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【Gladiator023】グラジ初出場、八木敬志と対戦──エフェヴィガ雄志「肌を合わせて違いが分かった」

【写真】キルクリフFCとCombate Globalの経験が如何にエフェを進化させたか(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にエフェヴィガ雄志が出場し、八木敬志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

アジアのフィーダーショーを目指し、韓国、モンゴル、フィリピン人ファイターの招聘を続けることで、Gladiatorのケージの中が変わりつつある。顕著なのはプレリミ出場選手の顔触れ、そして実力のアップだ。そのなかで米国でCombate Globalで勝利したエフェの出場はトピックス。対戦相手の八木は格闘DREAMERS出身。マッチョファイターを相手に海外武者修行の成果を見せることはできるのか。キルクリフFCとCombate Globalの経験をエフェに尋ねた。


──Gladiator023で八木敬志選手と対戦するエフェヴィガ雄志選手です。まずキルクリフFCでのトレーニング、5月Combate Globalでのジェラルベルト・カスティーリョ戦も含めた米国での日々を振り返っていただきたいと思います。

「米国に行ったのが2月の終わり頃で、それから約3カ月練習させていただいたんですけど、最初の1カ月は初めて米国で生活することもあって、色々と苦しい時間でしたね。ジムは外国人選手ばかりだし、自分が全くジムに慣れていない中で、強度が高い練習やスパーリングもガチガチにやっていたんで、その圧力に押されてしまいました」

──単身一人で米国に渡ったのですか。

「行くのは一人だったんですけど、ジムの先輩だった佐藤天さんがあっちのファイターズハウスにいて。天さんは3年ぐらい米国に住んでいて、米国の生活にも慣れているんですよ。その天さんがいてくれたっていうのは大きかったですね。勝手知ったる人がいてくれて、日本語でも色々と説明してくれました。僕も英語は一応分かりますけど、ペラペラっていうことはないんで。あともう一人、木下憂朔がいて、途中から井上直樹君も来て、最初は天さんと僕の2人だったんですけど、最大では4人いました」

──練習面で最初に驚いたことは練習強度やスパーリングの激しさですか。

「キルクリフは練習が激しいというのは聞いていたんですけど、思っていた以上に激しかったです。あとは技術で言うとテイクダウンですね。米国はレスラー上がりの選手が凄く多くて、壁レスの技術は日本でもかなりやりこんでいたので、そこまですごいとは思わなかったですけど、平場で壁がないところでのテイクダウン技術にはかなり差を感じました」

──最初の1カ月で練習や生活に慣れ、そのあとはどのようなことを練習で学んだり、意識できるようになったのですか。

「コーチのヘンリー(・フースト)たちにもミットを持ってもらうようになり、打撃ではステップを使うようにと指導されました。キルクリフに来た当初は動きが固くて『もっとステップを使ってもっと自由に動け』と言われて。そこからステップワークはかなり良くなりました」

──ABEMA格闘チャンネルの公式YouTubeチャンネル「Fighter’s Diary」でもヘンリーコーチから「足を使え」と指導されている場面がありましたが、そこは口酸っぱく言われていたことなのですか。

「『足を動かせ』と『ガードを上げろ』はずっと言われていました。MMAはグローブが小さいので、僕はキックボクシングほどガードは意識してなかったんですよ。でもキルクリフでは、それがジムのスタイルでもあるんですけど、ちゃんとハイガードにしてステップを多く使うように指導されました」

──打撃における基本的なことですが、それをやることで変化はありましたか。

「はい。ガードとステップを見直して、打撃の被弾がだいぶ減りましたね」

――打撃以外の部分ではいかがでしょうか。

「レスリングコーチのグレッグ(・ジョーンズ)にいつも言われていたのが『テイクダウンは爆発力だ。爆発力がないと話にならないから、テイクダウンに入るときは爆発力と瞬発力を意識しろ』なんです。テイクダウンに入ってからの技術もいいけど、まずは『思い切り行け!』と言われていました」

──テイクダウンは爆発力、は面白い考えですね。

「もし口で言われただけだったら、僕も漠然としたまま終わったと思うんですけど、実際にそう指示されてテイクダウンを決める選手がたくさんいるんで、そういう選手の動きを見て、自分なりに練習しました。この角度で入ればいいんだとか、この状況になったら力を使って強くいけばいいとか。ただ指導されるだけじゃなく、肌でその教えを実感できたことは大きいです」

──練習そのものは実戦的なものが多かったのですか。

「基本的に午前中は強度高めの練習で、月水金はレスリングベースのドリル。金曜日は柔術の日もあるんですけど、レスリングをやることも多かったです。最初はドリルなんだけど、だんだんスパーに近くなっていってみたいな練習で、ハードなスパー系の練習は火・木の2日でした」

