カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 エンリケ・バルゾラ キック チムール・カイズリエフ

【PFL2024#06】カイズリエフがバルゾラに判定勝利して16連勝。勝ち点を6に伸ばす

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

バルゾラがジャブを見せながら細かくステップする。カイズリエフはそこにワンツーを見せて右の三日月蹴り、スピニングバックキックも繰り出す。さらにカイズリエフはジャブ、右フック、右カーフと手数を増やし、飛び込んでの左フックを当てる。バルゾラもジャブと右ストレートを返し、バックステップしながら左フックを狙う。

パンチから右ハイキックにつなげるバルゾラ。カイズリエフはジャブを伸ばして関節蹴りと右カーフ。バルゾラはジャブ・左フックを打ち返す。カイズリエフはパンチから足をかけるようなテイクダウンを狙い、距離が離れるとジャブを突く。バルゾラは変わらずジャブ・左フックを見せ、カイズリエフは右のボディストレート。終盤、バルゾラが立て続けに右ストレートを放ち、ダブルレッグでテイクダウンを狙う。切ったカイズリエフは右ローを連続で蹴る。

2R、カイズリエフがプレッシャーをかけて左ハイキック。バルゾラが距離を詰めてくるところに右ストレートを打ち下ろす。バルゾラも右ハイキックを蹴って、パンチで前に出ていこうとするが、カイズリエフはジャブと右カーフを当てる。徐々にカイズリエフが前に出る時間が長くなり、バルゾラのジャブに右をかぶせ、右のヒザ蹴りから右ストレート、右カーフを当てる。

カイズリエフは右ヒザから右ストレート、テイクダウンも仕掛ける。完全にペースをつかんだカイズリエフはジャブと右カーフ、バルゾラの前進に右のカウンターを合わせつつ、バルゾラのダブルレッグを切って、そのままバックにつく。スタンドでバックコントロールしながらバルゾラの足にヒザ蹴りを入れ、バルゾラが正対すると無理せず離れた。ラウンド開始前、左目尻をカットしたバルゾラにドクターチェックが入る。

3R、カイズリエフは右カーフを蹴って、右ストレートを打ち下ろす。右の前蹴りを当ると、ダブルレッグでテイクダウンを奪い、腰をコントロールしてトップキープする。そのままバックへ回り、立ち上がるバルゾラをケージに押し込む。バルゾラが正対すると、カイズリエフは自ら離れた。試合が打撃戦になるとカイズリエフはジャブを細かく当て、パンチで前に出ていくバルゾラをバックステップでかわす。

カイズリエフはシングルレッグに入り、バルゾラをケージまで押し込むとダブルレッグに切り替えてテイクダウンに成功する。バルゾラが背中を見せて立ち上がると、カイズリエフは深追いしない。必死にパンチで前に出ていくバルゾラ。右アッパーと左フックを当て、カイズリエフのダブルレッグを切ってギロチンを狙うが極まらない。カイズリエフは無理にフィニッシュは狙わずに試合終了を迎える。試合はカイズリエフが判定勝利し、3Pを獲得。勝ち点を6に伸ばすと共に無敗記録を16とした。


The post 【PFL2024#06】カイズリエフがバルゾラに判定勝利して16連勝。勝ち点を6に伸ばす first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#06 YouTube   その他 アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ エンリケ・バルゾラ ガブリエル・ブラガ キック ゴイチ・ヤマウチ シャミル・ムサエフ ジャスティン・ゴンザレス タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ラウレアノ・エスタロポリ ルカ・ポクリ ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

【PFL2024#06】計量終了 残念過ぎるボリッチの離脱。混戦フェザーと、ウェルター級は消化試合も??

【写真】この身長差があるうえで、大幅に計量失敗(C)PFL

28日(金・現地時間)、サウスダコダ州スーフォールスのサンフォート・ペンタゴンで開催されるPFL2024#06の計量が26日(木・同)に行われた。
Text by Manabu Takashima

レギュラーシーズン最終戦はフェザー級とウェルター級の2階級の2戦目が実施される。しかしフェザー級で2位で、6位のバッバ・ジェンキンスと戦うガブリエル・ブラガが150.6ポンド(68.31キロ)と1Pオーバー規約からも4.6ポンド──2キロもオーバーに。獲得Pから1Pをペナルティで失うが、これだけ体重オーバーでポイント獲得できるのは、如何ともしがたい。

現在ポイントのないジェンキンスは不戦勝の3Pではプレーオフ進出は果たせないので、計量失敗したブラガとの試合に臨むしかない状況下にある。とはいえ少しでも対等な条件で戦うというコンバットスポーツの前提から、大きく逸脱しているといっても良いだろう。


そのフェザー級、プレーオフ出場権圏内の4位(3P)につけていたアダム・ボリッチが負傷欠場で、残念ながらシーズン終幕を迎えた。SNSでボリッチは電動キックボードのような乗り物に台を置き、その上に固められた右足を乗せてヒザ立ち状態で欠場を報告し、再起を誓っていた。

残念すぎるボリッチの離脱、代役はリザーブ戦で勝利したテイラー・ダイヤモンドが務め、8位のブレット・ジョンズと対戦する。

1位のブレンダン・ラウネーンは9位のジャスティン・ゴンザレスと。3位(3P)のチムール・カイズリエフは無得点=7位のエンリケ・バルゾラと。5位(3P)のカイ・カマカ3世は最下位のペドロ・カルバーリョと戦う。

