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BELLATOR Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFC273   アレクセイ・オレイニク アレックス・オリヴェイラ アレックス・ヴォルカノフスキー イアン・ギャリー カムザット・チマエフ ケイ・ハンセン ケヴィン・ホランド コナー・マクレガー ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジョン・チャンソン ジルベウト・ドゥリーニョ ティーシャ・トーレス ピエラ・ロドリゲス ピョートル・ヤン ボクシング マイク・マロット マッケンジー・ダーン マーク・マドセン

【UFC273】新型マクレガー=イアン・ギャリー─01─「カレッジを辞めて、MMAにJUMP INした」

【写真】キレキレの打撃とは対照的に、少年のような口調で語るイアン・ギャリー=アイリッシュMMAファイターが何もマクレガー流を踏襲するだけでないことが、よ~く理解できた(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナでUFC273が開催される。

UFC世界フェザー級選手権試合=王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者ジョン・チャンソン、UFC世界バンタム級王座統一戦=正規王者アルジャメイン・ステーリング✖暫定王者ピョートル・ヤンの2つの世界戦に加え、ジルベウト・ドゥリーニョ✖カムザット・チマエフという注目カードが組まれた今大会のプレリミマッチにヒューチャーの異名を取るイアン・ギャリーが出場、UFC2戦目=ダリアン・ウィークス戦に臨む。

1997年11月生まれの24歳は、19歳でアマMMAを始め5年で最高峰に辿り着いた。コナー・マクレガー後のアイリッシュMMA、いや世界のMMAをリードする可能性すらあるMMAの未来=イアン・ギャリーに初インタビュー。コナー・マクレガー、そのやり口をコピッたBellatorのジェイム・ギャラガー、アイルランドMMA界の新鋭は──マクレガーへの憧れでいっぱいという内面のなかで、その真逆の感性を持っていた。


――パンデミック以前は欧州のMMA大会は、日本では深夜2時や3時のスタートで終了時がUFCのスタートと重なるためにストリーミングがあっても、ほとんど見過ごしていました。それがコロナ禍で世界各国のMMAが活動休止になり、決して多くないプロモーションが無観客で活動を再開。その頃からCage Warriorsも可能な限り視聴するようにしていたのですが、そこで見た──飛び切り活きの良い選手がイアンでした。すると7戦目でウェルター級王者になり、8戦目でUFCデビューと瞬く間に世界の最高峰に到達しました。

「おお、日本ではそんな真夜中にCage Warriorsは中継されているんだね。いやぁ、それなのに僕の試合を視てくれていたなて嬉しいよ。本当にありがとう」

──いえ、フィーダーショーから可能性のある若い選手が出てくるのを見るのが、楽しくてしょうがないんですよ。ところでアイルランドは今やMMAのパワーハウスの一つですが、イアンがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「MMAに興味を持ったのは、コナー(マクレガー)の影響だよ。彼の活躍と成功をずっと追っていて、試合も夢中になって視ていた。そして『僕もMMAをやりたい』って思うようになったんだ。その時はカレッジの学生だったけど、学校を辞めてMMAファイターになることを決めたんだ。このスポーツに身を置きたいと思ってね。

コナーを見ていたら、自分がカレッジでやっていることってなんなんだろう?って感じるようになった。そうしたら、『こんなことやっていられない。これ以上、ここに居たくない』って居ても立ってもいられなくなったんだ。そしてジムにジャンプインした(笑)。

テレビで視ていた本当に美しい戦いを習うことができるようになって。僕はコナーと同じ道を歩み始めたんだって──最高の気持ちになったよ。練習は凄く楽しかったよ」

──大学を辞めた? 

「そうだよ。自分で決めた。父にも母にも相談せずに学校を辞めたんだ」

──OMG!! 

