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【UFC280】「NJまで片道2時間掛けてスパーに行くわ」。フィオホと対戦、ケイトリン・チューケイギアン

【写真】アッパレ過ぎるほど、アッパレな返答のオンパレードだったチューケイギアン(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC280でケイトリン・チューケイギアンが、マノン・フィオホと対戦する。

UFC在籍6年、タイトル挑戦経験がありオクタゴンで戦績11勝5敗というチューケイギアンにアブダビという地で戦うこと、新鋭フィオホの印象とタイトルショット、そしてNYでの女子選手のトレーニング環境について話を訊くと、彼女のMMAに対する向き合い方こそ、これだけのキャリアを残せる要因だと確信できた。


──ファイトウィークに入り、現地入りして間もないタイミングでインタビューを受けていただきありがとうございます。

「大丈夫よ。昨夜、アブダビ入りしてしっかりと睡眠をとることができたし、今日も問題なく体を動かすことができたわ……って、あなたのこと見覚えあるわ。確か……」

――7月の終わりにセラBJJで平田樹選手に関して、日本のABEMA用にインタビューをさせていただきました。

「ああ、そうね。Zoomで顔を見て、アレって思ったの(笑)」

――あれから3カ月、本来は9月のパリ大会で対戦予定だったマノン・フィオホと今週末に戦うことになりました。

「マノンのホームタウンであっても、すっごくパリで戦いたかったわ。ただパリを訪れたい、そういう感じだけど。大会終了後に数日間パリで過ごすつもりでいたから。それが凄く楽しみだったの」

――勝負云々でなく、パリを楽しみたかったということですね(笑)。

「それだけじゃないわよ(笑)。彼女は唯一のフランス人女子UFCファイターで、試合順もコメインだった。マノンのホームタウンで戦うという経験を楽しみにしていたし。でも、コーチ陣は中立の土地で戦うことを歓迎しているわね。彼女のケガでパリでの試合はなくなったけど、一度はパリで試合を戦ってみたいと今も思っているわ」

――ところで米国国内で3時間の時差で戦うのと、アブダビに来て8時間の時差で戦うのは体調的に違いは感じられますか。地球は自転しており、西に移動するのと東に移動するのではバイオリズムが違うという医学的見解を以前に読んだことがありまして。

「う~ん、その疑問に答えるにはまだこっちに入って早すぎる気はするけど、現時点で私は何も問題はないわ。飛行機とアブダビで睡眠をとったわけだけど、すこぶる好調よ。それに2020年にファイトアイランドで試合をしていて、アブダビへの遠征も初めてじゃないから、問題なく過ごせているしね。

あの時は朝の4時からの試合だったのが、今回は午後10時からだし。戦う環境としては、今回の方が良くなっているから不便が感じられないのかもね。だからベガスで戦うことではなくて、前回のアブダビで戦うことと比較すると今回は楽になっているのは確かよ」

――今回は中立の地です。基本的にケイトリンは米国での試合が多く、USチャントの後押しがあってもブーイングを受けて戦うことはないです。

「ブーイングされて戦うことを考えると、凄くワクワクするわね。もう7年も前になるけど、UFC以前にHungarian FCっていう大会に出場して、ブダペストで試合をしたの。トーナメント戦で決勝がハンガリーの選手が相手だったから、少しブーイングを受けたわ。でも観客の数自体がとても少なかったから、ブーイングも小さくて(笑)。

きっとパリの大観衆にブーイングされると、最高のクールだったでしょうね。でも、今はアブダビでのファイトを楽しみにしているわ」

――マノンはUAEW出身ですし、ひょっとすると彼女の応援が多いかもしれないですね。

「いずれにしても彼女のファイトスタイルはファンにも受けるし。私はアンダードッグだけど、しっかりと戦うわ」

――確かにマノンはUFCで4勝0敗ですが、ケイトリンも現在4連勝です。アンダードッグに納得していますか。

「確かに彼女はジェニファー・マイアに勝ったけど、フライ級契約でも本来はストロー級の選手との試合も多いわ。5連勝、6連勝、7連勝をしようが対戦相手にどれだけの価値があるのか、大切なことはそこよね」

――マノンのカラテ流ファイトにはどのような印象を持っていますか。

「体が強いわ。そして、あの動きをする選手は凄く少ないわね。ただし、マノンが戦ってきた相手で私のようなフットワークを使って戦える選手はいなかった。真っすぐ前に出て、攻撃が当たる相手ばっかりだったわ。これまでの彼女の試合は、スタイル的に戦いやすい相手が多かった。でも、私はちょっと違う戦い方ができるから」

――マノンのようなスパーリング・パートナーを今回は見つけることはできましたか。

「レフティでキックをたくさん使う。スパーでもドリルでも、そこを頭に入れて練習してきたから大丈夫よ。とにかく蹴りの数が多い。そこは十分に対策を練ってきたわ」

――ところで冒頭で話したようにセラBJJでケイトリンに会った取材は、いつ以来のイーストコーストでのジム取材かというぐらい久方ぶりでした。西海岸やミッドウェスト、あるいはラスベガスやフロリダで取材をしていると米国のジムは一つの場所で、全てのトレーニングをこなせるという印象が強かったです。でもNYで平田選手はマンハッタンやロングアイランドなど、公共交通を使ってクイーンズから1時間もかけて移動していました。

「そうね、ほんとソレがNYのクレイジーなところだわ。私はニュージャージー出身だけど、今はロングアイランドに住んでいて。だからセラBJJはすぐに行けるけど、週に2度ニュージャージーまで車で2時間かけて、スパーリングに行っているの」

――!!!!!! それって片道っていうことですか。

「そうよ。往復で4時間ね。私たちも一か所で練習できないことはないけど、納得できる練習をするには、それだけの移動が私は必要なの。特に女子選手はベストなトレーニング・パートナーを見つけることは男の人より難しいから。

