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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF68 アラヴァディ・ラマザノフ キック ゴントーラニー・ソー・ソンマイ ジョナサン・ディベラ ジョナサン・ハガティー スリヤンレック・ポー・イェンイン スーパーレック・キアトモー9 スーブラック・トー・プラン49 ダニエル・ウィリアムス ブラック プラジャンチャイ・PK・センチャイ ボクシング ルンピニー 武尊 若林耕平

【ONE FF68】豪華版FF、プラジャンチャイとディベラが仕切り直しのキック王座戦&スーパーレックも参戦

【写真】プラジャンチャイとディベラの一戦はキックルールがどう勝敗に左右するかに注目したい(C)ONE

28日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 68。今大会ではONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦=プラジャンチャイ・PK・センチャイ×ジョナサン・ディベラ、ONEキックボクシング世界フライ級王者スーパーレック・キアトモー9のムエタイ戦が組まれている。
Text by Takumi Nakamura

基本的にワンマッチを中心に試合が組まれるONE Friday Fightsシリーズだが、今大会では4月のONE Friday Fights 58「Superbon vs Grigorian II」に続いて、タイトルマッチが1試合、現役王者のワンマッチが1試合と豪華なラインナップとなった。


今大会で組まれたタイトルマッチ=プラジャンチャイ×ディベラのONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦は、当初ONE Friday Fights 58で行われるはずだった一戦。この時は王者ディベラにプラジャンチャイが挑む図式だったが、ディベラがハイドレーションテストの検体未提出で計量が行われず。試合そのものが中止となり、ディベラは王座剥奪という形に終わった。今回は空位になった王座をかけて、仕切り直しの両者の対戦となった。

プラジャンチャイはムエタイで輝かしい実績を残し、現在はONEムエタイ世界ストロー級王座を保持。ムエタイ・キックの2冠を目指してのディベラ戦となるが、ONEでのキックルールは2023年9月のアクラム・ハミディ戦に続いて2度目となる。ハミディ戦では2Rに左フックでダウンを奪って判定勝利したものの、途中でハミディに右ロー・カーフを効かされ、思わぬ苦戦を強いられている。一方のディベラは2022年10月にジョン・ペイメンに判定勝利してONEキックボクシング世界ストロー級王座に就くと、2023年10月の初防衛戦ではダニエル・ウィリアムスを判定で下して王座防衛に成功している。

ディべラはサウスポーから繰り出す左ストレートと左ロー・ミドルを軸に攻撃を組み立てる、キックルールに特化したサウスポースタイルと言える。キックルールでの試合を比較すると、ヒジ&首相撲なしにおけるパンチと蹴りのコンビネーションや出入りスピードはディベラの方が上だ。プラジャンチャイとしては序盤にディベラと打ち合う、もしくはディベラの入りにカウンターを合わせるか。それともディベラのスピードが落ちる後半に勝負をかけるか、ディベラの穴を突く形で勝機を手繰り寄せたい。いずれにせよ1~3Rまでの攻防が勝敗に影響する5R戦=王座決定戦になるだろう。

また今年1月のONE日本大会で武尊と激闘を演じたスーパーレックが、約5カ月ぶりにリングに立つ。日本のファンにとっては武尊戦の印象が強いスーパーレックだが、直近ではムエタイルールで試合を続けており、9月にアメリカで行われるONE168: Denverでは、ジョナサン・ハガティー が保持するムエタイ・バンタム級王座への挑戦も決定している。今回はハガティー戦に向けた前哨戦として、ONE FFで7連勝中のゴントーラニー・ソー・ソンマイを迎え撃つ。キックルール=武尊戦とは異なるムエタイルールでのスーパーレックの強さに注目したい一戦だ。

また日本からはキックルールでシュートボクシングの坂口魁斗(魁斗)とMMAルールで若林耕平が参戦。ムエタイルールで上野優翔(優翔)×橋本亮汰(テレカ∞)の日本人対決も行われる。

■放送予定
6月28日(金・日本時間)
午前9時30分~U-NEXT

■ONE FF68

<ONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
ジョナサン・ディベラ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
カムラン・ナバティ(ロシア)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス (タイ)
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
ジミー・ビエノ(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パコーン・PK・センチャイ(タイ)
ラフィ・ボーヒック(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
シブムン・シッチェブンタン (タイ)
タイソン・ハリソン(豪州)

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア (タイ)
コムアウット・FAグループ (タイ)

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
ポンペット・PK・センチャイ (タイ)
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)

<キックボクシング・132ポンド契約/3分3R>
ラン・シャンタン(中国)
坂口魁斗(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
サンラン・ガーシー(中国)
若林耕平(日本)

<ムエタイ・143ポンド契約/3分3R>
上野優翔(日本)
橋本亮汰(日本)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN16 アラヴァディ・ラマザノフ キック ジョナサン・ハガティー ファブリシオ・アンドラジ ボクシング

【ONE FN16】ハガティーがアンドラジを右ストレートでKO!キック&ムエタイの2冠達成

【写真】アンドラジの奥足ローに手こずるハガティーだったが、最後は右ストレートでアンドラジを沈めた(C)ONE

<ONEキックボクシング世界バンタム級王座決定戦/3分5R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
Def.2R1分57秒by KO
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

サウスポーに構えてガードを高く上げるアンドラジ。ハガティはインロー、前蹴りと右ミドルを蹴る。アンドラジはインローと奥足ロー。ハガティーはローに右ストレートを合わせる。

アンドラジは右フックから左ボディ、そして奥足ロー。ハガティーはボディストレートと右ミドル、ヒザ蹴りを突き刺す。アンドラジはジャブから奥足ローにつなげ、この奥足ローを的確に当てる。ハガティーは左ボディを見せて、ガードの間に右ストレートを打ち込む。アンドラジはやはり奥足ローで攻める。

