最強女王の中井りんにエースの万智がアム・ザ・ロケットと対戦などDEEP JEWELS 47は明日開催で前日計量が行われた。U-NEX、サムライTV、DEEPメンバーシップで配信、当日券を販売!https://t.co/Bl30qvvQAZ pic.twitter.com/2H5WCS6ZiZ
— DEEP/DEEP JEWELS OFFICAL (@jewels_deep) November 22, 2024
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最強女王の中井りんにエースの万智がアム・ザ・ロケットと対戦などDEEP JEWELS 47は明日開催で前日計量が行われた。U-NEX、サムライTV、DEEPメンバーシップで配信、当日券を販売!https://t.co/Bl30qvvQAZ pic.twitter.com/2H5WCS6ZiZ
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【写真】「打撃でKOを狙っていた」という万智が足関節の取り合いで会心の勝利(C)MATSUNAO KOKUBO
<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
Def.2R2分27秒 by ヒールフック
アム・ザ・ロケット(タイ)
サウスポーの万智が右に回る。右ローを見せたアムに対し、ワンツーを放った。アムの右インローが当たると、万智が少し距離を取る。しかりケージ中央に戻るとプレスを強め、左ミドルを放った。アムも右に回ってケージ中央へ。万智は左右の蹴りを散らす。互いに右ハイを見せたあと、万智がワンツーからアムの左足を払ってテイクダウンする。ハーフガードのアムに対し肩固めに持ち込める体勢となったが、アムがクローズドガードに。
万智に持ち上げられたアムが立ち上がり、バックを狙うもそのまま背中を着かされた。アムがクローズドガードから万智の右足を抱えに行く。しっかり胸を合わせた万智、アムは左オーバーフックから右腕で万智の首を抱えに行く。すぐに万智がアムに背中を着かせると、レフェリーがブレイクをかけた。スタンドで再開されると、万智は右に回る。両者のパンチが交錯したあと、万智が右ジャブでプレスをかけ、ケージを背負ったアムに左ハイを見せた。
2R、万智が右ジャブ、左ミドルでプレスをかけていく。万智の右ローの打ち終わりに、アムが右ストレートを合わせた。直後、アムの右ミドルをキャッチした万智が、自コーナー側でグラウンドに持ち込む。背中を着けてクローズドガードで守るアムに対し、万智は左右に揺さぶっていく。手首を切った万智は上半身を起こしてパウンドを落とす。アムが下から万智の右足を抱えた。すると万智もアムの右足にヒールを狙う。アムはストレートフットロック、万智が左足に切り替えて外ヒールを仕掛けた。これが極まらないとみるや、内ヒールにチェンジしてタップを奪った。
勝利した万智はマイクを握り「大晦日は試合じゃなくて良いので、柔術マッチに出させてください」と柔術の試合出場をアピールした。
明日23日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2024#05及びDEEP JEWELS47の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura
Tokyo Impactは本戦11試合+JEWELSは本戦8試合が組まれ、合計19試合・38選手が最初の計量でリミットをクリアしている。後藤丈治、狩野優、後藤亮の3選手が出場するTRIBE TOKYO MMA(TTM)勢は、今大会を皮切りに、11.30修斗でエフェヴィガ雄志、12.7ONE Fight Night26で若松佑弥と3週連続で試合が続く。
TTM冬の3連戦で先陣を切る3選手のリーダー格=後藤丈治曰く、TTF CHALLENGE以外で同じ大会にこれだけ多くの選手が出ることは記憶にないとのこと。「全員でDEEPに乗り込む気持ち。3週連続で試合が続くので、みんな士気を上げて練習できましたし、全員で勝って大将(若松)までつなぎます」と3人を代表して意気込みを語った。
その後藤と対戦するマンド・グディエレスは11.17RIZIN LANDMARK10で村元友太郎に勝利したトニー・ララミーと共に計量に登場。計量をパスすると、ルールレビュー後に個別にJMOCスタッフにサッカーボールキックと踏みつけが認められるDEEPルールを細かく確認する姿が印象的だった。なおララミーは一週間前にフライ級(56.85キロ)で戦ったとは思えないほど、わんぱくなビジュアルに変貌を遂げていた。
JEWELSの計量では中井りんが女豹のコスプレで登場。前回に続いて、今回もピンヒールを履いてステージへ向かい、ピンヒールを脱いで体重計に乗って計量→写真撮影時にはピンヒールを履くプロフェッショナルぶりを見せていた。
そしてMMAPLANETが追い続けているフェイスオフ時の握手率だが、Tokyo Impactは全14試合中8試合、JEWELSは全10試合中1試合とやはり女子選手は握手しない傾向は変わらず。その一方、女子選手のフェイスオフ時の会釈率は全10試合中8試合と80%を記録。女子選手は握手はしないけど会釈はする――という新たな傾向が発見された。
