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ウマル・ヌルマゴメドフがハビブ・ヌルマゴメドフのMMA業界引退についてコメント「彼が居なくなることはない」「今でもトレーニングを続けている」

Khabib Nurmagomedov Eagle Crest Fleece Hoodie Black


ハビブ・ヌルマゴメドフがMMA業界からも引退することを示唆「私の決断が最高のものであることを願っている」(2023年01月09日)

 こちらの続報。


 『UFC Fight Night 217: Strickland vs. Imavov』でハオーニ・バルセロスと対戦するウマル・ヌルマゴメドフが従兄弟のハビブ・ヌルマゴメドフがMMA業界からも引退することを示唆した件について以下のコメント。

「彼は俺と一緒にいるし、離れることはできない。彼とはこの試合について、減量について話し合いもしている。ハビブは慌ただしい日々を止めるだけだ」

「ホームに帰ったら彼と一緒に練習するよ。彼の自宅に行って一緒に練習しようぜと言うよ。彼はずっとトレーニングを続けているし、辞められないよ」

「もちろん彼がセコンドに居てくれれば大きなモチベーションになる。どうすればもっと良くなれるかは分からないが、練習はしないといけないわけだし、良いキャンプをして、ハードワークをして、準備ができていれば、問題はない。結局ケージの中に入るのは自分だからね」

「チャンピオンになる準備はできている。世界の誰とでも戦う準備はできている。どの団体のチャンピオンであろうと準備はできている。とてもタフな連中と練習してきたし、準備はできていると思う」

「来年はタイトルに挑戦できると思う。今年は3~4試合やって、年末にはナンバー1コンテンダーになれると思う」
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【UFN217】燃え尽き症候群からの復活。組み技でエンタメするフリック「カビブ・マイア・ミックス!!」

【写真】1年以上体を動かさなかった影響はあるのか。それともエンタメ・グラップリングは健在か(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN217:UFN on ESPN+75「Stricklandr vs Imavov」でジミー・フリックスが、2年1カ月振りにカムバックする。

(C)LFA

2020年7月、コロナ禍から最スタートを切ったLFAで、見事な流れのなかで肩固めを極めてフライ級王者となったフリックは、9月のコンテンダーシリーズでも肩固めを極めてUFCとの契約を勝ち取った

そして、オクタゴン初陣となったコディー・ダーデン戦では左ハイをキャッチされ、そのまま跳びつき三角を極めた。グラップリングでエンタメできるフリックだが、なんと2戦目が決まっていながら、突然の引退を発表してMMAを去った。

あれから1年7カ月、ついに戦いの場に戻ってきたフリックをインタビュー。突然の引退と復帰の理由、そして独特のグラップリングについて尋ねた。


(C)Zuffa/UFC

──昨年4月、5月に試合が決まっていながら引退発言をしてUFCから去ったジミーが、今回カムバックしたことが非常に嬉しいです。

あのLFAフライ級のベルトを賭けて戦ったマンド・グティエレス戦、コンテンダーシリーズのネイト・スミス戦、そしてUFC初陣となったコディー・ダーデン戦の素晴らしい極めがまた見られるのかと思うと。そもそも、なぜジミーは引退を決意したのでしょうか。

「今も説明することは難しいんだけど、自分の人生を見つめ直すと戦う情熱を失ってしまったんだよ。ずっと以前に結婚して、10歳と5歳の子供もいる。フルタイムジョブに就きながらフルタイム・ファイターのように練習していた。ちょっと、その状況に疲れてしまって、このスポーツからフェイドアウトしたいと思うようになったんだ。

もうジムでのトレーニングもこりごり、練習もしたくなくなった。そして家族と同じ時間を過ごしたいと考えるようになったんだ。引退したことは全く後悔していないし、1年8カ月経ってまた戻ってきたということだよ」

──UFCファイターになろうとしている日本人選手たちは、UFCと契約するとファイトマネーとスポンサーマネーで生活ができるようになると思って懸命に練習しているので、それはショッキングな話です。

「例えばだよ、今週の土曜日の試合で負けたりしたら、税金や諸々を引かれて僕が手にできるのは6000ドルだ。たったそれだけなんだ。妻と子供がいて、数カ月に1度の試合でこれだけの収入ではとてもやっていけない。

