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【Hexagone MMA23】三上ヘンリー大智が、コンテンダーシリーズ帰りの王者デュクロに挑戦

【写真】Hexagoneはフランス語的にはイクザゴン。hexagon、英語のヘキサゴンとは綴りも違う (C)MMAPLANET&Zuffa/UFC

本日10日(金・現地時間)にフランスはパリのゼニト・ドゥ・パリで開催されるHexgone MMAのメインに三上ヘンリー大智が出場し、ミドル級王者マチュー・デュクロに挑戦する。
Text Manabu Takashima

ヘンリーは昨年2月にGladiator Challenger Serie01でアン・ジェヨンをTKOして以来11カ月振りのMMAで、初の海外での試合&5回戦のタイトル戦を戦うことになった。もともとGCSではKTT所属のイ・イサクと対戦予定だったヘンリーだが、イ・イサクがTUF出演を控えて試合をキャンセル(※公式発表前。結局、TUF出演はなかった)となりアン・ジェヨンと戦っていた。その後、7月のGCS02でイ・イサク戦が予定されたが、今度はヘンリーの負傷で実現にはいたならかった。

その負傷が原因で、半年ほどMMAを離れる必要が生じたヘンリーは巌流島で立ち技マッチに勝利し、MMAの復帰戦を今回迎える。


チャンピオンのデュクロはキャリア6勝3敗で、29歳。思春期は両親が見放すようなバッドボーイだったというデュクロはストリートで磨いたライトハンドを武器に、21歳にしてMMAのトレーニングを始める。寝技はもちろん、打撃もしっかりとした技術を持つわけでなかったデュクロだったが、パリに出てブノワ・サンドニとの出会いでMMAに目覚めた。

4戦目にBellatorパリ大会に出場し、今年の2月にアレクシ・フォントの足関節を防ぎ、これからというときにフォントが目を気にして試合続行不可能に。スッキリしない内容でHexgone MMA 暫定ミドル級の巻くと、4連勝という状況で8月にDWCSに挑んだ。

(C)Zuffa/UFC

この時は右オーバーハンドに、スピニングバックキックをボディに合わされ悶絶ノックアウト負けを喫している。

それでもスイッチヒッターで、遠近両方の距離で戦うことができるチャンピオン。6勝中5つのKO勝ち誇るデュクロは、ストライキングのポテンシャルをMMAで見せ切れていないヘンリーにとって格好の相手となろう。

去年のコンテンダーシリーズでは岩﨑大河、内藤由良というミドル級の新鋭が揃って敗れている。この両者と日本の中量級を引っ張る存在として期待されるヘンリーだけに、コンテンダーシリーズで白星を得られなかったフランスのチャンピオンを下し、ベルトを巻いて2025年を飛躍の年としてほしい。

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45 Breakthrough Breakthrough Combat02 F1 MMA MMAPLANET o アギラン・タニ イ・イサク

【Breakthrough Combat02】しつこい組みでバックを狙い続けたタニが2RにRNCを極めてイサクに一本勝ち

【写真】1Rから持ち上げるようなTDを何度も続けたタニ。先にイサクの方が消耗する形となり、最後はタニがバックコントロールからRNCを極めた。(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
Def.2R2分33秒 by RNC
イ・イサク(韓国)

イサクがジャブとローのフェイントで前に出る。タニも前に出ながらパンチを返して右カーフ、そのまま距離が詰まって四つ組みの攻防になる。イサクが右腕を差してタニをケージに押し込み、足を払ってテイクダウンを狙う。バランスを崩すタニだったがすぐに立ち上がってテイクダウンを狙い、イサクの後ろに回る。イサクが立ち上がるとタニは後方に投げるようにテイクダウンを仕掛けるが、イサクはその都度立ち上がる。イサクも右腕を小手に巻いて投げを狙い、立ち上がったタニがイサクをケージまで押し込む。イサクは背中を見せつつアームロックを狙って距離を取る。

タニが左右のストレートで前進。イサクもパンチを返すが、タニが右カーフからパンチにつなげて左腕を深く入れてケージまで押し込む。イサクは首相撲からヒザ蹴りを入れて離れる。タニは右カーフと左フック。イサクは再び首相撲からヒザ蹴りを入れて、ワンツーと左ボディ、右ストレートを見せて右カーフや左フックを当てる。タニも左フックを返すが、前に出るのはイサク。タニも首相撲からヒザ蹴りを返し、右カーフを蹴る。イサクが前に出て来たところで組んでテイクダウンすると、一気にマウントまでいく。

2R、タニが右ストレートから左フック、イサクも左フックを返してダブルレッグから組みつく。左腕を差したタニがテイクダウンするが、イサクが立ち上がり、谷がスタンドでバックを取る。イサクが正対して離れ、右カーフから左フック。打撃のプレッシャーでタニにケージを背負わせて右ストレートを当てる。

これで下がるタニだがダブルレッグに入って、立ち上がるイサクのバックにつくと、後ろに倒して足をフックしてバックコントロールを狙う。イサクが反転して上になって、立ち上がるタニのバックについてRNCを狙う。ここはタニイサクをが前方に落とすと、逆にタニがイサクのバックについてRNCへ。これでイサクからタップを奪った。

しつこくテイクダウンとバックコントロールを仕掛け続けたタニがRNCで一本勝ち。試合後に「1Rは何度も立ち上がられたけど、そこから動きを変えて寝かせることが出来た。これからもっと試合をしたい」と語った。


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【Breakthrough Combat02】森戸新士が語る、北岡悟とのプログレス防衛戦&椿飛鳥と戦う城戸泰介の存在

【写真】リモート画面の向こう=レオス柔術アカデミーでは、なぜか暖房をつけず外にいるかのようなダウンジャケットの2人--風邪はひかないようにお願いします(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(水)会場非公開で開催される配信イベントBreakthrough Combat02にて、Progress暫定ウェルター級王者の森戸新士が、北岡悟の挑戦を受ける。また、森戸が主催するレオス柔術アカデミーの城戸泰介は、椿飛鳥とプログレス初戦に臨むこととなった。
Text by Shojiro Kameike

驚きの北岡悟プログレス参戦、王者として迎え撃つ連続一本勝ち中の森戸――まさにプログレス史上最高峰のカードが組まれた。その森戸が前々回のインタビュー時に、自身の作戦参謀にしようと試みたほどの柔術家である城戸もプログレスに初挑戦。そんな2人が2024年最後の試合と、ファイトボーナスについても熱く語る!


