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45 BELLATOR o カイオ・ボハーリョ ゲガール・ムサシ ジェイソン・ジャクソン ジョン・ソルター マイケル・ペイジ

Bellator CS4:メインカード第3試合・ドゥグラス・リマ vs. アーロン・ジェフリー

ミドル級。

ウェルター級王者リマ、ミドル級に上げて同時二冠を狙ったがゲガール・ムサシに判定負けすると、そこからヤロスラフ・アモソフ、マイケル・ペイジ、ジェイソン・ジャクソンに敗れ4連敗。体重オーバーもあり、前戦からミドル級に上げている。昨年5月のミドル級初戦でカステロ・ファン・スティーニスに判定勝ちし、ミドル級のランキングに入っている。36歳。

カナダのジェフリーはCage Furyでミドル級王座を獲得し、2021年にコンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。その後Bellatorに参戦し、ここまで3勝2敗。負けた相手はいずれも元タイトル挑戦者のジョン・ソルターとファビアン・エドワーズ。31歳。

ジェフリー距離を詰めるとシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。リマのガードに。インサイドから体を起こさずパウンドを入れるジェフリー。下からのリマのヒジでカットしたのか出血している。ケージまで移動したリマ。立たせないように脇を差してパンチを入れるジェフリー。バックに回る。スタンドバックに。コントロールしながらパンチを入れるジェフリー。残り45秒。リマの立ち際にヒジを入れるとタックルへ。四つで受け止めたリマ。ゴング。

1Rジェフリー。

2R。圧をかけるジェフリーだが、リマのジャブで腰が落ちた。前に出るリマだが、ジャブを突く。ジェフリーまた前に出てタックル。ケージに押し込む。テイクダウンを狙うジェフリー。一度離れてまたタックルに。ケージでこらえるリマ。離れ際にまたタックルに入るが、リマはこらえながらブラウン肘連打。離れたジェフリー。またタックルに来たジェフリー。受け止めてパンチを入れるリマ。ジェフリー四つに組んでヒザ。ダブルレッグに入るジェフリーだが、リマケージでこらえた。そのままゴング。

2Rはリマか。

3R。パンチで出るジェフリー。リマまたケージを背負う。膝着きタックル。シングルレッグから倒したジェフリー。背中を付けたリマ。ジェフリーインサイドからパウンドを入れていく。ケージで体を起こそうとするリマだがジェフリーが起こさせない。背中を向けて立ったがジェフリーのヒザをもらう。膝を着いたリマをバックコントロール。残り45秒で正対したリマ。離れたが、ジェフリーすぐにまたタックル。ケージでこらえるリマ。またテイクダウンしたジェフリー。パウンドを落とす。タイムアップ。

判定三者29-28でジェフリー勝利。

地味な戦いぶりに会場からブーイングを浴びると中指を立てるジェフリー。

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『UFC on ESPN 62』カイオ・ボハーリョ vs. ジャレッド・キャノニアを見たファイター・関係者の反応



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【DEEP SF2024】5年5カ月振りの復帰戦、長谷川賢「体的にはすげえ辛いです。でもむちゃくちゃ楽しい」

【写真】凄まじい経験をして、今、ここにいる長谷川賢 (C)TAKUMI NAKAMURA

31日(土)に東京都江東区の青海R区画野外特設ステージで開催(※※雨天の場合は9月1日(日)に順延)されるDEEPサマーフェスティバル2024inお台場にて、長谷川賢がSAINTと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

イベント・タイトルにあるようにメインはジャレッド・キャノニアー×カイオ・ボハーリョが組まれた。通算戦績16勝1敗、2021年にコンテンダーシリーズからUFCに昇格したボハーリョは、オクタゴンでも8連勝中だ。そのボハーリョ、実はLFAブラジル大会でコメンテーターを務めており、英語で同朋のファイターたちの試合の模様を解説している。

2019年3月のONE日本大会でのオンラ・ンサン戦を最後に5年以上、試合から遠ざかることになっていた長谷川。ンサン戦は試合中の負傷に緊急手術を余儀なくされ、2022年に決まった復帰戦も腰の負傷によるキャンセルせざるをえなかった。

この間はPROGRESS実行委員会を率い、Gladiator、DEEP、BLOOM FCらの大会で外国人招聘のサポートをするなど、大会を運営する裏方として活動を続けていたが、ONE参戦前のホームリング=DEEPにて復帰戦を迎えることになった。怪我から復帰戦が決まるまでの道のり、試合以外での活動を通して感じたことなど、長谷川が格闘技に携わる一人として今の自分について語った。


家から2~3分のところにあるコンビニに松葉杖をついて20分かけて行った

――約5年5カ月ぶりの試合復帰が決まりました。最近では大会運営など裏方で活躍することが多かった長谷川選手ですが、試合したいという気持ちはずっとあったのですか。

「ありましたね。ただその気持ちを抑え込んでいたというか。試合するまでにクリアしなきゃいけないことが多かったんですよね」

――2019年3月のONE日本大会でのンサン戦を最後に試合から遠ざかる形でしたが、契約そのものはどういう状況だったのですか。

「ONEの方からは特に連絡がなくて、一度マネジメントを通して確認した時はまだ契約は切れてないという感じの返事だったんです。だからもし復帰戦をやるならONEという状況で、中途半端なまま復活は出来ないと思っていました。僕自身、ンサン戦以降はセミリタイア状態だったし、トレーニングキャンプに入る時間もなければ、キャンプそのものに耐えられる体も作れていない。

正直もう一度、ONEのあのレベル・強度で試合をする状況は整えることは出来ていなかったです。その一方でONEと契約がどうなっているかの話は進んでいなくて、改めてONEに契約の確認をしたら契約が切れたということで、それで復帰する舞台の選択肢が広がった感じですね」

――では身体と契約の状況もあって、なかなか復帰戦を明確に考えることができなかった、と。

「はい。ンサン戦後の手術もあって、最初の2年間は試合が出来なくて、2022年2月に復帰戦が決まったんですけど、その試合を腰の怪我で飛ばしちゃったんですよね。その怪我もかなり重症で1年くらいまともに動けなかったんです」

