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【ONE169】2度目のMMAへ。ケイド・ルオトロ「次にやってくる波は、失われた柔術の技だよ。それが……」

【写真】緊張しているようには、感じられたなかったケイド。インタビューでは、それを見せないだけかもしれないが──とにかく興味深い話が聞かれた(C)ONE

9 日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE169でケイト・ルオトロが2度目のMMAに挑む。
Text by Manabu Takashima

アフメド・ムジタバと相対するケイドは、8月にCJIを制し100万ドルを獲得。ADCC2022の優勝に続き、この惑星で一番のグラップラーであることを示した。グラップラーが競技で食っていける時代を突き進むケイドが、1億5000万円を獲得した3カ月後にMMAを戦う理由とは。

そして意外な師弟関係にあるエリック・パーソンについて尋ねた。


僕は頭のネジが外れてしまっている

──今週末、アフメド・ムジタバと2度目のMMAを戦います。今の気持ちを教えてください。

「凄くワクワクしているけど、少し緊張しているかな」

──ナーバスになっているというのは?

「いつだって試合前は、ある程度はナーバスになるものだよ。そしてMMAだから、柔術の時よりも緊張の度合いは強い。それでも、楽しみな気持ちの方が大きいけどね」

──もちろん今はムジタバ戦に集中しないといけないのですが、CJI優勝を振り返ってもらえないでしょうか。前回のADCCに続き、CJIの優勝はケイドが改めて世界一のグラップラーであることが証明されました。

「本当に特別な時だったよ。ADCC2022から今年のCJIまで、自分をさらに高めてきた。ただ、これまでのトーナメントで優勝した時のような清々しい気持ちにはなれなかったのも事実だ」

──えっ?

「ONEではタイもベルトを持っている。WNOもそうだ。2人でベルトを巻いた。CJIではタイは不運にもヒザの負傷に見舞われて、決勝まで一緒に進むことがならなかった。確かに100万ドルを手にできたことは、凄いよ。本当に素晴らしいトーナメントだったしね。そこで最高の選手たちに勝つことができた。アメージングな経験になったよ。ただ、タイと優勝をシェアしたかった……」

──ADCCとは違い、同じ階級に出場をしました。決勝に両者が揃って進んでいれば、最後の1試合は行われなかったわけですね。

「そうだね。ファイナルはタイとシェアするつもりだったよ。ただ、タイが2回戦で負ったヒザのケガは酷くて、次の試合に進めなかった。最悪だよ。技術的にタイは僕と比べても……いや、この階級の誰よりも優れているんだ。でも、それが競技の怖いところで、最高の選手が色々なことが要因となって、勝ち上がれるわけじゃない」

──タイの負傷は残念でした。と同時にCJIではアンドリュー・タケットとの準決勝戦、リーヴァイ・ジョーンズレアリー決勝戦など、ケイドや若い選手がグラップリングを観賞用スポーツに昇華させたともいえます。

「そうだね。CJIのルールが、大きく後押ししてくれた。そして、参加選手の多くがただ柔術を戦うだけでなく、エキサイティングな攻防を仕掛けることの大切さを理解していた。退屈な柔術の試合をしていても、生きていくにはアカデミーを開いて指導をしないといけない。

でも柔術を戦って生きていくには、エキサイティングな試合をすることは欠かせない。皆、そういう試合を楽しみにしているのだから。アンドリュー・タケット、そして僕も相当にエキサイティングなファイターだ。その2人が戦ったのだから、試合はああいう風になるよ(笑)」

──CJIはグラップラーが競技生活で、生きていける道筋を創りました。そして100万ドルを手にしたケイドが、3カ月もしないうちにMMAを戦うというのは?

「MMAを戦う理由……、それはCJIが生まれる前からMMAを戦うことを決めていたからだよ。ただし、CJIは本当にタフなトーナメントで体を酷使し過ぎてしまった。ケガも多くて、9月のデンバー大会には出場できなかった。体調はかなり戻せたけど、部分的にはヘルシーでない箇所もある。今週末のファイトが、今年最後の試合になる。タイと一緒に体の回復に努めて、来年はもっと強くなって戻って来るつもりだよ」

──ケイドやタイのグラップリング戦を見るのが楽しみなのは、100パーセントのリアルファイトでシリアスな戦いにあっても、2人も楽しく戦っているように映るからです。その一方で殴りに来る相手と戦うMMAで、ケイドは楽しむという気持ちがあるのでしょうか。