UFCデビュー戦では5万ドルのボーナスも手にしたけど、それでもフルタイムジョブが必要だった。MMAに専念しようにも、家族がいるからそれは無理な話だよ。だから、このスポーツへのパッションを失ったんだ」

──この間、趣味としても練習をすることはなかったのですか。

「ノー、ランニングすらしなかったよ。全てを辞めたんだ。17歳から15年近くずっとやってきて、休むことが必要だと思っていた。18歳でMMAを始めて、アマチュアで7勝0敗。プロでは16勝5敗、キックとムエタイ、それにグラップリングも戦ってきた。やりたいことをやってきた結果だし、ずっと戦ってきたことも1度リタイアしたことも何も悔いはない」

──MMAは引退しても、柔術を続ける。そういう感じの選手は日本にも多いですが、全く格闘技を断ち切ってしまったのですね。

「いずれは柔術をやろうとか考えるようになったかもしれないけど、引退を決めた時は、何もやる気はなかったよ。柔術もしたくなかった」

──また戦いたいと思ったのは?

「去年の7月かな。ドラッグテストにパスして、UFCに戻って来ることにしたんだ。5週間前に仕事も辞めた。スポンサーマネーで生活が保障されるようになったから、フルタイム・ファイターとして今はやっていける。人生を変えることができたんだ。

凄くハッピーだし、今も僕がフライ級でベストの1人だと証明したい。パッションを取り戻したいし、UFCが戻ることに合意してくれて嬉しかったよ。今回の試合では、父がコーナーに就くんだ。5年振りだよ、父がコーナーにいるのは。色々なことが、また元通りになってきた。

フライ級は過去最高に盛り上がっている。このタイミングでカムバックできたのも幸運だ。僕の試合の1週間後には世界タイトル戦、デイヴィソン・フィゲイレドとブランド・モレノ04がある。この場で戦っていること、自分の力を皆に披露できることに胸が躍る気分だよ」

──今も寝技には厳しい目があるなかで、ジミーのレスリング&柔術=グラップリングはエンターテイメントファイトになるものでした。その再現は可能でしょうか。

「僕は自分のスタイルをカビブ&マイア・ミックスと呼んでいる。カビブのレスリングでグラウンドに持ち込み、デミアン・マイアの柔術で仕留める。それがジミー・ブリック・フリックスのグラップリングだ。土曜日の夜には、しっかりと僕の戦いを皆に見てもらうよ」

──ジミーは柔術とレスリング、どちらがベースだったのですか。

「3歳の時にレスリングを始めた。17歳までレスリング漬けだった。5度の州ランナーアップ、ナショナル、それにワールドでも戦ってきた。世界中でレッスルした。それからブラジリアン柔術を習い、2012年に黒帯になった。僕のようにレスリングと柔術を使いこなす選手は他にいないよ」

──グラップラーとして、ADCCワールズでライアン・ゴードン、ルオトロ兄弟が魅せるグラップリングで組み技競技の新しい見方を示しました。米国のファンのグラップリングに対する見方は変わって来ると思いますか。

「そう願っているよ。でも、僕は日本で戦いたいと思っている。僕は寝技の選手だし、そういう試合をするうえで最高のファンは日本のファンだと知っているから。グラウンドの攻防を固唾を飲んで見守ってくれるのは、日本のファンだけだ。僕が試合をするのに、最も適しているのは日本だよ。

ただ米国のファンもプログラップリングのショーが増え、UFC FIGHT PASSで視聴できるようになったから変わってはきているよ。僕もオープンハンドのスラップリングが認められたグラップリングの試合に出てみたい」

──おおコンバット柔術ですか。

「そう、コンバット柔術だ。エディ・ブラボーは僕にとって最高の戦いの場を作ってくれたよ。絶対にコンバット柔術を戦うよ。できれば、自分より重い相手と戦って、自分の柔術を試してみたいんだ。サブオンリーだと、30ポンドや40ポンド重い相手でも構わない。さすがに200ポンドの相手戦うようなオールドスクールのやり方は難しいだろう。それでも、少しでも大きな相手をぶっ壊す。そんな戦いにチャレンジしたいんだ。

