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o キック 新井丈 猿丸ジュンジ 石井逸人 関口祐冬

修斗250119:メインイベント・関口祐冬 vs. 安芸柊斗

フライ級暫定王座決定戦5分5R。

フライ級正規王者の新井丈が休養のため期限内に防衛戦を行うことができないため、暫定王座決定戦が組まれた。

関口はランキング1位だった23年3月、当時ストロー級王者の新井にタックルを切られてパンチを効かされる展開で判定負け。そこから現在3連勝中。昨年5月には石井逸人にKO勝ちし、王者新井に対戦要求していた。27歳。

安芸は23年7月、新井の持つストロー級王座に挑戦したが、1RでKO負け。その試合を最後に階級をフライに上げている。フライ級初戦はかつて父を破ったこともある猿丸ジュンジ引退試合で、バックマウントからのパウンド連打でKO負け。しかし昨年は2戦して2勝で、ランキングを2位まで上げた。24歳。

サウスポーの関口に安芸はオーソドックス。左オーバーハンドを見せた関口。オーソドックスにスイッチする。安芸のワンツーがヒット。一瞬動きが止まった関口。安芸のワンツーがまたクリーンヒット。関口タックルに入ったが切った安芸。カーフキック。関口またタックルに入ると安芸切った。右を入れる。関口はノーガードに構える。飛び込んできた関口に組みついてケージに押し込んだ安芸。離れた。バックスピンキックをボディに入れる関口。安芸の左フックがヒット。関口はガードを下げて挑発する。残り1分。安芸が前蹴りを腹に入れる。カーフキック。左のパンチを振る安芸。1R終了。

2R。オーソドックスに構えた関口が三日月蹴り。安芸も三日月蹴りを返す。ケージまで下がった関口。右をヒットさせる安芸。左右のパンチを振って出る関口だが、安芸にプレッシャーを掛けられまた下がる。お互いスイッチを繰り返す。関口が左右のパンチを振って出るが、バックステップでかわした安芸。浴びせ蹴りを見せた関口。安芸がパンチからタックルに入る。リフトしてテイクダウン。しかしグラウンドには行かずに立たせた。詰めた安芸の右がヒット。飛び込んだ関口の足をたぐった安芸。がぶると足をすくって寝かせたが。自ら離れてスタンドに。残りわずかで安芸がタックル。テイクダウンしたところで2R終了。

3R。関口が間合いを詰めると左右のフックをフルスイング。距離を取る安芸だが、関口がパンチで間合いを詰めてケージを背負った安芸にタックル。シングルレッグから足をかけてテイクダウンを狙うが、ケージでこらえた安芸。シングルレッグでグラウンドに引き込もうとしたが、離れた安芸。関口タックル。安芸はがぶって首を抱える。首に巻かれた腕を外した関口がケージに押し込んでテイクダウンを狙うと、安芸はまたギロチンに抱えた。しかし関口はテイクダウンするとサイドからヴォンフルーチョーク。解除した安芸が後転スイープで上を取る。立ち上がりスタンドに。関口が詰めるとケージ際でタックルに。ダブルレッグでテイクダウンした関口はパウンドを連打する。安芸は下からホールド。3R終了。

4R。関口すぐに間合いを詰めてパンチを振るが、安芸が右フックをヒットさせる。一瞬膝を着いた関口だが、効いてないとアピール。関口がタックルへ。首を抱えた安芸。関口が潜ってスイープを狙うが、安芸は返させずにこらえるとバックに回る。関口は反転して向き直るとダブルレッグに。こらえる安芸のバックに着こうとする。向き直って離れた安芸。関口のカーフキックで安芸が足を払われダウン。関口すぐにバックに回りリアネイキドチョークを狙う。外れたがバックをキープし殴る。バックからチョーク!喉元に入り安芸タップ!

4R3分24秒、スリーパーホールドで関口一本勝ち。フライ級暫定王者に。

勝った関口が正規王者新井をケージに招き入れる。

新井「関口君が少しはまともなことを言うようになったなと。暫定王者、おめでとうございます。明日からはチャレンジャーとして、関口祐冬からベルトを奪うつもりで行く。前回は仕留めきれなかったので、今度は必ずKOか、もしくはKOで。必ず仕留めに行くんで、みなさん期待してください」

試合後、大会MVPを受賞した関口は、「前回の新井戦は、打撃が怖くて逃げ回って恥ずかしい試合だった。今度は恩返しとして、自分が新井君をマットに沈めます」とコメントした。

