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『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』前日計量動画


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Israel Adesanya (185) vs. Alex Pereira (184.6) – for middleweight title
・Champ Carla Esparza (114.8) vs. Zhang Weili (114.8) – for women’s strawweight title
・Michael Chandler (155.8) vs. Dustin Poirier (156)
・Frankie Edgar (135.6) vs. Chris Gutierrez (136)
・Dan Hooker (155.8) vs. Claudio Puelles (155.2)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Renato Moicano (155.8) vs. Brad Riddell (155.6)
・Dominick Reyes (205.4) vs. Ryan Spann (206.6)*
・Erin Blanchfield (125) vs. Molly McCann (125.4)
・Andre Petroski (185.8) vs. Wellington Turman (185.2)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 6 p.m. ET)

・Ottman Azaitar (155.6) vs. Matt Frevola (154.8)
・Silvana Gomez Juarez (115.6) vs. Karolina Kowalkiewicz (115.6)
・Seungwoo Choi (145.6) vs. Michael Trizano (147.6)**
・Julio Arce (135.8) vs. Montel Jackson (135.8)
・Nicolae Negumereanu (206) vs. Carlos Ulberg (205.2)

 『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』前日計量結果。メインカード出場選手は全員パス。前座ではドミニク・レイエスと対戦するライアン・スパンが206.6ポンドと0.6ポンドオーバー。チェ・スンウと対戦するマイケル・トリザーノが147.6ポンドと1.6ポンドオーバー。どちらも出場給の20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。アレックス・ペレイラがド派手です。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・イスラエル・アデサニャ vs. アレックス・ペレイラはアデサニャ支持9人、ペレイラ支持2人。

・カーラ・エスパルザ vs. ジャン・ウェイリはエスパルザ支持3人、ジャン支持8人。

・ダスティン・ポイエー vs. マイケル・チャンドラーはポイエー支持7人、チャンドラー支持4人。

・フランク・エドガー vs. クリス・グティエレスはエドガー支持4人、グティエレス支持7人。

・ダン・フッカー vs. クラウディオ・プエレスはフッカー支持3人、プエレス支持8人。続きを読む・・・
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【UFC281】ラストファイトへ、フランキー・エドガー「有終の美を飾って、夕日に向かって立ち去る」

【写真】さすがに年輪が顔に如実に感じられるようになったフランキー(C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンでUFC 281「Adesanya vs Pereira」が開催される。今大会でフランキー・エドガーが、現役ラストファイトをクリス・グティエレスと戦う。

史上最少、史上最速、最も偉大なUFC世界ライト級王者がケージを去ることを決めた。MMAを進化させた──ある意味、歴史を変えた不世出のファイターは最後の試合もいつも通り勝つことしか考えていなかった。


──1年振りの試合で、クリス・グティエレスと対戦します。この試合がラストファイトと公言しましたが、この間にそのまま現役生活を終えようとは考えたことはなかったですか。

「あのまま引退することは考えたことがなかったよ。前回の試合後に手術をしたので少し時間を置いたけど、それからはずっとジムで練習を続けてきた。体調は本当に良くて。しっかりとトレーニングができているから、今回の試合を戦うことを決めたんだ」

──日本のMMA選手たちと一緒にフランキーやマーク・ヘンリー、ヒカルド・アルメイダの下を訪れ10年が経ち、あの時ニュージャージーを訪れた選手6人のうち今もMMAを戦っているのは2選手だけになっています。引退したなかの1人、水垣偉弥さんはボディよりも反応が遅れるようになった。それが引退を決めた要因だと言っていました。

「ジムでの練習でも、僕の反応が悪くなったと感じることはない。もちろん、前回の試合は自分が思っていたように最高に素晴らしい動きはできなかった。結果も敗れた。でも勝利が近いという戦いはできていた。あの結果(前蹴りでKO負け)は誰も予測できなかったに違いないしね。タイトル戦線にある選手とそういう戦いができたことでも、僕は自分に戦闘能力があると思っている。そして世界のベストにまだ勝てると信じているよ」