そして下位のファイターが上の選手を食う力を持っているなか、ブラガは勝利Pから1Pが差し引かれることもあり、プレーオフ進出の行方は最後まで予想がつかないフェザー級だ。

対してウェルター級は1位のドン・マッジと、0点で6位のネイマン・グレイシーとの対戦はウェルター級の初戦で組まれている。

結果マッジは3Rまでにフィニッシュをすれば、早々にプレーオフ進出が決まる。

この他、2位のムラッド・ラマザノフが3位のシャミル・ムサエフ、4位のマゴメド・ウマラトフは9位に甘んじるブレナン・ワードと。

3Pを持ち、5位のゴイチ・ヤマウチは7位のアンドレイ・コレシュコフと相対する。8位のローガン・ストーリーは最下位ラウレアノ・エスタロポリの欠場で、代役ルカ・ポクリとウェルター級最終試合で戦う。

その他の試合結果次第、特に2位と3位の潰し合いがあるなかで、プレーオフ進出のボーラーラインが何ポイントになっているのか。ローガン×ポクリは消化試合になる可能性もある。

なお今大会はレギュラー戦でなく、Bellatorからロレンツ・ラーキンがワンマッチでアラン・ドミンゲスとPFLデビュー戦を戦うことが決まっている。

■視聴方法(予定)
6月29日(土・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#06計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー: 170.4ポンド(77.29キロ)
ルカ・ポクリ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・ウマラトフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
ブレナン・ワード: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ: 150.6ポンド(68.31キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 170.8ポンド(77.47キロ)
アラン・ドミンゲス: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ: 170.4ポンド(77.29キロ)
シャミル・ムサエフ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ: 146ポンド(66.22キロ)
エンリケ・バルゾラ: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ: 170.6ポンド(77.38キロ)
アンドレイ・コレシュコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 146ポンド(66.22キロ)
カイ・カマカ2世: 146ポンド(66.22キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ: 169.8ポンド(77.01キロ)
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブレット・ジョンズ: 145.6ポンド(66.04キロ)

■視聴方法(予定)
6 月28日(金)
午後9時15分~ U-NEXT

The post 【PFL2024#06】計量終了 残念過ぎるボリッチの離脱。混戦フェザーと、ウェルター級は消化試合も?? first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 アダム・ボリッチ エンリケ・バルゾラ

【PFL2024#03】ボリッチ、ペルヴィアンゾンビ=バルゾラとのタフファイトを競り勝ち3Pを手にする

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

1年半振りの復帰戦となるボリッチ、バルゾラのインローが急所に当たり試合が中断。いきなりの水入りも再開されるとボリッチが左リードフックから右カーフを蹴る。ボリッチはジャブを差し、右カーフから左を当てるともう一発左フックを打ち込みバルゾラが後方に倒れる。すぐに立ったバルゾラだが、距離を掴めず引き続きジャブを被弾しながら前に出る。誘って右を入れたボリッチはカーフを蹴り、シングルレッグを切って逆にレッグリフトからバルゾラを倒す。

ここもスタンドで待ち受けたボリッチは左ジャブを当て、左フック&右カーフ。バルゾラも左を返すが、続くダブルを切られる。ここでボリッチにアイポークが見られショートブレイク。これで流れが変わったが、バルゾラのヒザ蹴りから組みのなかでボリッジの足が突然泳ぐ。ここから一気に動きが落ちたボリッチは、ダブルレッグでテイクダウンを許すと組んでのパンチを纏められる。さらにボディロックから倒されたボリッチは両足フックを許す。RNCは防ぎ、スクランブルに持ちこんだボリッチだが──まさかの展開で初回を落とした。

2R、バルゾラの質量が上がり圧を掛けるなか、右オーバーハンドをかわしたボリッチが左を当てる。ボリッチは引き続き左ジャブを当て、ダブルレッグを切ってワンツー。前に出るバルゾラは左右のフックを振るう中で、右フックを打ち抜かれダウン。ここはパウンドのボリッチは、立ち上がったバルゾラをパンチのラッシュで追い込む。

タフなバルゾラに対し、一旦息を整えたボリッチが再びパンチ、ヒザ蹴りで攻め立てる。しかし、バルゾラはダブルレッグからバックへ。落としたボリッチだが、打撃の間合いでシングルレッグテイクダウンを奪われる。バルゾラはハーフで我慢の展開となり、攻め疲れのうえに削られる。足を抜きマウントを取ったバルゾラに対し、ブリッジからスクランブルのボリッチは、ヒザ蹴りを空振りして尻もちをつく。バルゾラは蹴り上げを捌いてパウンドを狙うがボリッジも許さず2Rが終わった。

最終回、まずジャブを当てたのはバルゾラ。ボリッジもジャブを返して左フック。一瞬腰が落ちたバルゾラだが、すぐに持ち直して前に出る。右オーバーハンドからのダブルを切ったボリッチが右をヒット。バルゾラのダブルレッグをスプロールしたボリッチだが、圧を受け下がり方が悪くなっている。そこに右オーバーハンドを入れたバルゾラは、ニータップを切られた直後に右オーバーハンドを当てる。