全ての局面で練習パートナーがいる男子選手と、私たちは違うからね。まぁ不満には思うところもあるけど、ベストなトレーニングができないより良いからオプションがあって良かったと思っている。車で片道2時間かけても、マーク・ヘンリーの指導やニュージャージーでのジムメイトとの練習は私に欠かせない。納得できる練習をすることが、一番大切なことだから」

――それだけの想いでケイトリンはMMAを向かい合っているのですね。では、その想いをどのように土曜日の試合でぶつけたいと思っていますか。

「UFCで長く戦い、常に成長してきた姿を見せたい。そして、今も新しい武器を携えていることもね」

――おそらくはUFCはマノン・フィオホのようなニューウェーブの台頭を望んでいるかと思います。ただしこの4連勝対決、勝てばケイトリンにももう1度タイトルショットを戦う機会が巡ってくるのではないでしょうか。

「そうね、5連勝したらそのチャンスがあって然りよね。でも、それは勝ってからの話で、また交渉が必要だし、今回も良い勝ち方が求められるはずよ」

――ケイトリン、今日はありがとうございました。日本のファンに一言お願いできますか。

「私だけでなく、UFCを応援してくれてありがとう。日本からNYにガールズたちが練習に来るんだけど、大歓迎よ。彼女たちとの練習はとても楽しいわ。そして日本のファンの皆には土曜日のショーを楽しみにしてほしい。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月23日(日・同)
午前3時00分~PPV
午前3時00分~WOWOWプライム

■UFC280対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

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BELLATOR o カイオ・ボハーリョ

Bellatora284:メインカード第1試合・オースティン・ヴァンダーフォード vs. アーロン・ジェフリー

ミドル級。ヴァンダーフォード2位、ジェフリーはランク外。

前回ムサシのタイトルに挑戦し、1RKO負けで初黒星を喫したヴァンダーフォード。ジェフリーはBellator2戦目。初戦は前座で判定勝ち。昨年コンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。

序盤パンチで出るジェフリー。右フックをもらってヴァンダーフォードダウン!すぐタックルでしのごうとするが、切るジェフリー。立った。ヴァンダーフォードまた組み付いてケージに詰めたが倒せず。ジェフリーの右がヒットしヴァンダーフォードまたダウン!鉄槌連打!KO!

前回タイトルに挑戦したヴァンダーフォードがランク外の選手に1RKO負け。前座の選手がいきなりトップランカーと対戦し勝ってしまうのが層が薄いBellatorならでは。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN39 アルメン・ペトロシアン カイオ・ボハーリョ キック ドリキュス・デュプレシー

【UFC ESPN39】打撃を使って打撃戦を避け、TDゲームでボハーリョがペトロシアンに判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

サウスポーのボハーリョが、サイドキックのフェイクを見せる。そのサイドキックで関節狙い、左ハイからパンチを上したボハーリョがダブルレッグで一気にテイクダウンを奪う。ケージを背負ったペトロシアンだが、キムラロックで固定されバックを許す。両足をフック下ボハーリョが、スロエフストレッチを狙いつつボディトライアングルに移行する。

足を組み変えつつ、左腕で絞めを狙ったボハーリョが、アゴの上から絞めてクラッチの機会を伺う。ペトロシアンも防御に徹し、時間の経過を待つ状態に。残り2分を切り、腰をずらしたペトラシアンだが、ボハーリョがワンフックでバックを取り続け、再び四の字フックに。ボハーリョの左腕を左ワキの下で抱えて耐えるペトロシアンは、このまま逃げ切った。

2R、足を使うボハーリョに右ローを蹴ったペトロシアンは、右ハイから右ストレートを伸ばす。すぐに組みには行かないボハーリョだが、1分経過のタイミングでダブルレッグを決める。背中をマットにつけたペトロシアンはサイドで抑えられる。ボハーリョはマウントに移行し、腕を足の下に通したペトロシアンのリバーサルにギロチンを合わせる。

簡単に頭を抜いたペトロシアンはスタンドに戻り、レフェリーがブレイクを命じたボハーリョを立たせた。蹴りを交えた打撃の交換から、3度目のテイクダウンを決めたボハーリョはバックを取りここもワンフックから両足をフックしバックグラブを完成させる。

右腕でアゴの上から絞めていくが、クラッチは組めないボハーリョは、後方へのパンチに額を突き出し時間に。

最終回、ペトロシアンがワンツーで前に出る。さらに右を伸ばし、ローを蹴っていくペトロシアンに左ストレートを伸ばしたボハーリョが組みつく。ここは一気に倒せず、ケージに押し込んだ形となったボハーリョはヒザの蹴り合いから、ダブルに移行してすぐに胸を合わせるなど時間を使う。

ワキを潜り、バックに回ったボハーリョが自ら後方に寝転がるが、ペトロシアンをホールドしきれずただ引き込むこと形に。今一つ、寝技に切れのないボハーリョはスタンドでローを蹴るペトロシアンに続き、レフェリーにスタンドに戻される。即ダブルレッグでドライブ、ヒザをつきながらケージにペトロシアンを押し込んだボハーリョが、ここも時間を使う。最後の10秒を切って、ボハーリョのヒザが急所に入るなど締まらない試合は──ペトロシアンの跳び蹴りで終幕。

ボハーリョが判定勝ちを収めた。そして、ドリキュス・デュプレシーを次戦の相手に指名した。


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MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC ESPN39 アントニーナ・シェフチェンコ カイオ・ボハーリョ キック サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ シンシア・カルヴィーロ ジェイミー・マラーキー ジャレッド・ヴァンデラ デヴィッド・オナマ ハファエル・ドスアンジョス ボクシング マイケル・ジョンソン マナ・マルチネス ラファエル・フィジエフ リッキー・トゥルシオス ロニー・ローレンス 岩﨑達也

