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45 MMA MMAPLANET o UAEW UAEW50 アリ・アルカイシ サムエル・バーク

【UAEW50】UAE Warriorsに中東の笛は無し。バークが逆転判定勝ちでアルカイシを下しフェザー級王者に

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
サムエル・バーク(スウェーデン)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
アリ・アルカイシ(ヨルダン)

前に出るバーク、アルカイシはケージの前を左右に回る。ローを繰り返し、バークのスイッチから左フックに組みついたアルカイシがボディロック。ワキを潜ってバックに回る。前方に崩されても、足のフックを許さず立ち上がるバークに対し、アルカイシはギロチンを狙って前方に回りこもうとする。

アルカイシは自ら離れ右ロー、左ジャブから再度ダブルレッグへ。尻もちをついたバークはバックを譲らず立ち上がって正対する。アルカイシは小外刈りでテイクダウンを決めるも、バークのバタフライスイープでスクランブルに持ち込まれて試合はスタンドに。バークは初めてフックの連打を繰り出し、圧を掛ける。アルカイシが間合いを外し、時間となった。

2R、ローからパンチを振りまわしたアルカイシが、ダブルレッグでバークを抱え上げてテイクダウン。立ち上がったバークをケージに押し込むとボディロックテイクダウンを決める。スクランブルでヒザを見せたアルカイシだが、逆にヒザをボディに受けて下がる。ここでアッパーを決めたバークは、組まれてもエルボーを入れる。アルカイシは体を入れ替えて、ケージにバークを押し込むとバックへ。胸を合わせたバークは、ボディロックからバックをまたも許す。正対後、離れたアルカイシはワンツーに組んでクリンチも、ヒザを腹に受けて離れ時間に。

3R、バークはアルカイシをケージに追い込み、左右に回るのみのアルカイシに中央に来いとアピールする。それでもアルカイシは大きく離れて回るのみ。ならばとバークも同じようにサークリングを見せる。前に出たアルカイシは、すぐに大きくサークリングしダブルレッグへ。ボディロックからバックを取りつつテイクダウンを決めたアルカイシだが、バークもすぐに立ち上がる。バック、ボディロックとバークをケージに押し込むアルカイシは、残り1分20秒になって離れるとまたもサークリングへ。

追いかけたバークが右フックをヒットさせ、ダウンを奪うとそのままパウンドで追撃に出てる。亀で両ワキでバークの腕を挟んだアルカイシが、時間までそのまま固めた。

4R、前蹴りのバークは足を使わなくなったアルカイシの左を受ける。組みぎわに縦ヒジを入れたバークは、クリンチゲームに付き合わされヒザを使う。アルカイシはバークをケージに押し込むが、テイクダウンは奪えない。自ら離れたアルカイシは組んでも、押し込むことなく離れて左を被弾する。クリンチゲームでケージに押し込み続けることができなくなったアルカイシは、、またも大きく回る。バークは組みのなかでヒジを入れ、パンチの連打へ。アルカイシはヘッドロックから正対し、エルボーをまたも打たれる。間合いを取り直したアルカイシは、組んで頭を抱えての投げを潰されバックから殴られる。引き込んで上を向いたアルカイシは、ここで時間を迎えた。

最終回、バークは組んでくるアルカイシのヒザ蹴りを入れる。効いたアルカイシは、シングルからダブルで懸命のテイクダウンへ。頭を押して立ち上がったバークは、首相撲からヒザを続ける。両ヒザをついてしがみつくように、アンクルピックも潰されたアルカイシはワキ腹にエルボーを落とされる。立ち上がったバークに組み続け、ダブルレッグのアルカイシは逆に後方に押し倒され、マウントを取られる。背中をみせたアルカイシにパウンドを連打するバーク。思い切り振りかぶって殴るバークは、スクランブルに持ち込んだアルカイシのシングルを切って、クリンチにもヒザを繰り出す。

離れたアルカイシはスピニングバックフィストも決まらず、右フックを被弾する。残り25秒、内股からヒザ十字狙いのアルカイシに鉄槌を落としたバークは、試合終了と共に手を挙げて勝利をアピール。初回、2Rはアルカイシ。3R以降はバークと見るのが妥当だが、ここは中東だ──MMA版の中東の笛が吹かれるのか。

結果、中東の笛はなくバークが48-47を3票集め、新UAEWフェザー級王者となった。


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【UAEW50】藤田大和の挑戦以外も、見所タップリ。フィアーリョが再登場、アギラン・タニが初陣

【写真】ソルディとアギランが、砂漠のMMAに挑戦 (C)UAEW

藤田大和がイアゴ・ヒベイロとフライ級王座決定戦を戦うUAE Warriors50が、19日(土・現地時間)にアラブ首長国連邦 アブダビ首長国、ADNECマリーナ・ホールで開催される。
Text by Manabu Takashima

PFL MENAという中東&マグレブのイスラム社会に特化したMMA大会がスタートし、バーレーンのBRAVE CFは独自のグローバル展開を続けるなか、UAEWは中東の独特な風土と経済力を背景にしつつ、UFCを頂点としたMMAヒエラルキーにあって重要なフィーダーショーかつ、インターナショナル・イベントを展開している。


今大会はまさにUAEWの特徴と魅力が詰まったイベントといえる。藤田が戦うフライ級タイトル戦以外にフェザー級とウェルター級の2階級でもベルトが懸かった試合がマッチアップされた。

メインのUAEWフェザー級選手権試合は、ヨルダン人王者アリ・アルカイシにスウェーデンのサムエル・バークが挑むというもの。UFCベテランでDESERT FORCE、BRAVE CFと砂漠のMMAをリードしてきたアルカイシは、UAEWではアラビアと二つのベルトを巻く。

チャレンジャーのバークはCage WarriorsとOKTAGONという欧州内ビッグショーで戦ってきたキャリア9勝2敗のストライカーで、スウェーデンの国内キック王者でもあった。いわばメインはご当地ファイターがイベントを締めるという形になっている。

コメインのUAEWウェルター級王座決定戦はロシアのシェフバン・アルハソフとアゼルバイジャンのタフィル・アブデュラエフが激突する。アブダビといえばヌルマゴとの強いパイプがあるのは周知の事実、アルハソフはそのフルマゴ軍団のエース候補のダゲスタン・ファイターだ。対するアブデュラエフはこれが2度目のタイトル挑戦となる。

