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【UFC309】展望 余人をもって代え難き存在=ジョーンズ×普通の男であることに価値を置くミオシッチ

【写真】持ち過ぎた才能が、人生を狂わせながら強さは絶対のジョン・ジョーンズ。そして強さを求めて、幸福な人生を歩むこととなったミオシッチ。対照的な強者の戦いだ(C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンにてUFC 309「 Jones vs Miocic」が行われる。由緒ある大会場におけるメインイベントは、事実上無敗で二階級制覇を達成したジョン・ジョーンズに、元王者のスタイプ・ミオシッチが挑むヘビー級タイトルマッチだ。
Text by ISAMU HORIUCHI

王者JJは、実に13年半前の2011年3月にマウリシオ・ショーグン・フアを3RTKOに下してライトヘビー級王座を獲得すると、6度の防衛に成功し長期政権を築いた。しかし、その後はコカイン使用、ひき逃げ、禁止薬物使用といったさまざまな問題行動を起こして3度に渡って王座を剥奪されてしまう。だがそのたびに復活しては、恐るべき強さで王座復帰を果たしてきた。

さらに2020年には飲酒運転&発砲事件による逮捕を経て、自ら王座を返上。ヘビー級への転向の意志を明らかにするが、その翌年にフィアンセへの家庭内暴力で再逮捕された。


それでも昨年3月には宣言通りヘビー級で復帰。シリル・ガンヌとの王座決定戦において1Rわずか2分でギロチンチョークで仕留め、二階級制覇を達成している。オクタゴン内での絶対的な強さにおいても、その内面に棲まうデーモンの巨大さにおいても余人をもって代え難き、格闘技の矛盾を最大限に体現する存在だ。

対するミオシッチは、8年半前の2016年5月にファブリシオ・ヴェウドゥムを敵地クリチバで1RKOに下し、ヘビー王座を獲得。その後アリスター・オーフレイム戦ジュニオール・ドスサントス戦フランシス・ガヌー戦とヘビー級王座3連続防衛というUFC新記録を樹立した。その後ダニエル・コーミエに敗れるも、リマッチで勝利して王座奪還に成功。が、21年3月にフランシス・ガヌーとの再戦に敗れて再び王座を明け渡している。

ちなみにミオシッチは、以前からファイターであると同時に消防士としての職を持ち続けている。仕事で地域に貢献し、家庭でも妻と子供を大切にする「普通の男」であることに何よりも価値を置く、JJとはあらゆる意味で対照的な生き方を実践している。

2022年にはフルタイムの消防士となったことが報じられ、ミオシッチは幸せな引退を果たしたと考える向きも多かった。しかし昨年3月、上述のようにガンヌを倒したJJがオクタゴンの上で「みんな、俺がスタイプを倒すところが見たいか? スタイプよ、練習してくれていると嬉しいぜ。あんたは歴史上のグレーテイストヘビーウェイトだ。あんたと戦いてえんだ。ものすごくな!」と不敵な笑顔で宣戦布告。11月に復帰してJJへの王座挑戦が決まった。

だが、この大一番に向けての練習中にJJが胸筋断裂の大怪我を負ってしまい、手術と半年以上の治療期間を要することが判明し欠場を余儀なくされてしまう。ここでUFCは、当日のバックアップファイターとして用意されていたセルゲイ・パブロビッチとミオシッチの暫定王座戦を行うことはせず、パブロビッチとトム・アスピナルによる暫定王者決定戦を敢行し、1R1分でKO勝利したアスピナルが王座に就いた。

強引な措置とも言えるが、デイナ・ホワイトUFC代表は「ミオシッチ対JJはレガシーファイト。歴史上最も偉大なヘビー級王者と、歴史上最も偉大なミックストマーシャルアーティストの激突だぞ。レジェンド二人の対決をファンも見たいし、私も見たいし、両者ともやりたがっている。スタイプに暫定王座戦を戦ってくれなどと頼むこと自体、まったくもって失礼な話だよ」と説明した。両者のカードは、競技の理屈をスキップしてでもUFCが実現させたいメガファイトということだ。

