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薬師寺流526話 薬師寺ボクシングジム ゴルフコンペ第2弾!

今回は毎年恒例 秋の薬師寺ボクシングジムゴルフコンペの開催!
今回は”竹原 慎二” “畑山 隆則”と初参加の”亀田 大毅”を迎えた
豪華メンバーでお届け!
今回は第2弾!

薬師時流では、元プロボクサーで、元WBC世界バンタム級チャンピオンの薬師寺保栄が登場しカスタムカー・チューニングカー・スーパーカーなどの車やショップだけじゃなく食事などのグルメやイベントを紹介しています。

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45 AB ABEMA K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 ROAD FC Road to UFC TATSUMI UFC アラン“ヒロ”ヤマニハ アリベク・ガジャマトフ イゴール・タナベ イ・ジョンヒョン イ・ユンジュン キック キム・ギョンピョ キム・スーチョル シン・ジョンミン シン・ユリ スダリオ剛 トニー・ララミー ヒロヤ ボクシング マゲラム・ガサンザデ マルコス・ヨシオ・ソウザ マーク・クリマコ ライカ ヴガール・ケラモフ 伊藤裕樹 佐々木克義 倉本大悟 加藤久輝 北方大地 山本聖悟 平松翔 摩嶋一整 昇侍 村元友太郎 泰斗 浜崎朱加 海外 白川ダーク陸斗 神龍誠 秋元強真 窪田泰斗 芦澤竜誠 那須川龍心 鈴木博昭

【RIZIN LANDMARK10】フライ級がヤバい!! 伊藤裕樹戦へ、イ・ジョンヒョン「自分にとって丁度良い獲物」

【写真】伊藤の情報を入手しまくり。パチンコネタで計量を盛り上げた(C)SHOJIRO KAMEIKE

RIZINフライ級戦線が熱い。豊富な日本勢に加え、海外勢の来日が増えている。明日17日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10にイ・ジョンヒョン、アリベク・ガジャマトフ、そしてトニー・ララミーが来日する。
Text by Manabu Takashima

ダゲスタンのガジャマトフ、カナダのララミーに続き、今回は韓国のイ・ジョンヒョンのインタビューを掲載したい。コロナ禍のK-MMAが生んだ新鋭は、3分✖3Rで寝技限定という速攻型&打撃重視のMMA=ARCで4連勝を飾り、ROAD FCにステップアップを果たす。ここでも3連勝、2試合がKO勝ちというレコードを築き、19歳の若者は自らを「天才」と呼ぶようになっていた。

しかし、Road to UFCでは初戦でマーク・クリマコに敗れ、母国での再起後は今年4月にRIZINに初来日をしたものの神龍誠にキャリア初の一本負けを喫した。この2つの敗戦で自らの力不足を実感したイ・ジョンヒョンだが、今回の伊藤祐樹戦には絶対の自信を見せ、ビッグマウスも復活している。

その自信の裏には、チームAOMのイ・ユンジュン監督の気持ちを削り続ける猛トレーニングが存在した。


──RIZIN LANDMARK10で伊藤祐樹選手と対戦するイ・ジョンヒョン選手です。MMAPLANETには今から2年半前に初めてインタビューをさせて以来の登場となります。当時は戦績7勝0敗でまさに怖いモノ無し状態でしたが、昨年のRoad to UFCで初めて挫折を味わいました。Road to UFCの経験は如何に生きていますか。

「あの負けは、しばらくはトラウマになっていましたね……。デビューから無敗で……ずっと勝っていたので、心が折れて。格闘技を辞めようかと思い詰めるような状況に陥っていました。

でも、せっかく始めた格闘技です。初心に返るということではないですが、やっぱり自分は格闘技が好きですし、自然とやりなおそうと思えるようになりました。同時にあの敗北から、自分はまだまだ十分でないことを学びました。誰にも負けない自信を持っていたのですが、経験、スタミナ、パワーと足らないところだらけでした。だからこそ、もっと頑張ろうと思えるようになれました」

