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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 アンテ・デリア エメリヤーエンコ・ヒョードル オレッグ・ポポフ ダニエル・ジェイムス デニス・ゴルソフ ヴァレンティン・モルドフスキー

【PFL2024#01】モルドフスキーが右を効かせてヒザ蹴り&パンチの連打で初回TKO勝利

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
Def.1R2分17秒by TKO
アンテ・デリア(クロアチア)

エメリヤーエンコ・ヒョードルがセコンドについたモルドフスキーとミルコ・クロコップの同門デリアによる一戦。モルドフスキーがインロー、デリアはジャブを突いて、ワンツースリーとパンチをつなげる。モルドフスキーがインローを蹴ると、デリは右から返しの左フックを合わせる。

モルドフスキーもワンツーと左フックで前進。デリアにケージを背負わせると左ミドル、右ストレート、ワンツーから左フックと手数を増やす。デリアも足を使って距離を取ると、モルドフスキーは右カーフ。再びデリアにケージを背負わせるとジャブから右ボディ、右ストレートを効かせると横を向いてしまうデリアにヒザ蹴りとパンチを連打。これでデリアの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

■PFL2024ヘビー級(4月4日時点)
1位:ヴァレンティン・モルドフスキー(6P/1R2分17秒)
2位:オレッグ・ポポフ(5P/2R3分47秒)
3位:ダニエル・ジェイムス(5P/1R4分59秒)※体重超過のため-1P
4位:デニス・ゴルソフ(4P/3R3分11秒)
5位:セルゲイ・ビロシチェニ(3P)


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#01 RIZIN UFC アンテ・デリア シェナ・ヤング ブログ 渡辺華奈

【PFL2024#01】シェナ・ヤング戦 へ、渡辺華奈─02─「ドーピングはいくらでも調べてください(笑)」

【写真】何が起こるか分からない。しかし、何があっても大丈夫というような空気が渡辺から感じられた (C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、テキサス州サンアントニオのボーイングセンターで行われるPFL2024#01でシェナ・ヤングと戦う渡辺華奈インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

Bellator女子フライ級王座挑戦を目標にしていた渡辺が、旧知のファイターと新天地で戦う心境とは。レギュラーシーズンの2試合はフィニッシュ勝利の意味が、これまでと違うなかで渡辺の意識に違いは生まれているのだろうか。

<渡辺華奈インタビューPart.01はコチラから>

PFL参戦、出場メンバー、そしてシーズンフォーマットを渡辺はどのように考えているのか。シェナ・ヤング戦に向け、渡米前日の渡辺をFIGHT FLOWに尋ねインタビューを試みた。

──「極めてこい」というメッセージですが、PFLのレギュラーシーズンはフィニッシュにボーナスPが与えられるので、これまでとは違う意識で戦う必要が出てくるのではないでしょうか。

「ハイ。やっぱり一本を取りに行くことを意識しています。狙うことで態勢が不利になったりするかもしれないですが、そういうことを恐れずに取りに行こうと思います。判定勝ちと1Rのフィニッシュ勝利だと、3Pと1勝分の違いが出てきて、プレーオフ進出を考えると大きいので。危険を冒してでも、一本を狙うという姿勢でいないといけないです」

──弱い相手はいないとはいえ、初戦の相手は星を落としたくないだけでなくボーナスが欲しい相手です。ヤングの過去の試合を見て、1Rから取りに行くことができると考えていますか。

「試合なので組んでみないと分からないことがあるのですが、1Rから取りに行ける相手です」

──それはテイクダウンを取って、上攻めというイメージでしょうか。

「上を取ることができればそうですし、取れなくても組んでスタンドバックという展開にも手応えを感じることができるようになってきました。そこを狙っていくことができればなと思っています」

──シェナ・ヤングのテイクダウン狙いは一度切ってクリンチになれば、渡辺選手が遅れを取ることはないようにも感じます。

「伝統派空手がベースみたいなので、その空手をどのように使ってくるのか。組みに関しては、少し雑ですね。なので、しっかりとそこで自分のやるべきことをやれば大丈夫です。体は見た感じ強そうですよね。だから、組んだ時に想定以上に強いかもしれないです。いずれにせよ、なるべく力を使わないようにコントロールで優勢に進められるように練習をしてきました。