城戸君は自分で研究できるタイプ(森戸)
森戸さんは生き物としての能力が違いました(城戸)

――今回は森戸選手に北岡戦に関して、さらにプログレス初挑戦となる城戸選手についてもご紹介いただきたいと思います。まず城戸選手はレオスの前に、岡山県のゼロ戦クラブでMMAをやっていたのですか。

城戸 はい。出身は愛媛県で、大学進学で岡山県に行きました。

――現在、城戸選手は柔術&グラップリングでもボトムから攻めていますが、当時アマチュアMMAに出ている時の試合映像を視ると、ゴリゴリのMMAレスリングを展開していて驚きました。

森戸 アハハハ。

城戸 当時はその方法しか知らなかったんです。もともと器用なタイプではなくて。

――城戸選手が最初にMMAを始めたキッカケは何だったのでしょうか。

城戸 MMAの前は小中高と柔道をやっていました。最初にMMAを知ったのは――僕が愛媛県で通っていた柔道の町道場に、当時もうMMAで活躍していた中井りん選手がいて。中井選手をキッカケにMMAを知って、面白そうだなと思っていたんです。僕が中1の頃なので、もう10年以上前ですね。

そのあと岡山でMMAを始めて2年ぐらい経った頃、「柔術のほうが面白い」と思うようになりました。柔術はMMAよりも技が体系化されていて、細かいし学びやすい。器用じゃない僕でも意識していけば、柔術の技のほうがうまく使えるようになっていったんです。

少しずつMMAを離れて柔術に移っていくなかで、森戸さんに連絡して「出稽古に行かせてください」と伝えました。そこから月2回――当時はまだ広島のジムはなかったので、岡山から岩国まで新幹線を使ってJRに乗り替えて出稽古に行かせてもらっていました。

――えっ!? 岡山か岩国まで、新幹線を使っても1時間半以上は掛かりますよね。

城戸 そうですね(笑)。そのあと広島のジムも立ち上がるタイミングで、僕もレオスで指導しながら練習も……という形になりました。

――森戸選手は、当時の城戸選手についてどのような印象を持っていましたか。

森戸 城戸君は初めてウチに来た時から、すごく柔術の技を知っていて。海外の選手の話題で楽しんでいました。初めて来た時、練習が終わってから一緒にご飯を食べに行ったんですけど、海外の好きな選手の話をしたり。

城戸 そうでした(笑)。普段、周りにはそんな話をできる人がいなくて。

森戸 「この選手、良いよねぇ」と最新の柔術家&グラップリング選手の話をして、彼の柔術&グラップリング愛を確かめました(笑)。技術的にもすでに上手だったです。そんな城戸君に対して、最初のレオスの凄さを分かってもらおうと思って――僕と摩嶋一整さん、それと城戸君の3人で、延々とスパーリングを回すという。

城戸 あれはメチャクチャ、キツかったです(苦笑)。森戸さんと摩嶋さんは技術的にはもちろん、まず体の強さが……。もう鉛のような重さで、こんなに強い人と組んだのは初めてでした。特に上に乗られるとキツくて。良い場所に乗られているから、それは技術なんですけど、そもそも生き物としての能力が違いましたね。

帯の色ではなく、強いかどうか(城戸)
強くなるのはやり方次第(森戸)

――アマチュアMMAに出ている頃、城戸選手はどちらかというとパワーでテイクダウンしていましたよね。小中高と柔道をやっていたら、パワーで負けることはないと思いますし。

城戸 そうですね。同階級であれば必ず倒せていました。

森戸 うん、うん。

城戸 だからレオスに出稽古に行かせてもらうようになって、全てが新鮮でした。

森戸 城戸君は自分で研究できるタイプなので、僕が技術を教えることは、そんなになかったです。たまに何か聞かれたら、僕なりの考えを伝えるぐらいで。僕も城戸君から教わることがあるぐらいで、自分が師匠というものではないです。

城戸 ここは皆が各々考えたことを持ち寄って練習する、試し合う場所というか。

――城戸選手は今年のJBJJF全日本ノーギ、同オープン選手権で優勝しています。その直前に救急車で運ばれたというのは……。

城戸 試合中に首を怪我してしまったんです(苦笑)。

森戸 広島で行われたADCCルールの大会の話ですね。試合中に両脚担ぎで一瞬空中に浮かされて、なぜか相手がその状態で飛び乗ってきたんです。かなり危険な行為ですよね。その時に首が圧迫されて。

城戸 痛すぎて、僕も起き上がることができませんでした。

森戸 すぐに救急車を呼んで病院でも検査してみると、幸い首の圧迫で神経に影響はなかったようです。ただ最初は、次の週に行われる全日本ノーギには絶対に出さないと考えていました。

城戸 でも痺れもなく、回復も早くて。退院して軽く体を動かしてみたら動けるし、全日本ノーギにも出ようと決めました。

森戸 検査で異常もなかったし、本人が出たいというので……心配だから僕もセコンドで着いていきましたけど、当日は動きも良かったね(笑)。

城戸 はい。むしろ、いつもより良かったんじゃないかと(笑)。

森戸 ピンチになって、何かスイッチが入ったのかな。

――まず体が無事で何よりです……。城戸選手は、現在茶帯なのですか。

城戸 茶帯です。まだ今年上がったばかりで。でも帯の色は、あまり気にしていません。紫帯の時に黒帯を倒したこともありますし。帯の色ではなく、強いかどうかじゃないですか。

――なるほど。 今までお話を聞いていると、城戸選手にとって必要だったのはレベルに合った選手との練習環境で。それがレオスだったということですか。

城戸 自分の場合は強い人と練習することで、自信を持って試合に出ることができます。もともと気持ちが強いほうじゃないので、森戸さんと練習していると安心感があるというか。

森戸 やり方次第ですよ。環境は自分でつくれるし、特に柔術&グラップリングだと教則で技術が体系化されていて、自分で勉強もできますから。あとは強い練習相手がいれば。

ケージレスリングで勝負してくる相手をどう極めるか(森戸)
一方的な試合をして、何が何でもMVPを獲ります!(城戸)

――そんななかで森戸選手は北岡選手と対戦します。このカードが発表された時は本当に驚きました。

森戸 僕も長谷川(賢プログレス実行委員会代表)さんから「北岡さん、どうですか?」と連絡が来た時は「え、北岡さん?」とビックリしました(笑)。北岡さんはMMA至上主義というか、あまりグラップリングの試合に出場するイメージがなかったので。最近だと今年、クインテットでグラップリングの試合に出ているぐらいですか。

――MMAの経験がある城戸選手にとっては、北岡選手とはどのような存在ですか。

城戸 僕は今でもMMAを視るの好きですし、北岡さんのレッグロックとギロチンの精度はハンパじゃないと思って視ていました。MMAをやっていれば知らない人はいない選手で、その北岡さんとグラップリングで対戦できるのは凄いチャンスですよね。もっと森戸さんの名前が知られるチャンスだから、ぜひ勝ってほしいですね。

――プログレスのルールで戦うことは、森戸選手にとってメリットはありますか。

森戸 知名度の面でいえば、北岡さんにとってはメリットのない試合ですよね。

――ルールと技術、戦略面のお話です(笑)。

森戸 アハハハ、そうですね。相手がディフェンス力の弱い選手であれば、ルールとか関係なく極めに行けば良いと思うんですよ。でも北岡さんのようにディフェンス力も高い選手だと、極めも守り切られる想定をしながらポイントも考えて試合をしないといけない。それだけ試合の組み立て方が大事になります。

――ケージで戦う、という点は?