──その後Road FCで一度戦って、今年の4月にRIZINに初来日を果たしましたね。それこそ前回のインタビュー時に那須川天心選手と戦いという発言も聞かれました。

「Road to UFCを選んだということではなくて、オファーがRIZINより早かったから出場しました。日本のMMAには強い選手が多いですし、RIZINで自分の力を見せたいと思ってRIZINで戦うことを決めました」

──そして強い日本人、神龍誠選手に敗れました。

「十分に勝てると思っていました。結果的にRoad to UFCの時と同じですが、自分はまだまだ不足しているところが多いと勉強させてもらいました。RIZINという大舞台、そしてリングで戦うことも初めてだったので、経験不足を感じましたね」

──テイクダウンのある相手に、自分の打撃ができない。マーク・クリマコ戦、神龍誠戦はそのように見えました。これらの敗北を経て、レスリングに力を入れるなどトレーニングに変化はありましたか。

「正直、Road to UFCの時に相手選手の戦い方が怖いと感じていました。チームも移ったばかりで慣れないことが多く対処しきれていなかったですし、レスリングが強いことを意識過ぎて、持ち味である打撃の威力が半減してしまっていました。それ以前に、自分のファイトスタイルは完成度が低かったです。ただ、神龍戦以降の練習で打撃の感覚も取り戻し、レスリングは攻めも防御も成長したので今回の試合は大丈夫です」

──以前はフリーで活動していましたが、Road to UFCの時は特定のジムに所属していたのですね。

「2年前は確かにフリーでした。今はイ・ユンジュン監督のチームAOM(Art of MMA)で練習しています。金曜日のプロ練習にはキム・スーチョル選手のような王者クラスの選手や、外国人選手も来ているので良い練習ができています。

フリーで出稽古をしていた時も、自分では頑張っているつもりでした。でも、結果的に追い込めていなかったことは多々あると思います。今はイ・ユンジュン監督から、しっかりとプロの一流選手と同じだけの練習を課されています。力を抜くことなど一切できない。もの凄く追い込まれています。その結果、ようやくMMAが少しだけ分かってきたような気がします」

──イ・ユンジュン監督はキム・スーチョル選手によると「メチャクチャ、追い込まれる」という話ですが、相当に厳しい指導者なのでしょうか。

「いや、スーチョルさんより自分の方がもっと鍛えられていますよ(笑)。スーチョルさんは体力面、自分は精神面で鍛えられてきました。試合は5分✖3Rです。でも、イ・ユンジュン監督は僕らに5分✖3Rのスパーリングを3本やらせてから、6分✖3Rのスパーをするように命じています。その間、相手は5人も入れ替わるんです。

そんなスパーを週に2度……続けていると、本当に気が狂いそうになります。結果、スタミナもメンタルもメチャクチャ強くなりました。なのでイ・ユンジュン監督には感謝しています。

試合まで3週間残っていますが(※取材は10月24日に行われた)、試合の心配だけでなく……明日も6分✖3Rのスパーリングの日なので……もう、そっちの方に気持ちがいってしまって憂鬱でしょうがないです(苦笑)」

──それだけ厳しい練習を繰り返していると、2年前のインタビュー時とは違う自信を手にできているのではないでしょうか。

「自分はRoad to UFCでも、神龍戦でも結果を残せなかったです。もうRIZINで戦う機会は与えられないかもしれないと思っていました。だから、伊藤選手との試合は自分のMMAファイター人生で本当に大切な試合になります。緊張感を持って、戦うことができるはずです。

伊藤選手はストライカーです。でも自分の打撃は以前より、ずっと成長しているので必ずKOします。それに次の試合はケージなので、伊藤選手に本当のMMAを教えてやります」

──その打撃ですが、イ・ジョンヒョン選手はスイッチヒッターで伊藤選手はサウスポーです。

「サウスポーは苦ではないです。打撃で、伊藤選手を圧倒できると思います。伊藤選手はRIZINの中ではストライカーで通っていますが、自分にとっては丁度良い獲物になりますね」

