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PFL2023:#3:第5試合・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. シェイン・バーゴス

ライト級リーグ戦。

カナダのメルシェはカナダ・オーストラリアで行われたTUF Nationsで準優勝。UFC本戦では7勝1敗のハイアベレージを残していたが、アレクサンダー・ヘルナンデス、ギルバート・バーンズ、アルマン・ツァルキャンに3連敗。2021年からPFLに参戦。初年度は初戦負傷欠場、2戦目判定勝ちで決勝進出ならず。昨年は2タイムウィナーナタン・シュルチ、前年の覇者ハウシュ・マンフィオに判定勝ちで勝ち上がると、決勝トーナメントで同じ元UFCのスティービー・レイにKO勝ちして100万ドルを獲得した。バックボーンは柔道。34歳で17勝5敗。

UFCフェザー級ランカーから、契約を満了してUFCではなくPFLを選択して話題となったバーゴス。UFCフェザー級で負けた相手はカルヴィン・ケイター、ジョシュ・エメット、エジソン・バルボーザの3人。昨年、PFL決勝大会のワンマッチで元WSOF王者・UFCタイトルチャレンジャーのマルロン・モラエスとの対戦が組まれていたが負傷欠場した。192cmの長いリーチからの打撃・カーフキックが武器。PFL参戦にあたりライト級に上げている。32歳で15勝3敗。

ローを蹴るメルシェ。バーゴス右を打ち込み出ていく。ジャブ。メルシェ飛び込んでアッパー。マウスピースが飛んだバーゴスだが、すぐ拾って嵌め直した。バーゴスカーフキック。パンチで攻めるメルシェ。ワンツー。両者インロー。ゴング。

1Rメルシェ。

2R。右をヒットさせたバーゴスだが、メルシェ下がらずパンチを入れる。飛び膝を見せた。左をヒットさせたメルシェ。メルシェのパンチをブロックしてしのぐバーゴスだが、メルシェタックルへ。ケージに押し込む。シングルレッグ。崩してスタンドバックに。片膝を着いたバーゴスから四の字バック。背負って立ったバーゴス。ロックを外し下りたメルシェ。正対したバーゴスだが、足をかけられて倒される。ケージを使って立ったバーゴス。ゴング。

2Rメルシェ。

3R。メルシェパンチからタックルへ。シングルレッグでケージに押し込む。膝をつかせるとまたバックに回る。バーゴス立って正対。テイクダウンしたメルシェ。またバックに。バーゴス立つが、メルシェバックに張り付くとまた背中に乗った。振りほどけないバーゴス。バックに着かれているだけだが時間が過ぎていく。残り30秒でメルシェ下りた。バーゴス正対。首相撲から膝連打。離れたメルシェ。バーゴスパンチのラッシュで出て行くが、残りわずかでまた組み付かれてバックを取られた。タイムアップ。

三者フルマークでメルシェが白星発進。3点獲得。

バーゴス、前半は打撃で劣勢で、後半は組まれてバックを取られる展開となりいいところなし。

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MMA o ONE RENA UFC   アルマン・ツァルキャン

4.29『UFC Fight Night 223』のメインイベントでアルマン・ツァルキャンと対戦予定だったヘナート・モイカノが負傷欠場

トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた


4.29『UFC Fight Night 223』のメインイベントはアルマン・ツァルキャン vs. ヘナート・モイカノ(2023年03月24日)

 こちらの続報。


 UFCが4月29日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 223』のメインイベントでアルマン・ツァルキャンと対戦予定だったヘナート・モイカノが負傷欠場することをMMAJunkieが確認したとのこと。ツァルキャンが代わりの選手と対戦するかは不明。

 大会まで残り2週間しか無いことからツァルキャンのマネージャーは「対戦相手は居ないだろう」とコメントしています。続きを読む・・・
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F1 MMA o UFC アルマン・ツァルキャン ジョン・チャンソン

UFC284:メインイベント・イスラム・マカチェフ vs. アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

