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『Dana White’s Contender Series 72』試合結果/ハイライト動画




・Elijah Smith def. Aaron Tau via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Tallison Teixeira def. Arthur Lopes via knockout (punches) – Round 1, 1:57
・Benjamin Bennett def. Joey Hart via split decision (28-29, 29-28, 29-28)
・Ateba Gautier def. Yura Naito via TKO (punches) – Round 2, 4:00
・Ahmad Hassanzada def. Dylan Mantello via submission (rear-naked choke) – Round 3, 2:14

【DWCS S08 Ep06】まるで、あの日の脱出劇のような逆転劇。ハッサンザダがマンテーロをRNCで破る(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep06】グーティエにTDを切られパウンドアウトされた内藤由良、完敗=J-MMAの惨敗(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep06】どちらが倒れるか。間を取ったロピスに右ストレート一閃。テイシェイラがKO勝ち(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep06】仕留めにいってガスアウト、タウの猛攻を耐えたスミスがグーティエら4人とUFCへ(MMAPLANET)

 9月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 72』の試合結果。日本から参戦の内藤由良はアテバ・グーティエに2R TKO負けしています。アライジャ・スミス、タリソン・テイシェイラ、アテバ・グーティエ、アフマッド・ハッサンザダの4名がUFCとの契約を勝ち取っています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep06 MMA MMAPLANET o UFC アテバ・グーティエ アフマッド・ハッサンザダ アライジャ・スミス アーロン・タウ ショーン・シェルビー タリソン・テイシェイラ ダナ・ホワイト

【DWCS S08 Ep06】仕留めにいってガスアウト、タウの猛攻を耐えたスミスがグーティエら4人とUFCへ

<バンタム級/5分3R>
アライジャ・スミス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アーロン・タウ(ニュージーランド)

スミスのカーフをかわしたタウは、ワンツーをガードして笑顔を浮かべる。オーバーハンドからカーフを続けるスミスも、タウのリードフックに対応する。ワンツーを入れ、タウの反応を見た感もあるスミスが、右ストレートを伸ばす。タウの右にジャブを合わせ、右に繋げるスミスが優位に立つ。ワンツーに組まれても、腰に乗せて投げたスミスがスクランブルでキムラクラッチから後方回転。タウも素早く対応して立ち上がるが、打撃戦では自分の距離で戦えていない。

逆にワンツーからダブルレッグとMMAで優勢のスミスはパスから、潜ってきたタウに鉄槌とヒジを落として初回を取った。

2R、ガードを固めたタウだが、ワンツーを被弾する。スミスはジャブを続け、タウのパンチをかわしてカーフを入れる。スイッチも見せるスミスのフェイクに反応が大きくなったタウは、組まれてシングルレッグに頭を抱えるように対応して、バックに回る。胸を合わせたスミスは、ボディロックテイクダウンを耐えて離れ──ジャブを伸ばす。一気のダブルレッグからテイクダウン。そのままサイドを取ったスミスは足を取りつつ、バックを伺うタウの動き、続くディープハーフからのレッスルアップに反応して、アナコンダチョークをセットする。上体を起こしたタウに対し、スミスはギロチンにスイッチする。

ここも起き上って耐えたタウは、ワンツーに左を振るう。スミスはサークリングも、左を打たれる。続くダブルは遠く切られたスミスは、フィニッシュ狙いでスタミナをロスしたか。圧を高め前に出てパンチを振るうタウは、バランスを崩しながら強振を続けた。

最終回、まずジャブを当てたスミス。しかし、シャープさには欠けている。タウは飛び込んでワンツーフック、右ボディショットから左を当てる。さらに左ボディストレートを当て、ハイをかわしてジャブも避ける。ボディを殴られ、やや腕が下がったスミスは左ストレートを被弾する。タウは左リードフックを当て、右ストレートを伸ばす。下がるスミスは右フックから左、続いてボディを打たれ反撃に出られない。