「ジムに通うようになってから4~5年でUFCとサインできた。UFCデビュー戦はMSGだった。そして2戦目のPPV大会に出場できている。楽しい人生だよ」

──それまでに格闘技の経験はあったのですか。

「柔道だよ!!」

──えっ、いやあれだけシャープな打撃の持ち主なのにベースは柔道なのですか。

「ボクシングはやっていたよ。10歳から14、15歳までボクシングをしていて──父親に連れられて始めたんだけど、なんで人を殴って自分も殴られるようなことをやっているのか、どういう意味があるだって考えるようになっていたんだ。顔を腫らして、さ。そんなときに柔道と出会った。見た感じでも、柔道はイカしていたよ」

──柔道がクールだったのですか。

「そうだよ。学校が終わって宿題を家でやっているより、ずっとクールだったよ。すぐに週に3回か4回は柔道場に通うようになった。柔道を習っていたことでマーシャルアーツに欠かせない規律、尊敬心を学ぶことができたんだ。それはMMAを始めてからも生きているよ。アイリッシュ・クラブというアイルランドで一番の柔道クラブで練習できていて……18歳で黒帯になったんだ。練習するメンバーのなかでも、トップの連中は日本に行って練習していたよ。

僕も彼らと一緒に日本で稽古したいと思っていたけど、それは実現しなかった。僕にはそれに見合った力がなかったからね。日本まで行って練習していた友人たちは五輪を目指すようなレベルだったんだ。それに僕にとって柔道はどれだけ懸命にやっても、返って来るものは少なかった。国際大会で戦ったことはないし、せいぜいイングランドまで遠征して試合に出ていたぐらいかな。それでも柔道の試合に出ることが大好きだった。それは今、MMAをやっていて最高の気分でいるのと同じことで。

ただし、僕が柔道の試合に出ている期間はそれほど長くなかった。黒帯になってから、翌年にはアマチュアのMMAにデビューしたからね。でも、僕にとってオリンピックに出て活躍する柔道家は本当の天才なんだよ。そんな柔道をやっていたことで、学べた心境というのは何物にも代えがたいモノなんだ。

今はMMAに専念しているけど、いずれMMAで第一線から退く時が来る。その時はまた柔道の練習をして、日本で試合をしたいと思っている。それに柔術だって続けたいし、日本で柔道や柔術の試合に出ることだってあるかもしれないよ」

──ぜひ講道館を案内します。

「おお、サンキュー。ホント、そういう日が来るのも楽しみだよ。講道館で稽古がデキれば最高の経験になるね(笑)。今、MMAをやっていて柔道で学んだ技術云々よりも、柔道で身に着けることができた人間の内面性が凄く役立っていると思う」

──とはいえ規律、尊敬心といってもコナー・マクレガーがケージ内外で見せていたことは、全く真逆のことだと思うのですが……。

「ホント、その通りだ(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC273対戦カード

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]ジョン・チャンソン(韓国)

<UFC世界バンタム級統一戦/5分5R>
[正規王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[暫定王者]ピョートル・ヤン(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
カムザット・チマエフ(スウェーデン)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ティーシャ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ビンチ・ピチェル(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
ダリアン・ウィークス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
ラケル・ぺティントン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・マロット(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
ジョシュ・フレムド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)
ケイ・ハンセン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
ダニエル・サントス(ブラジル)

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MMA News o UFC   アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ

4.9『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でアレクセイ・オレイニクとジャレッド・ヴァンデラーが対戦

『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』イリル・ラティフィ vs. アレクセイ・オレイニクが直前で中止(2022年03月27日)

 こちらの続報。


 『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』で予定されていたイリル・ラティフィ vs. アレクセイ・オレイニクがラティフィの体調不良により直前で中止されましたが、改めて4月9日にフロリダ州ジャクソンビルで開催する『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』で組まれることになりました。


 しかしその後ラティフィが欠場し、代わりにオレイニクはジャレッド・ヴァンデラーと対戦することが発表されています。理由は不明ですが、ラティフィの体調が戻らなかったと思われます。

 ジャレッド・ヴァンデラーは2月の『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』でアンドレイ・アルロフスキーに判定負けして以来の試合で2連敗中。続きを読む・・・
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LFA MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN205   アスカル・アスカロフ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス ジェニファー・マイア ダヴィッド・ドヴォルザーク ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン マノン・フィオホ 平良達郎

【UFN205】計量終了 フライ級2試合以外にもダナー×グティエレス、フィオホ、オレイニクに注目

【写真】一瞬の交錯、ダナーの動き出しとグティエレスの姿勢に注目(C)Zuffa/UFC

3月26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」の計量が25日(金・同)に行われ、13試合=26選手全員が体重オーバーなくクリアした。