森戸 できればケージを使った攻防には付き合わないようにしたいけど、そう簡単には逃げさせてくれないと思うので。相手がケージを使って漬けようとしてきても、僕はそれに対する攻め手も持っておきます。ケージレスリングで真っ向から北岡さんと勝負しようとは思っていません。それでもケージレスリングで勝負してこようとする相手に対しては、僕は柔術&グラップリングを使って、どうやって極めるかを考えます。

――そして今回もボーナスをゲットする、と。

森戸 2大会連続で欲しいです。連続となると前回以上のインパクトを残さないといけないでしょうけど、それでも僕か城戸君が頂きます。

城戸 はい!

――森戸選手が前回、70万円のボーナスを獲得した時の表情は、今まで見たことのないものでした。

森戸 アハハハ! やめてください、そういうのは(笑)。

城戸 いや、メチャクチャ嬉しそうでしたよ。

森戸 え、分かった? クールにいようと努めたんだけど。

――中継画面からも嬉しさが凄く伝わってきました(笑)。

森戸 ファイターが試合をした結果なので、そこは喜びが伝わって良かったです(笑)。

城戸 そうですね。グラップリング界が少しずつ潤っているなぁって思いました。

――城戸選手は森戸選手の推薦という形で、椿選手との対戦が決まりました。

森戸 はい。僕がプログレスに出る時は、いつも関係者の方に城戸君のことは伝えていました。特に最近はノーギの大きな大会で優勝していたので、強く推薦していたんです。

城戸 僕もいろんな人に視てもらうプロの大会で、グラップリングの試合をするのは初めてです。特にMMAの大会でグラップリングの試合に出るのは大きいと思うんです。柔術の大会でノーギの試合に出るのと違って、もっと視聴者の数も違うと思いますし。そこで自分の名前を覚えてもらい、どんどん強い人と試合していきたいです。今後も継続参戦させてもらえるように――今までで一番気合いが入っています。

――プログレスルールだけに、ゴリゴリのMMAグラップリングは復活するのでしょうか。

城戸 それは秘密で(笑)。だけど今は他のこともできるし、椿選手はMMAファイターですからね。相手の専門分野で勝負しようとは思っていないので。70万円を獲るためには、相手の得意なところに付き合ってはいられないです。僕も勝つだけじゃなく一方的な試合をして、何が何でもMVPを獲ります!

■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat02対戦カード

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]北岡悟(日本)

<Progressライト級王座決定戦/5分3R>
中原由貴(日本)
安楽龍馬(日本

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
川北晏生(日本)

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
アギラン・タニ(マレーシア)

<Progress68キロ契約/5分2R>
須藤拓真(日本)
中島太一(日本)

<Progress71キロ契約/5分2R>
城戸泰介(日本)
椿飛鳥(日本)

<フライ級/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
古賀優兵(日本)

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【Breakthrough Combat02】Progressで須藤拓真戦、中島太一「フィジカルと柔らかさと運動神経で感覚的」

【写真】流れるような動きに持ち込むことができるのか(C)TAKUMI NAKAMURA

25日(水)に会場非公開&配信大会として開催されるBreakthrough Combat02で、中島太一が須藤拓真とProgressルールで対戦する。
Text by Takumi Nakamura

グラップラー×MMAファイターという対戦軸のProgressルールが並んでいる今大会のなかでも、中島と須藤の一戦は異色対決と言っていいだろう。中島はRIZINを主戦場に戦う元バンタム級キング・オブ・パンクラス。対する須藤はMMAファイターとしても活躍する一方、グラップリングでも数々の実績を残すノーギ日本最強といってもいい存在だ。

グラップリングの実績では大きな差があるマッチアップだが、中島は「おそらく須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思っていないはず。僕は逆にそこにチャンスがあると思っている」とProgressルールでの須藤撃破の青写真を描いている。


須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思ってない

――中島選手がProgressルールでBreakthrough Combat02出場という話を聞いて、意外だったというのが率直な感想でした。グラップリングの試合には以前から興味があったのですか。

「そうですね。ずっとMMAとは別でグラップリングの試合には出たいと思っていました。特にそういう発信もしてなかったし、オファーも来てなかったので、やる機会がなかったんですけど」

――そうだったのですね。

「はい。グラップリングの練習そのものは好きだし、自分の中でグラップリングは得意な方だと思っているので、それを試してみたいなとずっと思っていました。だからチャンスがあればボクシングとかもやってみたいんですよ。自分では自分を全部できるファイターだと思っているので、 グラップリング、ボクシング……個々の専門競技はなんでも一度はやってみたいです」

――試合という部分で言えば4月のRIZIN46でキム・ス―チョルにKO負けしてから試合間隔が空いていて、MMAでの復帰を考えていたと思うのですが、年内はMMAの試合が決まらなかったのでしょうか。

「スーチョル戦後にRIZINで試合が決まりかけたんですけど、それがハマらずに流れてしまって。それでどこかで試合がないかを探していたところ、この試合が決まりました」

――先ほどは自分のグラップリングを試してみたいということでしたが、自分では自分をどのようなグラップラーだと思っていますか。

「フィジカルと柔らかさと運動神経で、感覚的に戦うような、そういうタイプだと思います。対戦相手の須藤選手とは全く逆のスタイルですよね」

――中島選手は練習するうえで自分の感性や感覚を大事にするタイプですか。

「大事にしていますね。だから練習した相手から『珍しい動きするね』って言われたりします。よくYouTubeで色々動画を見るんですけど、ボクシングでもグラップリングでも、こういうのいいなと思ったら、まずはそれを自分のやりやすいように試してみて、それを自分のなかで消化していくという作業を繰り返しています」

――そうやって自分のファイトスタイルを作り上げているんですね。

「だから僕の動きはオリジナルなんです。同じ技の形でも、人によってはやり方が全然違うじゃないですか。じゃあ例えば青木(真也)さんにいい技を教えてもらっても、それをみんながみんな使えるわけじゃない。