ガードを固めるスミスを殴るタウは、スミスの反撃で殴られても「もっと来い」と挑発する。ダブルを切られ、下になったスミスをスタンドで待ち受けたタウがボディから顔面とコンビネーションを決める。ダブルレッグでテイクダウンに失敗しガスアウト状態のスミスもワンツーで前に出るが、ボディを殴られガードが下がる。そこに左フックを入れるタウも、打ち疲れてきたか。

スミスが最後の頑張りを見せて連打で前へ。それを上回るパンチの勢いを見せたタウは、ダブルレッグも切って足を止めての打ち合いで試合を締めた。立ち上がって拍手を送るダナ・ホワイト──結果はジャッジ3者とも初回と2Rが優勢だったスミスを支持した。

運命の時、アフマッド・ハッサンザダに関しては「ショーン・シェルビーが求めた」とサインを伝えると、満面の笑みを浮かべて「UFCで何ができるか。友よ、明るい未来が待っている」とアテバ・グーティエを迎え入れる。

しかしジョーイ・ハートをスプリットで下したベンジャミン・ベネットは、契約ができず。「ベイビー、こっちに来い」とタリソン・テイシェイラもUFC昇格を伝えると、激闘を制したショートノーティス出場のスミスを称えて契約を宣言した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep06 MMA MMAPLANET o UFC アフマッド・ハッサンザダ ダナ・ホワイト

【DWCS S08 Ep06】まるで、あの日の脱出劇のような逆転劇。ハッサンザダがマンテーロをRNCで破る

<ライト級/5分3R>
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)
Def.2R2分41秒by RNC
ダイラン・マンテーロ(米国)

左ハイ、左オーバーハンドを連続で見せ、スピニングバックフィストを繰り出したハッサンザダに対し、マンテーロが左フックを当てる。もう一度回転系のパンチからダブルレッグに出たハッサンザダだが、テイクダウンは奪えない。ジャブを当て、スピニングバックフィストの直後にボディショットを決めたマンテーロが精度で序盤は上回る。勢いので攻めるハッサンザダはジャブを当てると、ショートのワンツーへ。マンテーロはジャブから右ストレートを打ち返す。ハッサンザダ左を放ってダブルレッグへ。ケージにマンテーロを押し込むと、抱え上げケージ中央でスラムする。

クローズドガードの中でパンチを落とすハッサンザダが、エルボーを顔面に打ち込む。左足を抜かれたマンテーロはパスを許すが、マウント狙いにバタフライガードに戻す。しかし、スクランブルでバックを許したマンテーロはRNCを防ぐために自ら背中をつける。再度スクランブルでバック→正対してダブルレッグに入ったハッサンザダは、マンテーロを持ち上げる。ここで時間となったが、マットに投げ捨てた。

2R、圧を掛けるマンテーロが、ハッサンザダの左ローに右を合わせてダウンを奪う。起き上りながらダブルレッグ、ボディロックに出たハッサンザダは両ワキを差し返されても、シングルに切り替える。マンテーロはエルボーを側頭部に落とす。それでも組み続けるハッサンザダだが、テイクダウンは奪えず引き込む。ハイガードで三角を仕掛けようとしたハッサンザダだが、そのまま担がれてパスガードを許す。ハッサンザダはバギーチョークをセットする。上も下も動きは止まると、残り90秒でレフェリーがブレイクを命じる。

打撃で優勢のマンテーロ。ハッサンザダはダブルから引き込むが、付き合ってもらえずスタンドに戻らされる。スピニングバックフィストを空振りして、再び引き込んだハッサンザダは非常に厳しい状態に追い込まれる。賭けのような打撃戦で左フックを被弾したハッサンザダは、完全にラウンドを落とした。

最終回、ハッサンザダの左ミドルにパンチを合わせたマンテーロが、スピニングバックフィストへ。同じ技を返したハッサンザダだが、ワンツーからスリーと連打を受ける。ここからパンチを当てながら前に出たハッサンザダが、ワンツーをヒットさせる。スピニングバックフィストの空振りにテイクダウンを合わせ、またも引き込んだハッサンザダ。しかし、ここはフェイントですぐに起き上りながら組みつくとダブルレッグでテイクダウンを奪い、ついにスクランブルでバックを奪取する。前方に落とされず、四の字フックで寝技に持ち込んだハッサンザダはRNCをセットする。