──1週間をトータルで見てスケジュールが組んであるのですね。

「そうですね。午前中に激しい練習をするので、午後は打ち込み中心で技術的&テクニカルな部分を磨くほうが多かったです」

──それだけ日々練習が充実していると、1日1日気づきも多かったのではないですか。

「気づきは本当に多かったですね。これまで知らなかったこと、テクニックもたくさんありましたし、それこそカマル・ウスマンやジルベウト・バーンズなど凄い選手がたくさんいる中で、見て学べたことも大きかったです」

──これも「Fighter’s Diary」を見させてもらった感想ですが、エフェヴィガ選手がキルクリフのトレーナーから信用や信頼を得ていて、指導にもすごく熱がこもっていると思いました。エフェヴィガ選手自身がキルクリフの練習に溶け込んでいる感触はありましたか。

「結構感じましたね。木下君は英語は喋れないですけど、自分から他の選手やコーチともコミュニケーションを取りに行くし、自分は英語がそこそこ喋れるんで、スパーやドリルが終わった後『あれはどうやってた?』など、ドンドン質問してコミュニケーションを取るようにしていました。その繰り返しで、選手やトレーナーと関係を築くことができました。来た当初はグレッグから『なんでお前は自分から行かないんだ!』と怒られましたし、天さんにも『あいつ、もっと行かないと日本に帰すぞ』と言っていたそうなんです(苦笑)」

──人づてに聞くと余計にダメージが大きいですね(苦笑)。

「でもそれを乗り越えると、グレッグから『今のは良かったぞ!』と言ってもらえるようになりました(笑)」

──そう考えると3カ月という長期滞在がよかったようですね。

「はい。締めが試合だったので、実際の練習期間は2カ月半くらいだったんですけど、1カ月だったら練習に慣れたところで終わっちゃっていたと思います」

──そのCombate Globalでのカスティーリョ戦ですが、1Rにパンチを効かされて、徐々にテイクダウンも織り交ぜて盛り返すという、キルクリフでの練習が試されるような試合展開でした。

「開始直後に右フックをもらった時は本当に焦りました。ダメージも多少ありましたし、精神的な動揺も大きかった。これはヤバい、と」

──しかもパンチのもらい方もよくなかったですよね。足を使ってガードを上げろと指示されていたにも関わらず、それを実践する前にもらったような形で。

「試合前に天さんと一緒に相手の映像を見ていて『これを気をつければ大丈夫』って話した“これ”を一番最初にもらいました(苦笑)」

──言い方を変えれば、警戒している技をもらってしまうのも試合だから起こりうることです。そこからの立て直し方というのは?

「あそこで1回やられて、相手をケージに押しこんだところで冷静になって、あとはもう行くしかないと思いました。セコンドの長南さんと木下君にも発破かけてもらって。ちょっと距離は詰まりすぎでしたけど、とにかく前に出るしかないと思って、それでキルクリフでやってきたレスリングのテイクダウンが役立ったんで、そこは本当に良かったですね」

──長期合宿を経て、最後に試合で締めるというのは、本当に内容の濃い時間になったようですね。

「練習するだけじゃない学びもあったし、試合中に自分にフィードバックがあったので、めちゃくちゃ充実していました」

──今、日本ではどのようなことを意識して練習されているのですか。

「キルクリフで学んだことはたくさんあるんですけど、若干激しいスパーに慣れていたからか、ちょっと雑なところが増えてたりしたんで、そこを長南さんに調整・指摘してもらっています。あと自分はまだテイクダウンのレベルが低いので、中村倫也さんに専修大学のレスリング部を紹介してもらって、そこに行かせてもらったり、純粋なレスリングの練習を始めました」

──そして今回、GLADIATORで試合が決まりました。日本に戻ってきて、このぐらいの時期に試合をしたいという希望があったのですか。

「帰国してすぐ試合を探してもらっていたんですけど、なかなか相手が見つからなくて、ようやくここで決まったという感じです」

──対戦相手の八木選手の印象は?

「パワーがある選手なんで、そこに気をつけながら戦いたいと思います。特徴がハッキリしている選手ですね」

──対策や攻略法はイメージできていますか。

「自分の基本的な強みはリーチとパンチ、蹴りを活かした戦いなんで、そこをしっかり意識して戦おうと思います」

──この試合を含めて、これからどう自分のキャリアを作っていきたいと思っていますか。

「GLADIATORのあと、どこで試合するかはまだ分からないですけど、どこで戦うにしろ、一つ一つ自分が確実に勝ち星を積み上げて、いずれは北米のプロモーションでやりたいと思っています。キルクリフには世界のトップ選手たちがいて、まだ自分がそのレベルに達していないことも分かったし、そこに追いつけるようにしっかりレベルアップをしていきたいです」

──肌でその差を感じることができたのも大きかったですか。

「そうですね。実際にUFCとかBellatorなどトップぷろもーしょんで戦っている選手と肌を合わせて、そのレベルが分かったことは大きかったです。彼らとの差を身近に感じて、自分と彼らの差にリアリティが出たところは大きいです」

