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BELLATOR Bellator300 MMA o RIZIN UFC アブドゥル・ラザク ダナ・ホワイト ボクシング ボビー・グリーン 村田夏南子

UFC on ESPN+87:オッズ/予想と展望

グラント・ドーソン 1.22
ボビー・グリーン 4.10
ジョー・パイファー 1.24
アブドゥル・ラザク・アルハサン 4.20
アレックス・モロノ 2.42
ホアキン・バックリー 1.59
ドリュー・ドーバー 1.22
リッキー・グレン 4.50
アレクサンダー・ヘルナンデス 2.20
ビル・アルジオ 1.70
フィリペ・リンス 2.30
イオン・クテラバ 1.65
カロリーナ・コバルケビッチ 1.62
ディアナ・ベルビタ 2.36
ネイト・マネス 3.10
マテウスメンドン1.39
バネッサ・デモポロス 3.50
村田夏南子 1.32
アオリ・チロン 1.91
ジョニー・ムニョス 1.91
モンタナ・デ・ラ・ロサ 1.74
J.J.アルドリッチ 2.14

今回出場するランカーは、メインに登場するグラント・ドーソン1人のみ。プレリム出場予定だったバンタム級ランカーのクリス・グティエレスは、相手の欠場で対戦相手が変更となり、来週にスライドになってしまった。

ドーソンはUFC9戦無敗(8勝1分け)。これだけ勝っているのに下位ランカーなのは、元々フェザー級で4連勝してから、減量苦でライトに上げているためで、しかもライト級でも体重オーバーしているため、前回初めてランカーのダミル・イスマグロフと対戦し、テイクダウンからバックキープすると逃さずに完封しての判定勝ち。が、試合内容が地味だったせいか、今回もメインで組まれたにも関わらず、ノーランカートの対戦に。

グリーンは元々はレスラーだったが、UFCで戦ううちにすっかりボクシング主体の選手に。ガードを下げて相手のパンチを目でかわし、軌道の読みにくいパンチを打ち込んで倒していく。ドーソンは初メインだが、グリーンはノーランカーながら、過去にもイスラム・マカチェフ戦でメインに抜擢されている。

ドーソンが力の差を見せると考え、ドーソンが得意のチョークで一本勝ちすると予想。

セミ以下はたしかにノーランカー勢ぞろいだが、意外ともうすぐランクインレベルの選手が多く、ノーランカーにしては悪くない選手が揃っている。直近5勝1敗のモロノ vs. ベストウェイトのウェルターに落として2戦目となるKOアーティスト・バックリー、ハードパンチャーの元ランカードーバー vs. UFCでドーソンと唯一引き分けたグレンなど。

そんな中、もうすぐランクインの選手を飛び越してセミで抜擢されたのが、昨年UFCデビューし、まだ3戦目のジョー・パイファー。コンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約した際には、ダナ・ホワイトから「みんなジョー・パイファーのようになれ」と絶賛されたアグレッシブファイターで、親の虐待を受けて家を追い出され、ホームレスだった過去もあるというどん底の人生から逆転でUFCとの契約を果たした。UFCでは2試合連続で1RKO勝ち。そんなパイファーの相手は、12勝すべてがKO勝利・うち11勝が1Rでのものという、秒の倒し屋・ラザク(ただし、2R以降になった場合は1勝4敗)。どちらが勝つにしても短期決戦になりそうな組み合わせ。

プレリム第3試合では、村田夏南子が約3年ぶりの復帰戦。相手はUFC3勝2敗のデモポロス。UFCデビュー戦はフライ級で判定負けし、2戦目からストロー級に落とし3連勝。RIZINでデビューした村田に対し、デモポロスはRIZIN浜崎朱加のタイトルに挑戦したジン・ユ・フレイに判定勝ちしている(ただし、判定は微妙)。バックボーンは柔術で、UFCで唯一のフィニッシュ勝利もガードからの腕十字での一本勝ち。MMAに出場する傍ら、グラップリングマッチにも出場している。村田と言えばタックラーだが、下から仕掛けてくるデモポロス相手にグラウンドで勝負できるかどうか。オッズはブランクのある村田がフェイバリット。