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o UFC Wardog マックス・ザ・ボディ ライダーHIRO 修斗

修斗250119:セミファイナル・エフェヴィガ雄志 vs. ライダーHIRO

西尾がエフェヴィガに挑戦する環太平洋ライト級タイトルマッチが予定されていたが、西尾が体調不良により欠場。同じ宇留野道場のライダーHIROが代役としてノンタイトル戦でエフェヴィガと対戦する。

エフェヴィガはここまで9戦全勝で、現在5連続フィニッシュ勝利中。ランカー相手から対戦を断られる状況が続いており、国際戦が続いていたが、11月にマックス・ザ・ボディと環太平洋王座決定戦で対戦。マックスのパンチを貰う場面もあり、快勝とはいかなかったが、2Rにテイクダウンしてからのパウンド・ヒジのラッシュからのチョークで一本勝ちしている。25歳。

ライダーHIROは昨年9月から修斗に参戦。極めを狙いに行くスタイルで沸かせたものの3連敗を喫している。直近ではWardog Cage Fightで2戦し、いずれもツイスターによる一本勝ち。本来のバンタム級から2階級上げての試合となる。38歳。

サウスポーのエフェヴィガにライダーはオーソドックス。ミドルを蹴ったエフェヴィガ。下がるライダー。ローで足が流れる。パンチを入れるエフェヴィガ、ダウン気味に下になったライダー。ハーフのライダーにヒジを入れるエフェヴィガ。鉄槌連打。ライダーがガードを取ると離れる。プレッシャーを掛けられケージを背負うライダー。詰めるエフェヴィガにタックル。切られて引き込むライダー。エフェヴィガは離れて立たせる。またケージを背負った清水のタックルを切ったエフェヴィガ。今度はバックに回る。バックから殴るエフェヴィガ。立ったライダー。間合いを詰めるエフェヴィガにタックル。また切ったエフェヴィガがバックからパウンド。四の字バックからリアネイキドチョーク。ライダータップ。

1R4分33秒、スリーパーホールドでエフェヴィガ一本勝ち。

エフェヴィガ「見ての通り試合にならなかったし、チョークで終わって良かったです。これで取り返しのつかない怪我でもなったら仕方なかったんで。西尾選手は前の試合も断って逃げて、今度は体重オーバーして。もう二度と僕の人生に関わることないんでいいですけど。これからはもっと本当にヤバいやつら、UFCとかにいるやつらと試合する僕がみなさん見たいと思うんで、どんどん世界に挑戦していきたいと思います」

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45 AB MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#01 ブログ 人見礼王 清水俊一

【Shooto2025#01】人見礼王が1・2Rは打撃でリードするも、3R終盤の減点で清水俊一とドロー

【写真】人見がグラウンドで清水の顔を蹴った…というよりも足が当たった形で減点。人見にとっては悔やまれるドローだった(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
人見礼王(日本)
Draw.0-0:28-28.28-28.28-28
清水俊一(日本)

いきなりサウスポーの人見がスピニングバックキックを繰り出す。組みつこうとする清水だが距離が遠い。清水がインローを蹴ると、人見が右の蹴りと左ミドルを返す。人見は左ストレートから前進し、清水がケージを背負うと左ミドルを蹴る。さらに人見は右のサイドキックと左ミドル。清水は人見が前に出たところでシングルレッグで組んで、人見の左足に絡む形でハーフガードで引き込む。

人見は右ヒジを落としつつ、清水の背中をマットにつけさせ、清水の右腕にアメリカーナを狙う。ここで両者の動きが止まってブレイク。再開後、人見がスピニングバックキックを見せ、前に出て左ストレートを打つ。ここで清水がシングルレッグで組んでテイクダウンすると、人見は清水の左腕にキムラを狙う。

2R、人見が打撃のプレッシャーをかけて前に出る。清水は細かいステップから組みのフェイントを入れて右ミドル。人見はインローを蹴り返し、右フックで飛び込みつつ左ミドルを蹴る。清水が前に出ていくと、人見が右フックから左ストレート。人見はこの左ストレートを顔とボディに打ち分け、右フックにつなげる。前に出る清水が右ストレートから組みつくと、人見は両差しで清水をケージに押し込む。

ブレイク後、人見が右のフェイントを入れ、清水の右ミドルに右フックを合わせる。清水は細かく右ストレートで前進。人見は右フックを返し、左アッパーと右フック、左のロングフックを打ち込む。清水が右ミドルを蹴り、ダブルレッグから引き込むと、人見はハーフガードからヒジを落とす。