──では最後に次戦に向けてファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「米国武者修行では試合までさせてもらって、その練習と試合で学んだこと、日本に帰ってきて新たに学んだことを含めて、さらにレベルアップした、強くなった姿を見せられると思うので、楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【UFC292】ニール・マグニー戦へ、イアン・ギャリー「必要がないから、組み技を見せてこなかっただけ」

【写真】文中にあるようにマグニーは191センチの長身だが、ギャリーも同じだけの上背を誇っていた(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンでUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。UFC世界バンタム級選手権試合と女子ストロー級選手権試合──2つのタイトル戦を控えた第10試合で、イアン・ギャリーがニール・マグニーと戦う。
Text by Manabu Takashima

オクタゴン5勝0敗、キャリアを通して12連勝中のギャリーは、ジェフ・ニールからマグニーに相手が代わったことで、これまで見せてこなかった彼の一面をこの試合で披露する腹積もりだ。25歳、世界のトップが見えてきたギャリーは、無敗のファイターしか持ちえない純粋無垢、真っ新な前進力を持っている。


──イアン、インタビューを受けていただきありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとう。もうすぐUFCシンガポールがあるから、忙しいんじゃないの? たくさんのアジア人ファイターが出場するし、凄く楽しみだよ」

──今週末、ニール・マグニーと対戦しますが、もともとはジェフ・ニールと戦う予定でした。構え、スタイルとまるで違う相手になったのですが、問題はなかったですか。

「ジェフ・ニールと戦うことは、とても楽しみにしていたんだ。僕がこの間に学んできたこと、全てを出す戦略を立てていたから。ジェフ・ニールははサウスポーで背が低い。そしてアグレッシブなファイターだ。対して、ニール・マグニーは背が高いオーソドックスの選手(笑)。だからジェフ・ニールと戦うために準備してきた武器を見てもらうことはできないけど、マグニーを血まみれにして破壊する。彼がこれまで経験したことがない、ファイトを初体験させてやるつもりだ」

──ジェフ・ニールと戦っていた方が、ファンが喜ぶ試合展開になったという風に思うことはありますか。

「ただ、ファンの間ではジェフ・ニールよりも、ニール・マグニーの名前の方が知れ渡っていると思うんだよね。またトップ15を破る、絶好の機会だと思っている。ジェフ・ニールにしても、ニール・マグニーにしても僕の名前が立つためには恰好の相手だよ。それにどっちと戦うのかっていうことよりも、僕がオクタゴンに入って戦えることが、最重要なんだ。どっちにしても、僕の引き立て役にしかならないんだから(笑)」

──とはいえイアン自身が言及していたように構えも違いますし、ファイトスタイルはニールがストライカーなのに対して、マグニーがやるべきことはクリンチゲームからテイクダウンし、コントロールをすること。まるでスタイルが違いますが、準備期間は十分でしたか。

「実はヴィセンチ・ルケの練習パートナーを務めるために、2カ月半ブラジルにいたんだ。この間、毎日のように柔術の練習をしてきた。マグニーがクリンチからテイクダウンを狙っても僕は倒されない。仮に倒されたとすれば、僕の柔術を皆に見てもらう丁度良い機会になる。グラップリングを皆に披露できるなら、それも楽しみだよ。UFCに来て、初めてグラップリングの腕前を見てもらうことができる。マグニーが寝技で戦ってくるなら、いくらでも受けたつよ」

──2021年6月、イアンがジャック・グラントを破ってCage Warriorsウェルター級王座と獲得した試合ではダブルレッグでテイクダウン、スクランブルでダース、クリンチでエゼキエルを仕掛けるなど、組み技でも十分に強いところを見せていました。

「イエス。僕は打撃が好きなんだ。そして、肉体を駆使したチェスのような試合を好んでいる。でも殴らたり、蹴られたり、傷つくことが嫌な相手が立ち技で勝負せずに、柔術やレスリング、グラップリングを攻めてきても別に構わない。僕にテイクダウンを仕掛けてきたとして、世界中の誰を相手にしてもバックに回ることができる。世界中の誰からも、一本勝ちできる。

そうする必要がないから、UFCでは組み技を見せてこなかっただけで。ニール・マグニーが僕を相手に組んでくるなら、グラップリングファイトに応じる。そして、チョークで落とすことを約束する」

──これまでUFCで5連勝中ですが、そろそろグラップリングのスキルを皆に披露する時がやってきたと考えていますか。

「最終的にウェルター級のトップは、グラップラーが多い。グラップリングに比重を置いたファイトをしている。僕がここでグラップリングを駆使して戦えば、多くの相手は僕と組みたがらないようになるだろう」

──グラップリングは今もブーイングの対象ですが、ジャック・グラントのようにマグニーが動いて来れば、ファンが盛り上がることができるグラップリングMMAになるかと思います。

「この試合では、最後はグランドワークを見せることになるだろう。今回のマグニー戦か、それとも次の試合になるかもしれないけど、如何に僕のグラップリングが優れているのかを皆に証明する」