あくまでその人のやり方だと思うので、自分で自分のやり方を見つけて、自分のものにしていかないといけない。そこは打撃でもグラップリングでも常に考えながらでもやっています」

――今回の対戦相手は須藤拓真選手で、予測不能なマッチアップになったと思います。最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか。

「はいはいはいはい…って感じです。グラップリングの足関節で言ったら、ナンバーワンの選手じゃないですか。MMAと並行して柔術やグラップリングの試合にも出て結果を出す選手というのは最近では珍しいですよね」

――ずばり須藤選手の足関節にどう対処するかがポイントだと思いますが、どんな対策を練っていますか。

「スパーリングパートナーの方に足関節をたくさん狙ってもらって…という感じでお願いしていますけど、周りに須藤選手レベルの足関節が出来る選手はいないので(苦笑)。だから練習でも対策もそうですし、練習以外でも須藤選手のことを考えて、ずっとイメトレしています」

――お互いに組み技のスタイルを確立しているからこそ、自分の感性をぶつけてみたいですか。

「はい。おそらく須藤選手は自分が一本を取られるなんて1ミリも思ってないと思うんですよ。僕は逆にそこにチャンスがあると思っています。最近はグラップリングで一本を取る技も増えてきたし、そのレパートリーも増えてきたので、それが上手くハマれば一本取れるかなと思っています」

――もしこの試合が柔術や一般的なグラップリングだったら厳しいと思いますが、MMAに近いProgressルールだからこそチャンスがあると思っていますか。

「僕はやりやすいですね。グラップリングにも色んなルールがあるなかで、ProgressルールはMMAファイターが勝ちやすいルールだと思うので、見ている人たちにも面白いと思ってもらえる試合をしたいです」

――中島選手はMMAが本業なので、今回のProgressルール挑戦が今後のMMAにどう活かされると思っていますか。

「須藤戦に向けて練習がハードになっていくし、自然とモチベーションも高くなって、気持ちも試合モードに切り替わります。今は普段の試合前のいい緊張感とモチベーションで練習できているので、それだけでもうプラスだと思います。しかも須藤選手という今までにない対戦相手の対策もしているので、そこでのレベルアップもできるし、すべてが自分のMMAにとってプラスになっていると思います」

――2025年はどんな目標を持って戦っていきたいと思っていますか。

「今年は(MMAを)1試合しかできずに痛い目を見たので(苦笑)もう少し計画的に試合を考えていこうと思います。自分の理想としては年間3試合ぐらいやりたいし、来年もグラップリングやそれ以外の試合のチャンスもあれば挑戦して、コンスタントに試合をしたいです」

――それでは最後に今回の試合で自分のどのような姿を見せたいですか。

「中島太一、グラップリングがこんな強いんだ!というところを見せたいですね。この試合に向けて作り上げているものに自信があるというか。僕もずっとレベルが高い人たちと練習を積み上げてきているので、そう簡単には取られないと思いますし、楽しみにしていてください」


■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat02対戦カード

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]北岡悟(日本)

<Progressライト級王座決定戦/5分3R>
中原由貴(日本)
安楽龍馬(日本

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
川北晏生(日本)

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
アギラン・タニ(マレーシア)

<Progress68キロ契約/5分2R>
須藤拓真(日本)
中島太一(日本)

<Progress71キロ契約/5分2R>
城戸泰介(日本)
椿飛鳥(日本)

<フライ級/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
古賀優兵(日本)

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【Breakthrough Combat02】吉野光喰いに川北晏生が名乗り。謎のイ・イサク×アギラン・タニも決定

【写真】川北として、このままでは2024年が終われないという心境だったのか (C)MMAPLANET

10日(火)、PROGRESS実行委員会より25日(水)に会場非公開&配信大会として開催されるBreakthrough Combat02の追加カードが発表されている。
Text Manabu Takashima

既にグラップラー×MMAファイターという対戦軸のProgressルールで3試合──暫定ウェルター級チャンピオン森戸新士×チャレンジャー北岡悟。安楽龍馬×中原由貴のライト級王座決定戦。そして城戸泰介×椿飛鳥の71キロ契約マッチという組み技マッチに続き、今回は2試合のMMAマッチが明らかとなった。


そのうちの1試合は吉野光が、川北晏生と戦うバンタム級の一戦だ。UAEW還りの吉野はBreakthrough Combat旗揚げ戦でシンバートル・バットエルデネと対戦し、まさかの判定負けを喫し世界再挑戦の出鼻をくじかれた。

リリースのよると同大会を主催するProgress実行委員会では、その吉野に当初はProgress戦の出場を要請したところ本人より「MMAを戦いたい」という強い要望があったという。とはいえ自前の育成選手を持たない同イベントにおいて、日本人選手は国内に拠点を持たない選手と関係協力団体から派遣される選手で賄っているのが現状だ。

そして吉野という国内屈指の実力者と自前のファイターを戦わせるのは、RIZINのような大舞台でないと協力団体として旨味はない。そのような状況から吉野の対戦相手を探すことは困難だと捉えていたという。しかしながら、ここでTRIBE TOKYO MMA所属の川北が声を挙げた。川北は9月に修斗環太平洋バンタム級王座決定トーナメント準決勝でダイキ・ライトイヤーと対戦予定だったが、皮膚疾患を発症し欠場。トーナメントは不戦敗となっている。

川北の出場をサステインの坂本一弘代表も快く了承したという。ベルトが掛けられた機会を失した川北は、タイトル奪取に賭けた意気込みで吉野戦に挑んでくることだろう。

もう1つの決定カードはミドル級の韓国×マレーシア対決、イ・イサク×アギラン・タニだ。昨年9月にGladiatorで当時のミドル級チャンピオン藤井章太に圧勝TKO勝ちを収めたイ・イサク。2月のGladiator Challenger Seriesで三上ヘンリー大智が決まっていたが、TUF出場が濃厚となり出場辞退をしていた。

その後、TUFキャストから漏れモンゴルで勝利すると、Gladiator CS02で三上ヘンリー戦が再浮上も、今度は三上の負傷で流れることに。この時に三上の代役として白羽の矢がたったのが、アギラン・タニだった。長らくONEを舞台に戦い、ベン・アスクレン、秋山成勲、岡見勇信、手塚裕之といった世界と日本のトップファイターと戦ってきたアギラン。ONE離脱後はUAEWやRCCで戦ってきた。

しかしながら、イ・イサクの負傷でこの試合も夏に実現することはなく、アギランはそれ以来日本でのファイトを所望続けてきた。

ONEで12勝7敗、通算戦績12勝9敗。緩いボディとは対照的に、柔術ベースで消耗性を戦い抜くことができるアギランと、4勝0敗&24歳のKTTの新鋭のミドル級マッチ。ある意味、同大会で実施する必要があるのかという試合であることは間違いないだろう。