「MMAと柔術は違うね(笑)。正直、それでも楽しもうと思っているよ。その恐怖を楽しむような感覚があるんだ。サーフィンで、とてつもないビッグウェイブに挑む時のようにね。そして、海に投げ出されるとサメが回りにいる。そういう危険な状況を欲している自分がいるんだよ」

──命綱なしにクライミングに挑むようなモノですか。

「それっ!! その通りだよ。MMAって、僕にとってそれに等しいんだ。相手は僕を失神させようと殴って来るんだけど、僕は頭のネジが外れてしまっているのか……そこをエンジョイしているんだ」

──そんなMMAを戦う時に、コーナーにエリック・パーソンの姿が見られました。UFCの前から日本で、30年以上前に戦っていたエリックはいわばオールドスクール・ガイです。もちろん今のMMAに適応していますが、彼の指導をケイドが受けているのが凄く不思議で興味深いです。

左にエリック。右にタイ。6月のMMA初戦のケイド陣営(C)ONE

「エリックは日本に30回以上行っていると言っているし、そうか……顔見知りなんだね。

凄いや、それって!! 僕がエリックに初めて会ったのは、5年ぐらい前かな。まだガキの頃だよ。当時の僕にとって、プロフェッサー・アンドレ・ガルバォンこそが最高であり、唯一絶対的な指導者だった。

でもエリックって、別モノなんだよ。彼は柔術も学んでいるけど、それこそ柔術が失ってしまったモノを持ち続けている。シュートレスリング、キャッチレスリングには僕らが目にしなかった技術が存在していた。

技術の変遷って、サークルじゃないか。ADCCでもレスリングが全盛で誰もがレスリングに懸命になっている時期があった。その前はレッグロックの時代だ。皆がレッグロッグを学ぶ必要があった。で、僕が想うには次にやってくる波は、失われた柔術の技術だ。それがエリック・パーソンのシュートレスリング、キャッチレスリングに残っている技術なんだよ」

──もの凄く興味深いですね。

「レッグロックを見てみようよ。昔のテクニックだ。ダーティーだと忌み嫌われて、誰もが忘れていた。でも、今では絶対に欠かせない技術になっている。20年の年月を経て、エディ・カミングスがレッグロックを極めまくり、その重要性を皆が再確認した。

エリック・パーソンが見せてくれたテクニックは、僕が見たことがないものだった。殺しの術というのか、もの凄く興味深いモノだったんだ。加えてエリック・パーソンはMMAの経験も豊富でパンチ、キックも含めて知識の宝庫といえる。何もかも知り抜いているよ。

なによりも人として最高なんだよ。本当のナイスガイで、このスポーツで出会ったことがない人間性の持ち主だ。そんなエリックだから、彼の教えを受けることを決めたんだよ」

エリックは聖水で僕の体を清めてくれ、十字を切り、オイルを焚いて……

──いやぁ、ケイドがそんな風にエリックのことを話してくれると、こっちまで嬉しくなってしまいますね。

「エリックって、一度見たことを写真に収めるように忘れることがないんだよ。本当に凄まじい知識量を誇っている。100万にも及ぶ技術を、シェアしてくれるんだ。彼のMMAの技術、知識、そして重ねて言うけど素晴らしい人間性が僕を助けてくれる。

実はあまり言ってこなかったけどMMAデビュー戦の前夜、僕はものすごく体調が悪化していたんだ。凄く寒気がして、血を吐きだすぐらいで」

──えぇ、そうだったのですか!!

「寒くて寒くて。父もどうして良いか分からなくて。咳が酷くて、息苦しくもあった。でも真夜中にエリックが部屋に来てくれた。エリックは聖水で僕の体を清めてくれ、十字を切り、オイルを焚いてマッサージを1時間もしてくれた。すると体の毒素が洗い出されたみたいになって、もう別人かのように回復したんだ。マーシャルアーチストだけでなく、彼はヒーラー(宇宙や生命のエネルギーを活用して、人々を癒す人物)なんだ」

──その話、皆が訝しく思うかもしれないですが……。今日は時間がなくて、私の話をすることはできないのですが、実はカリフォルニアで体調不良に陥った自分は、エリックに同じ癒されたことがあります。いやか、いつの日かケイドとエリックの対談をさせて欲しいです。

