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【UFC292】極めるか、倒すか。間合いと減量&睡眠=ステーリング✖オマリー戦展望─02─

【写真】さぁ、いよいよ3日後に両者の競演が見られる(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ボストンのTDガーデンにてUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。メインのUFC世界バンタム級選手権試合展望後編。
Text by Isamu Horiuchi

絶対的なバック奪取能力と、コントール力を誇る王者ステーリングと、卓越した打撃の当て勘を有する挑戦者オマリー。当然のように事前の挑発の試合を行うなかには、ステーリングの減量とオマリーの睡眠というエレメントにも言及は及んでいた。

<アルジャメイン・ステーリング✖ショーン・オマリー考察Part.01はコチラから>


ステーリングの卓越した打撃回避の能力、多少不格好でも組みついてしまえばケージに押し込んで強引にテイクダウンやバックを奪ってしまう無類の組み力、そして一度有利な体勢を取ったら決して相手を逃さない圧倒的なコントロール力こそが、王者優位説の強力な根拠だ。

さらに注目したいのは、試合開始直後の攻防だ。というのも以前ステーリングは、オマリー同様に長いリーチを誇るストライカーのコリー・サンドハーゲンと対戦した際に、スタートと同時に──絶妙な間合いを保ちつつも──プレッシャーをかけて下がらせ、蹴り足を掴むとあっという間にテイクダウンからバックを奪取、そのままチョークを極めて驚愕の圧勝劇をみせているのだ。

今回の試合に向けても王者は「サンドハーゲン戦と同じように極めてやるよ。前に出てプレッシャーをかけてやる。奴はフットワークを使うだろうけどこっちは逃げ道を遮断する。すると奴は苦し紛れに蹴ってくるだろうから、それを掴んで奴の体を二つ折りにしてやるさ。1ラウンド半分で極めるよ」と宣言している。

王者が予告通り試合開始と同時に圧力をかけてゆく可能性は高いと思われる。対するオマリーがそれに屈せず、逆に王者を下がらせる、あるいは出鼻の打撃を当てることはできるのか。試合開始直後から、まったく目が離せない一戦だ。

また、オマリーとしては序盤から組み伏せられてしまったとしても、極められさえしなければ次のラウンドはスタンドから再開となる。2019年のクインテッド・ウルトラにて五味隆典をギロチンチョークで仕留める等、以前からグランプリング大会にも精力的に出場して実績を出しているオマリーは、前戦から1年間、さらなるグラップリングの強化に多くの時間を割いてきたという。

何度ポジションを奪われようが極めさせず、試合を長引かせれば長引かせるだけ王者の集中力は下がり、必殺の左右のストレートが当たる可能性が上がるだろう。

またオマリーは、ステーリングがキャリア唯一のKO負けを喫した2017年のマルロン・モラエス戦についても言及し「モラエスがやったように、俺が奴を眠らせる姿をいつも頭に浮かべているよ」と語ってもいる。

スタンドでオマリーのプレッシャーを感じた王者が不用意にテイクダウンに行くようなことがあれば、モラエス戦のようにカウンターのハイキック、あるいはヒザを当てるチャンスが広がる。

昨年10月のTJディラショー戦の時のステーリングの公式計量時の様子

さらに──。

「アルジョは俺よりはるかにキツい減量をしているはずだ。だから脳から水分が抜けて一発で倒れるよ」とも語るオマリー。

王者に対してSNS上で「俺は今日すげえカロリーの高い美味い晩飯を食ったぜ。アンタはなにを食ったんだい?」、「俺は今日もたっぷり質の高い睡眠を摂ったぜ。アンタの睡眠はどうだい?」(※最近オマリーは、睡眠の専門家を雇ってその向上に努めている)とユーモラスな挑発を繰り出してもいる。

対するチャンピオンも、その投稿に対して「お前は寝ているんだな。俺は練習するんだ。違いが分かるか?」と気の利いたリプをしている。とまれ、当代最高のグラップラー✖ストライカー、クラシカルにして最先端の攻防を、心ゆくまで堪能したい。