――長期欠場の理由はンサン戦の怪我だけではなかったんですね。腰の怪我は日常生活にも影響があるレベルだったのですか。

「はい。腰とケツが常に張っていて激痛が走るから、まっすぐに立っていられないんですよ。ずっと体が右に傾いていて、前屈もできない。トイレに行くのにもものすごく時間がかかったり、家から2~3分のところにあるコンビニに松葉杖をついて20分かけて行ったり、1日5個にしてくださいと言われていた座薬を10個使ったり………とにかく生きていて辛かったです」

――結局どこの負傷だったのですか。

「医者からはヘルニアと梨状筋の(怪我)と言われていました。とにかく色んな治療にチャレンジして少しずつ少しずつ良くなって、最終的にはPRP注射で回復した感じです」

北米に挑戦したり、上を目指すルートを創りたいと思って活動していますが、意外とそういう考えの選手は少ない(苦笑)

――そういったこともあって現役を続けるよりも、運営側にに回っていこうという考えになっていったのですか。

「試合はしたいけどできない。だからそういう(運営側に回る)タイミングなんだなと思いましたね。僕は選手の待遇面を変えたいというか、イベントの手伝い、色んな選手にチャンスを与えることをやっていこうと思いました」

――具体的にはどういった活動をされているのですか。

「主に外国人選手の招聘を手伝っています。僕としては日本にいながら外国人選手と試合をする機会を作って、そこから北米に挑戦したり、上を目指すルートを創りたいと思って活動しています。そういう道を目指す選手にどんどん出てきて欲しいのですが、意外とそういう考えの選手は少ないというのが現状です(苦笑)」

――今の日本のMMAは外国人選手と試合をする機会が少ないですよね。

「今は外国人選手と戦うというハードルそのものが高いですよね。例えばずっと日本人相手に戦っていた選手がRIZINに出るチャンスを掴んで、そこでいきなり強豪外国人選手と試合が組まれたら相当キツくないですか? 今の日本のMMAは戦う舞台・相手のレベルが一気に変わってしまうというか、僕もプロで13戦してRIZINでブレナン・ワードとやったんですけど、全くパンチが見えなかったんです。

それまで3試合ぐらい経験した外国人選手と、ブレナンは明らかにレベルが違いました。そこで初めて打撃をちゃんと教わろうと思うようになったのですが、もしDEEPで試合をしている時にそういう相手とやれていたら、もっと早い段階で打撃を強化しようと思ったと思うんですよね。だから僕は(日本人と)同じレベルか少しチャレンジするレベルの外国人選手……フィジカルがあって得意な部分と穴を併せ持っているようなアジアの選手を招聘して、大舞台や世界を目指す選手に経験を積んでもらいたいと思っています」

――そういう意味では長谷川選手が携わっているGladiatorから河名マスト選手がRoad to UFCに出場したことは、それまでやってきたことの成果ですよね。

「そうですね。自分のことじゃないのに自分のことのようにうれしかったです(笑)」

佐伯さんからは「お前、ONEと契約切れたらしいな。早く言えよ!」と

――その中でDEEPで復帰戦が決まるわけですが、これは長谷川選手の方から手をあげたのか、佐伯繁代表から声がかかったのか。どういった流れで決まったのですか。

「ずっと周りの人は僕に試合をさせたがっていて(ONEの)契約切れが分かったその日に佐伯さんから電話がかかってきたんですよ。しかもマネージャーから契約切れの連絡があった30分後くらいに。誰から聞いたのか分からないですけど(笑)」

――まさに速攻ですね(笑)。

「佐伯さんからは『お前、ONEと契約切れたらしいな。早く言えよ!』と言われて『僕もそれを知ったのが30分前なんですけど…』みたいなやりとりをして(笑)。それで8月に野外イベントをやるんだけど出てみないかと打診されて、ドラゴンボールの天下一武道会みたいで楽しそうだなと思って決めました」

――話をまとめるとONEの契約切れが分かって、すぐに復帰戦が決まったんですね。

「はい。最初の電話で佐伯さんから『明日、事務所に来て』と言われて、次の日にはイベントの詳細と『対戦相手はSAINTでどう?』と言われて。相手のことはよく分からなかったんで『誰でもいいですよ』と言ったら、目の前で佐伯さんがSAINT選手サイドに連絡を入れて、2~3分後にOKの返事が来たんです。だからONEと契約切れが分かって、24時間経たないくらいで復帰戦が決まっていました(笑)」

――まさに怒濤の1日でしたね(笑)。練習自体は動ける範囲で続けていたのですか。

「ちょいちょいやってたんですけど、趣味レベルですね。体を動かして気持ちいい感じでやる練習みたいな。だから今試合に向けて追い込んでいて、体的にはすげえ辛いです。でもむちゃくちゃ楽しいんですよ」

――厳しい練習すら楽しめていますか。

「はい。周りからも最近顔が変わったよって言われるんです。そのくらい格闘技を楽しめていますね。なんでこんなに楽しいんだろう……あんなに辛いのに。だからバカなんですよ。最高のバカです(笑)」

――怪我を含めて本当に大変な時期を過ごしたと思うのですが、それでも戦いたいと思ったということは、何かしらまだ試合に対して気持ちが残っていたということですか。

「ンサン戦のあの内容じゃ終われないですよね。僕の中では中途半端な形で終わっちゃったんで」

――ンサン戦は試合中にンサンのミドルキックで横隔膜が切れて出血し、最後はンサンの右フックからのパウンドでTKO負けという結果でした。試合後には緊急手術も受けるなど壮絶な試合でしたが、あの試合は結果や内容に対して悔い、やり残しがあったのでしょうか。

「あの試合はやり残したことがあるというか、やり切れなかった、出し切れなかったんですよね、自分を。まあ試合中にアバラが折れて力が入らないから、そりゃそうだよなとは思いますけど」

――実際にあの時は試合中どういう状況だったんですか。

「僕の左ストレートにンサンの右ミドルがカウンターでもろに入る場面があったんですけど、おそらくそれだと思います。ミドルの衝撃が明らかに変だったんで。なんて言うんだろう。とにかく痛いんですよ。固いものと固いものがぶつかって、こっちの固いものが負けた感じというか。とにかく普通じゃない痛みだったので、何かしらのトラブルがあったことはすぐ分かりました」