──ドミニク・クルーズとフランキー・エドガーのステップが、MMAを進化させたと信じている日本のMMAファンは多いです。とはいえドミニクもフランキーも厳しい結果が増えてきました。ダメージの蓄積も心配でした。

「そう思われることは致し方ない。でも自然なことだからね。だからこそ、この試合が最後だと決めたんだ。もう1試合、全力で戦う。力強い姿で有終の美を飾りたい。そして夕日に向かって立ち去る」

──では最後の試合の対戦相手、グティエレスの印象を教えてください。決してパフォーマンスは良くないような試合で、結果を出し続けているようなイメージがあります。

「凄くアンオーソドックスだよ。勝ち方を知っているというのか。でも若い選手は試合を重ねる度に成長しているからね。前回の彼よりも、より強くなって僕の前に立って欲しい。それでも僕の経験と、全局面で戦える能力は十分に有効だと思っている」

──多くの局面でケージを背負ってサークリング、パンチを被弾するのを嫌がっているのではなく恐れているように見えることすらあります。

「確かにパンチを恐れて、下がる時がある。あれだけケージを背負っていると、ジェネラルシップはこっちが握ることができるはずだ。前に出てきたら、そこに対応する。嫌がるなら、それに適した動きをする。

でもチョット予測できないところがあるんだよね。あんな風に逃げていて、スピニングバックフィストを急に打って来るとか。何か大きなことをやるんだ。でも僕は少しでも速く、彼をキャッチすることを心掛ける。実際、どの局面でも僕が上回っているから掌の上で、クリスを踊らせたいと思う」

──フランキーはフットワークとフェイクで相手を惑わせ、テイクダウンを奪うという鉄板のスタイルを構築しました。しかし、近年はスクランブル能力が飛躍的に進歩し、労力の割にはすぐに立ち上がれるようになりました。その辺りをどのように考えて戦ってきましたか。

「今の選手たちはよりウェルランディッドになっている。でも、まだ僕の方が上だ。知識的にも少しアドバンテージがあるだろう。何より、そういう選手をスタミナ切れに追い込める。そこが一番重要だよ。テイクダウンを狙う。テイクダウンのフェイクを見せる。殴ると見せかける。そして殴る。そこからテイクダウンする。この繰り返しで、相手を疲れさせるんだ。迷わせ、ストレスを当て続けてガスアウトに追い込む」

──ラストマッチまで、しんどい試合をするということですね。そのような試合展開の場合、攻めているフランキーの方が削られる恐れもありますが、そこは気にならないですか。 

「間違いなくハイペースで動き続けることができる。それにスタミナはプレッシャーとも大きく関係している。今回のイベントは、クリスにとって過去に経験したことがないようなビッグショーだ。でも、僕にとっては10年以上戦ってきたノーマルな状況でしかないからね」

──ある意味、フランキーがスタミナ切れを起こすシーンを見るようなことがあれば、ノックアウトやサブミットされるのよりもショックかもしれないです。

「大丈夫だ。そんなことには絶対にならないから。そんなことにならないよう、厳しいトレーニングを課し続けてきた。2021年に2度手術を行った。この2回の手術によって、僕の体は回復した。バンタム級で戦うようになって、体調は今回がベストだろう」

──ボディとともにメンタルはどうでしょうか。ここまでのことをやり遂げてきて、まだ最後に戦う選択をしたこと。そのモチベーションがあるというのは、凄まじいことだと思います。

「僕は自分が進むべき道……一方通行にしか進めないんだ。他のやり方は、分からない。何もね。だからこそ、今回を最後にしようと思った。永遠にMMAを戦い続けることなんてできない。家族を第一に考えた人生を送る時を迎えたんだよ。本当は試合前から引退するなんて言わずに、身を引きたかった。でも、そうしないと引退できない。ずっと戦おうとするって思ったんだ」

2007年2月3日。フランキーのUFCデビュー戦。対戦相手のタイソン・グリフィンに注目していたら、なんだかまるで力みのない普通の人のような選手が、いつの間にか勝っていた

──今回もマーク・ヘンリー、ヒカルド・アルメイダと練習を?