アルハソフは8勝0敗、アブデュラエフは16勝2敗で共にコンバットサンボがベースとなっているガチンコ対決だ。

タイトル戦以外にもアンドレ・フィアーリョ、エミリアーノ・ソルディ、アギラン・タニらの出場にも注目が集まる。UAEWからUFCにステップアップをしたフィアーリョは最高峰で2勝5敗と結果を残せず、再生の場にUAEWを選んだ。とはいえ対戦相手のジェコンギル・ジュマエフは戦績10勝4敗のウズベキスタン人ファイターで、ライト級王座挑戦に失敗し階級を上げての再起戦となる。フィアーリョにとって、生易しいファイトとはならない。

カザフのディヤール・ニュルゴウスキと戦うエミリアーノ・ソルディはフィアーリョとキルクリフCFのチームメイトで、PFL2019ライトヘビー級を制したミリオンダラー・ファイター。対するニュルゴウスキは2年振りのファイトとなるが、両者揃って計量に失敗しており、特に後者は4.7ポンドのオーバーとなっている。

キャリア12勝7敗のマレーシア人柔術黒帯のタニは、ONE日本大会で岡見勇信と対戦し、かつてはベン・アスクレンの持つONE世界ウェルター級王座に挑戦したこともあり、ある意味日本で馴染のある選手といえる。

これがONE以外での初めてのファイトとなるタニは、当初はヨルダン人選手のイマンシャピ・ムクタロフとの試合が決まっていたが、欠場により代役のアリベク・スレイマノフと戦うことに。

このスレイマノフはプロMMAは4勝0敗ながらアマチュアで24勝1敗のレコードを持つ実力者だ。アマからプロへと過去5年間負け知らず──15連勝中のスレイマノフとのファイト、アギラン・タニの苦戦は必至か。

この他、プレリミでもフィリピン=アリエル・オリヴェロス×ブラジル=ルーカス・ペレイラのバンタム級戦。女子124ポンド契約体重戦のスウェーデン=エリン・オウバリ×キルギス=アネリア・タクタゴノワなど、国際色豊かなカードが揃っている。

実にスウェーデン、ポルトガル、ロシア、ウクライナ、ジョージア、アゼルバイジャン、ヨルダン、レバノン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、マレーシア、フィリピン、日本、アルゼンチン、ブラジル──16カ国から22人のファイターが集結する砂漠のMMAの祭典といえるUAEW50、開幕まであと2時間だ。

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■UAEW50対戦カード

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アリ・アルカイシ(ヨルダン)
[挑戦者] サムエル・バーク(スウェーデン)

<UAEWウェルター級王座決定戦/5分5R>
シェフバン・アルハソフ(ロシア)
タフィル・アブデュラエフ(アゼルバイジャン)

<UAEWフライ級王座決定戦/5分5R>
藤田大和(日本)
イアゴ・ヒベイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ディヤール・ニュルゴウスキ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
アリベク・スレイマノフ(ロシア)
アギラン・タニ(マレーシア)

<163ポンド契約/5分3R>
ニカ・クプラヴィシヴィリ(ジョージア)
ウラジスラフ・ルドネフ(ウクライナ)

<194ポンド契約/5分3R>
モハメド・オシイリ(レバノン)
マムルジョン・ハミドフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
ズバイル・ズバイロフ(ロシア)
アブダラ・ホツハエフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
アリエル・オリヴェロス(フィリピン)
ルーカス・ペレイラ(ブラジル)

<124ポンド契約/5分3R>
エリン・オウバリ(スウェーデン)
アネリア・タクタゴノワ(キルギス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウユビイ・アミスハノフ(ロシア)
シミク・マフメドフ(キルギス)

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【UAEW50】フライ級王座を賭けてヒベイロと対戦。藤田大和「今はこのベルトに集中しています」

【写真】記者会見場にてベルトをバックに(C)TAKESHI YAMAZAKI

17日(金・同)にUAEはアブダビのADNECマリーナ・ホールで開催されるUAE Warriors50で、新設のフライ級王座を賭けて藤田大和がイアゴ・ヒベイロと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年8月10月にいずれもギロチンを決めてUAEW2連勝を飾った藤田が、3戦目で砂漠のベルトに挑む。対戦相手するブラジルのヒベイロはMMA戦績12勝3敗で、過去の試合では組んで押し込んでくることが中心のファイターだ。果敢に削ってくるであろうヒベイロを相手に、どのような試合を見せるのか。現地到着後の藤田に意気込みを訊いた。今回も藤田に帯同している山﨑剛Me,We代表から届いた、豊富な現地写真とともにお届けする。


――UAEW出場時は毎回、現地到着後にインタビューをお願いしていますが(※取材は5月15日に行われた)、本日もよろしくお願いします。

「はい、よろしくお願いします!」

――おぉ、過去2戦の時よりもテンションが高いですね。もう現地には慣れましたか。

MMAPLANETのリモートインタビューを受けているところ(C)TAKESHI YAMAZAKI

「アハハハ、そうですね。もう3回目なので場所にも慣れていますし」

――リモート画面の背景を見ると、ホテルも毎回同じだと思われます。まず飛行機での移動と、空港からホテルまでの道のりも慣れたのではないですか。

「それが……前回の試合が去年10月で、7カ月の間に空港のターミナルが新しくなっていたんですよ。増築したのか何なのか。だから空港に着いても『ここはどこなんだろう?』と思いました(笑)」

――アハハハ、アブダビの空港の変化に気づく日本人MMAファイターも藤田選手だけでしょう。

「確かに(笑)。ホテルは同じですし、……初戦のエティハド・アリーナは遠かったんですよね。でも前回と今回は、別会場であってもホテルから近いので良かったです」

――アブダビの街にも慣れましたか。

「いえ。外を歩くことは、ほとんど無いんですよ。メチャクチャ暑いですから。昼間は40℃を超えていますし、夜も30℃より上だとは思います」

ホテルに用意された場所で体を動かす藤田。このスペースにも慣れている(C)TAKESHI YAMAZAKI

――それだけ移動にも現地にも慣れて来ると、初戦よりも減量の不安は軽減されたのではないですか。飛行機で長距離移動したあと、知らない場所で最後の減量を行うとなると、現地の状況が分からず不安を感じる選手もいます。

「まずホテルがどういう状態か分かっているので、安心感はあります。食事は外に行かず日本から持ってきたものを食べたりしていますね。とにかく外には出ません(笑)」

――初戦、2戦目とギロチンで勝利した末に3戦目でベルトを賭けて戦うこととなりました。UAEW内でご自身の評価が上がっていることは実感しますか。

「それは感じますね。もともと前回の対戦相手(サンスハル・アディロフ)が評価の高いファイターだったんですよ。その相手に勝ったあとは、現地の人たちにも評価してもらっているなと感じていました」