【UFC ESPN39】カクラモノフと対戦、ロニー・ローレンス「僕はコンプリート・オーバーオールタイプ」

【写真】粗さが残る打撃から組みというカクラモノフに対し、ローレンスはどちらの構えで、どのような攻撃を見せるか(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」でサイドユカップ・カクラモノフと対戦するロニー・ローレンス。

超自然体のスイッチヒッターは、打撃とテイクダウンも融合している。強豪揃いのUFCバンタム級戦線で、特異な空気を持つローレンスに話を訊いた。


――サイドユカップ・カクラモノフが控えているロニーです(※取材は7月6日に行われた)。今の調子はいかがでしょうか。

「グレートだよ。ちょっとお腹はすいているけど、しっかりと金曜日の計量に向けて調整しているところだよ」

──日本のコアファンが要注目のロニーのスタイルなのですが、日本の空手マスターの岩﨑達也さんがMMAは非常に多くのスイッチヒッターが見られるものの多くはただ構えを変えているだけだと。そのなかでTJ・ディラショーのピーク時は相手を見て、考えて変えていた。ただし、それは体力を駆使してのモノだった。対してロニーのスイッチは非常に自然だと言っていました。

「そう言って貰えると、とても嬉しいよ。構えを変える時、考えて動いているわけじゃない。でも理由は存在しているんだ。そこがなくて、構えを変えることはない。ずっと同じスタンスでも戦えるだろうけど、目で見て体が反応しているんだよ。

練習で培ったものなのか、ファイトIQの類なのか分からないけど、最初は慎重にオーバーハンドとかの大きな一発を貰わないように戦い、少しずつ仕掛けて距離や間合いを掴んでいく。

実はUFCで戦う以前は、もっとボクシングに偏っていた。今では自分が感じるままにカラテ・スタンスから、バシッと一撃を放り込むことが増えた。その距離とタイミングが掴めてきたんだよね」

──しかし、その打撃で前回の試合では2Rまでマナ・マルチネスを圧倒していたのに3Rにスピニングバックフィストを受けてダウン。一転KO負けのピンチからなんとか抜け出しての判定勝ちでした。

「全く見えていなかった。実はあのファイトウィークは体調が悪くて、胃に問題を抱えていたんだ。自分の出来ることは懸命にやったつもりなんだけど、3Rは感知能力も落ちていた。ただ思い切り振っただけのスピニングバックフィストが、見えなかった。

ああいうラッキーなパンチを当てた選手の多くが、そのままフィニッシュに持ち込むことがデキるなかで、レスリングを使って何とかエスケープすることできた。そこは今後のためにも良かったかな。

ラウンド中ずっと、気を抜いたわけじゃない。ただし、一瞬抜けた。集中力が欠けてしまった時にあの一発を貰った。試合だから、過去にもそういうコトはあったけど、まさにその一瞬が彼の攻撃のタイミングと合致してしまったんだ。それも、今からするとちょっとボクシングに寄り過ぎた戦いをしてしまっていたからだと思う。

でもホント、簡単に勝負はひっくり返ってしまうことを学んだよ。集中力を切らさないことの大切さを、ね。そうだね、ホントにスピニングバックフィストは最悪だよ(苦笑)。スピニングバックフィストは、ホームランのような攻撃だ。僕はホームラン狙いのような戦いはしないけど、ホームランは打たれないように集中しないといけないね」

──それがカクラモノフ戦でも生きそうですか。

「そうだね。だからこそ、大きく僕のファイトスタイルは変わることはない。ばかりか、やるべきことは全く変わりない。その同じことをやるうえで、より精度が上がり、良くなっている。結果、大きく変わった試合になるだろうね。

僕の対戦相手はまずパワーがある。柔道が得意で、レスリングも少し使う良い選手だ。ただ、この階級のどの相手と戦っても僕は対処できる。彼の仕掛けにも対応できる。打撃戦のなかでチェンジレベル、ヒザ、ヒジを織り交ぜて、首相撲もそうだしレスリングも使うよ。

どの局面でも使える技はないかもしれないけど、局面にあった攻撃を僕は仕掛けることがデキるからね」

──と同時にUFCバンタム級は非常に層が厚く、ランク外にも強豪揃いです。そんな階級で上位に進出するために、どのようなインパクトを残したいと思っていますか。

「前回の試合の2Rまでのように試合をドミネイトしたい。でも、それ以上に臨むことは勝利を手にするということだけだよ。それ以上に必要なモノはない。そりゃあ、僕だってハイライトリールKO勝ちをしてみたい。でもテイクダウンできれば、ハーフガードで抑えて時間をかけて削っていく。僕はコンプリート・オーバーオールタイプ・ファイターだからね。

僕はレスリングがデキる。捕まえることがデキる。エルボー、ヒジ、パンチ、蹴りを当てることがデキる。スピニングバックキックだって、お手のモノさ。状況に応じて、いかようにも戦うことがデキる。ファンが大喜びする試合じゃないかもしれないけど、今の僕にとって、重要なことは勝利を手にすることだから。それはフィニッシュかもしれないし、判定かもしれない。とにかくベストを尽くして戦い、最後に勝利を手にすること。それが一番大切なことなんだ」

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN39計量結果

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ: 185.5ポンド(84.14キロ)
アルメン・ペトロシャン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ: 263.5ポンド(119.52キロ)
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 126ポンド(57.15キロ)
ニナ・ヌネス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・トゥルシオス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 126ポンド(57.15キロ)
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャレット・アームフィールド: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
カール・ロバーソン: 202.5ポンド(91.85キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN39   アントニーナ・シェフチェンコ カイオ・ボハーリョ カマル・ウスマン キック コルビー・コヴィントン サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ シンシア・カルヴィーロ ジェイミー・マラーキー ジャレッド・ヴァンデラ デヴィッド・オナマ ニール・マグニー ハファエル・ドスアンジョス マイケル・ジョンソン ラファエル・フィジエフ リッキー・トゥルシオス レオン・エドワーズ ロニー・ローレンス ロビー・ローラー

【UFC ESPN39】計量終了 頑強な軸と重心移動の妙=フィジエフに対し、ドスアンジョスはどう戦う?!