──サウスポーと対戦する時に、相手の前足の外に立って中心軸をキープしたいかと思います。つまりスイッチをすると、その中心軸が変わって来るので、逆に中心を取られることもあるかと思います。そうならないように構えだけでなく、スイッチすると位置取りも変えていますが、そこは自然に動けているのか、意識して動いているのでしょうか。

「無意識ですね。自分は背も低いですし、リーチも短いです。なので距離を詰めて、自分も相手のパンチを被弾する距離で戦います。なので、それだけ動かないといけない。動くから、あの距離で戦うことが可能になるんです」

──押忍。ではインタビュー時間が無くなってきました。最後に日本のファンにどのような試合が見せたいか。教えてください。

「神龍戦の後、組み技の克服に努めてきました。ただ、伊藤選手との試合はその必要がなかったと思うほど、伊藤選手は寝技が下手です。今回はケージですし、ベストバウトを戦うつもりでいます。2025年にRIZINでフライ級GPがあるならぜひとも参戦したいですし、キックでもシン・ジョンミン選手を破った那須川龍心選手と戦いたいと思っています。驚くほど沢山、応援してくれる日本のファンの皆さんに感謝しています」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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45 News o YouTube   ジェイク・ポール ボクシング

【ボクシング】マイク・タイソンがYouTuberジェイク・ポールに判定負け

1: 名無しさん@恐縮です 2024/11/16(土) 15:30:33.83 ID:65bUgmAw9
【プロボクシング ヘビー級8回戦(1ラウンド2分) 〇ジェイク・ポール 判定3-0 マイク・タイソン● ( 2024年11月15日 米テキサス州アーリントン AT&Tスタジアム )】 プロボクシング元統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(58=米国)が、YouTube登録者数2000万人以上の超人気ユーチューバー兼ボクサーのジェイク・ポール(27=同)に0-3の判定で敗れた。採点はジャッジ1人が80-72、2人が79-73でいずれもポールを支持した。戦績はタイソンが50勝(44KO)7敗、ポールが11勝(7KO)1敗。(中略)

 当初7月20日に予定されていた試合は、タイソンが5月に胃潰瘍を再発させたため延期。31歳の年齢差と健康面の不安から試合を許可したテキサス州コミッションを批判する声も多かった。一方、NFLカウボーイズの本拠地に6万人以上が集まる入場料収入は1500万ドル(約23億1450万円)超と予想され、ラスベガスを除くと米国史上最大のボクシング興行になることは確実。試合はポールが23年から契約を結ぶ動画配信サービスNetflixで生配信されて一般層への宣伝効果も大きく、今回タイソンが手にする収入は最低でも2000万ドル(約30億8600万円)とされている。(全文は以下リンク先参照)

https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2024/11/16/kiji/20241116s00021000186000c.html

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女子柔術スパーリング ライバルの戦い

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細川 バレンタイン

元プロボクサー
第40代日本スーパーライト級王者

1981年にナイジェリア人の父、日本人の母から生まれる
出生地は宮崎県だが、7歳まではナイジェリアで育つ
7歳から15歳までは祖父祖母の元、宮崎県で生活
15歳からナイジェリアに戻ったが、20歳で再び来日し上京

2006年24歳でボクシングプロデビュー

外資系金融機関で営業マンを務める傍ら
2017年に日本王座獲得

2018年金融機関を退職し
VALENTINE PROMOTIONSを設立
不動産事業、宿泊事業を手掛けている

2021年7月に現役引退

細川バレンタインの類稀なトークスキルと
複雑な生育過程の経験、
そして会社経営者としての視点を活かした
ビジネス系、教育系のエンタメYouTubeチャンネルです。
パンチの打ち方などを解説するつもりはありません。
完全にトーク番組なので、ラジオ的にもお楽しみください。

チャンネルの共同管理、
撮影・編集・インタビュアー:QP ( 堤航治 )
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【RIZIN LANDMARK10】計量終了。「今回は熱い試合になることは分かっている」(摩嶋)

【写真】会場に詰め掛けたファンからは、ロシア&中央アジア勢の肉体にどよめきが起こった(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日17日(日)に、愛知県名古屋市のポートメッセなごや第1展示館で開催されるRIZIN LANDMARK10の公開計量が、16日(土)に会場非公開で実施された。
Text by Shojiro Kameike