――アディロフは藤田選手と対戦時の戦績が11勝1敗1分で、いわば藤田選手のほうが当て馬だったかもしれません。

「あぁ、そう思います。初戦も2戦目も同じように感じました。でも今回は結構早く出場のオファーが来て、そこから対戦相手が決定するまでに少し時間が掛かりましたね。試合の準備は早くから始めることができていて、相手が決まったのは試合の3週間ぐらい前でした」

――ということは、藤田選手の相手を探していた……つまり今回は藤田選手がAサイドということでしょう。

「いやぁ、それはどうなんですかね(苦笑)」

――アディロフに勝利したあとフライ級王座の話をしていて、実際に設置されたのですから、そう考えてもおかしくはないかと。

「アディロフ戦のあとに主催者サイドと、『UAEWで勝ってUFCに繋げていきたい』という話をしていたんですよね。そうしたら新しくフライ級王座をつくるか――みたいな話も出て、今回のタイトルマッチに至ったんだと思います」

砂漠の街にたなびくUAE Warriorsの旗(C)TAKESHI YAMAZAKI

――国内から飛び出し、砂漠の国でベルトを巻く。藤田選手がUAEW王者としてオクタゴンに上がったら、それはそれで素晴らしい浪漫だと思います。

「なるほど(笑)。僕にとっては、ありがたい話です」

――同日には中国でRoad to UFCも開催されます。またDWCSや国内の興行からUFCを目指す選手もいるでしょう。そんななかで現在、海外のフィーダーショーからオクタゴンを目指すケースも少なくなりました。

「まぁ他の選手とは違うことをやっているんだなぁ、とは思いますね。アハハハ。もうUAEW出場も3回目なので、現地のスタッフさんとも顔見知りになっていますし」

――今回はブラジルのイアゴ・ヒベイロとベルトを賭けて対戦します。

「最初アブダビに来て、ブラジル選手と対戦するとは思わなかったですね。でもUAEWにはブラジル人もそうですし、いろんな国から選手が来ていて。自分としては相手が誰でも、どの国の選手でも変わらないです」

――ヒベイロの印象はいかがですか。

記者会見でヒベイロとフェイスオフ(C)TAKESHI YAMAZAKI

「以前と最新の試合映像を見比べると、最新の試合では結構丁寧に戦っていますよね。ジャブ、ローから低くテイクダウンに入ってきて。そのままサイドバックをキープしているので、力はあるんだろうなと思います。昔の試合は振り回している場面もあったので、爆発力もあるんでしょうね。ただ、打撃よりも組みのスタミナのほうが上という印象です。

一番怖いのは振り回してくるパンチを食らうことで。組んでしまえば時間を掛けて考えることもできますけど、打撃の攻防は一瞬で決まりますから。そこは警戒しています」

――そんななか2試合連続でギロチンを極めていると、今回も……と期待されませんか。

「期待はされます(笑)。周りから言われることもありますし」

――ヒベイロもギロチンを取れそうなスタイルでもあります。先ほど言われたとおり今回のタイトルマッチがUFCに至る道の一つであれば、本人としてもUFCへ繋げるためにと意識しますか。

「全然意識していない――と言ったら嘘になりますよね。でも試合が決まれば、今は『このベルトを獲る!』というだけに集中しています。結果としてUAEWのチャンピオンとしてUFCに辿り着いたら嬉しいですけど」

――ベルトを巻いたら、すぐにUFCと契約したいと考えているのでしょうか。

現地時間の朝8時に前日計量が行われた。1度目は100グラムオーバーだったが、20分後に57.15キロ(王座戦だが1ポンドオーバーOK)パスしている(C)TAKESHI YAMAZAKI

「もちろんUFCに行けるなら……年齢を考えたら、早く行けるに越したことはないです。もう今年32歳になるので。でも焦っているわけでもなく、あまり先を考えても良いことはないので、まずは今回の相手に集中します」

――今回はどのような試合になると思いますか。

「自分としては、いつもどおり打撃から組み立てて、あとは相手の反応次第です。組みの展開になると思うので、そこから自分の得意なところに持ち込みたいですね。勝ってチャンピオンになります!」

2024年5月18日(金・現地時間)
アラブ首長国連邦 アブダビ首長国
ADNECマリーナ・ホール
UAE Warriors50

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■対戦カード

<UAEWフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アリ・アルカイシ(ヨルダン)
[挑戦者] サムエル・バーク(スウェーデン)

<UAEWウェルター級王座決定戦/5分5R>
シェフバン・アルハソフ(ロシア)
タフィル・アブデュラエフ(アゼルバイジャン)

<UAEWフライ級王座決定戦/5分5R>
藤田大和(日本)
イアゴ・ヒベイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ディヤール・ニュルゴウスキ(カザフスタン)

<ミドル級/5分3R>
イマンシャピ・ムクタロフ(ヨルダン)
アギラン・タニ(マレーシア)

<163ポンド契約/5分3R>
ニカ・クプラヴィシヴィリ(ジョージア)
ウラジスラフ・ルドネフ(ウクライナ)

<194ポンド契約/5分3R>
モハメド・オシイリ(レバノン)
マムルジョン・ハミドフ(ウズベキスタン)

<ライト級/5分3R>
ズバイル・ズバイロフ(ロシア)
アブダラ・ホツハエフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
アリエル・オリヴェロス(フィリピン)
ルーカス・ペレイラ(ブラジル)

<124ポンド契約/5分3R>
エリン・オウバリ(スウェーデン)
アネリア・タクタゴノワ(キルギス)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウユビイ・アミスハノフ(ロシア)
シミク・マフメドフ(キルギス)

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o ONE UAEW UAEW45 UFC   アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ サンスハル・アディロフ ジェコンギル・ジュマエフ マゴメド・アルアブドゥラ ヤン・ジヨン リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ 吉野光 藤田大 藤田大和

藤田大和、吉野光 出場『UAE Warriors 45』試合結果

るるぶドバイ'24



▼UAEWライト級王座決定戦 5分5R
〇アムル・マゴメドフ(ロシア)7勝0敗
[1R 3分38秒 リアネイキドチョーク]
×ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)10勝4敗
※マゴメドフがライト級王者に

▼バンタム級 5分3R
〇ラニー・サーデ(ドイツ)13勝4敗
[2R 4分59秒 リアネイキドチョーク]
×ジェニル・フランシスコ(フィリピン)13勝8敗

▼150ポンド契約 5分3R
〇ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)14勝4敗1分
[1R 3分56秒 TKO] ※右ストレート
×アリ・アルカイシ(ヨルダン)15勝7敗