──キルクリフFCのジルベウト・ドゥリーニョ、シャクハト・ラクモノフの両者が既にニール・マグニーを破っていますが、2人が戦っていることでキルクリフFCにはマグニーの情報が豊富にあり、有利になるのではないですか。

「ノー、そんなことはないよ。同じチームでも僕はドゥリーニョでも、シャクハトでもないから。それにマグニーだって、あの時のままのはずがない。ドゥリーニョはUFCの歴史上、最高のグラップラーの1人だ。シャクハトも最高のトップファイターだよ。ただし、彼らがマグニーに勝っていることは、何も僕にとってアドバンテージにはならないよ」

──イアンも他のファイターと同様に、目標はUFC世界王座であることは間違いないかと思います。

「イエス」

──ウェルター級ランカーにはドゥリーニョ、ラクモノフ、ヴィセンチというチームメイトがいます。世界を獲るためにドゥリーニョが、カマル・ウスマンに挑戦したように友人同士のファイトを求められるとどうしますか。

「ドゥリーニョは僕にとって家族のようなものだ。今週末も、僕のコーナーに就いてくれる。彼と戦うことは考えられない。ヴィセンチも友人だ。皆、僕の友達だよ。そんな風に僕も思っていた時期がある。今の僕は……もしシャクハトがチャンピオンなら、シャクハトと戦う。僕ら2人がベストでも、チャンピオンは1人だから。

ドゥリーニョが世界最高でチャンピオンだったとしても、僕はチャンピオンになりたい。そして彼に挑戦表明をするよ。『僕は世界王者になりたい。ベストになりたいんだ。ギルバート、君と同じなんだ。アイ・ラブ・ユー。どうする? やるだろう?』ってね。レガシーとヒストリーが、僕にとって一番大切なモノなんだ。世界のベストになるためなら、誰とでも戦う。いつでも、戦う。友人とタイトルを争う期間は、友人ではなくなるだけだよ」

──タイトルショットでなく、普通のワンマッチでは?

「繰り返すけど、僕は誰とでも戦う。夢に近づくためならね」

──分かりました。では、そこに近づくためにも今週末はマグニーを相手にどのような試合をしたいと考えていますか。

「僕がスーパースターであることを示す。旗が風にはためていることが、なぜあれほどまでに美しいのか。それは旗の後ろに巨大なパワーが存在しているからだ。そこれそ情熱の象徴であり、感動、楽しさの表れなんだ。僕の打撃、僕の戦い方は旗が風にはためているように美しい。過去、誰も見たことがない世界最高の打撃だ。イアン・ギャリーはウェルター級に比肩する者がいない。この世界で唯一の存在なんだと皆が思うような戦いを見せる」

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]アマンダ・レモス: 114ポンド(51.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170.5ポンド(77.34キロ)
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
デモン・ブラックシアー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
デニス・チュルリン: 185ポンド(83.91キロ)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ: 155.5ポンド(70.53キロ)
オースティン・ホバート: 155ポンド(70.31キロ)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソ: 136ポンド(61.69キロ)
ブラッド・カトーナ: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
アンドレ・ペトロスキー: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー: 125ポンド(56.7キロ)
ナタリア・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125ポンド(56.7キロ)
カリーニ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

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MMA News o ONE UFC エディ・アルバレス カマル・ウスマン コルビー・コビントン ジェフ・ニール ラファエル・フィジエフ

UFC on ESPN51:メインイベント・ビセンテ・ルーケ vs. ハファエル・ドス・アンジョス

ウェルター級5分5R。ルーケ10位、RDAは9位だが、ライト級でのランキング。

4連勝でタイトル挑戦目前まで行ったルーケだが、昨年4月、5年前に勝利しているベラル・ムハマッドに僅差だったが判定負けで連勝ストップ。さらに、昨年8月にはジェフ・ニールに1R序盤にパンチを効かされ、そのまま劣勢でKO寸前まで追い詰められ、2R二盛り返したが、3Rに再びパンチを効かされてのKO負け。公式戦では初の連敗で、タイトル挑戦からは一歩後退となった。そこから1年ぶりの試合で、最後に勝ったのは2年前の8月。UFC14勝中、判定勝ちが1度しかないフィニッシャー。31歳。

元王者RDA。タイトルを獲得したのは8年前。2度目の防衛戦でエディ・アルバレスにKO負けし、トニー・ファーガソンにも敗れると階級をウェルターに上げ3連想。ウェルター暫定王座決定戦でコルビー・コビントンにタックルで攻められ判定負けで2階級制覇ならず。さらにカマル・ウスマンにも判定負け。その後もレオン・エドワーズ、マイケル・キエサにも敗れて再びライト級に戻す。ライト級では2連勝したが、ラファエル・フィジエフには打撃で削られる展開からギリギリしのいでいたRDAだが、5Rにパンチを貰い、アルバレス戦以来のKO負け。またウェルターに戻し、初戦ブライアン・バーバリーナに勝利し、またランカーに挑戦する権利を得た。トータル試合時間はUFCで唯一8時間超えで1位。38歳。

