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Column MMA o ONE UFC UFC281   イスラエル・アデサニャ カマル・ウスマン カムザット・チマエフ コルビー・コヴィントン レオン・エドワーズ

カムザット・チマエフ「アレックス・ペレイラなんて一方的にフィニッシュする」「イージーマネーだ」


 『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』でイスラエル・アデサニャに5R TKO勝ちしミドル級新チャンピオンになったアレックス・ペレイラについてカムザット・チマエフがインスタグラムで以下のコメント。

「あの男は6勝1敗の戦績でベルトに挑戦した。俺に倒させてくれ。こっちの戦績は12勝0敗だ。デイナ・ホワイトよ、ブラジルで試合を組んでくれ」






 また、ツイッターでも「あれは俺のベルトだ、試合を組め」「一方的にフィニッシュしてやる」「イージーマネーだ」「ブラジルで戦う準備はできている。やろうぜ、チャンプ」とコメントしています。

2023年3月のUFCロンドン大会でレオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマン3、コルビー・コヴィントン vs. カムザット・チマエフが実現か(2022年10月22日)

 UFCの方はカムザット・チマエフにウェルター級に留まってもらい、コルビー・コヴィントンと対戦させるプランがあります。


 ペレイラは試合後会見で「誰でも戦う準備はできてるし、カムザット・チマエフも例外ではない」とコメントしています。続きを読む・・・
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MMA o UFC YouTube   カマル・ウスマン カムザット・チマエフ ケビン・ホランド コルビー・コヴィントン ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル レオン・エドワーズ

2023年3月のUFCロンドン大会でレオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマン3、コルビー・コヴィントン vs. カムザット・チマエフが実現か

カムザット・チマエフがミドル級転向を示唆(2022年09月23日)

 こちらの続報。




 デイナ・ホワイトがインタビューで2023年3月に開催予定のUFCロンドン大会でレオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマンのウェルター級タイトルマッチ、コルビー・コヴィントン vs. カムザット・チマエフのウェルター級マッチを行うことを示唆しています。

 レオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマンは実現すれば8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』からのダイレクトリマッチとなります。この時はエドワーズが5R KO勝ちし王座奪取。ウスマンの連勝は19、ウェルター級王座防衛回数は5でストップしています。

 コルビー・コヴィントンはここで復帰すれば3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でホルヘ・マスヴィダルに判定勝ちして以来1年ぶりの試合となります。この試合から2週間後にマイアミビーチのレストランの前でマスヴィダルに襲撃されています。

 チマエフは9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でケビン・ホランドに1Rダースチョークで勝利して以来の試合。元々ネイト・ディアスと対戦予定でしたが、前日計量で178.5ポンドと7.5ポンドもオーバーしたことからカードがシャッフルされてしまいました。その後チマエフはツイッターでミドル級転向を示唆していましたが、UFCはウェルター級で戦わせる方針のようです。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アンソニー・ペティス エディ・アルバレス カマル・ウスマン コルビー・コヴィントン ジェレミー・スティーブンス トニー・ファーガソン レオン・エドワーズ ロビー・ローラー

ハファエル・ドス・アンジョスがウェルター級復帰、12.3『UFC on ESPN 42』でブライアン・バーバリーナと対戦


 UFCが12月3日にフロリダ州オーランドで開催する『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』でブライアン・バーバリーナ vs. ハファエル・ドス・アンジョスのウェルター級マッチが行われることをCombateが確認したとのこと。

 バーバリーナは7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でロビー・ローラーに2R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。

 ドス・アンジョスは7月の『UFC on ESPN 39: dos Anjos vs. Fiziev』でハファエル・フィジエフに5R KO負けして以来の試合。現在UFCライト級ランキング8位。2020年1月の『UFC Fight Night 166: Blaydes vs. dos Santos』でマイケル・キエサに判定負けして以来2年11ヶ月ぶりのウェルター級復帰です。