今回もメディアとファンクラブ当選者のみの限定公開で実施された公開計量では、全員がクリアしている。ケラモフ×摩嶋、浜崎×シン・ユリ、昇侍×芦澤は計量後に挨拶を行っており、そのコメントをお伝えしたい。


摩嶋一整
「自分がこうしてメインイベントに立てるのも、ずっと地方でやってきた僕がここに立てているのも、たくさん人の力あってのことです。本当に感謝しています。今回は熱い試合になることは分かっているので、皆さん応援よろしくお願いします」

ヴガール・ケラモフ
「久しぶりのRIZINで、私は日本に来ること、そしてこの試合をとても楽しみにしていました。なかなかRIZINに出ることができず寂しかったです。明日は非常に優秀な対戦相手、摩嶋選手と内容の深い、満足していただける試合をお見せしたいと思います」

シン・ユリ
「(日本語で)RIZINの皆さん、こんにちは。私はシン・ユリです。(韓国語で)まずは試合に勝つことが、とても大切だと思います。私も勝ちたいと思っています。でもそれ以上に大切なのは、面白い試合をすることだと思っています。私と浜崎選手で、本当にスッキリした試合をしたいと思います」

浜崎朱加
「2年振りにRIZINの舞台に上がれて、とても幸せに思っています。明日がすごく楽しみです。シン・ユリ選手と良い試合ができればと思っています」

芦澤竜誠
「まず昇侍選手。減量キツイのに落としてくれて、おめでとうございます。リスペクトしているんですけど、練習すればするほど必ずブチ殺せるので、明日はKO勝ちします」

昇侍
「皆さん今日までありがとうございました。もう俺に失うものはありません。明日は思いきりぶつかって――僕も宣言します。明日はKOで勝利したいと思います」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK10 計量結果

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ:65.85キロ
摩嶋一整:65.90キロ

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加:48.95キロ
シン・ユリ:49.00キロ

<バンタム級/5分3R>
昇侍:61.00キロ
芦澤竜誠:60.90キロ

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛:118.40キロ
加藤久輝:97.65キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭:65.95キロ
秋元強真:66.00キロ

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ:70.85キロ
倉本大悟:70.90キロ

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹:56.85キロ
イ・ジョンヒョン:56.95キロ

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉:56.70キロ
ヒロヤ:56.90キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:57.00キロ
トニー・ララミー:56.85キロ

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗:60.90キロ
マゲラム・ガサンザデ:61.00キロ

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ:61.00キロ
山本聖悟:60.95キロ

<フライ級/5分3R>
北方大地:56.85キロ
アリベク・ガジャマトフ:56.90キロ

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗:60.90キロ
日比野“エビ中”純也:60.70キロ

<ヘビー級/5分2R>
稲田将:106.05キロ
佐々木克義:92.95キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:65.85キロ
平松翔:65.90キロ

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう:54.95キロ
JIN:54.70キロ

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【RIZIN LANDMARK10】BK離脱。ヤマニハと対戦、7勝11敗=山本聖悟「以前の僕は感謝が足らなかったです」

【写真】コレを言葉にするのは、勇気がいることだ。それをやってしまうのも、山本聖悟 (C)MMAPLANET

明日17日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10に山本聖悟が出場し、アラン・ヒロ・ヤマニハと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2年3カ月振りの国内でのファイト。3年8カ月振りのRIZIN。そして戦績は7勝11敗1分け。最後に日本で戦った時のレコードは4勝10敗1分けだった。つまり、この間は3勝1敗と勝ち越している。その舞台となったBlack Combatではバンタム級ランク2位まで上り詰めた。

それでいて今回のLANDMARK出場。存在感が確実に増していた韓国の新興プロモーションを離れ、日本に戻ってきた真意とBlack Combatでつけた自信について山本に尋ねた。とはいえ、この間の活躍をほぼ知らない日本のファンにとって彼が言っていることは信憑性と根拠に欠けるかもしれない。それだけに絶対的な結果を欲する山本の言葉は、非常に力がこもっていた。