■DEEP Tokyo Impact2024#05 視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後12時05分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV
■DEEP Tokyo Impact2024#05 計量結果
<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.30キロ
ミヨン・ジェウク:66.15キロ
<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:61.55キロ
マンド・グディエレス:61.50キロ
<バンタム級/5分2R>
力也:61.60キロ
吉田陸:61.65キロ
<バンタム級/5分2R>
諏訪部哲平:61.25キロ
上田直毅:61.65キロ
<バンタム級/5分2R>
山本有人:61.55キロ
山口コウタ:61.50キロ
<フェザー級/5分2R>
狩野優:66.20キロ
森俊樹:66.15キロ
<ライト級/5分2R>
山本颯志:70.60キロ
後藤亮:70.70キロ
<ウェルター級/5分2R>
小林ゆたか:77.25キロ
前田啓伍:76.85キロ
<バンタム級/5分2R>
清太郎:61.50キロ
柴田修斗:61.45キロ
<ライト級/5分2R>
野尻大輔:70.70キロ
ケンシロウ:70.55キロ
<フェザー級/5分2R>
荒井銀二:66.25キロ
中村雄一:66.10キロ
<アマ・フェザー級/3分2R>
ダイア:65.65キロ
千:65.55キロ
<アマ・バンタム級/3分2R>
井上セナ:61.50キロ
橋本玲音夢:61.40キロ
<アマ・バンタム級/3分2R>
左京:60.80キロ
玄:61.00キロ
■DEEP JEWELS47視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後17時00分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV
■DEEP JEWELS47計量結果
<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.75キロ
鈴木”BOSS”遥:57.90キロ
<ストロー級/5分3R>
万智:52.60キロ
アム・ザ・ロケット:52.30キロ
<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.55キロ
MANA:61.10キロ
<バンタム級/5分2R>
百湖:61.55キロ
ゆりな:60.15キロ
<アトム級/5分2R>
サラ:47.95キロ
横瀬美久:47.90キロ
<ストロー級/5分2R>
SAAYA:50.80キロ
堀井かりん:52.05キロ
<ストロー級/5分2R>
横瀬友愛:52.45キロ
ののか:52.65キロ
<アマ・ストロー級/5分2R>
吉川桃加:52.25キロ
あきぴ:50.25キロ
<アマキック・ストロー級/5分2R>
島村優花:51.85キロ
須山はな:52.05キロ
<アマ・49キロ契約/5分2R>
横江明日香:48.85キロ
須山ゆな:49.70キロ
【写真】過去の自分を超える。そこにも挑む万智だ(C)TAKUMI NAKAMURA
23日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS47で万智がアム・ザ・ロケットと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
9.8DEEP JEWELS46でスーリ・マンフレディに肩固めで一本勝ち、連敗脱出を果たした万智。11月23日という日は、1年前に万智がDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦で松田亜莉紗に敗れ、プロとして初黒星を味わった日でもある。あの時の悔しさを払拭すべく、万智は元DEEP JEWELSミクロ級王者のアムとの一戦に挑む。
――計量直後のインタビューありがとうございます。計量を終えて今どんな心境ですか。
「相手の顔も見たし、やる気満々です」
――実際に顔を合わせたアム・ザ・ロケット選手の印象はいかがですか。
「2階級下の選手ってことで、もっと小っちゃいのかなと思ったんですけど、あんまり自分と大きさが変わらなかったですね。ファイトスタイルで言えば、立っても寝ても強い、打撃も寝技も出来る選手なので、穴がないなというイメージです」
――その穴がないアム選手に対して、どんな練習や準備を積んできましたか。
「自分の練習は出稽古中心なんですけど、寝技も打撃も、今回はムエタイも多くやりました。寝たら自分の方が強い自信はあるし、今回は打撃でもいけるように、打撃中止に頑張ってきました」
――ちなみに打撃・ムエタイはどこで練習してきたのですか。
「栃木にあるキックボクシングジムのZEROというところでやってます。タイ人の先生にもミットを持ってもらって」