オッズは微差でRDAがフェイバリット。

詰めてくるRDAにミドルを入れたルーケ。右ハイ。パンチで出るRDA。プレスしてケージを背負わせると組んだ。脇をくぐりスタンドバック。しかし正対したルーケ。入れ替える。入れ替え合い。RDAが肘を打ち込み離れた。ルーケ右ハイ。RDAがワンツーをヒット。ルーケがパンチで出た。左ボディ。右ミドル。RDAスーパーマンエルボーで飛び込んで組んだ。押し込み。残り1分。入れ替えたルーケが足首を持ってテイクダウン。RDAギロチン。首をかかえたRDAだが、パスしてバックに回ったルーケがパウンド。残りわずかでキムラを狙うRDA。ルーケこらえる。ホーン。

1Rルーケ。

2R。RDA左ミドル。左がヒット。ケージまで下がらせたRDA。出てきて組んだルーケだが、逆にケージに押し込むRDA。タックル。脇を差して入れ替えるルーケ。押し込みながらパンチ。離れた。ルーケが打撃で出る。RDAワンツー。ケージまで下がったルーケ。RDAタックル。尻餅をつかせた。ルーケすぐ立つ。スタンドバックから正対してケージ押し込みからテイクダウン狙い。膝を着いたが立ったRDA。なおも押し込み。ルーケダブルレッグ。RDAまた膝を着いた。残り40秒。スタンドで肩固め。外れた。肘を入れて離れる。前蹴りを入れるルーケ。RDA逆にタックル。押し込んだところでホーン。

2Rややルーケ。

3R。パンチを入れるルーケ。ジャブがヒット。RDAパンチからタックルで押し込むが、すぐに差し返して入れ替えるルーケ。また入れ替えるRDA。さらに入れ替えて足へのタックルへ。ダブルレッグからシングルレッグに切り替えて膝をつかせる。立ったRDAだがスタンドバックに回られている。正対したが押し込まれている。離れた。飛び込んで左を入れたルーケ。出てきたルーケ。下がるRDAだが右をヒット。またジャブをもらう。RDAまたパンチからタックル。今度はルーケが首をキャッチしてギロチンのまま後方に投げる。先に起き上がりがぶったRDAだが、立ち上がり際にバックに回ったルーケ。ダブルレッグ。シングルに切り替え。ケージで耐えるRDA。残りわずかでギロチンに入ったがホーン。

3Rもややルーケ。

4R。出てきたルーケ。ケージを背負うRDA。そこにパンチを打ち込んだ。右ハイ。組んでケージに押し込み膝を入れるとダブルレッグへ。脇を差してこらえたRDAだが、また押し込まれている。またダブルレッグに切り替えたルーケ。テイクダウン。膝を着いて立とうとするRDAだが、首を抱えられている。立った。至近距離から四つに組むRDA。差し返してケージに押し込むルーケ。またダブルレッグ。シングルレッグに切り替え。こらえたRDA。入れ替えて四つからテイクダウンを狙ったがこらえたルーケ。離れたところですぐダブルレッグ。テイクダウンをこらえたルーケからスタンドバック。が、すぐに正対。ルーケシングルレッグから膝をつかせてバックに。ハーフバックからチョーク。ホーン。

4Rルーケ。

5R。ジャブを打ち込むルーケ。飛び膝。打撃で先手を取るルーケ。RDAパンチからタックルに行くが、すぐに入れ替えられる。ルーケダブルレッグ。倒されかけたがこらえて離れたRDA。左ハイ。しかし打撃もスピード・威力がもうない。パンチからミドル。パンチで出て肘を入れたが組まれて押し込まれたRDA。ルーケダブルレッグでテイクダウンを狙う。こらえたRDA。またダブルレッグ。この攻防で消耗させられているRDAだがこらえた。残り1分。離れ際に肘を入れたRDA。パンチから肘。左ハイ。逆転を狙って打撃で攻める。ルーケのタックル。RDAが潰して上になるが、ルーケクローズドガード。肘を落とすRDAだがタイムアップ。

49-46、48-47×2でルーケ勝利。

2名は最終ラウンド以外にもRDAが取ったラウンドがあると見たジャッジがいたが、いずれにしても3Rはルーケが取っていた。

RDAに入ったラウンドは3・5R、1・3R、1Rとジャッジによって分かれている。

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MMA o ONE UFC   カマル・ウスマン

12月14日、ジョルジュ・サンピエールがUFC Fight Passのグラップリングマッチに出場「ハビブ・ヌルマゴメドフ戦の可能性もある」

Georges St. Pierre UFC ファイター ボブルヘッド


 ジョルジュ・サンピエールが12月14日に開催するUFCファイトパス・インビテーショナル・イベントでノーギ柔術の試合を行うと発表。対戦相手は未定。GSPは2017年11月の『UFC 217: Bisping vs. St-Pierre』で4年ぶりに復帰しミドル級転向初戦でいきなりマイケル・ビスピンのミドル級王座に挑戦し3Rリアネイキッドチョークで勝利し王座戴冠。しかしその後引退を発表しています。GSPは以下のコメント。