その後アスピナルがまたしても1分KOにて暫定王座を防衛する間に、正規王座のJJは手術を経てリハビリを完了。一年の延期を経て、今回──暫定王者として圧倒的に勝ち続けているにもかかわらず挑戦できない気の毒なアスピナルが「老いぼれどもによる、異議にまみれたタイトル戦だ」と毒づくのをよそに──ついにミオシッチとの防衛戦がついに実現することとなった。

長年パウンドフォーパウンドランキングのトップに君臨し、一年前には体にかなり脂肪が乗ったヘビー級としても圧巻の強さを見せつけた37歳のJJと、片や42歳にして3年8ヶ月ぶりの復帰戦となるミオシッチ。当然下馬評は圧倒的にJJ有利だ。

が、もしミオシッチが王者時代に劣らぬコンディションでJJの前に現れれば話は別だ。全てに卓越した王者JJだが、最大の武器はレスリングをベースとした圧巻のグラップリング力。相手が組みを警戒するからこそ、JJはスタンドでオクタゴン中央を取りプレッシャーをかけつつ、他の追従を許さない創造性に溢れた攻撃を交えて距離を支配することができる。

ただし体格に勝りレスリングにも長けたミオシッチは、JJのテイクダウンを恐れずスタンドで逆に圧をかけてくるだろう。仮にミオシッチがJJのテイクダウンや寝技を凌ぎ、スタンドで前に出る展開が生まれれば、俄然試合は興味深いものとなる。アルロフスキー、ヴェウドゥム、オーフレイム、ドスサントスといった名だたるヘビー級王者たちを沈めてきた一撃必殺の右を持つミオシッチの圧力を、手を開いた柔らかい構えと関節蹴り等独自の武器を用いて間合いを作る──しかしライトヘビー時代の機動力はないと思われる──JJがいかに捌くのか。

ここで忘れてはならないのは、苦境に陥った時の強さこそがJJの真骨頂だということだ。かつてJJは、1度目のアレクサンダー・グスタフソン戦ドミニク・レイエス戦で前半は思うようにテイクダウンを取れず大苦戦を強いられたことがある。が、いずれも後半に驚くべき精神力とスタミナを発揮。何より勝利への執着心が試される極限状況下にて、前に出て挑戦者を削り続けて圧倒して逆転勝利をもぎ取っている。

また、JJと組技の練習を重ねる世界最強のグラップラー、ゴードン・ライアンは、「グラップリングのみの練習でも、ジョンは展開に応じて直感的にゲームプランを変えることができるんだ。また、一つのことを教えると、たちまちそれを別の部分でも応用できてしまう」とJJの真の強さは試合中の適応力や応用力にあると語る。

試合が競った展開になればなるほど、JJの恐るべき勝利への執念、適応力、創造力を我々が目にする可能性は高まる。

今回、JJ自身も己の全てを出し尽くすフルラウンドの戦いを予期している模様だ。「お互いにとって長い夜になるだろう。相手の心臓を皿に盛りつけてみんなの前で食らうのは格別だ。奴を深海に引き摺り込んで溺死させてやる。スタイプの技術じゃなく、心臓に襲いかかるつもりだ」と、心にダークサイドを秘めた者ならではの発言でその覚悟を語っている。

相手を罵ることはもちろん、試合前には多くを語りたがらないミオシッチも「ライトヘビーで戦ってきたジョンは、俺のような相手と戦ったことはない。試合が開始すればすぐに体感するはずだ」と自信をのぞかせている。

適正階級ではない怪我上がりの38歳と、3年8ヶ月ぶりに戦う42歳の戦いでありつつも、まごうことなきMMAレジェンド二人による重量級スーパーファイトであるこの試合。UFCヘビー級最多防衛記録を持つミオシッチが、MMA史上最高のファイターと呼び声高いJJを追い詰めることで、その奥深くにさらに眠っている力が呼び覚まされる──そんな極限の戦いを期待したい。

■視聴方法(予定)
11月17日(日・日本時間)
午後8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午後7時 30分~U-NEXT

■UFC309対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョン・ジョーンズ(米国)
[挑戦者] スタイプ・ミオシッチ(米国)