「そうだよ。MMAを始めた時、タイトルを獲った時と同じ。彼らと最後まで戦う。今は練習パートナーも世代交代したよ。インディアナからコーリー・アンダーソンが若い選手を引き連れてやってきた。これまで見たことが無い顔とも練習をしてきたから、常に新鮮な気持ちでトレーニングすることができたよ」

──フランキー、最後の試合前にインタビューの機会を与えていただき感謝しています。最後にあなたのことを永遠に尊敬してやまない日本のMMAファンに一言お願いします。

「2012年に日本のファンの皆の前で戦ったことは、忘れることができない思い出だよ。最後にもう1試合、皆に喜んでもらえるよう戦うよ」

■視聴方法(予定)
11月13日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC281対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] カーラ・エスパルザ(米国)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ(中国)

<ライト級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国)
マイケル・チャンドラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー(米国)
クリス・グティエレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー(ニュージーランド)
クラウジオ・プエレス(ペルー)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドミニク・レイエス(米国)
ライアン・スパーン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
モリー・マッキャン(英国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オットマン・アザイタル(ドイツ)
マット・フレヴォラ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケヴィッチ(ポーランド)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
マイク・トリザノ(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
モンテル・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)

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11.12『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』の対戦カードを紹介

UFC 2022 Panini Select Blaster BOX パニーニ セレクト カード ブラスターボックス


 11月12日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』ではイスラエル・アデサニャ vs. アレックス・ペレイラのミドル級タイトルマッチ、カーラ・エスパルザ vs. ジャン・ウェイリの女子ストロー級タイトルマッチ、ダスティン・ポイエー vs. マイケル・チャンドラー、フランク・エドガー vs. クリス・グティエレス、ダン・フッカー vs. クラウディオ・プエレス等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
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【Special】名将デューク・ルーファスに訊く、米国キックボクシング事情「練習はキック。視るのはUFC」

【写真】現役キックボクサー、MMAコーチとして成功しているだけにキックとMMAの現状を語らせても抜群の説得力だ(C)MMAPLANET

アンソニー・ペティス、セルジオ・ペティス、ラフェオン・スタッツらが所属するミルウォーキーの名門ジム=ルーファスポーツ。ヘッドコーチであり経営者のジェフ・ルーク・デューファスは米国を代表するキックボクサーから、MMAの指導者となった。

今から9年前、2013年8月にルーファスをインタビューした際、GLORYのSpikeでの中継が始まることで、米国でキックボクシング人気が高まることに興奮を隠せず、期待している彼がいた。

現在、GLORYは米国でのイベント開催から撤退し、ヨーロッパに戻った。同時にコロナにより、MMAはさらに家庭で視るスポーツ・エンターテインメントとして発展した。なぜ米国にキックボクシングは根付かず、またMMAのさらなる発展には何が必要かとルーファスに尋ねた。


――9年前にデュークにインタビューをさせてもらった際、GLORYがSpikeでの中継が始まる直前でした。そしてコメンテイターになることが決まっていたデュークは、SpikeがTUFを中継した時のようにキックボクシング人気が全米規模で高まるという期待をしていました。が、GLORYは2019年に米国から撤退しました。これだけMMAではストライキングが歓迎されているのに、キックはなぜ米国に根付かなかったのでしょうか。

「今、UFCを見てもイスラエル・アデサニャを代表するように、キックボクシングで活躍した選手がトップファイターになっており、ジムにキックボクシングの練習をするために入会する人々は決して少なくない。でも本当に奇妙なモノで、視て楽しむという部分では、アメリカ合衆国の文化は、どうしても手を使ったスポーツになるんだと思う。インターナショナルフットボール……サッカーじゃなくて、アメリカンフットボールだろう? 皆が楽しむのは。バスケットボールもそう、ベースボールだってそうだ。