「引退した時はもう限界だと感じてたし、トレーニングはしていたけど、何かが必要だと思った。戦う刺激が好きだったので、それを取り戻したいし、アドレナリンをもう一度感じたい。それはまた、試合に出場してお金を稼ぎ、ファンやUFCのファミリーと楽しみたいというファイターにとっての通り道でもある」


 GSPが対戦相手の候補の中にはハビブ・ヌルマゴメドフ、カマル・ウスマン、アンデウソン・シウバといった選手が含まれているのかと尋ねられ、UFCから提示された候補に中に3人のうちの1人が入っていることを認めて以下のコメント。

「みんなとても魅力的だけど、それぞれ異なる意向がある。タイトルマッチのために練習している人もいれば、重すぎたり、軽すぎるたち、引退して競技とは関わりたくない人もいる」

「今日、UFCからリストを受け取った。UFCや関係者と共に、みんなが見たいと思う相手と対戦できるよう決断したい」

「ハビブ・ヌルマゴメドフ戦の可能性もある。他にも面白い試合の可能性はたくさんあるけど、あり得るよ。誰にだってそれぞれの意向やスケジュールがある。ハビブはリストには入っていなかったけど、誰なら出られるのか確認しないといけない」
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MMA o RIZIN UFC カマル・ウスマン キック スダリオ剛 ボクシング

UFC on ESPN+80:第3試合・モハメド・ウスマン vs. ジュニア・タファ

ヘビー級。ウスマンの弟 vs. タファの弟。

ウェルター級王者カマル・ウスマンの弟というサラブレッド・モハメド・ウスマン。TUF決勝では本来ライトヘビーのザック・パウガを2RKOで下している。大学時代まではアメフトをしており、その後MMAに転向したため、プロデビューが28歳と遅い。UFCレベルでどれくらいできるかはまだ未知数。34歳。

ニュージーランドのタファはすでにUFCヘビー級でデビュー済みのジャスティン・タファの弟。ボクシング・キックでキャリアを積み、昨年7月にMMAデビューすると、8月・11月と連戦連勝。大晦日RIZINではスダリオ剛にパンチで攻め込み秒殺KO勝ち。ここまで4戦全てがKO勝利というストライカーだが、グラウンドの実力派未知数。26歳。

両者未知数同士で、オッズはほぼイーブン。

見合い。左を一発入れたタファ。ウスマンじわじわ出るが、まだ間合いの外。タックルで飛び込んだ。タファ脇を差したがケージに押し込まれる。テイクダウンを防ぐタファ。膝を放ったタファだが、それをくぐる形になったウスマンが足をつかんで倒しかける。しかしまた立ってウスマンがケージに押し込む体勢に。引き剥がしてパンチを入れたタファ。ウスマン離れた。タファパンチで出る。ウスマンタックルに入るが切られてパンチを貰う。ふらつきながらタックルでしのごうとするウスマン。ケージに押し込んだがパンチを入れて離れた。タファがパンチを放っていくが、ウスマンも大振りのパンチを返す。ホーン。

1Rタファ。

2R。タファが出ていく展開。ウスマンタックルを切られる。疲れも見えるウスマン。タファの左をもらった。しかし出てきたところにシングルレッグ。ケージで耐えるタファ。シングルレッグからテイクダウン成功。下になったタファ、背中をべったりつけてハーフで押さえ込まれている。ウスマンはまずはキープしながら細かいパウンドを入れる。タファ、下からホールドするだけで、グラウンド技術は全くなさそう。細かいパウンドを入れていくウスマンだが、ブレイクにもなりそうな程度の攻め。残り1分。ウスマン少し体を起こして強いパウンドを入れた。タファ逃げる動きなし。残りわずかでまた強いパウンドを入れたウスマン。ホーン。

2Rウスマン。タファ、思った以上にグラウンドで下になった時に何も出来ない。

3R。ウスマンのタックルを切ったタファ。パンチを打ち込む。しかしウスマンシングルレッグからドライブしてケージに押し込んだ。タファの巨体をシングルレッグで持ち上げてテイクダウン。ケージを背に座った体勢のタファを寝かせた。いつでもサイドを取れそうだが、返されないようにあえてハーフのまま押さえ込むウスマン。タファ、相変わらず背中を付けたまま、立とうとする意思が見えない。残り1分。ようやく下から引き剥がしてたとうとしたタファだが、ウスマンがバックに回った。立ったタファ。ウスマンケージに押し込み続ける。肘を入れるタファ。アッパー。ウスマン残りわずかで距離を取る。追いかけてパンチを入れるタファだがタイムアップ。