3R、人見が右フックから左ストレートで飛び込むと、清水のインローがローブローとなる。インターバル後、人見がステップしながら右フックを打つが、ここで足を負傷したか、人見はステップを踏めずに足が止まる。清水は前に出て左フックを当て、人見は右フックと左ミドルを返す。

ここで清水がシングルレッグでテイクダウンすると、人見の後ろに回り込む。清水は立ち上がろうとする人見を寝かせ、足を四の字に組む。清水は細かいパンチを入れながら腕十字を狙い、人見も足を外して正対しようとするが、清水がバックキープを続けて人見の右足に二重絡み・シングルバックへ。ここで清水が股裂きのような形になると、人見の左足が清水の顔面に当たってしまい、清水にインターバルが与えられ、人見は減点1となる。

同じ状態から試合再開となり、両者が足関節を狙いあったところで試合終了。判定はジャッジ3名とも28-28のイーブン、人見としては3R終盤の減点1が悔やまれるドローとなった。


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Grachan MMA o ONE キック 修斗 野瀬翔平

修斗250119:第7試合・人見礼王 vs. 清水俊一

バンタム級

人見は23年にGRACHANで行われたJ-MMA Rookies CUPフェザー級で準優勝。昨年から修斗に参戦し、2試合連続でKO勝ち。環太平洋王座決定トーナメントに抜擢されると、野瀬翔平に一本負けしたが、打撃で追い込む場面を作りインパクトを残した。24歳。

日本の国内主要団体のみならず、世界各地のプロモーションでも試合をし続けている清水が修斗初参戦。昨年はベトナム、中国での試合の他、ROMAN ONEでの道着着用MMAも経験している。39歳。

開始と同時にバックスピンキックを放った人見。サウスポーに構える。清水はオーソドックス。左ミドルを入れた人見。清水はインロー。左ボディストレート、三日月蹴りを入れる人見。さらに左ミドルがボディにヒット。飛び込んだ人見。清水は引き込み気味に下になる。ハーフの清水。押さえ込んだ人見。清水の右腕にアメリカーナ。両手でクラッチして防いだ清水。残り1分。押さえ込んでいた人見だがブレイクがかかる。またバックスピンキックを見せた人見。パンチで飛び込んだ人見に清水がシングルレッグでテイクダウン。人見はアームロックを仕掛けながら凌ぐ。1R終了。

2R。プレッシャーを掛ける人見に清水はサークリング。タックルのフェイントを見せる。ミドルを出した清水。人見は左ボディから右ストレートを放ちヒット。清水が前に出るが、人見のワンツーがヒット。バランスを崩し手を付いた清水だが、人見は付き合わず立たせる。ボディブローを入れる人見。ワンツー。清水が間合いを詰めるとタックルに。受け止めた人見がケージに押し込む。動きがなくブレイクがかかる。両選手消極的ということでレフェリーが口頭注意を与える。再開。ミドルを蹴る清水。もう一発ミドルを出したが、そこに人見の左がヒットしバランスを崩した。サークリングする清水。下がって誘う人見。清水が出てきたところに右を打ち込む。ケージを背負って待ち構える人見。清水シングルレッグ。潜った清水だが、人見は上からヒジを入れていく。2R終了。

3R。人見のワンツーと清水のローが交錯したが、蹴りがローブローになりタイムストップ。再開。間合いを詰める清水。人見左足を痛めたのか、足を引きずっている。ケージ際まで下がった人見。清水タックルへ。テイクダウン。ケージを使って立ち上がった人見だが、スタンドバックから清水が後方に引き込んだ。ハーフバックから両足フックしてバックから殴る。四の字ロックに切り替えた清水。残り2分。バックから腕を狙う清水。人見立ち上がるがまたテイクダウンした清水。ハーフバックの体勢に。人見が左足のかかとを落としたが、グラウンドの清水の顔面にヒットしタイムストップ。目にヒットしたため回復時間が取られる。人見に反則の蹴りに対する減点1で再開。ハーフバックの体勢から再開。再開後50/50ガードからすぐに足関を狙う清水。人見もヒールを仕掛ける。タイムアップ。

ジャッジ三者28-28の0-0でドロー。

退場時にも左足を引きずっていた人見。反則減点もあり勝ちを逃した。

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45 AB MMA o YouTube チャンネル 竹浦正起

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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#01 田口恵大 知名昴海