第1試合開始は8日朝5時から。村田の試合は6時前後に開始予定。同日のBellator300は7時半から開始で、メインカードの3大タイトルマッチは11時から開始だが、UFCは順調に行けばその前には終わる予定。

速報します。

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DWCS MMA MMAPLANET o UFC ダナ・ホワイト ホセ・メディーナ ホドルフォ・ベラート ムルタザ・タルハ

【DWCS S07Ep09】ベラート、タルハをTKO。ルフィ&ウゴとジヤスロフ、まさかのメディーナと共にUFCへ

【写真】積極的、タフネス、フィニッシュ。コンテンダーシリーズに欠かせない三大要素の全てを見せたベラート、文句なしの契約だ(C)Zuffa/UFC

<ライトヘビー級/5分3R>
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)
Def.2R4分46秒by TKO
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)

ベラートが圧を掛け、右カーフを2発入れる。タルハは引き続き左足を蹴られ、右を振るって組みへ。押し返したベラートは右カーフを続け、左ハイ。かわしてワンツーで前に出たタルハはダーティーボクシングでパンチを打ちこむ。カーフに体が回ったタルハだが、右を当ててダブルレッグへ。スプロールし、スタンドに戻ったベラートが右カーフ、タルハは距離を詰めるが捕まえることができない。

ベラートはカーフを引き続き蹴り、ダーティーボクシングでアッパーを受けても首相撲からヒザを返す。ケージに押し込まれたタルハはヒザを突き上げられ、アッパーを返す。左フックから右アッパーを入れたタルハは、右をヒットさせ逆に首相撲&ヒザを繰り出す。ベラートはケージにタルハを押し込むが、首相撲からタルハが右エルボーを打ち込む。さらにアッパーを決めたタルハは、再度ダーティーボクシングでアッパーを突き上げる。ベラートはカーフで流れを変えたいが、再び組まれてアッパーで殴られ、自らはヒジを返した。

2R、まずベラートがカーフを効かせストレートを伸ばす。ダブルレッグに出たタルハ、ギロチンにもシングルを仕掛けるもベラートが振り払う。ケージ中央の殴り合いでリードしたのはタルハ、嫌がったベラートが組んでいく。ケージにタルハを押し込み、ヒザ狙いのベラートは腹を殴り、ヒザを入れる。縦ヒジも見せたベラートがヒザ蹴りからパンチを纏めるが、タルハの勢いのある右フックで手が止まる。それでも押し込んでヒザをヒットさせたベラート。タルハは驚異的なタフネスぶりを見せ、右フックを打ち返す。

頬をカットしたタルハはヒジ、ヒザを纏められ、ダブルレッグはスプロールされアナコンダをセットされる。リリースしてヒザ狙いのベラートがボディにショートを連打する。タルハは腹をかばいながらアッパーも、ヒザを続けられる。顔をグローブで覆ってこれまでと思われたタルハは、それでもパンチを返す。ベラートはヒザをボディに入れ、テイクダウン狙いを切って腰にヒザを入れる。ヒザをついて動きを止めたタルハ、連打を見せたベラートがTKO勝ちを決めた。

DWCS第9週、マウリシオ・ルフィ、マゴメド・ガジヤスロフ──そして敗者ホセ・メディーナ、ヴィクトル・ウゴ・シウバ、ホドルフォ・ベラートという5選手のUFCとの契約がダナ・ホワイトの口から発表された。

第2試合を戦ったマゴメド・ガジヤスロフとホセ・メディーナが、揃ってサインできたというのは過去の試合内容と比較しても意外でしかない。さらに言及をしておけばルフィ、メディーナ、ウゴの3選手はオーバー30だ。


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DWCS MMA MMAPLANET o UFC ダナ・ホワイト ダニー・シルバ

【DWCS S07Ep08】どこまで続く、壮絶な打撃戦。諦めないパチェコをシルバがフルマークの判定で下す

<フェザー級/5分3R>
ダニー・シルバ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
エンジェル・パチェコ(ブラジル)