――今回の試合前に限らず、普段から練習に行っているのですか。
「はい。ジムの場所が地元の家の近くなんです。だから栃木にいる時はそこで練習してます」
――アム選手はムエタイ出身ですが、ムエタイ対策もやってきましたか。
「練習そのものは普段通りでしたけど………ヒジとヒザは多めにやった気がします。雰囲気的に(笑)」
――VSアム以外の部分で、前回の試合(※スーリ・マンフレディに肩固めで一本勝ち)から今回の試合に向けて取り組んでものはありますか。
「際の部分とかはもうちょっと詰められたかなっていうのが前回の課題で。あと前回は2連敗してからの復帰戦で、結構試合中に動揺しちゃったというか。自分ができる・できた技の場面でも、もし出来なかったらどうしよう?と思ったりもしちゃって。それでメンタル的なところも意識して練習してきました」
――マンフレディ戦は精神的にキツイ試合でしたか。
「やっぱり2連敗していて、ここで負けたらどうしよう?みたいな感じで、気持ち的には結構切羽詰まってました」
――ではマンフレディ戦で勝てたことで気持ちもだいぶ楽になったのではないですか。
「そのはずだったんですが、今回の試合が11月23日で、ちょうど去年の同じ日にタイトルマッチをやって負けちゃって(※DEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦で松田亜莉紗に判定2-3で敗れる)。 なんか、そのことを未だに忘れられなくて……まぁ忘れちゃダメなんですけど。でもあの負けを払拭するためには今回勝つしかないと思っています」
――例えばふとした時に去年のことを思い出したりもしますか。
「ふとしなくても、常に思い出しちゃいますね(苦笑)。一年前の試合は減量にも失敗しちゃって、計量はクリアしたんですけど、体調も具合も悪かったんです。それで今回は減量から気をつけて、そこはしっかり出来たかなと思います」
――そういうこともあって、計量後の「去年の同じ日に負けた自分を超えたい」というコメントに繋がったのですね。今回も色々なテーマがある試合だと思いますが、どんな試合をお客さんに見せたい。もしくはどんな自分を見せたいですか。
「今回はKOします!打撃をもうちょっと見せたいんで」
――ずばりKO宣言ですね。これまでずっと継続して練習してきた打撃を見せたい・出したいですか。
「そうですね。前回も打撃をやりたかったんですけど、1発目蹴った時にすっ転んじゃって……」
――これは蹴らない方がいい、みたいな。
「そんな感じでした(笑)。でもあれから練習を続けて少しは上手くなったんで、そこ見せられるようにしたいです」
――それでは明日の試合に向けて、ファンの皆さんにメッセージをください。
「いつも皆さん応援ありがとうございます。今回もやるはやるんですけど、KOするので楽しみにしていてください。あとコスチュームも新しくしたんで、そこも見てください!」
■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後17時00分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV
【写真】取材は10月24日、骨折も明るく笑い飛ばすのが浜崎朱加の強さです(C)SHOJIRO KAMEIKE
17日(日)、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10で、浜崎朱加が韓国のシン・ユリを相手に2年振りの復帰戦に臨む。
Text by Shojiro Kameike
前編では2月に出場を予定していたRIZIN LANDMARK佐賀大会に向けたインタビューの内容を掲載した。しかし佐賀大会は左腕の骨折(左尺骨骨幹部骨折で全治5カ月)のため欠場。あれから9カ月、改めて浜崎に復帰戦への意気込みを訊いた。
<浜崎朱加インタビューPart.01はコチラから>
――今回も「お久しぶりです」と言うことになりました。2月のインタビュー後、負傷が発覚したのはいつのことだったのですか。
「試合の2週間前ぐらいですね。パク・シウ戦で折れた左腕にプレートを入れていたんですよ。そのプレートの端っこあたりにあった骨が折れて……。練習で蹴りを受けた時に『あっ! また折れたぁ~』と思いました」
――骨が折れているのに明るいですね……。
「そんなに暗くはならなかったです(笑)。一度折れたことがあるから、感覚的に『痛くても治る』と分かっていたというか。夜に練習していて、その日はとりあえず5分くらい考えましたね。考えたあと、すぐ阿部(裕幸AACC代表)さんに『折れていると思うので、明日検査に行ってきます』と伝えて帰ったんですよ。翌日、病院に行ったら、やっぱり折れていて。ちょうど診ていただいたのがRIZINのリングドクターの方で、すぐRIZINサイドにも伝えてくれました」
――まずロペス戦が久々の復帰戦で、さらに復帰が伸びることに対し不安や焦りはなかったですか。
「そもそも試合期間が空いていたので、その時は焦りも不安もなかったです。ただ、佐賀大会ということで遠方から来てくれる人もいて。『ギリギリすぎて申し訳なかった』という気持ちのほうが大きいですね。もう飛行機を取っていた方もいたし」