<ライト級/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
マイケル・チャンドラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ボー・ニコル(米国)
ポール・クレイグ(英国)

<女子フライ級/5分3R>
カリーニ・シウバ(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マウリシオ・ルフィ(ブラジル)
ハメ・ジョントップ(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
マーカス・マギー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ウェイドマン(米国)
エリク・アンダース(米国)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ロベルト・ロメロ(メキシコ)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
ラミズ・ブラヒメジ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
オーバン・エリオット(英国)
バシル・ホフェス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC300 UFC309 YouTube エドゥアルダ・モウラ エリク・アンダース オーバン・エリオット カリーニ・シウバ コディ・ブランデージ シャーウス・オリヴェイラ ジム・ミラー ジョナサン・マルチネス ジョナタ・ジニス ジョン・ジョーンズ デヴィッド・オナマ ハメ・ジョントップ バシル・ホフェス ボクシング ボー・ニコル ポール・クレイグ マイケル・チャンドラー マウリシオ・ルフィ マルチン・ティブラ マーカス・マギー ミッキー・ガル ラミズ・ブラヒメジ ロベルト・ロメロ ヴィヴィアニ・アロージョ

【UFC309】UFC300の次はMSG、6勝6フィニッシュのNCAA3冠=ボー・ニコル「マッシブなポスチャーを」

【写真】とても穏やか。そして拙い英語へもPatienceしてくれます (C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンでUFC 309「Jones vs Miocic」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会のメインカード、コメイン前でキャリア7戦目、UFCでは4戦目となるボー・ニコルがポール・クレイグと戦う。NCAAを制すること3度、MMAに転向後は5試合連続で初回フィニッシュ。前回のUFC300におけるコディ・ブランデージ戦で初めて2Rを経験も、全試合フィニッシュ記録は更新している。

ガードからの三角絞めと腕十字に特別な強さを見せるクレイグ戦を前にニコルにインタビューをすると、MSGで戦うことの特別さが伝わってきた。


──今週末のポール・クレイグ戦に向けて、今の気持ちを教えてください。

「最高の気分だよ。ただ減量という一番気が滅入る時間帯を向けているけどね。そこ以外は何かも素晴らしいよ」

──NCAAを3度制したレスラーなので減量は手慣れたモノという印象があるのですが、それでもやはり気が滅入るものなのですね。当日計量だったレスラー時代と、前日計量のMMAとはまた違うものですか。

「そりゃあレスリング時代の方がきつかったね。試合まで時間もなくて、リカバリーもそれほどできない。と同時に、レスリングではMMAほど体重を落とさない。レスリングもMMAも直接比較すると楽な部分もどちらにもある。でも、全てをひっくるめるとレスリングの減量の方がしんどいね。とにかく計量後1時間で試合が始まる。これはタフだよ」

──ではMMAを戦うようになってリカバリーには、レスリング時代にない知識も必要になったということは?

「そこに関しては、凄く科学的な減量方法を取り入れているから問題ないよ。確かに細かい失敗はあったけど、全ての経験が生きてきている。毎回、しっかりとその時に合ったカットとリカバリーをしてきたしね」

──ところで前回の試合は初めて2Rを経験しました。5分以上戦ってどのような印象を持ちましたか。

「ハハハハ。いう間でもなく、良い経験になったよ。ケージの中に以前より長くいることができたのは良かった。9分間戦っても何も問題はないばかりか、より動けることが確認できたんだ。フレッシュなままだったよ。コンディションとスタミナに自信が持てるようになった」

──押忍。前回のUFC300は誰もが認める歴史的なショーでした。そして今回はMSGでのファイトになります。28歳のボーにとって、MSGで戦うことは特別なのでしょうか。

「そりゃあそうさ。この機会を得られたことは、最高に光栄に感じている。ものすごく歴史のある会場……MMAだけでなくバスケットボール、アイスホッケー、ボクシングの名勝負が繰り広げられた来た。ガーデンに一歩足を踏み入れると、その伝統と威厳が感じられるんだ。そういうエネルギーを得て、今週末は戦えると思うとワクワクしてくるよ。