【写真】有利なのはフィジエフ。ドスアンジョスは加齢のよる僅かな反応の変化にも対応する必要がある(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」の計量が8日(金・同)に行われた。

メインはハファエル・ドスアンジョス✖ハファエル・フィジエフのライト級戦だ。元ライト級世界王者のドスアンジョスはウェルター級で厳しい時間を過ごした後、2020年11月にライト級に再転向するとポール・フェルダーとの接戦を制し、今年の3月には今回対戦するフィジエフの代役ヘナート・モイカノをキャッチウェイト──で下している。


上に記したウェルター級の厳しい時間ですら、彼が敗れた相手は次期タイトルコンテンダーのレオン・エドワーズ、現王者のカマル・ウスマン、そしてコルビー・コヴィントンというトップファイターばかりだ。

それでも元Strikeforce王者のタレック・サフィジーヌやニール・マグニー、ロビー・ローラーには勝利しており、比較的楽な減量と引き換えに、越えられないフィジカルの差に跳ね返されたといっても良い170ポンドでの終盤だった。

とはいえ37歳になったドスアンジョスが、ライト級戦線で再びトプを目指せるかといえば、決して簡単ではない。まず、今回のフィジエフ戦で、その辺りも見極められることになるだろう。

フィジエフの強味はとにかくバランスが良いこと。それも単に体感が強いという言葉には当てはまらず、ムエタイ的に相手の蹴りをスウェイで見切ることができる反応の良さがあるからこそ、乱打戦のなかでもテイクダウンを防御できる。

また重心が移動した際も、そのまま体が流れずに振り子の反動のように、反発力を加えた次の一手に繋げることも可能だ。打ち合い上等の選手を相手にしても、殴り合っているなかで一歩下がって誘い込み、カウンターを決めるのも、フィジエフの重心が決まっている表れだろう。

よって組み勝ってケージ際の首相撲&ヒザでダメージを与えたと思えば、スピニングバックキックで相手を動かせ、そこをキャッチアップして追撃を放つなど──重心移動、過重の変化に対抗できるからこそ、粗く見えても実際は隙になっていない。

遠い距離での攻撃、中間距離での攻撃、さらに近いレンジでヒジの使い方など、どこでも戦えるのもフィジエフだ。そんなフィジエフを切り崩すには、圧倒的な組み力と極め力が必要になる。そして、その力はドスアンジョスにはない。

ただし、打撃を散らして自分の形で組む力、首相撲とレスリングの融合こそかつてのドスアンジョスの真骨頂だった。寝技になっても、紫帯とはいえチジューカ・テニスクルービ時代のムンジアルを制しただけあってコントロールと極め、流れの中のフィニッシュ力は相当なモノだ。

ただし、ウェルター級ではそこに付き合わない選手、そしてより強固なレスラーに彼の武器は殺されてきた。この階級でもフィジカルはトップ級のフィジエフと相対した時、5Rの戦いの中で、体力と精神的にも相当な覚悟が必要な打撃から組みの展開を挑み続けることができるのか。

それが今回の試合だけでなく、ドスアンジョスがライト級で復活できるのかの鍵となる。

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN39計量結果

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ: 185.5ポンド(84.14キロ)
アルメン・ペトロシャン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドゥグラス・アンドレージ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ: 263.5ポンド(119.52キロ)
チェイス・シャーマン: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
ニナ・ヌネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ: 135.5ポンド(61.46キロ)
リッキー・トゥルシオス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ: 126ポンド(57.15キロ)
コートニー・ケイシー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャレット・アームフィールド: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
カール・ロバーソン: 202.5ポンド(91.85キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFC ESPN39】第1試合でローレンス戦、サンボ&柔道&カレッジWのカクラモノフ「レベルの違いを見せる」

【写真】強気一点張り。こうでないとUFCでは戦えない(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN39「dos Anjos vs Fiziev」のオープニングファイトで、サイドユカップ・カクラモノフが通の間で非常に高評価を得ているロニー・ローレンスと対戦する。

このカードが第1試合というのが、世界最高峰の凄まじさ。ともすればローカルシーンのタイトル戦線を経て、コンテンダーシリーズというハードルを飛び越えるのが標準といえるUFCでは、彼もその他大勢でしかない。そんな状態が抜け出すべく、1つ1つが勝負のランク外プレリミ勢のカクラモノフに注目──ウズベキスタンと米国でMMAのベースを身に着けた彼の格闘家人生を振り返ってもらった。


――土曜日に11カ月振りの実戦となるロニー・ローレンスとの試合が控えています。今の気持ちを教えてください。

「体重も順調に落ちているし、最高の状態にあるよ。11カ月振りの試合ということに関しては、何も問題じゃない。僕はファイトキャンプの時だけ練習するようなタイプじゃなくて、常にトレーニングをしてきたからね」

─ところでサイドユカップはウズベキスタン国籍という紹介されますが、現在は米国在住ですね。育ったのはどちらの国なのでしょうか。

「僕はウズベキスタンで生まれた。2010年、14歳の時に家族とより良い教育を受けて、より良い生活を送るために米国に移り住んだんだ」

──ウズベキスタン時代から何かコンバットスポーツの練習はしていたのでしょうか。

「3、4歳の頃からサンボをずってやっていたよ。スポーツサンボもコンバットサンボも練習して、時にはグローブもはめずにコンバットサンボのスパーリングをした。メチャなこともやっていたけど、ウズベキスタンの男はストリートファイトをして成長するようなモノだからね」

──キルギスに行った時も、喧嘩は文化だと聞きました。

「そう、そんなもんだったよ(笑)。でも、今は違う。今の子たちは随分とソフトになってしまった。腕っぷしが大切だなんて、僕らが最後の世代だろう。僕の友人にはサンボ世界大会のメダリストやアジア大会で優勝している連中がいたけど、サンボじゃ食べていくことができないから今では競技から離れてしまっているよ。