 ドス・アンジョスはMMAデビュー時からライト級。2008年11月の『UFC 91: Couture vs. Lesnar』のジェレミー・スティーブンス戦でUFCデビューしてからも同様で、2015年3月の『UFC 185: Pettis vs. dos Anjos』でアンソニー・ペティスに判定勝ちし王座戴冠。しかし2016年7月の『UFC Fight Night 90: dos Anjos vs. Alvarez』でエディ・アルバレスに敗れて王座陥落し、その後トニー・ファーガソンにも敗れたことから2017年6月の『UFC Fight Night 111: Holm vs. Correia』で行われたタレック・サフィジーヌ戦からウェルター級転向。3連勝し2018年6月の『UFC 225: Whittaker vs. Romero 2』でコルビー・コヴィントンとウェルター級暫定王座決定戦を行いましたが判定負け。以降戦績が芳しくないことから(対戦相手がカマル・ウスマンやレオン・エドワーズなら仕方がないですが)ライト級に復帰していました。続きを読む・・・
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Bu et Sports de combat MMA MMAPLANET o UFC カイ・カラフランス カマル・ウスマン キック ブランドン・モレノ ボクシング 佐藤天 剛毅會 岩﨑達也 武術空手

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。モレノ✖カラフランス「夫婦手で全体に連動」

【写真】左三角蹴りからパウンドアウトの試合に見えた、武術的な要素とは (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たブランドン・モレノ✖カイ・カラフランス戦とは?!


──ブランドン・モレノ×カイ・カラフランスのUFC世界暫定フライ級王座決定戦に、武術的な要素が明白にあったということですか。

「ハイ。MMAはMMAグローブで戦い、蹴りがあります。それを前提に打撃に関しては組み立て方が存在しています。加えてMMAは自由な発想で戦えます。打撃だけの試合と比較すると構えが頻繁に変わり、距離も一定でなく遠くに立っても良い。その割にはグローブをつけてボクシングの練習に精を出す選手が多いです。

ボクシングの技術、蹴りはキックボクシングと分けて稽古をする選手が多いと感じます。今回、そういう点でモレノが素晴らしかったです。捌きというやつですね。モレノの構えは打撃にも受け返しができるうえで、シングルレッグに入るなどレスリングにも対応できます」

──この試合のモレノは掌を広げて、腕を良く動かすという余りこれまでになかった構えをしていました。

「そこです。MMAの打撃はボクシングでも、キックボクシングでなくても良い。そして、ここで注目すべきは手の位置と動きです。私が40年間空手の修行を行ってきて、何度かだけ目にした現象があります。それは調子が良いと両手がよく動くことというです。ただし、良く動かしていた人間がまたできるかというと、そうではないです。

『もう一度見せて欲しい』と稽古の時に頼んでも、全く手が止まってまるで違う動きをします。だから、異様に調子が良いときに無意識でそうなっているのか……。正直にいえば、それが絶対だと結論づけることはできないです。ただし、両手が動いている時は体が良く動く。体が反応できると思います。この両手の動きのことを空手では夫婦手といいますが、夫婦手を使って両手を動かすことが捌きという動作になります。

捌きとは相手の蹴りを受け流すことをイメージされると思いますが……決してそうではなく、本来の裁きとは相手の攻撃を掻い潜って攻撃すること。その時点で先を取れています。例えば……そうですね、カーテンなど垂れ幕のようなモノがあって、それを掻い潜って……捌いて前に出ると、先が取れています。捌きというと、相手の動きを捌く防御のように捉えがちですが、あの手の動きは既に攻撃態勢に入っています」

──モレノの動きが、捌きになっていたと……。これは浪漫ですね。

「なぜ、彼があの動きをするようになっているのか。本当に分からないです。どういう風にあそこに行き着いたのか。ただし、カイ・カラフランスとの違いは明白でした。カラフランスのパンチは、ボクシングです。蹴りがある競技でボクシングに特化した動きで対応すると、危険極まりないということがこのところ連続して見られています。

ボクシングの避け方は、蹴りがあると危なくなる。蹴りがあることで、頭を振るという動作はとてもリスキーになります。頭を振った方向から蹴りが飛んでくると、大変なダメージを受けますからね」

