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【UFC264】計量終了 マクレガー「痛みと共に代償を払うことになる」✖ポイエー「雑音、意味はない」

【写真】相変わらずの存在感。ケージの中で、研ぎ澄まされた感性を再び見せることはできるか (C)Zuffa/UFC

9日(金・現地時間)、10日(土・現地時間)のネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264「Poirier vs McGregor3」の計量が行われた。

ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードが壇上に勢揃いしたパブリック計量は、Tモバイル・アリーナに大観衆を集めた。

メインイベントは1月のダイレクトリマッチ、そして3度目の対戦となるメインイベント=ダスティン・ポイエー✖コナー・マクレガーの一戦だ。まずマクレガーがステージに姿を見せ、この日最大の声援を受ける。


計量台の上でガッツポーズを見せ、「ウワー」と絶叫したマクレガーは、臨戦態勢を解くことのないポイエーと向き合っても拳を握って腕を動かし続けた。

「16時間後、人間の持つ慈愛を理解しない不徳な男は痛みと共に代償を払うことになる」とマクレガーは啖呵を切り、ポイエーは「あんな雑音に意味がない。明日を視てくれ。ブーイングも拍手も全てを愛している」と話した。

メイン以外で一番の会場人気を集めたのは、クリス・モウティーニョと対戦するショーン・オマリーだった。ポルトガル国旗をまとってステージに現れたモウティーニョに対し、オマリーはフェイスオフで思い切り凄みをきかせる。そのままオマリーはステージの一番前に移動し、大声を挙げてファンを煽った。

ヤナ・クニツカヤと対戦するアイリーン・アルダナは、4.5ポンドのオーバーでファンと対戦に両手を合わせ謝罪し、30ポンドのファイトマネーのカット&キャッチウェイト戦を戦うことになった。

■視聴方法(予定)
7月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC264計量結果

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 156ポンド(70.76キロ)
コナー・マクレガー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
スティーブン・トンプソン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ: 263ポンド(119.29キロ)
グレッグ・ハーディー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ヤナ・クニツカヤ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
クリス・モンティーニョ: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン: 170.5ポンド(77.34キロ)
カーロス・コンディット: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145ポンド(65.77キロ)
イリャ・トプリア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレヴィン・ジレス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェシカ・アイ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ブラッド・タヴァレス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェローム・リヴェラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー: 186ポンド(84.37キロ)
フ・ヤオゾン: 185.5ポンド(84.14キロ)

ドリキュス・デュプレシー: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレヴィン・ジレス

南アフリカ国旗を掲げて登壇したデュプレシーは、フェイスオフでジレスに思い切り詰め寄り、ダナが慌てて制する場面が見られた。

ニコ・プライス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ミシェウ・ペレイラ

手を叩き、声を挙げてステージに上がったショーマンの中のショーマン=ペレイラはスケールからバック宙を見せ、笑顔のプライスと向き合った。

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【UFC264】剛腕トプリアと対戦する、ザ・グラップラー=ライアン・ホール─01─「安全に戦うために」

【写真】イマナリロール→50/50&内ヒールでBJ・ペンからタップを奪っているホール (C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264。同大会でライアン・ホールが2年振りの試合でイリャ・トプリアと戦う。

2009年ADCC世界大会の66キロ級銅メダリストにして、色帯時代にはスラム有りのグレイシー柔術世界選手権大会で優勝も果たしているホールはTUF22ウィナーで、2018年12月にはBJ・ペンをヒールで一蹴している。

そんなワールドクラスのグラップラーのホールの打撃のトレーニング・パートナーはスティーブン・トンプソンとタン・リーだという。

テイクダウンを決めようが、引き込もうが距離を詰めて対戦相手に触ることが重要なこの試合で、ボックス&レッスルでなく米国空手やテコンドーのスペシャリスト、距離を取ることに長けているストライカーとホールは練習を積んできたのだろうか。


──イリャ・トプリアと土曜日に戦います。そして、ライアンにとってほぼ2年振りの試合となります。今の気持ちを教えてください。

「チャレンジングな相手と戦えて、とても嬉しいよ。この2年間、しっかりとトレーニングをしてきた。フィジカル、メンタル、テクニックという全て面で成長し強くなっている。この試合はどこまで自分ができるのか、テストマッチになるよ」