――浜崎選手の代わりに大島沙緒里選手がロペスと対戦し、勝利しました。
「ありがとう、と思いました。クレア・ロペスも私のせいで、ギリギリ対戦相手がいなくなったわけじゃないですか。そこで代理が決まり、しかも後輩だったので良かったと思うし。しかも勝ちましたから」
――そのあと、何時頃に復帰したいと思っていましたか。
「骨が繋がればすぐ、と思っていました。練習も100パーセントできるようになれば、すぐ行ける――と。自分としては夏ぐらいには試合ができる状態でしたけど、なかなか決まらなくて」
――結果、この名古屋大会で復帰することになりました。浜崎選手は山口県出身ですが、名古屋には縁がありますか。
「縁はなくはないですね。名古屋でも何試合かしているし、親戚もいるので。私、プロデビュー戦が名古屋なんですよ。プロ修斗のALIVE興行で」
――そういえば! 2009年10月、修斗クラスC+ルールで佐々木絹加選手に一本勝ちしています。もうプロデビューから15年が経つのですね。
「あの時は57キロで試合をしました。RIZINでも2回、名古屋大会に出ていて――アム・ザ・ロケット戦(2019年8月、腕十字で勝利)と、カンナとの2戦目(2021年3月、浅倉カンナに判定勝ち)ですね。だから名古屋の試合は全勝なんですよ。このまま名古屋は全勝で行くしかない!」
――おぉ、縁起の良い場所ということですね。では名古屋で対戦するシン・ユリの印象を教えてください。
「RENA戦を視ると、RENAがやりづらそうにしていましたね。手足が長くて距離も遠いから、やりづらかったのか……。あとは打撃も構えと軌道が独特で、RENAも右を結構もらっていた印象があります。RENAのボディブローも効いていたとは思うけど、韓国人選手は『倒れない』という気持ちも強いですよね」
――そんな打撃を持つシン・ユリに対して、浜崎選手はどのように戦いますか。
「打撃はもちろん上手いし、やりづらさもあるでしょうね。私の得意なところは、そこじゃないので。腰が重そうには見えないし、組めばテイクダウンは余裕だと思います。だから捕まえるまでが――相手も完全にそこだけ警戒してくるでしょうね。私は試合になったら食らう覚悟で、ガムシャラに捕まえに行きます」
――捕まえに行った際、ヒジを合わせてくる危険性はあります。
「そこが一番面倒くさそうですね。カウンターで狙ってきそうです。カットしたら終わりだし。でも私もヒジの練習はしていますから。
久しぶりなので楽しみですけど、ブランクのほうが心配です。こんなにブランクがあるのは初めてなので、どうなるのか自分でも分からないですね。お客さんが入っている会場の雰囲気とか、いつもセコンドはついていても、自分がケージに入るとまた違うでしょうし」
――シン・ユリに勝ったあとの展開は、どのように考えていますか。
「何も考えていないです。もちろん大晦日の話があれば、1カ月半の試合間隔でも出たいです。誰でも良いわけじゃないから難しいけど」
――もう一度RIZINのベルトは目指していますか。
「特別意識しているわけじゃないです。2連敗しているなかで、自分からやりたいと言えるわけでもない。でも、やり返したい気持ちは持っています。2年間も試合をしていないから、ベルトに挑む順番は一番下というか――まだスタート地点に立っていないので、もうランク外ですね。この名古屋大会から再スタートです」
■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE
■ RIZIN LANDMARK10対戦カード
<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)
<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)
<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)
<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)
<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)
<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)
<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)
<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)
<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)
<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)
<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)
<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)
<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)