【Shooto2025#01】好勝負が展開されるも田口のグラウンドヒザ=残念な反則決着に。知名が新人王を獲得

【写真】知名、田口ともに良さが出ていた試合内容だけに反則決着は残念。決着戦が見たい(C)MMAPLANET

<2024年度新人王Tストロー級決勝/5分2R>
知名昴海(日本)
Def.2R3分47秒 by DQ
田口恵大(日本)

サウスポーの知名に田口が左ローを放つ。右手を伸ばして距離をはかる知名に対し、田口はローから攻めていく。左前蹴りを見せる知名は、軽くパンチから組みに行くも、バックステップでかわされると深追いはせず。鋭い左ローを極め続ける田口に、知名が左ストレートからボディロックで組んだ。左足を刈るも倒せず、ケージに押し込みながら左ヒザを顔面に突き上げる。さらに小外刈りで揺さぶるも、田口が左腕を差し上げている。

田口も右ヒザを突き上げ、大外刈りでクリーンテイクダウンに成功した。背中を着かされた知名が左オーバーフックへ。田口が右パウンドを浴びせる。頭を着けて抑え込む田口の左腕をキムラで抱える知名。そのままスイープを狙うも、一度返された田口がトップを維持する。知名は腕を離さず、伸ばしながら腕十字にも移行しようとしたところでラウンド終了のホーンが鳴った。

最終回、田口の左ローが当たる。知名が飛び込み、田口にヒザを着かせて、そのままドライブした。左腕を差し上げる知名。田口も右オーバーフックで投げを打つ。耐えた知名は、立ち上がる田口をケージに押し込んだ。ボディロックから小外刈りで崩した知名がバックを狙う。ハーフバックの状態からトップに回った知名がパスを仕掛けるも、田口がフックガードで守る。

さらにラバーガードからヒジを打ち込む田口。知名は右側へ足を一本越えた。知名が田口の右腕をすくうと、田口はブリッジでトップに。そのまま右腕をキムラで抱えている田口が腕を伸ばしながら上になり、胸を合わせて腕を伸ばしにかかる。田口は体を起こしてケージに背中を着け、キムラにこだわる知名から離れる。

右オーバーフックから投げを打った知名の顔面に、棚口が右ヒザを突き刺すも、これは知名が左手を着いた状態であり反則だ。審判がスルーすると、さらに田口はケージ際で知名が手を着いている状態で顔面にヒザを浴びせてしまう。うずくまる知名、レフェリーが割って入った。ここで田口に反則があったとして、知名にドクターチェックが入る。試合続行不可能と判断され、知名が反則勝ちが新人王を獲得した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ ヘナト・モイカノ ベニール・ダリューシュ

【UFC311】「このベルトが欲しければケージに来い」マカチェフが代役モイカノにダースを極めて王座防衛

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] イスラム・マカチェフ(ロシア)
Def.1R4分05秒 by ダースチョーク
[挑戦者] ヘナト・モイカノ(アルメニア)

当初、マカチェフはアルマン・ツァルキャンと対戦予定だったが、大会前日にツァルキャンが欠場。同大会でベニール・ダリューシュと対戦予定だったモイカノが急遽マカチェフに挑戦することとなった。

サウスポーのマカチェフに対し、モイカノがインローと右ミドルを蹴る。マカチェフも左ストレートから前に出るが、モイカノは」左フックを返してインローを蹴る。マカチェフは左ストレートと左ハイ、モイカノはやはりインローを蹴る。マカチェフは右手を細かく動かして左ミドルにつなげる。モイカノも左を返してインロー、マカチェフは左ストレートを伸ばす。

マカチェフが右・右フックから左ストレートで前に出ると、モイカノが右ストレートから左フック。これで尻餅をついたマカチェフだが、すぐに立ち上がって左ストレートからのニータップでテイクダウンを奪う。モイカノの右足を超えてハーフガードでトップキープするマカチェフは細かくパンチを入れる。モイカノも足を戻して距離を取り、体を起こして立ち上がろうとするとマカチェフがモイカノをがぶって右腕を深く入れてダースチョークへ。これでモイカノからタップを奪い、マカチェフが一本勝ちで王座防衛に成功した。

試合後、マカチェフは「いつもフィニッシュを狙っている。口だけじゃない。対戦相手が少しでも隙をみせれば、そこをつく。1日前に対戦相手が代わることも気にしない。この体重にして、ケージの前に立ち塞がる人間と戦う。このベルトが欲しければケージに来い」とベルトを肩にかけてコメント。敗れたモイカノは「1日前じゃない。人生のなかで、得た機会だ。この時のために生きてきたから、とても悲しい。今日、イスラムは僕よりずっと良かった。色々と話すことはあるけど、今じゃない。僕は終わらない。また、このようなチャンスが巡ってきたらベストを尽くす」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 ウマル・ヌルマゴメドフ ダナ・ホワイト マシン マラブ・デヴァリシビリ

