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UFC267:メインイベント・ヤン・ブラホヴィッチ vs. グローバー・テイシェイラ

ライトヘビー級タイトルマッチ。ブラホヴィッチは2度目の防衛戦、7年ぶり王座挑戦となるテイシェイラはランキング1位。

どうしてもJJが捨てた王座のイメージが抜けないライトヘビー級。ブラホヴィッチも前回の防衛戦では階級下のアデサニヤ相手にアンダードッグという評価だった。JJより年長のブラホヴィッチだが、低迷していた期間が長かったため、王座に挑戦できず=JJとは対戦経験なし。UFC最初の6戦は2勝4敗で、その後10戦で9勝1敗。

テイシェイラはもともとビザの問題でUFCとなかなか契約できず、UFCデビューが遅かった。JJに挑戦した時点ですでに35歳と、当時にしてはかなり年長だったが、上位陣が抜け落ちていく中、再び連勝街道に乗せ、42歳で2度目の王座挑戦のチャンスを掴んだ。ボクシング+柔術のスタイル。ミドル級王者アデサニヤの挑戦が優先されたため、前戦から約1年のブランクが開いている。

ブラホヴィッチカーフキック。じわじわ出たテイシェイラがパンチを入れる。また出たところで今度はタックル。ケージに詰めて尻クラッチ。テイクダウン!ガードを取るブラホヴィッチ。片腕を脇に挟んでディフェンスするブラホヴィッチ。下の展開が長い。時間が過ぎていく。密着したまま細かい打撃を入れるブラホヴィッチ。特にダメージはないが、このままだとむざむざラウンドを落としてしまう。テイシェイラパウンド。ネッククランク。けっこう嫌がっているブラホヴィッチ。ホーン。

1Rテイシェイラ。この後もテイクダウンされると同じ展開が続くなら、ブラホヴィッチにとっては厳しい試合になる。

2R。パンチを打ち込むテイシェイラ。ブラホヴィッチ3連打をヒットさせるがテイシェイラのシングルレッグに捕まる。しかし引き剥がした。ブラホヴィッチ4連打をヒット。間合いを詰めるテイシェイラにパンチを当てていく。テイシェイラタックル。これは受け止めたブラホヴィッチ。離れる。ジャブを入れるブラホヴィッチ。テイシェイラ間合いを詰めるアッパーを入れたブラホヴィッチだがテイシェイラの左が入りバランスを崩す。また出ていくテイシェイラ。パンチをヒットさせるブラホヴィッチにテイシェイラタックル。シングルレッグでテイクダウン!マウント!亀になったブラホヴィッチからバックマウント。パームトゥパームチョーク!タップアウト!

テイシェイラ、42歳での初タイトル獲得はUFC最年長記録。ブラホヴィッチのパンチをけっこうもらっていたが、下がらず攻め続けた。

新王者テイシェイラ、次は会場にバックアップファイターとして来ていたイリー・プロハースカと対戦するとコメント。

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【UFC ESPN23】スピニングバックエルボーでレイエスを完全KO、プロハースカ「タイトル挑戦? OK」

<ライトヘビー級/5分5R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
Def.2R4分29秒by KO
ドミニク・レイエス(米国)

賭け率優位のプロハースカに対し、レイエスが左ハイを繰り出す。低い位置から拳を伸ばすプロハースカが、アッパーから左フック、そしてローと独特な間で打撃を繰り出す。左を当てたレイエスが前にでると、プロハースカがカウンターで左を当てる。組んだレイエスがボディロックテイクダウンを決め、ハーフで抑える。肩固め狙いのレイエス、防いだプロハースカがブリッジからスクランブルに持ち込みスタンドに戻る。

左を入れたレイエスだが、プロハースカが右を打ち込むと体を屈めて下がる。ケージに詰まったレイエスはアッパーを受けながら左を振るって前に出るが、プロハースカもボディへにフックを思い切りパンチ打ち込む。レイエスは右を被弾してケージに詰まるが、それでもワンツーで前に出る。

プロハースカがワンツー、レイエスが左を返す。両者パンチの精度が高いなか、数で上回るプロハースカが圧力で上をいく。レイエスは左ハイ、カウンターの左を入れるがプロハースカがここからパンチを纏め初回を取った。

2R、蹴り足を取られても抜いて三日月を蹴ったレイエスに対し、プロハースカは遠い位置から右を伸ばす。レイエスは左ミドルから、右フックに右を合わせていく。と左から前に出るレイエスに対し、プロハースカはサークリング後に一転前に出て右をヒットさせる。前蹴りから左フックにもプロハースカは、スピニングバックフィストを狙ったレイエスに右アッパー、前蹴り、さらに右エルボーを打ち込む。

レイエスが左を返すと、足が泳いだプロハースカがダブルレッグへ。レイエスはギロチンもプロハースカは頭を抜いてトップに。三角狙いを担ぐプロハースカが足を抜いて、パス。プロハースカがマウントを狙うが、レイエスがフルガードに戻し下からエルボーを入れる。蹴り上げを受けながら、パスを決めたプロハースカは、ハーフに戻したレイエスにパンチを纏め。背中を見せて立ち上がろうとしたレイエスをラッシュをかけ、ケージに詰まったところでプロハースカは右エルボー、続く右エルボーは空振りも、そこから左スピニングバックエルボー一閃。