──左の突きから左ハイでKO負けしたカマル・ウスマン。右ストレート直後の右ハイで倒された佐藤天選手が、結果論としてそういうKO負けになりました。蹴りのある競技の練習をしていてなお。

「ハイ。対してモレノの構えと動きはボクシングではなく、かといってレスリングでもないのにレスリングに対応できています。両手、両足が四つ足動物のように、自然に機能していている」

──それは中段突きと中段の外受けの移動稽古で、後ろに下がるときに多く腕を動かすと、しっかりと下がることができる。それと同じ現象ということでしょうか。

「ハイ。手から動くという理屈、原理として同じです。両手を動かすことで結果的に全身が連動した動きとなります。自分の体も両手が動いていると機能しますし、相手からすると腕の動きで一つ幕が張られて見えない状態になります。ボクシングは幕がなく、顔があって拳を出す競技です。結果、幕がある分モレノは有利な距離を創ることができていました。

手を自由に動かした軌道のなかで、パンチが出ているのでボクシング的に言えば下手くそかもしれないですが、MMAグローブで戦う競技としては全く問題なく、パンチのヒット数も多かったです。フィニッシュの左ミドルも、三角蹴りでしたね。中足を効かせた。それでダウンを奪ってからのパウンドアウトでした。

本来はMMAとして、こうあるべきなのかもしれないですが、現実問題としてMMAはボクシング、キックボクシング、レスリングと足し算の発想で28年間進化してきました。モレノは足し算では生まれない動きをしたかと思います。

最後の三角蹴り……左ミドルを中足で蹴ったので、三日月ではなく三角蹴りでした。あの左の三角蹴りも左の突きから入っていましたね。左の突きで後ろ足を送って、左の蹴りを出している。これは対角線ではなくて、空手のコンビネーションです。面白いモノで、この状態だと頭を振っても構わないんです。手を振って頭を振るというのは。

頭だけ振って、上体が動くと体と頭が繋がっていなくて危険です。ただ手から動いて、体が機能して上体が動く。その結果として頭が動いていると、体と頭が繋がっているので攻撃を食らっても、耐えることができます。何よりもこの動きはヘッドスリップ的な防御にもなりますし、攻撃手段としての右か左が分からないフェイクにもなっています。非常に興味深い動きでした」

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MMA o ONE UFC UFC278   カマル・ウスマン レオン・エドワーズ

『UFC 278』カマル・ウスマン vs. レオン・エドワーズを見たファイター・関係者の反応

Sports Graphic Number1057号(「格闘技に何が起きているのか。」)


 『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』カマル・ウスマン vs. レオン・エドワーズを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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MMA o UFC   カマル・ウスマン レオン・エドワーズ

カマル・ウスマン「チャンピオンも時にはしくじる」「復讐を果たすよ!」

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 『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でレオン・エドワーズに5R KO負けしウェルター級王座から陥落しらカマル・ウスマンがツイッターで以下のコメント。

「チャンピオンも時にはしくじる…だが俺たちは立ち上がり復讐を果たすよ!」

「くそっ、俺はこのスポーツが大好きだ! いろんなことが起こるもんだが…神に感謝し俺たちは動く! おめでとう、レオン・エドワーズ」
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MMA MMAPLANET o UFC UFC278 カマル・ウスマン キック レオン・エドワーズ

【UFC278】ウスマン陥落。判定負け直前エドワーズが左ハイで大逆転KO勝ちを収め、新世界王者に

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
Def.5R4分04秒 by KO
カマル・ウスマン(ナイジェリア)

サウスポーのエドワーズが上下にフェイントをかけてから左の前蹴り。ウスマンは蹴り足をキャッチして、相手のバランスを崩させる。プレッシャーをかけてエドワーズにケージを背負わせるウスマン。エドワーズは左のインローから、オーソドックスへのスイッチも見せる。ウスマンは右ローから左ジャブ、そしてダブルレッグへ。ボディロックからテイクダウンを狙うも、ここはエドワーズが踏ん張った。