シルバが右カーフを蹴り、ケージを背負ったパチェコが右に回るところに左をヒットさせダウンを奪う。立ち上がったパチェコにエルボーを入れ、さらに右、ヒジを打ちつけるシウバがヒザ蹴りへ。勝負が決まってもおかしくない局面で、パチェコが左を振るって前に出る。意外にもダメージが残っていないのか──普通にパンチを繰り出すパチェコだが、シルバがワンツー、右をヒットさせる。

パチェコも右を当てるが、カーフからパンチを纏められる。ボディを返したパチェコは、顔面にワンツーを受け厳しい局面は変わらない。それでも──なぜか勝負を決められそうな気配がないなかで、接近戦でパチェコの手数が増えボディからヒジを見舞う。シルバもボディからフックと攻撃を重ねるが、ボディに表情を浮かべる。ボディとエルボーのコンビネーションでどんどん前に出るパチェコが、左を被弾しても前に出る。組みからバックを伺ったシルバ、正対したパチェコが跳びヒザを繰り出す。完全なドッグファイト、シルバが右エルボー、パチェコもボディから左右のフックへ。当然のように足を止めてのフックの応酬にシルバが応え、初回が終わった時点でダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。

2R、カーフからボディを決めたパチェコ。ボディを守るようになったシルバの顔面にショートフックのコンビを決める。シルバはワンツーを返すが、動きが落ちてきている。ジャブの差し合い、手数が優るパチェコは左ストレートを被弾した右ボディショット、ヒザを繰り出す。右エルボーを返したシルバがワンツー、左ボディを決める。さらに左ボディを続け、今度はパチェコが腹を守るように。

そこで右を決めたシルバだが。ボディを受ける。と、左ボディで腰をかがめて下がったパチェコ。シルバは左フック、右エルボー、右ストレートと猛攻を仕掛ける。懸命に戦う姿勢を維持するパチェコに対し、ミドル&ボディショットを入れたシルバが、右で腹を抉る。ヒザを受けた下がったパチェコは、右ストレートを顔面に被弾。腹から顔を殴られるパチェコが、手を出し続ける。シルバはスピニングバックエルボーを決め、右ストレート、さらにボディへのコンビで追い打ちをかける。それでもパチェコがボディから反撃に出て、右をヒットする。シルバはここで組んで、テイクダウンを決め──またもダナはスタンディングを両者に送った。

最終回、飛び込んで右ストレート、左ボディを入れたシルバ。スイッチしたシルバの蹴りが急所に入り、試合が中断する。再開後、右フックを入れたパチェコがパンチを被弾しても、ボディに拳を入れる。顔面、ボディ、パンチ、ヒジ、ヒザと果てしない打ち合いのなかで、シルバがボディを打ち抜く。パチェコも右ボディを返し、右エルボー&右フックを入れる。

残り半分、シルバが左ミドルを決めるとパチェコが大きく息をする。ここで右フックを顔面に入れ、ボディへの攻撃を続けるシルバ。いよいよパチェコの動きが止まる。シルバはダブルレッグでテイクダウンを奪い、グラウンドポジションでもヒザをボディに決めてスタンドへ。パチェコも拳を振るい続け、ボディと顔面を打っていく。最後まで打ち合いを続け、ついにはパチェコがマウスピースを吐き出すという壮絶な試合が終了。さらにダナの拍手は大きくなった消耗戦は、シルバがフルマークの判定勝ちを手にした。

「本当に疲れた。でもハッピーだよ。ベストを尽くした。パチェコは1Rを終えて、目を覚ましたようだ。こんなタフな相手は見たことがない。UFCのドアを叩くために、全てをかけてきた」と勝者はバックステージで語った。


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DWCS K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN227   アレクサ・グラッソ エドガー・チャイレス カイル・ネルソン クリストス・ギアゴス ケヴィン・ホランド ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジャック・デラ・マダレナ ダナ・ホワイト ダニエル・ラセルダ チャーリー・キャンベル テレンス・ミッチェル フェルナンド マーニック・マン ライカ ラウル・ロサスJr ルピタ・ゴディネス ロマン・コピロフ ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFN227】Noche UFC計量終了 DWCSで契約を逃したキヌットソンが急転直下のオクタゴンデビューへ