<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)
<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)
<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)
【写真】強さを求め続ける村上にとってwタイトルマッチ、そして大島沙緒里とは(C)TAKUMI NAKAMURA
26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45にて、同ミクロ級王者の村上彩が、DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里とのダブルタイトルマッチに臨む。
Text by Shojiro Kameike
アトム級を主戦場としていた村上は昨年9月、アム・ザ・ロケットを下してDEEPミクロ級のベルトを巻いた。「ミクロ級がベスト」と語る村上にとって、同王座の初防衛戦がDEEP女子ミクロ級王座との統一戦に。女子ミクロ級の頂点を決める戦いに向けた意気込みを訊いた。
――5月19日の修斗ニューピアホール大会で、勝利した関口祐冬選手と一緒に写真に納まっていました(※取材は5月22日に行われた)。練習仲間が勝ったことで盛り上がっていますか。
「はい、盛り上がっています! 良い勝ち方でしたよね」
――続いて村上選手が試合を迎えるわけですが、ミクロ級への減量は慣れましたか。
「慣れたといえば慣れたし、慣れていないといえば慣れていなくて――何とも言えないですね(※前日計量は43.95キロでクリアしている)」
――前回、アム・ザ・ロケットとのタイトルマッチ前は「ミクロ級のほうが動きは良い」と仰っていました。それは実際の試合でも同じでしたか。
「そうですね。そこは変わらないです。やっぱり速く動けるというのはありましたね」
――そのアム戦から今回の王座統一戦まで、9カ月の期間が空いています。
「ミクロ級だと相手もいないですからね。これがプロデビュー当時なら誰でも当てられると思うんですよ。でも、もう対戦した選手も多いですしね。そこで新しい相手となると、もう試合が組めないし仕方ないと思います」
――一方、今年に入って1月から3月まで柔術の大会に出場しているのですね。柔術の試合も久々かと思いますが、その感想を教えていただけますか。
「MMAとの違いという面では――MMAと違って柔術は、勢いで行って勝てる競技ではないんですよね。MMAは結構、勢いも大事だったりするじゃないですか。でも柔術はちゃんと技術をやらないなぁという感じです」
――この期間は練習も柔術中心にシフトするのでしょうか。
「アジア選手権やワールドマスターとか大きな大会に出る時は、柔術に集中するかもしれないです。でも、そこまでの規模の大会でなければMMAと柔術、両方やっていますね」
――そんななか、この統一戦のいつ頃決まったのでしょうか。
「もともと去年から『次の試合は来年だったら5月ぐらいかな』とは言われていました。正式にお話があったのは今年の1月か2月ぐらいですね」
――今回はDEEP王座とDEEPジュエルス王座の統一戦となります。これまでDEEPジュエルスで戦っていて、DEEPで同階級のベルトを意識したことはありますか。
「いや、あまり気にしたことはなかったですね。去年ぐらいから大島さんとは試合したいなぁとは思っていましたけど」
――なるほど。これまで大島選手との対戦がないのが不思議でした。
「これまでオファーもあったと思いますけど、タイミングが合わなかったか何かで。でもいつか対戦するだろうと考えていましたし、ずっと試合したいと思っていました」
――大島選手は、どのような印象を持っていますか。
「体格は同じぐらいなのに、試合では極めていて強い選手ですよね」
――その大島選手に対して、ご自身が上回っているポイントは何だと思いますか。
「動きとか柔らかさ、かなと思っています」
――では今回の統一戦という形式については、どのように考えていますか。
「形式的にはベルトがあったほうが良いんでしょうけど、特に意識していないんですよね。私がDEEPジュエルスのチャンピオンになったから、この形になったというか。ベルトよりも誰に勝ったか――自分がどれくらい強いのか、というほうが大事だと思っています。今回の試合を楽しみにしてくれていた方、どうぞお楽しみに!」
■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ
■DEEP JEWELS45計量結果
<DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWELSミクロ級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ
<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ
<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ
<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ
<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量
<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ
<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ
【DEEP JEWELS】村上彩がアムに判定勝ちで涙のミクロ級新王者に! スーパーアトム級でパク・シウがHIMEに完勝、須田がケイトに判定勝ち。桐生が青野を退け、NORIが齊藤百瑚にスプリット判定勝ち、彩綺が竹林下す #DEEPJEWELS #村上彩 #DEEPJEWELS42 https://t.co/bC0h0qE2Ue
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) September 10, 2023
▼第11試合 メインイベント DEEP JEWELS ミクロ級タイトルマッチ 5分3R
×アム・ザ・ロケット(フリー)王者 43.6kg
[判定0-5] ※28-29×5
〇村上 彩(フリー)挑戦者 43.8kg
※村上が新ミクロ級王者に
▼第10試合 セミファイナル DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R
〇パク・シウ(KRAZY BEE)48.95kg
[判定3-0] ※30-27×3
×HIME(毛利道場) 48.95kg
▼第9試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM) 48.5kg
[判定3-0] ※20-18, 19-19マスト須田×2
×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)48.8kg
▼第8試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
×青野ひかる(FIGHT LYNX)52.55kg
[判定0-3]
〇桐生祐子(FourRhombus)52.25kg
▼第7試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇NORI(PRAVAJRA)56.9kg
[判定2-1] ※20-18、18-19、19-18
×斎藤百瑚(EX FIGHT)57kg
▼第6試合 DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R
×山崎桃子(坂口道場一族)43.2kg
[判定0-3] ※18-20×3
〇古林礼名(GSB 多治見)44kg
▼第5試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
×古瀬美月(K-PLACE)47.9kg
[判定0-3] ※18-20, 19-19×2マストイェジ
〇イ・イエジェ(Team aom)47.8kg
▼第4試合 DEEP JEWELS 50kg以下 5分2R
×竹林愛留(総斗會三村道場)49.7kg
[1R 2分19秒 TKO] ※ドクターストップ、口から出血
〇彩綺(フリー)49.8kg
▼第3試合 DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R
-ちびさい KYOKA(SAI-GYM)43.15kg
[1R ノーコンテスト] ※上瀬がRNC極めるも800g体重超過で無効試合
-上瀬あかり(毛利道場)46.15kg ※体重超過
▼第2試合 DEEP JEWELS ライト級 5分2R
×ぽちゃん Z (パラエストラ東京/レグルス池袋)70.1kg
[2R 1分41秒 TKO] ※パウンド
〇細谷ちーこ(ABLAZE 八王子)69.95kg
▼第1試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇奥富夕夏(リバーサルジム新宿 ME,WE)57.05kg
[1R 3分16秒 TKO] ※パウンド
×鈴木“BOSS”遥(SAI-GYM)56.9kg
▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュア SPルール
〇サラ(fightbase 都立大)52.5kg
[判定2-1] ※20-18, 19-19マスト愛温, 19-19マストサラ
×愛温(CAVE)52.25kg
▼DEEP JEWELS 49kg以下 3分2R アマチュア SP ルール
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)48.9kg
[1R 1分13秒 フロントチョーク]
〇槇原未来(AACC)49.0kg
【写真】 涙と笑顔の王座戴冠(C)MATSUNAO KOKUBO
<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
村上彩(日本)
Def.5-0:29-28.29-28.29-28.29-28.29-28.