ボリッチは右を空振りして姿勢を乱すなど、リズムが悪い。それでもジャブから右を繰り出したボリッジが右カーフを効かせる。さらにショートアッパーのボリッチ、バルゾラの右にも左フックを入れる。もう一発左フックを当てたボリッジは、ダブルレッグを切って右ロー。バルゾラはワンツーからシングルレッグを決める。残り40秒、腰を押して立ち上がったボリッジが逆にボディロックでテイクダウンを狙う。

ケージを背負って耐えたバルゾラと最後の10秒の殴り合いで、体が流れながら左を当てたボリッジはタイムアップと同時に笑顔を浮かべた。初回はバルゾラ、2Rはボリッチ。最終ラウンドはボリッチの左フックと、バルゾラのクリーンテイクダウンがどれだけ評価されるのか。結果、ボリッチが判定勝ちを収め3Pを手にした。


The post 【PFL2024#03】ボリッチ、ペルヴィアンゾンビ=バルゾラとのタフファイトを競り勝ち3Pを手にする first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB BELLATOR Brave CF BRAVE CF80 IMMAF MMA MMAPLANET o PFL UFC WWE エンリケ・バルゾラ ブログ ホゼ・トーレス ンコシ・ンデベレ

【BRAVE CF80】ンコシと再戦=防衛戦、ホゼ・トーレス「タップを奪うためにサブミッションは仕掛けない」

【写真】元祖、拳の届く位置に留まって打撃戦を繰り広げる男。初代、MMAグローブでブロッキングをするファイター(C)BRAVE CF

15日(金・現地時間)、バーレーンはイサタウンのハリファ・スポーツシティ・アリーで開催されるBRAVE CF80のメインで、BRAVE CFバンタム級王者ホゼ・トーレスがンコシ・ンデンベレの挑戦を受ける。
Text by Manabu Takashima

IMMAF世界大会2連覇からTitan FCと契約し、UFCへの道を模索した。そして2階級制覇を果たし、UFCと契約も時はフライ級冬の時代。トーレスは1勝1敗、わずか2試合でフリーとなりBRAVE CFを終の棲家に決めた。フライ級からバンタム級に転じ、王座奪取も判定には論議の的となった。僅か4カ月のインターバルで再戦に応じたチャンピオンに、現代MMAの判定問題にメスを入れてもらい、この試合に賭ける気持ちを語ってもらった。


──金曜日にンコシ・ンデンベレとBRAVE CFバンタム級王座初防衛戦に臨みます。もうかなり頬がこけていますね。

「計量の2日前だから、今は痩せこけているよね(笑)。減量はこのスポーツで、最も大変なプロセスだ。フライ級で戦おうが、バンタム級で戦おうが、その辛さは変わりない。僕はちょっとした事情があって、太りやすいからね。ファイトウィークに入っても水分を多くとって、汗をかいている。今回は計量の1日前に体重をリミットまでもってきたから、ここまで痩せてしまっているけど、それが僕のアドバンテージになる」

──そんな時にインタビューを受けてもらってありがとうございます。

「いや、こうしている方がリラックスできるんだ。体重を落としながら、体調は落とさないようにするにはリラックスすることが一番だから。そうすれば計量後のリカバリーもスムーズになる。全ては試合の日に全力で戦えるようにするためだよ。ここまで順調に来ていて、ハッピーだ」

──前回は標高2600メートルのボゴタでの試合、ファイトウィークの調整も難しい面もあったかと思います。

「ボゴダとバーレーンのファイトウィークは違うといえば違うし、同じといえば同じだ。パンアメリカン・ゲームスのあとにメインで戦い、会場にはメキシコ人、プエルトリコ人、パンアメリカン……特にラティーノの声援をバックに戦うことができた。最高の雰囲気だったんだ。僕の勝利を見て、自分だってできると思ってくれた人がたくさんいたと思う。あそこでメインを戦えたことは、凄く名誉なことだよ。

そして今回はバーレーンという第2の故郷で戦える。ここでは僕はちょっとした有名人で、皆が声を掛けてくれる。街を挙げて応援してもらっているような雰囲気だし。大きな会場で戦っても、シェイク・ハリファを始めバーレーンのプリンスたち、僕の知っている人々の顔がニュートラルコーナーに並んでいるんだ。イベントの空気も最高だ。火柱が上がるなかを入場をして、まるでMMAプロモーションがWWEになったかのようなんだ。そんな素晴らしい舞台で戦うことができるのが、BRAVE CFの最大の特徴であり良さといえる。ここでメインを戦うことも、光栄だよ」

──とはいえダイレクトリマッチになったのは、ンコシの判定への不満が正当であるとBRAVE CFが認めたような感じはしませんか。

「まぁ、ジャッジの裁定がもめるのはMMAにつきものだから。それはファイトビジネスの一部。人々は勝った・負けたと色々なことを言うけど、ベルトは僕が巻いている。そして、あの試合は僕が勝っていた。ただ4カ月後にまた戦うって、珍しいよね。同じ相手と戦うためにファイトキャンプを行った。ンコシもそうだろうけど、前回の試合とは違うファイトを見せることになると思う。どっちが大きい、どちらが速い、どちらがパワフルなのか。そこが焦点になるのも良いだろう。でもね、今回の試合は1度目より頭を使った試合になるよ。そして、僕は2Rで彼を眠らせる」