マンテーロが落ち、まるで米軍撤退のカブールでタリバンの襲撃を受けながら、命からがら米国に避難できた──あの日のような逆転劇、涙にくれるハッサンザダだが、ダナ・ホワイトの冷めた表情は気になるところだ……。

「この試合のために2カ月ハードトレーニングをしたから諦めることはできなかった。UFCで試合がしたいんだ。アフガンの愛する人々に感謝している。家族が僕のモチベーションとなっている」と勝者は話した。


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45 AB BELLATOR Cage Warriors DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep06 LFA MMA MMAPLANET o UFC YouTube アテバ・グーティエ アフマッド・ハッサンザダ アライジャ・スミス アーロン・タウ ボグダン・グラッド マルコ・トゥーリオ 内藤由良 岩﨑大河

【DWCS S08 Ep06】内藤由良出陣=コンテンダーシリーズ。マオリのタウ、アフガンのハッサンザダも要注目

【写真】既に存在感がありまくるアーロン・タウ (C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDWCS S08 Ep06。
Text by Manabu Takashima

先週の岩﨑大河に続き日本から内藤由良が出場しアテバ・グーティエと対戦する今大会には、ケージ外のサイドストーリーが強烈なファイターが出場する。

それがオープニングファイトでダイラン・マンテーロと対戦するアフマッド・ハッサンザダだ。2021年8月、20年に渡りアフガニスタンに在留した米軍の完全撤退時、首都カブールの警察署で徒手格闘技を指導していたMMAファイターのハッサンザダは親米民主政権下側の人間とみなされ、タリバン武装勢力から命を狙われる状況に陥っていた。

実際に襲撃を受け、空港から国外への避難を図ったハッサンザダは警察署での身分と、MMAファイターであることを告げアフガンを去る軍用機の搭乗が許されたという壮絶な過去を持つ。


当時7勝1敗だったハッサンザダは、チーム・アルファメールに合流し2022年2月にLFAでデビュー。その年のコンテンダーシリーズに挑むも3RにKO負けを喫し、ステップアップはならなかった。その後、LFAでの再起戦でも判定負けを喫したがCage Warriors米国大会、Tuff-N-Uff(タフイナフ)で連勝し、再度の挑戦権を得た。

ムエタイベースの打撃、トップもボトムもこなすグラウンドと長い手足を武器としたスタイルのハッサンザダは、LFA初陣以外の勝利はTKO勝ちか一本勝ちを挙げているフィニッシャーだ。ただし、打と寝技の間にありMMAのコアといえるレスリングには課題が残っていたが、今では自らテイクダウンを仕掛けるウェルラウンダーに成長している。

対するマンテーロも昨年のコンテンダーシリーズで黒星を喫しておりセカンドチャンスに挑む同じ状況にあるファイターだ。今年のコンテンダーシリーズの特徴の一つが、マルコ・トゥーリオ、リズワン・クニエフ、ボグダン・グラッドら再挑戦組みの活躍と契約だ。ハッサンザダ、あるいはマンテーロの何れかがこの流れに乗ることができるか。

またメインに登場する豪州XFCのバンタム級チャンピオン=アーロン・タウも非常に興味深いファイターだ。マオリ族にとって高貴さの象徴と言われている顔へのタ・モコ(刺青)であるマタオラが一際目立つタウ。そのフィニッシュに至る殺傷能力の高さは、まさに神がかったよう。一心不乱に対戦相手を殴りつける姿は、狂気ささえ感じられる。

一見して南太平洋の民に見られる重厚ながら柔らかさのある肉体でなく、隆起した肩や上腕の太さは筋肉の鎧をまとっているようで、とにかく振り回し系のパンチが強い。また首相撲でなく、頭を押さえてのヒザ蹴り、組んでくる相手に対しての鉄槌等々、パワーあふれる攻撃力がタウの最大の持ち味だ。

対戦相手のエライジャ・スミスは2度のTUF出場、UFCとBellatorで合計3試合を戦っているギルバート・スミスと父に持つ親子鷹ファイターだ。テイクダウン&コントロールが軸にあるスミスだが、右はKOパワーを誇り接近戦も強い。それでいて寝技でもポジションを失う可能性もある腕十字を迷いなく仕掛ける思い切りの良さを持つ。