【UFC311】人間永久電池。序盤劣勢のデヴァリシビリがRが進むほどウマルを圧倒、3-0で防衛に成功

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
マラブ・デヴァリシビリ(ジョージア)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)

サウスポーに構えたウマル。デヴァリシビリと同様に、すぐに距離を詰めることはなく様子見で距離を取る。蹴りの間合いから、右ジャブを伸ばしたウマルはデヴァリシビリの左ローに左を合わせていく。直後に距離を詰めて、押し倒すように突っ込んだデヴァリシビリはすぐに起き上ったウマルにボディショットを入れる。続いてボディから左右のフックは空振りとなったチャンピオンは、続くシングルレッグを切られると同時に右フックを2発見せた。

ウマルが左ミドルを届かせ、右ミドルからワンツー。距離が近づくと、逆にシングルレッグを仕掛ける。反転して足を抜いたデヴァリシビリに、ウマルは跳びヒザを狙う。これは空を切り、ウマルは蹴りからテイクダウンへ。受けのレスリングも強いデヴァリシビリはパンチが届く距離で拳を振るう。しかし、間合いを取り直したところで右ストレートを被弾。インパクトで挑戦者がとってもおかしくないラウンドとなった。

2R、前足でハイを狙ったウマル。デヴァリシビリのジャブ後に、左を伸ばす。続いて組みにきたところでショートのコンビを入れる。それでも前に出るデヴァリシビリだが、ダブルは取れず未だにケージに押し込むこともできていない。と、右オーバーハンドからシングルを切ったウマルがスプロールからバックに回る。そのままワンフックでグラウンドに持ち込んだウマル。リストコントロールを切ったデヴァリシビリがスタンドに戻る。王者の右オーバーハンドからシングルにも足を掴ませないウマルは、逆に蹴りを見せて組みも仕掛ける。

デヴァリシビリはシングルを蹴って、ショートのワンツー。さらに左からボディを見せて、距離を詰める。ついに右を振って組んだデヴァリシビリが、ケージにウマルを押し込むことに成功する。ウマルは押し返してヒザ蹴り、オクタゴン中央に戻るとデヴァリシビリが離れた。ウマルは王者のステップインにカウンターを合わせようとして、右を当てる場面も。殴られても組もうとするデヴァリシビリを組ませないウマルが、この回も取った。

3R、ウマルは後ろ足だった右で前蹴りを見せ、そのまま前足としてサウスポーで構える。凄まじい圧とともに距離を詰めたデヴァリシビリのテイクダウン狙いも、姿勢こそ乱したが切ったウマルはスピニングバックフィストを簡単にかわす、デヴァリシビリは蹴りに右を合わせて、前に出る。そこに一発でなくコンビで待ち受けるチャレンジャーは、またもシングルレッグをスプロールする。

左インローが急所をかすめるが、試合は続きデヴァリシビリがショートを入れる。さらに右オーバーハンドで圧を掛けるなど、王者の勢いがウマルを上回り始める。ここでテイクダウンを狙ったウマルは、逆にシングルレッグで倒される。スタンドで待ち受けたデヴァリシビリは、いよいよエンジン全開となったかダブルレッグでテイクダウン──と思いきや、ウマルは後方にフリップしてスクランブルに持ち込む。

ケージに押し込まれながら笑顔を浮かべ、観客席を見やった王者はウマルが離れると右を振って前に出る。ウマルもカウンターの右フックを繰り出し、左インロー。そしてシングルレッグからバックに回る。尻もちをつかされたデヴァリシビリは、直ぐに立ち上がって観客席に右の拳を突き上げた……が、終盤にテイクダウンを許したことはどうジャッジに影響を与えるだろうか。

4R、圧を掛けるデヴァリシビリ。ウマルはカウンター狙いというよりも受け身となり──居着き始めたか。手数で上回るデヴァリシビリが、シングルレッグでテイクダウン。立たせて、ダブルレッグで尻もちをつかせる。懸命に立ち上がったウマルの顔には、完全に疲労の色が浮かんでいる。パンチ、テイクダウンと攻勢のチャンピオンが右ボディストレート。