──つまり判定まで試合をもつれ込まさないということでしょうか。

「フィニッシュは狙っているよ。ただし、5Rフルに戦った時のためにジャッジは存在していて。正しく判断することが必要になってくるんだ」

──最近はテイクダウン&コントロールが、以前と比べて軽視されている向きもあります。同時にニアサブミッションも考慮されることがあったり、なかったり。かなりジャッジの裁定には開きがあるようにも感じられます。

「前回の試合、僕自身は49-46で取ったと思っている。悪くても48-47だろう。1人のジャッジは49-45で僕、もう1人は49-47で僕だった。でも、もう1人は47-48でンコシの勝ちにした。最後の3R、僕はテイクダウンして抑えつけ、腕十字やRNCを仕掛けた。

どっちの方が危ない局面にいたのか。ンコシは腕が伸び、絞められてゼェゼェ言っていたんだよ。

確かに打撃の数は向うが多かった。1Rには前蹴りを被弾し、カットもあって僕は追い込まれたように見えただろう。

ラウンドを落とした。それは認めるよ。あのラウンドは僕のラウンドじゃなかった。でも投げも決めたし、流血しようが本当にダメージがあるとフリップで投げることなんてできやしない。

2R以降は血も止まったし、ダメージもなくテイクダウン、投げも決めた。サブミットしかけた。それで、あんな風に裁定されるならオープンスコアシステムを導入した方が戦いやすい。確実にこっちが取っているラウンドも、向うにつけるジャッジがいるんだから。それができないなら、しっかりと打撃とテイクダウン、そしてサブミッションの評価に基準を設けてブレがないようにしてほしいね。

それに一発のパンチで流血して、15発の有効打を台無しにされたくない。まぁ、前回の試合は2人が僕の攻撃を有効と認めてくれて良かったよ」

──判断基準がブレない、ここは本当にそう思います。そのうえで前回の試合を考慮し、今回の試合では気を付けないといけない点はどこにあると考えていますか。

「前回の試合では、ンコシの気持ちがどれだけ強いのかが分かっていなかった。抑え込んでも、そこから逃れる力を持っていた。サブミッションにも耐えて、落ちることもない。凄くタフだと試合中に分かった。ケージに押し込んでいた時に、彼は『俺はチャンピオンになる』、『チャンピオンになるだ』と独り言を言っているんだよ。

僕に話しかけているんじゃない。自分に向けて、言葉を発して戦い続けていた。自分と戦っていたんだ。相当に疲れていたから、自分で自分のケツを叩いていたんだろうね。あの気持ちの強さを見たんだから、僕はタップを奪うためのサブミッションはもう仕掛けない。RNCなら落とす。腕十字になら、折る。そういう気持ちで、次の試合は戦うよ。

実は彼とは減量中にサウナで一緒になったんだ。凄く狭い場所だったから、顔を合わせて話しかけないわけにはいかなった。2日後には殴り合うんだけど、まぁしょうがない。『君の精神力はチャンピオンだ』、『まだベルトを巻いていないけど、君がやってきていることはチャンピオンになるに相応しいことは分かっている』って話したんだ。

そんな彼と戦うんだから、逆に僕は全ての尊敬心を忘れて殺しにいかないといけない。もちろん試合中の話だ。ファイトが終われば、一緒に飯でも食いたいよ。そしてファンにはチャンピオンとして勝つのは絶対で、ずっとチャンピオンでいられる力があること、この階級の誰と戦ってかも勝てると思ってもらえる試合をするよ。ぶん殴って、持ち上げて、投げ捨てて。そしてフィニッシュする」

──押忍。ところでショーティーはもうベテランの貫禄がありますが、まだ31歳です。BRAVE CFは相当に居心地が良さそうですが、さらなる高見を目指す気持ちは?

「僕はBRAVEで戦えて凄くハッピーだ。彼らを尊敬し、彼らも僕を尊敬してくれている。だから他のプロモーションで戦いたいとは思わないけど、世界中のタフなファイターとは戦っていきたい。BRAVEのバンタム級ファイターは、ンコシのようにタフだよ。世界で名前は知られていなくても。

同時に世界で名前のあるファイターとも戦っていきたい。Bellatorバンタム級GPに出た選手──パッチー・ミックスは僕のメイントレーニング・パートナーだ。セルジオ・ペティス、ラフェオン・スタッツ、マゴメド・マゴメドフ、ダニー・サバテーロ、フアン・アルチュレタ、キョージ・ホリグチ、エンリケ・バルゾラ……全員と練習したことがある。攻められもするし、攻めることできる。だから、バンタム級で最高位にあるファイターと戦って自分の力を試したい。

でも、それは僕が何かできる話じゃないから、BRAVEがコラボレートショーをしてPFLやBellatorの新シリーズで誰かチャンピオンと戦いたいね。BRAVEは世界中をサーキットしているけど、米国ではショーを開いていない。コラボレートショーが難しいなら、BRAEの米国大会のヘッドライナーとして、シカゴで戦える日が来ることを期待している。