コンバット柔術なら、自分の階級で戦いたい。グラップリングならゴードン・ライアンでも構わない。自分の柔術がどれだけのモノが試すんだ。柔術が好きでたまらないから」

──もちろん、今はチャールス・ジョンソンに集中しないといけないです。

「コンテンダーシリーズ、UFCのデビュー戦で見せたような試合をチャールス・ジョンソンを相手に再現したい。と同時に打撃の上手い彼を相手に、僕の立ち技を見せたい。誰も僕の打撃を軽視させないようにするために。とにかく相手の心を折る。そういう戦いにするつもりだ」

──カビブ・マイア・ミックスを実行するなら、ジョンソンが得意にする首相撲やヒザ蹴りには要注意が必要ですね。

「経験豊かなストライカーだからね。でも考え過ぎずに、テイクダウンを狙う前に打撃で突破口を開こうかと考えている。そして打撃と組み技も混ぜて戦い、僕のMMAファイターとしての能力を皆に見てほしいと思っている」

──ジミー、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「まずインタビューをしてくれてありがとう。そして日本ファン、グラップリングを愛する皆、ジミー・ブリックス・フリックに注目してほしい。ブラジリアン柔術黒帯の僕は、16の勝利のうち一本勝ちは14回だ。アマ7戦は、全ての相手をサブミットしてきた。6試合が初回だった。フライング・トライアングル、腕十字、肩固め、全ての位置で柔術を使って戦うから、しっかりと僕の試合を見てほしい」

■視聴方法(予定)
1月15日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN217対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
ナソーディン・イマボフ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
ロマン・コピロフ(ロシア)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ラケル・ペニントン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マテウス・レンベツキ(ポーランド)
ニック・フィオーリ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・メンドンサ(ブラジル)
ジャビッド・バシャラット(英国)

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント(ブラジル)
カーロス・ヘルナンデス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ(米国)
ニック・アギーレ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック(米国)
チャールス・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)
シジャラー・ユーバンクス(米国)

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o UFC ウマル・ヌルマゴメドフ ティム・エリオット

UFC on ESPN+72:第8試合・タギル・ウランベコフ vs. ネイト・マネス

フライ級。ウランベコフ15位。

ダゲスタン出身のウランベコフはレスリングがバックボーンでチーム・ヌルマゴメドフ所属。UFC2連勝で初のランカー挑戦となった前回は、元タイトル挑戦者で扇久保に勝利しているティム・エリオットに序盤テイクダウンを奪われる展開で、後半盛り返したが判定負け。2勝の相手もいずれもUFC未勝利で、フライ級の層の薄さ故にランキングに入っている。

マネスはバンタム級UFCデビューから3連勝し、4戦目にハビブのいとこウマル・ヌルマゴメドフと対戦したが、テイクダウンからドミネイトされて完敗。今回から初のフライ級に落とす。2戦続けてヌルマゴ軍団との対戦となる。UFCデビュー前はローカルでライト級・フェザー級バンタム級の3階級のタイトルを取っていて、これが4階級目。UFCでの3勝中2度パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得しているが、いずれも序盤パンチで攻められてからの逆転勝利。

ウランベコフがパンチで詰めてタックル。シングルレッグ。テイクダウン。ガードを取るマネス。インサイドからパウンドを落とすウランベコフ。足をサバいてパス。マネスがうつ伏せになるとスタンディングギロチン!かなり絞め上げている。首を横向きにしてさらに絞めるとネックロック気味に決まりマネスタップ!

ウランベコフ圧倒。

マネスは2試合続けてヌルマゴメドフ軍団に完敗。フライ級での動きはどうなのか、この試合だけでは不明。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN38 ウマル・ヌルマゴメドフ キック ネイサン・メネス

【UFC ESPN38】これぞ完全制圧。ウマル・ヌルマゴメドフが打撃、組み、寝技でメネスに何もさせず完勝

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.30-25.30-26.30-27
ネイサン・メネス(米国)

サウスポーのヌルマゴメドフに、まず左オーバーハンドを見せたメネス。蹴りのあとに素早いパンチを見せる。ジリジリ前に出たヌルマゴメドフはメネスの踏み込みに組んで大内刈りでテイクダウンを決める。メネスがクローズドガードを取り、その中で凄くヌルマゴメドフが頭をつけて腰を上げるポスチャーで、パンチの数は限られる。