左腕を差し上げて足を払いにいったエドワーズだったが、それを振り払ったウスマンがトップを奪い、鉄槌とエルボーを落とす。スイープを狙うエドワーズ。それを防いだウスマンがスクランブルから、立ち上がったエドワーズのバックも回る。ウスマンの左腕を抑えるエドワーズ。ケージ際で正対し、右のオーバーフックから左腕を差し上げ、小外刈りでグラウンドに持ち込んだ。しかもマウントを奪っている。

半身になったウスマンのバックに回ったエドワーズは、四の字ロックから左腕を相手の首に回してRNCを狙う。相手のリストを取ってディフェンスするウスマン。エドワーズは四の字ロックを解かず、そのままバックからパンチを放っていくが、ウスマンも半身になって打ち返して初回を終えた。

2R、ウスマンが距離を詰める。エドワーズは左ミドル、そしてオーソドックスから右を伸ばす。左ジャブを突いて相手を下がらせるウスマン。ケージ際で組みつくも、エドワーズが差し返した。ウスマンは相手にケージを背負わせてパンチを上下に散らす。ボディブローを受けると、一瞬動きが止まるエドワーズ。スイッチを繰り返しながらケージ際まで下がったところで、エドワーズの伸ばした左手の指がウスマンの右目に入った。

アイポークによる試合中断。再開後、エドワーズはオーソドックスで構えて、左ジャブを伸ばす。さらに右サイドキックからサウスポーへ。ウスマンが距離を詰めたところで、オーソドックスから右テンカオを突き刺し、さらにサウスポーから左ストレートを当てる。ウスマンは左ジャブを突いて前進するも、エドワーズのスイッチしながらの打撃がヒット。ここでウスマンは組んでエドワーズをケージに押し込んだ。

ケージから離れたエドワーズがシングルレッグへ。これをスプロールしたウスマンがバックを狙うも、エドワーズが腰を上げてディフェンス。そのまま押し込んでいくと、ウスマンが離れた。ウスマンは相手にケージを背負わせて左ジャブ、右ヒジ、左右ボディフックから顔面へのパンチに繋げたあと、ダブルレッグですくい上げてテイクダウンを奪った。最後はウスマンはパンチとエルボーを落として、このラウンドを終えている。

3R、ここでも前に出るのはウスマンだ。しかしエドワーズもサウスポーから右ジャブを突いて、ウスマンを中に入れさせない。スイッチを繰り返すエドワーズに左ジャブを当てるウスマン、一瞬フェイントをかけてエドワーズの右足を取り、シングルレッグでテイクダウンを奪った。立ち上がるエドワーズのバックに回ったウスマンがヒザで削る。エドワーズはウスマンの左腕をキムラの形で取るも失敗。そのまま左腕を差し入れて離れた。

変わらず相手にケージを背負わせるウスマン。エドワーズはガードを固める。至近距離でパンチを連打しながらテイクダウンに繋げたウスマンは、すぐさま左足を差し入れてバックマウントを狙う。正対したエドワーズをケージに押し込み、固めていくウスマン。一瞬マウントを奪いかけるも失敗。しかしトップから相手の首を固めていく。エドワーズもスクランブルから立ち上がるが、すぐにウスマンがパンチでエドワーズにケージを背負わせた。

4R、距離を詰めて来るウスマンにエドワーズが左インロー。ウスマンは続く左ストレートをダッキングでかわす。ウスマンも左ジャブと右ローで距離を詰めるが、ここでエドワーズが飛び込み、バックを狙った。ケージ際でボディロックからバックに回ったエドワーズ。右足を差し入れるがウスマンは倒れない。ここで諦めて離したエドワーズに対し、すぐにウスマンが仕掛けてテイクダウンを奪う。