【写真】やはりフィジカル的にはシェフチェンコが優位に立っているか。グラッソは正確なタイミング、高い精度が欠かせない (C) Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州のTモバイル・アリーナで開催されるNoche UFC(※UFCの夕べ)ことUFN227「 Grasso vs Shevchenco 2」の計量が15日(金・同)に行われている。
Text by Takashima Manabu

セレモニアル計量は現地、Tモバイル・アリーナ正面の東芝ブラザで強い日差しが照り付けるなか、マリアッチの演奏から始まった。


メインでアレクサ・グラッソの持つUFC世界女子フライ級王座に挑む元チャンピオン=ヴァレンチーナ・シェフチェンコはブーイングを送るファンに対して、「明日はハレの日。私の心、力、精神の全てを戦いに注ぎ込む。ありがとう、皆の──」と一呼吸をおいて「サポートを」と話した。

対してグラッソは大声援を受けて「素晴らしい週末を過ごしてもらって、全てを尽くしてベルトを再び皆に持って来るから」とコメントした。

メキシコのための大会といっても過言でない今大会だが、5人のメキシコ籍ファイターに加え、ラウル・ロサスJr、トレイシー・コーテズ、アレックス・レイエスなどメキシコ系米国人も多く出場している。

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そんななか第1試合でジョセフィン・キヌットソンが、マーニック・マンを相手にUFCデビューを行う。K1で活躍し、MMAに転向したキヌットソンは8月22日のコンテンダーシリーズ第3週でイシス・ファーバックとのストライカー対決を制しながら、「素晴らしい実績を残しているが、今日はその片鱗を伺わせなかった」という厳しい評価から、契約が見送られていた。

そのキヌットソンが急転直下、今大会でオクタゴン初陣を戦う。もちろん、キヌットソンにとってもこのような展開は予想だにしていなかっただろう。あのダナ・ホワイトの言葉、契約が流れたキヌットソンが、誰よりも早く今年のコンテンダーシリーズ出場選手のなかからUFCデビューを迎えることとなった。

K-1クイーンの本当の意味での旅立ち、非常に興味深い。

なお今大会ではUFCにとって初めて民族ベルトが創られ、お披露目されている。メキシコのミシュテカ及びサポテカ文化の色彩を採り入れ、熟練、勇気、力、規律などの意味合いを持つデザインが成された特別仕様のベルトはセレモニアル計量では確認できなかったが、明日のメインでグラッソの腰に巻かれた際にはメキシコ独立記念日のUFCの夕べをより彩ることになるだろう。

■視聴方法(予定)
9月17日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前7時30分~U-NEXT

■UFN227対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]アレクサ・グラッソ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
テレンス・ミッチェル: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)
クリストス・ギアゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・パディーリャ: 145.5ポンド(66.0キロ)
カイル・ネルソン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス: 116ポンド(52.62キロ)
エリス・リード: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョシュ・フレムド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フライ級/5分3R>
エドガー・チャイレス: 126ポンド(57.15キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ: 126ポンド(57.15キロ)
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル: 155ポンド(70.31キロ)
アレックス・レイエス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン: 115.5ポンド(52.38キロ)
マーニック・マン: 115ポンド(52.16キロ)

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DWCS DWCS S07Ep06 LFA MMA MMAPLANET o UFC エドゥアルド・ネヴィス ジアン・マツモト ジェイムス・ヨントップ ジュリア・ポラストリ ダナ・ホワイト マリク・ルイス

【DWCS S07Ep06】13勝0敗、至近距離で対角線コンビ&スクランブルと極め。ジアン・マツモトに注目!!!!

