カテゴリー
F1 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC ESPN36 UFC274 イスラム・マカチェフ カーロス・キャンデラリオ シャーウス・オリヴェイラ ジャスティン・ゲイジー ダン・フッカー ブライアン・オルテガ ユライア・フェイバー 修斗 平良達郎 水垣偉弥

お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:平良達郎✖キャンデラリオ「勝ちある勝利」

【写真】平良の往く道の困難さを、経験値をもって予測できる点で水垣偉弥の言葉は説得力に満ちている(C)ZUFFA/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ水垣偉弥氏が選んだ2022 年5月の一番。お蔵入り厳禁──5月7日に行われたUFC274で組まれた変則UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ジャスティン・ゲイジー戦から、同14日のUFC ESPN36で行われた平良達郎✖カーロス・キャンデラリオ戦について語らおう。

<月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:シャーウス・オリヴェイラ✖ジャスティン・ゲイジー戦はコチラから>


──いやあヌルマゴメドフがオリヴェイラのトップを取った展開、見てみたいですねぇ!!

「だから完璧なヌルマゴメドフが戻って来るならオリヴェイラ戦が見たいですけど、アレっていう彼は見たくないです」

──いうと今のマクレガーですかね……。

「そうですね(苦笑)。マクレガーはフェザー級時代、ライトになってからはエディ・アルバレスまで……ですね。だから、ブライアン・オルテガをテイクダウンして上から殴る技術とメンタルを持っているヴォルカノフスキーとオリヴェイラでライト級王座決定戦を戦って欲しいです。

イスラム・マカチェフだけが新しい血というのは、ライト級は潰し合いが進み過ぎて一回りした感があるからで。ただしビッグネーム揃いのライト級で、UFCがマカチェフを押し切れるのか。戦績でいえば2015年に1度負けただけで、10連勝しているんですよね。でも対戦相手がそこまでビッグネームじゃなくて、ダン・フッカーぐらいで。これは、上がぐるぐる回っていた影響を受けているのでしょうけど。だからヴォルカノフスキーですかね。やっぱりテイクダウンして殴ることがデキるので(笑)」

──スタンドで殴ることできる。その殴る相手がテイクダウンを仕掛けてくることを常に想定していたからこそ、水垣さんは組みの怖さと、組みがあるからこそMMAという気持ちを強く持ち続けているのが終始伝わってきます。

「テイクダウンも寝技もある。それが僕らがWEC時代にUFCに負けないぞってやってきたMMAなので。MMAのストライカーはテイクダウンのある相手を殴ることができないといけないという気持ちはやはりあります。そういう戦いの最高峰がUFCで」

──そのUFCに平良達郎選手が、約2年振りに日本人男子として新規契約を果たし、デビュー戦で勝利を飾りました。

「まず試合内容云々の前に、僕がWECでデビューをしてから13年が過ぎて……僕自身は国内で断トツだったわけじゃないですけど、一応ケージフォースのチャンピオンになって最初の試合でWEC世界王座に挑戦できました。ウルシ(漆谷康宏)さんも修斗のチャンピオンからUFC世界フライ級王座決定トーナメントに出ています(※2012年3月)。

ウルシさんのUFC初戦から10年ですよね、今年で。平良選手は修斗世界フライ級王者で、国内で抜けている存在です。その彼が当初はプレリミの第1試合、試合が延期されて第2試合で戦った。フライ級でも今や世界と日本は差が広がったんだと感じさせられました。

日本はこの10年で、世界に置いていかれた。僕らの時代は日本である程度のところで戦っていると、割と世界のトップで戦えるという認識でした。それがWECが軽量級に力を入れるようになり、UFCに合流した11年でこの状況になってしまったんだなと」

──実力という部分では、フライ級などは世界の頂点と日本のトップ選手の差はそこまで広がっていないと実は感じています。ただし、そこまでの層が厚くなった。この間にあらゆる国の選手がフライ級にもいる。それがUFCにベルトがある階級なのかと。