左足を抜きにかかったヌルマゴメドフが、ハーフでしっかりと抑え3/4マウントに移行していく。結果、制圧ポジションからパンチを落としたヌルマゴメドフが初回を取った。

2R、右ハイを蹴ったヌルマゴメドフは、右足を下げた位置ではミドルを蹴り、前において前蹴りから右ハイ、そしてシングルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。枕で圧力をかけてニースライスパスを決める。ハーフに戻されても、パンチを入れてもう一度パスしたヌルマゴメドフはサイドで抑えてヒザをワキ腹に入れながらニーインベリー→クォーターガードへ。

身動きが取れないメネスがパンチ、エルボーを顔面に受ける。ハーフ、ニーイン、クォーター、サイドを繰り返すヌルマゴメドフは自身が攻撃されないポジションを取り続け、上四方からバック狙い、結果上を向いたメネスをサイドで抑える。気持ちが持たなくなってきたか、背中を見せたメネスは足をフックされ殴れる。それでも懸命に上を向いたメネスにヒジを落としたヌルマゴメドフが完全支配した。

最終回、オーソで右ロー、サウスポーで左ハイを入れたヌルマゴメドフが、右前蹴りを顔面に届かせる。さらに右ジャブを伸ばし、メネスのステップインを軽くかわしプッシュキックで突き放す。と、ヌルマゴメドフ左足にシングルレッグを仕掛け、右足にスイッチしてテイクダウンを決める。ハイガードを担ぎ、パスを決めたがエルボーを連続で打ちつける。

懸命に足を戻すメネスは、その表情が「もう勘弁してくれ」と物語っているように苦し気だ。勝利を目指すのではなく、傷つかないよう戦うメネスに鉄槌を落としたヌルマゴメドフが30-25がつく判定勝利を手にした。


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o RIZIN UFC ウマル・ヌルマゴメドフ カイラー・フィリップス カリッド・タハ ショーン・オマリー

UFC on ESPN38:第4試合・ハウリアン・パイバ vs. セルゲイ・モロゾフ

バンタム級

アルファメールのパイバはフライ級で1勝2敗の後、バンタム級に上げると、初戦でいきなりランカーのカイラー・フィリップスに勝利してランキング入り。が、前回はショーン・オマリー相手にタックルを切られて打撃をもらう展開で1RKO負け。現在またノーランカーに。

カザフスタンモロゾフはUFC1勝2敗。M-1Globalでバンタム級王者となりUFCと契約したが、昨年1月のデビュー戦はこの後メインカードに出場するウマル・ヌルマゴメドフにチョークで一本負け。次戦はRIZINバンタム級GPに出場したカリッド・タハに判定勝ち下が、2月の試合は1Rダウンを奪ったものの、2Rは逆にダウンを喫し、最後はチョークで一本負け。負けたがファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。17歳までサッカーをしており、プロのユースチームに所属していたが、喧嘩っ早いことが原因で追放されている。

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MMA o UFC ウマル・ヌルマゴメドフ キック

UFC on ESPN38:第2試合・ブライアン・ケレハー vs. マリオ・バティスタ

バンタム級

ケレハーはUFC5年で8勝6敗。バンタムとフェザーを行ったり来たりしていて、今回はまたバンタム級に落とす。前戦は同じくバンタム級のウマル・ヌルマゴメドフとフェザー級契約で対戦し、1Rチョークで一本負け。UFC8勝のうち5勝が一本・KOで、14戦で6回のボーナス獲得と、フィニッシュ率・ボーナス率が高い。

バティスタはここまで3勝2敗の28歳。レスリングと柔術がバックボーンのグラップラー。ベンヘンなどが所属するMMA Labに在籍。

バティスタバックスピンキック。前蹴り。ジャブから右を打ち込んだ。カーフキック。ガンガン打撃で攻める。一転タックルへ。テイクダウン。サイド。ハーフからガードまで戻したケレハー。ケージまで移動し立つ。足をかけて倒したバティスタ。倒され際に首をギロチンに抱えたケレハーだが外した。マウント!パウンド。亀になったケレハーにチョーク!がっちり入ってタップアウト!