三者29-28でウスマン勝利。

しかしタファのグラウンド技術のなさに助けられた格好で、今後の見通しは暗い。

タファはここまでグラウンドができない選手は最近のUFCでは稀。ここまでリカバリーがないと厳しい。UFCと契約できているうちにどこまで向上するか。

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UFC287:セミファイナル・ギルバート・バーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダル

ウェルター級。バーンズ5位、マスヴィダル11位。

バーンズはウスマンのタイトルに挑戦し3RKO負けしたが、その後スティーブンスに判定勝ち、チマエフに僅差判定負け、ニール・マグニーには1R肩固めで勝利し、ランキング5位以内に踏みとどまっている。36歳。フロリダのキルクリフFC所属。

マスヴィダルは開催地マイアミ出身・在住の地元のヒーロー。UFCでは勝ったり負けたりの中堅クラスだったが、19年にベン・アスクレンをUFC最短KO(5秒)したことで大ブレイク。次戦ではネイト・ディアスとの人気者対決で勝利しBMFタイトルを獲得。UFCでの地位を不動のものとしたが、そこから3連敗中。代役で急遽カマル・ウスマンへのタイトル挑戦が決まったが判定負け。翌年の再戦は2RKO負け。さらに元同門だったが罵り合う関係となってしまったコルビー・コビントン戦ではテイクダウンを奪われる展開で終始劣勢のまま判定負け。試合2週間後に街で会ったコビントンに暴行して傷害で起訴されるというおまけも付いた。負けて4連敗となったら辞めるかもしれないと引退もほのめかしている。

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ホルヘ・マスヴィダル「ギルバート・バーンズに負けたら引退するかもしれない」




 『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』でギルバート・バーンズと対戦するホルヘ・マスヴィダルが以下のコメント。

「これが最後の試合になるかもしれない。負けたら引退を決意するだろう。だが、ギルバートに勝てば、物事が正しい方向へ行くということだ。ダイスを振って、全てを上手くやれば、全てを手に入れることができる。1つのタイトル、もしくは複数のタイトルを手に入れる」

「今がベストな状態だと思う。精神的にも、肉体的にもな。あとはそのことを証明するために戦うだけだ。崖っぷちだが、ここマイアミで復活の狼煙を上げることができるのでエキサイトしている。4月8日、全力を尽くして勝つ......ベルトを手に入れるまで、ダイスを振り続ける。レッツゴー」


 ホルヘ・マスヴィダルは現在3連敗中(カマル・ウスマンと2試合&コルビー・コヴィトン)。ギルバート・バーンズ戦のオッズはアンダードッグです。続きを読む・・・
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ニック・ディアス「UFCにはできるだけ早く試合をしたいと言っている」



ニック・ディアス「年末に試合をしたいが、やるならカマル・ウスマンのタイトルに挑戦したい」(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 ニック・ディアスが以下のコメント。

「UFCにはできるだけ早く試合をしたいと言っている」

「ジョン・ジョーンズではないが…まぁイスラエル・アデサニャとかアレックス・ペレイラとか、常にベストな相手と戦いたい」


Nick Diaz(Sherdog)

 ニック・ディアスは8月には40歳になります。2021年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でロビー・ローラーに3R TKO負けして以来試合をしていませんが、この時も6年8ヶ月ぶりの復帰戦でした。

 昨年5月に当時ウェルター級王者だったカマル・ウスマンと対戦したいと言った時はデイナ・ホワイトに一蹴されています。続きを読む・・・
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【UFC286】ケージ掴みで減点1Pも、レオン・エドワーズがカマル・ウスマンから判定防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
Def.2-0:48-46.48-46.47-47
カマル・ウスマン(ナイジェリア)

サウスポーに構えたウスマンに、左ローを蹴るエドワーズ。ウスマンが左ミドルから右ジャブ、エドワーズがカウンターを合わせようとする。スイッチし左を入れたエドワーズ、ダブルレッグのフェイクを織り交ぜるウスマンに、エドワーズがローを蹴る。エドワーズは左ローを入れて、離れる。ウスマンはオーソに構え、右を伸ばす。エドワーズは左ミドルを2度決め、ウスマンの体が折れる。続くコンタクトは、ウスマンが組んでケージへ。

回して離れたエドワーズだが、グローブの内側を掴んだとレフェリーが注意を与える。再開後、エドワーズは左ローを奥足にまで決めた。

2R、ウスマンの接近が早いとエドワーズが抗議し、仕切り直しに。ウスマンがボディストレートも、 リスタート後、エドワーズが左ローを決める。さらに左ローを続けるエドワーズは左足に的を絞り、関節蹴りも繰り出す。ウスマンは右を空振り、首相撲からエドワーズがヒザを効かせる。ダーティボクシングで腹を殴ったウスマンが、右をヒット。ここから右を見せてダブルレッグでテイクダウンを奪うと一気にバックを奪う。