【写真】サイズも距離も、かつてワンダーボーイと呼ばれたクリス・ホロデッキ―を彷彿させるマツモトだが、組みのレベルも高い (C)LFA

12日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep06が開催される。
Text by Manabu Takashima

2023年シーズンも折り返し地点を過ぎ、後半戦へ。これまで24人の勝者中21人がUFCと契約という高い合格率となった前半戦の勢いを持続できるか。

その前半戦では7人のUFCファイターを生んだブラジル、2人がダナ・ホワイトの目に留まったペルー人選手と南米の選手たちの活躍目立った。


そして今大会も、さほど珍しくはなくなった同胞対決を含め4人のブラジリアン、そしてメインにペルヴィアン、さらにパラグアイ人ファイターが1名出場する。

ブラジル勢4人のうち、ジョナタ・ジニスと前述しようにブラジル人同士で戦うエドゥアルド・ネヴィスと女子バンタム級でパラグアイのパトリシア・アルハスとの南米対決に臨むジュリア・ポラストリの2選手は、今回が2度目のコンテンダーシリーズ挑戦となる。

ネヴィスは昨年、ポラストリは2021年シーズンに参戦してともに勝利を挙げることができなかった。さらにこの両者にはもう1つ共通点がある。再び世界最高峰を狙ったネヴィスは今年の3月にLFAヘビー級王者となり、ポラストリも1月にLFA女子ストロー級王座に就いている。

北米……だけでなく、ブラジル大会からも多くのUFCファイターを輩出するLFAで頂点に立ったネヴィス&ポラストリ、UFCへ2度目の正直を目指す戦いの行方は――。

そんなコンテンダーシリーズ・ベテラン&LFA王者コンビ以上に注目したいのが、ジアン・マツモトだ。その姓から日系ブラジリアンであることは確かだろうが、アジア系の面影はほぼ残っていないマツモトもベルトこそ巻いていないが、LFAに参戦中で現在13勝0敗と負け知らずの23歳だ。

特筆すべきは、そのファイトスタイルがダナ・ホワイト天覧試合に適したコンテンダーシリーズ・スタイルというべき戦い方をしている点だ。拳が届く至近距離で、スイッチを織り交ぜ、パンチを多少被弾しようが前に出る。この距離に相応しい、ダッチ対角線コンビネーションを見せたかと思えば、相手を打ち気にさせておいてダブルレッグからケージレスリングに持ち込み、豪快なリフト技を繰り出す。

さらに壁の攻防&スクランブルもお手のモノのマツモトは、まさにコンテンダーシリーズがフィットしている。加えてアナコンダ、ダース、ギロチンとフロント系チョークを得意としてオリ、特にアームインでマウントを取るギロチンは失敗してもポジションを譲ることがなく、非常にMMAに適している必殺技といえる。

対するケイシー・タナーも8勝0敗で、LFAで勝利をしているファイターで簡単な相手では決してない。ただし、1年半のブランクがある点においてマツモトが有利という見方もできるが――果たして。

■視聴方法(予定)
9月13日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ヨントップ(ペルー)
マリク・ルイス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
エドゥアルド・ネヴィス(ブラジル)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
AJ・カニンハム(米国)
スティーブン・グウェン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
パトリシア・アルハス(パラグアイ)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
ケイシー・タナー(米国)

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DWCS MMA MMAPLANET o UFC ジアン・シウバ ジオニ・バルボーザ セルヒー・サイディ ダナ・ホワイト ディラン・バドカ ブルーノ・ロピス ブレンジソン・ヒベイロ

【DWCS S07Ep05】アップセット勝利のヒベイロを始め、5人の勝者全員がUFCにファイターに

<ライトヘビー級/5分3R>
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)
Def.1R3分47秒by TKO
ブルーノ・ロピス(ブラジル)

鋭い右カーフを蹴ったロピス。ヒベイロは左足を蹴られて、右を繰り出す。続いてワンツーからローのヒベイロだが、スイッチしたロピスの左フックにまっすぐ下がる。ロピスは間合いを取り直し、オーソに構えるとハイをブロックして前蹴りに左右のフックを振るう。スイッチして左ミドルを効かせたロピスはジャブの相打ちに「訊かない」と指を立てるが、直後に右を被弾する。続いて左ジャブを当てるヒベイロだが左フックを打たれ、ステップインに組みに行く。