それにこの国では誰かを殴る行為は容認されていても、蹴る行為は忌み嫌われる。MMA、ケージの中は殴って、蹴って、レスリングもできるタフガイの戦場だ。きっとキックボクシングは、この国においてはMMAとボクシングの間になる中途半端なモノに感じられているんだろう。

私は独特のBGMが流れ、タイを代表するカルチャーであるムエタイのことも大好きだ。でも、ムエタイが米国でタイのような人気を誇ることは永遠にないだろうね。日本でも、それにONEチャンピオンシップですら、ムエタイをタイで行っているままのフォーマットでは実施していない。ONEのムエタイとして試合を組んでいる。

キックボクシングをリングではなくて、ケージで行うのは素晴らしいアイデアだよ。MMAグローブでムエタイを行うことも、そう。あの変則的なキックやムエタイなら、新しいモノとして受け入れられるかもしれない」

──日本ではMMAが好きなファンは、普通にキックやK-1を見て楽しめる人が多いと思います。「あの距離の殴り合いは苦手だ」とか「組みがあったらああはいかない」という方が少数派で。何よりMMAファンでキックを見ない人よりも、キックファンでMMAに興味がないファンの方が多いかと思います。

「う~ん、米国のファンにとってMMAの打撃戦はワイルドに映るんだろうね。ボクシングはよりテクニカルで、パワーレス。MMAはよりパワフルでアグレッシブという感覚で、対局にあると思って打撃戦を楽しんでいる。

対してキックボクシングは、よりテクニカルに思われているのか。GLORYはKOも多く、見ても楽しめるスポーツだった。そうだね……結局はビジネスだし、この国ではマーケティングが何よりも重要になる。コカ・コーラは一番美味しいソーダではなく、最もマーケティングが成功した飲み物なんだ。マクドナルドが一番のハンバーガーなのも、そういうことだ。味が一番なわけじゃない(笑)。

だからUFCなんて珍しい例だよ。ワールドトップファイトで、マーケティングも一番。で、他のプロモーションはUFCのコピーをしている。階級からルールからUFCの後追いだ。何か違うことで勝負し、マーケティングでUFCを凌駕するということはない。だから、全てのプロモーションはUFCの後塵を拝している。

PRIDEやRIZINは違うフォーマットで、マーケティングも違う方向でいるよね。ONEも米国のファンからするとUFCとは違うスポーツに見えるはずだ。MMAもユニファイド・ルールではなく、グラウンドでのヒザ蹴りが認められている。正直ね、ああいうルールの違いは練習状況を難しくしている。サッカーボールキックが許された日本のルールもそうだ。

僕は好きだけど、同じジムで違うルールの試合に出る選手が同時に練習するのは簡単ではない」

──ではMMAでムエタイの技術や蹴りが見られることで、キックやムエタイを知らない人々には、蹴りやヒザ蹴りのある競技を知る入口になることはないでしょうか。ホイス・グレイシーにより、皆が柔術を知ったように。

「UFCは本当にマーシャルアーツ市場を食えるモノにしてくれた。素晴らしい仕事をやってのけたんだ。でも、この国は本当に多くのプロフェッショナル・スポーツが存在している。カレッジですらフットボール、バスケットボール、ベースボールの人気の高さは凄まじいよ。もちろんNFLやNBA、MLBにNHLにいうは及ばずレーシング、テニス、ゴルフもある。TVではとてつもない数のスポーツ中継がされている。とんでもない状況なんだ。

キックボクシングは私のジムでも、一番人気だ。これはずっと変わらない。ルーファスポーツには素晴らしい柔術のプログラムもある。でも一般会員の人気が高いのはキックボクシングだ。普通の人はMMAの練習はハードルが高過ぎる。MMAは見て楽しむもので、キックボクシングはやって楽しむもの