ただ大観衆の前で戦うのとは、違う。なんというのか、特別な感覚……それを心の底から感じられそうだ。確かに米国にはもっと大きくて、近代的な会場も増えている。スフィアなんて、その最たるものだよね。

ただニューヨーク、マンハッタンのど真ん中で戦うことは特別だ。アリーナの壁に飾れた数々のポスターからも、あの場で何が行われたのかが伝わってくる。その歴史の重みは皆が共有しているんだよね。今回の試合にサインしたことを伝えると、皆が『おぉ!! MSGで戦うのか!!』って興奮していたから」

──米国の人は格別、その感覚を持っているのでしょうね。そのMSGで戦う相手ポール・クレイグは、ボトムからの三角絞めと腕十字に特別な強さを見せるファイターです。

「危険な相手だ。UFCにおける戦績を見ても、それが証明されている。経験に裏付けされたサブミッションの使い手で、僕としては冷静かつ自信を持って戦う必要がある。焦って戦いたくない。過去に経験したたことがない試合になるだろうから、我慢強く戦うことが自分を助けてくれると思う。それでも、しっかりとポジションを考えて戦うと、サブミッションの餌食なることはないだろう」

ポール・クレイグはUFCで9勝8敗。4試合が三角絞めで勝っている(C)Zuffa/UFC

──ボーも既に仕留め方を心得ているかと思います。

ただし、ボーはレスラーです。テイクダウンからトップコントロールという常套手段が、クレイグの望む戦場になるということが特異な状況です。

「アームバーやトライアングルをセットするまでに、上手くパンチやエルボーを使っている。辛抱強く、三角絞めや腕十字の機会が訪れるのを待つことができるファイターだ。その時が来たら、全力でフィニッシュに掛かる。その機会を与えない。それが僕に必要になってくることは間違いない。あのハイガードを取れないと、彼にはチャンスはない。そのためのコントロールを僕ができるのかだよ」

(C)Zuffa/UFC

──ボーのポスチャーに要注目です。

「そこはしっかりと、やってきた。ポスチャーが悪くて、頭が下がっていることを僕らはデンジャーゾーンと呼んでいるんだ。しっかりとポスチャーができていれば、打撃を叩きこむことができる。ポスチャーに関しては、トレーニングキャンプの軸だったといえる。徹底的に考え、対策をこうじてきた。マッシブなポスチャーを見せるよ」

──ただ寝技に付き合わない戦いもMMAには存在しています。

「つまりは打撃だよね。今回のファイトキャンプ以前から、最高のコーチの下でストライキングを学んできた。打撃に関しては、僕にアドバンテージがある。彼の方が経験値は高いけど、僕の方が若くて速く、パワーもある。スタンドでの勢いのある打撃のある攻防は、ポールの弱点だ。立ち技は絶対的に僕の方が上だよ。

テイクダウンの機会があればするし。そうでなかったとしても、どの局面でも問題ない。それだけファイトキャンプで準備は整えてきたからね」

──ボー、今週末の試合を楽しみにしています。最後に日本のファンにメッセージをお願いできますか。

「UFC309を日本のファンにも楽しんでもらいたい。いつか日本を訪れて東京、地方、富士山に行きたいんだ。僕はMMAもそうだし、日本のレスリングの大ファンでもあるんだ。レスリング時代はタツヒロ・ヨネミツ(米満達弘。2012年ロンド五輪フリースタイル66キロ級金メダリスト)、今はリンヤ・ナカムラ、キョージ・ホリグチという友人がいる。日本のファンの応援に感謝しているよ」

■視聴方法(予定)
11月17日(日・日本時間)
午後8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午後7時 30分~U-NEXT

■UFC309対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョン・ジョーンズ(米国)
[挑戦者] スタイプ・ミオシッチ(米国)

<ライト級/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
マイケル・チャンドラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ボー・ニコル(米国)
ポール・クレイグ(英国)

<女子フライ級/5分3R>
カリーニ・シウバ(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マウリシオ・ルフィ(ブラジル)
ハメ・ジョントップ(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
マーカス・マギー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ウェイドマン(米国)
エリク・アンダース(米国)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ロベルト・ロメロ(メキシコ)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
ラミズ・ブラヒメジ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
オーバン・エリオット(英国)
バシル・ホフェス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)