ライト級タイトルマッチ5分5R。ヴォルカノフスキーはフェザー級王者でライト級ではランク外。

昨年10月にチャールズ・オリヴェイラを破ってタイトルを獲得したマカチェフの初防衛戦。2015年にアドリアーノ・マルチンスに唯一の敗戦を喫してからタイトル挑戦までに7年間で10連勝する必要があった。その間、上位ランカーとの試合はなかなか組まれず(ベネイル・ダリウシュやハファエル・ドス・アンジョスとの試合が組まれたことは合ったが流れている)。タイトルを奪ったオリヴェイラ以外だと、現在のトップ10ランカーでは8位のアルマン・ツァルキャンとツァルキャンのUFCデビュー戦で対戦したのみ。初防衛戦の相手はランカーではなく、階級下のP4P1位・ヴォルカノフスキーに。

フェザー級王座を4度防衛しているヴォルカノフスキー。相手はタイトルを奪った時にも対戦したホロウェイと2回、オルテガジョン・チャンソン。こちらもトップ10ランカーで対戦経験があるのはこの3人のみ。ヴォルカノフスキーに辿り着く前にホロウェイやオルテガが倒してしまうからということもあるが…。デビュー当時はウェルター級で、その後ライト→フェザーと落としている。UFCでは12戦全勝。最後に敗れたのは10年前、ウェルター級時代のプロ4戦目の時。

計量は両者ほぼリミットでクリアしているが、ヴォルカノフスキーの身長168cmというのはライト級では最小で、マカチェフとは10cm差。しかしリーチはマカチェフの178cmに対し、ヴォルカノフスキー180cmと上回っている。

当然ながら、地元のヴォルカノフスキーには大歓声、マカチェフにはブーイングが送られる。

前手で距離を測るヴォルカノフスキー。遠い間合い。マカチェフは落ち着いて様子を見ている。県政のミドルを出すマカチェフ。ヴォルカノフスキー飛び込んでワンツー。浅い。スイッチを見せるヴォルカノフスキー。飛び込んで左。もう一発。マカチェフちょっとバランスを崩した。効いたのではなくパンチで押されただけか。腹に前蹴りを入れたマカチェフ。詰めたヴォルカノフスキーがパンチを打ち込むが、マカチェフのパンチを貰い膝をつく。すぐ詰めたマカチェフ。組むとスタンドバック。クラッチを切ろうとするヴォルカノフスキーだがテイクダウン。立とうとしたヴォルカノフスキーだがマカチェフがバックから足をフック。ケージを背負って座った体勢でバックマウント。残り1分。チョークを狙うマカチェフ。顎ごとフェイスロックで絞めるが、そこまで力は入れていない。放した。ホーン。

1Rマカチェフ。

2R。スイッチを繰り返すヴォルカノフスキー。パンチで飛び込んだが、マカチェフが詰める。左ミドル。パンチ連打で出るヴォルカノフスキー。膝を着いたマカチェフだがタックルへ。テイクダウン。またバックに回るとヴォルカノフスキー立って再びスタンドバック。1Rと同じパターンでテイクダウン。同じパターンで倒され際に上を取ろうとしたヴォルカノフスキー。1Rはそこから上を取ったマカチェフだが、今度はヴォルカノフスキー立った。打撃を入れるヴォルカノフスキー。四つに組んで旨を合わせたマカチェフだが、ヴォルカノフスキー離れた。マカチェフがじわじわ詰める。飛び込むヴォルカノフスキーに肘を狙ったマカチェフ。ヴォルカノフスキーのボディに合わせたマカチェフの左がヒット。ヴォルカノフスキー後退。出ていくマカチェフ。ケージ際まで下がったヴォルカノフスキーだが手を出していく。マカチェフ首相撲に。ヴォルカノフスキーケージに押し込む。押されているマカチェフが両脇を差したがホーン。

2R、ヴォルカノフスキーのパンチでしゃがみ込んだのはダウンとみなされるかどうか?その後のタックルの動きを見る限りダメージはなかったと見てマカチェフ。

3R。左を入れるヴォルカノフスキー。しかしマカチェフがじわじわ詰める。首相撲から膝。振りほどいたヴォルカノフスキー。マカチェフ左ミドル。ヴォルカノフスキー右ボディを返す。マカチェフの左。ヴォルカノフスキーインロー。マカチェフ首相撲から足を払ってこかす。寝かされないようにするヴォルカノフスキーだが、マカチェフまたタックルからバックに回る。立って正対したマカチェフ。放してパンチを振ったヴォルカノフスキー。マカチェフブロックして離れた。また詰めるマカチェフ。また詰めるヴォルカノフスキー。パンチから足を払ってこかした。すぐ立つマカチェフ。ヴォルカノフスキーボディロックから投げ。倒されないマカチェフ。放したヴォルカノフスキー。ホーン。