ロピスは逆にケージに押し込むが、すぐに離れる。掛け率+1000のヒベイロは左ジャブを伸ばすが。右フックを打たれる。ワンツー、左ジャブを受けながら右オーバーハンドで前に出るロピスは、遠い距離から右を打たれる。さらにロピスは左ハイから距離を詰めて左を伸ばすが、体が流れる。ここにヒベイロが右を打つ。ロピスはしたパンチを放つロピスに、右ロングフックを見せた直後にワンツーの右を打ち抜く。腰から崩れ落ちたロピスに鉄槌を振り下ろしたヒベイロが番狂わせの勝利を挙げた。

ヒベイロは「13年のキャリアの結晶だ。力を見せることができた。ダナ、俺は26歳だ。俺を見てくれ」とバックステージで話した。

運命の時──「1週間前のオファーで、腕十字での一本勝ち。それ以外にサブミッションを試みていた。UFCへ」とジオニ・バルボーザがまず契約を告げられる。第2試合に関して、ダナ・ホワイトは敗れたケヴィン・パジェホスを褒め称え、ジアン・シウバに触れる。「エルボー、パンチを打ち込み強いアゴの持ち主だ。パンチの速さは驚異的。視ていて楽しめるドッグファイトをやってのけた。26歳、まだキャリアの頂点じゃない。UFCで彼の試合を見るのが楽しみだ」という言葉に、シウバは大粒の涙を見せ咽び泣いた。

そしてディラン・バドカに対しては、「全く、この試合は好きじゃない。コンテンダーシリーズ史上、最悪の試合だ」と触れ始めたダナだが、「ディランはミドル級で戦うべきじゃなかった。2週間前(※8月26日)にヘビー級で試合をしている。彼は絶対的にウェルター級の選手だ。ヘビー級で戦った後、1週間前に試合を受けた。大きくて強い相手に勝った。PIでウェルター級として、しっかりとトレーニングを積む機会を与えたいと思う。キッド、君のことを尊敬している。試合内容は全くもって最悪だったけど、こっちに来い」と契約へ。バトカも一瞬にして、顔をグシャグシャにして涙を見せた。

続いてフェリーのストップをこき下ろした第4試合だが、「君の責任じゃない。良い戦いをした。もう1試合、トライしてもらうけどUFC入りだ。おめでとう」とセルヒー・サイディも契約が決まった。ヒベイロも「100パーセントのフィニッシュ。ウェルカムUFC」とステップアップが決まり、5人の勝者全員がUFCファイターとなった。


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DWCS MMA MMAPLANET o UFC セルヒー・サイディ ダナ・ホワイト

【DWCS S07Ep05】左が冴えるタヴェラス。その左にワンツーを打ち込んだセルヒー・サイディがKO勝ち

<バンタム級/5分3R>
セルヒー・サイディ(カナダ)
Def.1R2分26秒by TKO
ラモン・タヴェラス(米国)

サウスポーのタヴェラスが一気に距離を詰め、サイディの右ハイに左を合わせていく。距離を取り直し、右の蹴りを続けるサイディに対し、ここもハイディが左を決める。サイディはワンツーを入れ、右ハイをブロックすると右ミドルを蹴られても、左ストレートを伸ばす。さらに右ジャブを当てたタヴェラスは、サイディの蹴りに対して拳の圧を上回る。サイディも近い距離で左フックを当て、テイクダウンを見せてから再びリードフック打っていく。

タヴェラスは距離を取り直して左をヒット。しかし、続く左の打ち終わりにサイディの左から右のワンツーを打ち抜かれると、腰から崩れ落ちる。鉄槌の追撃にレフェリーが試合を決めた。と、ダナ・ホワイトはテレビカメラに視線を送って、首を振る。レフェリーのストップが早いということだが、サイディには罪はなく合否に影響を与えないことを狙うばかりだ。

「これはスタート。僕のゴールはUFCと契約することじゃない。チャンピオンになることだ」とサイディは話した。


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DWCS MMA MMAPLANET o UFC ジアン・シウバ ダナ・ホワイト

【DWCS S07Ep05】初回フィニッシャーのシウバ、11連勝中のバジェホスに3Rのタフファイトで合格WIN

<フェザー級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ケヴィン・パジェホス(アルゼンチン)