下から足を上げてくるエドワーズを抑え込み、パンチを上下に打ち分けるウスマン。ケージ際で左ヒジを叩き込みながら、立ち上がろうとする相手をバックコントロールする。エドワーズは相手のクラッチを解こうとするが、ウスマンが離れて再びダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。スクランブルを狙うエドワーズに対し、スイッチしてバックに回ったウスマン。ここでエドワーズにケージ掴みがあり、レフェリーから注意が入る。

試合は中断され、エドワーズがレフェリーから注意を受けて、ウスマンがバックに回った状態から再開。ウスマンは立ち上がるエドワーズをパンチでケージまで追い込んでいった。

最終回、ケージ中央でウスマンが左ジャブを突く。エドワーズはスイッチして左テンカオを突き刺すも、ウスマンを止めることはできない。プレッシャーをかけていたウスマンが、またも左右ボディからダブルレッグでエドワーズをすくい上げる。ここはグラウンドに持ち込まれずに堪えたエドワーズだったが、そのままケージに押し込まれてしまう。

完全に動きが落ちたエドワーズを、ウスマンが削りながら押し込み続ける。ここでレフェリーがブレイクをかけた。ケージ中央で再開後、エドワーズがインロー、左ミドル、オーソドックスからワンツーを放つも、サウスポーからの左ミドルがウスマンの下腹部を捉えた。

すぐに再開に応じたウスマン。互いにローを放ちながら様子をうかがう。完全に手数が減った--と思われた瞬間、エドワーズのサウスポーからの左ストレートに対し、右にスウェーしたウスマンの顔面にウスマンの左ハイがクリーンヒット。この一発でウスマンはマットに沈んだ。

ウスマンは世界ウェルター級王座6度目の防衛に失敗。エドワーズにとっては7年前のリベンジを果たすとともに、オクタゴン9年目の初戴冠となった。


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DEEP o UFC カマル・ウスマン ソルト レオン・エドワーズ

【UFC】速報中!UFC 278: Usman vs. Edwards 2

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夜は後楽園ホールでDEEP。その前にソルトレイクシティ ビビント・アリーナでUFC 278: Usman vs. Edwards 2が開催されます。メインはカマル・ウスマン×レオン・エドワーズのウェルター級タイトルマッチ。無双状態を続けるウスマンに対してランキング2位のエドワーズが7年越しのリベンジマッチに挑みます。難攻不落のウスマンに一矢報いる事が出来るか。WOWOWの中継を観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ライトヘビー級マッチ】
○タイソン・ペドロ
(1R TKO)
×ハリー・ハンサッカー
1R、開始直後は静かな立ち上がり。ハンサッカーは前に出ようとするがペドロはリーチを活かしてせき止める。するとパンチの交差からペドロの左ジャブ。これでハンサッカーは後退。ガードを固めたところにペドロの右の前蹴りがボディに突き刺さる。ハンサッカーは腹を抱えてダウン。パウンドを放ったところでレフェリーが試合を止めた!ペドロが完勝です!


【女子バンタム級マッチ】
×ウー・ヤナン
(2R TKO)
○ルーシー・プディロヴァ
1R、開始直後にプディロヴァがタックルで組み付いてケージに押し込む。しかしヤナンの腰は重い。身体が離れてスタンドの展開。ここでもプディロヴァはタックル。これでテイクダウンに成功。サイドを奪取するとポジションをキープ。じわじわとパウンドと肘で嫌がらせをする。終了間際にマウント→バックを取りかけるがヤナンは立ち上がったところでラウンド終了。
2R、序盤は一転してスタンドの展開。プディロヴァはタックルに行かずスタンド勝負。互角の展開だったが中盤に入るとプディロヴァはタックル。差し合いになると首投げでテイクダウンに成功。バックに回ってチョークを狙う。不発になるとサイドに移行。さらにバックマウントに移って怒涛のパウンドと肘を乱射。動けないヤナンを見てレフェリーが試合を止めた。プディロヴァが圧倒的な攻撃力を見せつけた!
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MMA o UFC YouTube   カマル・ウスマン ジョゼ・アルド パウロ・コスタ ミランダ・マーヴェリック レオン・エドワーズ