「このまま朝まで出血が続いたらどうなると思う? 朝になったら死んでるよ」と言われちゃって(苦笑)

――今まで格闘技をやっていて感じる痛みではなかったですか。

「いや、そういう痛みは何回か経験しています。眼窩底骨折で試合が終わった時とか、前十字(靭帯)を切った時とか。その時と同じくらいの痛みだったので、試合後はただで済んでないだろうなとは思いました。でも試合中そんなことは頭の片隅にしかないじゃないですか。とにかく勝つことだけを考えて、この状況でどう勝とうかを考えてましたね」

――ただ身体は言うことを効かなったと。

「はい。とにかく痛くて体を回せないし、ガードを下げたら顔をやられるからガードは下げられない。それでもう正面突破するしかないと思って行ったら、案の定ンサンに右を打ち抜かれました」

――試合後はすぐに病院に搬送されたのですか。

「試合直後にドクターに『アバラがやばいです』と伝えたら『折れているだけだから、明日病院に行ってください』と言われたんですよ。でも控室に戻ってから明らかに痛みがおかしいんです」

――それは周りも気づいていたのですか。

「いや、周りは気づいてなかったです。ただ僕は過去にアバラを折ったことがあるし、その時とは痛みの度合いが違ったんで『絶対におかしいから、今すぐ病院に行かせてくれ』と頼んで病院に搬送してもらいました。ただそこがあまり大きくない病院だったこともあって(アバラは)折れてないという診断だったから『嘘でしょ?』と思って、絶対折れてるからCTスキャンを取ってくれてとお願いしました。

それでCTを見たらアバラが折れていることが分かって、しかも肺の横に血が溜まっていると。それですぐ大学病院に連れていかれました。この時は本当に意識がなくなりそうになっていて、緊急搬送の隊員さんが来てくれたときには椅子にも座っていられなくて、地面に寝転がっていたんです。そこから段々気持ち悪くなってきて、血圧も3分前は130ぐらいあったのが、一気に82くらいまで下がっちゃって。正直、その3分くらいの間に『俺、このまま死ぬな』と思いましたよ」

――そうだったのですね……。

「大学病院に運ばれて点滴を入れてもらったら少し回復して。それで麻酔を打ってもらって、溜まっている血を抜くわけですけど、僕は筋繊維と脂肪繊維が分厚いから血を抜くための針が簡単には通らないと。アバラとアバラの間に針を刺すんですけど、それがもうあまりにも痛すぎて。痛みで失神寸前でした」

――しかも出血量そのものが2リットルですよね。

「抜かれた血は容器に入れられてベッドの下に置いてあったんですけど、2リットルって一番デカいペットボトルくらいの量じゃないですか。それを見たときに自分でもひきましたね。しかも血を抜いて終わりじゃなくて、そこから傷口をふさぐための手術が必要だと言われて。でもあまりに体がしんどいから『血を抜いて終わりじゃないんですか?』と言って抵抗したんですけど『このまま朝まで出血が続いたらどうなると思う? 朝になったら死んでるよ』と言われちゃって(苦笑)。

傷の場所によっては胸を開いて手術しなきゃいけないと言われて、それは本当に嫌だったんですけど、命と引き換えにはできないじゃないですか。そうしたら不幸中の幸いで、胸は開かずに内視鏡による手術で済みました」

――もし最初のドクターの診断に従って翌日病院に行こうと思っていたら、と思うとぞっとしますね。

「今ここにはいなかったと思います。あとでこのことを知り合いのドクターに話したら、むちゃくちゃ怒っていましたね。どういうことだ!?って」

選手にいい想いをしてもらいたいと言っている人間が下手な試合はできない

――そういった経験をしたからこそ、悔いなく格闘技をやりたいとか、選手に対して少しでもいい思いをさせてあげたいとか、そういった考えを持つようになったのでしょうか。

「そうですね。選手としては試合中の怪我で自分を出し切れなかったという悔いが残っていたし、裏方としてはみんながみんな恵まれた条件・環境で試合が出来るものではないから、何かを変えなきゃいけない。自分が出来ることをやりたいと思うようになりましたね」

――今回はファイターとしてリングに立つわけですが、自分の試合を通してどんなものを見せたいですか。

「きっと僕のような経験をした選手は少ないと思うんですよね。で、復帰が決まってから逆に恐怖心がなくなったというか、練習でも前よりも怖くなくなったというか、気にしなくなりました。それが試合になった時にどうなるのかは自分でも分かりません。あとは試合には関係ないことかもしれませんが、選手にいい想いをしてもらいたいと言っている人間が下手な試合はできなくない?とは思っています」

――そういった意味では今までの試合とは責任感も変わりましたか。

「昔とはちょっと違うかなと思っています。正直、自分がどれだけ強くなってるか?というのはないんですよね。もし5年前の僕だったら、SAINT選手は問題ない相手だったと思います。でも今回は自分の弱さと向き合いたいというか、試合では怖さをなくして戦いたいです。練習では怖くないようになっているから、いざ試合の時にどうなっているのかですよね。

技術的にはなぜか上がっているところもあって。打撃に関しては技術的に良くなっている。結構人を倒す感覚を掴んでるんですよ。コツン!とやれば、こうやって倒れるんだみたいな。練習では相手にちょっと嫌な顔をされることが多くなりました」

――今の長谷川選手だからこそ見せられる試合があると思うので、それを楽しみにしています。

「ンサン戦で悲しい想いや落胆させた人たちがいたり、もっと頑張ればいいじゃんと言ってくれた人たちもいます。怪我で試合が空きましたけど、前回悲しませた人たちに復活したんだぞという姿を見せたいですね」

■DEEP Summer Festibal in Odaiba視聴方法(予定)
8月31日(土)
午後5時50分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■ DEEP SFIO対戦カード

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢(日本)
SAINT(米国)

<フェザー級/5分3R>
西谷大成(日本)
海飛(日本)

<バンタム級/5分3R>
窪田泰斗(日本)
日比野”エビ中”純也(日本)