「おお、そうなんだ!! 絶対、その取材をやろうよ!!」

──ハイ。ただ今日は試合前のメディアデーで、時間も限りがあります。なので……2度目のMMAファイトでケイドは、何を見せたいのか話してもらえますか(笑)。

「まずベストを尽くすこと。キックもパンチも使うよ。そして、最後は僕のルーツ……柔術を駆使してフィニッシュする。対戦相手はレスラーで、柔術も茶帯か紫帯で危険な相手だ。KO勝ちもできるしね。テイクダウンの距離もグラップリングとMMAでは違ってくる。でも、僕だって打撃とグラップリングの融合を目指して練習してきた。しっかりと、仕留めるよ」

──さきほど、年内は今回の試合が最後になると言っていました。では2025年はどのような目標を持っているのでしょうか。

「来年はよりMMAに集中して、戦績を積み重ねていきたい。ただ柔術家としても、ONEのベルトを保持続ける。そしてADCCやCJIのような機会があれば、頂点を目指すつもりだ。それでもMMAで戦績を増やすことに、より集中したいと思っている」

■ONE169 視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE169 対戦カード

<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] アナトリ―・マリキン(ロシア)
[挑戦者] ウマウ・ケニ・ログログ(セネガル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジェイコブ・スミス(英国)

<ONEキックボクシング女子世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者] ジャッキー・ブンタン(米国)
[挑戦者] アニッサ・メクセン(フランス)

<フライ級((※61.2キロ)/5分3R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
ダニー・キンガド(フィリピン)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)
タギール・カリロフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<キック・ストロー級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ジャン・ペイメン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
アミール・アリアックバリ(イラン)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
エディ・アバソロ(米国)
モハメド・ユネス・ラバー(アルジェリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
マカレナ・アラゴン(アルゼンチン)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア)
ヴァウテル・ゴンサウベス(ブラジル)

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【ONE169】試合キャンセルから1カ月後のアラゴン戦へ。三浦彩佳「まだ私に需要があるんだとプラスに」

【写真】「今年は大変な1年でしたけど、報われるものにしたいです」と笑顔で語る三浦(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE169で、三浦彩佳がアルゼンチンのマカレナ・アラゴンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

三浦にとって2019年のONE参戦以降、特にコロナ禍を経て2020年からは苦難が続いた。今年に入っても1月の平田樹戦からONEアトム級に転向し、2度のジヒン・ラズワン戦のキャンセル――そんななかでアラゴンとの試合が決まった三浦が、ONEアトム級で見出した光明とは。


――MMAPLANETではタイ入り直後にインタビューし、計量後にもコメントをもらってアップする予定でした。そこで試合中止というニュースが入り、三浦選手に連絡すると「怒りのミーティング中です」との返事があって『何が起こっているのか!?』と思いました。

「アハハハ! そうでしたね」

――公式発表は「ラズワンがハイドレーションテストをクリアできず、三浦彩佳との試合は中止」というものでした。計量当日、どのような状況だったのか教えてもらえますか。

前回は入国直後にインタビューを受けてくれていた三浦。計量後にアップ予定だったが……(C)SHOJIRO KAMEIKE

「まず私が計量をパスして、リカバリーに入ったんですよ。その間、トレーナーの堀江(登志幸)さんが計量会場に残ってくれていました。私はラズワンも計量をパスするだろうと思っていたけど、『ラズワンは体重もハイドレーションもオーバー』と聞いて……」

――最初はラズワンが両方ともクリアできなかったわけですね。

「はい。私は『えっ!?』という感じでした。そこで正直——私はラズワンに対して怒りを覚えてしまったんですよ。前回は怪我でキャンセル、今回は計量オーバーって……。

4月のキャンセルも、発表後にラズワンがSNSにラズワンがSNSに『これなら試合できただろ』と思えるような投稿をしていたんです。キャンセルの理由は怪我だったけど、体重が落ちなかったんじゃないかとも考えてしまいますよね」

――実際のところは分かりませんが、そう疑われても仕方ない面はあるでしょう。ラズワンは3月の澤田千優戦でも計量オーバーでしたし。

「それで私は気持ちを揺さぶられたくないと思って、堀江さんと長南(亮TRIBE代表)さんにリカバリーに専念します』と、その場を離れました。でも2時間リカバリーして食事も終えたあと、『ラズワンが体重は落とせていたけど、尿を提出できなかった。ラズワンは失格で、この試合は中止となる』という情報を、SNSで視たんですよ」

――……えっ!? 対戦相手に連絡する前にSNSで発表したのですか。

「……いろいろと衝撃的すぎました。日本に帰ってきてからは普通に過ごしましたけど、当日はホテルで大暴れしましたよ。『こんなに人って怒れるんだ』っていうぐらいに(笑)。