このフォーマットだとケガをすると次に問題が生じてしまうので、そこは本当に気を付けないといけない部分で。そういう風にPFLらしい事情というのは考えないといけないのですが、でも試合になるとそれはもう普通のワンマッチのつもりで戦わないと、そんなことで勝てる場所ではないので」

──Bellatorとはまた違う環境で、ファイトウィーク等にも不安はないでしょうか。

「そうですね。でもBellatorのヨーロッパ大会とかでも色々と経験を積んでいますし。それにWADAとかが入ってドーピング検査もちゃんとやってくれるのも嬉しいです。ドーピング検査は完璧に、いくらでも調べてくださいって(笑)」

──Bellatorは実はネイティブアメリカン・テリトリーの開催が多く、コミッションの管轄外。よってドーピング検査もUFCなどと比較すると甘いイベントもありますよね。

「何人かが選ばれて検査がある形でした。あとPFLは試合のコスチュームを向うが用意してくれますよね。そういうのも初めてで。スポンサーさんを集められないのでメリット、デメリットがあるのですが、そういうのも初めてで新鮮ですね。そこも含めて、色々と向うが用意してくれることもあるかとは思うのですが、分からない。本当に分からないですよね、行ってみないと。

今回はメディカルも向うでやるので、色々なハプニングはあるだろうなっていう覚悟で行けます(笑)」

──逆に楽しめそうですか。

「楽しみたいのですが、どうしてもBellatorのベルトを目指していたので、またベルトが遠くなったという気持ちは残っています。Bellatorのベルトは事実上、消滅してしまって……。本当に欲しかったので、携帯の待ち受けとかもBellatorのベルトにしていたんです(笑)。まぁ、でも与えられた環境でベルトを目指そうと切り替えました」

──100万ドル、1億5000万円の賞金というのは?

「凄いなぁっていう感覚で、現実味はないです。あまりお金のことを考えて、やってきていなかったので。回りから言われて、凄いなぁっていう感覚です(笑)。でも、勝ち進んで残り1勝とかになると、きっと違ってくると思います(笑)」

──では改めて、PFLで頂点を目指す意気込みを聞かせてください。

「ハイ、やっぱりPFLってまだ日本での知名度はあまり高くないですし、自分自身もそんなに日本で試合をしているわけじゃない。RIZINの選手と比較されると、『誰?』って感じで思われているはずです。でも海外で戦っていることを知って欲しいですし、決して日本より低いレベルじゃないところでやっているということを日本の人にも知ってもらえるよう戦います」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブラコイ・イワノフ(ブルガリア)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

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【PFL2024#01】女子フライ級シーズン参戦、渡辺華奈─01─「バケモノばっかですよね(笑)」

【写真】練習仲間たちは、まさに渡辺を送り出す。そんな空気に包まれていた(C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、テキサス州サンアントニオのボーイングセンターでPFL2024#01が開催される。Bellatorを買収し、世界第2位のMMAリーグを形成したPFLの本丸シリーズでは初めて女子フライ級が採用され、日本から渡辺華奈が出場する。
Text by Manabu Takashima

2019年12月、コロナ前のBellator日本大会から4年。サークルケージで6勝2敗の戦績を残しタイトルコンテンダーの地位にあった渡辺は、買収後もBellatorでの戦いとフライ級王座を目指していたがPFLは彼女のシーズン希望を望んだ。その結果、Bellatorで世界戦を経験しているファイターが3人、さらにUFCのタイトル挑戦経験のある選手が出場する激戦に渡辺は身を投じることとなった。

PFL参戦、出場メンバー、そしてシーズンフォーマットを渡辺はどのように考えているのか。シェナ・ヤング戦に向け、渡米前日の渡辺をFIGHT FLOWに尋ねインタビューを試みた。


――前回のMMAPLANETのインタビューでBELLATORへの拘り、そしてUFCへの興味を話されていた渡辺選手ですが、PFL2024年シーズン女子フライ級に参戦することとなりました。PFK参戦が正式に決まったのはいつ頃なのでしょうか。

「PFLで戦うことになりそうだという話を聞いたのは、2月の中旬でした。それまではBellator Champions Seriesという方向だったのですが、ケイラ・ハリソン選手がUFCと契約することで、女子フェザー級ではなくて女子フライ級のシーズンをするようになった感じで」