<バンタム級/5分2R>
大岩翔哉(日本)
Akiyoshi(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
安井飛馬(日本)

<バンタム級/5分2R>
朝比奈龍希(日本)
漆間將生(日本)

<54キロ契約/5分2R>
坂本瑠華(日本)
月井隼南(日本)

<バンタム級/5分2R>
八須拳太郎(日本)
みやび(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
琥(日本)
近藤大真(日本)

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【UFC ESPN62】カーフで削ったボハーリョが最終回にダウンを奪い、大差判定でキャノニアーに勝利

<ミドル級/5分5R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
Def.3-0:49-45.49-45.48-46.
ジャレッド・キャノニアー(米国)

サウスポーのボハーリョに対し、キャノニアが距離を詰める。ボハーリョは前後のステップからプレスをかけ右ロー、右ジャブでけん制する。ボハーリョが右手を伸ばしたところにキャノニアーが頭を下げて右ストレートのモーションに入った。ここでアイポークが発生し、試合が中断される。再開後、左に回って左ハイを繰り出すボハーリョ。キャノニアーはケージを背負わせて右を伸ばす。

ボハーリョの右カーフを受けたキャノニアーがバランスを崩す。左足が効いたのか、キャノニアがサウスポーにスイッチした。ボハーリョは右ハイを見せる。さらにケージ中央で左ハイを繰り出したボハーリョは、ケージ中央を取ってキャノニアーにケージを背負わせる。キャノニアーが前に出て来るとワンツー、ヒザ、ヒジで迎え撃つボハーリョがさらに右カーフを当てたが、キャノニアーが右を軸に距離を詰めて初回を終えた。

2R、キャノニアーが前に出てボハーリョにケージを背負わせる。右スイングを当てたキャノニアーがラッシュを仕掛けたが、左に回ったボハーリョが逆にプレスをかけていく。左テンカオ、左カーフと散らすボハーリョだが、キャノニアーの前進は止まらない。サウスポーのまま戦うキャノニアーに右ハイを打ち込むが、キャノニアーも左ヒザに右フックを合わせた。オーソドックスに戻したキャノニアーのワンツーがボハーリョの顔面を襲う。

右を受けてフラついたボハーリョだが、ここは打ち返して凌いだ。ボハーリョがジャブとヒザでキャノニアーにケージを背負わせる。しかしキャノニアーはショートの左右フックで押し返した。互いにカーフを蹴り合うなか、キャノニアーが右フックのダブルで追い込みをかけるも、ボハーリョがプレスをかけ返す。左に回るキャノニアーが何度か右を当てたが、ボハーリョも下がらない。

3R、キャノニアーが右を伸ばす。ボハーリョも右フックを返した。下がるキャノニアーは、右ジャブを受けると前に出たが、マウスピースを吐き出したか試合が中断される。再開後、キャノニアーがボハーリョの左テンカオに右ストレートを合わせ、アゴを跳ね上げた。なおもボハーリョは左テンカオを繰り出し、キャノニアーにケージを背負わせる。

距離が詰まるとキャノニアーがダーティ―ボクシングを狙うと、突き放したボハーリョは前蹴りを突き刺した。ボハーリョが右フックからワンツーでキャノニアーを追い込んでいく。右が当たり始めたボハーリョは、左ストレートでグラつかせた。下がるキャノニアーにパンチを浴びせるボハーリョ。右フックを受けたキャノニアーはヒザを着くも、打ち合いでラウンド終了まで凌いだ。

4R、ボハーリョが右ジャブでキャノニアーの顔面を跳ね上げる。キャノニアーはオーソドックスからサウスポーにスイッチしたが、三日月蹴り、バックスピンキックと蹴りを散らすボハーリョの中に入り込むことができない。ここでボハーリョの左ヒザに右ストレートを合わせるキャノニア。左カーフも当てると、ボハーリョも下がってしまう。ボハーリョは右ジャブでキャノニアーを下がらせた。

キャノニアーのパンチとボハーリョの蹴りが交錯したあと、キャノニアーがプレスをかけていく。ボハーリョがワンツーを当てると、キャノニアーも右ストレートを打ち返す。キャノニアーが右カーフを蹴り、パンチを繰り出すも足を滑らせた。ボハーリョは右目下から出血が見られる。打ち合いの中で、ボハーリョが左ボディストレートを突き刺すと、体がくの字に曲がったキャノニアーが下がった。

最終回、ボハーリョの右目は大きく腫れている。そのボハーリョがシングルレッグを狙うが、キャノニアーがバックステップでかわした、距離を詰め続けるボハーリョ。下がるキャノニアーに左ストレートを浴びせる。右ローから右ハーフに繋げたが、キャノニアーも右ストレートを返した。キャノニアーのパンチの打ち終わりを狙うボハーリョは、左を当ててフラつかせた。キャノニアーのパンチにも力がなくなっている。

左ミドル、左カーフを打ち込むキャノニアが、さらにワンツーを突き刺すとキャノニアーがゆっくりとダウンした。トップに回ったボハーリョが左パウンド&エルボーを連打する。パスしてサイドを奪ったボハーリョは肩固めを狙う。キャノニアーはハーフガードで耐えながらサムアップを見せる。キャノニアーも背中をケージに着けて立ち上がったところで試合終了のホーンが鳴った。

裁定はボハーリョのユナニマス判定勝ち。これでボハーリョはオクタゴン7連勝を飾った。


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【UFC ESPN62】キャノニアーと対戦、カイオ・ボハーリョ「過度な減量はしない。明日は水を11L飲む」

【写真】眼鏡からサングラスに変えて、計量をパス (C)Zuffa/UFC

24日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN62「Cannonier vs Borrlho」が開催される。
Text by Manabu Takashima

イベント・タイトルにあるようにメインはジャレッド・キャノニアー×カイオ・ボハーリョというライトヘビー級戦が組まれている。通算戦績16勝1敗、2021年にコンテンダーシリーズからUFCに昇格したボハーリョは、オクタゴンでも8連勝中だ。そのボハーリョ、実はLFAブラジル大会でコメンテーターを務めており、英語で同朋のファイターたちの試合の模様を解説している。眼鏡姿がトレードマーク、インテリジェンスさもセールスポイントといえるボハーリョに、コメンテイターとMMAファイターの兼業の利点を尋ねた。


──週末にジャレッド・キャノニアーとメインで対戦します。今の調子はいかがですか。

「過去最強のコンディションだよ。ファイトウィークは、常にそうなんだ。ハードな練習をしても、リカバリーに細心の注意を払っている。減量のことも常に頭にいれていて、極端な体重の落とし方はしない。そのために食事も摂っているし、水を大量に飲んで体重を調整しているんだ」

──ウォーターローディングを気に掛けているということですね。

「そうだね、凄く多くの水を飲んでいるよ。今日も6リットルほどの水運補給を行ってきた」

──6リットル!!