「僕らの頃は正直、英国やアイルランドの選手がここまで強いと思っていなかったですし、ニュージーランドや豪州もそう。ロシアやブラジルはともかく、カザフスタンとか南アフリカの選手をチェックすることなんてなかったです。

今はトップと15位の差がF1でなくてインディカーですね(笑)。どこでもUFCの試合映像がライブで視聴できて、世界中でMMAの大会が開かれるようになったわけですしね。だから10勝0敗でも、どんな選手と戦っているのか分からない。結果、UFCもまずはコンテンダーシリーズで──という感じになっているんだと思います。でも、それだけMMAが世界に広まったのは嬉しいです」

──その意見も水垣さんらしいです。とはいえ、フライ級はバンタム級やフェザー級ほどではない……とは思います。

「数は少ないですよね。それでも平良選手が無敗できても、『相手は誰?』という風にUFCでは思われてしまう。僕より前だと平良選手の師匠の松根(良太)さんがシャードッグでランキング1位だったりしていたのに。昔だったら修斗のチャンピオンなら、即チャレンジャーだって言われていた。でも日本の評価が相対的に落ちている中で、平良選手はデビューをして……とにかく勝てて良かったです。

日本で彼の試合を見ていた人たちは、バシッと一本勝ちを期待したかもしれないですけど、僕は逆に3Rをドミネイトできた勝利に価値があると思います。今後に向けて良い経験になったし、あまりに鮮烈な勝ち方をすると、すぐにトップと組まれるかもしれないですしね。

将来的にタイトルを獲るという目標があるなかでは、ここ1年ぐらいは試合をしっかりとこなした方が良いと思います。そういう意味でも、いきなり上にパッと引き上げられるよりも、じっくり戦っていく方が良いですし」

──UFCで戦うことで、さらに強くなっていけると。

「そうですね。あの勝利に注文をつけることは何もないです。一本やKOでなくても、完勝です。だから、そうやって一つ一つ勝っていって欲しいです。平良選手自身はどういう風に思っているのか分からないですけど、ランク外の選手と1、2試合戦って。そしてトップ15、トップ10と上がっていって欲しいです」

──水垣さんとしてはあの時代と今を比較して、中央アジアやオセアニア、中東の選手なんか出てくるMMAで戦ってみたかったですか。

「どうですかねぇ。ベルトを賭けて戦ったり、トップ選手と一通り戦えたのでタイミング的には良かったと思っています。スタイル的には今は打撃が多くて、戦いやすいのかという想いも有りますけど……。ヘンリー・セフードとか、五輪金メダリストだった選手やそこに準ずる選手がドッと流入してきたので、そうなると僕は埋もれてしまう可能性が高かったと思います。

何より僕の時代は軽量級で食べていけると思っていなかったです。好きだからMMAを戦っていた。僕自身、できるだけ現役を続けて。その後は細々と暮らすことができれば良いやって思っていました(笑)。それがユライア・フェイバー先輩のおかげで、今もMMAに関わっていられて、家族と楽しく生活ができるようになりました。だから、タイミング的にあの時で良かったです(笑)。

今はそうじゃないかもしれない。でも、平良選手はそういうなかで埋もれず、上を目指して頑張って欲しいです」

The post お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:平良達郎✖キャンデラリオ「勝ちある勝利」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Special UFC UFC274 アレックス・ヴォルカノフスキー シャーウス・オリヴェイラ ジャスティン・ゲイジー ダスティン・ポイエー トニー・ファーガソン ブライアン・オルテガ マイケル・チャンドラー 水垣偉弥

お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:オリヴェイラ✖ゲイジー「ノープラン」

【写真】世界のトップと殴り合い、組まれてきた水垣氏ならではゲイジー評とは (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ2022 年5月の一番。お蔵入り厳禁──5月7日に行われたUFC274で組まれた変則UFC世界ライト級選手権試合=シャーウス・オリヴェイラ×ジャスティン・ゲイジー戦について語らおう。


────水垣さんが選ぶ5月の1番は?