タウの粗さが勢いと化し、スミスを下がらせることができるのか。あるいはテイクダウンで釣っておいて、必殺の右の距離をスミスが構築することができるのか。KO必至のヘッドラインといえるバンタム級戦だ。

■視聴方法(予定)
9月18日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S08 Ep06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
アーロン・タウ(ニュージーランド)
アライジャ・スミス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タリソン・テイシェイラ(ブラジル)
アルトゥル・ロピス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ベンジャミン・ベネット(米国)
ジョーイ・ハート(米国)

<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
アテバ・グーティエ(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ダイラン・マンテーロ(米国)
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)

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Column LFA LFA124. MMA MMAPLANET UFC   アフマッド・ハッサンザダ ジョズエ・フォルミーガ フィリッピ・ブニス 堀内佑馬 田中路教

【LFA124】試合結果 タリバンから逃れて、ハッサンザダが米国初V。体重超過もフォルミーガは一本勝ち

【写真】体重オーバーは全くもっていただけないが、動きはさすがだったフォルミーガ(C)LFA

11日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナ・フェデラル・シアターでLFA124「Formiga vs Bunes」が開催された。

メインでUFCフライ級戦線で活躍したジョズエ・フォルミーガが、UFC復帰=再生を目指し、LFAに初出場──もフライ級からバンタム級に変更されたにも変わらず、体重オーバーのキャッチ戦で同朋のフィリッピ・ブニスと戦った。

結果、RNCで一本勝ちを収め改めて実力者ぶりを見せつけた。フォルミーガは、この一戦でUFC復帰を望んでいる節もあったが、計量失敗が如何に影響するか。またLFAに継続参戦した場合、バンタム級で戦うのか、それともフライ級になるのか。いずれにせよ、田中路教と堀内佑馬に嫌な相手になる一方で勝てばUFC当確というビッグネームの参戦だ。

またセミではタリバンに命を狙われ、米軍とともに母国アフガニスタンを離れたアフマッド・ハッサンザダが、スタンドでの強さを見せて4勝0敗だったジェイムス・ウィルソンに初黒星をつけ、米国デビューを果たしている。

LFA124「Formiga vs Bunes」
<139ポンド契約/5分3R>
○ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)2R1分53秒
RNC
詳細はコチラ
×フィリッピ・ブニス(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
○アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイムス・ウィルソン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ワルドー・コーテズアコスタ(米国)2R0分28秒
TKO
×デリック・ウィーバー(米国)
<160ポンド契約/5分3R>
○オースティン・ワームス(米国)1R1分18秒
腕十字
×ジャコビー・ジョーンズ(米国)
<バンタム級/5分3R■>
○ケイシー・ターナー(米国)1R2分16秒
TKO
×トリスタン・リンディ(米国)
<フライ級/5分3R>
○アン・ホー(米国)1R2分23秒
TKO
×ギルヘルミ・クロッシ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○ブレデン・パガオア(米国)1R1分05秒
TKO
×フェデリコ・フローレス(フィリピン)
<ウェルター級/5分3R>
○オヴィディオ・ボヨルケス(メキシコ)2R1分49秒
TKO
×ベン・グッドウィン(米国)


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LFA MMA MMAPLANET アフマッド・ハッサンザダ キック

【LFA124】アフガンからアメリカへ。ハッサンザダがウィルソンを切り裂き、LFA初陣で判定勝ち

<ライト級/5分3R>
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェイムス・ウィルソン(米国)

アフガニスタンはカブールの警察署で徒手格闘の指導をしていたハッサンザダは、タリバンの標的となり襲撃を受けて空港へ避難を図った。その際に米国軍兵士に自身の身の上とMMAファイターであることを告げると、撤退する軍用機への搭乗が許され米国へ。チームアルファメールで練習するようになった。

しかし両親は今もアフガニスタンに残っており、ハッサンザダは法的な解決のために必要な資金をMMAで得る決断をし、LFA出場という運びになった。とはいえ技量的に北米に通じるかは、未知数だ。

