの前座で完敗していたので、選手が抜けて階級全体が底下げされている感は否めない。

太田はまたもや今後使いにくくなる敗戦。前回のBellator出陣は、直前で相手が欠場して、階級下でRIZINに出ているより下のレベルの外国人との対戦になってしまったので、またBellatorに出て、今度はちゃんとトップクラスの選手との対戦が見てみたい。

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RIZIN.48」が9月29日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催決定!

2つの王座戦でRIZIN”新章”が開幕。

ライト級王者で柔術スパーエリートのホベルト・サトシ・ソウザに挑むのは、
現在4連勝中で勢いの乗るルイス・グスタボ。悲願のベルト奪取は叶うのか。

そしてバンタム級新王者決定戦では「天才と呼ばれ続けたエンジェル」こと井上直樹と、韓国出身で対日本人10勝無敗の戦績を誇る「ゾンビ」ことキム・スーチョルが激突!日韓対決を制するのは果たしてどちらなのか。

その他、リベンジに燃える悪童こと萩原京平、今回で現役を引退を決意した浅倉カンナ、前戦では苦杯を喫した元谷を相手に再戦に挑む太田忍、朝倉未来の弟子として「格闘代理戦争」でアラン“ヒロ”ヤマニハに快勝した秋元強真など豪華選手が一挙に集結!

最強戦線、RIZINの新たな門出を、その目に焼き付けよう。

▼対戦カード
メインイベント
ライト級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ルイス・グスタボ

第10試合
バンタム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
井上直樹 vs. キム・スーチョル

第9試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
元谷友貴 vs. 太田忍

第8試合
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
フアン・アーチュレッタ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

第7試合
RIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
伊澤星花 vs. 浅倉カンナ

第6試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
牛久絢太郎 vs. 佐藤将光

第5試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
矢地祐介 vs. 宇佐美正パトリック

第4試合
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
萩原京平 vs. 高木凌

第3試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
金太郎 vs. 秋元強真

第2試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)
新井丈 vs. エンカジムーロ・ズールー

第1試合
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
カルシャガ・ダウトベック vs. 木下カラテ

#ABEMA #RIZIN #アベマRIZIN #RIZIN48
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【RIZIN】速報中!RIZIN.48

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朝倉未来×平本蓮で一つのクライマックスを迎えた超RIZIN.3以来となるRIZIN.48がさいたまスーパーアリーナで開催されます。一般大衆向けだった超RIZINから一転して本格的な対戦カードのオンパレード。2大タイトルマッチをメインとセミに据え、第1試合からマニアが歓喜するマッチメイクが並びました。ここから新たなスターは誕生するか。今宵も電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 MMA フェザー級】
○カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/タイガームエタイ/レギオン)
(1R KO)
×木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)
1R、軽快なステップから様子を窺う両者。その中からダウトベックは得意の左ストレート、ボディを入れてプレッシャーを掛ける。木下もカーフキックから回し蹴りを放つがダウトベックはそれを掴んでボディを入れる。木下は何んとか離れて回避。身体が離れてスタンドの展開に戻るとダウトベックの左フックが木下の側頭部にヒット!木下はグシャとつぶれるように倒れてダウン。レフェリーが試合を止めた!

【第2試合 MMA フライ級】
×新井丈(和術慧舟會HEARTS)
(1R TKO)
○エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CITパフォーマンス・インスティチュート)
1R、前に出る新井。じわじわとプレスを掛ける。右のボディとフックをヒットさせるとズールーの動きが一瞬止まったがすぐに回復。ガードを固めて要所でパンチを打ち返す。試合が落ち着くとズールーが徐々に反撃開始。リーチ差を活かして遠めの距離からミドル、ハイを連打。さらに飛び膝を見せる。新井はガードをしていたが、ミドルでボディを効かされて、さらにハイキックを被弾して千鳥足。ズールーはパンチの連打に膝蹴り、回し蹴り、さらに左右の連打をヒットさせるとレフェリーが試合を止めた!ズールーの恐るべし攻撃力。新井はフライ級がマッチしていないのか痛いRIZINで連敗。