MMAファイター人生の巻き返しが、ここから始まる──のか。山本聖悟の言葉をまずは記憶に留めて欲しい。


Black Combatと決裂。『僕の性格では無理です』

──Black Combatでキャリアを積み、タイトル挑戦も見えてきたというなかでRIZIN LANDMARK出場。正直なところ唐突な感じは否めませんでした。韓国でのキャリアアップという部分はどのようになったのでしょうか。

「頑張って来たんですけどね(苦笑)。12月28日にBlack Combatが大きな大会を開くことが決まっています」

──ハイ、日本から駒杵嵩大選手や大原樹理選手がタイトル戦を戦うという話が入って来るイベントですね。

「ハイ。僕は7月大会で、当時6連勝中でバンタム級2位だったパク・ソンジュンという選手をKOして2位になったんです。そして年末の大会に1位の選手とのオファーが来たので、戦うつもりでした」

──チャンピオンはユ・スヨンですね。

「ハイ。チャンピオンのユ・スヨンがタイトルを持ったままでRoad to UFCに出ているのですが、それも納得はいっていなかったですが……」

──とはいえRoad to UFCやコンテンダーシリーズだと、ベルトを持ったまま出場というが普通かと。UFCと契約すれば返上というのが、プロモーションも望んでいる路線だと思います。

「それはまだ良いんです。納得はできないけど、理解はできるので。ただ年末にはRoad to UFCの決勝が終わっているので、ユ・スヨンがUFCと契約して空位になれば1位と2位の対戦だから王座決定戦になりますよね、普通は」

──ハイ。

「そこを確認したら、『ならない』という返答だったんですよ。ONEからキム・ジェウンとキム・デファンが韓国に戻って来るからと」

──実績では上の選手が2人契約を果たしたわけですね。キム・ジェウンは9月大会でパク・ソンジュンをパウンドアウトし、観客席からキム・デファンが挑発するというBlack Combatらしい寸劇が見られました。

「ハイ。実績は上でもキム・ジェウンはBlack Combatでは1勝で。キム・デファンも次に勝っても1勝です。僕は3勝していて、相手も2勝をしている。団体のなかで勝ってきた数が違うし、それならランキングの意味がなくなるじゃないですか。Black Combatとは、そういう話をしたのですが僕らの試合はタイトル戦にはならないと言われました。僕は『ならランキングの意味がないので、納得いかない。ランキングから外してくれ』と決裂しました」

──えっ、12月に試合をしないだけでなくBlack Combatには出場しなくなるのですか。

「ハイ」

──それは勿体ない……。

「勿体ないですよね。でも、僕の性格では無理です。韓国の記者の人たちも、それはおかしいという風に言ってくれていますし」

──う~ん……。

「だって、ランキングの意味がなくないですか。だったらDEEPみたいにランキングがなくてキム・ジェウンが来たから、キム・ジェウンにやらせるっていうなら分かりますよ。でもランキングがるのに、そんな1位と2位の対決って何だって思いませんか。えっ? 高島さん。これ、どう思います?」

──繰り返し、勿体ないです。せっかく、ここまで積み上げてきたモノがゼロになってしまうのは。「高島さん、どう思いますか」と自分の名前を下に尋ねられると、自分の考えは韓国で上がった知名度を使って韓国の他の大会で戦うのが良いだろうと思います。それなのにRIZINなんだなと。筋を通せといっているなら、DEEPでやり直してからRIZINではないのかと思います(苦笑)。

「確かに……。いやDEEPでも全然、戦いますよ。今回はRIZINから話をもらったので、RIZINで戦わせてもらうことにしたので。オイシイことをやろうとは思っていないですよ。2位までなって、1位とやるのにタイトル戦じゃないのはおかしくないですか」

──それはおかしいですよ。でも、RIZINで戦いたくてしょうがないのにチャンスが巡ってこない選手がいます。事実、同じバンタム級でも竹中大地選手のように実績で山本選手を上回るファイターが出場できていない。つまりは、RIZINもそういう場ではないですか。