──なるほど。そういうことだったのですね。PFLはシーズンでいえばトップ4と契約更新、そしてBellatorの配下選手は契約を全うする必要がある。となれば必然的にBellatorの選手の方が配下選手としても多くなり、Champions SeriesだけでなくPFLレギュラーシーズンにも進出する。その結果、女子フライ級に関してリズ・カモーシェがいて、ジュリアナ・ヴェラスケスがいます。

「皆、言い方は悪いけどバケモノばっかですよね(笑)。ただ対戦相手が決まったのも1カ月ぐらい前で(※取材は3月27日に行われた)。4月4日に開幕戦がある。そこに出ることになる。そんな感じで、シーズンに参加する選手がどのようなメンバーになるのかも分かっていなかったです。出場選手が誰なのかはSNSで知りました(笑)。スコット・コーカーさんのやり方とは、色々と変わってくるのだろうなと思っています」

──ただ現地でのホスピタリティとか、PFLは相当にプロフェッショナルだと聞きます。減量食やホームサウナが用意されたいたりなど。

「そうなんですね。とにかく、あのなかに自分が入るということは遣り甲斐もあるし、自分が劣っているとも思っていないです」

──おおっ!! 力強い言葉です。

「このメンバーがいることが分かって、逆にモチベーションが上がりました。UFCタイトルコンテンダーのタイラ・サントスまでいて。Bellator Champions Seriesに残るよりも全然メンバーも上ですし。それこそUFCに引けを取らないぐらいレベルの高いシーズンだと思います。ここで優勝すれば、世界一にかなり近いのは絶対で。凄いチャレンジになります」

──そのなかで対戦相手のシェナ・ヤングですが、これだけのメンバーが揃ったなかでどのような印象を持っていますか。

「基本、強い選手しかいないと思っています。それは間違いないのですが、初戦の相手として悪くない」

──正真正銘のリーグ戦だと全員と当たることが前提なのに対し、10人の参加選手がいてレギュラーシーズンは2試合。これはPFL首脳の匙加減が凄く関係してくるだろう、と。今年でいえばダコタ・ディチェバを残したいんだろうな、と(笑)。

「アハハハハハハ。可愛いですしね、米国の選手が多いなか、唯一の英国人選手で。その裏でカモーシャとヴェラスケスが最初に当たって(笑)。ヴェラスケスなんて、3試合連続でカモーシェ戦ですし」

──負けた方を2戦目でサントスと当てるかもしれないです(笑)。準決でディチェバと当たる選手を少しも易しい相手にするといような。そういうなかで渡辺選手は、ヤングを悪くないという相手と表現をしました。もちろんプレーオフ進出に向けて──という意味かと思いますが。

「2戦目の相手で状況は変わってくるのでしょうが、そこでもどういう風にしたいのかが見えますよね(笑)」

──F1で予選がなくて、スタート順位を主催者が決めるような(笑)。

「そういう要素はあると思います(笑)」

──ただ潰し合わされるグループでもなく、プロテクトされてもいない。いわば勝てば、残ることができるポジションに渡辺選手はいるかと。

「カモーシェとヴェラスケスより、良いです。ダコタ・ディチェバほどじゃないですけど(笑)。彼女を残したいというのは感じますが、ただダコタ・ディチェバも強いです。試合を見る限り強い。どういうレベルの対戦相手だったか、2戦目とかの選手もいて。それでも、弱くないと思っています」

──ではPFLのシーズンフォーマット、レギュラーシーズンで2試合を戦い上位4人がプレーオフへ。そして秋のファイナルまで半年から7カ月で最大4試合を戦うことに対しては、どのように感じていますか。

「シーズン制は試合間隔が短いですよね。その一点だけで、イメージとしてやり辛いというのはあります」

──つまり試合間隔を空けたいと?