「イエース。明日は5リットル増やして、11リットルだ。そして明後日には、水分をカットする」

──何とも壮絶に感じるのですが……。それがカイオにとっては厳しいことにならないのですね。ところでカイオはLFAブラジル大会のUFC Fight Pass中継で英語を駆使してコメンテーターをしていますね。ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーでないのに、凄く度胸があるなと最初に視た時は驚きました。

「確かに簡単じゃなかったよ。最初の時は怖かった。でも、与えられた役割をしっかりとこなすことを考えて頑張った。6度、7度と続けていると、自信もついた。それに引退後のことを考えても、いや現役中でもそうだ。ファイター以外の仕事に就くのは良い経験になるからね。

実際にファイターとしてオクタゴンを眺めるのとコメンテーターとして、あの場にいるのとではまるで違う。他の選手の試合をしっかりと見ることになって、ファイターとして視野が広がった。コメンテーターの仕事は、色々なことを習うことができて、選手としても役立つことばかりだ」

──コメンテーターは、ファイトを楽しんでもらうために試合について語る必要があります。解説者目線で、UFC305のメインで行われたUFC世界ミドル級選手権試合=ドリキュス・デュプレッシー×イスラエル・アデサニャを振り返ってもらえないでしょうか。

「ハハハハ。良い試合だったよ。両者、自分の戦いをしようと凌ぎ合っていた。アデサニャは下がりながら、距離をマネージメントしてカウンターを狙っていた。この距離感は良かった。ただ、デュプレッシーにはそういう計算高いファイトも関係ない。

そして、奇妙な技術を持つ。その奇妙な技術が、有効なんだ。自分の世界を創り、世界のベストと戦ってしまう。それで彼は勝った。それでも、全ての対戦相手を倒してきたアデサニャが偉大なファイターであることは変わりない。誰も彼のような成績をミドル級で挙げることはできないだろう」

──ではトップを倒すことが使命といえるミドル級コンテンダーの目線で、あの試合を印象を話してもらえますか。

「アデサニャは、疲れていた。体を大きくして、体重を重くし過ぎたようだ。とはいってもデュプレッシーのゲームは、穴だらけあんだ。闇雲に前に出て、パンチを当てることしかできない。しかも殴ろうとしたときに、相手の攻撃を受ける隙ができる。それだけ対戦相手はアドバンテージを握ることになる。

それでもテイクダウンからバックを奪うのは、効果的だ。グラップリングで、相手を削って行く。そういう局面になると、力強い攻撃ができる。それでもスタンドに戻ると、攻撃の精度が落ちているので、スタンドで倒すことは可能だ。そう感じた。

デュプレッシーが優れたアスリートであることは間違いない。なんせ、UFCで負け知らずだ。良い試合をしてきた。そうだね……あの世界戦はファンにとってはエキサイティングで、グッドファイトだったに違いない。ただし、技術的にはベストファイトではなかった。あの世界戦を見て、僕の技術力は全局面において世界のベストの1人だと自信を持っている。僕は彼らよりレスリングができ、打撃もグラップリングも併せ持つウェルラウンダーだ。全ての要素を融合させることで、相手にとっては予測困難な戦いが可能になる。ハードトレーニングを続けることで、誰と戦ってもアドバンテージを持って試合に臨むことができるんだ」

──その言葉をキャノニアー戦で立証できるのか。期待して見させてもらいます。

「キャノニアーはタフな相手だよ。経験豊かで、彼のやりたい試合をされると厄介だ。既に5R戦も経験しているし、僕の実力がこのスポーツの頂点にあることを証明するのにベストな相手といえる。

間違ってもイージーファイトになるなんて、口にすることはできない。でも、彼を疲れさせてからパンチを顔面に集中させる。ダウンを奪うと、サブミットだ。キャノニアーは過去に一本負けしたことがないけど、柔術、グラップリングと引き出しが多い僕には、それを可能にするだけのスキルが身についている。

勝負の鍵は、どれだけプッシュして戦えるかだ。キャノニアーはもう40歳、ラウンドの中盤にはペースが落ちる。対して、僕は31歳になったばかりでハイペースで戦い続けることは何も問題にならない。彼には居心地が悪い時間を創り、疲れさせる。そうすると、もう僕のファイトになる」

──ファンが見る上で、注目してほしいところは?

「接近戦で戦うことだ。彼と戦う相手は、そのパワーを警戒して距離を取りたがる。でも僕は、そういう危険なゾーンで戦うことを問題視しない。目の前に立ち、思い切り顔面にパンチをくれてやる。そしてキャノニアーに勝って、その次の試合も勝ってトップ5入りを傍すよ」

■視聴方法(予定)
8月25日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時15分~U-NEXT

■ UFC ESPN62対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ジャレッド・キャノニアー(米国)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<TUF32ミドル級決勝/5分3R>
ライアン・ロダー(米国)
ロバート・ヴァレンティン(スイス)

<TUF32フェザー級決勝/5分3R>
カーン・オフィリ(豪州)
マイロン・サントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R
マイケル・モラレス(エクアドル)
ニール・マグニー(米国)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)

<ライト級/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
フランシス・マーシャル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホセ・メディーナ(ボリビア)
ザック・リース(米国)

<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
ハメ・ジョントップ(ペルー)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
タジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ヴィクトリア・レオナード(米国)

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【UFC】速報中!UFC 301: Pantoja vs. Erceg