「でも僕はタイトル戦線に入っていないですから。いや、ナンボでもDEEPで戦いますよ。痛いところをつかれてしまっていますけど(笑)、でも本当においしい話としてRIZINに出るわけじゃないです。そこは本当です」

生まれ変わったところを見てもらいます。生まれ変わったス。マジで

──とはいえヒロ・ヤマニハ選手は、日本のファンからすれば山本選手が最も苦手とする選手だと思われているはずです。

「そうなんですかね?  別にそんなことないですよ。もちろん軽い相手だなんて思わないです。でも、そんなに厳しい相手だとは全然思っていないです。これまで練習でやってきたことが、なかなか試合では出せなかった。それがBlack Combatでの試合でハマって来たんです」

──つまりは日本のファンが知らない間に、山本選手が成長しているということになります。

「だから、日本では僕が不利だと思われているんですよね。それはメチャクチャ感じています。でも、次の試合で生まれ変わったところを見てもらいます。生まれ変わったス。マジで」

──どう生まれ変わったのでしょうか。

「心のなかです。メンタルが変わりましたね。スーパーポジティブです。周囲に感謝し始めると、メンタルが変わってきました。以前の僕は感謝が足らなかったです」

──感謝するようになると、MMAは強くなれるのですか。

「なれます」

──……。

「これは言葉で表すことができるモノじゃないんですよ。それは、試合をみてもらって『これが感謝か』と」

──……。

「辰年になって運気が変わりました。凄く当たることで有名な占い師さんに見てもらって『2021年から2023年は何をやっても上手くいなかったはず』と言われて、確かに2021年から6連敗が始ったんですよね。おお、当たったって。で、その占い師さんって姉の生まれた年とか、甥っ子の漢字とか全部当てるんですよ。お祖母ちゃんは、僕のことは心配していないとか」

──……。

「伊勢神宮に行ったことも当てて。地元の神社とか知っているし、今の僕には凄く良い神様が付いていると。でも、ヤマニハにも付いているそうです(笑)。だから大激戦になるって」

──……。

「アイツ、ヤバいヤツで終わるかもしれないですけど、僕は信じています。マインドアップしているんですよ」

──何か信じるモノがあれば人は強くなれるのですか。

「それは、なれますね。高島さん、何か信じるモノってありますか」

──また名指しですか。それなら答えますが、あります。

「何を信じていますか」

──嫁さんです。

「そう、嫁さんだったり。信じていると、強くなれますよね」

──まぁ、なるしかないですから。ただ、人様の伴侶を嫁さん呼ばわりですか(笑)。

「あぁ、スミマセンでした(笑)。奥様を信じていると、強くなれますよね」

シェイドゥラエフがバンタム級で来ても、今の僕なら行ける

──強くなれます。でも、結果が目で見えるモノではないかもしれないです。山本選手はMMAを戦うわけですから。記事を書く身として、信じるモノがそういう迷信的なモノだと強くなっているという言葉の根拠にはしづらいです。

「だから戦いって、肉体の戦いではなくなるんです。これはリアルな話です。あと、瞑想をするようになってからマインドが変わりました。冷静さ、落ち着きが備わってきました」

──う~ん……。

「本当に僕は変わったんですよ。白川(裕規)さんとの練習、大塚(隆史)さんにレスリングを教わるようになって本当に技術的にも上がっていますし。白川さんと大塚さんのことを信じて、感謝しているから凄く体に入って来ます」

白川トレーナー 去年何回かミットを持ったことがあったんですけど、1月のBlack Combatの試合(イ・ソンウォン戦)のあとに「ミットを持ってもらえますか」ってお願いされて、本格的に一緒に練習するようになったんです。作戦を考えて、セコンドも就くようになって。聖悟君は性格がまっすぐで、言ったことを全部実行するんですよ。一緒に組み立てていったことを、まんま試合で使う。長い間セコンドに就いていますけど、まんま動く人ってあまりいないです。それって、さっき聖悟君が言った信じる力やと。それは僕に対してもあるだろうし。そこの入り方がちょっと違うかと思います。