私としては前回、すごく調子が良かったんです。全てを研ぎ澄ますことができていて、長南さんもそれを信じて『やっと試合ができる』と喜んでくれていました。自分は人生を賭けてONEに来ている。もともとはONEでいえばストロー級なのに、アトム級に落としている――という、いろんな感情があって大暴れしましたね」

――その時の状況を想像するのも怖いです(苦笑)。

「アハハハ。もうあの場にもいたくなかったので、すぐ飛行機の便を変更してもらい、帰国しました」

――結果、自身が出場する大会を日本で視聴していたそうですね。あの時、冷静に大会を視ることはできたのでしょうか。

「落ち着いていましたけど、ちょっと変な感じはしましたよね。本当に何とも言えなかったです。でもすぐに試合を組んでくださって、帰国してすぐにファイトキャンプに入った形になりました。ここまでドタバタな1カ月でした(笑)」

――ラズワン戦に向けて「すごく調子が良かった」とは、それだけONEアトム級への減量も順調だったのですね。

「順調でした。『もともとアトム級なんじゃないか』って言われるぐらいで。それはもう本当にトレーナーさんのおかげです。私自身もすごく勉強になりましたし」

――初のONEアトム級戦であった、1月の平田樹戦よりも遥かに良かったのですか。

「遥かに――そうですね。遥かに良かったです。これは今だからこそ言えますけど……あの時は試合が決まってから、毎日お腹を壊したり、胃が痛かったりして。試合直前まで、いろいろありました。『こんなに苦しい試合ってあるんだろうか』と思うぐらい。それを乗り越えることができたのは自信になりました」

――なるほど。以前なら2度も試合をキャンセルされたら、ずっとモヤモヤした気持ちが残るタイプだったように思います。それは成長といえるのでしょうか。

「今日はまだ文句を言いいましたけど(笑)、もうラズワンのことは相手にしていません。なるべく記憶からなくすようにしている、と言いますか。それもONEがすぐに試合を組んでくださったおかげで、感謝しています。ラズワン戦がキャンセルになったあと、現地でも『すぐ試合を組む』とは言ってもらえていました」

――これまでONEで試合をし続けるなかで、様々な苦難がありました。しかし今回それだけのフォローをしてもらえたとは、嬉しいことではないですか。

「ありがたいですし、実はラズワンに勝ったら今後はこう――という提案も頂いていて。私が階級を落とすことで対戦相手の幅も広がったでしょうし、そういう提案を頂くことができているのは、『まだ私に需要があるんだ』と気持ち的にはプラスになりました」

――需要がある。つまり試合が組まれるということは、一番安心できる材料でしょう。

「はい。現地で提案を頂いた時は、『今はラズワン戦に集中します』と答えました。結果的に試合がなくなり――でも、すぐにファイトキャンプに入って。これが今年4回目のファイトキャンプなんですよ。この年齢(現在34歳)になっても、まだ自分を作り上げることができる。それもプラスになっています。……ということも、試合に勝ってから言えることかもしれないですけど、私は勝つと信じてやっているので」

――次の対戦相手、アラゴンはONE初戦で情報も少ないかと思います。

「情報はあまりないですね。柔道がベースで、MMAの試合ではアヤカロック(スカーフホールド・アメリカーナ)をやっている映像は視ました。

柔道ではアルゼンチン代表になっているみたいですけど、正直実力は分からないですね。まだMMAでは3戦しかしていなくて、そこは私のほうが場数は多いですし。MMAでは私のほうがいろんな経験をしてきていると思いますし、全てにおいて圧倒したいです」

■ONE169 視聴方法(予定)
11月9日(土・日本時間)
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■ONE169 対戦カード

<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
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<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] ジェイコブ・スミス(英国)

<ONEキックボクシング女子世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者] ジャッキー・ブンタン(米国)
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<フライ級((※61.2キロ)/5分3R>
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<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
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<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
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ボクシングジムの更衣室で”盗撮”経営する男を逮捕

久留米市のボクシングジムオーナーの男が、自身が経営するジムの女子更衣室で女性客を盗撮したとして6日、逮捕されました。

警察によりますと、田原雄二容疑者(43)は5日午後7時前、自身がオーナーを勤める久留米市のボクシングジム更衣室で、女性客(32)の下半身をスマートフォンで盗撮した疑いがもたれています。