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■UFC292対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]ショーン・オマリー(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ(中国)
[挑戦者]アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ(エクアドル)
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ(米国)
デモン・ブラックシアー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
デニス・チュルリン(ロシア)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ(米国)
オースティン・ホバート(米国)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソン(豪州)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー(米国)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
マリーナ・モロズ(ウクライナ)
カリーニ・シウバ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN46 カリーニ・シウバ ケトレン・ソウサ. ブログ

【UFC ESPN46】トップのカリーニ・シウバが、果敢に足関節。ヒザを捩じったケトレン・ソウサがタップ

<女子フライ級/5分3R>
カリーニ・シウバ(ブラジル)
Def.1R1分45秒by ストレートフットロック
ケトレン・ソウサ(ブラジル)

右負け蹴りを繰り出すシウバに対し、距離を取るソウサ。真っ直ぐ飛び込んだシウバがクリンチからボディロックテイクダウンを早々に奪う。ソウサはハーフガード、頭を抱えてオーバーフックのシウバは、フルガードに戻されそうになると、起き上ってパウンドを落とすとシウバの左足をワキに抱えて外掛けからストレートフットロックへ。ヒザを捻ったソウサはたまらずタップした。

16勝目(※4敗)、全てフィニッシュ勝利のシウバはコーチとハグし涙にくれた。


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MMA o ONE UFC YouTube   ウィリアム・ゴミス カリーニ・シウバ

『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』前日計量動画/プリシラ・カショエイラ vs. カリーニ・シウバが中止に

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MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Sergei Pavlovich (260.5) vs. Curtis Blaydes (262.5)
・Bruno Silva (186) vs. Brad Tavares (185)
・Jared Gordon (155.5) vs. Bobby Green (156)
・Iasmin Lucindo (126) vs. Brogan Walker (126)
・Matthew Semelsberger (171) vs. Jeremiah Wells (171)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Christos Giagos (155.5) vs. Ricky Glenn (155.5)
・Montel Jackson (136) vs. Rani Yahya (136)
・Norma Dumont (145) vs. Karol Rosa (144.5)
・Junior Tafa (252) vs. Mohammed Usman (239.5)
・William Gomis (147)* vs. Francis Marshall (146)
・Priscila Cachoeira (130)** vs. Karine Silva (126)
・Danaa Batgerel (136) vs. Brady Hiestand (136)

 『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードはフランシス・マーシャルと対戦するウィリアム・ゴミスが147ポンドと1ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。プリシラ・カショエイラ vs. カリーニ・シウバはカショエイラが130ポンドと4ポンドオーバーしたことから中止になっています。





 前日計量&フェイスオフ動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN207 カリーニ・シウバ

【UFN207】カリーニ・シウバ、右とダブルの一体化=ノック&テイクダウンからボテーリョをダース葬で

<女子フライ級/5分3R>
カリーニ・シウバ(ブラジル)
Def.1R4分55秒by ダースチョーク
ポリアナ・ボテーリョ(ブラジル)

まず右前蹴りを見せたシウバに対し、ボテーリョも前蹴りを返す。左リードフックのボテーリョ、シウバが左ハイを見せる。右ローを蹴ったボテーリョは、間合いをはかりつつ右を狙っているか。前蹴りを同時に見せ、直後に左を伸ばしたボテーリョにが右ミドルを狙う。ならばとシウバも素早い右ミドルを繰り出し、左を受けながら左ミドルを入れる。ボテーリョは左リードフックを続け、左ミドルをかわす。左リードフックに右を合わせるようになったシウバの右オーバーハンドは空振りに。

サウスポーを織り交ぜるシウバは、蹴りをしっかりと見てくるボテーリョに左ジャブもカウンターの右アッパーを受けそうになる。残り1分、蹴りに反応するボテーリョだが、右オーバーハンドを打ち込まれて直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。ノック&テイクダウンといって良いパンチとダブルが一体化した攻撃でトップを取ったシウバはハーフからパス、シングル狙いで腹ばいになったボテーリョにダースチョークをセットする。ボテーリョがタップし、シウバは顔をキャンバスに沈め、喜びを露わにした。


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