僕自身、サンボのチャンピオだった叔父から『サンボはオリンピック競技でない。だから五輪スポーツの柔道をやれ』って言われて、柔道の練習もするようになった。ウズベキスタンでは柔道のユースだけどナショナルチームに選ばれたよ。僕らの世代は、皆が強くなるために練習に明け暮れるような日々を送っていたんだ」

──MMAを始めたのは、米国に移り住んでからだったのですね。

「米国で柔道やサンボを続けることは困難だった。ブルックリンに住んでいた当時は近くに柔道を教えてくれるところがあったから、通うようになったけど……ジョークみたいだったよ。『ゆっくり、優しく投げるように』とか指導されてさ(苦笑)。だいたい、そこのコーチは柔道の経験があったのかっていうレベルだった。あんな太った、何もない奴に柔道を習う必要もなかったよ。

それから3、4カ月間ほど練習場所を探しつつ走ったり、自分でできる練習を屋外でやっていたんだ。そうしたヴィクトル・タターキンに出会えた。彼はNHB時代にMMAを戦っているロシア人なんだ」

──タターキンといえば1995年11月にエクストリーム・ファイティングの旗揚げ戦で、マーカス・コナン・シウヴェイラと戦ったタターキンですか?!

「その通りだよ。タターキンを通じて、NYのジョージア人コミュニティと知り合った。彼らはしっかりとした柔道の練習をしていて、僕も合流して一緒に試合に出たりもしたよ。そしてハイスクールに進学すると、レスリングプログラムがあった。レスリングを始めて、ボディロックになり内股で投げると、『そんな投げ、食らったことなかった』って言われたよ(笑)。

レスリングは楽しかったよ。それに推薦でカレッジに進学できるから、入学金や授業料は免除されると聞いて懸命に練習に精をだした。ニューヨーク州で2位になり、ジュニアカレッジだけど進学することができたんだ。

でも、カレッジはどうにも水に合わなくて……退学して働くようになった。そこの頃、毎週土曜日の夜にUFCを視ていたんだ。高校の時からファイターになりたいと思っていたこともあって、2017年の終わり……2018年の始めかなシカゴのチーム・トップノッチでMMAを始めた。

シカゴに両親が住んでいて、一緒に暮らしながら働いて練習をしていたんだ。でも、3年ほど経ってもっと上のレベルで練習したくなり、米国中を回ったよ。ニューメキシコではジャクソン・ウィンクMMA。カリフォルニアではチーム・オーヤマで練習した。

ただ試合が長い間なくて、カリフォルニアは物価が高くて暮らしていけないからワシントン州スポーケンにあるウォリアーズ・キャンプに移ったんだ。今ではテレンス・マッキニーと練習しているよ。でもコーチ・オーヤマのことは今も凄く尊敬している。今は一緒に練習はできないけど、しょっちゅう電話で話をしているよ。コーチ・オーヤマは作戦を授けてくれるんだ」

──良い話です。ところでレスリングと違って米国には柔道やサンボの経験者は少ないので、MMAの試合でアドバンテージになることは?

「もちろんだよ。柔道の技を取り入れてMMAを戦っている」

──では土曜日に戦うロニー・ローレンスの印象を教えてください。

「僕は米国に来てから常にハイレベルの競技会で戦ってきた。ハイススクールでもそうだし、カレッジではネイション・チャンピオンシップでナンバー2シードだった。みな、ローレンスはレスリングが巧いというけど、僕とは戦ってきたレベルが違う。まぁレベルが違うということを土曜日に証明するよ」

──ローレンスのスイッチを織り交ぜた、自然体の打撃は素晴らしいと思いますが……。

「彼がスイッチを多用し、それが功を奏しているのは多くのファイターが、戦いを分かっていないからだよ。スイッチされると、混乱する程度の連中ばかりだ。ローレンスはそうやって対戦相手を混乱させようとしているけど、それが通じるのもこれまでの対戦相手のレベルがその程度だったからさ。

もっと高いレベルで試合をして、彼が勝つようなことがあったら僕も彼が優秀な選手だと認めるよ。まぁ、口で言ってもしょうがない。土曜日にはオクタゴンのなかで、ちゃんと違いが分かるように戦う。今、ここでヤツをことをなんだかんだと気にかけてもしょうがない。とにかくレベルの違いを見せる。

土曜日の試合を見て、なけなしの金をはたいて航空券を買い、米国で成功を収めようとしているウズベキスタンの若い選手達を勇気づけたい。やれば、できるんだと彼らに見せたいんだ」

──今やサイドユカップの母国であるウズベキスタンやカザフスタン、キルギスのある中央アジアはMMAのニューパワーハウスとして注目されています。

「カザフスタンもキルギスも、そしてウズベキスタンも元々人材の宝庫だった。でも、国際的なステージで戦う機会がなかっただけなんだ。ビザの取得だけでも簡単ではなかったしね。国内でMMAが凄く盛んになってきて、ようやく中央アジアのファイターがUFCで戦える状況になってきたんだ。まだまだ、これからだよ」

──今日は色々と興味深い話をありがとうございました。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「チーム・オーヤマではユーマ(堀内佑馬)とも随分と練習したよ。本当に良いヤツで、練習熱心だ。ちょっとアンラッキーで負けたりしているけど、ユーマは絶対に結果を残すよ。日本のファンのサポートに感謝している。いつか日本で戦い、大好きな日本食をたくさん食べたいと思っている(笑)」

■視聴方法(予定)
7月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN39対戦カード

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ラファエル・フィジエフ(キルギス)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
アルメン・ペトロシャン(アルメニア)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)
チェイス・シャーマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
ニナ・ヌネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
リッキー・トゥルシオス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)
コートニー・ケイシー(米国)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
トレシャン・ゴア(米国)