『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』前日計量動画


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Kamaru Usman (170) vs. Leon Edwards (170) – for welterweight title
・Paulo Costa (185.5) vs. Luke Rockhold (185.5)
・Jose Aldo (136) vs. Merab Dvalishvili (136)
・Lucie Pudilova (135.5) vs. Wu Yanan (136)
・Harry Hunsucker (204.5) vs. Tyson Pedro (205.5)

PRELIMINARY CARD (ABC/ESPN/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Alexandr Romanov (239.5) vs. Marcin Tybura (252.5)
・Jared Gordon (155.5) vs. Leonardo Santos (156)
・Luis Saldana (145.5) vs. Sean Woodson (146)
・A.J. Fletcher (170.5) vs. Ange Loosa (170.5)

EARLY PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Amir Albazi (126) vs. Francisco Figueiredo (125.5)
・Aori Qileng (136) vs. Jay Perrin (136)
・Victor Altamirano (125) vs. Daniel Da Silva (126)

 『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』前日計量結果。全員パスしています。プレリミナリーで予定されていたミランダ・マーヴェリック vs. シャナ・ヤングの中止によりアーリープレリミナリーで予定されていたA.J.フレッチャー vs. アンジェ・ルーサがプレリミナリーに昇格し、大会開始時刻も日本時間午前7時30分に変更されています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・カマル・ウスマン vs. レオン・エドワーズは11人全員ウスマン支持。

・パウロ・コスタ vs. ルーク・ロックホールドはコスタ支持8人、ロックホールド支持3人。

・ジョゼ・アルド vs. メラブ・デヴァリシュビリはアルド支持7人、デヴァリシュビリ支持4人。

・ウー・ヤナン vs. ルーシー・パディロヴァは11人全員パディロヴァ支持。

・タイソン・ペドロ vs. ハリー・ハンサッカーは11人全員ペドロ支持。続きを読む・・・
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MMA o PFL UFC YouTube カマル・ウスマン ショーン・ストリックランド ジョゼ・アルド ネイト・ディアス ピョートル・ヤン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ マルロン・モラエス ヤン・ブラホヴィッチ ヨエル・ロメロ 工藤諒司

UFC278:オッズ/予想と展望

カマル・ウスマン 1.26
レオン・エドワーズ 4.10
パウロ・コスタ 1.29
ルーク・ロックホールド 3.85
ジョゼ・アルド 2.10
マラブ・デヴァリシビリ 1.77
ウー・ヤナン 2.10
ルーシー・プディロヴァ 1.77
タイソン・ペドロ 1.14
ハリー・ハンサッカー 6.40
マルチン・ティブラ 3.90
アレクサンドル・ロマノフ 1.29
レオナルド・サントス 3.25
ジャレッド・ゴードン 1.38
ショーン・ウッドソン 1.31
ルイス・サルダナ 3.65
ミランダ・マーヴェリック 1.18
シャナ・ヤング 5.30
AJ・フレッチャ1.65
アンジュ・ルーサ 2.35
アミル・アルバジ 1.24
フランシスコ・フィゲイレード 4.30
アオリ・チロン 1.67
ジェイ・ペリン 2.30
ダニエル・ラセルダ 2.55
ビクトル・アルタミラノ 1.56

メインはP4P1位のウスマン6度目の防衛戦。王座獲得から3年以上で、勝てば防衛回数単独2位となる(ウェルター級の王座在位期間及び防衛回数のトップはGPS)。UFCデビュー以来、15連勝中。勝てばアンデウソンの16に並び史上最多タイとなる。キャリア序盤はテイクダウンからの押さえ込みが武器だった頃もあったが、王座を獲得する頃からは打撃のスキルが上がっており、今では完全なストライカーに。