「シャーウス・オリヴェイラ×ジャスティン・ゲイジー戦ですね。あの計量オーバーなんですけど、セレモニアル計量と本計量に分けられるようになって、ガラッとルールが変わったんですよね。

それまでは夕方4時ぐらいの計量だったのが、朝の9時ぐらいになって。本計量の時のスケールって一度乗ると乗り直すことがでないんですよ。だからステージの裏にもう一つ、計量台があって。それは同じだからということで、そこでダメだと落としに行く。でも、ステージの上のヤツに1度乗ると、もう測り直しはできないんです」

──もう乗れないって凄い話ですね。

「こないだも確認したのですが、乗れないという規則は続いているようでした。ただ全ての大会に共通でもないようですね。そこはちょっと分からないのですが、オリヴェイラの場合は推測ですが、裏のスケールで大丈夫だったから、表の体重計に乗ったんだと思うんですよ。1/2オーバーなら落とせるはずですし。だから裏と表に、オリヴェイラに限っては誤差があったんじゃないかと。

基本、計量失敗はもう何の言い訳もできないモノですけど、このオリヴェイラの失敗だけは、微妙なルールが仇になってしまったんじゃないかと。いずれにしても、そんな計量失敗でタイトルまで没収されたのに、しっかりと勝てるメンタルを創ってこられる。凄まじいですね」

──確かに、不信感も手伝って緊張の糸はプツンと切れてもおかしくないですよね。

「あのメンタルはなかなか創れないです。その一方で、ゲイジーはどういうプランで戦っていたのか、分からない。ダウンを取ってから、パウンドに行かなかったのは分かります。それだけオリヴェイラは下が強いですから。ただし、あの後からゲイジーのパンチがどんどん大振りになっていきました。

最終的には空振りして、自分で転んでしまうほどに強振して。パウンドの追撃をしないのに、KOを狙っている。どういう風に試合の組み立てを考えていたのか分からないです。ホントにどうするつもりだったのかなって。

パンチを重ねて、それでオリヴェイラが力尽きればKOでも良いです。KOできなくても判定勝ちすれば良いですし。なら、あの大振りは何なのかと。パウンドを少しも落とさずに、スタンドに戻ってワンパンKOを狙うなら、倒してから少しは殴った方が良いだろうと思うんです」

──本当にワンパンKOを狙っていたのかしれないですね。自分は立ったままでレフェリーが試合を止めるというような。

「それだけの技術があると思っていたのか……それはさすがに無理だろうって。せっかくダウンを奪って試合を有利に進めることができたのに、なんだかノープランで落としてしまったなと。過信というのでもなく、勝利のために細かいところまで詰められていないのかもしれないですね。

力の差が圧倒的にあれば何とかなりますけど、ここまでレベルが高くなっているところで、あんな風に戦うのは勿体ないですよね」

──ゲイジーのスタイルで、UFCで世界挑戦まで行けるのも稀有な存在ではあるのですが……。あそこまで粗くて今のポジションまで行けるとは、WSOFからUFCと契約した時には思えなかったです。

「UFCが打撃をガンガンと押すようになった時代背景と重なったことはあったと思いますが、それでもエディ・アルバレスとダスティン・ポイエーに負けた時は、『そうだろうな』とは思いました」

──ハイ。

「オリヴェイラはガンガン行くとはいっても、やはり抑えるべきところは抑えています。技術があって、自分の戦い方があるので……打ち合い上等とは違います。自分の勝ち方をちゃんと持っている選手相手には、ボロが出てしまうかと。でも、マイケル・チャンドラーやトニー・ファーガソンに勝っていますしね」