<フェザー級/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
カール・ロバーソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス(米国)
サイドユカップ・カクラモノフ(ウズベキスタン)

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カテゴリー
MMA o ROAD FC UFC アルメン・ペトロシアン カイオ・ボハーリョ キック コルビー・コビントン ブラッド・リデル マイケル・ジョンソン ラファエル・フィジエフ ロニー・ローレンス

UFC on ESPN39:オッズ/予想と展望

ハファエル・ドス・アンジョス 2.70
ラファエル・フィジエフ 1.50
カイオ・ボハーリョ 1.48
アルメン・ペトロシアン 2.80
ダグラス・シウバ・ジ・アンドラ3.30
イード・ヌルマゴメドフ 1.36
ジャレッド・バンデラ 1.50
チェイス・シャーマン 2.70
マイケル・ジョンソン 3.00
ジェイミー・ムラーキー 1.42
シンシア・カルヴィーヨ 1.67
ニーナ・ヌネス 2.30
アイマン・ザハビ 2.60
リッキー・トゥルシアス 1.53
アントニーナ・シェフチェンコ 1.56
コートニー・ケイシー 2.55
コーディ・ブランデージ 2.20
トレーシアン・ゴア 1.71
ケネディ・エンジーチュクー 1.77
カール・ロバーソン 2.10
ロニー・ローレンス 1.71
イードヨクブ・カフラモノフ 2.20

メインはライト級ランカー対決。ハファエル vs. ラファエル。この2人の対戦はもともと2月に組まれていたが、フィジエフのビザの問題で3月に延期になり、試合1週間前に今度はフィジエフがコロナ陽性で中止。このところ組み直したカードが立て続けにまた中止になるパターンが多いだけに、一抹の不安が残る。

ハファエル・ドス・アンジョスは2015年にアンソニー・ペティスを破り王座獲得。1度防衛した後、エディ・アルバレスにKO負けし王座から陥落すると、トニー・ファーガソンに敗れて連敗したことで階級をウェルターに上げた。転向後3連勝で、コルビー・コビントンとの暫定王座決定戦に臨むも判定負け。そこからウスマン・エドワーズ・キエサらに敗れ、また元のライト級に戻してきた。ライト級では2連勝中だが、いずれも1週間以内に急遽決まった代役相手の勝利。フィジエフ戦も2度流れているが、イスラム・マカチェフ戦も3度組まれており、いずれも消滅している。37歳で、ライト級ランカーではファーガソンに次ぐ年長。

キルギスのフィジエフはバックボーンがムエタイ。ハードパンチャーで、ROAD FCの100万ドルトーナメントに出場し、2連続KOで勝ち進んでいたが、拳の負傷で棄権。2019年、無敗・全フィニッシュ勝利でUFCと契約したが、初戦でバックスピンキックでダウンを奪われパウンドでKO負けするというまさかの結末でMMA初黒星。しかしそこからは5連勝。前戦はアデサニヤと同門の元キックボクサー・ブラッド・リデルをバックスピンキックでKOしている。重いパンチが武器で、ムエタイの他にコンバットサンボやレスリングも経験しているが、ここまでUFCではほぼグラウンドは見せていない。

オッズは微差でフィジエフ優勢。RDAも打撃のレベルは高いが、一発の重さではフィジエフが上回る。UFCに来てからはムエタイのレベルを上げて完全なストライカーとなり、ここ10年では1度しか一本勝ちがないRDAだが、もともとローカル時代は完全な柔術ファイターで一本勝ちが多かった。RDAがグラウンドに持ち込めれば勝利があるかもしれないが、フィジエフはテイクダウンディフェンスではライト級トップの95.5%防御率を誇る。

フィジエフがスタンドの打撃で削っての判定勝ち。

セミの2人はいずれも前回コンテンダーシリーズ上がりでUFCデビューしたばかりの選手。キックボクサーでジョルジオ・ペトロシアンの弟と同姓同名・アルメン・ペトロシアンと、前回4月のUFCデビュー戦もセミで組まれていたカイオ・ボハーリョ。ペトロシアンはローカル全KO勝利だったが、UFCデビュー戦はスプリット判定勝ち、ボハーリョのUFCデビュー戦はグラウンドでバックキープする展開から、3Rに反則のグラウンド顔面膝を打ち込み相手が戦闘不能になり、なぜか反則負けではなくテクニカル判定となって勝利。

両者とも初戦から期待感が高かった選手だが、インパクトは残せていない。またもベテラン勢を抑えてのセミ抜擢だが、期待に応えられるか。

第1試合開始は10日朝7時。速報します。

 

カテゴリー
K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN34   アラテンヘイリ アンドレ・フィアーリョ ウィリアム・ナイト カイオ・ボハーリョ キック クリス・バーネット ジョーダン・ラヴィット スティーブン・トンプソン デミアン・マイア パット・サバティニ ベラル・モハメッド ボクシング マイラ・ブエノ・シウバ マルティン・ブダイ ラファ・ガルシア ヴィセンチ・ルケ

【UFC ESPN34】計量終了 持ち味が対照的なルケ×モハメッド。ヒール&チョークのサバティニに注目

【写真】噛み合うと打撃でルケ。テイクダウンでモハメッド。噛み合わないと……手数でルケ。押し込んでモハメッド(C)Zuffa/UFC

15日(金・現地時間)、16日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN 34「Luque vs Muhammad」の計量が行われた。

ウェルター級5位のヴィセンチ・ルケと同5位のベラル・モハメッドの一戦がメインとなった今大会、14試合=28人の出選手の全員が計量をクリアしている。


K-1の距離で戦え、テイクダウン&スクランブルでダースやアナコンダでフィニッシュ能力のあるルケに対し、ボクシング&エスリングのモハメッドの一戦は2016年11月以来、実に5年5カ月ぶりの再戦で、前回は僅か79秒でルケが勝利している。