ヘビー級のカーティス・ブレイズ×クリストファー・ダカウスがメインの今大会。メインではランク2位のアスカル・アスカロフ×6位のカイ・カラフランスと戦い、プレリミでは10位のダヴィッド・ドヴォルザーク×7位のマテウウス・ニコラウが第2試合で相対する2試合は――平良達郎のデビューを1カ月後に控え要チェックのフライ級のマッチアップだ。


この他、今大会の注目試合を挙げるなら第一にバットゲレル・ダナー×クリス・グティエレスのバンタム級マッチか。モンゴルのダナーは2019年8月のUFC初陣こそアラテン・ヘイリに判定負けを喫したが、その後は3試合連続初回KO勝ちの快進撃を続けている。

対してグティエレスはオクタゴンで5勝1敗1分の戦績を残すファイターで、移動によって勢いをつけるのではく定位置でパワーを養成し、それを移動させることができる珍しいファイターだ。しかし、その戦いも相手の勢いに押され、気持ちで遅れを取ると生かすことはできない。

剛腕ダナーを相手に、グティエレスがそのポテンシャルを発揮できるか。ダナーは自らの勢いで逆にグティエレスに隙を与えることはないか――など注目したい一戦だ。

続いて女子フライ級でキャリア29戦目のベテラン=ジェニファー・マイアに挑むマノン・フィオホは南アフリカのEFC、中東UAEWからUFCにステップアップを果たしたフランスの空手家だ。長身、間合いを取る巧さと踏み込み速さでフィオホがが、勢い重視で組んでも強いマイアにどう挑むのか楽しみだ。

オープニングファイトにはマチダ空手からブルーノ・ソウザが参戦する。遠い位置では空手の前後運動、踏み込むと捻り運動のボクシングの動きを見せるソウザ。LFA時代のパフォーマンスを見る限り、UFCで生き残るのは難しいと感じられるが、2戦目で爪痕が残すことができるか。勝負の時を迎える。

またヘビー級では今年で45歳になるアレクセイ・オレイニクが、イリル・ラティフィと対戦する一戦も見逃せない。キャリア77戦目のオレイニクが、グレコ&ボクシングのフィジカル系のラティフィを相手に極め系ファイトを貫くことができるか。現在3連敗、最後?の踏ん張りに期待したい。

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 259ポンド(117.48キロ)
クリストファー・ダカウス: 243ポンド(110.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 125ポンド(56.7キロ)
アレクサ・グラッソ: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ: 126ポンド(57.15キロ)
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 246ポンド(111.58キロ)
イリル・ラティフィ: 239.5ポンド(108.63キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170ポンド(77.11キロ)
マックス・グリフィン: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
クリス・グティエレス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ: 185ポンド(83.91キロ)
デニス・チュルリン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マテウウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 145ポンド(65.77キロ)
ブルーノ・ソウザ: 144ポンド(65.31キロ)

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Report UFC UFN ESPN+43 UFN185  Shooto2021#02 アレクセイ・オレイニク クリストファー・ダカウス ブログ

【UFN185】アレクセイ・オレイニク、ダカウスのパンチ、ヒザ蹴りに人間サンドバッグ状態でTKO負け

<ヘビー級/5分3R>
クリストファー・ダカウス(米国)
Def.1R1分55秒by TKO
アレクセイ・オレイニク(ロシア)

右ロングフックを振るって前に出るオレイニクは、組まれてケージに押し込まれるも腕を取って極めつつ体を入れ替える。首をワキを差して頭をロックしつつ引き込んだダカウスだが、すっぽ抜けて下になるとハーフガードから潜ってシングルへ。切って左右のパンチを入れたダカウスが、右ストレートを打ち込む。

オレイニクは右オーバーハンドから左フック、組んでいくところでパンチをまとまられヒザ蹴りから連打を被弾する。体を屈め、ダカウスのパンチをヒザをいいように浴びるオレイニクを見て、レフェリーが試合を止めた。


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ESPN+43 Interview UFC UFN185 アレクセイ・オレイニク クリストファー・ダカウス ブログ

【UFN185】キャリア75戦目、四半世紀戦い続けるアレクセイ・オレイニク「センセイのセンセイは日本人」

【写真】10分強のインタビュー、MMAの歴史を垣間見ることができた(C)Zuffa/UFC

21日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN185:UFN on ESPN+43「Blaydes vs Lewis」。カーティス・ブレイズ✖デリック・ルイスのヘビー級戦がメインの同大会で、同じくヘビー級のアレクセイ・オレイニク✖クリストファー・ダカウスがマッチアップされている。