ワイドスタンスで前後にステップするシウバが、勢いのある左ハイを見せる。続いてスイッチして左ミドルを入れたシウバに対し、パジェホスが圧を掛ける。サークリングのシウバは、カウンターで右を当てるが逆に左フックを被弾する。シウバのサークリングに正面に立つように動くパジェホスが右を振るう。パジェホスは強いローを蹴り、ワンツーをヒット。さらに踏込みに右を狙う。シウバの跳び蹴りの着地に右を入れたパジェホスはジャブをブロックすると右ローを蹴る。

インローが鋭いパジェホスは、左ストレートを打たれるが思い切り踏み込んでワンツー&右ミドルを決めた。回るシウバに右を当て、ボディにワンツーを入れたパジェホスは右をブロックし、力強いワンツーを打っていく。残り10秒でシウバがテイクダウンを狙ったが、倒すことはできず初回はパジェホスが取ったか。

2R、パジェホスがまず左ボディストレートを入れ、さらに左アッパーを繰り出す。シウバも右ボディストレート、左エルボーを見せる。飛び蹴りで尻もちをついたシウバの腹を抉ったパジェホスは、シウバの左縦ヒジを見えずにやや慎重に戦う。そこに右を当てたシウバは、左ボディから右にも初回とは違い圧を掛けていく。パジェホスもステップインに左を合わせるも、右ボディを被弾するなど初回の勢いは感じられない。

シウバは左エルボー、左ジャブを使い分け右を伸ばす。左アッパーのパジェホスはワンツーから右を被弾してケージ際に下がる。一度は前に出たパジェホスだが、右を受けて下がるとパンチからヒザ蹴りのコンビで顔面を射抜かれる。腰が落ちたパジェホスが右の追撃を受け、さらにシウバは首相撲からのヒザで攻める。一旦距離を置いたシウバは右を当ててワンツー、左エルボーを打ち込む。流血のパジェホスに左ハイを2発とラッシュをかけたシウバがラウンドを取り返した。

最終回、前のラウンドの圧を持続するシウバは、頭を振るパジェホスに左ハイを狙う。パンチとヒザのコンビのシウバは距離が近づくと、首相撲&ヒザを繰り出す。ヒジを受けてからローがなくなったパジェホスは、初めてダブルレッグを仕掛ける。バックを許さずはなれたシウバは左ボディ、パジェホスも手数を増やし右オーバーハンド、左フックも右を被弾する。踏み込んでボディから右をヒットさせたシウバは、左ボディを被弾しても構えを変えてワンツー、左ミドルを決める。さらにワンツーからヒジ、ボディショットと攻めるシウバは、ワンツーはガード、シングルも切る。そのタイミングでワンツーとMMAらしい動きを見せたパジェホスだが、右オーバーハンドを打たれる。

残り1分のダブルレッグが決まらなかったパジェホスだが、シングルレッグからリフトして後方に投げるという派手な投げを見せる。抑えることはなく、スタンドに戻り跳びヒザからボディのシウバは、パジェホスの右を受けても右を思い切り振るって最後の最後まで激しい打撃を交換──ダナ・ホワイトらUFC首脳は大きな拍手を両者に送った。

結果はジャッジ3者とも29-28でシウバを支持した。キャリア初の判定勝ちも、試合内容的に合格間違いなしのファイトにシウバは「バウ、バウ、バウ!!」と吠え、「この試合のためにハードトレーニングをしてきた。自分が何者を証明するファイトで、多くの人がサポートしてくれたことに感謝している。初回でKO勝ちすることが大好きだけど、コーチから3Rハードに戦うと言われてきた」と言葉を続けた。


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【DWCS S07Ep04】間合いを完全コントロール、KO勝ちのプラチスとオキ&ピーターソンがUFCへ

<ライト級/5分3R>
カルロス・プラチス(ブラジル)
Def.2R1分24秒by KO
ミッチ・ラミレス(米国)

ONE Warrior SeriesからLFA、そしてコンテンダーシリーズで戦う機会を得たプラチスはサウスポーの構えから左ローを蹴っていく。前足を蹴られて、姿勢を乱すラミレスはパンチの連打で距離を詰めるもスピードがない。プラチスは左ミドルを決めるが、直後にラミレスが組んでテイクダウンを決める。そのままサイドで抑えたラミレスはケージ際に移動すると、プラチスはケージを背負ってバタフライガードに。ここからスイープを決めたプラチスは、抑えにいかず立ち上がる。