▼バンタム級 5分3R
〇リネット・ハバロフ(ロシア)8勝0敗
[2R 2分15秒 TKO]
×吉野 光(ALMA FIGHT GYM LIFE)12勝4敗

▼フライ級 5分3R
〇ヴィクター・ヌネス(ブラジル)10勝5敗
[1R KO]
×ノウラス・アブザク(ヨルダン)11勝5敗

▼フライ級 5分3R
〇藤田大和(リバーサルジム新宿 Me,We)11勝4敗
[1R 4分43秒 ギロチンチョーク]
×サンスハル・アディロフ(カザフスタン)11勝2敗1分

▼ライト級 5分3R
〇アブダラ・コツァエフ(タジキスタン)5勝0敗
[1R 4分21秒 TKO] ※マウントヒジ
×ペトル・バズドゥガン(モルドバ)5勝1敗

▼139ポンド契約 5分3R
〇ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)9勝0敗 ※
[2R リアネイキドチョーク]
×マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)12勝2敗1分

▼女子フライ級 5分3R
〇ワン・コン(中国)3勝0敗
[判定3-0] ※30-27×3
×アミーナ・ハダーヤ(豪州)3勝2敗

▼ミドル級 5分3R
〇ハビブ・ナビエフ(ロシア)7勝0敗
[2R リアネイキドチョーク]
×アディス・タライベク・ウウル(キルギス)8勝5敗2分

▼ライトヘビー級 5分3R
〇バルトズ・シェフチェク(ポーランド)7勝2敗1分
[2R TKO]
×アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)4勝1敗1分

 10月17日にアラブ首長国連邦アブダビのアルジャジーラ・クラブで開催された『UAE Warriors 45』の試合結果。藤田大和はサンスハル・アディロフに1Rギロチンチョークで勝利。吉野光はリネット・ハバロフに2R TKO負けしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW45 アリ・アルカイシ キック ヴァルテル・コリアンドロ

【UAEW45】フェザー級の二冠のアルカイシが、キャッチ&ノンタイトル戦でコリアンドロの右に沈む

<150ポンド契約/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)
Def.1R3分56秒by TKO
アリ・アルカイシ(ヨルダン)

いきなりスピニングバックキックを腹に入れたアルカイシが、右カーフを蹴って回る。アリ・チャントのなか、アルカイシは構えを変えつつ左インローを蹴り、再びスピニングバックキックを狙う。コリアンドロはジャブを伸ばし、アルカイシはワンツーを返すと右カーフを蹴る。右カーフで姿勢を乱すようになったコリアンドロも、スイッチをしながら前に出る。残り2分、コリアンドロにアイポークがあったと試合が止まるが、これはヒジが当たっており有効な攻撃だ。

再開後、アルカイシが右ミドルを蹴り、コリアンドロが左ジャブを当てる。カーフを続けるアルカイシだが、左ジャブに右ストレートをカウンターで被弾して後方に倒れる。パウンドの追撃でUAEWフェザー級&UAEWアラビア・フェザー級二冠王が沈み、場内は静まり返った。


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DEEP DWCS MMA MMAPLANET o TSUNE UAEW UAEW45 UFC   アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ キック サンスハル・アディロフ チムール・ヴァリエフ パウリアン・パイヴァ フィルカドベク・ヤクボフ ボクシング リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ 上久保周哉 吉野光 海外 藤田大 藤田大和

【UAEW45】2度目のアブダビでアディロフと対戦、藤田大和「前回のように伸び伸びと戦います」

【写真】現地でよく利用するというショッピングモール『ムシュリフモール』前にて。2度目のUAEW出場とあってか、現地到着後もリラックスできているようだ (C)TAKESHI YAMAZAKI

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45で、藤田大和がカザフスタンのサンスハル・アディロフと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

藤田は8月にフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来、2度目のUAEW出場となる。21日に開催されるUFCのファイトウィーク内で行われる今大会で、11勝1敗1分の強豪アディロフと対戦することになった藤田。現地入り翌日に現地の様子と試合への意気込みを訊いた。


――今回の試合は開催日が20日から17日に変更されました。その日程変更は現地入りスケジュール等に影響を及ぼしましたか。

「特に影響はないですね。開催日の変更を聞いたのは最近の話ですけど、実は最初に試合の話が来た時――開催日については17日~22日の間で、まだ会場も決まっていなくて。そこから細かく決まっていくなかで、最初から『これは17日の開催もあるな……』と思っていました(笑)」

――えっ!? 21日に現地でUFCが行われるため、開催日が流動的だったことは致し方ないとしても、22日ということはUFCの翌日に試合をする可能性もあったのですね。

UFCファイトウィーク内でもあるため、空港からホテルまでの道にUFCの看板が設置されている(C)TAKESHI YAMAZAKI

「そうなんですよ。僕は17日の試合という最短のスケジュールを想定して動いていたので、特に問題はなかったです。それに17日開催で良かったと思っています。早く試合がしたかったので」

山﨑剛Me,We代表 9月に入って試合のオファーがあり、開催日も20日で決まって契約書にもサインして返送しました。でも9月末にUAEWのSNSで、開催日が17日に変わっていることに気づいて(苦笑)。僕は15日のグラチャンでTSUNEのセコンドについてからアブダビに入るつもりでしたが、予定を変更しました。グラチャンが終わってすぐ日本を発っても、大和の試合の前日には到着できたんです。でも減量のこともありますし、さすがに大和を1人でアブダビ入りさせるわけにはいきませんからね。

――それは大変でしたね……。今年8月にフィルカドベク・ヤクボフと対戦した時は、1試合契約だとお聞きしていました。ヤクボフに勝ち2度目のUAEW出場が決まったということは、前回の試合が現地でも評価されていたということですか。

「いえ、こちらから前回の試合後にアピールしていました。UAEWが10月に――しかもUFCのファイトウィーク内に大会を開催することは知っていたので。大会後にマッチメイカーの方に『次も出たい!』と伝えて、会場から帰りました(笑)」

――それだけ10月の出場をアピールしたのは、やはりUFCのファイトウィーク内の開催……UFC関係者が試合を見に来るという点が大きかったのでしょうか。

「はい。それは間違いないです」

――なるほど。8月のヤクボフ戦ですが、ヤクボフが打撃戦ではなく組みに来たのは意外ではなかったですか。

「過去の試合を視ていると、ローキックに合わせてテイクダウンを狙っているので、それは想定内でした。試合では僕としても思っていた以上に右カーフが当たって、相手も効いていたからテイクダウン中心で来たんだと思います。でも、もともとパンチを振りつつ組んでくる選手で。自分もテイクダウンされていましたが、あの展開になっても驚きはなかったです。本当は1Rも寝かされてから立ち上がりたかったけど、少し様子を見て……。結果、相手が組んできたところにギロチンが入るなと思っていて、2Rにフィニッシュすることができました」