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45 AB F1 MMA o UFC   アザマット・ムルザカノフ アレッシャンドリ・パントージャ エドゥアルダ・モウラ エリク・アンダース カリーニ・シウバ クリス・ワイドマン コルビー・コヴィントン ジャン・ウェイリ ジョン・ジョーンズ タティアナ・スアレス ダスティン・ポイエー デイヴィソン・フィゲイレド ニュース ピョートル・ヤン 朝倉海

11.16『UFC 309』アレッシャンドリ・パントージャ vs. 朝倉海の画像が出回る/朝倉海「フェイクニュースが多いから正式発表をもう少し待ってね」

革命のアウトサイダー [ 朝倉海 ]


朝倉海、UFCデビュー戦から「レベルの高い選手」と対戦することを示唆(2024年08月15日)

 こちらの続報。


 MMA UNCENSOREDというアカウントが11月16日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 309』の対戦カードとして以上の画像をアップ。上の方が切れていますが、メインカードがジョン・ジョーンズ vs. スティペ・ミオシッチのヘビー級タイトルマッチ、アレッシャンドリ・パントージャ vs. 朝倉海のフライ級タイトルマッチ、ジャン・ウェイリ vs. タティアナ・スアレスの女子ストロー級タイトルマッチ、コルビー・コヴィントン vs. ダスティン・ポイエー、デイヴィソン・フィゲイレド vs. ピョートル・ヤンとなっています。

UFC 309 - Nov. 16(Sherdog)

 しかしSherdogでは今のところ判明しているのは、ニキタ・クリロフ vs. アザマット・ムルザカノフ、ジョナサン・マルティネス vs. マーカス・マクギー、カリーニ・シウバ vs. ヴィヴィアニ・アラウージョ、ヴェロニカ・ハーディー vs. エドゥアルダ・モウラ、クリス・ワイドマン vs. エリク・アンダースの5試合のみです。

 当サイトは基本的にSherdogの他にいくつか信用できるサイトやアカウントの情報を紹介していますが、これはさすがに無視できないので一応紹介しました。MMA UNCENSOREDは信憑性の低い噂も含めて掲載しているのでしょう。



 この噂に対し、朝倉海はXでこんなコメントをしています。

カイ・カラ・フランス「UFCがカイという男(朝倉海)を連れてくるらしいが本物のカイは俺の方だ」「いきなりビッグネームと戦うなんて甘い考えは良くない」(2024年08月20日)

 しかし、朝倉海自身がUFCデビュー戦から「レベルの高い選手」と対戦することを示唆したり、先月カイ・カラ・フランスが「UFCが日本からカイ(朝倉)という男を連れて来ようとしていると聞いたが、本物のカイは俺の方だ」「俺とパントージャには歴史がある」とコメントしていることから、あながちデマとも言い切れません。続きを読む・・・
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45 F1 IRIDIUM MMA o UFC UFC Fight Night   エドゥアルダ・モウラ ガストン・ボラノス ジョゼ・アルド

11.16『UFC 309』でジョナサン・マルティネス vs. マーカス・マクギー、ヴェロニカ・ハーディー vs. エドゥアルダ・モウラ



 UFCが11月16日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 309』でジョナサン・マルティネス vs. マーカス・マクギーのバンタム級マッチが行われることを確認したとのこと。

 マルティネスは5月の『UFC 301: Pantoja vs. Erceg』でジョゼ・アルドに判定負けして以来の試合。その前までは6連勝していました。現在UFCバンタム級ランキング13位。マクギーは1月の『UFC Fight Night 234: Ankalaev vs. Walker 2』でガストン・ボラノスに3R TKO勝ちして以来の試合で5連勝中(UFC3連勝中)。


 同じくヴェロニカ・ハーディー vs. エドゥアルダ・モウラの女子フライ級マッチが行われることを確認したとのこと。

 ハーディーは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でJ.J.アルドリッチに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。モウラは6月の『UFC on ESPN 57: Cannonier vs. Imavov』でデニシ・ゴメスに判定負けして以来の試合。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN57 エドゥアルダ・モウラ

