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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN245 アンソニー・ヘルナンデス キック ミシェウ・ペレイラ

【UFN245】初回に前蹴りを効かされたヘルナンデス。持ちなすと17分間の一方的な猛攻で、ペレイラをTKO

<ミドル級/5分5R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
Def.5R2分22秒by TKO
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)

ジャブからワンツー、左ボディを繰りだすペレイラ。続いて左前蹴りを腹に入れると、効かされたヘルナンデスが動きを止める。ペレイラはボディ、顔面と追撃を入れると間合いを取り直して、もう一度前蹴りを見せる。組んだヘルナンデスがケージに押し込むも、ペレイラが離れる。再度組んだヘルナンデスだが、両者5Rを考えてか組みを続けない。低い位置のスピニングヒールキックを2度見せたヘルナンデスが、3度目のクリンチへ。体を入れ替えた離れたペレイラが、右目を気にする。

ヘルナンデスは右を見せてシングルレッグも、ケージを利したペレイラが逆に上を取る。すぐに立ち上がったヘルナンデスのダブルレッグを切ったペレイラが、首相撲からヒザを突き上げる。離れてジャブ、ワンツーでペレイラをケージに詰めたヘルナンデスがスピニングバックエルボー。直後にダブルレッグを決めると、ペレイラは背中をマットにつける。起き上がってパンチを落としたヘルナンデスは、すっかり流れを変えた。

2R、すぐにシングルからドライブしたヘルナンデス。ここでヘルナンデスにアイポークがあり、試合が中断する。2度目ということで厳しく注意を受けたヘルナンデスは、再開後にまたもロー・スピニングヒールキックを繰り出す。徹底してクリンチに出るヘルナンデスに対し、回って離れたペレイラがテイクダウン狙いにギロチンを合わせる。ヘルナンデスは頭を抜いてトップを取ると、エルボー。マウントに移行されたペレイラは、背中を見せて上を向くが肩固めをセットさせる。ロールしてスクランブルに持ち込むだものの、ペレイラは相当に疲弊しており簡単にダブルレッグでテイクダウンを奪われた。

スクランブルにもエルボーを入れ、直後にテイクダウンを取り返したヘルナンデスが、逆にギロチンを見せる。下になることなく、リリースしたヘルナンデスがパンチを纏め、追い込まれたぺらイラが亀から前転。上を向いたペレイラにパンチを連打したヘルナンデスが完全に試合を支配した。

3R開始直後に組んだヘルナンデスがバックに回りテイクダウン。立ち上がったペレイラは左ボディを打つが、軸が乱れれている。ヘルナンデスはボディを入れ、首相撲狙いもケージに押し込んでダブルレッグでテイクダウンを決める。ハーフからディープハーフ狙いのペレイラを潰したヘルナンデスがエルボーを入れる。上体を起こしてパンチを纏めたヘルナンデスは、ボディにエルボーを落としてパス。マウントに移行も、ここはペレイラはエビから足を戻す。

ヘルナンデスは立ち上がってパンチを振り下ろすと、背中を見せたペレイラに肩固め気味のチョークを仕掛ける。リリースしてパンチ、肩口にエルボーを入れるヘルナンデス。ワキ腹にエルボーを受け、前転したところで思い切りパンチを顔面に落とされたペレイラは何とかサバイブした。

4R、すぐにダブルレッグからケージにペレイラを詰めたヘルナンデス。ペレイラも腰を落として回りつつ離れる。しかし、直後にテイクダウンを許すとパスの圧を掛けたヘルナンデスがパンチを落とす。ペレイラは背中を譲って立ち上がるが、ハイクロッチから前方に崩され引き込むように下になる。

バタフライガードも畳まれて、エルボーを落とされるペレイラ。もう反撃することはなく、防御一辺倒のなかで生き残りを狙う。亀で殴られ、立ち上がるとエルボーを打たれたペレイラは、ダブルレッグで倒されハーフガードも鉄槌を連打される。タートルガードで足のフックを許さず、立ち上がるペレイラがシングルレッグからヒザをつき、ここも5分を画面し抜いた。