更衣室の床に穴が開いた状態で置かれた不審な手提げバッグを女性客が見つけ、中からスマートフォンが出てきたことで被害が発覚しました。

この直前、田原容疑者は更衣室から出てくるところを女性に目撃されていて、女性に問い詰められ犯行を認めたということです。

田原容疑者は警察の調べにも「間違いありません」と容疑を認め、余罪についても捜査が進められています。

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45 Giant Killing MAGISA MMA MMAPLANET o RIZIN Torao Wardog YouTube キック ブラジリアン柔術 ボクシング 修斗 安保瑠輝也

【Giant Killing02】岡山県笠岡市の格闘技イベントから考える、各地域大会とMMAキッズたちの存在について

【写真】blooM&TEAM AGENT、OKAYAMA TOP TEAMのメンバー(C)SHOJIRO KAMEIKE

11月3日(日)、岡山県笠岡市の笠岡市民体育センターで『Giant Killing02』が開催された。
Text by Shojiro Kameike

『Giant Killing02』とは既報どおり、前Wardogストロー級王者のMAGISAが、地元で開催する町おこし格闘技イベントだ。笠岡市は岡山県の南西部、広島県との県境に位置する。現在は漫才コンビ「千鳥」の出身地といえば分かる人も多いだろう。
笠岡市は、MMAに関していえば未開の地といっても過言ではなかった。岡山市、倉敷市といった岡山県内の都市から離れ、お隣には広島県第二の都市である福山市が存在する。MMAを練習するとなれば、岡山市か倉敷市、あるいは福山市のジムや練習会に通うしかない。主催者であるMAGISAのMMAキャリアのスタートも同様だった。
そんななか2年前にMAGISAが地元でMMAジムblooMを設立し、さらにイベントも開催するようになった。この新しい動きから考える、日本MMAの未来に必要なものとは。


当日は大会運営からジュニア選手のセコンドも務めたMAGISA(C)SHOJIRO KAMEIKE

岡山県と広島県のMMAにおいて、プロ修斗興行『TORAO』が果たした役割は大きい。岡山県北部の津山市でアマチュア修斗イベントとしてスタートし(当時は闘裸男と漢字表記だった)、2005年からプロ修斗も行われるように。その後は四国、山口県、そして福岡県まで開催エリアを広げていった。アマチュア修斗ならびにJBJJFブラジリアン柔術大会の開催が、その礎となった。今大会の主催者の一人であるMAGISAもキャリアの序盤でTORAOに出場している。

一方、当時はアウトサイダーブームもあり、日本各地で多くの地下格闘技イベントが開催されていた。今でこそ地下格闘技出身ファイターがRIZIN等で活躍する姿も見られるが、何より地下格闘技に限らず安全性に欠けたイベントが問題視されたことも事実だ。同時に会場内での素行の悪さから、各地で会場が使えなくなるという問題も発生する。岡山県も例外ではなかったが、MAGISAによれば「会場が使用できなくなったことで、岡山県内で地下格闘技がなくなった。あるいは存在が聞かれなくなった」という。

前述のとおり、安全性に欠けたイベントを容認することはできない。一方で地下格闘技をキッカケとして、本気でMMAに取り組み始めた若者も多い。今回のGiant Killingでも、かつて地下格闘技で戦ってきたと思われる選手が多数出場していた。しかしながら――これはアウトサイダー&地下格闘技ブームの頃から各ジムで言われていたことだが――技術を培いながらも、スタミナやフィジカル面で至らない選手が目立つ。

大会には安保瑠輝也や、ブレイキングダウン出演者もゲストとして招かれていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

MAGISAは自身のジムbloomでも、会員は3つの層に分かれるという。それは①プロを目指す層②趣味の一般会員層③地下格闘技に出ていた層だ。今大会でMMAの試合に出場していたのは③に当たるとMAGISAは説明する。キックボクシングの試合では、コメントを求められたスペシャルゲストの安保瑠輝也が、「もっとスタミナをつけてから……」と明言する場面もあった。リーチ、間合い、当て勘——全てにおいて優れた面を見せながら、彼らに足りないものは明白だった。

間合い、上下の打ち分けからアッパーなど打撃を見せていた子供たち。彼らは全員MMAを志すファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

そのなかでblooMとTEAM AGENTの合同練習会「OKAYAMA TOP TEAM」に参加している選手は、ジュニアの試合から違いを見せている。この日、ジュニアについてはキックボクシングとボクシングルールの試合のみではあった。しかしOTTでは基本的にMMAの練習を行っている。この日もMMAの対戦相手をマッチメイクすることができず、打撃の試合に出場することになった。とはいえ組みの練習によって体ができている点は大きい。この日試合に出場しなかったOTTのメンバーからも、12月1日に神戸市立王子センターで行われる「全日本キッズ/ジュニア修斗選手権大会」への出場があるという。こうして日本全国で地域密着の格闘技が子供たちを育て、アマチュア大会を経てプロの試合に出場する時、Giant Killingの雰囲気も大きく変わるだろう。