アフガニスタン・イスラム国の国旗をまとって入場したハッサンザダと対するウィルソンはキャリア4勝0敗、スタンフォード大レスリングクラブ出身でKING MMA所属のファイターだ。ジャブからローを伸ばす両者、ハッサンザダがワンツーで前に出てロングアッパーを伸ばす。ダブルジャブ&アッパーを見せたハッサンザダは、ダブルレッグでテイクダウンを許すとガードを取ってエルボーを放つ。

ウィルソンは腰を上げてパウンド、ハッサンザダが頭を引き寄せる。ハッサンザダの蹴り上げを掻い潜って抑えにかかったウィルソンは、三角絞め狙いからの草刈りスイープにもトップをキープする。ウィルソンは足を一本抜き、ケージにハッサンザダを押し込んでいく。ケージキックもスクランブルに持ち込めないハッサンザダは、下から打撃を続ける。残り1分を切り、引き続き下からエルボーを当て、立ち上がったウィルソンのバランスを崩しになかったハッサンザダだがガードを取ったままで初回を戦い終えた。

2R、ジャブから右を伸ばすハッサンザダが、ワンツーで右を当て、アッパーを打ちこむ。さらに右エルボーを打ち込み、ヒザ蹴り、エルボーで額をカットしたウィルソンに右ストレートを当て、ダブルレッグをスプロールする。シングルに切り替えたウィルソンのボディを殴るハッサンザダは、立ち上がって離れることに成功する。

ここでウィルソンにドクターチェックが入る。試合は続行され、ハッサンザダがジャブから再びエルボーを狙う。ウィルソンも右フックを振るい、右ストレートにシングルを仕掛けテイクダウンを決める。ハッサンザダはここもエルボーを入れ、腰を切って腕十字を狙う。ウィルソンは腕を抜き、ガードの中に収める。

トップにいても足を抜けず、有効なパウンドも落とせないウィルソンが鉄槌を落としていく。ハッサンザダも下からエルボーを見せるも、クローズドを続けている。鉄槌に切り替えたハッサンザダが、エルボーを打ちつけると鈍い音が響く。ウィルソンは胸をつけて抑え、時間に。

最終回、ウィルソンがスーパーマンパンチを振るうが空振りに。ハッサンザダが右ローを蹴り、ジャブから前蹴りを繰り出す。ウィルソンはシングルからハッサンザダを肩に担ぎテイクダウンへ。足首を掴んで防ぐハッサンザダが足を組んで横三角へ。右腕を入れ、絞めを防いだウィルソンは、立ち上がったハッサンザダをケージに押し込む。

ハッサンザダは小手投げから、引き込んでクローズドガードの態勢に。ここはマイナス評価か。ウィルソンもガードの中で動きが少なく、時間は残り1分を切る。このタイミングでレフェリーがブレイクを命じず、ハッサンザダはオープンガードへ。ウィルソンがパウンドを空振りし、ハッサンザダが下からパンチを繰り出してタイムアップに。

2Rは明確にハッサンザダ、初回と3Rはトップで抑えたウィルソンと、下から打撃を見せたハッサンザダの何れが優位と判断されるか。解説を務めたギルバート・メレンデスは、ハッサンザダを支持している。結果、フルマークでハッサンザダが判定勝ちを決め、通訳を務めた人物が、『彼はこう言いたいんだ』と前置きをして「入国を認めてくれた米国政府、米国兵の思い遣りに感謝している。家族が国境を越えて、ここにやってくるための第一歩になった。父、母、アフガニスタンの皆のサポートに感謝している。次は100パーセントの準備をして試合の臨む」と話した。


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BELLATOR LFA MMA MMAPLANET UFC   アフマッド・ハッサンザダ アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ エド・ソアレス ジョズエ・フォルミーガ セルジオ・ペティス フィリッピ・ブニス ブランドン・モレノ 佐々木憂流迦 修斗 海外