【UFC ESPN57】計量失敗のモウラが組み勝つも、スプリットでゴミスに下り11戦目の初黒星

<116.5 ポンド契約/5分3R>
デニージ・ゴミス(ブラジル)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)

キャリア10連勝中のモウラが体重オーバーで、キャッチ戦に。上背で上回るモウラが圧を掛ける。打撃でなくシングルに入ったモウラは、ギロチンにスタンドで捉えられる。タイトに入ったように見えたギロチンにも、ボディロックから頭を抜いたモウラがバックへ。そのままテイクダウンも、ゴミスがスイッチからすクランブルに持ち込みケージにモウラを押し込む。

内股から体を入れ替えたモウラ、ボディロックで逆に押し込んだゴミスのテイクダウン狙いを切り返しトップを取る。すぐに立ち上がったゴミスにヒザを突き上げて、ケージに押し込んだモウラがバックを伺う。半身で耐えるゴミスに対し、シングルからダブルで尻もちをつかせる。寝技に拘らず、スタンドに戻ったモウラはアッパーを被弾。直後にダブルレッグでテイクダウンを取ったモウラだが、足を抜くことはできない。右腕を差して立ち上がったゴミスがリバーサルに成功するが、すぐに立ち上がったモウラがケージに押し込み時間となった。

2R、モウラが右ローを蹴り、ゴミスがスイッチして左を振るう。右を合わせたモウラはワンツーにシングルレッグを合わせてバックへ。前方に崩して左足をフックしてRNC狙いのモウラは、前方に落とされそうになると、腕十字へ。腕を抜いたゴミスに対し、モウラは一瞬デラヒーバガードを取る。足を引き抜いたゴミスに続き、立ち上がったモウラがすぐに組んでボディロック。シングルレッグに移行してバックに回ると、頭を抱えられた状態で足をフックに掛かる。許さず、ヘッドロックのゴミスに腹ばいになったモウラがスタンドを選択する。

ここからダブルを2度切られたモウラは、ケージに押し込まれてヒザを受ける。モウラは口を空けて疲れが見える。ケージ際から離れた両者、ゴミスはヒザをボディに入れるがケージに押し込まれる。耳の辺りにパンチを打ち続けたゴミス。モウラは倒せず、インターバルを迎えた。

最終回、モウラは右を振り下ろし、左フックを当てる。さらに右をヒットしたモウラが右ミドル、キャッチされそうになり右を打っていく。リーチ差に苦しみながら前に出るゴミスが右ローを蹴る。モウラもスイッチを見せて、後ろ回し蹴りへ。直後にシングルレッグでケージに押し込み、ダブル。ゴミスのパワーギロチンにもシングルレッグでテイクダウンに成功したモウラは、スクランブルでバックへ。正対してシングル、ゴミスのスイッチ狙いにダブルに戻したモウラは執拗に組みつくが、ゴミスが離れる。モウラはここもシングルレッグでケージにゴミスを押し込む。頭を押して足を抜いたモウラだが、打撃を攻勢に出ることができずダブルレッグでテイクダウンを取られる。

ゴミスはバックを許さずスクランブルに持ち込んで、試合はスタンドへ。残り30秒、右アッパーにシングルに出たモウラがバックを伺う中でヒザを突き上げてタイムアップに。計量失敗でスタミナに難があったように見えたモウラは、組み勝つも判定は手に出来ずスプリットで敗れた。


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F1 MMA MMAPLANET o ONE RENA UFC   アブドゥルカリーム・アルセルワディ イボ・アスラン エドゥアルダ・モウラ ハイダー・アミル ハララポス・グリゴリユウ パウロ・ヘナトJr

『Dana White’s Contender Series 58』試合結果/ハイライト動画

若手育成の教科書 サイバーエージェント式 人が育つ「抜擢メソッド」



・Abdul-Kareem Al-Selwady def. George Hardwick via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Ibo Aslan def. Paulo Renato Jr. via knockout (punches) – Round 1, 2:22
・Hyder Amil def. Emrah Sonmez via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Eduarda Moura def. Janaina Silva via submission (rear-naked choke) – Round 1, 4:00
・Charalampos Grigoriou def. Cameron Smotherman via TKO (punches) – Round 1, 1:00