この一戦を組んだ理由をProgress実行委員として同大会をリードする長谷川賢はリリース内で「なぜミドル級の国際戦なのか。そのような疑問の声は当然のように聞かれるカードかと思います。ただし国内では層の薄いミドル級にも世界を目指す選手が存在し、彼らは強くなるために一致団結して練習を行うという関係になっています。そのなかで海外挑戦を考えても、なかなか実現しない。そんな選手に国内でミドル級の国際戦を提供したい。ぜひとも、今回出場するイ・イサク選手、そしてアギラン・タニ選手と戦いたいという日本人選手が名乗りを挙げて欲しい。そのために組んだ対戦です」と胸中を明かしている。

世界と戦うためにアジアと凌ぎ合う。そのコンセプトが背景にあるミドル級戦と、現状突破というスローガンに則したバンタム級戦といるだろう。なおリリースの寄せられた出場2選手のコメントは以下の通りだ。

吉野光
「前回一年ぶりの試合で負けてしまい、3連敗となってしまいました。この流れを変えるためには試合をするしかないと思い、期間は短いですがすぐにMMAの試合を組んでもらえないかとお願いしました。この試合を実現してくれたBreakthrough Combat関係者の方に感謝しています。ありがとうございます」

川北晏生
「今回すごく強いと評判の吉野選手が対戦相手だったので、試合を受けました。その強さを直に感じた上で、自分が勝たせてもらいます」

イ・イサク
「コリアントップ・チームのイ・イサクです。クリスマスに試合の機会を与えてくれたBreakthrough Combatに感謝しています。今回の相手、アギラン・タニは秋山成勲選手に勝利した強者です。レスラーなので、グラウンド中心で準備しています。一方で打撃だと1RでKOできるように練習を頑張っているので、試合を楽しみにしてください」

アギラン・タニ
「Breakthrough Combat02でイ・イサクと戦うことに、本当にエキサイトしている。最高のパフォーマンスを見せて、これからもっと日本で戦っていきたい」

■視聴方法(予定)
12月25日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator CS01】アン・ジェヨン戦へ─三上ヘンリー大智─01─「どれだけ無意識な状態に持って行けるか」

【写真】このルックスを人生が優位に運ぶように使わない。男前は、そんなことは考えないのだ (C)MMAPLANET

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、三上ヘンリー大智がアン・ジェヨンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

剣道界からは、消えた名選手と呼ばれ。銀幕デビューを果たし、POWNDSTORMやEXFIGHTでは黄色い声援を誰よりも集めていた甘いマスクの持ち主。取材中も彼の姿を視界にとらえた街往く女性が、そのまま目を奪われたように追い続ける。あるいは振り向いたままということが、続いた。それでもヘンリーは、その視線に気づかず──懸命に重心移動について、言葉を続ける。自身の持つルックスには無頓着で、武道精神をもって研ぎ澄まされた感覚でMMAを突き詰めようという姿勢を持つラスト侍に、今回の対戦や剣道との関わり、今後について尋ねた。


──16日にアン・ジェヨンと対戦が決まった三上選手です。このタイミングでGLADIATORの新機軸であるGLADIATOR CHALLENTER SERIESで戦うことを決めたのは?

「最初にやる予定だったイ・イサク選手が、若くて勢いのある5勝0敗の選手で凄くモチベーションが上がりました。この選手を倒すと、MMAファイターとしてもう少し認められるんじゃないかと思って」

──イ・イサクは5月から開始のTUFへの出演が決まり、出場が流れた。主催者もUFCへの道が開いた選手をここに縛ることはできないという判断をしたと聞いています。その結果、アン・ジェヨンと戦うこととなりました。

「あのあと候補として名前を頂いた選手のなかで、一番自分のなかで意味ある試合になると思った選手なのでお願いしたという形です」

──イ・イサクと戦っていたなら、三上選手がこれまで見せていなかったMMAファイターとしての完成度の高さが必要な戦いになったと思います。対して、アン・ジェヨンとはどのような意味のある試合になると考えられたのでしょうか。

「私自身のMMAの創り方のようなモノは変わらないのですが、テーマはちょっと変わったかなというのはあります。ストライカーとしてMMAをやらせてもらって、向うも自分のことをストライカーだと認識してくるでしょうし、変な話──打撃の勝負になるかなと思っています。そこでMMAのなかでのストライキング能力が試される試合という風に位置づけは変わったと思います。そこに向けてチャレンジングな試合、挑戦者として挑もうという気持ちです」

──イ・イサク戦がなくなった時、試合を断ろうと気持ちには?

「若干、『あぁ、マジかぁ』というのはありましたけど、一つひとつ勝たないといけないし。自分のなかではどんな相手とやってもかけがえのない財産になると思うので、試合ができる時にやらせてもらえることが一番喜ばしいことなので」

──ミドル級は国内で対戦相手が少ないですし、試合機会を逃したくないという気持ちも強かったのではないでしょうか。

「それが一番にあります。立ち技でも何でも色々な団体で戦わせてもらう立場でやっていますが、一番優先したいのはMMAの試合なので。これからは韓国人選手だったり、外国人選手と戦うことが多くなると思うので、一つひとつ受けたオファーはケガとかがなければ断らないようにしていきたいです」

──正直、これまでの試合で三上選手はそのポテンシャルを出し切れてない印象があります。デビュー戦はMMAの打撃に戸惑っていた。そして前回のチョン・ホチョル戦は組み主体の試合となりました。

「アハハハハ。まず、チョン・ホチョル戦を細かく分けると、1Rは本当に打撃で行こうと思っていました。ただ、がぶった時に『あれっ? これ寝技の展開でデキるかも』と思って。で、バックを取ろうとしたときに足が引っ掛かって下になってしまったんです。あの時は立つ意識は余りなくて。相手も力を凄く使っていたので、寝技である程度しのいで2R、3Rに賭けようと思っていました。

で2Rは自分のなかでは打撃でいって、相手がダウンをしたら立たせて打撃ではなくて、上を取ってトップで何かをする。ポイントを稼ぎ続ける。そういうゲームをやっていかないと今後、ストライキングが自分と同じぐらいだったり上の選手と戦った場合に話にならない。勝ち負けが懸かった大事な一戦ではあるけど、あそこはトップの状態で勝負に行くべきだと思いました。なので効いたのか、頭を振ってテイクダウンに来たところをがぶって上を取って終わらせました。だから自分のなかでは成長するために凄く良い試合だったと思っています」

──MMAに慣れた三上選手の打撃の威力が見られるかと期待していたので、その選択に驚かされました。ただし、そこを経験できたことは本当に良かったですね。では今、三上選手のMMAの打撃のレベルはどうなのかと考察した時に、12月9日のNOKC OUT UNLIMITEDという全局面打撃ルールというファイトを経験した。あの試合が得られるモノは何だったのでしょうか。

「MMAグローブで殺傷力のある展開のなかで、落ち着いて相手を見て自分の打撃を繰り出す──ストライカーとして、凄く良い経験ができました。ヘッドギアで固めて、ガチガチのスパーリングをするのとはわけが違うじゃないですか? 緊張感もあるし。心の揺れもある。そのなかで冷静に自分を保って戦えたのは、本当に良い経験になりました。だから今後もああいうオファーを頂けるのであれば、積極的に受けていきたいです」

──KNOCK OUT UNLIMITEDルールでの試合は三上選手の成長につながる?