左ハイ、ヒザ蹴りから首相撲のプラチスに対し、ラミレスがボディを連打する。離れたプラチスに左を打ち込んだラミレスが左ローを連続で見せるも、左ストレートから左ヒザを被弾する。それでも右ミドルから右を返したラミレスだが、引き続きジャブから左ストレートを顔面に受ける。さらに左杯ハイから左ストレート、右フックを決めたプラチスが圧を掛ける。ここでも左ストレートをクリーンヒットさせたプラチスが左アッパー、左ヒザを繰り出す。離れてはハイ、テンカオのプラチスが初回をリードした。

2R、間合いを測るプラチスが、ラミレスの前進に左を振り下ろす。続け左カーフ、左ストレートを決めたプラチスに対し、ラミレスが組むことができない。プラチスがジャブ、左ミドルを蹴り、左ストレートへ。一旦離れて、狙いすませた左ストレートを打ち込むとラミレスが後方に倒れ勝負は決した。

ダナ・ホワイトはブラジ・オキ、トーマス・ピーターソンが文句なしという表情で契約を告げると、ティモシ―・クアンバには「まだ早い。最低も自分からすると真っ当でなかった。いつか、またその日はやってくるだろう。でも、今日じゃない」と通告。さらにマルコ・トゥーリオに対しても、「新しいブラジルのスターが必要だ。サンパウロ大会もある。ただ安全に戦っていた。サインできない」と不合格を伝えると、もう1人のブラジリアン=30歳のプラチスとの契約を伝えた。

「火曜日の夜にここに来るということは、ワンショット・ワンナイトなんだ。過去のシートは手にしているけど、それを読ませるよりも、自分が何者なのかを今夜見せる必要がある。こんな紙切れは意味がない。この紙に書かれている記録が素晴らしいモノであるなら、この場でそれを証明してほしい。火曜日の夜は、私に『イエス』と言わせる場だ」とダナはコンテンダーシリーズで戦う意味を説明した。


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MMA MMAPLANET o UFC オーバン・エリオット ザッカリー・リース ダナ・ホワイト ルイス・パフエロ

【DWCS S07Ep03】腕十字で一本勝ちのリースら3人が契約。キヌットソンのみ、サインできず……

<ミドル級/5分3R>
ザッカリー・リース(英国)
Def.1R1分14秒by腕十字
エリ・アロノフ(イスラエル)

右前蹴りから左ミドル、続く左ハイでスリップしたリースがすぐに立ち上がる。アロノフは右ローを2発を見せ、リースのパンチに反応して下がる。リースは追って跳びヒザも姿勢を乱し、尻餅をつく。ここもすぐにスタンドに戻ったリースは前蹴りで距離を取るが、アロノフが勢いのある左右のフックで前に出る。

ケージを背負ったリースは蹴りのフェイクで中央に戻ると、ローの相打ちに。そのまま右カーフを続けるリースは前蹴りを掴まれて後方に倒れるとアロノフが勢いのあるパウンドを落とす。さらにパンチを続けたところで、リースは腰を切って右腕十字を極めた。

「僕はスーパーウェルラウンダーだから、どこの局面でも戦える。アグレッシブにパウンドを落とすと、皆サブミッションを忘れるから狙っていたんだ」と勝者は話した。

第3週を終え、ダナ・ホワイトは「期待の選手を倒した。ボディへのヒザは特に凄まじかった」とルイス・パフエロとのサインを伝える。続いてジョセフィン・キヌットソンに対して、これまでのレコードを挙げつつ「今日はそれが見えなかった。凄く才能があるんだろうけど、今日は見ることはできなかった。フィニッシュする試合をしないといけない。もう少しMMAの経験が必要だ」と切り捨て、今シーズン初の勝者でUFC行きがならないファイターが生まれた。

続いてオーバン・エリオットは逆に「本当に良いところだらけだ」とベタ褒めされ、続くリースと共にUFC行きを伝えた。


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