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楽しく熱く女子柔術スパーリング

塾生たちの熱く楽しい稽古の様子を配信します。
塾長がサングラスをかけていますが目が悪いからなので悪しからず。

武道塾は日本の伝統文化と武士道精神を継承し心身ともに強い人間力を養う道場です。
ただ厳しいだけではなく楽しみも笑いも沢山ある人間味ある道場でもあります。

愛媛県松山市周辺で活動する武道塾空手の日々の稽古の様子はlive配信も行っています。
#空手#武道塾#総合格闘技#柔術#女子空手#格闘技#キックボクシング#live#オンライン

道場
東温市 本部道場 (南吉井小学校体育館東側)
松山市 坊っちゃんスタジアム道場(坊っちゃんスタジアムスポーツフロア1) 
石井道場(石井公民館) 

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YouTube 武道塾チャンネル
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日本空手道武道塾公式サイト
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毎日の稽古の様子は 道場blog
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武士道、日の丸、旭日旗をデザインした様々なグッズを販売しています。
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【結果速報】井上尚弥の新たな最強挑戦者リアム・デイビスvsシャバズ・マスード【IBOスーパーバンタム級タイトルマッチ】

リアム・デイビスvsシャバズ・マスード IBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
Liam Davies v Shabaz Masoud – IBO super bantamweight
Instagram→https://www.instagram.com/djsjboxing/

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井上尚弥の試合はLemino(レミノ)月額990円ですが最初1ヶ月の無料トライアル期間に退会すれば1ヶ月は無料で見れます。こちらからアクセス
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UFC on ESPN+104:メインイベント・ブランドン・モレノ vs. アミル・アルバジ

フライ級5分5R。モレノ2位、アルバジ3位。

前王者モレノはタイトルを失った昨年7月のパントージャ戦、今年2月のメキシコ大会でのロイバル戦と連敗中だが、どちらの試合もスプリット判定での負けで、内容は競っていた。2連敗したことで、一度は長期休養を宣言したが、すぐにモチベーションが戻ってきて、翌月にはもう戦いたいと思うようになったとのこと。現王者パントージャとはTUFの非公式戦から3度戦って3連敗中。初期はグラップラーの印象が強かったが、タイトルに絡むようになってからはボクシングも向上している。30歳で、現時点の元UFC王者では最年少。

アルバジは中東生まれ初のUFC王者にもっとも近い存在(ウェルター級王者ベラル・ムハメドは両親はパレスチナ人だが、出生地はアメリカ)。イラクで生まれ、7歳の時に一家で国外に脱出。スウェーデンで育ち、一時はストリートギャングに加わったこともあったが、UFCを見てMMAを始める。中東のBRAVE CFでキャリアを積む中、コロナ禍で行われていたアブダビUFCファイトアイランド大会に代役出場する機会を得てUFCと契約。UFCデビューからは5連勝中だが、3位ながらランカーとの対戦は前回のカイ・カラフランス戦のみ。柔術バックボーンのグラップラー。本来は、今年2月にモレノ戦が組まれていたが、首を負傷し欠場。左手が動かなくなり、5ヶ月間は練習もできなかったとのこと。今回が1年5ヶ月ぶりの試合となる。31歳。

ジャブで牽制する両者。パンチから組み付いたモレノだが、こだわらずに離れる。アルバジワンツー。ジャブから左ミドルを出したモレノ。さらに右をヒット。前蹴りを見せるアルバジ。アルバジカーフキック。前傾姿勢のモレノがバランスを崩した。ジャブのダブルを放つモレノ。ステップインしてジャブ。残り1分。ボディを入れたアルバジ。ワンツー。前蹴り。モレノ飛び込んでワンツーからロー。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でモレノ。アルバジはまだ組みに行く動きはない。アルバジだけ、なぜかさかんに足がスリップしている。

2R。ジャブをヒットさせるモレノ。ワンツーに下がったアルバジだがそこに左ハイ。圧を掛けてきた。アルバジケージ際をサークリング。右オーバーハンドで出たモレノだが組み付いたアルバジ。しかしモレノ引き剥がす。ジャブを入れたモレノにアルバジもジャブを返す。ワンツーを入れたモレノ。アルバジ手数が減っている。しかしアルバジタックル。テイクダウン。が、寝かされる前に素早く立って引き剥がしたモレノ。ワンツー。ジャブを出したアルバジだがモレノのジャブを被弾。さらに右オーバーハンドもヒット。モレノパンチのコンビネーションを打ち込む。残り1分。ジャブがヒットし一瞬ぐらついたアルバジ。残り30秒でまたパンチ連打を入れるモレノ。左アッパーから右。ホーン。