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ゴールデンウィーク後半戦3日目も格闘技。ブラジルのリオデジャネイロ ファーマシィ・アリーナでUFC 301: Pantoja vs. Ercegが開催されます。ついこの前300回の記念大会で盛り上がったばかりですが、UFCの回転の速さたるやなんと言ったらいいか。今回はブラジル大会だけあってブラジル人ファイターをズラッと並べるラインナップ。メインではアレクサンドル・パントーハがフライ級の王座防衛戦に臨み、セミではジョゼ・アルドが復帰戦を迎えます。本日もU-NEXTで観戦しつつ電波と充電の続き限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【ミドル級】
×ポール・クレイグ
(2R KO)
○カイオ・ボバーリョ
打撃の交差からクレイグがタックルで組み付く。しかしボバーリョはケージを背にして堪える。さらにクレイグが自ら寝転んで下から足関節を狙うがボバーリョは素早く反応。その後もクレイグは引き込む動きを見せるがボバーリョは全く付き合わない。スタンド主体の展開になるとクレイグのミドルに合わせてボバーリョがフック、ジャブをヒットさせる展開でラウンドを終えた。
2R、やはりミドルを多用するクレイグ。対するボバーリョはそれにパンチを合わせる。さらに飛び膝!これでクレイグはダウン。しかしボバーリョは深追いしない。スタンドに戻るとボバーリョの左右のフックがクリーンヒット!クレイグが大の字になってレフェリーが試合を止めた!


【ミドル級】
○ミシェル・ペレイラ
(1R フロントチョーク)
×イーホル・ポティエリア
1R、開始直後の打撃の交差。ペレイラの左ジャブでポティエリアはダウン。ペレイラはすかさずバク宙パスガード。立ち上がろうとしたポティエリアの首を捕らえるとスタンディングのギロチンチョーク!これがガッチリ極まってポティエリアはタップ!ペレイラが鮮やか過ぎる一本勝ち!試合後レフェリー陣が集まって協議。ペレイラのバク宙パスガードの時に膝がポティエリアの顔面に当たった事か。。。しかし裁定は変わらず。


【ライトヘビー級】
○アンソニー・スミス
(1R フロントチョーク)
×ビトー・ペトリーノ
1R、開始直後からフックを振り回すペトリーノ。あまりの圧力にスミスは後退。ケージに追い込まれるとペトリーノはタックル。抱え上げてテイクダウンするがスミスはギロチンチョーク!下になりながらタイトに絞め上げるとペトリーノはタップ!スミスが一本勝ちです!ペトリーノの連勝を止めた!


【バンタム級】
○ジョゼ・アルド
(判定3-0)
×ジョナサン・マルチネス
1R、プレスを掛けるアルドに対してマルチネスは得意のインロー、カーフ。アルドはある程度受けながらボディを交えたパンチを返す。中盤に入るとマルチネスはミドルを多用。しかしアルドもパンチを的確に当て、ジリジリした緊張感のあるままラウンド終了。手数では若干アルドが上手か。
2R、アルドがマルチネスのお株を奪うインローをヒット。さらに細かいパンチを集中。嫌ったマルチネスはタックルで組み付いてケージに押し込む。会場からはブーイング。アルドの腰は重く、ブレイクがかかる。再開すると至近距離での打ち合い。アルドは左右のボディから膝蹴り。さらにアッパーも含めたパンチで畳みかける。マルチネスもフックを返すが有効打はアルド。終了間際には間合いを詰めるマルチネスに対してアルドは距離を取ってラウンド終了。
3R、引き続き至近距離での打撃戦。アルドはボディに左ジャブ、右ストレート、膝蹴りと多彩な攻めを見せる。マルチネスは得意のインローは影を潜めてパンチに肘、時にはバックハンドブローを見せるがクリーンヒットはない。中盤に入るとアルドの猛攻。左右の連打にボディを交えるとマルチネスは千鳥足。あと一発でKOというところまで追い込むが冷静に胴タックルでテイクダウン。上から削って試合終了。判定はもちろんアルド。経験の違いを見せつける完勝です。これでUFCと契約終了のアルド。再契約か別プロモーションに進むのか。


【フライ級タイトルマッチ】
○アレクサンドル・パントーハ
(判定3-0)
×スティーブ・エルセグ
1R、開始直後に間合いを詰めるパントーハ。パンチを振るってからタックルで組み付く。しかしエルセグは突き放して回避。しばらくスタンドの展開が続く。するとパントーハがタックルで組み付いて足を掛けてテイクダウンに成功。立ち上がるエルセグに対してすぐにパンチを打ち込んで倒すと、バック→サイドとポジションを移行。強めのパウンドを打ち込むがエルセグは身体を動かして回避。何とかラウンドを終えた。
2R、やはりパントーハが間合いを詰める。一気に組み付くと倒しにかかるがエスセグは脱出。スタンドの展開。パンチの交差からパントーハが組み付くと投げでテイクダウンに成功。簡単にマウントを奪取。しかしエルセグはスイープに成功。スタンドの脱出するとエルセグのパンチをヒットし始める。嫌がったかパントーハもパンチを振るってタックルに行くがエルセグはこれを切ってスタンドの展開。パントーハは嫌な展開だったが終了間際にも組み付いてテイクダウンしてラウンド終了。エルセグの打撃が何とも不気味だ。
3R、これまでに比べるとやや静かな立ち上がり。スタンドで距離を置いてプレスをかけるのはエルセグだがなかなか手数が出ない。パントーハも組み付くがエルセグはすぐに突き放す。このままいくかと思いきやパントーハがパンチを効かせてからのタックルでテイクダウンに成功。すかさずバックに周ってポジションをキープしてラウンドを終えた。このラウンドもパントーハか。
4R、後がないエルセグは自分からタックルに行くが簡単に切られてしまう。スタンドの攻防が続くとプレスを掛けるのはエルセグ。パントーハは額をカットして出血。中盤に入ってエルセグが再びタックルに行くがパントーハはこれも切ってスタンドの時間が続く。互いに大きな展開を作る事が出来ないままラウンド終了。
5R、前に出るパントーハに対してエルセグがタックルでテイクダウン。しかしパントーハはすぐにスイープしてバックに周る。立ち上がるエルセグの背中に張り付いてコントロール。またしてもグラウンドに引き込む。しかしエルセグはスタンドに脱出。エルセグはアッパー、フックを単発ながらヒットさせて反撃。さらにエルセグがタックルでテイクダウンしかけるがパントーハは身体を入れ替えて上を奪取。パウンドを当てて勝利を印象付けて試合終了。判定はもちろんパントーハ。王座防衛に成功です。
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AB o UFC アレッサンドロ・コスタ ウィリアム・ゴミス エイドリアン・ヤネス カイオ・ボハーリョ キック ジェレミー・スティーブンス ジャック・ショア ジョゼ・アルド ペドロ・ムニョス ボクシング ポール・クレイグ マウリシオ・ルフィ マット・シュネル マルロン・ヴェラ ロブ・フォント