──トライスタージムのあるモントリオールは、ジムでの練習ができない時間がずっと続いてきたと思います。トライスターの所属選手も他のジムで練習をするようになりました。ライアンは今回の試合に関しては、どこで準備をしてきたのでしょうか。

「そうだね。僕はトライスターの所属ファイターだ。でもワシントンDCエリアに50/50マーシャルアーツという自分のジムも持っている。トライスターのチームメイトや、友人を呼んで50/50でキャンプをした。モントリオールでも練習したいけど、現状ではベストキャンプだったと思う。

スティーブン・トンプソンや長い間の練習仲間でONE世界フェザー級チャンピオンのタン・リー、ケニー・フロリアン、フィラス・ザハビのコーチングも受けたし、グラップリングはジャスティン・レイダー、そしてブラッド・ハスラー、柔術界からも多くの友人がサポートしてくれた」

──そのトレーニング・パートナーやコーチの名前を聞くだけで、どれだけ充実したキャンプになったか想像に難くないです。

「そうだろう(笑)」

──ところでライアンは世界最高峰のオクタゴンで戦うファイターにあって、ベストグラップラーと言えます。ただし、MMAは常にスタンドから始まるものです。ジェントルマンキック出身のワンダーボーイや倒すテコンドー一家で育ったタン・リーは、ボクシング&レスラーとは違う独特な打撃のスペシャリストです。王道でなく、彼らとトレーニングを積む目的はどこにあるのでしょうか。

「まずタンとスティーブンの2人はMMAで最も成功を収めた打撃のスペシャリストだ。スティーブンとは2012年、タンとは2015年から練習してきた。

トプリアはパンチ力がある、とてもデンジャラスなファイターで、当然のように彼の距離で戦うことは本当に危険だ。だからこそ、自分の距離を保つためにスティーブンとタンとのトレーニングがこれ以上ないほど役立つんだ」

──とはいえ、彼らは打撃で戦うための距離であり、タイミングの取り方をします。対して、ライアンは打撃でKOを狙うわけではなく、組みつくための打撃かと思うのですが。

「彼らと練習することで、自分が安全な位置で戦うことができるようになる。トプリアだって自分の距離で戦おうとするから、この安全な距離は維持するこことがとても重要になってくるんだ。安全な位置で戦えないと、とんでもなく危険な場所に身を置くことになるからね。

確かにスティーブンやタンと違い、僕に必要なのは組むための打撃だよ。とはいえ使う目的が違っていても、彼らと同じ技術は必要になってくる。彼らの打撃のテクニックを使って、寝技とグラップリングの展開に持ち込む。そのためにスティーブンとタンだけでなく、全てのコーチや練習仲間の経験が僕に生きてくる。僕が安全に戦い、キャリアを積んでいくためにね」

──組んでイニシアチブをとるには、トプリアは積極的に攻めてくる選手なので都合が良いかと思われます。テイクダウン防御に徹し、ジャブ&ローだけの相手を組んで寝技に持ち込むことは本当に困難なので。

「距離をとって、そんな風に戦う試合をこれまでいくらでも見てきた。グラップラーに対し、その策が最良であることも十分に理解している。でも、そうさせないのが僕のやるべきことだよ(笑)。他の選手が、そこにハマったからといって僕はハマるわけにはいかない。凄くシンプルだけど、最も大切なことだと思っている」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC264対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
コナー・マクレガー(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
スティーブン・トンプソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(米国)
グレッグ・ハーディー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
クリス・モウティーニョ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン(米国)
カーロス・コンディット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
ミシェウ・ペレイラ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール(米国)
イリャ・トプリア(ドイツ)

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
トレヴィン・ジレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ジェシカ・アイ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ジェローム・リヴェラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
フ・ヤオゾン(中国)

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News Preview UFC UFC ESPN19 イリャ・トプリア ジミー・フリック ジャック・ヘルマンソン ジョーダン・ラヴィット デイモン・ジャクソン ブログ マット・ワイマン マーヴィン・ヴェットーリ