2Rも打撃で攻勢のモレノセミは3Rからペースが変わったが、アルバジには展開を変える力はあるか。

3R。アルバジタックルフェイントからパンチで出る。一瞬バランスを崩したモレノだがワンツーをヒット。左ハイ。右フックから左ボディ。モレノ振りが大きくなってきた。左ボディ。アルバジのワンツーがヒット。しかしモレノ右のクロスカウンター。ヒザを出したアルバジ。ヒットしたがモレノがさらにパンチを入れる。モレノ飛び込むと左フック。パンチが目にヒット。アイポークをアピールするが違うとアピールしたモレノが出る。残り1分。アルバジ虚を突いてシングルレッグ。が、しつこく仕掛けることなく放した。ホーン。

3Rもモレノ。アルバジはフィニッシュが必要。

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AB o UFC アレクサ・グラッソ エディ・ブラボー タイラ・サントス ボクシング

UFC on ESPN+104:セミファイナル・エリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス

女子フライ級5分5R。ブランチフィールド3位、ナマユナス5位。

ブランチフィールドはUFCデビューから6連勝で、ランキングも2位まで上昇。タイトル挑戦経験者のジェシカ・アンドラジ、タイラ・サントスを下している。しかし、女子フライ級が2年間アレクサ・グラッソとヴァレンチーナ・シェフチェンコのリマッチ(3度目はTUFのコーチ対決のため1年間のインターバル)で停滞しており、ブランチフィールドは待たされることに。3月の前戦は、同じようにUFCデビュー以来連勝を続けていたマノン・フィオロとの潰し合いで、ストライカーのフィオロからテイクダウンを奪えず判定負けでUFC初黒星を喫した。20歳の時にエディ・ブラボー主催のグラップリングイベント・EBIでトーナメントを制しているグラップラーだが、前回の敗戦からの敗戦から、今回はボクシングを強化してきたとのこと。女子フライ級ランカー最年少の25歳。

ナマユナスは初のタイトル挑戦が、TUFの女子ストロー級初代王者決定トーナメント決勝のエスパルザ戦で、10年前の12月。そのエスパルザも先日引退を表明した。2017年にヨアンナ、2021年にはジャン・ウェイリーと、当時負けが想像できなかった王者をいずれも1RでKOして王座を獲得し、ダイレクトリマッチでも返り討ちにして勝利。が、いずれもその次の試合で王座から陥落している。2022年にエスパルザとの再戦で王座から陥落してからはフライ級に転向。初戦のマノン・フィオロ戦は、序盤でパンチを打ち込んだ時に指を骨折するアクシデントもあり判定負けしたが、その後はアマンダ・ヒバス、トレイシー・コルテスとランカーを連破。ここ2戦はいずれも5Rマッチでの判定勝ちだが、打撃でリードしたところから終盤失速しての逃げ切り勝ちとなっている。32歳。

次期タイトル挑戦はフィオロが濃厚で、この試合の勝者はその次の王座挑戦にもっとも近い存在となる。

距離を取るブランチフィールド。ナマユナスはジャブで牽制。ジャブが顔面にヒット。ブランチフィールド見えていないか。右を打ち込んだナマユナス。飛び込んでジャブを打ち込みすぐ距離を取る。ブランチフィールドも出てパンチを出すがかわされる。ブランチフィールドの打撃の打ち終わりにパンチをヒットさせたナマユナス。残り1分。ブランチフィールドまだ組みに行かない。前に出たところでジャブをもらう。パンチで出るブランチフィールドだがジャブを被弾。ホーン。

1Rナマユナス。

2R。ジャブで牽制するナマユナス。ブランチフィールド詰めてパンチを出していくが、クリーンヒットがない。パンチで出るブランチフィールドだがナマユナスのパンチを被弾。しかしタックルへ。組んでケージに押し込んだ。ダブルアンダーフック。が、逆にナマユナスが払い腰でテイクダウン。亀になり立ったブランチフィールドだがナマユナス離れた。ブランチフィールドの打撃がヒットせず、ナマユナスがパンチを入れる展開が続く。詰めてパンチから組み付いたブランチフィールドだが引き剥がしたナマユナス。離れ際に右を入れた。ブランチフィールの残り15秒でケージに押し込みシングルレッグ。しかし倒せず。ホーン。