──乱打戦になるのは寝技は付き合わず、テイクダウンも許さない力があるからなのか……。

「ゲイジーに関してはレスリング能力が高いから、ああなるのだと思います。攻撃には使わないですけど、ゲイジーからテイクダウンを奪うのは大変でしょうし。ただし、受けの強いレスラーに多い、ジャブ&テイクダウン防御型にならずにガンガンと戦う。テイクダウンを取らせない選手は、やはりそこが第一にあって、あんな風に攻めることはないですよね。ゲイジーは違って打ちに行く。あれもテイクダウンを取られない自信があるからこその戦い方だと思います。

ただし、ゲイジーがレスリング力を攻めで生かしてきた方が相手は嫌だと思います。ゲイジーの打ち合いって、ファンとかは喜ぶからもしれないですけど、本当にしんどいのは組んで勝つこと。それができるのにしないのは、しんどいことを避けているからという風にも見えます。

あのしんどさを選手は知っていますからね。打ち合っている方がハードな試合をしているように見えますけど、やる方のメンタルとしては、打撃をビビるタイプでなければ殴り合いよりもテイクダウンに行くほうがしんどいですから。

だからこそ、組まずに勝てるから、ゲイジーも粗くても打撃で戦っているんだと思います」

──さすが殴り合いが怖くないタイプだった水垣さんらしい、MMAの見方ですね。

「打ち合うのって……こういうとアレなんですけど、楽なんです。それよりガス欠、疲れる怖さのほうがありました。僕は一番怖いのはバテることだったんです。そうなるとテイクダウン勝負って、練習から自分を徹底的に苦しめるわけで。それをやきるだけの体力をつけることが、まず相当な覚悟がいります。ヌルマゴはそれをやり続けたんです。だから、彼もスパッと引退したんだと思います。

試合はあんな風に強さばかり見せて勝っていても、その状態に持っていく練習は本当にハードの極みだったはずです。しんどいことを承知で、それだけハードな練習をして。

ゲイジーがスマートに戦うには、それこそそれ以前の準備段階で自分をいかに苛めることができるか。だから、あんな風に戦うのは勿体ないなぁと思います」

──対してオリヴェイラの強さというのは、水垣さんから見てどこでしょうか。

「下があれだけできる。だから、相手がトップですら寝技をしたくない。そうなると相手は組んでこないので、そこで削られることがないですよね。

打撃も下になっても良いという想いがあって、使っています。だから今後、オリヴェイラとの対戦が楽しみなのは、フェザー級王者のアレックス・ヴォルカノフスキーですね。ブライアン・オルテガにパウンドを落とせる彼なら、上を取って殴って行けるんじゃないかと。

あとダメもとなんですが、今だからこそヌルマゴとオリヴェイラが見たかったです」

<この項、続く>

The post お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:5月:オリヴェイラ✖ゲイジー「ノープラン」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN37 UFC274   エイドリアン・ヤネツ カイル・ダウカウス カルヴィン・ケイター グレゴリー・ホドリゲス グロリア・ジ・パウラ ケヴィン・ホランド コンバット柔術 ジェレマイア・ウェルス ジャスティン・ゲイジー ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジョシュ・エメット ジョー・ローゾン ダミール・イスマグロフ トニー・ケリー ドナルド・セラーニ マリア・オリヴェイラ

【UFC ESPN37】計量終了 メインに問題なし。コメインはファイトジャンキー対決=セラーニ✖ローゾン

【写真】意識さえ残っていれば、両者揃って試合後も笑顔を浮かべていそうだ(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)にテキサス州オースチンのムーディー・センターで開催されるUFC on ESPN37「Kattar vs Emmett」の計量が、17日(金・同)に行われている。

メインのフェザー級5回戦で戦うカルヴィン・ケイターとジョシュ・エメットの両者をはじめ、14試合出場の28選手中27人が計量を無事終えている。

唯一の失敗は、プレリミのバンタム級でエイドリアン・ヤネツと対戦するトニー・ケリーだった。ケリーは1ポンドオーバー規定をさらに1.5ポンド上回り、ファイトマネーの20パーセントがヤネツに支払われキャッチウェイトでこの一戦は実施される。