この国の感覚は『トレーニングはキックボクシング、視るのはUFC』ってことなんだろうね」

──キックはDoスポーツなのですね。

「その通りだね。ムエタイもそうだよ。アマチュア・トーナメントは盛んに行われている。でも、プロのムエタイはない。そういう意味では柔術と近いかもしれないね。柔術のトーナメントはこれだけあっても、PPVで視ようとは思わない。やはり見る人間に、戦いを理解するだけの知識が必要だからね」

──MMAとボクシングも、実はそうで。でも、そのように深い造詣がなくても楽しめてしまうというのが、他のコンバットスポーツとの違いなのでしょうか。

「MMAはこれからももっと人気が出るだろう。そして、さらにこの人気を伸ばし、定着するためにはさきほど言った練習する人間の少なさ、ハードルの高さを考えていかなければならない。その解決策は五輪スポーツにすることだよ。GAMMAが、IOCに働きかけている」

──……。

「五輪競技になるということは、政府の後ろ盾を得るようなものだからね。USAボクシング、USAレスリング、USAテコンドー、USA柔道という連盟があることで、保険など色々な面で優遇措置がある。MMAが五輪競技になれば、このスポーツを大いに発展させられるだろう」

──そうなると3分✖2R、ポイント制だとか色々とMMAの本質が変わることはないでしょうか。

「あくまでもアマスポーツだよ。3分✖3R、ヒザ蹴りやエルボーは禁止。アマチュアMMAグローブにシンガードの装着は必要になるだろうね。そこで結果を残して、プロにステップアップすれば良い。今、米国のアマチュアMMAは州のアスレチック・コミッションが掌握していている。でも五輪スポーツになれば、もっと開催が簡単になるだろう。

アンソニー・ペティスFCでもエルボー無し、少し大きめのグローブを使ったアマチュアMMAの試合も組んでいるけど、今後は今言ったようによりアマチュア、プロルールとは差別化された五輪ルールといえるアマMMAの試合を組んでいくことになるだろうね。

そうすれば、もっと細かくルールを規制して、安全に戦える防具を装着したキッズMMAが普及する。もちろん安全第一でしっかり休息をとるなど、そういうレギュレーション面でも整備がなされた時、底辺から頂点までMMAのヒエラルキーが完成し、永遠に発展し続けるよ。

6歳からこのスポーツを楽しめるようになった時、MMAは変わる。ただし、キッズにハードなことを強要してダメだ。セルジオ(ペティス)も子供の頃から、ジムに通っていたけど一番大切なことは楽しむことだった。18歳、プロになってからしか追い込み練習はしていない。そしてアマチュアに過度な減量はさせないこと。本当に危険だからね」

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MMA o UFC   イスラエル・アデサニャ タイ・ツイバサ マーヴィン・ヴェットーリ

イスラエル・アデサニャ「ロバート・ウィテカー vs. マーヴィン・ヴェットーリにはエキサイトしていない。誰が勝つか分かってるからね」


 イスラエル・アデサニャが『UFC Fight Night 209: Gane vs. Tuivasa』で行われるロバート・ウィテカー vs. マーヴィン・ヴェットーリについて以下のコメント。

「メインイベント(シリル・ガーン vs. タイ・ツイバサ)は楽しみだね。セミファイナルも楽しみといえば楽しみだが、実際はそうでもない。嘘はつきたくない。デタラメなことは言いたくないし、政治的に正しい答えを言うつもりもない」

「試合は見るよ。誰が勝つかは分かってる。ロバートは勝つと分かってるからエキサイト出来ないんだ。だけどメインイベントは分からない。ガーンのことは好きだが、タイのことも好きだからね」

「ロバート・ウィテカーはますますオールラウンダーになっている。打撃は良いし、グラップリングでもヴェットーリのことを慌てさせると思うよ」
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MMA o ONE UFC   イスラエル・アデサニャ コルビー・コヴィントン ジョゼ・アルド ホルヘ・マスヴィダル