――アブダビでの試合と日本の試合では、何が違いましたか。

ホテルにはマットスペースも(C)TAKESHI YAMAZAKI

「前回の試合は、とにかく気持ちが楽でした。日本で試合をする時は、どうしても試合前にやることも多くて。試合当日も応援してくれる方が多いので、気負ってしまうこともあるんですよね。僕の場合、気負いすぎることが多くて(苦笑)」

――アハハハ。知っている人が誰もいない会場のほうが戦いやすかったのですね。

「会場で知っている人といえば山﨑さんとコーチ、それと日本から応援に来てくださったジムの会員さんが1人という状況でした」

――その状況の中でヤクボフに勝利した瞬間は、どのような気持ちでしたか。

「それはもう視てのとおりです。久しぶりに勝って叫んじゃいました。あんなに叫んだのは、DEEPのベルトを獲った時以来じゃないですか」

――確かに、あれだけ藤田選手が感情を露わにしたことは驚きでした。前回の1勝は自身のMMAキャリアに、どのような影響を及ぼしたと思いますか。

「それはまだ分からないですね。前回の勝利も、たまたまだと思っていますし。UAEWでの戦いも始まったばかりで、今回の試合もそう簡単にはいかないです」

――では今回対戦するサンスハル・アディロフの印象を教えてください。

「アディロフは8月の大会にも出場するはずだったんですよね。戦績を見て『強い選手がいるんだなぁ』と思っていたら、前日に試合がキャンセルになって。今回の試合が決まってから映像を視てみると、足を使ってジャブを突くパンチ主体の選手ですけど、自分から組みに行く場面もある。対して相手が組んで来るとスプロールすることもできて、何でもやれるタイプです。あとはRNCでフィニッシュしている試合が多いので、そこは注意しないといけないと思います」

――前回のインタビューではヤクボフの出身地であるウズベキスタンのボクシング事情についてお話いただきましたが、ちなみにカザフスタンの印象というのは……。

「いまアマチュアボクシングではウズベキスタンが世界一ですけど、その前はカザフスタンでした。僕も初めて海外の大会に出た時、カザフスタンの選手に負けていて。大会では、その選手が優勝していました」

――アディロフもそうですが、スムーズにパンチを出してくるボクサーが多いですね。

同日UAEW45に出場する吉野光、帯同している上久保周哉(C)TAKESHI YAMAZAKI

「僕は、どちらかといえばパンチを振ってくる選手のほうが、やりやすかったです。でも今はMMAの試合ですし、どういうタイプが来ても大丈夫です。相手が打撃戦をやってくるなら自分もやりますし、どんな展開になっても良いですよ」

――それは楽しみです。ご自身の試合が終わったあと、UFCも観戦して帰国するのですか。

「いえ、試合の翌日に帰国します(苦笑)。UFCが21日開催なので、4日も空いてしまっていますからね……。最初は20日開催だったので、観戦して帰るつもりでした。空港からホテルに向かうまでの道にもUFCの看板がたくさん設置されていて」

――UFCのファイトウィーク内に開催される大会で、アブダビ版DWCSの様相を呈している今回のUAEWです。対戦相手のアディロフもDWCSにエントリーしていておかしくない戦績ですし、その中で藤田選手はどのような試合を見せたいですか。

山﨑 入れ込みすぎると良いことはないので、前回のようにリラックスして戦ってほしいです。

――先に山﨑さんから注意のようなコメントが入りました(笑)。

「アハハハ。前回のように伸び伸びと戦ってきます!」

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■UAEW45対戦カード

<UAEWライト級王座決定戦/5分5R>
アムル・マゴメドフ(ロシア)
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)

<バンタム級/5分3R>
チムール・ヴァリエフ(ロシア)
パウリアン・パイヴァ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ラニー・ザーデ(ドイツ)
ジェニル・フランシスコ(フィリピン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)
バルトシュ・シェフチェク(ポーランド)

<150ポンド契約/5分3R>
アリ・アルカイシ(ヨルダン)
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)

<バンタム級/5分3R>
リネット・ハバロフ(ロシア)
吉野光(日本)

<フライ級/5分3R>
ノウラ・アブザク(ヨルダン)
ヴィクトル・ヌネス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
サンスハル・アディロフ(カザフスタン)
藤田大和(日本)

<ライト級/5分3R>
アブダラ・コツホフ(タジキスタン)
ペトル・ブスドゥガン(モルドバ)

<139ポンド契約/5分3R>
マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)
ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<女子フライ級/5分3R>
アミーナ・ハダーヤ(豪州)
ワン・ホン(中国)

<ミドル級/5分3R>
カビブ・ナビエフ(ロシア)
アディス・タライベク・ウウル(キルギス)

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【UAEW45】ヌルマゴ門下ハバロフと対戦、吉野光「皆はタゲスタン人には組みで勝てないと思っているけど」

【写真】結果で自己証明。夢を実現するために、今、J-MMA界で最も険しい道を選択しているといっても過言でないUAEW参戦組の吉野(C)TAKUMI NAKAMURA

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45。吉野光はリネット・ハバロフと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

3月大会で、のちにコンテンダーシリーズでUFCとの契約を勝ち取るヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けを喫して以来の再起戦となる吉野。今大会で対戦するハバロフはヌルマゴ・チーム所属、プロ戦績7勝0敗というオリヴェイラ以上の強敵だ。

自ら厳しい道を行く吉野は「僕はハバロフのような相手と戦いたくてUAEWに参戦している。ハバロフに勝つことが出来たら自分の実力に自信を持てると思う」と語った。


――前回3月大会ではヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けという結果に終わりました。まずあの試合から振り返ってもらえますか。

「基本的に自分は組んで寝かせて極めるか判定で勝つかというスタイルで、前回は寝かせて削ってフィニッシュする作戦だったんです。でも僕が思っている以上に相手が頑なに組みから逃げて付き合ってもらえなくて、自分のペースで戦えなかったですね。細かい部分では、最初にテイクダウンしたとところでパウンドを打とうとして立たれてしまったこと。一度のテイクダウンを大事にできなかったことが反省点です。結果論ですが、あそこは殴るのではなく、まずしっかりと抑えるべきでした。そのあと何度かテイクダウンにトライしたのですが、テイクダウンできずにテンパったというか体力を消耗してしまいました」

――オリヴェイラはリーチも長く、徹底的に吉野選手のテイクダウンを嫌ってスタンドの打撃で勝負してきました。戦前からテイクダウンには苦戦すると予想していたのですか。

「簡単にはテイクダウンできないと思ったんですけど、僕も自分のテイクダウン力には自信があるし、だいたい初見の相手はテイクダウンできるんですよ。実際に先にテイクダウンできていますし。相手は過去の映像を見ても比較的組みをやる選手だったので、僕の時もそうなると思っていたら、いざやってみると組みから逃げることを徹底していたので、そこは意外でしたね」