ウマルは口が開いているが、それでもダブルをスプロールする。近い距離のパンチの打ち合いでも、圧で上回るデヴァリシビリが右をヒット。さらにボディを入れて、組みへ。対応したウマルは逆にシングルレッグも、序盤のような力強さはない。それでもカウンターを決めたウマルだが、勢い取り戻すことはできない。デヴァリシビリも当然疲れているが、能動的に動き続けている。チャンピオンの動きに反応するという動きが続くウマルは、シングルに出てヒザをついて動きを止めるシーンも。ならばと立ち上がったウマルに組みついたデヴァリシビリがテイクダウンを決めて、スクランブルでバックへ。組んでパンチを入れるデヴァリシビリは、完全に勢いでウマルを上回った。

最終回、ファンを煽ったデヴァリシビリは、すぐに距離を詰めることなく間合いを測る。スピニングバックフィストは空振りとなった王者は、直後にテイクダウンを狙う。ウマルは切って、ジャブを伸ばす──が、体が流れている。必死で続くシングルを切ったウマルに、連続でテイクダウンを仕掛けるチャンピオン。倒せなくとも、反応させパンチを見せて組んで一気にドライブ。ケージにウマルを押し込み、ボディロックへ。自ら離れたデヴァリシビリは左に回るウマルのシングルをスプロールし、右を届かせる、左を返したウマルも最後の力を振り絞る時間帯に入ったか。

ウマルは左ミドルを決め、真っ直ぐ飛び込んできたデヴァリシビリを押し返す。デヴァリシビリはシングルレレッグへ、腕を差して耐えたウマルが左を伸ばす。チャンピオンはニータップ、切ったウマルが左ハイを狙う。続いてジャブを当てたチャレンジャーは、シングルを切りスイッチで前に出る。残り40秒で、右をヒットさせたデヴァリシビリは動き止まったウマルをテイクダウン。そのままスタンドで待ち受けてファンに両手を広げてアピール。直後にダブルレッグで倒し、立ち上がったウマルをボディロックで後方に組み伏せたデヴァリシビリはパンチも落とさず、抑えもせずに観客に勝利をアピールして立ち上がって試合終了を迎えた。

凄まじいスタミナ、精神力。序盤は完全に試合をリードされながら、3Rで流れを変えて4Rと5Rは圧倒したデヴァリシビリ。ジャッジ48-47が2人、49-46が1人と王座初防衛に成功したデヴァリシビリは、ダナ・ホワイトに「言いわけしない。でもケガをしていたんだ。UFCは全てを与えてくれた。どれだけガッカリしたか……」と話し、ジョー・ローガンのインタビューへ。

「僕はマシン。実は6日前に足をカットし、感染した。今日はまあ動けた。でも、しっかりと練習できなかった影響はあった。ウマルはタフ、良いファイターだ。彼は僕を年寄りだと言ったけど、確かに年寄りだ。でも毎日、ハードワークをこなしている。オールドスクールはハードワークを信じている。皆、自分を過小評価してイジメないでくれ。自分を信じよう。なんでも可能になるから。僕はアンダードッグだった。でも、自分を信じていた」と絶叫した。

対してウマルは「1Rが終わって、拳を折ったみたいだ。だから自分の戦いができなかった。ビデオを見てみるけど、僕は負けていないと思う。彼はタフだと分かっていたけど、とにかく拳をやっちゃったから」と話した。


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AB o UFC ルキヤ

UFC311:メインイベント・イスラム・マハチェフ vs. ヘナート・モイカノ

ライト級タイトルマッチ5分5R。モイカノ10位。

マハチェフはペレイラ、パントージャと並んで現王者で最多となる3度の防衛に成功しており、ここで勝てば単独1位となる。UFC2戦目で出会い頭のパンチでKOされたのがキャリア唯一の敗戦で、現在14連勝中。当初は判定での勝ちも多かったが、直近8戦ではヴォルカノフスキーの1戦目を除いてフィニッシュ勝利(2KO・5一本勝ち)。パウンド・フォー・パウンドランキングでも1位となっている。33歳。

当初はUFCデビュー戦でマハチェフと対戦したアルマン・ツァルキヤンが6年ぶりの再戦でタイトルに挑戦する予定だったが、計量当日になってツァルキヤンが背中の痛みを訴え欠場。急遽、ベニール・ダリウシュと対戦予定だったモイカノがタイトルに挑戦することが決まった。

ビッグチャンスを掴んだモイカノは現在4連勝中。UFCでの12勝中、チョークでの勝利が6回あるグラップラーだが、直近のジェイリン・ターナー戦、ブノワ・サン・デニ戦ではマウントからのパウンドでダメージを与えてのKO勝ち。武器を増やしたことで一皮むけている。本来挑戦予定だったツァルキヤン、前回マカチェフに挑戦したポワリエと同じATTでトレーニングする35歳。