ラッパーのドレイク、『UFC 278』ジョゼ・アルド vs. メラブ・デヴァリシュビリでアルドの勝利に約24万ドル(約3270万円)賭ける



『UFC 272』ラッパーのドレイクがホルヘ・マスヴィダルの勝利に27万5000ドル(3170万円)賭けて大損していた→コルビー・コヴィントンがコメント(2022年03月07日)

『UFC 276』ラッパーのドレイクがイスラエル・アデサニャの勝利に100万ドル賭ける(2022年07月03日)

『UFC Fight Night 208』ラッパーのドレイクがモリー・マッカンとパディ・ピンブレットの勝利に229万ドル以上賭けて372万ドル以上(5億700万円)払い戻す(2022年07月24日)

 こちらの続報。



 ラッパーのドレイクが『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』で行われるジョゼ・アルド vs. メラブ・デヴァリシュビリでアルドの勝利に23万8933ドル83セント(約3270万円)賭けています。

 アルドはアンダードッグでオッズは2.16倍。勝てば51万6097ドル(約7063万円)払い戻されますが…。続きを読む・・・
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MMA o UFC   イスラエル・アデサニャ

11.12『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』でエリン・ブランチフィールドとモリー・マッカンが対戦

11.12『UFC 281』のメインイベントはイスラエル・アデサニャ vs. アレックス・ペレイラ(2022年08月06日)

 こちらの続報。


 UFCが11月12日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』でエリン・ブランチフィールド vs. モリー・マッカンの女子フライ級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ブランチフィールドは6月の『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』でJ.J.アルドリッチに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で6連勝中(UFC戦績3勝0敗)。現在UFC女子フライ級ランキング13位。

 マッカンは6月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でハンナ・ゴルディに1R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。3連勝全てでパフォーマンスボーナスを獲得しており、ここ2試合続けて地元のロンドン大会だったことから人気が爆発しています。現在UFC女子フライ級ランキング15位。
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MMA o UFC UFC276   イスラエル・アデサニャ ジャレッド・キャノニア

『UFC 276』イスラエル・アデサニャ vs. ジャレッド・キャノニアを見たファイター・関係者の反応


 『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』イスラエル・アデサニャ vs. ジャレッド・キャノニアを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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【UFC276】完全無欠、慌てず騒がず。アデサニャが健闘キャノニアを下し、ポアタンを逆挑発

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46
ジャレッド・キャノニア(米国)

両者、拳が届くのよりやや外の距離で蹴りを見せる。キャノニアが右オーバーハンドを見せ、左右のローを蹴る。アデサニャも左を伸ばし、左ミドルハイを繰り出す。間合いの測り合いのなかで、両者の右が交錯しロングアッパー気味のアデサニャの右が届く。右ジャブから左の蹴りを繰り出すチャンピオン、なかなか踏み込めないキャノニアが前に出ると細かいパンチを纏められる。そしてカーフを蹴るチャンピオンが、まずはペースを握った。ハイキックはキャノニアの頭の上を越えたが、右ストレートを入れたアデサニャが初回をリードした。

2R、右ハイ、左ミドルを繰り出したキャノニア。キャノニアはカーフを蹴るが、ここも踏み込んでいけない。アデサニャはカーフから左ジャブを当て、左エルボーを繰り出す。ローに右を合わせたキャノニア、やや距離が近づいたか。キャノニアは右ハイを蹴り、カーフと右に距離を取り直す。ワンツーを2つ見せたアデサニャ、攻撃が増えるとそこにキャノニアも手を出していく。王者の右ボディフックに、キャノニアが右を合わせていく。

自ら距離を詰めることが少ないキャノニアに対し、アデサニャが制空権からの迎撃だけでなく相手の領域に侵攻していく。キャノニアがアイポークの中断を求め、ドクターのチェックを固辞して試合がリスタートされる。アデサニャが左ジャブから右を振るい時間となった。