3Rは微妙。

4R。右を入れたマカチェフ。ヴォルカノフスキー右ボディ。逆にプレスしていく。蹴りが交錯してヴォルカノフスキーのローブローがあるが続行。ジャブの差し合い。ヴォルカノフスキーが飛び込むタイミングでカウンターのタックル。テイクダウン。ヴォルカノフスキー背中を向けてケージ際まで移動しようとするが、両足をフックしたマカチェフ。四の字バック。四の字ロックが固い。動けないヴォルカノフスキー。ヴォルカノフスキーは背中のマカチェフにパンチを入れることしか出来ない。残り1分。バックキープを続けるマカチェフに、挑発しながら殴るヴォルカノフスキー。ホーン。

4Rマカチェフ。

5R。ジャブを当てたマカチェフ。ヴォルカノフスキーが詰める。パンチからロー。マカチェフがケージを背負うが、左を当てて脱出。しかしまた詰めるヴォルカノフスキー。マカチェフ首相撲から膝。パンチで引き剥がすヴォルカノフスキー。ヴォルカノフスキーがパンチで飛びこんだところにタックル。倒されたが、オーバーフックで投げを打ちつつ立ったヴォルカノフスキー。マカチェフシングルレッグ。ヴォルカノフスキーバックに回ろうとする。回らせないマカチェフ。ヴォルカノフスキー立った。マカチェフ失速か。ヴォルカノフスキーがボディロックからテイクダウン狙い。しかしこらえたマカチェフ。またテイクダウンを狙うヴォルカノフスキーだがマカチェフ投げでこらえた。離れる。ヴォルカノフスキーの右がヒット。マカチェフタックルに入るが自ら引き込んだ。残り1分。マカチェフなんとか逃げ切ろうという体勢か。インサイドからパウンド・肘を入れるヴォルカノフスキーだが、マカチェフホールディングで凌ぐ。体を起こしてパンチを入れるヴォルカノフスキー。足で距離を作り阻むマカチェフ。タイムアップ。

48-47×2、49-46の3-0でマカチェフが王座防衛!

インタビューを受けるマカチェフへブーイングを送る観客に、静まるようにジェスチャーするヴォルカノフスキー。次は自分の階級に戻って暫定王座を獲得したロドリゲスとやらなければいけないとコメント。

mmadecisions.com

メディアのジャッジ。ほとんどが48-47マカチェフだが、ヴォルカノフスキー勝利もわずかながらいる。

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Column MMA o ONE UFC   アルマン・ツァルキャン

UFCライト級12位のダミア・イスマグロフが健康上の問題で突如引退発表



 ダミア・イスマグロフがインスタグラムで以下のコメント。

「残念ながら、状況や健康上の問題で、スポーツキャリアを終わらせなければならなくなった。試合の結果に関わらず、私の側にいて心から傷つき、心配してくれた全ての人たちに感謝している。思い出に残る興味深い旅だった。忘れられない瞬間だった。みんなとハグした」

Damir Ismagulov(Sherdog)

 ダミア・イスマグロフは現在31歳のロシア人でMMA戦績24勝2敗(UFC戦績5勝1敗)。12月の『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でアルマン・ツァルキャンに判定負けしましたが、その前までは驚異の19連勝を達成していました。元M-1 Globalライト級チャンピオンで引退発表前はUFCライト級ランキング12位でした。

 MMAFightingによると、マネージャーはインスタグラムの投稿をするまで引退については聞いてなかったとのことで、突然の発表だったようです。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFN216 アルマン・ツァルキャン キック ダミール・イスマグロフ ボクシング マテウス・ガムロ

【UFN216】地味な脅威。前足の蹴りと鉄壁シングル。ツァルキャンがイスマグロフのBox&Wrestleを完封

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)

前足でハイを見せたツァルキャンが、左ミドルを蹴る。イスマグロフは左ボディを伸ばすが、前足をカーフで蹴られる。ツァルキャンがジャブから鋭い右を繰り出し、左ハイで視線を散らすと一気にテイクダウンを奪う。両足を束ねたツァルキャンはスクランブルでバックに回り、前方に崩していく。胸を合わせてもワキを潜られるイスマグロフは強烈なボディロックを解くことができない。