――KOシーンについては完全に意識が飛ばされたわけではなく、まだ続行できるように見えました。試合が止まった時はどんな心境でしたか。

「今まで試合でダウンをしたことがなくて、一瞬だけ記憶が飛んでいました。で、気が付いた時に『あっ、俺、寝てる。いかなきゃ!』と思ったら、レフェリーに試合を止められちゃいました。試合直後は止めないでくれよと思ったし、まだ続行できたと思うんですけど、僕がパンチをもらったのが悪いですし、あの倒れ方をしていたら止められても仕方ないかなと思います」

――あの敗戦を踏まえて、どのようなことを意識して練習をしていましたか。

「デビュー当初は自分の引き出しがなかったこともあって、テイクダウンして上を取ることしか考えてなかったんです。でも何戦か前から打撃にも自信がついてきて、テイクダウンして立たれても『打撃でやってやるよ!』というスタンスになって。抑え込まずに殴ったり、欲を出してフィニッシュしにいったり…そういう戦い方になっていました。今はそこを見つめ直して、まずはコントロール優先で戦うことを意識するようになりました」

――また吉野選手の打撃は思い切りがいい分、相手の打撃を被弾するリスクもあるように見えます。そこはどう考えていますか。

「これは僕の感覚なんですけど、中途半端に相手のカウンターを警戒して打撃を出す方が危ないんですよ。だったら思いっきりいったほうがカウンターをもらいにくい。僕は自分の打撃の強味は思い切りの良さと突進力だと思うので、その強味を活かして戦いたいです。とは言え思い切りが良すぎるのもリスクがあるので、思い切り良くいくところと相手の打撃をもらわないで見るところのバランスを考えて練習しています」

――そこはスパーリングでも手応えを感じていますか。

「今までの僕は縦の動きしかなくて、離れた間合いで真正面からバーン!とテイクダウンに入る感じだったんです。でも今はサイドステップや横の動きを使うように意識していて、まだ完ぺきではないですけど少しずつ変わってきたと思います」

――何か新しい練習として取り入れたものはありますか。

「いつもセコンドをやらせてもらっている新居すぐるさんと一緒にレスリングの安楽龍馬さんのパーソナルトレーニングを受けていて、安楽さんの関係で早稲田大学のレスリング部に行かせてもらいました。試合が決まったのが大会まで一カ月を切ったタイミングでしたが、今回の相手はレスリングが強い選手なので、強いレスラーを体感したいと思ってお願いしました」

――その対戦相手ハバロフはヌルマゴ・チーム所属、7勝0敗のいわゆる未知の強豪です。

「打撃で倒している試合もあるんですけど、基本的にはジャブ中心でそこまで倒すための打撃じゃないと思うんですね。あくまで一番の武器はテイクダウンとパウンドで。もちろん打撃にも警戒していますが、一番はレスリングに気をつけています」。

――ハビブ・ヌルマゴメドフと同門らしく、構えをスイッチしての打撃&テイクダウンで試合を組み立てるタイプです。

「相手は組み技が強いですけど、僕の武器も組み技だし、細かいテクニックに違いはあっても、大雑把に分けるとファイトスタイルは一緒だと思うんですよ。僕はMMAグラップリングが強い選手、例えばロシア人やタゲスタン人と戦って、自分の強みがどこまで通用するかを試したかったので、今回はすごく試合が楽しみです」

――自分のストロングポイントをぶつけて勝ちたいですか。

「相手の組みが強いからといって、距離を取ってテイクダウンを切って打撃を当てて…みたいな考えは一切ないですね。自分の強みをぶつけて、どう相手をそこにはめていくか。その過程で打撃を当てる部分もあると思いますが、あくまで僕は自分の組みで勝負します」

――打ち合いならぬ組み合いでの真っ向勝負ですね。

「僕が打撃のことを分かっていないのかもしれないですけど、足を止めて打ち合って、狙っていなかったパンチが当たってKOすることってあると思うんですよ。でも組み技はそういう要素が少ないというか、打撃ほどラッキーが起こりにくいと思うんです。しかもハバロフはそこが強い相手だから、ハバロフに勝つことが出来たら自分の実力に自信を持てると思います。みんなロシア人、タゲスタン人には組み技で勝てないと思っているけど、僕がそうじゃないところを見せます」

――見ている側もロシア系の選手の組み技を必要に警戒している部分はあるのかもしれませんね。

「それは多少あると思います。大人と子供のほど差があるとは思わないですし、ある程度のレベルまでいけば相性で勝ち負けが決まるくらいの差しかないと思っています。同じ人間が同じ体重でやるわけですし。柔道時代に100キロの先輩に稽古つけていただいていたことを思えば楽ですよ(笑)」

――次でUAEWは3戦目となります。UAEで試合を続けていることをどう捉えていますか。

「凄く嬉しいし、楽しいです。僕とやったオリヴェイラもコンテンダーシリーズに出てUFCと契約していて、UAEWはUFCへの距離が近いと思いますし、UFCには出ていないけど強い選手たちが集まっている大会なので、そこで戦えることを嬉しく思っています」

――海外の大会に出て、そこでUFC出場という同じ目標を持つ選手たちと競り合うことに意味を感じていますか。

「ここで連敗しているようではUFCにもいけないし、UFCで勝っていく選手にはなれない。絶対ここで勝ち残ってやろうと思っています」

――日本の団体でキャリアを積むだけではUFCへの距離感が分かりづらい部分もあると思います。

「それが海外で試合をしようと思った理由ですね。例えば日本のトップ選手がUAEWに出ても勝ったり負けたりだと思うんですよ。でも世界的にはUAEWで戦っている選手たちの方が評価が高いと思うので、僕はその中に飛び込んで結果を出すキャリアを積みたいです」

――ハバロフはまさに知名度はなくても強い、UFC参戦の可能性を秘めたファイターです。

「僕はハバロフのような相手と戦いたくてUAEWに参戦しているので、そういう意味でも試合が楽しみです」

――では今回どのような試合を見せたいですか。

「僕はUAEWと単発契約ですし、負けたら呼ばれなくなると思うので、今回に関しては何が何でも勝ちにしがみつきます」

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■UAEW45対戦カード

<UAEWライト級王座決定戦/5分5R>
アムル・マゴメドフ(ロシア)
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)

<バンタム級/5分3R>
チムール・ヴァリエフ(ロシア)
パウリアン・パイヴァ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ラニー・ザーデ(ドイツ)
ジェニル・フランシスコ(フィリピン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)
バルトシュ・シェフチェク(ポーランド)