【DWCS S07Ep02】UFC史上2人目のキプロス人ファイター誕生へ。グリゴリユが60秒TKO勝ち(MMAPLANET)

【DWCS S07Ep02】テイクダウン、パス、マウント、パンチ、RNCでモウラが4分ジャスト、シウバを下す(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】独特なリズムのレスリング=メンソス、ガスアウトでアミルに判定負け(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】「これがトルコ人パワー」。イボ・アスランがヘナトJrを完全KO(MMAPLANET)

【DWCS2023 S07Ep02】動き続けたアルセルワディ、CW王者ハードウィックに勝利。2週連続で5人が契約(MMAPLANET)


 8月15日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 58』試合結果。先週同様勝利したアブドゥルカリーム・アルセルワディ、イボ・アスラン、ハイダー・アミル、エドゥアルダ・モウラ、ハララポス・グリゴリユウの5人全員がUFCとの契約を勝ち取っています。


 イボ・アスラン vs. パウロ・ヘナトJr. ハイライト動画。


 エドゥアルダ・モウラ vs. ジャナイナ・シウバ ハイライト動画。


 ハララポス・グリゴリユウ vs. キャメロン・スマーザーマン ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC アブドゥルカリーム・アルセルワディ イボ・アスラン エドゥアルダ・モウラ ジョージ・ハードウィック ダナ・ホワイト ハイダー・アミル ハララポス・グリゴリユウ

【DWCS2023$07Ep01】動き続けたアルセルワディ、CW王者ハードウィックに勝利。2週連続で5人が契約

<ライト級/5分3R>
アブドゥルカリーム・アルセルワディ(ヨルダン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョージ・ハードウィック(英国)

スイッチしてサークリングのアルセルワディが、ハードウィックのローに右フックを合わせる。ハードウィックもスイッチするが、左インローを蹴られる。右のダブル、その2発目を当てるなどアルセルワディが序盤をリードした。ワンツーにガードを固め、額を突き出してたハードウィックが左を伸ばす。アルセルワディはフットワークを続け、ローからワンツーを打っていく。

アルセルワディも左フックを2発振るい、圧を高める。ハードウィックの左ミドルに、アルセルワディが左ミドル、そして右ミドルを返す。アルセルワディはジャブを当てて回り、その場に踏み止まらない。左右だけでなく、スーパーマンパンチで縦移動を見せたアルセルワディだったが、ハードウィックが右を当て、ボディを抉っていく。的を絞らせないアルセルワディに、ハードウィックがやや前のめりのファイトになりパンチを被弾する。それでもハードウィックも右を当てるも、最後の右ハイは空振りとなった。

2R、初回と同様に動きの多いアルセルワディに対し、ハードウィックがガードを固めて前に出る。ジャブを入れ、左ボディを入れたハードウィックの右ミドルハイを蹴る。とアルセルワディが初めて組みを見せるが、すぐに離れる。強烈な右ローを蹴ったアルセルワディは、距離を詰めてくるハードウィックに対して縦ヒジ、右を見舞う。左ローに右を合わせたハードウィックも接近戦上等のファイト、こうなるとケージウォリアーズで見せていたヒザ蹴りが怖い。

アルセルワディは小刻みなステップからパンチと蹴りを繰り出す。ハードウィックの手数、精度も上がってきたが、前蹴りでスリップしてガードを強いられる。逆にこの機会にバタフライガードで寝技に持ち込んだ感もあるハードウィックは下からエルボーを打っていく。しかし右腕を差して立ち上がったハードウィックは左ボディ後に、右フックを被弾する。ハードウィックが三日月、ならばとアルセルワディがパンチを纏める。ジャブを打ちった両者、終了間際の10秒で右を当てたアルセルワディは、ハードウィックの右ハイを2度かわした。