「結構ファイトスタイル的にも消耗していくタイプなので、試合間隔はもう少し欲しいです」

──フライ級で戦うのに、渡辺施主は何キロほど体重を落としているのでしょうか。

「減量は大体6キロぐらいです」

──それが、どれだけのしんどさかは分からないというのが正直なところです。男子の場合だと、水抜きだけで落としてしまう選手もいるだろうし、4キロほどの水抜きだとそれまでに減らすのは2キロ。ただ、女性の場合はまた違うかと思いますし。

「私にとっては、かなりしんどいです。2カ月ぐらい前から徐々に体重を落とし始めるので、試合のスパンが短くて連続するのは嫌だなってなります。それと直ぐに次の試合が組まれると、地力をつける時間がなくなってしまうので。まだまだMMAファイターとして至らないところが残っているので、そこができなくて対策練習の繰り返しになりそうで」

──なるほど。とはいっても、今日のスパーリングではストロー級のトップだった人よりも、フィジカルも充実して圧倒していたように見えました(笑)。

「(鈴木)隼人さんですか? もう、それは明日からテキサスに向かうので良いイメージを創れるように攻めさせてくれていました(笑)。接待スパーですね。ハハハハ。いつもはボコボコにされています。泣きそうになるぐらいやられているのですが、今日はRNCを極める感覚を養わさせてもらっていました(笑)」

──つまりは鈴木隼人選手の『極めて来い』というエールだったのですね。

「ハイ。『そろそろ。もう、そろそろ極めて来いよ』という(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

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【PFL2024#01】渡辺華奈がヤングと対戦。PFLレギュラーシーズンはBellator勢が多数派!!

【写真】昨年7月以来となる試合が、ようやく決まった(C)MMAPLANET

11日(月・現地時間)、PFLが2024年シーズン序盤3大会=4月4日(木・同)=テキサス州サンアントニオのボーイング・センター大会、12日(金・同)=ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテル大会、19日(金・同)=イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナ大会の対戦カードを一挙に発表した。
Text by Manabu Takashima

ヘビー級と女子フライ級が初戦が組まれたシーズン開幕戦は、渡辺華奈のPFLデビューが決まり、昨年のPFL Challenger Seriesで本戦契約した元UFCファイターのシェナ・ヤングとの対戦が決まった。


大会メインはヘビー級のアンテ・デリア×ヴァレンティン・モルドフスキー、コメインも同じくヘビー級のデニス・ゴルソフ×リントン・ヴァッセルのPFL × 元Bellatorファイターのマッチアップとなった。

この他、ブルーノ・カッペローザ✖セルゲイ・ビロシチェニもPFL ✖ Bellator対決となったが、タイレル・フォーチュン✖ダニエル・ジェイムス、スティーブ・モウリー×オレッグ・ポポフという残りの2試合はBellator勢同士が激突する。

Bellator勢同士の対戦でいえば女子フライ級のリズ・カモーシェ✖ジュリアナ・ヴェラスケスの両者は過去2度、Bellator世界女子フライ級のベルトを立場を代えて争っており、2度ともカモーシェが勝利している。

今回が3度目、そして初めて3回戦で拳を交えることとなった。この他、女子フライ級は前述した渡辺の初陣=ヤング戦とジェナ・ビショップ✖チェルシー・ハケット戦がBellator × PFLとなっている。

加えてBellatorタイトルコンテンダーのデニス・ホルキンツは、UFCタイトルンコンテンダーからPFLと契約したタイラ・サントスと戦い、今大会唯一のPFL X PFLの顔合わせとなったのは、ダコタ・ディチェバ×リサ・マールディンというカードだ。

PFL2023欧州リーグ王者のディチェバは、PFLが猛プッシュしているファイター。PFL CS経由&本戦で1勝したマールディンとの対戦は、カモーシェとヴェラスケスが潰し合うことと比較すると、余りも厚遇されている。そういう意味では渡辺も初戦では相手に恵まれているといえるだろう。それだけに3PだけでなくボーナスPを稼いでおきたい。

またショーケースバウトではBellatorからフェザー級無敗のルーカス・ブレナンが登場するなど、実に11試合中Bellatorファイターの出場は13人を数え、PFLの7選手を大きく上回り、過半数を超える勢力となる。とはいえPFLはBellatorファイターとの契約を全うする必要があり、PFLはシーズ・ベスト4が再契約されることを考えると、後者が少数派となることは自明の理ともいえる。