【UFC ESPN19】計量終了 ラヴィット、フリック&ジャクソン=コロナ禍需要のグラップラー3名に要注目

【写真】ラヴィットのような極め系ファイターは、対戦相手の質が上がることで真価が問われる(C) Zuffa/UFC

4日(金・現地時間)、5日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN19「Hermansson vs Vettori」の計量が行われた。

今大会ではメインのスウェーデン✖イタリア対決となるライトヘビー級戦=ジャック・ヘルマンソン✖マーヴィン・ヴェットーリをはじめ11試合が組まれており、コ・メインのライトヘビー級戦でジャマハル・ヒルと対戦するオヴァンス・サンプレーが唯一計量オーバー。ファイトマネーの20パーセントを没収されキャッチウェイト戦で戦うことになっている。


メインカード6試合、プレリミ5試合のなかで今年になってUFCへのステップアップと返り咲きを決めたジョーダン・ラヴィット、ジミー・フリック、そしてデイモン・ジャクソンの3選手に注目したい。

3人揃ってプレリミ登場となるが、第4試合でマット・ワイマンと対戦するラヴィットは8月のコンテンダーシリーズ第1週でルーク・フローレスが肩固めで一蹴し、UFC行きのチケットをゲットしている。

対するワイマンはUFCが本格的にライト級時代を迎えた2007年のTUFシーズン05からUFCで戦うようになった37歳のベテラン・ファイターだ。2014年から5年のブランクを経て昨年、復帰したワイマン。ラヴィットは25歳で、ワイマンの出演したTUF05の時はまだ小学生だった。

7月のLFAではアナコンダで一本勝ちし、3週間と間を空けずにコンテンダーシリーズに出場し、UFCへの道を切り開いたラヴィットの戦績は6勝0敗。完全にグラップラータイプのラヴィットが、組み技寄りウェルラウンダーのワイマンに三行半を突き付けるサブミッション決着を魅せることができるのか。それともワイマンがMMA最高峰の厳しさを見せつけるか。後者にとっては崖っぷちのルーキーとのマッチアップといえる。

第3試合出場のフリックもラヴィットと同様にLFAからコンテンダーシリーズを経て、クタゴン・デビューを迎えるのが、彼はフライ級でLFAの頂点になっている相違点がある。

LFAでフライ級のベルトを巻いた試合、5週間後のコンテンダーシリーズでの勝利、いずれも肩固めでタップを奪っている。そんあキャリア15勝5敗のフリック、肩固めでの一本勝ちが実に5度を数えており、UFC初陣で、得意な展開に持ちこめるかが、見ものだ。

第2試合でイリャ・トプリアと戦うジャクソンは9月に2週間前のオファーでスクランブル発進──4年8カ月振りのUFC復帰戦でミルサッド・ベキッチをギロチンで下し、結果をしっかりと残した。

対するドイツ生まれのジョージア人ファイターのトプリアは、Brave CF出身で10月のファイトアイランド大会でオクタゴン初戦を戦い、LFA上がりのユーゼフ・ザラルに判定勝ちを収めている。レガシーFCとLFAで11勝(※2敗)、テイクダウン&コントロールからフィニッシュというスタイルを磨き続けてきたジャクソンは、UFCでサバイブするには、とにかく結果を残すことが重要だと理解できているはずだ。

TD&コントロールがベースながら、18の勝利のうちフィニッシュが17試合というフィニッシャーでもあるジャクソン。実力的には既にTOP15にあるという見方も間違っていないはず。

コロナ禍でチャンスを得たラヴィット、クリック、そしてジャクソンは奇しくも3人揃ってグラップリング&フィニッシャー、極めを狙うまでのプロセスにも注目したい3試合だ。

■視聴方法(予定)
12月6日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN19計量結果

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン: 185.5ポンド(84.14キロ)
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オヴァンス・サンプレー: 207.5ポンド(94.12キロ)
ジャマハル・ヒル: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス: 125.75ポンド(57.03キロ)
モンタナ・デラロサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジャスティン・ジェインズ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロマン・デリツ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョン・アラン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ: 145.5ポンド(66.0キロ))
ネイト・ランドヴェール: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 134.5ポンド(61.0キロ)
ホセ・キニョネス: 135ポンド(61.24キロ))