最終回も変わらず、すぐに組んだヘルナンデスがバックに回る。前方に崩されてペレイラは、立ち上がって正対。ヘルナンデスは離れてパンチを見せ、ダブルレッグを簡単に決める。サイドで抑えたヘルナンデスのエルボーで、ペレイラがカットし動きが一段と落ちる。ハーフでエルボーを連打するヘルナンデスを見て、ついにレフェリーが試合を止めた。


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Report UFC UFC258 アンソニー・ヘルナンデス ブログ ホドウフォ・ヴィエイラ

【UFC258】That is MMA!! ホドウフォの柔術を逃れたヘルナンデスが、拳を骨折しながらギロチンで一本勝ち

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
Def.2R1分53秒by ギロチンチョーク
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)

すぐにシングルレッグで組みつき、ダブルレッグからヘルナンデスを持ち上げ叩きつけたホドウフォ。バックに回ると、両足をフックしRNCへ。ヘルナンデスは上を向いて逃れるも、マウントを取られた状態で肩固めをホドウフォが狙う。ホドウフォはケージ際から離れケージキックのリバーサルが無いとみると、体を起こしてパンチへ。背中を見せたヘルナンデスに腕十字を仕掛け、ここは腕を抜かれスタンドに戻られても即ダブルレッグを決める。スクランブルでパンチを入れるホドウフォに対し、一方的に攻められながらヘルナンデスも致命傷を負わず、イーブンの展開に持ち込んでいる。

ここで離れたホドウフォは、ダブルレッグを切られ右ストレートを被弾する。テイクダウン狙いもフロントからチョークを仕掛けられ、完全にスタミナを切らしたホドウフォはダブルも切られて殴られ、がぶりから絞められる。スタンドに戻り左フックを被弾したホドルフォは、根性のシングルレッグから担いでいくがヘルナンデスは横三角へ。ここで時間となり、ホドウフォは命拾いしインターバルを迎えた。

2R、「落ち着いてハーフガードでも良いんだ」という指示を得たホドウフォは、左ジャブを伸ばすが右を被弾。ヒザ蹴りヲキャッチしてボディロックテイクダウンを決めたホドウフォは、ここでバック奪取も前方に落とされる。すぐにシングルに出て引き込んだホドウフォはハーフで殴られ、シングルを潰されバックから殴られる。

スタンドに戻るとハイキックを蹴られ、ヒザ蹴りからエルボーを打たれたホドルフォは、足が揃った状態でダブルレッグもギロチンに捕まる。エルボーで額をカットしていたホドウドは、力なくキャンバスを叩き──なんと一本負けに。

MMAの恐ろしさを見せたヘルナンデスは、「コーチが落ち着いて戦えと言ってくれて、練習でも厳しいポジションでの対応を繰り返してきた。初回が終わった時に拳が折れたことに気付いたけど、くそったれ──やるしかない。顔には表さないようにした。ここがスタートだよ」とヘルナンデスは話した。


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News Preview UFC UFC258 アンソニー・ヘルナンデス カマル・ウスマン クリス・グティエレス ジルベウト・ドゥリーニョ ディエゴ・リマ. アンドレ・イーウェル ブライアン・ケレハー ブログ ベラル・モハメッド ホドウフォ・ヴィエイラ リッキー・シモン

【UFC258】計量終了 アーリープレリミ、プレリミにマーヴェリック、シモン、ホドウフォら注目選手

【写真】いよいよ待ったなし、UFC世界ウェルター級選手権試合 (C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC258「Usman vs Burns」の計量が12日(金・同)に行われた。

メインでチャンピオン=カマル・ウスマンにチャレンジャー=ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズが挑戦するUFC世界ウェルター級選手権試合を筆頭に、全12試合に出場する24人の選手は誰1人計量失敗がなかった。


PPVラインナップが世界戦に断トツの注目度の高さがあるからか、メインカード5試合、プレリミ4試合、アーリープレリミ3試合のなかにバランスよく気にあるファイトが散りばめらた感のがある。