<150ポンド契約/5分3R>
アリ・アルカイシ(ヨルダン)
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)

<バンタム級/5分3R>
リネット・ハバロフ(ロシア)
吉野光(日本)

<フライ級/5分3R>
ノウラ・アブザク(ヨルダン)
ヴィクトル・ヌネス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
サンスハル・アディロフ(カザフスタン)
藤田大和(日本)

<ライト級/5分3R>
アブダラ・コツホフ(タジキスタン)
ペトル・ブスドゥガン(モルドバ)

<139ポンド契約/5分3R>
マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)
ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<女子フライ級/5分3R>
アミーナ・ハダーヤ(豪州)
ワン・ホン(中国)

<ミドル級/5分3R>
カビブ・ナビエフ(ロシア)
アディス・タライベク・ウウル(キルギス)

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【UAEW45】藤田大和&吉野光が、UFCファイトウィークのアブダビでRoad to UFCよりも厳しい相手と対戦

【写真】吉野と藤田が、とんでもない猛者とアブダビで戦う (C)UAEW

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45に日本から藤田大和、吉野光の2選手が出場することが同プロモーションの公式SNSで明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

藤田は8月のフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来2カ月弱のUAEW再出場で、吉野は3月に──コンテンダーシリーズ第8週でUFCとサインを果たした──ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けを喫して以来の再起戦となる。

当初の予定ではUFC294の前日=20日開催だった同大会だが、17日に前倒しとなり、会場も二転ほどした結果──同国のプロサッカー・チーム=アルジャジーラ・クラブの本拠地で実施されることとなった。

9日(月・同)に出されたプレスリリースで上位5カードが正式発表され、その文末には「その他のカードは今週中に決定する」と記されながら、実は同じ日に全対戦カードのCGが公とされており、そこにはしっかりと藤田と吉野の顔と名前が確認できる。

いかにも中東らしく、また「中東ではよくあることだ」と関係者が公言してしまうドタバタ感のあるイベントだが、Abu Dhabi Showdown Week2023と呼ばれるファイトウィーク大会らしく、16カ国からファイターが集まるなど注目すべき試合が多い。


そもそもUFCの前日開催ではセレモニアル計量と時間がバッティングし、ダナ・ホワイト&カビブ・ヌルマゴメドフのルッキンフォー・ファイトとして機能しないことから、スケジュールが前倒しになったとも伝わってくる今大会。かなりの可能性で両者が視察する展覧試合になり、出場選手にとっては千載一遇の機会ともいえる。

そんなUAEW45のメインはUAEWライト級王座決定戦=アムル・マゴメドフ✖ジェコンギル・ジュマエフの一戦だ。マゴメドフはヌルマゴ軍団の24歳の新鋭で、これまでの戦績は6勝0敗──3試合でRNCより一本勝ちがある。

対してウズベキスタンのジュマエフはキャリア10勝3敗のストライカーで、クラシカルなグラップラー✖ストライカー対決となる。とはいえジュマエフはUAEWでディラン・サルバドールにヴァンフルーチョークで敗れた1試合しか経験しておらず、マゴメドフ・アップの試合という見方は十分になされる。

(C)Zuffa/UFC

勝負論でいえばコメインのバンタム級戦=チムール・ヴァリエフとパウリアン・パイヴァの顔合わせがより興味深い。

WSOFで5勝1敗、PLFで3勝0敗、UFCでは2勝1敗のヴァリエフは、TUFシーズン31でブラッド・カトーナに敗れオクタゴン復帰がならなかった。が、ハオーニ・バルセロスに勝利しWSOF時代には今週末のUFC Fight Nightに出場するクリス・グティエレスと1勝1敗と、正真正銘オクタゴンで戦うだけの力を持った実力者だ。

(C)Zuffa/UFC

対するパイヴァはUFCで3勝4敗。

カイ・カラフランス、ホジェリオ・ボントリン、そしてショーン・オマリーらに敗れているが、カイラー・フィリップスから勝ち星を挙げており、ヴァリエフに劣らない力の持ち主といえる。

さらにはUAEWフェザー級及びUAEWアラビア・フェザー級チャンピオンのアリ・アルカイシが、世田谷育ちのUFCベテラン=マーク・ストリーグルに勝利しているイタリアのヴァルテル・コリアンドロとノンタイトル戦で戦う。UFC級、UFCを目指す選手が砂漠に集まる大会で藤田大和は11勝1敗1分のカザフスタン人ファイター=サンスハル・アディロフ、吉野光はヌルマゴ・チーム所属のダゲスタンファイターで7勝0敗のリネット・ハバロフと戦うこと決まった。

DEEP ✖Black Combatの対抗戦で日本を震撼させたユ・スヨンがバンタム級のベルトを巻くカザフのNAIZAとヌルマゴ所有のEagle FCという両プロモーションのフライ級とバンタム級で計6勝0敗のアディロフは、スイッチヒッターでジャブが伸びるボクシングと、テイクダウン防御に優れたレスリング力を持つ。

さらには倒されないように戦うなかで、アナコンダチョークやがぶってバック奪取という堅守&カウンターアタックも強い。バックを取ってからの安定度も抜群のアディロフと藤田の一戦はフライ級タイトルが掛かっていても一切おかしくない対戦といえる。

他方、吉野と戦うハバロフは所持していたGorilla Fightingバンタム級王座がEagle FCに移管され、現時点で4度防衛中の現役王者だ。ハバロフもまたスイッチヒッターだが、打撃は前蹴りを見せて組むためのオーバーハンドが定番で、最大の強味は左右どちらの手が前にあっても、問題がなく相手を倒し続けるテイクダウン能力の高さだ。

倒せばコントロールする力も抜群で、抑え込みも非常に強い。それ故にボディロックに来た際の吉野の担ぎ系の柔道技や内股、倒された時のブリッジでリバーサルという展開が見られるのか。

もちろん、その2つの局面が強いことはハバロフ陣営は百も承知だろう。それでの通じるのが本当の意味での必殺技。吉野にとっては日本で決めまくった技術が、ダゲスタンのトッププロスペクトに通じるのか、真価が問われる一戦となる。

同様に藤田にとっての今回の試合も彼が日本で見せることがなかった近距離での打撃の攻防が、中央アジアの猛者を相手に有効なのか──ここも注目すべきポイントだ。

いずれにせよ、藤田と吉野は国内のどのプロモーション、アジア系の大会、さらにRoad to UFCよりも手強い相手と両者は砂漠で戦うことになる──これが彼らのMMA道、痺れるチャレンジだ。

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時時~UFC FIGHT PASS

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【UAEW44】中東から世界へ。藤田大和が危険と隣り合わせのヤクボフと対戦。アラビア王者とあの男も!!