強引な投げで下になったツァルキャンだが、簡単にスクランブルに持ち込みイスマグロフをケージに押し込む。ウィザーのイスマグロフは、エルボーにようやく右を差し替えして離れる。イスマグロフはワンツーから左フックを伸ばすが、ボディに左を合わされる。ツァルキャンのスピニングバックフィスト、左ハイも空を切り時間となった。

2R、左ボディを伸ばしたツァルキャンが、ここも左ミドルを決める。イスマグロフが左フックが大振りになり空振り。ツァルキャンは左ハイを見せて、左ジャブから右ローと対角線コンビネーションを見せる。キックボクシングの攻防なら負けないイスマグロフだが、ツァルキャンはシングルレッグでテイクダウンを奪いスクランブルでバックへ。イスマグロフのスイッチを潰してバックコントロールから、正対したツァルキャンはリフトアップしてスラム。そのままバックを取り両足をフックする。一度は立ち上がったイスマグロフだったが、後方に倒される。アゴの上からのRNCは防いだイスマグロフ、そのまま前方にツァルキャンを落としつつ立ち上がると、右ストレートをヒットさせる。直後にケージに押し込み、ダブルレッグでテイクダウンを決めたツァルキャンがここもバックコントロールへ。

イスマグロフが正対して離れると、左フックをよけて右ローを蹴る。ツァルキャンはすぐにシングルで組んでドライブ、ケージにイスマグロフを押し込む。さすがにボディロックが続かなくなってきたツァルキャンだが、右エルボーを打ちこんだ。

最終回、ここも左ハイからミドルと蹴りで攻め、組んでいったツァルキャン。切ったイスマグロフはヒザから右も空振りに。と、ツァルキャンの左ローが急所に当たり試合が中断される。リスタート後、距離を詰めてジャブ、ローを蹴るイスマグロフだが左フックにシングルレッグを合わされ、軸足を払われ倒される。背中を取ったツァルキャンは足のフックは続けず、バックコントロールに。胸を合わせたイスマグロフのギロチン狙いを、反対側のケージまで押し込んだツァルキャンはヒザをボディに受けながら、左を差しあげる。回って離れたイスマグロフがヒザ蹴りからジャブを当てる。

ツァルキャンは左ミドル、左に回りながらジャブを見せてシングルへ。ここも軸足を払ってテイクダウンを決めたツァルキャンは、ワンフックでRNCへ。亀のイスマグロフにRNのツァルキャンだが、極めよりコントロール重視で最後まで背中に張り付き続け、フルマークの判定勝ちを手にした。

UFCで5戦無敗、19連勝中だったイスマグロフを完封したツァルキャンは「トップ5よの何人かより強い相手に勝った。これでUFCで7勝だ。トップ5と戦いたい。イスラム・マカチャフにとって、最大の脅威になる」と、マテウス・ガムロ戦の惜敗から再起した勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o UFC   アミール・アルバジ アルマン・ツァルキャン アレックス・カサレス アレックス・ペレス サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ ジェイク・マシューズ ジャレッド・キャノニア ジュリアン・エロサ セルゲイ・モロゾフ ダナ・ホワイト ダミール・イスマグロフ ダヴィッド・ドヴォルザーク ドリュー・ドバー ブライアン・バトル ブランドン・ロイヴァル ボビー・グリーン マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ ラファ・ガルシア

【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目

【写真】ダナ・ホワイトが激怒した今年のコンテンダーシリーズ第1週の勝者コスタは、ローカルショーの1勝を積む上げUFCと契約が成った (C)Zuffa/UFC

2022年のUFC最終大会=UFN216:UFN on ESPN+74「Cannonier vs Strickland」が17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、16日(金・同)に計量が行われた。

今年のUFC最後の試合、つまり今大会のメインはジャレッド・キャノニアー✖ショーン・スティックランドのミドル級の一番だ。とはいえ日本のファン目線でいえば、メインカードのアミール・アルバジ✖サレッサンドロ・コスタ、プレリミのダヴィッド・ドヴォルザーク✖マネル・ケイプ──フライ級の2試合が気になるところだろう。


イラクからスウェーデンに政治亡命し英国で暮らすアルバジ、ブラジルのコスタ、チェコのドヴォルザーク、そしてポルトガルのケイプと非米国人ファイターばかりなのも、フライ級らしいといえる。