UFC301:オッズ/予想と展望

アレクサンドル・パントーハ 1.52
ティーブ・エルセグ 2.60
ジョナサン・マルチネス 1.62
ジョゼ・アルド 2.36
アンソニー・スミス 4.90
ビトー・ペトリーノ 1.19
ミシェウペレイラ 1.18
イーホル・ポティエリア 5.10
ポール・クレイグ 5.10
カイオ・ボハーリョ 1.18
ジャック・ショア 2.40
ジョアンダーソン・ブリート 1.60
カロリーナ・コバルケビッチ 4.30
ヤスミン・ルシンド 1.24
エルブス・ブレナー 3.15
ムイクティベク・オロルバイ 1.38
ジェアン・シウバ 1.80
ウィリアム・ゴミス 2.05
ジョアキム・シウバ 2.50
ドラッカー・クロース 1.56
マウリシオ・ルフィ 1.52
ジェイミー・ムラーキー 2.60
ディオネ・バルボサ 1.46
エルネスタ・カレツケイテ 2.80
イスマエル・ボンフィム 1.19
ヴィンス・ピシェル 4.90
アレッサンドロ・コスタ 1.70
ケビン・ボルハス 2.20

ブラジル大会のナンバーシリーズ。しかし先月の記念大会で駒を使い切ったせいで、苦しんだ跡が見えるメインとセミのカードに。

メインのタイトルマッチが地元の王者パントーハの防衛戦というのは決まっていたが、挑戦者候補が怪我などで次々にいなくなり、3月に判定勝ちしたランキング7位のモカエフまでが挑戦者枠に入っていたが、どうせ下位ランカーにするならありえないくらいの飛び級にした方が話題になると考えたのか、発表された挑戦者はランキング10位・UFCデビューから11ヶ月のエルセグ。

エルセグは去年の2月には地元オーストラリアのイベントで、日本の平井相手に防衛戦を行っていた。1Rチョークで勝利すると、試合後のバックステージでUFCとの契約が決まる。UFCデビュー戦はマット・シュネルの欠場で回ってきたランキング10位のドボジャーク戦で、僅差ならが判定勝ちしていきなりランクイン。2戦目はランカーと対戦予定が相手が欠場し、ノーランカーの代役との対戦で、またも接戦となり三者29-28の僅差判定勝ち。3月の前戦では、ベテランでランキング9位のマット・シュネルに初のフィニッシュ勝利となるKO勝ち。とはいえ、試合後のマイクでは「トップ5と戦いたい」という主張で、今回のような特殊な事情がなければ、王座挑戦が回ってくることはなかっただろう。

オッズは大差でパントーハ…と思いきや、そこまでの差ではない。それでもタイトル挑戦したモレノ戦、初防衛のロイバル戦よりは評価が高いが。

絞め技での勝利が多いグラップラーと思っていたが、前戦のシュネル戦ではKOパンチを持っているところも見せたエルセグ。が、それは相手のシュネルが打たれ弱くなっているという理由もあったし、1戦目・2戦目の内容を見ると、ランキング相応の実力で、底が見えないという印象ではない。順当にパントーハが防衛か。

パントーハ一本勝ち。

セミでは引退したジョゼ・アルドが復帰。もともと体力的に限界を感じての引退ではなかった。バンタム級でマルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントに3連勝し、ドバリシビリに判定負けした時点での引退表明。勝てばタイトル再挑戦もある試合だったが、負けたことで実績を積み直すよりも、新たな舞台であるボクシングへ挑戦を行うことを選択しての引退だった。

ボクシングではここまでエキシビションで1勝、プロ公式戦では1勝1分けで、同じ元UFCジェレミー・スティーブンスには引き分けているが、本人が希望するフロイド・メイウェザーなどのビッグネームとの対戦は実現していない。

引退が早かったとはいえ、もう37歳。あくまで地元大会で、目玉カードなく困っていたUFCが出したオファーを受けただけの限定復帰なのか、本格的に復帰するのか。相手はランキング12位でUFC屈指のローキッカー・ジョナサン・マルチネス。現在6連勝中で、ここ3戦はローキックを武器に勝利。特に前戦はエイドリアン・ヤネスからインローで戦闘不能に追い込んでKO勝ちしている。ボクシングに専念していたアルドにとっては危険な相手。

マルチネス判定勝ちと予想。

第1試合開始は5日朝7時から。速報します。

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UFC299:第4試合・ミシェウ・ペレイラ vs. ミハル・オレクシェイチュク

ミドル級。

MMA界最高のファンタジスタペレイラだが、UFC5連勝でランキング入りしたところで、元タイトル挑戦者のスティーブン・トンプソン戦で体重オーバー→試合中止になり、その後は階級を上げている。ミドル級初戦となった昨年10月のアンドレ・ペトロスキー戦では飛び込んでのパンチでダウンを奪い、パウンドラッシュでKO勝ち。今日UFCデビューするマイケル・ペイジとの対戦は見たかったが、体格的にはミドル級が適正に見えるし、この階級での活躍をきたいしたいところ。30歳。

ポーランドのオレクシェイチュクはミドルに落としてからここまで3勝1敗。3勝はすべて1RでのKO勝ち。左のパンチが強いKOパンチャーだが寝技が弱点で、ミドル級での1敗はカイオ・ボハーリョにテイクダウンされてバックからのチョークで一本負けした試合。UFCでの4敗のうち3試合が一本負けで、7勝のうち6勝がKO勝ち。29歳。

下から上げてきたペレイラ vs. 上から落としてきたオレクシェイチュク。オッズは微差だがペレイラがフェイバリット。

入場でダンスを見せるペレイラ

ミドルを入れたペレイラ。またミドルから左フック。前に出てきたオレクシェイチュク。左右にステップしながら腹に前蹴り。さらに腹にボディストレート。効いた!詰めたペレイラが腹にテンカオを打ち込みケージ際でバックに回る。チョーク!がっちり入りオレクシェイチュク落ちた!