我々がイメージする寡黙なロシアンでなく、非常に多弁で明るい感じだったアレクセイ・オレイニク

キャリア74戦59勝14敗1分──プロMMAデビューは、なんと1996年11月10日だ。今や彼がケージで戦いだしてから生まれたファイターたちが金網の中を闊歩している。

キャリア25年目のMMAファイター人生を征くロシアの鉄人、アレクセイ・オレイニクにZoomインタビューを試みると、日本からの取材ということを彼が大いに歓迎してくれた。

そこにはオレイニクのキャリアと日本が切っても切れない関係にある事実が存在していた。


──43歳、75戦目に向かいます。今の気持ちを教えてください。

「調子は良いよ。いつも通りだ。25歳でも45歳でも、年齢は関係ない。プロフェッショナル・スポーツマンとして、やるべきことをやってきた。絶好調さ」

──とはいえプロMMAデビューは1996年です。私は1997年にサンクトペテルブルクとモスクワでロシアのMMA創世記の二大会を取材したのですが、足を負傷した選手がケージのなかで注射を打たれて試合続行になったり、まだ素手で試合をするというモノでした。

「アハハハハハ。そうだよ、私がデビューしたときは素手、頭突き有り、体重無差別のトーナメントで私が88キロで70キロぐらいの選手が相手だったこともあった。体重も持っている技術もまるで違うような状態だった。うん、凄く楽しかったね。

あれからMMAは凄く変わった。常に新しい人材が生まれてきたし、ずっとトップで戦っていくことは簡単なことじゃなかったよ。私も常にハードなトレーニングを課し、またその内容も大きく変化しキャリア25年目を戦っているんだ。そうだね、練習相手、コーチ、技術、私の試合も全てが変わったよ」

──もともとMMAを戦うようになったのは?

「それは君の国、日本が関係しているんだ(笑)」

──えっ、どういうことでしょうか。

「私はウクライナで日本からやってきた柔術を習っていたんだ。もともとはレスリングをやっていたけど、私のチョークや関節技は日本柔術で身につけたモノなんだよ。

1996年に日本柔術を始め3、4カ月後にはMMAキャリアをスタートさせた。あの時、センセイからは本当に色々なモノを習った。日本柔術のおかげで私はMMAで戦うことができたんだよ。だから私は日本のことが大好きなんだ」

──なんという流派の柔術だったのですか。

「名前は覚えていないな。センセイは日本人ではないけど、センセイのセンセイは日本人だった。センセイのセンセイの名前も知らないけど、写真を見せてもらった。年をとっていたけど、立派な感じの人だったよ。

MMAを始めてから何年も日本柔術を習い、黒帯を習得した。だから、私は少し日本語を覚えているんだよ(笑)」

──日本の柔術とは合気道のようなモノなのでしょうか。

「スポーツではなかったよ。人を破壊する技術を教わった。殺るか殺されるか、そんな術を習っていたんだ。極め、絞め、パンチもあった。でも、それだけじゃなかった。MMAでは使ってはいけない危険な技術だらけだったよ(笑)。やろうと思えば、私は何時でそんなファイトができるんだ」

──まさにMMAではなく、NHBの技術だったのですね。ところでアレクセイはコンバットサンボの経験もあります。

「コンバットサンボはMMAと並行して試合に出ていて、55試合戦った。2005年に世界チャンピオンになっているよ。コンバットサンボ時代は日本でも有名なヴォルク・ハンに1度会ったことある。それにエメリヤーエンコ・ヒョードルもいたよ。話す間柄じゃなかったけど、ヴォルク・ハンが日本のRINGSで活躍していた時の映像は視ている。

もちろんヒョードルのPRIDEでの試合もね。ヴォルク・ハンもヒョードルも日本で凄く人気があったことは知っているよ」

──それにしても、このタフなスポーツを四半世紀も戦っているのは凄いことですね。戦い続けることができるモチベーションは何なのでしょうか。

「家族のために戦ってきた。そして、今は母国のレガシーになりたいと思っている。何より、自分の内面に戦いたいという感情があり続けるんだ。だから戦い続けている。もう少し、戦い続けるよ。