【写真】吉野光に続き、藤田大和が砂漠をステッピングボードに選んだ。砂に足を取られてはならない……(C)MMAPLANET

4日(金・現地時間)、UAE Warriorsより今月 25&26日(金&土・同)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナでUAEW43「Arabia」とUAEW44が開催され、後者に日本から藤田大和が出場。フィルカドベク・ヤクボフと対戦することが発表されている。

元DEEPフライ級暫定王者の藤田は昨年5月に神龍誠との王座統一戦に敗れ、7月にRIZIN沖縄大会で曹竜也に勝利して以来、1年1カ月振りのファイトが中東&UAEWとなった。


対戦相手のヤクボフはドバイのTKMMA所属のウズベキスタン人ファイターでキャリアは8勝3敗、今年の5月に同プロモーション初勝利を挙げたばかりでUAEWでの戦績は1勝2敗だ。とはいえその2敗はバンタム級とフェザー級で喫したもので、しかもフェザー級戦の相手は現UAEWフェザー級王者で元UFCファイターのアリ・アルカイシだった。

フライ級ではレコードに残っているものだけで4勝0敗、さらにキックボクシングでもキャリア25戦ほど戦っており、勝ち星は20を超える。加えてヤクボフは道着を着た柔術の試合にも出ているが、基本はストライカーでスピニングバックキックは絶品だ。

MMAでもキックの距離で絶対的な強さを誇り、踏み込みに合わせたカウンターショットの破壊力は抜群だ。藤田にとって手が合うか、合わないかといえばヤクボフは手が合う相手だろう。ただし、常に危険と隣り合わせだ。

近距離でも巧みに距離を外せる藤田が、そのレンジコントロールから組みを織り交ぜることで疲弊させ、強弱をつけるというよりも強打が多いヤクボフの打のエネルギーゲージを如何に下げることができるか。中東から世界を狙う藤田にとって大一番だ。

なおUAEW44のメインではブルーノ・マチャドが返上したUAEWライト級王座を巡ってヌルマゴ軍の新鋭アムル・マゴメドフが、UFCベテランのアレックス・ダ・シウバと対戦。

(C)Zuffa/UFC

コメインのバンタム級ではUAEWアラビアのバンタム級王者ザビア・アラウイが、5月のRoad to UFCで上久保周哉に敗れたチィルイイースー・バールカンと戦う。

カナダ人のアラビア王者、つまり中東の育成枠トップがRoad to UFCで上久保を苦しめた中国人ファイターとどのような攻防を繰り広げるのか。この一番も要注目だ。

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Overlooked【UAEW40】国際&アラビア王者アルカイシが、マルセロチンでファレス下しアラビア王座防衛

【写真】キャリア14勝6敗。しっかいとMMAファイターとして生きていくことがデキる環境がある元UFCファイター(C)UAEW

イベントスケジュールが重なり見逃した試合を月末にお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは19日(日・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されたUAE Warriors40「ARABIA10」からメインで組まれたUAEWフェザー級選手権試合=王者アリ・アルカイシ✖挑戦者アフメッド・ファレスの一戦の模様をお届けしたい。

デザートフォース、Phoenix FC、BRAVE CFでキャリアを積み、UFCへ。2敗でリリースされUAEWに転身、中東でキャリアを積み続けているヨルダン人ファイターのアルカイシは、2021年10月にイ・ドギョムからベルトを手にすると、昨年3月にUAEWアラビア・フェザー級王者決定戦をファレスと行い、判定勝ちでチャンプチャンプに輝いている。

その後、昨年7月にカナダのジェシー・アーネットにカットで敗れUAEW(インターナショナル)王座を失うが、2カ月後のリマッチではギロチンで一本勝ちしてベルトを取り戻している。ONEベテラン、ファレスと1年振りの再戦はアラビア王座が賭けられたものだ。


<UAEWアラビア・フェザー級選手権試合/5分5R>
アリ・アルカイシ(ヨルダン)
Def.3R1分40秒by ギロチンチョーク
アフメッド・ファレス(エジプト)

サウスポーのファレスが右カーフを蹴る。アルカイシは右ミドルをかわしたファレスが、左ハイを狙う。そこにローを入れたアルカイシが右から左ミドルを見せて、シングルレッグへ。ケージにファレスを詰めて、ダブルレッグに移行しテイクダウンを決める。スイープ狙いを阻止されて立ち上がったファレスだが、ボディロック&小外掛けで再び背中をつかされる。

ファレスはクローズドで固め、アルカイシが低い位置だが持ち上げてスラム、続くバタフライスイープを防ぐ。ケージに詰めて細かいパンチを落とすチャンピオンだが、レフェリーがブレイクを命じた。試合がスタンドに戻ると、ファレスが右ジャブ。アルカイシが右ローを蹴る。

ジャブを当てたファレスの左ハイに飛び込んだアルカイシが、キャッチして叩きつける。スタンドで待ち受けたアルカイシは、距離を詰めることなくファレスの蹴り2つをかわして時間となった。

2R、初回に続き慎重な展開が続き、アルカイシが左から右フックを当てる。ファレスも右ジャブをヒットさせ、シングルレッグを切るが、もう少し手数が欲しい。アルカイシは右カーフを蹴り、右オーバーハンドを空振りする。直後に右はミドルを蹴ったアルカイシは右の蹴りを見せて、テイクダウンのフェイクでファレスに反応させる。

ステップインしたアルカイシがショートのワンツーも、お見合いのような展開が長くラウンドも残り1分に。ここでアルカイシがテイクダウンを決め、スクランブルのファレスをギロチンに捕えて引き込む。左ワキに首を取られ、時計回りでギロチンを無力化したファレスだが、この回も失った。

3R、やや距離を詰めてジャブを見せるチャレンジャーだが、すぐに2Rまでの距離に。アルカイシは右ミドルを蹴り、右を振って前に出る。ここから盛り返す必要があるファレスが、跳びヒザへ。

右足をキャッチされてもパンチを入れるが、後方に倒される。起き上りながらダブルレッグを仕掛けたファレスに対し、アルカイシは再びギロチンを仕掛け、マルセロチン&クローズドガードに。そのままロールしてマウントのなった直後、ファレスがタップした。

アラビア王座を守ったアルカイシ。前夜=UAEW39ではモハメド・マカエフがバグドス・オルジャバイに勝利、ヴァルテル・コリアンドロも微妙な判定ながらマーク・ストリーグルを破っており、インターナショナル王座に如何に絡むかも注視したい。

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