<ライト級/5分3R>
マット・ワイマン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125.5ポンド(56.92キロ)
コディー・ダーデン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン: 145ポンド(65.77キロ)
イリャ・トプリア: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ: 243ポンド(110.22キロ)
ジェイク・コリアー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

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Report UFC UFN ESPN+37 UFN179 イリャ・トプリア ブログ ユーゼフ・ザラル

【UFN179】テイクダウン&フロントチョークを軸に攻め続けたトプリアがザラルを下し、UFC初陣飾る

<フェザー級/5分3R>
イリャ・トプリア(ジョージア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ユーゼフ・ザラル(米国)

ケージウォリアー・バンタム級王者からBrave CFで連勝後、UFCにステップアップを果たしたトプリア。対するザラルは今年2月に初めてオクタゴンで戦い、3連勝中だ。

軽く左ハイを見せたザラルが左に大きく回り、跳びヒザを狙う。トプリアは右ボディを当て、ジャブから腹を狙う。ザラルは左右にサークリングを続け、そこから追いかけてくるトプリアにヒザ蹴りやジャブを放つ。トプリアの右にザラルは、ダブルレッグを合わせケージに押し込むとシングルレッグへ。右を差したザラルが体を入れ替えると、トプリアは体を回しながらベリートゥベリー・スープレックスで大きく投げ、マウントからバックへ。

落とされる前にがぶるように首を取ったトプリアはアナコンダチョークに移行し、首を固めて上を取りつつ、ギロチンにスイッチし背中をつける。再びトプリアはアナコンダに組み替え絞め続けるが、ケージを蹴って耐えたザラルがスクランブルへ。バックに回ったトプリアはトラックポジションを狙う。ザラルが耐えて倒れず最後はパンチの交換から、トプリアがダブルレッグを狙ったところで初回が終わった。

2R、サークリングを止めたザラルがシングルレッグからケージにトプリアを押し込み、ダブルレッグ。ウィザーのトプリアは耳の辺りにパンチを落とし、ダブルはがぶって倒されない。エルボーを打たれ頭の位置を高くしたザラルは再び姿勢を低くしてダブルレッグを狙う。トプリアはここもエルボーを落とし、ザラルは姿勢を高くして離れると動きが明らかに落ちている。

ヒザ蹴り、ワンツーフックからダブルレッグで尻もちをつかせたトプリアが腰をコントロールして背中をつかせると、三角狙いを担いでパス。スクランブルに狙いには、即ギロチンを合わせる。これでトップを取り、もうノーアームギロチンに入ったトプリアはここも防がれてもバックに回り足をフックする。ロールから振り落とし、逆にスクランブルでバックに回ったザラルは落とされると内ヒールからヒザ十字へ。大丈夫だとトプリアが合図を送ったところでラウンド終了を迎えた。

最終回、ザラルのヒザ蹴りにダブルレッグを合わせたトプリアがテイクダウン。キムラからスイープ狙いのザラルだが足を殺しておらず、キムラを支点に上を取ったトプリアがスクランブルでトラックポジションからバックマウントへ。足を一本入れた状態でRNCを狙うが、胸を合わせてきたザラルがそのまま抜いてトップへ。

スクランブルからスタンドに戻り、トプリアがダブルレッグ。走って倒そうとすると、ザラルがギロチンへ。頭を抜いたトプリアはハイガードを捌いて左足を抜くと、一気にマウントから三角を狙う。跳ねのけてスクランブルに持ち込もうとしたザラルだが、トプリアはバックを取り両足をフック。RNC狙いにも足のフックを外して胸を合わせたザラルはスタンドに戻ると、トプリアが疲れてケージ際で動けない。

それでも左フックにダブルレッグを合わせバックに回ったトプリアは、胸を合わせてきたザラルをケージにおしこむ。残り30秒で離れたトプリアは、跳びヒザにダブルを合わせてテイクダウン。ザラルのトップでタイムアップに。判定勝ちしたトプリアは「8日前のショートノーティスだけど、それが何だって。いつでも戦える」と話した。


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