サウスポーのマハチェフにモイカノはサウスポー。飛び込んでワンツーを入れたマハチェフだが、打ち終わりに右を返したモイカノ。ミドルを入れたマハチェフ。お互い前手を伸ばして距離を測っている。左を入れたマハチェフ。モイカノの右から左フックがヒットし一瞬バランスを崩したマハチェフ。モイカノ右ミドル。マハチェフタックルへ。ダブルレッグでテイクダウン。ハーフで固める。固めながら細かい打撃を入れる。モイカノ下から足で距離を作り立ちに行くが、立ち際にモイカノの首を抱えたマハチェフ。ダースチョーク!絞めるとモイカノタップ!

勝ったマハチェフは「対戦相手が変わったが関係ない。ライト級の体重の相手なら誰でもいい。このベルトが大好きだ。欲しかったらケージに上がってこい」と勝利の弁を述べた。

敗者のモイカノは「言いたいことはたくさんあるが今は言わない。自分はまだ終わっていない。努力するところがたくさんあるから、また戻ってくる」とコメント。

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AB o UFC キック ショーン・オマリー

UFC311:セミファイナル・メラブ・ドバリシビリ vs. ウマル・ヌルマゴメドフ

バンタム級タイトルマッチ5分5R。ヌルマゴメドフ2位。

王者ドバリシビリは初防衛戦。スターリングが王者だった当時は、同門で友人ということもあり挑戦の機会がなかったが、スターリングを破ったショーン・オマリーのタイトルに昨年9月に挑戦。4Rまでタックルからのテイクダウンでオマリーを封じ込め、最終ラウンドにオマリーの蹴りでボディを効かされるも、逃げ切って勝利。フェザー級王者イリア・トプリアに続きジョージア人2人目の王者となった。テイクダウン数85回(13試合)はジョルジ・サン・ピエールの90回(22試合)に続くUFC史上2位。34歳。

ヌルマゴメドフは引退した従兄弟のハビブ、来週Road to Dubaiで防衛戦を行う弟のウスマンに続き、無敗での王座戴冠を狙う。強すぎるがゆえに、対戦を避けられていたため、なかなかランカーとの対戦が実現せず、前戦で初めてランカーのコーリー・サンドヘイゲンとの対戦が実現。スタンドでサンドヘイゲンのバックを奪い、スクランブルで逃れようとするサンドヘイゲンからしっかりとバックをキープし続けての判定勝ち。ムエタイのキャリアもあり、キック世界王者のサンドヘイゲン相手に打撃でも上回って勝利している。UFCではまだテイクダウンを許したことがない。29歳。

オッズでは挑戦者ヌルマゴメドフがフェイバリットとなっている。

オーソドックスのドバリシビリにヌルマゴメドフはサウスポー。前蹴りで牽制するヌルマゴメドフ。カーフを蹴ったドバリシビリ。遠い間合いで牽制する両者。ワンツーを打ち込んだヌルマゴメドフ。ドバリシビリは右オーバーハンドから組みに行く。一瞬バランスを崩したヌルマゴメドフだが、立て直して離れた。ワンツー、前蹴りを放つヌルマゴメドフ。ドバリシビリは飛び込みから左右のパンチを振る。また飛び込むと今度はタックルにつなげた。受け止めたヌルマゴメドフに対し、離れ際に右を入れるドバリシビリ。距離がつまりパンチを入れるドバリシビリにヌルマゴメドフはシングルレッグ。ドバリシビリこらえる。離れた。ヌルマゴメドフがミドルからタックルへ。受け止めたドバリシビリ。また離れ際にパンチを入れる。ヌルマゴメドフが詰めてワンツーを放つと右がヒット。一瞬ぐらついたドバリシビリ。残りわずかだが、両者距離を詰めずに様子見したまま、1R終了のホーンを聞いた。