3R、ジャブ、リードフックを伸ばし、カーフを蹴るアデサニャに対し、キャノニアがこの試合初めてシングルレッグを仕掛ける。深追いはせず、足を抜かれ打撃の間合いに戻ると挑戦者はボディを殴る。その後もスピニングバックフィストを見せるなど、仕掛けていこうとするキャノニアに対し、チャンピオンが足を使って回りハイを狙う。

残り30秒、組んだキャノニアがケージにアデサニャを押し込む。最後の最後に回って首相撲からヒザをキャノニアが見せてラウンド終了に。

4R、鋭いカーフから素早い左ジャブを突き刺すチャンピオン。この動きを見せられなお、キャノニアが左ボディショットを放つ。ならばとミドルキックから、右を伸ばすアデサニャに対し、キャノニアがワンツーを振って前に出る。やられる覚悟がないと、詰めることはできないアデサニャ戦で、キャノニアが前に出て両ワキを差す。汗が多くなった終盤、簡単に離れたチャンピオンはジャブ&右ボディを繰り出す。

さらに右ストレートをヒットし、キャノニアの間合いに留まらないアデサニャはさすがの難攻不落ぶりを見せつける。キャノニアはここもクリンチに持ち込み、右エルボーを打ちこむ。首相撲で離れようとしたチャンピオンについていったキャノニアが、エルボーを入れたタイミングでアデサニャが離れる。この攻撃を序盤に見たかったチャレンジャーだ。

最終回、キャノニアが右ミドルを蹴る。相当に覚悟をもった攻撃をしているのだが、アデサニャを驚かせるには至らない。両手を合わせた状態で、アデサニャが右エルボーを入れる。リスクをおかす必要がなく勝てる状況の王者は、キャノニアのクリンチにもケージを背にして時間を使う。

残り80秒でシングルに移行したキャノニアだが、アデサニャは首を抱えてテイクダウン防御。左ジャブを当てたキャノニアが、右に続く左を顔面にヒットさせる。組みを選択したチャレンジャー。首相撲から回った離れたアデサニャがジャブを伸ばす。ここから大きな動きはなく、アデサニャが最終回以外は攻められる場面もなく=面白味の掛ける試合で王座防衛に成功した。

慌てる場面がなく、リスクをおかす必要もないアデサニャは、ケージサイドのポアタンを逆に挑発──。アレックス・ペレイラはキック時代と同様に絶対王者にとって脅威となるのか、あの抜けた打撃に期待したい。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC276 アレックス・ポアタン・ペレイラ イスラエル・アデサニャ ショーン・ストリックランド

【UFC276】精度&威力、タイミング。MMAを越えたパンチ。ペレイラがストリックランドを完全KO

<ミドル級/5分3R>
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R2分36秒by KO
ショーン・ストリックランド(米国)

ペレイラがローからジャブを伸ばす。前に出るストリックランドにローを蹴り、引き続きジャブを放つペレイラは左ミドルを蹴って右ストレートを伸ばす。ストリックランドもジャブ、前蹴りで前に出る。顔面、腹、足へとペレイラが攻撃を散らす。さらに右ストレートを当て、ボディを伸ばす。ストリックランドは、そのまま圧を掛けるかのように前進を続けたが、ペレイラは左フック一発でダウンを奪い、起き上ってきたところに右ストレートを続ける。2発とも、完璧にアゴを打ち抜いた正確無比なパンチでペレイラが、秒でストリックランドを倒した。

「彼が試合前に何を言おうが、僕と戦ってくれたことに敬意を持っている。僕らには完璧な作戦があった。カーフからボディと狙っていくね。多くの人が僕がイスラエル・アデサニャに勝ったのはMMAじゃないというけど、今日ランク4位を倒したからね。皆、今夜はアデサニャを応援してくれ」とペレイラは勝利者インタビューで話した。


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