対するエドワーズも、ベラル・ムハマドとのノーコンテストを挟んで9連勝中。最後に敗れた相手がカマル・ウスマンで、約7年間負けなし。ウスマンのTUF後の初戦であり、負けていない期間にはあまり差がないが、エドワーズは2019年7月から21年3月までにブランクがあったために試合数が少なくなっている。連勝している割になかなかチャンスが与えられず、2019年に元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと対戦した時にはまだ12位だった。そこで勝ったが、コロナの影響もありブランクが開くと、復帰戦ではベラル・ムハマドにアイポークをしてしまいノーコンテストに。昨年6月にはネイト・ディアスに完勝したが、当時のネイトはすでにトップ戦線からは外れていた。現在のランカーだと、7位のヴィセンテ・ルケにしか勝っていない。

ウスマンがグラップラーから打撃もできるようになっているのに対し、エドワーズは逆に元はストライカーだったが、組みの展開が強くなっていった選手。スタンドで四つの地味な展開が多く、UFC2戦目で初勝利となったセズ・バジンスキー戦以来、ボーナスの獲得はない。

エドワーズが組みが強くなっているとはいえ、さすがにウスマン相手だと分が悪い。一方で、ウスマンの打撃はエドワーズ相手に撃ち合えるレベルになっている。全局面でウスマンが上なのでエドワーズは厳しいか。

ウスマン判定勝ち。

セミでは連敗中の元ミドル級タイトル挑戦者と元王者が対戦。コスタはアデサニヤのタイトルに挑戦し、KO負けでキャリア初黒星を喫すると、契約でゴネて1年以上のブランク明けには体重を落とせずライトヘビー級戦になった上に判定負け。ファイトマネーがボクシングで稼いでいるYouTuberより安いことに不満を述べて契約で揉めているが、結果としてMMAで稼げるはずのファイトマネーも得られていない。

元ミドル級王者ロックホールドは2015年に当時無敗だったクリス・ワイドマンをKOしてミドル級王者に。ダイレクトリマッチが組まれたが、ワイドマンが欠場したため、代役のマイケル・ビスピンと対戦。圧倒的フェイバリットだったが、まさかの1RKO負けで王座から陥落した。その後はヨエル・ロメロとの暫定王座決定戦に出場したものの、体重オーバーしたロメロにKO負け。この頃から負傷が多くなり、ライトヘビー級に上げたが、初戦で後の王者ヤン・ブラホヴィッチにKO負けしている。昨年はまたミドル級でショーン・ストリックランド戦が組まれたが、椎間板ヘルニアにより欠場して、これが3年ぶりの試合となる。

両者勝ち星から見放されている者同士。37歳で3年のブランクのため、ロックホールドが大幅なアンダードッグになっている。

コスタKO勝ち。

セミ前のアルド vs. デヴァリシビリも注目。1試合平均7回のテイクダウンというバグった成績を残しているテイクダウンマシーン・デヴァリシビリ。テイクダウンしても押さえ込まずに、立たれてもまたテイクダウンするスタイルで、通常はテイクダウンを仕掛ける方が消耗していくものだが、デヴァリシビリの場合は相手が先にスタミナ切れしてしまう。前回はマルロン・モラエス相手にパンチを効かされピンチに陥ったが、仕留めに来たモラエスが攻め疲れし逆転勝利。UFC9戦目で初のフィニッシュ勝利となった。

相手のレジェンド・アルドはピョートル・ヤンとの王座決定戦では完敗したが、そこから地味に3連勝中。ランキングも3位をキープしており、勝って維持できれば上位ランカーの動向次第ではまたチャンスが回ってきてもおかしくない。一方で、年齢的に一度でも負けたら、またタイトルまでたどり着くチャンスはもう巡ってこないかもしれない。常に負けたら終わりのトーナメント戦のような崖っぷちの戦いが続いている。

さすがにオッズはデヴァリシビリがフェイバリット。3Rではデヴァリシビリのスタミナ切れにも期待できないので、アルドはフィニッシュが必要だが、バンタムに落としてからはフィニッシュ勝利がないだけに、一発KOも難しそう。

デヴァリシビリ判定勝ち。

第1試合開始は21日朝7時。その前には朝3時から、工藤諒司が出場するPFLロンドン大会も行われる。どちらも速報します。