そんな今大会はドナルド・セラーニ✖ジョー・ローゾンというファイトジャンキーマッチがコメインで組まれている。4月30日の大会から1週間後のUFC274にリスケされ、共に計量をパスしながらセラーニが大会当日に体調不良に陥り試合がキャンセルされたローゾンとの一戦が40日遅れで実現する。

2019年9月のジャスティン・ゲイジー戦以来となるライト級でのファイト。近年は緩いコンバット柔術の試合に出るなど、マイペースでMMAファイター人生を謳歌していた感のあるセラーニだが、ここにきてライト級でのファイトは現在5つを数える連敗を脱出へ強い意志の表れか。

一方のローゾンは2019年10月以来の実戦復帰で、53戦目のセラーニに対し44戦目となる。互いに勝っても負けても激しいファイトが信条なだけに、相当にダメージが蓄積されているが、ここはもう両者揃ってセラーニはセラーニを──ローゾンはローゾンを貫き通すためにオクタゴンに足を踏み入れるのであろう。

「(前回の対戦予定時に)なぜか、ファイトが行われないという予感がして。それが現実となった。でも、今回はそんな予感は全くしない。ファイトは実現する」と会見で語っていたローゾンは体重計の上で無事パスを確認するとニンマリと笑顔を浮かべて、ガッツポーズをとった。

一方、「前回は過去に経験したことがない病状が出ていたけど、大丈夫な降りをしていた。何か食あたりがあったのか、でも午前3時にドクターの診断を受け試合が無理になった」と真相をメディアデーで話していたセラーニは、ローゾンから11人後にスケールに乗った。目も窪み、頬を相当にこけているがパスをすると同時に笑顔で、ローゾンと同じようにセラーニもガッツポーズ。恐らくは試合終了のホーンを聞くことはないであろう両者の一戦、試合後は清涼感を持って彼らに目をやることができるのか。ビター&スウィート、感傷的になる可能性も十分にあるだろう。

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN37対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 155ポンド(70.31キロ)
ジョー・ローゾン: 154.75ポンド(70.19キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 184ポンド(83.46キロ)
アルベルト・デュラエフ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 155ポンド(70.31キロ)
グラム・クタテラデス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネツ: 135.5ポンド(61.46キロ)
トニー・ケリー: 137.5ポンド(62.36キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 124.75ポンド(56.58キロ)
ナタリア・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
コート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・チャベス: 145ポンド(65.77キロ)
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)
エディ・ワインランド: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
デロン・ウィン: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 185.5ポンド(84.14キロ)

The post 【UFC ESPN37】計量終了 メインに問題なし。コメインはファイトジャンキー対決=セラーニ✖ローゾン first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o UFC   コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー ダスティン・ポイエー ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル

ネイト・ディアスがUFCパフォーマンス・インスティテュートの外で立ち小便をする暴挙「それでも俺はクビにならない」


 ネイト・ディアスがツイッターにこんな写真をアップし「UFCパフォーマンス・インスティテュートで小便をする。俺がこんなことを出来るのは、他の連中より稼いでいるからだし、クビにならないからだ」とコメント。



 他にもチャールズ・オリヴェイラに敗れたダスティン・ポイエーとジャスティン・ゲイジーの写真をアップし「こいつらは最悪だ」とコメントしたり、「Venumの作るUFC商品は最悪だ」とか、「(UFC)本社やデイナ・ホワイトのオフィスのある場所ならどこででも(立ちションを)やるよ」とコメントしています。

 これに対しダスティン・ポイエーは「本物の男なら野グソをするけどな」、フォレスト・グリフィンは「次に彼がUFC PIに来る時は世界クラスのトイレを用意しないとな」、ベラル・ムハマドは「コナー・マクレガーがこれに対抗して(UFC PIの)バスタブにクソをしようとするだろう」とコメントしています。