もちろん、日本で戦うこともね(笑)。日本のファンには、その前に金曜日の夜に僕が王座防衛を果たす試合を見て欲しい。豪快な柔道スローを決めるからね」

■視聴方法(予定)
12月16日(土・日本時間)
午前0時~ DAZN


The post 【BRAVE CF80】ンコシと再戦=防衛戦、ホゼ・トーレス「タップを奪うためにサブミッションは仕掛けない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator298 Column MMA MMAPLANET o PFL   アルフィー・デイヴィス アーロン・クルーズ イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェイロ・パシェコ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ベラトール マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー ヴェベウ・アルメイダ

【Bellator298】試合結果 17試合のロングラン興行。ストーリー、アウトロー&バルゾラが本領発揮

【写真】揺れるベラトールだが、ケージの中は激しい削り合いが続いた (C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催された。

PFLへの売却が現実味を増してきているベラトールは、支配下選手の契約を履行するためかプレリミから、メインカード出場が当然というファイターや、ニューカマーの試合を投入。ここで勝ちを落とせないファイターたちの奮闘が多くの熱戦を生み出した。

なかでもシドニー・アウトロー、エンリケ・バルゾラは本領発揮の判定勝ちを収め、ルーカス・ブレナンは奇跡的な大逆転勝利を手にした。カスム・カスモフ、マルシルリー・アウベス、ジョーダン・オリヴァーという──Bellator最後のニューカマー?も揃って勝利している。

Bellator298
<フェザー級/5分3R>
○マイケル・ブロックフーズ(米国)1R2分43秒
TKO
×イライ・メフォード(米国)
<ウェルター級/5分5R>
○ローガン・ストーリー(米国)2R4分05秒
TKO
詳細はコチラ
×ブレナン・ワード(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×スティーブ・モウリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アーロン・ジェフリー(カナダ)3R
判定
×ダルトン・ロスタ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイムス・ゴンザレス(米国)
<ライト級/5分3R>
○シドニー・アウトロー(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×イスラム・マメドフ(ロシア)
<女子フライ級/5分3R>
○ジャスティン・キッシュ(ロシア)3R
判定
×ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○エンリケ・バルゾラ(ペルー)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイロン・ベイツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ルーカス・ブレナン(米国)3R3分32秒
TKO
詳細はコチラ
×ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○カスム・カスモフ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ジョシュ・ヒル(カナダ)
<ライト級/5分3R>
○ウラジミール・トコフ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイロ・パシェコ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)2R2分50秒
ギロチンチョーク
詳細はコチラ
×ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
○アルフィー・デイヴィス(英国)3R
判定
詳細はコチラ
×アーロン・クルーズ(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
○エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)3R
判定
×ダイアナ・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○サリバン・コーリー(米国)1R4分24秒
肩固め
×ハムザ・サリーム(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マルシルリー・アウベス(ブラジル)1R3分53秒
KO
詳細はコチラ
×ジェレル・ホッジ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーダン・オリヴァー(米国)1R1分05秒
肩固め
詳細はコチラ
×アンドリュー・トゥリオロ(米国)
The post 【Bellator298】試合結果 17試合のロングラン興行。ストーリー、アウトロー&バルゾラが本領発揮 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o エンリケ・バルゾラ キック ジェイロン・ベイツ

【Bellator298】コントロールが強すぎるバルゾラ。ベイツの空中腕十字を凌ぎフルマークで勝利

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジェイロン・ベイツ(米国)

サウスポーのベイツに対し、バルゾラが距離を取る。右手を伸ばしたベイツが左前蹴りを突き刺した。距離を詰め始めたバルゾラの顔面に、ベイツの左ストレートが当たる。ベイツの打撃でバルゾラが下がり始め、明らかに嫌そうな表情を浮かべている。グラウンドに持ち込むベイツ、バルゾラはすぐに立ち上がった。ケージ際で押されているバルゾラがシングルレッグで組むも、ベイツがスプロールして離れる。

ベイツが右フック、右サイドキックでバルゾラを追い込んでいく。バルゾラはケージから離れるも、ベイツの右フックが飛んでくる。組まれたバルゾラがシングルレッグで切り返し、クリーンテイクダウンを奪った。背中を着いたベイツがハーフガードで守る。フルガードに戻したベイツに、バルゾラが左右のパウンドを落とす。立ち上がって足を捌きながら再びガードの中に入ったバルゾラがパスしてサイドへ。ベイツはバルゾラの右リストをコントロールして潜る。腕を抜いたバルゾラはハーフガードのベイツにパウンドを連打し、そのままトップをキープした。

2R、前に出て来るバルゾラに対し、ベイツが右関節蹴りを放つ。コンパスの長い蹴りを散らしてバルゾラを下がらせるベイツだが、ここでバルゾラが前に出てベイツにケージを背負わせた。ダブルレッグを切られたベイツは、ケージ中央で左右ストレートを散らす。ケージに追い込まれながらニータップで組みつくも、バルゾラにスプロールされた。バルゾラにローブローの注意が与えられたあと、シングルレッグでバルゾラがグラウンドに持ち込む。

バルゾラがパスすると、ベイツは下からハイクロッチで組むも返すことはできず、バルゾラがトップをキープする。バルゾラは左腕を枕にして、ハーフガードのベイツにパウンドを落とし続ける。左右パウンドの連打を浴びせ、逆側にパスして抑え込むバルゾラは、ベイツの右腕を抑えて殴り続けた。