【LFA124】計量終了 注目の初出場=フォルミーガが大幅体重オーバー。アフガンからハッサンザダも

【写真】フォルミーガ、頬をふっくらしていないか?! (C)LFA

11日(金・現地時間)、アリゾナ州フィニックスのアリゾナ・フェデラルシアターでLFA124「Formiga vs Bunes」が開催される。

メインはジョズエ・フォルミーガ×フィリッピ・ブニスというRFAを思わせるマッチアップが実現した。


LFAは2017年1月にテキサス・ベースのLegacy Fighting Championshipとカリフォルニア・ベースのResurrection Fighting Allianceが合体し、Legacy Fighting Allianceとして活動を開始したプロモーションだ。

LFCとRFAが全米五指に入るフィーダーショーで、その2つのプロモーションが一つになったことでLFAは揺らぐことのない北米#01のフィーダーショーとなった。LFC代表のミック・メイナードはUFCに転じて、タレントリレーションの二大巨頭に収まり、RFAのトップだったエド・ソアレスがLFAの舵取りをしている。

そのソアレスが率いていたRFA──RはResurrectionの頭文字でレズレクションには復活という意味がある。今やLFAは世界各地からUFCやBellatorへステップアップする若い選手のサバイバルの場となっているが、RFA時代はメジャーをリリースされたファイターの再起を図る再生工場の役割を持っていた。

そういう背景があり、1985年4月生まれの36歳、UFCには2012年10月からパンデミック発生直後の2020年6月まで7年9カ月に渡り在籍していたフォルミーガの出場はRFAを思い起こさせる。

最後の3戦はジョセフ・ベナビデス、ブランドン・モレノ。アレックス・ペレスというタイトルコンテンダー(※モレノは王座奪取)に連続で星を落としているフォルミーガだが、それ以前には現王者デイヴィソン・フィゲレイド、現Bellator世界バンタム級王者のセルジオ・ペティス、日本の佐々木憂流迦、UFC入り前はTachi PFでマモル、修斗ブラジルでアレッシャンドリ・パントージャ、日本でBJを破っている。

フォルミーガはシングル及びダブルレッグからバックに回り、両足をフックしRNCを狙いつつ、コントロールという勝利の方程式を持っている。

今回、フォルミーガは元々フライ級で同朋の柔術黒帯フィリッピ・ブニスと対戦予定あったが、ファイトウィークにバンタム級に変更──も、10日(木・同)の計量で139ポンドと大きくバンタム級のリミットを上回り、キャッチウェイト戦で両者は戦うことになった。

フライ級から比較すると、14ポンドと6.35キロも重く、復活への意志がどれだけ強いのか、期待が大きかっただけに残念すぎるフォルミーガだ。

また今大会ではコ・メインでアフガニスタン人ファイターのアフマッド・ハッサンザダが、ジェイムス・ウィルソンと対戦する。

日本では全く無名のハッサンザダは、2016年4月のMMAデビューから今年3月まで7勝1敗の戦績を残し、黒星を喫した一戦のみが海外=ベラルーシでの試合で7試合は母国の大会で戦ってきた。

ご存知のようにアフガニスタンはタリバンが昨年8月に全土を大統領府を占領し、大統領は国外に亡命した。4月に決定したように8月中に駐留米軍が、続いて多国籍軍が国外に撤退し、各国の大使館関係など親米政権関係者の国外脱出が図られていた。

計量にアフガニスタン・イスラム国時代の国旗カラーをペイントし現れたハッサンザダ。アフガニスタンで育ったファイターが、情勢の変化ともに母国を離れ、LFAでどのようなファイトを見せるか──。

■視聴方法(予定)
2月12日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA124対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
フィリッピ・ブニス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アフマッド・ハッサンザダ(アフガニスタン)
ジェイムス・ウィルソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルドー・コーテズアコスタ(米国)
デリック・ウィーバー(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
オースティン・ワーム(米国)
ジャコビー・ジョーンズ(米国)

<フライ級/5分3R>
アン・ホー(米国)
ギルヘルミ・クロッシ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・ターナー(米国)
トリスタン・リンディ(米国)

<フライ級/5分3R>
フェデリコ・フローレス(フィリピン)
ブレデン・パガオア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・グッドウィン(米国)
オヴィディオ・ボヨルケス(メキシコ)

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