「繋がると思います。打撃をやらないといけない。打撃って組み技とちょっと違う……勝負ごとって何でもそうだと思いますが、階級が重くなればなるほど運の強さが大きくなると思うんですよ。そこで腹を括って、自分の動きを出す。そこは何度も繰り返さないと、自分の自信につながらないと思います」

──やはり一発で勝負が決まると。

「それが重量級にはあります。そこは自分もやられた経験がありますし、すごく怖いと思っているところです」

──アマチュア時代のアンディ・コング戦のことかと思われますが、キャリアの汚点と言っても良い敗北でした。

「ただ、あれはあれで人々を勇気づけられるスパイスになったんじゃないかと思っています。今後頑張って色々な結果を出した時に、あの過去があったと他の人が知れば『俺もここで頑張り続ければ、何か良いことがあるんじゃないか』と思ってもらえるような選手になりたいですし。格闘技の天才で無敗で、強い。まぁ格好良いですけど、それって人に何を与えるのかと考えた時に『あの人は特別』って思われるだろうし。敗北を経験している人の言葉って凄く温かくて、私はそういう人間になりたい。だから色々とチャレンジして、負けても良いし……負けても良いという気持ちでは戦わないです。でも、負けてもチャレンジを続けて人に元気を与えられるファイターになりたいです」

──押忍。UNLIMITEDルールの試合を再び振り返って欲しいのですが、キックボクサーがあの展開になると、寝技でもガムシャラに殴るか、サッカーボールキックを思い切り狙うかと。一方で三上選手は非常に冷静にヒジ、鉄槌を落としてパウンドアウトしました。

「正直に言うと、あの試合の記憶はほとんどないです。それが自分の中の理想で。試合の記憶がない状態が、一番無意識で攻撃が出せるんじゃないかと。『これを出そう』という時点で、脳が余計なことを考えている。どれだけ自分を無意識な状態に持って行けるか。そのための日々の鍛錬だと思うので、そこのしっかりとした鍛錬が出た試合だったかと思います」

──試合全般でそうだったのですか。

「ハイ。スピニングバックフィストを食らったんですが、そこ以外はほとんど覚えていないです」

──ではスイッチしての左ミドルという素晴らしい攻撃も?

「覚えていないですっ!!」

──首相撲からのヒザも?

「覚えていないです」

──無心で本来の動きが出せるということなら、あの一連の攻撃が本来の三上選手の打撃なのですね。そうなると我々も欲張りなので、MMAであの攻撃が見たくなってしまいます。

「私はやっぱりトータルでやっていきたいとは思っていて。色々な道具を持っていて、場面・場面で使い分けることができるのが理想で。ただ下の展開に関していうと、柔術というのは積み重ねだと思うので、ずっとやってきた人とそこで勝負しようとなると凄く限定的になってしまいます。

だから色々な道具は持ちますが、道具を使う取捨選択が非常に大事になってきます。年齢的に考えても、取捨選択は大事になります。一つ一つを研ぎ澄まさせて、この場面でコレは絶対に勝てる。これは自信がないから、他の展開にしようとか。打倒極の全部で一つ自分のなかで必殺技を創りたいです。必殺の展開を創っていきたいとは思っています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o イ・イサク 藤井章太

【Gladiator023】TDしたイ・イサクが隙を与えず、現ミドル級王者の藤井を右ヒジ&パンチ連打でKO

【写真】イ・イサクの試合ぶりには安定感があった(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
Def.1R3分43秒 by TKO
藤井章太(日本)

藤井が左インローで先制する。イ・イサクにケージを背負わせて右ロー、右ストレートを振るう藤井だが、右ローに合わせて飛び込んできたイ・イサクにテイクダウンを奪われた。背中を着かせたイ・イサクに対し、藤井が足を上げていく。しかしイ・イサクはパンチとヒジを振るってくると、クローズドガードから足を利かせた藤井が顔面を蹴り上げに行く。

イ・イサクはパンチを落としつつ、立ち上がろうとした藤井を抑え込む。反転した藤井からバックマウントを奪ったイ・イサクがパンチを連打。マウントに移行してパウンドと右ヒジの雨を降らすと、藤井の動きが止まる。再びバックマウントの状態からパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

現ミドル級王者に完勝を収めたイ・イサクは腰に手を当て、ベルト挑戦をアピールした。


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Gladiator Gladiator023 KTT MMA MMAPLANET NavE o Progress RIZIN Road to UFC UFC YouTube イ・イサク エフェヴィガ雄志 ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル チョン・ダウン テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 ハ・ドンシン パンクラス パン・ジェヒョク ユン・ダウォン 世羅智茂 八木敬志 前田吉朗 南友之輔 吉田開威 和田教良 小松祐貴 川北晏生 森戸新士 河名マスト 竹本啓哉 藤井章太 阿部光太 高木亮

【Gladiator023】戦わずして王者になったバン・ジェヒョクが4週間前に語っていたこと――

【写真】結果、戦うことなくチャンピオンになったバン・ジェヒョク(C)MMAPLANET

本日30日(土)に、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023。そのコメインでダギースレン・チャグナードルジとGladiatorフェザー級王座決定T決勝を戦う予定だったバン・ジェヒョク。
Text by Manabu Takashima

ご存じの通り、昨日の計量をダギースレンがパスせず、戦わずしてベルトを巻いたバン・ジェヒョクが4週間前に語っていたことをここでお届けしたい。


ノンタイトルで戦うことに。あと2時間でイベントスタート

――4週間後にグラジエイター・フェザー級王座決定トーナメント、決勝戦が迫ってきました(※取材は3日に行われた)。今の体調はいかがでしょうか。

「前回の試合は色々あって、減量の集中していたような形で試合に出ていたので、今回の方が調子が良いです。UFCで活躍中のチョン・ダウン選手とスタミナ・トレをたくさんやってきました。心拍数を測るなど、科学的なトレーニングを採り入れてきたので、準決勝のようにスタミナが切れることなく、もっと良い試合ができると思います」