先の対抗戦でもPFLを圧倒したBellator勢、PFLによるBellatorの買収はBellator ファイターのPFL侵攻の鏑矢となったかもしれない。

■視聴方法(予定)
4月5日(日・日本時間)
午前6時30分~U-NEXT


■ PFL2024#01対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ヘビー級決勝/5分5R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
リントン・ヴァッセル(英国)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ダニエル・ジェイムス(英国)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ(英国)
リサ・マールディン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
タイラ・サントス(ブラジル)
デニス・キルホルツ(オランダ)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
オレッグ・ポポフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
シェナ・ヤング(米国)

<女子フライ級/5分3R>
チェルシー・ハケット(豪州)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ディミトレ・アイヴィー(米国)

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL アンテ・デリア アンドレイ・コレシュコフ インパ・カサンガネイ クレイ・コラード ダコタ・ディチェバ チムール・カイズリエフ パトリッキー・フレイレ フィル・デイヴィス ヘスス・ピネド ヴァレンティン・モルドフスキー 渡辺華奈

【PFL2024】PFL2024シーズンに現Bellator世界王者カモーシェやパトリッキー参戦。渡辺華奈の動向は??

【写真】24日大会の結果を経て、Bellator勢の株が上がったのは事実。されどBelloator International Champions Seriesもあり、どのように振り分けられるのか楽しみだ(C)BELLATOR

PFL Champions vs Bellator Championsにわき、その世界観を拡大させたPFLが、2024年の活動に関してPFL EURO及びMENA、PPV Super SeriesとBellator International Champions Seriesに続き20日(火・現地時間)に本丸PFL レギュラーシーズンの開幕について公式発表を行っているので、ここでまとめておきたい。
Text by Manabu Takashima

4月4日(木・同)にテキサス州サンアントニオのボーイング・センターで開幕し、12日(金・同)はネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテル大会、19日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナとレギュラーシーズン序盤戦の日程が確定した。


サンアントニオ大会はヘビー級と女子フライ級、ベガス大会はライトヘビー級とライト級、シカゴ大会はウェルター級とフェザー級が実施される2024年のPFL。そのスローガンはザ・タフエスト・テスト・イン・MMAとなっている。

つまりは買収したBellatorのファイターがPFLレギュラーシーズンに参加するということだ。現状、各階級の出場確定が発表されたファイターは以下の通りとなっている。

女子フライ級

ダコタ・ディチェバ(C)PFL


ダコタ・ディチェバ(英国※2023年欧州リーグ王者)
リズ・カモーショ(米国※現Bellator世界王者)

フェザー級

ヘスス・ピネド(C)PFL


ヘスス・ピネド(ペルー※2023年シーズン世界王者)
チムール・カイズリエフ(ロシア)

ライト級

クレイ・コラード(C)PFL


クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル※元Bellator世界王者)

ウェルター級

マゴメド・ウマラトフ(C)PFL


マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア※元Bellator世界王者)

ライトヘビー級

ヤコブ・ネドー(C)PFL


インパ・カサンガネイ(2023年シーズン世界王者)

ヤコブ・ネドー(2023年欧州リーグ王者)

フィル・デイヴィス(米国※元Bellator世界王者)

ヘビー級
アンテ・デリア(クロアチア)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア※元Bellator暫定世界王者)

まだロースターの半分も明らかになっていないが、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級にBellator世界王者経験ファイターが出場しており、特筆すべきは女子フライ級は現役王者のカモーシャがラインナップに加わっている点だ。

新階級だからこそPFLには世界王者が存在しておらず、Bellatorの現役チャンピオンの参戦となったのであれば、気になるのは渡辺華奈の動向だ。Bellator王座奪取を目標に掲げていた渡辺だが、王座不在のBellator International Champions SeriesよりもPFL参戦の可能性がグンと高まったのではないだろうか。

さらに彼女以外に日本人選手のPFLレギュラーシーズン投入は見られるのか、引き続きオフィシャル発表を待ちたい。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#05 RENA YouTube   アスペン・ラッド アンテ・デリア オレナ・コレスニク ジュリア・バッド マリーナ・モフナトキナ ラリッサ・パチェコ 東よう子

『2023 PFL 5』試合結果/ハイライト動画

PFL 5 results: Delija vs. Greene(MMAFighting)
Main Card (ESPN, 10 p.m. ET)

・Ante Delija def. Maurice Greene via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Larissa Pacheco def. Amber Leibrock via TKO (punches) at :45 of Round 1