最終回、開始早々バルゾラが右跳びヒザを浴びせた。ベイツは回転系の蹴りを見せるも、バルゾラにシングルレッグで組まれてしまう。バックに回ったバルゾラはグラウンドへ。ベイツの前転に合わせてバルゾラも動くが、ここでベイツがマウントを奪った。しかしすぐに切り返したバルゾラが、そのままケージ際でトップに移行し、パスに成功する。左手を抑えられながら、右の拳を叩き込んでいくバルゾラ。さらに右足を差し込んでいく。

バックをキープするバルゾラが、右腕をベイツの首に回すもRNCは極められず。立ち上がりながらバックに回ったベイツが、ここでリフトしながらバルゾラの右腕を取って腕十字へ! まさかの空中腕十字=スープレックスアームバーでバルゾラの右腕が伸びたかと思われたが、これを凌いだバルゾラばバックマウントに移行し、ベイツの体を伸ばす。おアンチを嫌がったベイツが正対するも、そのままバルゾラがマウント→バックからパンチを連打。動きが止まったベイツにヒジを叩きつけ、最後はバックからパンチを浴びせていった。

腕十字を狙われたところを除けば、1R中盤からドミネイトしたバルゾラがフルマークの判定勝ちを収めた。


The post 【Bellator298】コントロールが強すぎるバルゾラ。ベイツの空中腕十字を凌ぎフルマークで勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ACA BELLATOR Bellator298 Brave CF MMA MMAPLANET o UFC アルフィー・デイヴィス イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ キック サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator298】バルゾラ×ベイツ他、プレリミのバンタム級4試合出場選手の戦績はトータル114勝28敗!!!

【写真】バルゾラがベイツと対戦するなど、上から下までガッツリぶっこんで来た感のあるスーフォールズ大会だ(C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインはウェルター級=元暫定王者ローガン・ストーリー×ブレナン・ワードの実力者対決。コメインのライトヘビー級=ヴァレンティン・モルドフスキー×スティーブ・モウリー戦は、去年の8月に同所で組まれアイポークでノーコンテストとなった一戦の再戦だ。

ビッグネームではないが、実力が保証されたファイターがぶつかり合う上位2カードを筆頭に、今大会は15試合がラインアップされており、昨年大会よりも3試合も多い。さらにプレリミ12試合に、実力者たちの名前が並んでいるのが特徴的だ。


そんなアンダーカード、ライト級では8勝2敗のウラジミール・トコフが、7勝1敗のブラジリアン=ジャイロ・バシェコと対戦し、英国キック界からMMAに転じ多彩な蹴り技を駆使するアルファー・デイヴィスも出場している。

フェザー級ではデビューから8連勝中のルーカス・ブレナンが、これも7勝1敗のブラジル人ファイター=ヴェヴェウ・アルメイダと相対する。

さらに濃いのがバンタム級だ。エンリケ・バルゾラ×ジェイロン・ベイツ、レアンドロ・イーゴ×ニキータ・ミハイロフとメインカードで組まれていてもおかしくないマッチアップに加えて、キャリア14勝1敗――ACA、BRAVE CFからEagle FCを経てサークルケージ初陣を迎えるカスム・カスムノフ、そしてJangle Fightバンタム級王者マルシルリー・アウベスもプロモーション・デビュー戦に挑む。カムスノフとマルシルリーは、それぞれジョシュ・ヒル、ジャレル・ホッジと対戦する。

この4試合のバンタム級戦出場の8選手のレコードを合計すると、114勝28敗となる。元UFCファイターのバルゾラが7敗、Bellatorタイトルコンテンダーのイーゴが6敗、WSOFで世界王座挑戦経験のあるヒルがで5敗と、メジャーで活躍してきた3選手の敗北数の合計が18、つまり残りの5選手は計10敗しか経験していない。筋金の入りの新顔をこの位置で登用する贅沢なプレリミであることは間違いない。

さらには第2試合でアンドリュー・トリオロとMMAデビュー戦を戦うジョーダン・オリヴァーはフォークスタイルとフリースタイルで米国を代表するレスラーだ。

オクラホマ州立大時代にNCAAを2度制し、準優勝が1度。卒業後はフリーに転じ、USオープンで優勝1度&銀メダルを3度獲得している。東京五輪では米国最終予選を勝ち抜いたものの、世界最終予選は5位に終わり出場を逃した。

その後も世界選手権予選に出るなど、不屈の精神を持ってマットに上がり続けてきたジョーダンは、33歳を迎えた今年の3月にBellatorとサインし、前述したように今大会で初陣を戦う。

鳴り物入りの転向組ジョーダンや、カスム・カスムノフとマルシルリー・アウベスというロシアとブラジルからのニューカマーをプレリミで歴戦の勇士と戦わせる。Bellator配下ファイターの棚卸と品評会を同時に行う――という穿った見方はすべきではないのか。それほどまでの実力者がプレリミに出場する今大会、濃密なロングラン興行となりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月12日(土)
午前7時00分~ U-NEXT

■ Bellator298対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ローガン・ストーリー(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
スティーブ・モウリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(米国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
ジェイロン・ベイツ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
ジャスティン・キッシュ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ウラジミール・トコフ(ロシア)
ジェイロ・パシェコ(ブラジル)