その敗北以降のオクタゴン戦績が10勝1敗で、6連勝中のモハメッドは過去2戦でスティーブン・トンプソン、デミアン・マイアというタイトルコンテンダーに勝利している。一方のルケは4連勝中、やや遠めのレンジで戦うモハメッドとの距離を如何に詰めるか。前に出てくるファイターを得意としているルケだが、過去のパンチの距離はモハメッドのテイクダウンでの距離にもなる。

そしてルケは上記にあるように、キックのような重心で戦い、組まれるとフロント系チョークという手段に出る。この組まれたところでの対処が非常に大切になってくるルケ。簡単に倒されるようなことがあると、グライディングで削られて5Rの長丁場を乗り切れなくなる可能性もある。あるいはテイクダウンに入らせないほどの圧力をかけることができるか。その2点に注目のメインだ。

コンバットサンボで世界2位、ダニエル・グレイシーの黒帯パット・サバティニはオクタゴン4連勝を賭けてTJ・ララミーと対戦。ポジションを取ってのバックチョーク、抑え無用のヒールという2つのフィニッシュホールドを持つ。アグレッシブ・サブミッションが炸裂するか、楽しみなサバティニだ。

また日本、韓国、中東で活躍した踊れるヘビー級ファイター=クリス・バーネットがUFC2勝目を目指しコンテンダーシリーズ上がりのスロバキア人選手マルティン・ブダイと対戦する。

ブダイはケージに押し込み、顔面へのヒザ蹴り&エルボーという無慈悲な連携でUFCとのサインを勝ち取ったポーカーフェイスのファイターだ。巨漢ながらスピードのあるバーネットだが、打撃戦は劣性が否めない。何より、バーネットは自重で起こすスタミナ切れに気をつけたい。

■視聴方法(予定)
4月17日(日・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN34

<ウェルター級/5分5R>
ヴィセンチ・ルケ: 171ポンド(77.56キロ)
ベラル・モハメッド: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ186ポンド(84.37キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・フィアーリョ: 171ポンド(77.56キロ)
ミゲール・バエザ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 136ポンド(61.69キロ)
ウー・ヤナン: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)
TJ・ララミー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムニール・ラジズ: 171ポンド(77.56キロ)
アンジェ・ルーザ: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィン・クラーク: 223ポンド(101.15キロ)
ウィリアム・ナイト: 251ポンド(113.85キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135.5ポンド(61.46キロ)
パニー・キアンザド: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ: 156ポンド(70.76キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリス・バーネット: 263.5ポンド(119.52キロ)
マルティン・ブダイ: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン: 156ポンド(70.76キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イステラ・ヌネス: 114ポンド(51.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
アラテンヘイリ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケヴィン・クルーム: 136ポンド(61.69キロ)

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ARAMI MMA o UFC   アンドレ・フィアーリョ カイオ・ボハーリョ ジェレミー・スティーブンス ジョシアニ・ヌネス タッカー・ルッツ マイラ・ブエノ・シウバ ミシェウ・ペレイラ

『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』の対戦カードを紹介

 4月16日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』で未紹介だった対戦カードを紹介します。


Lutador maranhense se prepara para enfrentar russo no UFC(Imirante.com)

Caio Borralho(Sherdog)

Gadzhi Omargadzhiev(Sherdog)

 カイオ・ボハーリョ vs. ガジ・オマラガジエフのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ボハーリョは現在29歳のブラジル人でMMA戦績10勝1敗1引き分け。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でジェシー・マーレイに1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。オマラガジエフは現在29歳のロシア人でMMA戦績13勝0敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でジャンシー・シウバに1R膝十字固めで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


UFC Vegas 51 | Fialho valt in tegen Baeza op 16 april(Eurosport)

 ミゲル・バエザ vs. アンドレ・フィアーリョのウェルター級マッチが行われるとのこと。当初バエザはディエゴ・リマと対戦予定でしたが、リマが突然「神のお告げ」により引退したことから代わりにフィアーリョが対戦します。

 バエザは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケイオス・ウィリアムズに3R TKO負けして以来の試合で2連敗中。フィアーリョは1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で行われたUFCデビュー戦でミシェウ・ペレイラに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 51 | Bueno Silva treft Yanan op 16 april(Eurosport)

 マイラ・ブエノ・シウバ vs. ウー・ヤナンの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 シウバは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でマノン・フィオロに判定負けして以来の試合。ウーは昨年1月の『UFC on ABC 1: Holloway vs. Kattar』でジョセリン・エドワーズに判定負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合で2連敗中。昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でニコ・モンターニョと対戦予定でしたがモンターニョが計量で7ポンドもオーバーしたことから中止、2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でジョシアニ・ヌネスと対戦予定でしたが欠場していました。


UFC: TJ Laramie Replaces Fellow Canuck Tucker, Faces Pat Sabatini on April 16(CagesidePress)

 パット・サバティーニ vs. T.J.ララミーのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 サバティーニは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタッカー・ルッツに判定勝ちして以来の試合で5連勝中(UFC戦績3勝0敗)。ララミーは2020年9月の『UFC Fight Night 178: Covington vs. Woodley』で行われたUFCデビュー戦でダリック・ミナーに1Rギロチンチョークで敗れて以来実に1年7ヶ月ぶりの試合。


Ange Loosa(Sherdog)

 ムニール・ラジズと対戦予定だったエリゼウ・ザレスキー・ドス・サントスが欠場、代わりにアンジェ・ルーサがラジズと対戦するとのこと。ザレスキーは「個人的な理由」で欠場するとのことで、ケガや病気ではないようです。

 ラジズは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でワルリー・アウベスに1R TKO負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合。ルーサは現在28歳のスイス人でMMA戦績8勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Pannie Kianzad vs. Lina Lansberg set for UFC Fight Night on April 16(MMAJunkie)