コナー・マクレガー、ホルヘ・マスヴィダルの相次ぐ逮捕にネイト・ディアス「UFCファイターは正しい行動をしろ」→一斉にツッコミが入る(2022年03月25日)

 ネイトは2ヶ月前にはこんなコメントをしていました。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA o UFC   ジャスティン・ゲイジー

UFCレギュレーション部長が『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』の練習用の体重計に不備が起きた可能性を認める

『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラが計量ミスでライト級王座剥奪、ジャスティン・ゲイジーが勝った場合のみ王座戴冠の変則タイトルマッチに(2022年05月07日)

UFCが『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラ体重超過について声明を発表/ジャスティン・ゲイジーは早くも10ポンドの体重戻し(2022年05月07日)

チャールズ・オリヴェイラ「木曜の夜には体重を作っていたのに金曜の朝にはオーバーしていた」「他のファイターたちも同じことを言っていた」(2022年05月08日)

デイナ・ホワイトがチャールズ・オリヴェイラの計量ミスに言及「これは悪夢だ」(2022年05月12日)

 こちらの続報。


 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でチャールズ・オリヴェイラの計量ミスによりライト級王座が空位になった件についてUFCレギュレーション部長のマーク・ラトナーが以下のコメント。

「金曜日にアリゾナ州のコミッションが9時から11時に使用した公式の体重計は28人のファイターが計量した。その体重計には何の不備も無かったと確信している。その体重計は正確だった」

「多くの人たちが言ってるのは、その前夜にファイターたちが自分の体重をチェックするための体重計の方だ。一部のファイターがポンド表示からキログラム表示に変えようとした。これが体重計を狂わせた可能性がある。何の証拠もないが、練習用の体重計が狂ったのかもしれない」

「金曜日の朝、午前8時から8時30分ごろに問題があると判明し、別の体重計を用意した。ファイターたちが金曜日の朝に体重計に行き、それから彼らは体重の減り具合を知り、減量するチャンスがあった」

「チャールズが金曜日の何時にチェックしたかは分からないが、木曜日の夜にはチェックして問題なかったと言っている。金曜日の公式の体重計には問題なかったと確信している」

「デジタル体重計は、時には10分の1オンスになることがある。1ポンドは16オンスなので、通常の試合では155ポンドであるはずなのに、156ポンドまで上がってしまい、デジタル体重計では156.2ポンドになってしまう可能性がある。それは理に適ってない」

「我々はずっとミートスケールを使ってきた。正確でバランスが取れており、調整もされているので、問題なく使用できる。過去15年間、それで上手くやってきた」
続きを読む・・・
カテゴリー
MMA o UFC UFC274   ジャスティン・ゲイジー

デイナ・ホワイトがチャールズ・オリヴェイラの計量ミスに言及「これは悪夢だ」

『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラが計量ミスでライト級王座剥奪、ジャスティン・ゲイジーが勝った場合のみ王座戴冠の変則タイトルマッチに(2022年05月07日)

UFCが『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラ体重超過について声明を発表/ジャスティン・ゲイジーは早くも10ポンドの体重戻し(2022年05月07日)

チャールズ・オリヴェイラ「木曜の夜には体重を作っていたのに金曜の朝にはオーバーしていた」「他のファイターたちも同じことを言っていた」(2022年05月08日)

 こちらの続報。


 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でチャールズ・オリヴェイラの計量ミスによりライト級変則タイトルマッチに変更、オリヴェイラがジャスティン・ゲイジーに1Rリアネイキッドチョークで勝利し王座が空位になった件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「これは悪夢だ。この問題は選手たちが計量の前夜にUFCの体重計で自身の体重を量ることにある。ヨーロッパの選手やキロ換算の国の選手は(ポンドではなく)キロで見たいから体重計をいじり始める。それでどうなるなんて誰が分かる?」