UFCで3勝0敗のアルバジはアレックス・ペレス、ブランドン・ロイヴァルという米国人トップランカーとの対戦が流れ、オクタゴン初陣のコスタとの対戦になった。絶対に星を落とすわけにはいかないばかりか、次こそトップ5とのファイトを絶対的にするためのインパクトを残す必要がある状況だ。

とはいえアルバジは究極の勝利至上主義ファイターで、決して熱くなることなく、自身のやるべきこと淡々とこなし、対戦相手の傷口を冷静につく──強すぎる心臓の持ち主だ。ファンの期待とは別のところで、勝つために通じる手段をコスタにぶつけ続けるだろう。

ケイプとドヴォルザークはプレリミ、しかも第2試合で組まれることが信じられない一戦だ。ケイプはUFCに慣れるまでやや時間を要したが、2試合連続で印象的な初回KO勝利を挙げて巻き返した2021年から、今年は自らテストで陽性になったこともあり、2試合連続試合が流れ、今回が最初で最後の2022年の実戦となる。

対するドボルザークは3月にマテウス・ニコラウに敗れて以来、8カ月振りの再起戦となる。この両者の戦いは、一瞬の隙、少しの間が命取りになろう。

格闘技の経験がなくチェスからMMAファイターを志したドボルザークの強味は相手のミスをつく状況判断と洞察力。対してケイプは慎重さと爆発力という対照的なエレメントが融合しているファイターだ。

2023年フィナーレ大会に出場するフライ級4選手のいずれかが、2023年に平良と戦う可能性は決して低くない。そういう意味でもマスト・ウォッチの2試合だ。

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN216計量結果

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア―: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・スティックランド: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダミール・イスマグロフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 125.5ポンド(56.92キロ)
サレッサンドロ・コスタ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 145ポンド(65.77キロ)
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185ポンド(83.91キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155ポンド(70.31キロ)
ラファ・ガルシア: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル: 170ポンド(77.11キロ)
リナット・ファクレトディノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジャーニー・ニューソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

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F1 MMA News o ONE UFC X-1 YouTube   アミール・アルバジ アルマン・ツァルキャン アレッサンドロ・コスタ ショーン・ストリックランド ジャレッド・キャノニア ジュリアン・エロサ ボビー・グリーン

『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』前日計量動画

Testosterone式 史上最強のダイエット


MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Jared Cannonier (185.5) vs. Sean Strickland (186)
・Damir Ismagulov (156) vs. Arman Tsarukyan (155.5)
・Amir Albazi (125.5) vs. Alessandro Costa (125.5)
・Alex Caceres (145) vs. Julian Erosa (145.5)
・Drew Dober (156) vs. Bobby Green (156)
・Cody Brundage (185) vs. Michal Oleksiejczuk (186)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Cory McKenna (115.5) vs. Cheyanne Vlismas (115.5)
・Jake Matthews (171) vs. Matt Semelsberger (171)
・Saidyokub Kakhramonov (136) vs. Said Nurmagomedov (136)
・Rafa Garcia (155) vs. Hayisaer Maheshate (158.5)*
・Bryan Battle (170) vs. Rinat Fakhretdinov (171)
・David Dvorak (125.5) vs. Manel Kape (126)
・Sergey Morozov (136) vs. Journey Newson (135.5)

 『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレミリナリーでハファ・ガルシアと対戦するハイサエ・マハシャテが158.5ポンドと2.5ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。今回はいつもより一人少ない10人での予想です。

・ジャレッド・キャノニア vs. ショーン・ストリックランドはキャノニア支持6人、ストリックランド支持4人。

・アルマン・ツァルキャン vs. ダミア・イスマグロフはツァルキャン支持9人、イスマゴロフ支持1人。

・アミール・アルバジ vs. アレッサンドロ・コスタは10人全員アルバジ支持。

・アレックス・カセレス vs. ジュリアン・エロサはカセレス支持3人、エロサ支持7人。

・ドリュー・ドーバー vs. ボビー・グリーンはドーバー支持6人、グリーン支持4人。

・ミハウ・オレキシェイジュク vs. コディ・ブランデージはオレキシェイジュク支持7人、ブランデージ支持3人。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アルマン・ツァルキャン ルーカス・アルメイダ