2R。中央で構えるヌルマゴメドフ。ドバリシビリは飛び込んで右を入れるが、ヌルマゴメドフも飛び込んでの左を返す。ドバリシビリは右オーバーハンドを放ちながらニータップを狙ったが、パンチで引き剥がしたヌルマゴメドフ。ドバリシビリがパンチを入れるとタックルにつなげようとしたが、足に触らせないヌルマゴメドフ。しかしヌルマゴメドフの飛び込みに合わせてシングルレッグに。クラッチしたが、逆にバックに回るヌルマゴメドフ。バックに回って左足をフックしハーフバックでグラウンドに持ち込んだ。足のフックを解除して立ったドバリシビリ。スタンドバックから、クラッチを切って離れた。ドバリシビリがまた右オーバーハンドを放ちながらニータップにつなげるが掴ませないヌルマゴメドフ。ヒザを腹に打ち込むヌルマゴメドフ。今度はヌルマゴメドフがタックル。切ったドバリシビリ。ドバリシビリがパンチで詰める。ケージを背負ったヌルマゴメドフに四つで組み付いたが、ヌルマゴメドフが押し返して離れた。残り30秒。左ミドルから右オーバーハンドを入れたヌルマゴメドフ。ドバリシビリがパンチから組んでテイクダウンを狙うも離れたヌルマゴメドフ。2R終了。

3R。前蹴り・ジャブで牽制するヌルマゴメドフ。ドバリシビリがまた右オーバーハンドからニータップ。そのままバックを狙うが、回らせずに離れたヌルマゴメドフ。ドバリシビリの右にヒザを合わせるヌルマゴメドフ。またパンチからシングルレッグに入るヌルマゴメドフだが切られた。左右のパンチを振りながら詰めるドバリシビリ。ヌルマゴメドフがタックルに入るが切った。ドバリシビリシングルレッグ。倒した。押さえ込まずに指を指してアピールしたドバリシビリ。またタックルに入るとテイクダウン。しかしヌルマゴメドフは倒された勢いでスイープを仕掛けて立ち上がる。離れた。パンチで出たドバリシビリにヌルマゴメドフがシングルレッグ。スタンドバックに回って後方に引き込もうとするヌルマゴメドフだが、両手を広げて倒されないアピールをするドバリシビリ。一瞬倒されたがすぐに立った。スタンドバックのまま3R終了。

4R。ドバリシビリがシングルレッグからバックに回ろうとしたが放した。また詰めたドバリシビリ。シングルレッグで倒した。立たれるとすぐに離れる。しかしまたシングルレッグでテイクダウン。ヌルマゴメドフが立つと離れた。右を入れたドバリシビリ。ヌルマゴメドフは口が半開きで疲れが見える。ドバリシビリがパンチで出るとヌルマゴメドフはタックルに入るが、振りほどいたドバリシビリ。パンチで出たドバリシビリにまたシングルレッグ。しかし倒せない。パンチを入れて引き剥がしたドバリシビリ。ボディを入れるドバリシビリ。ヌルマゴメドフのシングルレッグを引き剥がす。またタックルに入るが切ったドバリシビリ。ケージに押し込むとドバリシビリがダブルレッグ。テイクダウン!背中を向けて立つヌルマゴメドフ。ドバリシビリはバックからパンチを入れる。4R終了。

5R。バックブローを見せたドバリシビリ。飛び込んでタックルに。受け止めたヌルマゴメドフ。ドバリシビリはすぐに離れる。今度はシングルレッグ。振って倒そうとするがこらえたヌルマゴメドフ。さらにシングルレッグを仕掛けてこらえたヌルマゴメドフだが、今度はケージに詰めてダブルレッグに。ヌルマゴメドフは左腕を小手に巻いてこらえた。ヌルマゴメドフがタックルに入るが足に触らせずに切ったドバリシビリ。タックルのフェイントからパンチを入れるドバリシビリ。ドバリシビリまたタックルへ。こらえたヌルマゴメドフ。またタックルに入るドバリシビリを切ってパンチを入れた。残り1分。ハイを放つヌルマゴメドフにドバリシビリの右フックがヒット。ぐらついたヌルマゴメドフ。ドバリシビリシングルレッグからテイクダウンするが、押さえ込まずにアピールする。またタックルへ。バックに回ったドバリシビリが後方に倒した。ドバリシビリは自ら立つと、最後に距離を取り勝利をアピールしタイムアップ。

48-47、48-47、49-46の3-0でドバリシビリが王座防衛!

勝ったドバリシビリは「世界中のジョージア人のみんなありがとう。足を怪我していたが、UFCは自分にすべてをくれたから、がっかりさせられなかったんだ。ウマルはいい選手だ。自分はアンダードッグだったが、自分を信じていた。誇らしく思っている。今日引退してもいいくらいだ」とコメント。

敗れたヌルマゴメドフは、「接戦だった。負けたとは思わなかったが、1Rの後は手を怪我したから全力を出せなかった。でもジャッジと争うつもりはない。もう一度試合を見直すよ」と語った。