「この獣のようなマシンを毎週使うには非常に多くの可動部品がある。体重計にもガードマンが必要になるし、我々がやるべきことになるだろう」

「チャールズ・オリヴェイラは男の中の男だ。体重は作れなかった。ルールがある。ベルトは空位になった。だがメディアは格闘技ファンはオリヴェイラがチャンピオンだと確信している。ただ表向きには現在ナンバー1コンテンダーだ」
続きを読む・・・
カテゴリー
MMA o UFC   コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

デイナ・ホワイトがマイケル・チャンドラー vs. コナー・マクレガーの可能性について言及

『UFC 274』マイケル・チャンドラーとチャールズ・オリヴェイラが相次いでコナー・マクレガー戦をアピールした件についてマクレガーがコメント(2022年05月10日)

 こちらの続報。『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でトニー・ファーガソンに2R KO勝ちしたマイケル・チャンドラーは試合後にチャールズ・オリヴェイラ、ジャスティン・ゲイジーとの再戦とコナー・マクレガーと170ポンドでの対戦をアピールしていましたが、


 この件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「それは面白そうだ。その試合を見たくない人なんているのか? だがコナーは準備ができていない。ケガをしている。彼が100%になって試合の練習ができるようになったら今後について話し合う」

「コナーはこのスポーツで最大のスーパースターだ。だからみんな対戦をアピールする。ここ何ヶ月もの間、みんなは私にコナーのことを聞いてくる。私はチャンドラーについては100万年言ってこなかったが、今回の結果を経てチャンドラーがコナー戦をアピールした。そしてコナーもそれに呼応した」

「コナーが実際に試合の準備ができるまでに何が起きるか誰にも分からない。だが私はみんなに約束しよう、良いマッチメイクをすることを」
続きを読む・・・
カテゴリー
MMA o UFC UFC274   カマル・ウスマン コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

『UFC 274』マイケル・チャンドラーとチャールズ・オリヴェイラが相次いでコナー・マクレガー戦をアピールした件についてマクレガーがコメント


 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でトニー・ファーガソンに2R KO勝ちしたマイケル・チャンドラーが以下のコメント。

「コナー・マクレガーよ、お前は戻って来て誰かと戦わなきゃいけない。俺は地球上で最も面白いライト級ファイターだが、賭けに出るよ。コナーよ、最大級のお前と戦いたい。最大級でベストな状態のお前とだ。170ポンドで夏でも秋でも冬でもいい」

 これに対しマクレガーはツイッターで以下のコメント。

「俺は彼を上手くノックアウトするだろう、間違いない。バチバチの戦いだ。170ポンドと言ってくれたのも嬉しい。ブッ倒すよ。俺のキャリアのどこかで彼と戦うことだけは間違いない。それはいずれ分かるだろう。マイケルの素晴らしい勝利を祝福する」

 マクレガーは最近ライト級に戻るつもりがないことと、カマル・ウスマンとの対戦をアピールしていました。

 同じく『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でジャスティン・ゲイジーに1Rリアネイキッドチョークで勝利したチャールズ・オリヴェイラが以下のコメント。

「ヘイ、コナー・マクレガー。やるのか、それとも逃げるのか?」

 これに対しマクレガーはツイッターで以下のコメント。

「もう減量したいと思っちゃいない。冷蔵庫のような体格になることを本当にエンジョイしている。見返すだけでこのサイズで戦いたい気がしている(笑)。だが、ブラジル人とは100%戦いたいね! 俺はブラジルが大好きだしブラジル人には無敗だ。全てKO勝ちだ。ちょっと考えさせられたな」

 どちらのコメントも現在は削除されています。続きを読む・・・
カテゴリー
DEEP o RIZIN UFC UFC274 ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ベラトール マイケル・チャンドラー 中井りん 堀口恭司 平良達郎 神龍誠