・Renan Ferreira def. Matheus Scheffel via KO (punches) at :50 of Round 1

・Biaggio Ali Walsh def. Travell Miller via KO (punches) at 1:27 of Round 1 — amateur bout | Watch finish

・Aspen Ladd def. Karolina Sobek via submission (armbar) at 4:57 of Round 2

Preliminaries (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Denis Goltsov def. Yorgan De Castro via KO (punches) at :18 of Round 1 | Watch finish

・Marina Mokhnatkina def. Evelyn Martins via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Marcelo Nunes def. Danilo Marques via KO (punches) at 3:40 of Round 1

・Julia Budd def. Martina Jindrova via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)

・Olena Kolesnyk def. Yoko Higashi via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

・Jordan Heiderman def. Patrick Brady via TKO (injury) at 2:26 of Round 1

・Isaiah Pinson def. Denzel Freeman via split decision (29-28, 28-29, 29-28)


【PFL2023#05】東は前戦の課題を克服するも1勝ならず。コレニスクがフルマークの判定で制す(MMAPLANET)

【PFL2023#05】初回にグラつかされたバッドが逆転。距離を制してインドロヴァにユナニマス判定勝ち(MMAPLANET)

【PFL2023#05】打撃戦→TDから足関節の取り合いへ。モフナトキナがマルチンスを下してプレーオフ確定(MMAPLANET)

【PFL2023#05】ラッドが2Rにソベックを腕十字で仕留め、5pを獲得——プレーオフ進出なるか(MMAPLANET)

【PFL2023#05】モハメド・アリの孫、アリ・ウォルシュがミラーをパンチで沈めてアマ4勝1敗に(MMAPLANET)

【PFL2023#05】パチェコがレイブロックを秒殺KO。女子フェザー級プレーオフ進出者が決まる(MMAPLANET)

 6月16日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2023 PFL 5』の試合結果。今大会はヘビー級と女子フェザー級が行われ、ヘビー級はアンテ・デリア、ヘナン・フェレイラ、デニス・ゴルツォフ、マルセロ・ヌネス、ジョーダン・ヘイダーマン、アイザイア・ピンソンが勝利。女子フェザー級はラリッサ・パチェコ、アスペン・ラッド、マリーナ・モフナトキナ、ジュリア・バッド、オレナ・コレスニクが勝利しています。東よう子はオレナ・コレスニクに判定負けしプレーオフ進出を逃しています。



 大会のハイライト動画。続きを読む・・・
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PFL2023#5:第10試合・ヘナン・フェレイラ vs. マテウス・シェッフェウ

ヘビー級リーグ戦。フェレイラ・シェッフェウともに初戦は敗れたが、相手の失格により3点獲得。

2021年にPFLでファブリシオ・ヴェウドゥム三角絞めでのタップをレフェリーが見逃し、その後のパウンドでKO勝ちしたフェレイラ(後にノーコンテストに変更)。一昨年予選落ち、昨年は準決勝で優勝したアンテ・デリアに1RKO負け。今年の初戦はロシアのリズヴァン・クニエフにケージに押し込まれる展開で判定負け。なお、試合後クニエフは禁止薬物使用が発覚し、リーグ戦からは外れている。33歳。

同じくブラジルのシェッフェウは昨年からPFLに参戦。初戦で優勝したアンテ・デリアにKO負け、2戦目は21年ウィナーのブルーノ・カッペローザに判定勝ちして決勝トーナメント進出。準決勝で元UFCフアン・アダムスにKO勝ちしたが、決勝でアンテ・デリアとの2度目の対戦で1RKO負けして準優勝に終わっている。リーグ戦1戦目はブルーノ・カッペローザとの再戦だったが、1RでKOされたものの、試合後にカッペローザの禁止薬物使用が発覚し、ノーコンテストに変更となっている。30歳。

フェレイラカーフキック。前蹴り。ケージまで下がるシェッフェウ。フェリらワンツー。さらにケージに詰めるとパンチの連打!シェッフェウ打ち返したがもらってダウン!レフェリー割って入りKO!クイックシックス!