2R、ハガティーがアンドラジの奥足ローに右ストレートを合わせ、右ヒザ蹴りから左フックを返す。アンドラジはガードを上げて左ストレート、ジャブと左ミドル、左ストレートから右フックと前に出る。

ここでハガティーが右足を上げるフェイントから左ハイを効かせ、右ストレートから前進。アンドラジをロープに詰めてパンチをまとめる。アンドラジもヒザ蹴りを返すが、ハガティーの勢いは止まらない。最後は下がるアンドラジに右ストレートを叩き込んで、アンドラジをマットに沈めた。

試合後、キック&ムエタイ王座戴冠の喜びを語るとともにMMA王座への興味を示したハガティー。そこにアラヴァディ・ラマザノフが現れ、キック王座への挑戦をアピールした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF31 アラヴァディ・ラマザノフ アレッサンドロ・サーラ

【ONE FF31】ラマザノフが右ヒジ一発でKO勝利、連敗脱出でタイトル再挑戦をアピール

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)
Def.1R1分39秒 by KO
アレッサンドロ・サーラ(イタリア)

オーソドックスに構える両者。ラマザノフが右ローを蹴ると、サーラは右ストレートを返す。細かくステップしてジャブと前蹴り、構えをスイッチしながら右ローを蹴るラマザノフ。サーラは蹴り足をキャッチして右ストレート・右ヒジを返す。

ラマザノフは変わらず軽快なステップからワンツー、続けて左手を伸ばして右ヒジを一閃。これがサーラのガードの間を縫うように当たり、サーラがダウンして流血。何とか立ち上がろうとするサーラだったが、ダメージが大きくレフェリーが試合を止めた。

連敗中のラマザノフがサーラを寄せ付けない強さでKO勝利。リングアナから勝利ボーナスを告げられるとニコリと笑顔を見せ、タイトル再挑戦をアピールした。


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News News & Preview ONE ONE FF31 アラヴァディ・ラマザノフ ブログ 鈴木真治

【ONE FF31】元キック世界バンタム級王者ラマザノフが登場、鈴木真治のONEデビュー戦は次週に延期

【写真】元王者ラマザノフが3戦連続でのONE FF参戦。ONE立ち技の中心はルンピニースタジアムになりつつある。(C)ONE

1日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 31の主要対戦カードが発表された。今大会のメインイベントでは元ONEキックボクシング世界バンタム級王者アラヴァディ・ラマザノフがアレッサンドロ・サーラと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

ラマザノフはアマチュア時代にIFMAの世界選手権で優勝し、2018年10月にONE初参戦。ルンピニースタジアムの2階級王者で、のちにONEでもムエタイルールで世界フェザー級王者になるペットモラコット・ペッティンディーと対戦すると、3Rにスピニングバックフィストでほぼダウンと言える場面を作り、判定勝利でONEデビューを果たした。

2019年12月に中国のジャン・チェンロンとONEキックボクシング世界バンタム級王座決定戦で対戦し、3Rに右ストレートでダウンを奪う判定勝利で同王座に就いた。2021年1月にカピタン・ペッティンディーに敗れて王座を明け渡すが、カピタンには2022年9月にリベンジを果たしている。

2023年1月、記念すべきONE Friday Fightsの第1回大会でノンオー・ガイヤーンハーダオの持つONEムエタイ世界バンタム級王座にも挑戦した。

このノンオー戦、3月のONE Friday Fights 8でマブルド・ツピエフに敗れて連敗中のラマザノフではあるが、キック・ムエタイルールにおいてONEバンタム級のトップファイターであることには違いない。

対戦相手のサーラはタイ在住のイタリア人ファイターで、ロッタンと同じジットムアンノンに所属。ONE初参戦となった今年2月のONE Friday Fights 4ではKO負けしており、ラマザノフ戦でONE初勝利を目指す。

元王者ラマザノフの参戦からも分かるように、ルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights&ONE Fight Nightは非常にマッチメイクが充実してきている。

4月以降の大会だけでもノンオー×ジョナサン・ハガティ(ONE Fight Night 9)、サムエー・ガイヤーンハーダオ×プラジャンチャイ・PK・センチャイ(ONE Friday Fights 22)、チンギス・アラゾフ×マラット・グレゴリアン(ONE Fight Night 13)といったビッグマッチが幾つも実現。

武尊との対戦が期待されるロッタンとスーパーレック・キアトモー9の一戦もONE Friday Fights 34で組まれ、ONE Fight Night 15ではキック・ムエタイで3大タイトルマッチが行われる。今後ONEの立ち技部門の中心はルンピニースタジアムになりつつあると言っていいだろう。

なお今大会ではROAD TO ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメント優勝の鈴木真治のONEデビュー戦が組まれていたが、対戦相手のサンシリ・PK・センチャイが負傷欠場。鈴木は次週9月8日ONE Friday Fights 32でスーブラック・トー・プラン49と対戦する。

■ONE Friday Fights 31対戦カード

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)
アレッサンドロ・サーラ(イタリア)

<キックボクシング ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
フォー・シャオロン(中国)
ルカ・チェケッティ(イタリア)

<ムエタイ112ポンド契約/3分3R>
ノンアム・フェアテックス(タイ)
フランシスカ・ベラ(チリ)

<MMAバンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
イヴァン・パルシコフ(ロシア)
アシリディン・エシャンクロフ(ウズベキスタン)

<MMA176ポンド契約/3分3R>
クルバナリ・イサベコフ(ロシア)
アブドゥカジール・アブドゥリソフ(ウズベキスタン)

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