立ち上がったエドワーズに後ろからダーティボクシング、離れた直後にエドワーズのダブルレッグをスプロールしてがぶり、右を当てる。エドワーズが左を打ち返し、左ハイ。ガードしたウスマンはジャブに左を逆に被弾する。ウスマンは右ローから左ジャブ、エドワーズが左ミドルを入れた。圧をかけたウスマンが右を当て、時間となった。

3R、距離を測り合いから、ハイクロッチで一気にテイクダウンを決めたウスマンが、スクランブルでバックへ。完全にケージを掴んだエドワーズが1Pの減点を受ける。ペナルティがあったため、スタンドから再開とレフェリーが説明する。

左右のローで左足を攻めるエドワーズが左ミドルを繰り出し、左ジャブを当てる。ウスマンも右ローを入れ、エドワーズが左ロー。続く左ローが急所に入り、またも試合が中断される。直ぐに再開に応じたウスマンは、左ミドルを蹴られる。右フック、首相撲&ヒザ蹴りから離れたエドワーズにジャブを当てたウスマンが、左ボディストレート、さらに右を伸ばす。

しかし、インローを効かされた仕草を見せたウスマンは、左ミドルに神経がいっているなか、組んでダーティボクシング、そのままケージに押し込む。残り10秒、バックを譲らずエドワーズは離れることに成功した。

4R、ウスマンがジャブを伸ばし、エドワーズが右ローを蹴る。続いて左インローを蹴られたウスマンが間を詰めて右から左を当てる。蹴りで姿勢を乱したウスマンが、立ち上がった直後に組んでケージへ。離れたエドワーズが左ロー、左ミドルを決める。両者、手数が少なくなるなかエドワーズが左伸ばし、ウスマンはダブルレッグでテイクダウン、エドワーズは立ち上がってヒザ蹴りから、ヒジ打ちをいれる。残り25秒、打撃の間合いとなりウスマンが組み時間となった。

最終回、左三日月のエドワーズ。ウスマンが右を当て、エドワーズが左ハイを狙う。組んだウスマン、これでハイキックの餌食にはならない。エドワーズが倒されず、離れて左を見せるとまたも左ハイへ。さらに左アッパー、ヒジ、左ローを蹴るが、ウスマンは前に出て右を振るって組みつく。ケージに押し込みながら、力は使っていないように見えるウスマンは、離れてジャブを被弾する。

ウスマンは前足を蹴られ、ヒザを受けそうになってもシングル。エドワーズがすぐに離れ、左ミドルを入れる。ウスマンはコンビからダブルレッグ、シングルに移動して尻もちをつかせた。アンクルピックも立ち上がったエドワーズが胸を合わせて、間合いを取り直す。ウスマンはここも右を見せて、組みつきケージに王者を押し込む。最後の20秒でエドワーズは離れ、左ロー。続いて右ローも、ウスマンは組んで距離を潰し、エドワーズも押し返す。最後のパンチをウスマンがまとめ、タイムアップとなった。

接戦、減点がどのように勝敗の行方に影響を及ぼすか。結果は2-0でエドワーズがウスマンを返り討ち、初防衛に成功した。


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【UFC】速報中!UFC 286: Edwards vs. Usman 3

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日曜日の早朝6時。普段なら確実に爆睡している時間ですが今日のはUFC。ロンドンのO2 ArenaでUFC 286: Edwards vs. Usman 3が開催されます。メインはレオン・エドワーズ×カマル・ウスマンのウェルター級タイトルマッチ。前戦では試合終了間際にエドワーズがハイキックをヒットさせて大逆転のKO勝ち。歴史的転換点とも言われた世紀のアップセットがダイレクトリマッチでまたしても実現します。エドワーズのホーム・ロンドンで返り討ちにするか、ウスマンが飲み込むのか。WOWOWを観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ミドル級】
○マービン・ヴェットーリ
(判定3-0)
×ロマン・ドリーゼ
序盤こそ細かいローで手数を稼いだヴェットーリだが、1R後半からはドリーゼがパンチを振るって前に出る。ドリーゼの硬い拳にヴェットーリはケージを背負う苦しい展開。パンチを被弾してグラつく場面も。誰もがドリーゼの判定勝ちかと思いきや、裁定はまさかの3者ともヴェットーリに軍配。会場はブーイング。ヴェットーリの手数を取ったという事か。それにしても30-27をつけていたジャッジは一体。。。


【ウェルター級】
○グンナー・ネルソン
(1R 腕十字)
×ブライアン・バーバリーナ
1R、長いお見合いからネルソンがパンチを餌に組み付く。ケージ際での差し合いからネルソンが引っこ抜くように投げてテイクダウン。じわじわとポジションを移行。肘で削りつつアームロックを狙う。終了間際にはマウントを奪取。終了時間を見透かしたように腕十字!これがガッチリ極まってバーバリーナはタップ!ネルソンが鮮やかに極めた。