戦いは勝つか負けるか。センセイからはKO、チョーク、サブミットすれば負けることはないと教わってきた。だから常にフィニッシュを目指している。100パーセント、決着をつけるために戦っている。そうじゃないと戦う意味はないよ。それは今週の土曜日も同じことだ。でも試合は試合だ。何が起こるから分からないから、全力で戦う」

──クリストファー・ダカウスの印象を教えてください。

「背が高くて、大きな若い選手だ。馬力があって、危険な相手になるよ。強くて、戦い甲斐のある相手だね」

──今、どのような目標を持ってMMAを戦い続けているのでしょうか。

「最終目標というモノは持っていない。戦える間は戦い続けて、楽しみたい」

──アレクセイ、今日は限られた時間のなかで興味深い話をしていただきありがとうございました。では最後に日本ファンにメッセージをお願いします。

「サヨナラ(笑)」

■視聴方法(予定)
2月7日(日・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS

■UFN185対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
デリック・ルイス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
デリック・マイナー(米国)
チャールス・ロサ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
クリストファー・ダカウス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
フィル・ホーズ(米国)(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレ・オルロフスキー(ベラルーシ)
トム・アスピニナル(英国)

<フェザー級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
ダニー・チャベス(米国)

<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ(米国)
ルイス・ペナ(米国)

<バンタム級/5分3R>
エディ・ワインランド(米国)
ジョン・カスタニエダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハファエル・アウベス(ブラジル)
パット・サバティニ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
シェイナ・ドブソン(米国)
ケイシー・オニール(英国)

<フェザー級/5分3R>
チェス・スケリー(米国)
ジャマル・エマース(米国)

<バンタム級/5分3R>
アレマン・ザハビ(カナダ)
ダラコ・ロドリゲス(米国)

<ヘビー/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(ウクライナ)
ジャレッド・ヴェンドラー(米国)

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Report UFC UFN ESPN+32 UFN174 アレクセイ・オレイニク デリック・ルイス ブログ

【UFN174】通好みの寝技を駆使したオレイニクだが、ルイスの右フックからのパウンドに敗れる

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
Def.2R0分21秒by TKO
アレクセイ・オレイニク(ロシア)

開始直後に左ハイを蹴ったルイスは、フックの交換から組みついてオレイニクをケージに押し込む。左を差し返したオレイニクは体を入れ変えようと試みるが、ルイスが小手を決めて投げる。亀で殴られたオレイニクはガードを取り、マウントを許しそうになりながら潜ってハーフガードに。ここから右腕を差して立ち上がり、足を払ってリバーサルを決めたアクメトフはサイドで抑える。

スカーフホールドのオレイニクは、頭を抜いたルイスに下からシングルかけ、ここも右腕差してハーフからスイープに成功する。再びスカーフホールドに出たオレイニクだが、首を極めることができずサイドに戻るとボディにエルボーを落とす。さらにアメリカーナを狙うが、タイムに。オレイニクが重厚な寝技でラウンドを取った。

2R、スイッチの左の跳びヒザから右フックでダウンを奪ったルイスは、シングルに来るオレイニクにパンチを続ける。頭が揺れ、体から力が抜けたオレイニクを見てレフェリーが試合を止めた。ルイスはUFCヘビー級新記録となった11回目のKO勝ちを記録した。


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News UFC UFN ESPN+32 UFN174 アレクセイ・オレイニク クリス・ワイドマン ティム・ミーンズ デリック・ルイス ブログ ホアキン・バックリー

【UFN174】計量終了 メインはルイスとヴェウドゥム破ったオレイニク。ワイドマンは生き残り戦

【写真】スタミナが鍵、特にオレニクはいかにつかれずグラウンドに持ち込むことができるか (C)Zuffa/UFC

7日(金・現地時間)、8日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN174:UFN on ESPN+32「Lewis vs Oeinik」の計量が行われている。

メインカード・オープニングのライト級でスコット・ホルツマンと戦うベニール・ダルーシュが3ポンドオーバー、プレリミ・メインでティム・ミーンズと対戦するロウレアノ・スタルポリは 4.5ポンドの超過となり、ともに20パーセントのファイトマネーの没収でキャッチ戦を戦うこととなった。