――もともとスタミナをつけたいという想いがあったのでしょうか。

「自分はあまりそういう気持ちはなかったのですが、KTTのハ・ドンシン監督、チョン・チャンヨル代表から相手はパワーがあり、技術的には問題なくてもスタミナが切れないように戦わないと焦ることになると言われ、スタミナ・トレに取り組むことになりました」

――スタミナが切れるだけの激闘だったので、河名選手との試合はファンの評価も高かったです。

「そう思われているとは思っていなかったです。正直、パンクラスの試合から期間が短くて自分のなかでは準備期間は十分でなかったのですが、良い試合と言われているのはありがたいです」

――判定決着になっても負けない。そういう戦い方が出来ていたように感じました。

「パンクラスで戦った時と違い、対戦相手の河名マスト選手もグラジエイターの試合が初めてだったので、そこまで判定を気にすることはなかったです」

――ではダギースレンの印象を教えてください。

「モンゴル人特有の勢いがあり、パワーがあります。技術的に恐れることはないので、時間を掛ければ勝てると思います。それに彼も準決勝では、相当にスタミナが切れていたと思います。前の試合を見て、打撃もレスリングも完成度は低かったです。なので自分は勝てると踏んでいるのですが、とにかく回りの皆が『モンゴル人はパワーがある』と言ってくるので、それがストレスになっていました(笑)。でも、韓国人もモンゴル人に負けないだけパワーがあるところを見せようと思います」

――グラジエイターはプロモーション自体がアジアのフィーダーショーを目指すと明言しています。タイトル獲得後、バン選手はどのようなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。

「いろいろあります。グラジエイターのチャンピオンはRIZINに出ています。Road to UFCもそうです。ダギースレン選手は無敗なので、そういう相手に勝ってグラジエイターのベルトを獲ると大きなプロモーションから声が掛かる。そういうつもりで戦います。ダギースレン選手はケガをしないで試合当日を迎え、最高の試合をしたいと伝えたいです。そして日本のファンの皆さんには、不甲斐ない試合をしているのに応援してくれる人がいます。凄くありがたいです。頑張ります」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<65.77キロ契約/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube その他 イ・イサク テムーレン・アルギルマー ブログ 竹本啓哉

【Gladiator023】テムーレンに挑戦、竹本啓哉「ずっと組む必要はない。組んで、離れてを繰り返して―」

【写真】竹本の狙いが、ハマるか (C)MMAPLANET

明日29日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023のメインでテムーレン・アルギルマーの持つGladiatorバンタム級王座に、竹本啓哉が挑む。
Text by Manabu Takashima

計量失敗で失ったタイトルを取り戻す一戦だが、グラジエイターを巡る環境が大幅に変わり、バンタム級ではモンゴル人がチャンピオンに君臨している。この状況を喜び、さらなる国際戦を望む竹本は――テムーレンを倒すために、一心不乱にとある動きを繰り返していた。


──試合まで1カ月を切りましたが、体調の方はいかがですか(※取材は5日に行われた)。

「好調です。大変、好調です」

――名古屋の練習環境が整っていた。素直にそう思いました。

「プロ練のようなモノはなかなかなかったので、ありがたいです。春日井(たけし)さんがやってくれて。僕自身は今回の試合に向けて、参加するようになったのですが。今回はタイトル戦で、もう一度ベルトを巻きたいというのがあって。タイトルマッチと決まってから、思っていた以上に勝ちたいんだなって。今までも勝ちたかったのですが、今回は特に勝ちたいです。

試合が決まったのが7月末、6月の試合が終わって1カ月しっかりと休んでいたので、このタイミングで出来て良かったです。最初の予定だと、12月になって休みが長くなってしまうので。9月になって良かった。まぁ12月じゃないんで分からないですけど(笑)」

――テムーレンと対戦するうえで、彼と神田選手の2戦目があったことが、最初の試合だけよりも勝機が広がったと思えますか。

「勝機は広がったと思います。1試合目は神田君が投げられて、抵抗できなく投げられるのかと思っていました。ただ2試合目で神田君も対応できていて。それができるなら大丈夫、かなり勝機はある。2回目を見て、そう思いました」

――それでもスクランブル戦を制していた点については、どのように思いますか。

「まぁあの展開は得意なんでしょうね。僕はあの展開はやらないです。やるべきことは、かなりいつも通りになってしまうのですが決めています。やるべきことをやる感じです」

――今日の練習をみるとシングルレッグから、シングルバック。トラックポジション、そしてツイスターという動きを徹底的にやっていました。あれが狙いなのですね。

「あれが狙いです(笑)。だから……映像では(The1TVの収録が同日に行われた)さりげなく1回だけ使ってください。撮影があったのに、ずっと仕掛けていて、『しまった』と思いました。なので、透暉鷹選手に外されたところを使ってください(笑)」

――ハハハハ。あの動きはテムーレンを研究して、狙うべきところだと決めたのですか。

「四つ組みはかなりの確率で投げが来るので。頭を内側にする組みは良くないと判断しました。まぁ、それでバックを取れれば一番なのですが、その動きはやり過ぎているのでいつでも出ます。その他にプランを用意しておきたかったので、この組み立て方を考えました」

――払い腰、内股、あの思い切りの良さが、想定以上という可能性もあります。

「階級の大きい人と結構やってきたので、触ってみて無理そうだと離します。その辺りの感覚は掴んでいるので。組み合ったところで勝負する必要はないから、ずっと組む必要はなくて。組んで、離れて――を繰り返しても構わない。距離を使って、自分だけ有利なところで組もうと思います」

――打撃が粗いので凄く有効かと思うと同時、打撃を一発食らった時にこれまでにない威力を感じて、なお自分の組みができるのか。その辺りはどう考えていますか。

「でも踏み込んできてほしいです。そこを取りたいので、リスクはありますが――来てほしいです」

――組まれないための打撃を使い、組みに付き合わない戦いをテムーレンがやってくると?