2Rも打撃のヒットでナマユナス。さらにブランチフィールドのテイクダウンも防いでおり、5Rあるがブランチフィールドは早くも手詰まりに。

3R。ブランチフィールドパンチで出る。打たれているが詰めていく。若干押され気味のナマユナスが逆にタックルに。しかしブランチフィールドがぶるとそのままケージに押し込んだ。ボディロックからテイクダウン。倒され際にフックスイープで返そうとしたナマユナスだが返せず。ハーフで押さえ込んだブランチフィールド。削っていきたいが押さえ込んでいる。ナマユナスも下からホールディングし、動きがない。会場ブーイング。細かいパンチを入れるブランチフィールド。ナマユナス下で凌ぐだけ。リスクを冒して逃れようとはしない。残り1分。レフェリーが攻めろとアピールする。体を起こして殴るブランチフィールド。残り10秒でガードに戻したナマユナス。下から蹴って離そうとしたところでホーン。

3Rはブランチフィールド。

4R。また詰めてパンチを打ち込むブランチフィールド。ナマユナスもジャブを返すが、ブランチフィールドは連打を出していく。手数を増やしている。左ミドル。ナマユナスちょっと動きが落ちているか。パンチから組んだブランチフィールド。ダブルアンダーフックでケージに押し込んだ。両脇を差し上げられているナマユナスだが、差し返した。離れる。ブランチフィールド常に連打を出していく。ナマユナス、足のステップが前半ほどのスピードがない。シングルレッグで飛び込んだブランチフィールド。ナマユナスこらえた。離れる。しんどいナマユナスだが手数を出していく。ブランチフィールド詰めて左ミドル。ホーン。

4Rは終盤ナマユナスが盛り返したが、全体の打撃のヒット数でブランチフィールドか。

5R。両者激しい打撃戦。ナマユナスもギアを上げた。ブランチフィールドが出るが、ナマユナスが逆にタックル。しかし小手に巻いて凌いだブランチフィールド。打撃戦からブランチフィールドダブルレッグ。尻下でクラッチしてテイクダウン。マウント!ガードに戻したナマユナスだが背中を付けている。ブランチフィールドパスしてサイド。クルスフィックス。ヒジを入れるブランチフィールド。腕のロックを外したナマユナスだが、ブランチフィールドはキムラ狙い。ブランチフィールド背中を向けて亀になり立ちに行くが、バックに回ったブランチフィールド。足のフックは許していないナマユナスだが、このままでは勝てない。立ったがブランチフィールドバックキープ。ケージ際で正対。投げを狙ったナマユナスだがブランチフィールドこらえた。ブランチフィールドまたダブルレッグ。こらえたナマユナス。タイムアップ。

1・2Rはナマユナス、3・5Rはブランチフィールド。4Rはややブランチフィールドだが、割れるとしたらこのラウンドか。

三者48-47でブランチフィールド勝利!

2Rまでは完全にナマユナスペースだったが、3Rに打撃でペースを上げてから引っくり返した。ナマユナスはフライ級では後半失速しがちだったが、今回も3R以降ペースダウンしてしまった。

ブランチフィールドは元王者グラッソを相手に指名。王者はフィオロと対戦するだろうことを考えると、これがベストのマッチメイクか。

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN246 ダスティン・ストーツフス ボクシング マフクアンドレ・バリユー

【UFN246】ダーティボクシングの展開から右フック一閃、ストーツフスがバリユーを豪快KO

<ミドル級/5分3R>
ダスティン・ストーツフス(米国)
Def.1R4分28秒 by KO
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

バリユーが右を振って前に出る。ストーツフスが右カーフを蹴るとバリユーがバランスを崩す。ストーツフスは左腕でバリューの頭をがぶり、右腕でバリユーの右足を持って寝かせる。ストーツフスはバリユーの右足を超えてハーフガードでトップキープしてパンチを落とす。バリユーが半身になって体を起こすと、ストーツフスはジャパニーズネクタイを狙いつつ、バリユーの首をコントロールする。

これは外れるがストーツフスはハーフガードでトップキープしてマウントへ。バリユーがケージを蹴ってマウントから脱出して立ち上がる。試合がスタンドに戻るとダーティボクシングでの打ち合いとなり、最後はストーツフスが右のショートフックでバリユーの顔面を打ち抜くと、バリユーがばったりと崩れ落ち、ストーツフスが豪快なKO勝利を収めた。


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