フェレイラ6点獲得で9点に。決勝トーナメント進出決定。

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#05   アスペン・ラッド アンテ・デリア アンバー・レイブロック エヴェリン・マルチンス オレナ・コレスニク カロリーナ・ソベック ジュリア・バッド ダニーロ・マルケス デニス・ゴルソフ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブルーノ・カッペローザ マテウス・シェッフェウ マリーナ・モフナトキナ マルティナ・インドロヴァ ヨーガン・デ・カストロ ラリッサ・パチェコ リズヴァン・クニエフ 東よう子

【PFL2023#05】計量終了 体重オーバーのマルチンスの1P減点がシーズン結果に如何に影響するか……

【写真】東のフィジカルは、やはり一枚落ちる。そんなことは承知のうえだ (C)PFL

16日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#05の計量が、15日(木・同)に行われている。


ヘビー級と女子フェザー級のシーズン2戦目となる同大会もヘビー級でPFLを襲うドラッグテスト陽性結果の嵐に巻き込まれ、ヘビー級で対戦予定だったブルーノ・カッペローザとリズヴァン・クニエフの両者が揃って失格となっている。

そんななか女子フェザー級では2位のマリーナ・モフナトキナと対戦するエヴェリン・マルチンスが147ポンドで計量オーバーした。

現在3Pのマルチンスがペナルティで1P減点となると、彼女が判定勝ちをした場合、モフナトキナと並んで5P止まり。

また昨年の女子ライト級を制している本命ラリッサ・パチェコは現在3Pで、首位のアンバー・レイブロックと対戦。

前者が後者を破ると、レイブロックも6P止まり──捕らぬ狸の皮算用猛々しいが、東よう子が6Pを獲得するとプレーオフ進出の可能性は残っている。

とにかく1勝。それが将来につながる東は144.2ポンドと出場10選手中、最軽量でパスしている。また今大会ではメインカードで、モハメド・アリの孫ビアッジョ・アリ・ウォルシュのアマMMA5戦目=トラヴェル・ミラー戦もマッチアップされている。

【女子フェザー級ランキング】
1位 6p アンバー・レイブロック
2位 5p マリーナ・モフナトキナ
3位 3p ラリッサ・パチェコ
4位 3p エヴェリン・マルチンス
──────────────────────────────────
5位 2p オレナ・コレスニク
6位 0p アスペン・ラッド
7位 0p カロリーナ・ソベック
8位 0p ジュリア・バッド
9位 0p 東よう子
10位 0p マルティナ・インドロヴァ

■視聴方法(予定)
6月17日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■PFL2023#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 251ポンド(113.85キロ)
モーリス・グリーン: 255.4ポンド(115.84キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 145.6ポンド(66.04キロ)
アンバー・レイブロック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 259ポンド(117.48キロ)
マテウス・シェッフェウ: 260.6ポンド(118.2キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国): 145ポンド(65.77キロ)
カロリーナ・ソベック: 145.6ポンド(66.04キロ)

<アマMMAライト級/3分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.6ポンド(70.57キロ)
トラヴェル・ミラー: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 246.2ポンド(111.67キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 264.8ポンド(120.11キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マリーナ・モフナトキナ: 145.4ポンド(65.95キロ)
エヴェリン・マルチンス(ブラジル): 147ポンド(66.67キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス: 250.6ポンド(113.67キロ)
マルセロ・ヌネス: 248.4ポンド(112.58キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
マルティナ・インドロヴァ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ジュリア・バッド: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 145ポンド(65.77キロ)
東よう子: 144.2ポンド(65.4キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パトリック・ブラディ: 256.8ポンド(116.48キロ)
ジョーダン・ヘイダーマン: 247.8ポンド(112.4キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アイザイア・ピンソン: 247.8ポンド(112.4キロ)
デンゼル・フリーマン: 261.8ポンド(118.75キロ)

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o PFL アリ・イサエフ アンテ・デリア 石井慧

PFL2023:#3:第3試合・デニス・ゴルソフ vs. シーザー・フェレイラ

ヘビー級リーグ戦。先週予定されていたリーグ戦だが、直前に欠場選手が出たため、今週に延期となった。

ロシアのゴルソフはPFL4年目の出場。2019年は2フィニッシュで予選1位通過。決勝トーナメントで石井慧に判定勝ちしたが、同日の準決勝ではアリ・イサエフに残り1秒でパウンドによるKO負け。21年も予選は2フィニッシュ、決勝トーナメント初戦でアンテ・デリアに判定負け。昨年もまた予選2連勝したが、決勝トーナメントはビザの問題で入国出来ず脱落に。ここまで3年間予選6戦全勝5フィニッシュ。32歳で29勝7敗。