最後は絞めでフィニッシュしたが、その前の打撃・テイクダウンも良かったバティスタ。完勝。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN38   アラン・ボドウ アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ ウマル・ヌルマゴメドフ カーロス・アルバーグ クリストス・ギアゴス シャクハト・ラクモノフ セルゲイ・モロゾフ チアゴ・モイゼス ニール・マグニー ネイサン・メネス パウリアン・パイヴァ ブライアン・ケレハー ホドウフォ・ヴィエイラ マテウス・ガムロ

【UFC ESPN38】計量終了 粒ぞろい。メイン=ツァルキャン×ガムロ、バンタム級の3試合にホドウフォ

【写真】UFCジッターといえる初戦のみ敗退を経験しているが、以後は負けなしのツァルキャン×ガムロの注目の一戦がメインだ(C)Zuffa/UFC

25日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN38「Tsarukyan vs Gamrot」の計量が23日(金・同)に行われた。

メインはライト級のアルメニア×ポーランド対決=アルマン・ツァルキャン×マテウス・ガムロ戦。キャリア18勝2敗、UFCでは5勝1敗で敗れた相手はイスラム・マカチェフだけのツァルキャンとKSWからUFCに転じ、4勝1敗のガムロの両者は揃って156ポンドで計量を終えている。


キャリア15連勝中のシャクハト・ラクモノフがニール・マグリーに挑むウェルター級戦。

ランク外にも実力者がひしめくバンタム級の3試合=ウマル・ヌルマゴメドフ×ネイサン・メネス、パウリアン・パイヴァ×セルゲイ・モロゾフ×マリオ・バウティスタ×ブライアン・ケレハー。さらにはミドル級のホドウフォ・ヴィエイラなど、出場全24選手が問題なく計量をクリアしている。

■視聴方法(予定)
6月26日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN38計量結果。

<ライト級/5分5R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)
シャクハト・ラクモノフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン: 265.5ポンド(120.42キロ)
アラン・ボドウ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)
クリストス・ギアゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ネイサン・メネス(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カーティス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ホドウフォ・ヴィエイラ: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャ・イラン: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 136ポンド(61.69キロ)
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)
JP・ベイス: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ブライアン・ケレハー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴェネッサ・デモパウロス: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC272 ウマル・ヌルマゴメドフ ブライアン・ケレハー

【UFC272】ウマル・マゴメドフがケレハーに圧勝、TDからバック奪取RNCで初回一本勝ち=14連勝達成

<フェザー級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.1R3分15秒by RNC
ブライアン・ケレハー(米国)

フルマゴ従弟のウマルが、鋭い右前蹴りから右ハイを繰り出す。サウスポーから軌道が変わる前足の蹴りを見せるウマルが、右ハイを当てる。前蹴りで突き放し、左ジャブ、前に出たケレハーが組んでもケージに押し込まれる。ダブルアンダーフックで右腕を差しあげるウマルは、テイクダウンを取れないと判断するとヒザを入れて離れる。直後にダブルレッグを仕掛け、ケレハーがスクランブルもケージに押し込まれバックを許す。左足に続き右足をフックしRNCをセットしたウマルは、ヒザ立ちのケレハーからタップを奪った。

キャリア14連勝としたウマル・マゴメドフは「ハードな相手に勝てて嬉しい。この試合は準備期間が短かったからフェザー級で戦ったけど、これからもバンタム級で戦う。2週間後でも戦う。チーム、ダゲスタン、ロシアに感謝する」とコメント──ブーイングが起こった。


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o UFC ウマル・ヌルマゴメドフ

UFC272:第4試合・ブライアン・ケレハー vs. ウマル・ヌルマゴメドフ

フェザー級。両者とも本来はバンタム級の選手だが、今回はフェザー級で戦う。

ケレハーはコロナ禍でバンタムからフェザーに転向し、4試合した後またバンタムに戻すと、前戦からはまたフェザーで戦っている。ギロチンが得意なグラップラー。学生時代はホッケー・サッカー・ボウリングなどをしており、格闘技を始めたのは21歳からと遅い。

ハビブのいとこ・ウマル・ヌルマゴメドフ。UFCデビュー戦から圧倒して最後はチョークで一本勝ち。まだ実力の底が見えないが、レスリングの強さに加え、ハビブにはないスタンドでの打撃のテクニックも持っている。AKAのハビエル・メンデスコーチはバンタム級のタイトルを獲得した後、フェザー級のタイトルも獲得できると評価している。UFC8勝6敗の中堅以上ランカー未満のケレハー相手に、オッズでは今大会一番のフェイバリット。

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【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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