アム・ザ・ロケット(タイ)
まずは村上が距離を取った。アムが前に出て右ミドルを放つと、村上が蹴り足を取る。アムがその足を引き抜くと、村上は跳びついて引き込んだ。下からアムの右足を取りにいった村上は、アムが立ち上がると狙いを左足に切り替える。さらにアムの右足をストレートフットロックで抱えると、アムも村上の右足にヒールを仕掛けた。アムの右足を離さず凌いだ村上は、アムのパンチを受けながら右足を離さない。そのまま体を起こす村上だが、アムも合わせて上半身を起こしてくる。アムが足を取りに来たところで村上がリバーサルに成功。ハーフガードのアムに左ヒジを落としていった。
2R、村上が前後のステップから左ジャブと右ローを繰り出す。アムは右クロスを繰り出すが、村上はバックステップからダブルレッグでクリーンテイクダウンに成功した。アムはクローズドガードで守る。アムが足を上げて来ると、村上は腰を上げてディフェンス。もう一度頭と胸を着けて左右にパスを仕掛けていく。アムがガードで固めると、村上が強い右のパンチを落とした。
アムが腕十字を狙ってきたところに合わせて、村上がパスを狙う。さらにパスから腕十字、その腕を抜かれると右足を抱える。上半身を起こした村上が、パウンドでけん制しながらヒールを仕掛けた。極まらないとみるや村上はトップに回り、足を絡めたままアムの顔面にパンチを落とす。頭を着けてヒジも落としていく村上。アムにとっては深く足を絡めているのが逆効果か。村上がパンチを連打して、このラウンドを終えた。
最終回、アムが右カーフを蹴る。ローを受けながら前に出る村上の顔面に、アムの右ストレートが突き刺さる。アムの右ローをキャッチしようとしたが失敗した村上に対し、アムは足払いでこかして、マットに手を着いた村上のボディにヒザを突き刺した。村上はそのままアムに組みつき、尻もちを着かせる。アムら下から村上の両腕を抱え、さらに右ヒジを突き刺す。村上はパスを仕掛けるも、アムが足を上げてきた。村上が腰を起こして防御すると、アムは村上の右足をすくいに行ったが潰されてしまう。
パウンドからパスに行った村上に対し、アムは立ち上がったものの再びグラウンドに戻された。腰を切って下から腕十字を狙おうとするアムだが、村上が潰した。ここでバックに回ろうとしたアムの左足を取った村上がアンクルを狙う。さらに立ち上がったアムの右腕を狙って試合を終えた。
裁定はジャッジ5名とも村上の勝利を支持。村上がDEEP JEWELSミクロ級のベルトを獲得した。マイクを持った村上は涙を浮かべながら「今日まで自分にプレッシャーをかけて、有言実行できるように頑張ってきました。これからもっと強くなれるように頑張ります」と語った。