今大会のメインはヘビー級でデリック・ルイスが、5月にファブリシオ・ヴェルドゥムを破ったアレクセイ・オレイニクと戦い、セミでは連敗中のクリス・ワイドマンがライトヘビー級からミドル級に戻し、逆に5連勝中のオマリ・アクメドフと生き残りを賭けた厳しい試合が用意されている。

なおケビン・ホランドと対戦するホアキン・バックリーは、7月31日のLFAで勝利したばかり。8日間のインターバルでオクタゴン・デビューを迎えることとなった。またオープニングファイトではBrave CFからUFC初陣を向けるヨルダン人ファイターのアリ・アルカイシは、Titan FCバンタム級王者から2戦目の初勝利を目指すアーウィン・リヴェラと対戦。北米と中東&欧州フィーターショーからのUFCデビューが続く。

■UFN174対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 265 ポンド(120.2キロ)
アレクセイ・オレイニク: 227ポンド(102.96キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
オマリ・アクメドフ: 185.75ポンド(84.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダレン・スチュアート: 186ポンド(84.37キロ)
マキ・ピロト: 186ポンド(84.37キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヤナ・クニスカヤ: 136ポンド(61.69キロ)
ユニア・ストレアレンコ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ベニール・ダルーシュ: 158ポンド(71.66キロ)
スコット・ホルツマン: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 171ポンド(77.56キロ)
ロウレアノ・スタルポリ: 174.5ポンド(79.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド: 183.5ポンド(83.23キロ)
ホアキン・バックリー: 185ポンド(83.91キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・ムニョス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ジェインズ: 146ポンド(66.22キロ)
ギャヴィン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル: 146ポンド(66.22キロ)
ピーター・バレット: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
アリ・アルカイシ: 136ポンド(61.69キロ)
アーウィン・リヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

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【UFC249】厳しい内容。ヴェウドゥム──2年振りのファイトで、オレイニクのパンチに1-2で負け

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

2年振りのファイトとなるヴェウドゥム。オレイニクは左ジャブを伸ばす。ヴェウドゥムの右アッパー、オレイニクの右が交錯する。ヴェウドゥムはワンツー、オレイニクも打撃戦に応じる。ヴェウドゥムはシングルもやや動きが鈍いか。打撃で圧力をかけるオレイニクに対し、劣性のヴェウドゥムが右を当てて首相撲からヒザを突き上げる。オレイニクはクリンチアッパーから、フックと攻め込む。ガードを固めるが、パンチを受け続けるヴェウドゥムは厳しい展開に。

首相撲&ヒザ蹴りのヴェウドゥムは、離れたオレイニクのパンチを被弾し必死に組んでいく。動きはおもいヴェウドゥムは、組みで凌ぐ場面が続く。そこでパンチを入れてスペースを作ったオレイニクがパンチで攻めたてる。最後はスタンドでバックを譲ったヴェウドゥムは、ラウンドを失った。

2R、蹴りにスピニングバックフィストを狙ったオレイニク。組んでいくと、ヴェウドゥムが頭を抱えてギロチンへ。大内は掛からず、離れたヴェウドゥムがヒザをボディに入れる。粗いパンチで前に出るオレイニクだが、足がついてこない。ヴェウドゥムは首相撲&ヒザ蹴りで反撃に出たが、パンチの打ち合いでも劣性は否めない。と、残り2分でヴェウドゥムがテイクダウンを決め、ハーフからキムラを狙う。

シングル狙いにバックに回ったヴェウドゥムが、両足をフックする。乗り過ぎで、自ら立ち上がったヴェウドゥムはパンチを被弾し、バックを許し流れを掴めない。胸を合わせたヴェウドゥムだが、離れたオレイニクが右をヒットさせ、再び組んでアッパー。バックに回り、後方から右をオレイニクが放っていった。

最終回、ローを入れ差し上げテイクダウンを決めたヴェウドゥムが、サイドバックからおアンチを入れる。ヴェウドゥムがバックマウントを取り、腕十字へ。腕をクラッチしたオレイニクが上を取る。手首を取ったヴェウドゥムがキムラへ。スイープでマウントを奪ったヴェウドゥムは、再びバックから腕十字へ。ここでマウントを選択したヴェウドゥムは勝利にはサブミッションが必要だ。

残り90秒、バックも乗り過ぎてスタンドに戻らざるを得なくなったヴェウドゥムがヒザをボディに突き上げる。オレイニクはここでもパンチで反撃する。残り30秒でテイクダウンを奪ったヴェウドゥムが、スクランブルでギロチンへ。ここでタイムアップとなり、オレイニクがスプリット判定勝ちを手にした。