アーリープレリムではオープニングに昨年末30日で2度目のSUG出場を果たし、Invicta FC世界フライ級タイトルコンテンダーのパール・ゴンザレスを圧倒。

5分という短い本戦試合タイムながら4分11秒にRNCを極めたジリアン・ロバートソンが、そのInvicta FC時代にそのゴンザレスに勝利しているミランダ・マーヴェリックと対戦する。

フェニックスシリーズ優勝、力強いレスリングがベースのメーヴェリックはこの試合を皮切りに順調にステップアップを果たせば今大会のセミで戦うメイシー・バーバーやアレクサ・グロッソのポジションを得られる期待の素材だ。

同じくアーリープレリミからはフェザー級のリッキー・シモン✖ブライアン・ケレハーの一戦も見逃せないマッチアップだ。

コロナから活動を再開した直後のオクタゴンで5月、6月、9月と戦い2勝1敗だったケレハーが、2021年第一弾のUFC ABCでシモンと戦う予定だったが、コロナウィルスに感染し今大会に両者の対戦は延期されていた。

シモンの特徴は打撃とテイクダウンが一体化し、スクランブル上等の動きを止めないスタイルにある。ワイドスタントで前進運動と上半身の捩じり効果を同時に発揮できる強靭な肉体から腹、顔にパンチを振り分け、終着点となるダブルレッグに持ち込む。倒した後は、抑えないでリリースするとこにエネルギーを使い過ぎないアタッキング&省エネという彼の秘密が隠されている。

とはいえケレハーもこの動きに遅れを取らず、また接近戦が続くようであれば圧力でう回ることも十分に考えられる。PPVカードでおかしくない、フェザー級戦は動きを止めた方が敗れる──回遊魚MMAとなろう。

蹴りのレベルチェンジというべき左右の両方向から、上下を散らして下で仕留めるクリス・グティエレスと、UFCで挙げた4勝のうち3試合がスプリット判定勝利という粘り強さが信条のアンドレ・イーウェル。

加点方のグティエレスと、減点しないイーウェルの我慢比べの一戦だ。

ベラル・モハメッドとディエゴ・リマのウェルター級戦も前者が陽性となり、12月に実現しなかったカードの仕切り直しだ。

テイクダウンに帰結する打撃ながら、KOパワーを持つモハメッド、仕切り直しのUFC再契約シリーズ=TUF25から3勝2敗としぶとく粘り、イーウェルにも似て直近の2試合がスプリットを制いているリマ──しんどい削り合いが展開されそうだ。

プレリミメインはミドル級でホドウフォ・ヴィエイラがアンソニー・ヘルナンデスと相対する。黒帯で階級と無差別でムンジアルを制すること5度、2015年のADCCも99キロ級を制したグラップリング無双のホドウフォはMMAでも無敗の7連勝中と怪物ぶりをいかんなく発揮している。

オクタゴンでも2連続で肩固めで一本勝ちというホドウフォが、LFAミドル級王者からUFCにステップアップを果たし、1勝2敗のヘルナンデスを相手にさらなるステップアップを賭けた試合に臨む。

メインカードではライト級のボビー・グリーン✖ジム・ミラーがそれぞれ 156ポンド(70.76キロ)と155.5ポンド(70.53キロ)で計量をパスしていたが、直後にバックステージにグリーンが倒れ試合出場が不可能となった。

■視聴方法(予定)
2月14日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC258「Usman vs Burns」計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ジルベウト・バーンズ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー: 126ポンド(57.15キロ)
アレクサ・グラッソ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム: 186ポンド(84.37キロ)
イアン・ハイニッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス: 185ポンド(83.91キロ)
マキ・ピトロ: 185ポンド(83.91キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ: 186ポンド(84.37キロ)
アンソニー・ヘルナンデス: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・リマ: 171ポンド(77.56キロ)
ベラル・モハメッド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ: 116ポンド(52.62キロ)
マロリー・マーチン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
アンドレ・イーウェル: 138.5ポンド(62.82キロ)
クリス・グティエレス: 140ポンド(63.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
リッキー・シモン: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライアン・ケレハー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ゲイブ・グリーン: 169.5ポンド(76.88キロ)
フィリップ・ロウ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125.5ポンド(56.92キロ)

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