 リナ・ランスバーグ vs. パニー・キアンザドの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 ランスバーグは2020年1月の『UFC Fight Night 166: Blaydes vs. dos Santos』でサラ・マクマンに判定負けして以来実に2年3ヶ月ぶりの試合。キアンザドは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』でラケル・ペニントンに判定負けして以来の試合。


Drakkar Klose terug in de Octagon na twee jaar afwezigheid(Eurosport)

 ドラッカー・クローズ vs. ブランドン・ジェンキンスのライト級マッチが行われるとのこと。

 クローズは2020年3月の『UFC 248: Adesanya vs. Romero』でベニール・ダリウシュに2R KO負けして以来2年1ヶ月ぶりの試合。昨年2月の『UFC Fight Night 185: Blaydes vs. Lewis』でルイス・ペーニャと対戦予定だったもののセコンドの一人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで中止、昨年4月の『UFC on ESPN 22: Whittaker vs. Gastelum』でジェレミー・スティーブンスと対戦予定だったものの前日計量でスティーブンスに突き飛ばされた際に脊髄損傷したことから中止と不運な欠場が続きました。ジェンキンスは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』で行われたUFCデビュー戦でロン・ジューに3R TKO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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UFC on ESPN34:オッズ/予想と展望

ヴィセンテ・ルケ 1.59
ベラル・ムハマド 2.50
カイオ・ボハーリョ 2.10
ガジ・オマルガジエフ 1.77
ミゲル・バエザ 1.56
アンドレ・フィアリョ 2.55
マイラ・ブエノ・シウバ 1.20
ウー・ヤナン 4.60
パット・サバティーニ 1.20
TJ・ララミー 4.60
ムニール・ラズィーズ 1.51
アンジュ・ルーサ 2.65
デビン・クラーク 1.59
ウィリアム・ナイト 2.50
リナ・ランズバーグ 4.00
パニー・キアンザド 1.25
ドラッカー・クローズ 7.00
ブランドン・ジェンキンス 5.35
ラファ・ガルシア 1.87
ジェシー・ロンソン 1.95
クリス・バーネット 2.95
マルティン・ブダイ 1.42
ジョーダン・レビット 2.20
トレイ・オグデン 1.71
イステラ・ヌネス 1.44
サム・ヒューズ 2.85
アラテン・ヘイリ 1.56
ケビン・クルーム 2.55

メインはウェルター級5位ルケ・6位ムハマドの対戦。ルケはUFC14勝3敗、ムハマドはUFC11勝3敗1NCとともにハイアベレージだが、なかなか上位との対戦が組まれなかった者同士。

ルケは6連勝の後にスティーブン・トンプソンに完敗したが、そこからまた4連勝。特筆すべきはその間の10勝で判定が1試合しかないこと。倒せる打撃と得意のダースチョークを武器にフィニッシュの山を築いている。その割になかなかチャンスが与えられず、トンプソン戦以外はすべてノーランカーとの試合だったが、昨年3月に元王者のタイロン・ウッドリー、8月にはランキング5位のマイケル・キエサと組まれていずれも1Rダースチョークで勝利。ランキングを4位まで上げた。これが初メイン。

ムハマドもUFC3戦目でルケにKO負けした後に4連勝、ジェフ・ニールに判定負けしてからは6勝0敗1NCと好成績。6勝の中には佐藤天に完勝した試合も含まれているが、この10勝のうちフィニッシュしたのは佐藤戦のみで、あとはすべて判定と、ルケとは対照的。なかなかチャンスが与えられないのも当然で、昨年3月に初メインで初めてランカーのレオン・エドワーズと組まれたものの、エドワーズから2Rにアイポークをもらってノーコンテストになっている。その後はレジェンドのデミアン・マイアに勝利、昨年12月にランキング5位でルケに勝っているスティーブン・トンプソンと対戦し、7回のテイクダウンを奪って完勝した。

両者の1度目の対戦は6年前の11月。ルケはUFCデビュー戦で負けてから3連勝、ムハマドは同じくUFCデビュー戦で負けて、次戦で勝ってからの3戦目での対戦で、序盤にルケのパンチが入ってダウンを奪ってからのパウンド連打により、わずか79秒でルケが勝利している。これがムハマドのキャリア唯一のKO負け。その後も変わらず倒し続けているルケと、より固く堅実になったムハマドが再度戦う。

ムハマドはルケを破ったトンプソンに勝っているが、このところのトンプソンはかつての勢いがなくなってきている。ノーコンテストで終わったエドワーズ戦も、1Rは打撃をもらってぐらつく場面があった。

ルケが打撃で押す展開から最後はダースチョークで勝利と予想。

セミは2人ともコンテンダーシリーズで勝ってからのUFCデビュー戦対決。特にボハーリョは昨年9月にコンテンダーシリーズで判定勝ちしたものの契約できず、3週間後のコンテンダーシリーズで再度試合が組まれ、1RKO勝ちでようやく契約を決めた。それまでの実績はブラジルローカルのみ。ロシアのオマルガジエフは13戦全勝で、8KO・3一本勝ちとフィニッシュ率が高い。ボハーリョ勝利の翌週のコンテンダーシリーズで1R膝十字で勝利してUFCとの契約を一発で決めた。

未知なる者同士の試合が第1試合ではなくセミで。それだけ期待されている者同士ということか。

プレリムでは元IGFの人気ファイター・クリス・バーネットのUFC3戦目が組まれている。急遽決まったUFCデビュー戦ではベン・ロズウェル相手にあっさり一本負けしたが、前戦はジャン・ヴィランテ相手に体型からは予想もできないバックスピンハイキックでダウンを奪ってのKO勝利。今回の相手は昨年コンテンダーシリーズで勝ってUFCデビュー戦となるスロバキアのブダイ。オッズではアンダードッグだが、下馬評を覆せるか。

第1試合開始は17日朝6時半、メインカードも中途半端な開始時間で9時半から。遅くとも午後1時には終わる見込みで、同日のRIZIN.35とはバッティングする心配はない。速報します。