2.12『UFC 284』でジョエル・アルバレスとズベイラ・ツフゴフが対戦


 UFCが2月12日にオーストラリア・パースで開催する『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でジョエル・アルバレス vs. ズベイラ・ツフゴフのライト級マッチが行われることをEuroSportが確認したとのこと。

 アルバレスは今年2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でアルマン・ツァルキャンに2R TKO負けして以来1年ぶりの試合。

 ツフゴフは2021年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でヒカルド・ハモスに判定勝ちして以来1年4ヶ月ぶりの試合。8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』でネイト・ランドウェアと対戦予定でしたがビザ問題で欠場、10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でルーカス・アルメイダと対戦予定でしたが前日に体調不良で中止になっていました。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC280 アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ シャーウス・オリヴェイラ ダスティン・ポイエー ベニール・ダリューシュ ホルヘ・マスヴィダル マテウス・ガムロ

【UFC280】タフファイト至上主義。ダリューシュ戦へ、マテウス・ガムロ「勝ってマカチェフに挑戦する」

【写真】ちょっとした瓶底眼鏡のガムロは、ケージの中の獰猛さとはかけ離れた学者風の表情をしている(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナでUFC280「Oliveira vs Makhachev」が行われ、マテウス・ガムロがベニール・ダリューシュと戦う。

キャリア21勝1敗、UFCでも4勝1敗のガムロは高い極め力を背景に、ATTで打撃とレスリングを磨きスクランブルゲームで底力を発揮する根性ファイターに成長した。前回、ガムロは格下ながら十分に食われる可能性があったアルマン・ツァルキャンとの激闘を制し、次期挑戦者決定戦といっても過言でないダリューシュ戦に繋げた。

言葉の端々からポジティブなエネルギーが感じられるマテウス・ガムロは、「ダリューシュを破り、イスラム・マカチャフに挑戦する」と断言した。


──ベニール・ダリューシュ戦が迫ってきました。

「精神的にも肉体的にも最高だよ。体重もしっかりと落ちている。全てにおいて完璧にモノゴトが進んでいる。あとは土曜日にベニール・ダリューシュと戦うだけだよ。トレーニングキャンプも最高だった。最初はポーランドの自分のチームであるレッド・ドラゴンでスタートを切り、試合の7週間前にATTに移って準備を進めてきた。

世界のベストジムでダスティン・ポイエー、ホルヘ・マスヴィダル、ジョシュ・シルヴェイラたちと練習してきた。スーパータフなトレーニングと最高の睡眠、最高の食事を摂ってこれ以上ないほどスーパーに仕上がっている」

──アブダビはUFCデビューを戦った思い出の地でありながら、キャリア唯一の敗北を喫した場所であります。その辺りに関して想うところはありますか。

「2年前の話だ。何の関係もない。会場もホテルも別の場所だったし、僕自身が2年前とは別人だからね。アブダビでの僕の物語を書き換えるだけだ」

──ダリューシュ戦に向けて、先ほど挙げられた選手たちが特定の練習パートナーだったのでしょうか。

「そうだね。あとはフランシスコ・トリナルドも凄く助けてくれたよ。それから名だたる柔術家がグラップリングの練習相手を務めてくれた。その全てをマイク・ブラウンがしっかりとチェックして、アドバイスをしてくれた。自分のできることは、全てやり尽くしたよ」

──ところで前回のアルマン・ツァルキャン戦は凄まじい激闘で、5Rのうち3Rを取って判定勝ちを収めました。上のランクの強い選手と戦うことは誰もが望みますが、マテウスの凄いところは自身が上位戦線間近という状況で下から突き上げてくる超強豪と戦ったことです。

「僕がUFCとサインをした時、ゴールは世界のベストファイターと戦うことだったんだ。僕の後ろを追いかけてくる選手たちのなかで、最強の1人と最高の戦いができてハッピーだったよ。アルマンは本当にタフな選手だった。

確かにダリューシュ戦は自分より上のランカーとの戦いだから、それは大歓迎だ。それもアルマンのような選手に勝ったからだと思う。僕が試合に応じるのは、タフになるファイトだけだよ。

アルマンとは5Rをノンストップ、スクランブルが続く最高レベルの試合ができたと思う。あの試合をしたことで、僕のポジションとスキルはレベルアップした。今はもう3カ月前とは違うアニマルだ。ベニール・ダリューシュ戦もよく似た激しいファイトになるだろう。