<女子フェザー級/5分3R>
ダイアナ・シウバ(ブラジル)
エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ハムザ・サリーム(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
アーロン・クルーズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
カスム・カスモフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェレル・ホッジ(米国)
マルシルリー・アウベス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・オリヴァー(米国)
アンドリュー・トリオロ(米国)

<フェザー級/5分3R>
マイケル・ブロックフーズ(米国)
イライ・メフォード(米国)

The post 【Bellator298】バルゾラ×ベイツ他、プレリミのバンタム級4試合出場選手の戦績はトータル114勝28敗!!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator292 MMA MMAPLANET o エンリケ・バルゾラ

【Bellator292】前足を削られても、心身を削るファイトでバルゾラがペレスに3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
エリック・ペレス(メキシコ)

するどい右カーフーを蹴ったペレス。バルゾラは左足をインローで削られ、早くも姿勢を乱す。前足を蹴られ、右を返したバルゾラがアイポークがあったとインターバルを要求する。再開後、左ミドルからワンツー、右カーフのペレスが左ロー、さらに右カーフを続ける。バルゾラはパンチで詰めて組みに行くが、自ら離れる。インロー、ショートのコンビのペレスに対し、パンチを返したバルゾラがダブルレッグでしりもちをつかせる。スクランブルでバックに回ったバルゾラは、サイドバックから右のパンチを連打する。

一度離れたバルゾラが、再びダブルレッグへ。ギロチンで止めたペレスがヒザを突き上げて、間合いを取り直す。徹底して組んでいくバルゾラだが、ペレスが体を入れ替えるとまたも打撃の間合いに戻り、右を振るってついにダブルレッグを決める。ギロチンを抜かれて下になったペレスは、パウンドを落とされシングルレッグへ。レッスルアップのペレスをケージに押し込んだバルゾラは細かいヒザ、ボディを入れ最後に右を振るって組みついた。

2R、近い距離のパンチの交換で右を効かされたペレスがケージに詰まる。跳びヒザを見せたバルゾラは、近い距離で前足を蹴られながら拳を振るい続ける。左リードフックで前に出て、右をクリーンヒットさせたバルゾラ。さらに右を当て、ペレスの頭が揺れる。そのペレスの右にダブルレッグを合わせたバルゾラが、テイクダウンに成功する。

起き上ったペレスをケージに押し込んだバルゾラは、シングルで煽る。耐えきれないペレスはギロチンから引き込むが、頭を抜かれて下に。デラヒーバのペレスは殴られながら、シングルへ。スプロールしたバルゾラが、バックに回る。心身ともに削るバルゾラの真骨頂といえるファイトが続くが、ペレスもバックグラブは取らせず胸を合わせて行く。ここあらスクランブルに持ちこんだバルゾラが、明確にラウンドを取った。

最終回、ジャブに左ローのペレス、バルゾラはあくまでもパンチ&テイクダウンで勝負を賭ける。左インローにバランスを崩し、足が流れるようになったバルゾラが右を当て、シングルレッグへ。切ったペレスが右ミドル、ボディにワンツーを入れる。バルゾラは右アッパー、左フックを当て、ダブルレッグからバックへ。前方に崩し、左足を抱えながら右足をフック下バルゾラが、動くペレスの背中について両足をフックする。

すぐに足のフックを解いたバルゾラは、ペレスを動かしてRNCも、背中を取り切れたおらず、極め切れない。それでもバックを撮り続け、足をフックせずに──下になるリスクを避けたグラウンドワークを続ける。ペレスを動かして殴り、RNCへ。ここも足をフックしない仕掛けで、ペレスを削っていくバルゾラが、最後のスクランブルから立ち上がってハイを蹴ったところで時間となり3-0の判定勝ちを収めた。


The post 【Bellator292】前足を削られても、心身を削るファイトでバルゾラがペレスに3-0の判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator292 MMA MMAPLANET o UFC   ウスマン・ヌルマゴメドフ エンリケ・バルゾラ ゴイチ・ヤマウチ ジュリアス・アンリカス ジョシュ・ヒル トフィク・ムサエフ パトリッキー・フレイレ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・ペイジ リントン・ヴァッセル ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator292】計量終了 ベンヘンの勝機は──、ウスマン・ヌルマゴメドフ相手に競り合いに持ち込めるか

【写真】ベンヘンがどれだけリカバリーできるのかも、重要になってくる(C)BELLATOR

10日(金・現地時間)、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator292「Nurmagomaedov vs Henderson」の計量が9日(木・同)に行われている。

いよいよ戦いの幕が切って落とされるライト級ワールドGP、王者ウスマン・ヌルマゴメドフは元UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンの挑戦を受ける。


キャリア16戦16勝0敗、8つのKO勝ちと5つの一本勝ちというウスマンは昨年11月にパトリッキー・フレイレを下し、サークルケイジ155ポンドの頂点に立った。

文句のつけようがない戦績を残しているなかで、ベンヘンと立ち会うことで不安要素を挙げるとすれば、競り合いという部分か。マネージメント、試合を上手く回すことに長けている24歳のチャンピオンだが、ベンヘンと比較すると心身共の削り合いの経験値は絶対的に少ない。とはいえ、さすがに初回から5Rまで動き続けるという試合をすることはベンヘンも厳しくなってはきている。髪の毛を振り乱すことですら、ジャッジの判定を優位すると指摘されていた全盛期とは違う。