ブラジルのフェレイラはパトリック・ブレイディの代役として急遽参加。2012年のTUFブラジル1ミドル級で優勝。9勝6敗とまずまずの戦績を残したが、2019年にリリース。2年のブランク後にPFLに初参戦。ライトヘビー級で決勝トーナメントに進出したが準決勝では13秒でKO負け。そこからさらに2年のブランク明けで、今回は初のヘビー級戦となるが、計量では97.9kgしかなかった。ゴルソフとの体重差は13.4kg。38歳で14勝10敗。

やはり体格差がある。パンチを振り回すフェレイラだが、ゴルソフ冷静に距離を取る。プレスしてきたゴルソフ。右を打ち込むと組み付いてケージ押し込み。旨を合わされないようにしているフェレイラだが、ゴルソフ離れ際にハイ。組み付いて外掛けテイクダウン。ハーフからパウンド。打たれているフェレイラ。重いパウンドを打ち続けるとぐったりしたフェレイラ。KO!

ゴルソフ1RKOでクイックシックス。カッペローザと並び1位タイに。

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o PFL UFC アンテ・デリア ファブリシオ・ヴェウドゥム

PFL2023#02:第6試合・ヘナン・フェレイラ vs. リズヴァン・クニエフ

ヘビー級リーグ戦。

ブラジル・チームノゲイラのフェレイラは21年に初出場したPFLでは初戦でファブリシオ・ヴェウドゥム三角絞めでタップしたが、レフェリーが見落とし、そのままパウンドで1RKO勝ちしたものの、後にノーコンテストに変更。2戦目に勝利したものの、得点不足で決勝進出ならず。昨年は初戦25秒KO勝ちで6点獲得の後、2戦目はクレイドソン・アブレウに判定負け(試合後にアブレウの禁止薬物仕様が発覚しノーコンテストに変更)。3位で決勝トーナメントに進むも、準決勝で優勝したアンテ・デリアに1RKO負けした。33歳で9勝3敗。

ロシアのクニエフは、2015年にIGFに出場し現UFCファイターのジャスティン・ウィリスに0-2判定負けしたが、その後8年間負けなし・10連勝中。昨年3月には、元UFCファイターのアンソニー・ハミルトンに1Rギロチンで勝利しEagle FCヘビー級王座を獲得している。PFLは初参戦となる30歳。12勝2敗1分け。

組んでケージに押し込んだクニエフ。太ももに膝を入れていく。引き剥がし距離を取ろうとするフェレイラだが、クニエフ追いかけていき、パンチを打ち込むとまたケージ押し込み。ボディロックからテイクダウンを狙うがこらえるフェレイラ。差し返し入れ変えたフェレイラ。ボディロックから後方に倒れ込みながら捨て身投げを狙うも倒せず。ケージを使って立った。またケージに押し込むクニエフ。ゴング。

1Rクニエフ。

2R。詰めてきたクニエフに飛び膝を放ったフェレイラだがスリップダウンし下に。下から足関。回転して外そうとするクニエフ。カーフスライサーを狙ったフェレイラだが、外れて上を取られた。ハーフ。アームロックを狙うクニエフだが、フェレイラケージを蹴ってリバースし上を取る。マウント。肩固めを狙うフェレイラ。外れたがマウントをキープ。クニエフブリッジで返した。その瞬間に腕十字を狙うフェレイラ。しかし腕を抜かれた。クニエフすぐに膝を割ってハーフに。すぐパスしてサイド。ハーフに戻したフェレイラだが、下の展開のまま抜け出せず。パウンドを入れるクニエフ。ゴング。

2Rもややクニエフ。

3R。パンチで出たクニエフ。組んでケージに押し込んだ。放してパンチを打ち込んだクニエフ。また押し込み。フェレイラ内股で投げようとしたが、投げきれず下に。バックを取らせて立ったフェレイラだが、クニエフがスタンドバックから投げてテイクダウン。クニエフマウント。パウンド。これは4点チャンス。が、クニエフも疲れがあるのか、押さえ込みキープのまま時間が過ぎる。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でクニエフが判定勝利。3点獲得。