「いつも用意していて、使わないで終わっているんです。だから実行したことがないので、どれだけの精度があるのか。でも、前手の練習はしっかりと練習しています。それで下の圧力もかかるだろうし。

僕、思われている以上に打撃をやっても構わないんです。結果、組むことになっているだけで。ジャブを通して、行こうかと……。KOする練習をしているかと言われると微妙なんですけど、距離を制する練習は凄くしています。でも組んで勝ちたいかな(笑)。良い形で組めると、勝てると思っているので(笑)」

――打撃を使うというグラップラーの試合前の言葉は、ほぼほぼスルーだろうと思っていると、自分で否定してしまいましたね(笑)。ただし、打撃の練習をしているならいざという時の精度は違うかと思っています。

「そうですね。僕、土肥潤選手が好きなんです」

――えっ? 突然すぎますが……聖帝、潤選手ですね。今はグラップリングに転じた。

「ハイ。2度負けて、体感として強いことを知っています。もうMMAを辞めたのですが、今度は勝ちたいと思ってきたんです。でも、土肥選手のように打撃なしで組みに行くと……貰って、そうなってしまいますよね。でも愛しいです(笑)」

――殴られないで組む、そのような距離設定……分かる人は分かるけど、いよいよ会場が静まりかえる。そして、そうなると竹本選手の勝機が広がってくるかと。

「あぁ、そうですね。そうだと思います。正直、会場が静かになるのはしょうがないと思っています。でも僕はMMAの中のグラップリングに感動したので、僕みたいなヤツが喜んでくれて、見たことがない人が『なんだ、これは??』って思ってもらえると嬉しいです。

分かる人は分かるという試合をやっていることは申し訳ないですが、この道を選んだ時から、観客席が静かになることはしょうがないと考えてきました。それを変えようとは思いません。自分のやるべきことをやります。

なにより今回のテムーレンや、強い選手に自分の試合をやって勝つと、これが何か分かりたいと思ってくれる人が増える……そうなってほしいです。組み技は面白いので、組み技を好きになって欲しいです」

――ベルトを取り戻した後は、どのようにキャリアアップを考えていますか。

「ここ最近、フィリピン、モンゴルと日本国籍でない人と戦うことが増えました。そういうの、良いですよね。日本人じゃない人、日本でないところで試合がしたいです。そういうのに興味があります。色々なところで、色々な人と戦いたい。文化圏が違うところで、試合をやってみたいです。

グラジが海外の選手を呼んでくれるようになって、本当に嬉しかったです。そういう選手とどんどんやりたいと思っていたのですが、立場上言えなかったです。ここで勝つと、それをハッキリと言えるようになります。そうなりたいです」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】計量終了 ダギースレンが計量失敗、バンが新フェザー級王者になりノンタイトル戦

【写真】ダギースレンの体重をしっかりと確認するバン・ジェヒョク (C)MMAPLANET

明日29日(土)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023の計量が、28日(金)に大阪市淀川区のアットビジネスセンターPREMIUM新大阪で行われた。
Text by Manabu Takashima

プレリミ、メイン、ポストリミ、計20試合に出場するファイター40名のなかで計量失敗は1人――それがGladiatorフェザー級王座決定T決勝戦でパン・ジェヒョクと対戦するダギースレン・チャグナードルジだった。

リミット65.8キロに対し、67.55キロだったダギースレンは下着を脱いで計量に臨んだものの67.45と1.65キロと大幅オーバーに。


2時間の再計量まで時間があったが、サウナから計量会場を訪れたダギースレンは心身とも衰弱している様子で、もう一度サウナに入る前に代謝を立構えるために水分を補給したもの汗が出ず、67.55キロで健康上の理由から減量を切り上げることとなった。

900グラムまでの体重オーバーであれば、計量をパスしているパン・ジェヒョクが勝った場合のみ王座奪取という変則タイトルマッチが採用されるのだが、最終的に1.75キロではタイトル戦は組まれず――さらにトーナメント決勝という性格上、ダギースレンは失格となり不戦勝でパン・ジェヒョクがGladiatorフェザー級王座に就くことに。

そのうえで米国の数あるステート・アスレチック・コミッションに見られる、5ポンド以上の体重差の場合は試合が不成立となる条項に当てはまらないためにバン・ジェヒョク陣営を試合を臨み、これをダギースレンも了承。計量は67.55キロだったが、フェザー級ノンタイトル戦としてファイトマネーの30パーセントをパン・ジェヒョクに譲渡し、イエローカード2枚、ダギースレンが勝利したときはノーコンテストで試合は実施されることとなった。

ファイトマネーの30パーセントの譲渡があったうえで、イエロー2枚は二重の罰則に感じられるが、それでもダギースレンが戦う意思を見せたということは、罪の意識を持ってケージに足を踏み入れることになるのかもしれない。

ともあれGladiatorバンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉戦、Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂という2つのタイトルマッチ。

さらにフェザー級タイトル戦線の今後のカギを握る河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル・ズッキーニョス×ハンセン玲雄、ミドル級王者のノンタイトルs藤井章太×イ・イサク、ライト級の八木敬志×エフェヴィガ雄志戦というメインカード。

加えてプレリミでもグラップリングでNavE×前田吉朗、伝統派空手勢=吉田開威&南友之輔が出場する第1&第2試合。計量前だというのにセコンドの石井逸人がたこ焼きを食べるという非人道的な行動に出ていた川北晏生と阿部光太のTRIBE勢の出場等々、見どころが多いGladiator023だ。

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023計量結果

<フライ級/5分2R>
宮川日向:56.85キロ
坪内一将:56.2キロ

<フライ級/5分2R>
陸虎:57.05キロ
古賀珠楠:56.55キロ

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝:52.1キロ
三輪勇気:52.1キロ

<フェザー級/5分2R>
水野翔:65.35キロ
野口蒼太:65.65キロ

<ライト級/5分2R>
秋岡翔:70.45キロ
磯嶋祥蔵:69.75キロ

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー:61.2キロ
[挑戦者]竹本啓哉:61.2キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク:67.45キロ→67.55
ダギースレン・チャグナードルジ:65.75キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士:75.8キロ
世羅智茂:76.8キロ

<フェザー級/5分3R>
河名マスト:66.0キロ
ユン・ダウォン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:66.15キロ
ハンセン玲雄:66.2キロ

<ミドル級/5分3R>
藤井章太:84.1キロ
イ・イサク:84.25キロ

<ライト級/5分3R>
八木敬志:69.9キロ
エフェヴィガ雄志:70.2キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE:59.80キロ
前田吉朗:59.4キロ

<バンタム級/5分3R>
藤原克也:61.2キロ
川北晏生:61.2キロ

<フライ級/5分2R>
和田教良:56.25キロ
梅亞愚裸毒一郎:57.05キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:66.0キロ
高木亮:65.25キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼:77.2キロ
阿部光太:77.2キロ

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ:61.6キロ
宮口龍鳳:61.1キロ

<バンタム級/5分2R>
吉田開威:61.1キロ
空:60.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.25キロ
小松祐貴:60.8キロ

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥――
伊藤琥大郎――

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