ウェルター時代より強くなっているペレイラ。次はランカーと組まれるか。ウェルターでのマイケル・ペイジ戦も見たかったが。

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UFC on ESPN+94:第9試合・ホドルフォ・ヴィエラ vs. アルメン・ペトロシアン

ミドル級。昨年11月に組まれていたが、試合当日のイベント開始後にペトロシアンが体調不良となり中止となっていた。

柔術世界王者ヴィエラ。UFC4勝2敗で、勝った試合はすべて一本勝ち(キャリアでも9勝中一本勝ちが8回)。しかし寝技の強さに反して、打撃・テイクダウンには穴がある。アンソニー・ヘルナンデスには失速してギロチンで一本負け、クリス・カーティスにはテイクダウンを奪えず、引き込みにも付き合ってもらえずで判定負け。自分の型にハマれば強いが、持ち込めないと厳しいといういびつなファイトスタイル。34歳。

元キックボクサーのペトロシアン。UFC3勝1敗。次の試合に出るカイオ・ボハーリョには組まれてバックを取られる展開で判定負け。ストライカーならタックルを切って打撃で勝負したいところだが、デビューから3戦はいずれもテイクダウンを許している。前戦はUFC1勝0敗のクリスチャン・リロイ・ダンカン相手にようやくテイクダウンをすべて防いで打撃を入れての判定勝ち。33歳。

典型的なグラップラー vs. ストライカーでオッズは拮抗している。

ペトロシアンがカーフ、ジャブを入れる。詰めるペトロシアン。前蹴り。間合いに入れないヴィエラ。蹴りを入れていくペトロシアン。ペトロシアンのジャブをかいくぐってタックルに入ったヴィエラ。バックに回るがペトロシアン立った。ケージで正対したところでヴィエラ今度はダブルレッグでテイクダウン。またバックに回る。ハーフバックにしてパンチを入れるヴィエラ。また立って正対したペトロシアン。ヴィエラまたダブルレッグに入ると抱え上げてテイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。残り1分。マウントに。パウンド。脇を上げたヴィエラが肩固めへ。タップアウト!

ペトロシアン、タップじゃなかったと抗議。たしかに叩き方は微妙だったが、タップと見られても仕方がない動作。裁定はどうなる?

抗議は通らず、ヴィエラの一本勝ちに。そりゃそうだ。

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【UFN231】マゴメドフのプレスに耐え、3Rにダウン&バック奪取のボハーリョが判定勝ちでUFC本戦5連勝

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
アブス・マゴメドフ(ドイツ)

サウスポーのボハーリョが距離を取って関節蹴りを繰り出す。マゴメドフは右を振るいながら距離を詰めるも、ボハーリョがバックステップでかわす。左ハイからサークリングするボハーリョは、ワンツーで飛び込んだ。これをかわされると再び距離を取る。マゴメドフが右前蹴りをボディに突き刺すも、ボハーリョの足は止まらない。マゴメドフが右ストレートを伸ばすと、ボハーリョがバランスを崩した。ボハーリョにケージを背負わせたマゴメドフが、ボディに右ストレートを伸ばす。ボハーリョは右サイドキック、左ミドルを繰り出すが、マゴメドフの前進は止まらない。

残り1分30秒で、ボハーリョがダブルレッグで飛び込んだが、マゴメドフがスプロールした。ボハーリョの立ち上がり際にマドメドフが右ハイを狙う。ケージを背負ったボハーリョがワンツーを伸ばしたところで、マゴメドフの左手がアイポークに。試合は中断され、ドクターチェックが入る。再開後、ケージ中央でマゴメドフがワンツーを繰り出した。ボハーリョも距離を詰めたところでラウンドが終了した。

2Rもマゴメドフがプレスをかける。ケージを背負ったボハーリョにマゴメドフがフックの連打を浴びせる。ここでケージ中央に回ったボハーリョが蹴りを散らすも、マゴメドフを止めることはできない。しかしボハーリョから距離を詰めて右フックを当てると、一瞬マゴメドフの動きが止まった。さらにボハーリョがパンチで追撃する。さらにボハーリョの右ジャブが当たり始める。右ジャブから左ボディを突き刺すボハーリョ。マゴメドフの右フックをブロックし、距離を詰めていくシーンが増えてきた。マゴメドフも右ボディストレートを伸ばす。残り20秒でケージを背負ったボハーリョが左跳びヒザを、マゴメドフの脇腹に当てた。

最終回、ボハーリョが観客を煽る。ボハーリョの右ローに、マゴメドフが左右フックを合わせた。右ジャブを伸ばして距離を保つボハーリョは、左ハイを当ててからテイクダウンのフェイントを見せる。マゴメドフも左右の蹴りを散らし始めた。ボハーリョは右ヒジ、左ストレートからプレスをかけてマゴメドフにケージを背負わせた。やや動きが落ちたマゴメドフに対し、ボハーリョが右ジャブから左の縦ヒジを当てる。これが効いたかマゴメドフの動きが止まり、下がるように。一気に前に出るボハーリョのパンチを受けて、マゴメドフが嫌がるようにダウンする。ボハーリョはトップからバックへ。マゴメドフはパンチを受けながら振り落とそうと試みるも、ボハーリョがバックマウント奪取から四の字フックへ。ボハーリョがパンチで削るも、マゴメドフが堪えて試合終了のホーンを待った。

裁定はボハーリョのユナニマス判定勝ちに。これでボハーリョはUFC本戦で5連勝となった。


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