イマジネーション溢れるヒジを受けたレイエスが、前方に崩れ落ち──プロハースカがタイトル挑戦権獲得を決定づけるKO勝ちを決めた。

「良い試合だった。武芸の本分を見せたかった。直ぐに勝ちたいと思って、攻撃を受けることがあったから。カウンターのパンチがあるから、考えることできずパンチを振るった。それがスピニングエルボーだったかな……。タイトル挑戦? う~ん、OK。隣国のブラボヴィッチのことは好きだけど、準備はできている。UFC以前から僕とチームは成長し、UFCにやってきた。そしてタイトル挑戦できるなら光栄だけど、謙虚でいたい。チェコの皆、ありがとう。マーシャルアーツの本文を皆と分かち合いたい」と申し分のない──人の良さが滲み出るコメントを残した。


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【UFC ESPN23】計量終了 プロハースカに挑戦権奪取の好機。デヴァリシビリ✖ステーマンは痺れるレス決戦

【写真】オクタゴン2戦目、2試合連続でタイトルコンテンダーと戦うプロハースカ(C)Zuffa/UFC

4月30日(金・現地時間)、1日(土・同)のネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN23「Ryes vs Prochazka」の計量が行われた。

メインはドミニク・レイエス✖イリー・プロハースカのライトヘビー級戦。RIZINからUFCに転じたプロハースカが2月に予定されていたが、新型コロナウィルス感染予防対策により流れたレイエスとメインで戦う。

オクタゴン2戦目で現在2連敗中といえども、いずれも世界戦だったレイエスとのマッチアップ──プロハースカが勝てば、タイトル挑戦の可能性も十分にありえる。

レイエス、プロハースカは問題なく計量を終えているが、フェザー級でジョナサン・ピアースと対戦予定だったガブリエル・ベニテスが150.5ポンドと5.5ポンド・オーバーで計量を失敗。ピアースがキャッチウエイト戦を了承せず試合は中止に。

女子フライ級でポリアナ・ボテーリョと戦うルアナ・カロリーナも128.5ポンドと3.5ポンド重く、ボテーリョとは契約体重マッチで戦うことになった。


カブ・スワンソン✖GLORYとMMAで二足の草鞋を履いていたギガ・チカズのフェザー級戦、バンタム級の耐久ケージレスリング&スクランブルマッチが楽しみなマラブ・デヴァリシビリ✖コディ・ステーマンなどメインカードの軽量級で注目すべきファイトが用意されている。

連敗でスタートしたデヴァリシビリのUFCキャリアだが、その後は5連勝中で──全てが判定勝ちのドミネイターに対し、スイッチスタンスで左ハイが危険なレスラーのステーマンが、ストップに掛かる。

蹴りを見せたあとの構えのチェンジで、相手を惑わすことができるステーマンだが、打撃とテイクダウンには若干のタイムラグがあり、そこが有無をいわせないテイクダウン能力を誇るデヴァリシビリとの違いか。

デヴァリシビリはニータップ、シングル&足払い、ダブルレッグという多彩なテイクダウンが、ほぼほぼ打撃と一体化している。スクランブルの執拗さもデヴァリシビリが上だが、この打撃とクリンチの融合はステーマンに分があるようにも見える。デヴァリシビリの圧力に対し、スピード&ペースで対抗し気圧されない圧を掛けることがステーマンには欠かせない。

■視聴方法(予定)
5月2日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC on ESPN23対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ドミニク・レイエス: 205.5ポンド(93.21キロ)
イリー・プロハースカ: 204ポンド(92.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギガ・チカズ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)
ダスティン・ジャコビー: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ショーン・ストリックランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
マラブ・デヴァリシビリ: 135.5ポンド(61.46キロ)
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)
ルアナ・ピニェーロ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 150.5ポンド(68.26キロ)
ジョナサン・ピアース: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世: 146ポンド(66.22キロ)
TJ・ブラウン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ポリアナ・ボテーリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ルアナ・カロリーナ: 128.5ポンド(58.28キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ローマ・ルックンブミー: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
KB・ブラー: 186ポンド(84.37キロ)
アンドレアス・メケイリディス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーク・サンダース: 145.5ポンド(66.0キロ)
フィリッピ・コラレス: 145.5ポンド(66.0キロ)

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【UFC251】対戦カード プレリミでタイトルコンテンダー=オズテミア✖元RIZIN王者プロハースカ

【写真】スイスからオズテミアがヒストリック・イベントに。西欧からオズテミア以外に3選手、旧ソ連圏以外の東欧からは対戦相手のプロハースカとポーランドのティブラの2選手が出場する。またメインのウスマン✖マスヴィダルもオフィシャルで発表された(C)MMAPLANET

2020年7月11日(土・現地時間)
UFC251
UAE アブダビ
UFC Fight Island

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズテミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)