ただし、今回は3Rだ。常に燃料が満タンの状態で戦うことができる。前回の試合がマラソンなら、ダリューシュ戦は100メートル走だよ。全速力で戦い続ける。初回から全開で攻めることができるはずだ。そしてこの試合に勝てば、僕はタイトル戦線に辿り着くことになる」

──ダリューシュ戦がアルマンとの試合のようになるというのは、試合展開ということでしょうか。それともタフになるという点においてでしょうか。

「技術的にもダリューシュはレスリングと柔術が強いから、アルマンに似ている。とはいえダリューシュはどの局面で戦えるオールラウンダーだよ。パンチ力があって、圧を掛けてくる。そしてノンストップアクション、止まることを知らない。毎試合でテイクダウンを奪っているようにレスリングも強い。それ以上に柔術が強いんだ。どの局面、どの瞬間も気が抜けない。

だからこそ、楽しみなんだよ。彼はまた僕をやる気にさせて、エネルギーを与えてくれた。結果的に僕を強くしてくれる。だからこそ、ヤツをぶっ倒すんだよ」

──フィジカル的にはダリューシュをどのように捉えていますか。

「フィジカルは最も大切な部分だ。今、僕はキャリアのピークにある。31歳、スタミナもパワーも技術も過去最強だから、どんなタフな相手と当てられても大丈夫だよ。ここで勝って、来年はイスラム・マカチェフと戦うよ」

──つまり今大会のメインでマカチェフが、シャーウス・オリヴェイラを下してチャンピオンになると予想しているということですね。

「そうだよ。マカチェフの方がグラウンドコントロール、打撃ともにオリヴェイラの上を行く。レスリングでもそうだ。もちろんオリヴェイラの柔術は、とても危険だよ。彼ほどUFCでフィニッシュ力がある選手もいない。オリヴェイラはバックをとるため、チョークを極めるため、腕を極めるために多くの罠を仕掛けるだろう。そこでマカチェフが対処を間違えると、極められてしまうに違いない。

どうなるだろうね。凄く興味深いよ。でも、僕はマカチェフが勝つと思っている。そしてダリューシュを破った僕が次の挑戦者になるんだ。UFCはタイトル戦と同じ階級の試合をPPVカードで組むと、そこの勝者がチャレンジャーになる傾向がとても強いからね。

そのために僕はスポーツマンらしく正々堂々と戦い、最高級のMMAを皆に見せたい。素早いスクランブル、止まることのないファイト。その結果、僕がベニール・ダリューシュを打ちのめす。ファイトは何が起こるか分からない。僕が一発のパンチでKOすることもある。ただし3Rぶっ通しで、厳しい展開になることは覚悟の上だよ」

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月23日(日・日本時間)
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

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『UFC on ESPN 38』アルマン・ツァルキャン vs. マテウス・ガムロのジャッジの採点/主要サイトの採点

 『UFC on ESPN 38: Tsarukyan vs. Gamrot』のメインイベントで行われたアルマン・ツァルキャン vs. マテウス・ガムロはユナニマスデシジョンでガムロが勝利しましたが、物議を醸した判定だったことから、スプリットデシジョンだったヴァネッサ・デモポロス vs. ジン・ユ・フレイと共にジャッジの採点と主要サイトの採点を紹介していきます。


Mateusz Gamrot defeats Arman Tsarukyan(MMA Decisions)

 アルマン・ツァルキャン vs. マテウス・ガムロのジャッジの採点。3者とも1,2Rツァルキャン、3,4,5Rガムロで48-47ガムロ勝利でした。

 主要サイトの採点は48-47ガムロ支持7人、47-48ツァルキャン支持12人、46-49ツァルキャン支持2人、45-50ツァルキャン支持1人でした。


Vanessa Demopoulos defeats Jinh Yu Frey(MMA Decisions)

 ヴァネッサ・デモポロス vs. ジン・ユ・フレイのジャッジの採点。Sal D'Amatoが1,2Rフレイ、3Rデモポロスで28-29フレイ勝利。Ron McCarthyが1Rフレイ、2,3Rデモポロスで29-28デモポロス勝利。Jerin Valelがフルマークでデモポロスで30-27デモポロス勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28デモポロス支持1人、28-29フレイ支持9人、27-30フレイ支持2人でした。続きを読む・・・