それでも相手の攻撃を受け流す、あるいは受けても決定打を食らわない上手さは健在だ。以前よりも緩急をつけたファイトを心掛けることで、競り合いを続けることができている。

勝負所の躍動感という部分で陰りも見られるため、競り合い=競り勝つという構図は絶対ではなくなったベンヘンだが、この深みにウスマンがハマった時にどのような試合展開になるのか。黒星を知らないファイター特有の純粋無垢な突破力を見せるのか。それともベンヘンの術中にハマるのか。もとより、そのような展開にならない一方的なチャンピオンの試合になることもあり得るが果たして……。

■Bellator292計量結果

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
[王者] ウスマン・ヌルマゴメドフ: 154.8ポンド(70.21キロ)
[挑戦者]ベンソン・ヘンダーソン: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
トフィク・ムサエフ: 155ポンド(70.31キロ)
アレクサンデル・シャブリ: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー: 237.4ポンド(107.68キロ)
リントン・ヴァッセル: 239.4ポンド(108.59キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・ペイジ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 145.2ポンド(65.86キロ)
エリック・ペレス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・ヒル: 136.6ポンド(61.96キロ)
キャス・ベル: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ミドル級/5分3R>
ハリド・ムルタザリエフ: 186ポンド(84.37キロ)
トニー・ジョンソン: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジュリアス・アンリカス: 205.8ポンド(93.34キロ)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
レアード・アンダーソン: 146ポンド(66.22キロ)
ロジェリオ・ルナ: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ: 184.2ポンド(83.55キロ)
アダム・ウォムズリー: 185ポンド(83.91キロ)

The post 【Bellator292】計量終了 ベンヘンの勝機は──、ウスマン・ヌルマゴメドフ相手に競り合いに持ち込めるか first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator290 Bellator292 MMA MMAPLANET o ONE アリ・イサエフ アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ エンリケ・バルゾラ ゴイチ・ヤマウチ ジョシュ・ヒル スコット・コーカー スティーブ・モウリー トフィク・ムサエフ ベラトール マイケル・ペイジ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー リントン・ヴァッセル ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator292】ウスマン・ヌルマゴ✖ベンヘン大会で、MVPとゴイチ・ヤマウチがコンテンダー争い

【写真】組み込みで、バチバチやりあう気概をMVPが持てるか。ゴイチは上手く戦うという気はないはずだ (C)ONE

8 日(水・現地時間)、Bellatorが3月10日(金・同)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator292でマイケル・ペイジ✖ゴイチ・ヤマウチのウェルター級戦が行われることが発表されている。

同大会では既にライト級ワールドGP準々決勝を兼ねた世界ライト級選手権試合=王者ウスマン・ヌルマゴメドフ✖挑戦者ベン・ヘンダーソン、同じくクォーターファイナルとしてトフィク・ムサエフ✖アレクサンデル・シャブリー戦が組まれている。


2カ月連続のカリフォルニア・ビッグショーはLAからベイエリアに北上してStrikeforce時代からスコット・コーカーのおひざ元であるサンノゼで開かれる。この間25日(土・同)にアイルランドのダブリンで王座統一戦=正規王者ヤーソラフ・アモソフ✖暫定王者ローガン・ストーリー戦が組まれているウェルター級戦線で、挑戦者決定戦と目されるマッチアップが決まった。

昨年5月にアモソフへの挑戦が決まっていたMVPだが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で王者が出場を辞退。、ストーリーとの暫定王座決定戦に挑むも、決定的にテイクダウンからコントロールを許しキャリア2敗目を喫した。その後はベアナックルファイトでも判定負けをするなど、派手かつ最高&最強というイメージに陰りが出てきた。

そんななかキャッチ戦を経てウェルター級に階級を上げたゴイチは3試合連続フィニッシュ勝利で、脱減量路線で復活を遂げた。打撃戦もこなせ、絶対的な寝技の強さを誇るゴイチに対し、MVPは組まれても大丈夫というだけのレスリング&柔術の防御力が必要だ。

そこがなければ、持ち味である打撃に制限が掛かってしまう。もしくは乾坤一擲の打撃勝負に出て、それが良い結果につながることもあるが安定度は低くなる。派手でいて、実は慎重かつ計算して戦えるMVP、ノーストレスで本領発揮のゴイチ。両者にとって、今後ベラトール・ウェルター級王座を狙う位置で戦えるのかが問われるマッチアップだ。

また今大会では元暫定ヘビー級王者ヴァレンティン・モルドフスキーとリントン・ヴァッセルのヘビー級マッチも決まっている。ライアン・ベイダーがエメリヤー・エンコ・ヒョードルを下し王座防衛に成功したBellator290ではスティーブ・モウリーとアリ・イサエフが痛み分けで、次期チャレンジャーは生まれなかった。そのなかでの再浮上を目指すモルドフスキーとヴァッセルの対戦も、ヘビー級戦線に影響を及ぶファイトとなる。

またプレリミではエンリケ・バルゾラとエリック・ペレス、そしてジョシュ・ヒル✖キャス・ベルという注目すべきバンタム級戦も組まれている。

The post 【Bellator292】ウスマン・ヌルマゴ✖ベンヘン大会で、MVPとゴイチ・ヤマウチがコンテンダー争い first appeared on MMAPLANET.