【UFC】UFC 274 チャールズ・オリベイラの激勝に思う

RIZINを巡る週刊ポスト砲の影に隠れてしまいましたが、日本時間8日に開催されたUFC274はなかなか熱かった。マイケル・チャンドラーが衝撃的な前蹴りでトニー・ファーガソンを失神KOすればメインではチャールズ・オリベイラがジャスティン・ゲイジーからバックチョークで一本勝ち。計量オーバーによる王座剥奪の汚名を返上するかのような見事な勝ちっぷりを見せてくれました。

オリベイラのパンチを被弾して出血したものの、決して下がらずに打ち返して、最後の三角絞めからバックチョークに移行する姿を見たら、もしホベルト・サトシ・ソウザがUFCに参戦したらどこまでやれるだろうと妄想したファンは私だけでしょうか。厳しい現実が待っているのは百も承知なんですが、ジョニー・ケース戦での極めの強さと仕掛けの多彩さを見ると欲張ってさらに上のステージでの試合を見たくなってしまいます。

奇しくも同じ日に開催されたDEEP JEWELSと DEEPでは中井りんと神龍誠がUFC参戦をアピール。ラスベガスに滞在中の朝倉海もダナ・ホワイトとの面会でUFCに興味を示した絶妙のタイミングです。

いつの日からか日本人がUFCの名前を出す事が憚られる空気を感じていました。どうせ勝てっこないよと。それが平良達郎のUFC参戦なのか、堀口恭司のベラトールでの敗戦なのか、きっかけはわかりませんが、もう一回UFCで戦おうという意志が見えてきたのは本当にうれしい話。止まっていた時計の針がまた動き始めた気がします。

中井と神龍はUFCと契約なるか。そして朝倉はUFC参戦に傾くのか。最後に全くの願望ですが、令和のヒクソン・グレイシーをUFCで見てみたい。そんな希望が広がったゴールデンウィーク最終日でした。
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC274 コナー・マクレガー シャーウス・オリヴェイラ ジャスティン・ゲイジー

【UFC274】アッパーでダウンを喫するも、右ストレート→後ろ三角→RNCでオリヴェイラがゲイジー倒す

<155.5ポンド変則UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.1R3分22秒by RNC
ジャスティン・ゲイジー(米国)

オリヴェイラの計量失敗により、ゲイジーが勝利した場合のみチャンピオンに認定される変則タイトル戦。いきなり右を決めたオリヴェイラが、首相撲からヒザ蹴りと攻勢に出る。さらに右オーバーハンドを当てたオリヴェイラだが、直後にゲイジーのショートの右アッパーでダウンを喫する。スタンドで待ち構えたゲイジーは、ショートの右オーバーハンドを当てるとオリヴェイラが引き込む。ここもグラウンドには移行しないゲイジーは、立ってきた流血のオリヴェイラのジャンピングガ―ドにも即スタンドに戻る。

オリヴェイラはボディに右をヒットさせると、ゲイジーは左の空振りで腹ばいになるほど姿勢を乱す。首相撲にパンチを打ってきたゲイジーに右ストレートを当てたオリヴェイラ。ダウンを奪うとバックに回り後ろ三角へ。体を起こしてスケープしたゲイジーだが、即背中に回ったオリヴェイラが、バックグラブからRNCを極めてタップを奪った。

勝者オリヴェイラは、オクタゴンの外に出て何やらダナ・ホワイトに話しかけた。スケールに問題がある主張したオリヴェイラは、「おかしなことが起こったけど、チャンピオンの名はシャーウス・オリヴェイラだ。僕がチャンピオンだ。ベルトはここにあるべきだ。誰とでも戦う。コナー・マクレガー、来るか?」とマイクで話した。


The post 【UFC274】アッパーでダウンを喫するも、右ストレート→後ろ三角→RNCでオリヴェイラがゲイジー倒す first appeared on MMAPLANET.