最終回、ローからフックのアルセルワディ。ハードウィックも右フックを返す。ワンツーからボディにコンボのアルセルワディに対し、ハードウィックが首相撲からヒザを繰り出す。さらにミドルを蹴られても右を入れたハードウィックが、接近戦プラスαのレンジでパンチを当てていく。アルセルワディもさらに踏み込んで右をヒットさせると、ハードウィックが右フックを顔面に、続いて左フックをボディに入れる。

アルセルワディは前蹴りをキャッチしてシングルレッグも、これは倒しきれない。残り2分、右を当てたアルセルワディがついに下がったハードウィックにダブルレッグを仕掛ける。ケージに押し込まれたハードウィックが回って首相撲からヒザ、そしてヒジを狙う。離れたアルセルワディが左リードフック、ハードウィックは跳びヒザからボディショットを決める。と、残り1分を切りアルセルワディがダブルレッグでしっかりとポイントメイク。ハードウィックのスイッチを潰して上を取り切る。

フックガードから蹴り上げ、スタンドに戻ったハードウィックはケージに押し込まれて、右ヒザを突き上げるも時間に。アルセルワディがフルマークの判定勝ちを収め、「ギブミー。コントラクト」と声を挙げた。

普通にUFCレベルの試合を見終え、ダナ・ホワイトは笑顔を浮かべてバックステージに消えた。そして「毎年、毎週、火曜日にベストショーを届けたい」と話したダナは、「いつも言っているように31歳のファイターを求めているわけじゃない。ただし、彼は他の団体のチャンピオンで経験豊かだ。UFCで誰とでも戦える。あの試合を見て、何を言えというんだ!」とハララポス・グリゴリユウの合格を伝える。

エドゥアルダ・モウラも「29歳、プライムタイム。9勝0敗、8つのフィニッシュ。明日からでも誰とでも戦える」とUFCへ。続いて「スクランブルの肉弾戦だった。あれだけ疲れて、立ち上がるのも困難だったファイト。最高だった。振り返ると鳥肌が立つ」とまた30歳以上のUFCファイター=ハイダー・アミルが誕生した。

イボ・アスランは「ライトヘビー級のKOパワー。UFCでの試合を見るのが待ち切れない」と最大限の誉め言葉ともに契約を勝ち取った。1人残ったアルセルワディも「アンダードッグ、全てを賭けて戦った。そして過去にないモノを掴んだんだ。ケージウォリアーズのチャンピオンはリアルだ。君はそんな相手と真っ向勝負をして下馬評を覆した。You are in UFC!!」という言葉を受け──先週に続き、5人の勝者全員がUFC入りとなった。


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【DWCS S07Ep02】テイクダウン、パス、マウント、パンチ、RNCでモウラが4分ジャスト、シウバを下す

<女子ストロー級/5分3R>
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)
Def.1R4分00秒by RNC
ジャナイナ・シウバ(ブラジル)

慎重、リーチに勝るモウラがダブルレッグですぐにテイクダウンを決める。足を抱えてからガードの中に入ったモウラにシウバがしがみつく。ワキ腹、顔面にパンチを散発的に入れるモウラがケージ際に移動する。さらにモウラは左足を越してハーフになると、シウバの頭を中央に向けて一度腰を上げる。足を戻されると、右足でシウバの左足を殺し、左側にして回れないようにして左のパンチ、右の鉄槌を連続で落とす。シウバは頭を抱え、Zハーフも足のフレームを潰されパウンドを打たれる。

残り80秒、パスを決めたモウラがマウントに移行してパウンドを落とす。背中を見せたシウバにRNCを極めたモウラが、まるでグレイシー柔術の手本となるような試合展開で一本勝ちを手にした。モウラは満面の笑みに涙をたたえ「この瞬間のためにハードトレーニングをしてきた。コーチが私の人生を変えてくれた。私はトップになる。セザー・アルメイダの契約(※ウィーク01、35歳でUFC入り)? いつも彼のことを見ていて、彼はずっと練習して、いつもダンスしている。彼と同じだけ、私にもトップになる気持ちがある」と話した。



セザー・アルメイダの契約(※ウィーク01、35歳でUFC入り)? いつも彼のことを見ていて、彼はずっと練習して、いつもダンスしている。彼と同じだけ、私にもトップになる気持ちがある」と話した。


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