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【UFC249】計量終了、いよいよUFC249へ。ジェレミー・スティーブンスが体重オーバーに

UFC249【写真】選手権試合出場選手をはじめ、注目カードが並んだ今大会。計量失敗は1人、体調不良は現時点では出ていない。写真はメディアに配布された映像からキャプチャーしたもの (C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249の公開計量が行われた。

無観客で開催される今大会は当然のようにセレモニアル計量&フェイスオフは行われない。メディア、コミッション関係者、スタッフもマスク姿でソーシャルディスタンスを保ちつつ各選手の計量は進んだ。ユライア・ホール、チャールズ・ロサがマスク着用でスケールに乗り、そのホールと対戦するジャカレ・ソウザはマスクだけでなく手袋も装着していた。

Ngannou vs Rozenstruik出場選手だけでなくメディアにも検査が実施された今大会、フェイスオフでは額を合わせるような近距離になることがなくても、向き合って握手をするというシーンは見られ、ダナ・ホワイトも間に入り選手との接触はあった。

もちろん、それすら認められないのであればファイトなの以ての外ということになるが、1カ月半ぶりのフェイスオフは本来我々にとっては見慣れたもののはずなのに、ニューノーマルの時代にあって非常に珍しいように目に映った。


調整が容易でない状況での今大会、体重オーバーはただ1人──ジェレミー・スティーブンスが5.5ポンド重く、ファイトマネーを30パーセントの没収になりキャッチウェイト戦をカルヴィン・ケイターと戦うことになっている。

UFC249プレビュー纏め
ジャスティン・ゲイジーの会見でのコメントはコチラから
ヘンリー・セフードの会見でのコメントはコチラから
ドミニク・クルーズの会見でのコメントはコチラから
ヴィセンチ・ルケ インタビューはコチラから
ファブリシオ・ヴェウドゥム インタビューはコチラから
ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス、見所はコチラから
フランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク、見所はコチラから

なお計量結果は以下の通りだ。

■UFC249計量結果

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 150.5ポンド(68.26キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 265.5ポンド(120.42キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 262ポンド(118.84キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ペティス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 227.5ポンド(103.19キロ)
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 243ポンド(110.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

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【UFC249】出場選手の新型コロナウィルス及び、抗体検査の実施へ。バーチャル・メディアデーも

UFCPI【写真】写真は上海のUFCPIのオクタゴン (C)Zuffa/ UFC

4日(月・現地時間)、9日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで決行されるUFC249の主治医がリングサイド主治医協会の代表と電話会談を行い、イベント中のリスク管理を話し合ったとESPNが報じている。

記事によると、UFCのジェフリー・デヴィッドソン医師はドナルド・ムッジ代表と出場選手に新型コロナウィルス感染のテストを行う方向で話し合いが行われたという。今大会においてフロリダ州ボクシング・コミッションのリングサイド・ドクターの主治医を務めることになっているムッジ氏は「今日の世界で、可能な限り安全性を高める。我々はニューノーマルの時代を生きている。最低限の人数で、ソーシャルディスタンスを念頭に置いて無観客試合を行う」と明言。

その結果かUFCではUFC パフォーマンス・インスティチュートから、UFCメディカルチームがUFC249に出場するファイターの検査を行う旨がファイターに伝えられ、抗体検査も含まれているという話を米国の大手MMAメディアであるMMAJANKIEが伝えている。

抗体検査とウィルス検査、これがUFCのニューノーマルとなるのか──。検査はどのタイミングで行われ、その結果はいつ出るのかなどは明らかになっていない。とはいえ、今回のUFCの事例は他のMMAプロモーション及び、コンバットスポーツにとって参考となることは間違いなく、またイベント再開に向けて協力する医師団の存在があることは日本とは、あまりにも状況が違うといえるだろう。

また今大会のメディアデーと試合後の会見は、バーチャルで行われ各国のメディアにはその通達もUFCから届けられている。

(C)Zuffa/UFC

(C)Zuffa/UFC

※UFC249に出場するファブリシオ・ヴェウドゥムのインタビューはコチラから

※同、ヴィセンチ・ルケ初インタビューはコチラから