「このインタビュー中に、そういう風に言ってくれる人が僕にできた。本当にマインドだと思います。これまで試合中に焦って博打を仕掛けていたのが、前回の試合でインローを効かされても『我慢をしていれば、チャンスがくる』と言い聞かせて賭けのような仕掛けはしなかったです。そして、KOできた。そこがメンタルの成長できた部分で、強くなれたところだと思います」

白川 あの時は試合の1カ月前に、足を折って。動けない状態だったんですよ。

「これまでだと1人で悩んで、一か八かで戦っていたはずです。でも白川さんと話をして、相手のヒザをすかしてスピニングバックフィストという動きを創って。それが試合に出て、ストレートで倒すことができました」

──打撃は元から良いモノがあった。寝技はもう、伸びしろだけ。そしてフライ級でなく、バンタム級で戦うことでコンディションも良い。そこに心が加わった。

白川トレーナーとのミット打ちは、瞬時にして吉野との組みのスパーリングに。以前とは違う動きは、絶対的に見られている

「だからこそ、結果を残したいです。

ヤマニハのように振って、組んでくる。その選手は今の僕には本当に戦いやすいです。以前は、そこで強引に殴りにいっていたので殴られたし、倒されました。今の僕には、その動きが見えます。冷静になると、あのパンチは見える。かわすか、カウンタ―を入れる。1月の試合では焦って、力んでいたけど。今はリラックスして、力を使わずに戦うので15分動くことも問題ないです」

──言葉通りの戦いができ、結果を残した後のキャリアアップはどのように考えていますか。

「それはRIZINでチャンスがもらえれば、もちろん参戦し続けます。そうすると応援してくれる人も喜んでくれますし。シェイドゥラエフがバンタム級で来ても、今の僕なら行けると思います。それに海外から話があれば、海外でもやっていきたいですし。(吉野)光に勝ったシンバートルなら、もう絶対です。セコンドの時の声、聞いてもらっていないですか? テイクダウン狙いに完璧なタイミングで指示ができています。絶対にヒザを合わせることができますよ」

──相当に自信を深めていることは理解できます。なので、しっかりと17日には試合を見させていただきます。

吉野、白川トレーナーと。信じられるメンバーと、勝負論しかない勝負に挑む

「メッチャクチャ自信があるので、楽しみにしていてください。

このインタビューを読んでもらっても『何を言っているんだ』って思われるのは仕方ないです。それは僕がこれまで、日本で結果を残せていないからで。でも、その評価がこの試合でひっくり返ることに、ワクワクしています。

それにマルキーニョスが欠場になって、サトシもクレベルも皆がヤマニハのサポートに回るわけですよね。その状況も嬉しいです。秋元(強真)戦は調子が悪かったとか聞くので、ボンサイ柔術の力が結集したような絶好調の状態で17日を迎えて欲しいですね。ベストのヤマニハに絶対に勝ちます」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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【RIZIN LANDMARK10】ケージ大会でイ・ジョンヒョンと対戦、伊藤裕樹「僕は壁レスが好きなんですよ」

【写真】取材当日はネックスイチムエのチームメイトたちと壁レス~MMAスパーリングに臨んだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10で、伊藤裕樹が韓国のイ・ジョンヒョンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

伊藤は現在、RIZINで3連勝中。得意の打撃をベースとし、安定した試合運びを身につけた。それはMMAファイターとして着実に成長している証でもある。今回の国際戦をステップにして、堀口恭司を頂点としたRIZINフライ級の中で駆け上がっていくのか。そんな伊藤を所属のネックスイチムエに尋ねた。


MMAファイターとしてのグラフを考えると綺麗な形になってきた

――本日はネックスイチムエに伺っています。現在、MMAの練習もこちらが中心になっているのですか。

「基本はこのネックスイチムエと、小牧のネックス本部が中心になりますね。イチムエでは夜のキックボクシングのクラスで練習したあと、DEEPに出ている選手たちと一緒にMMAの練習をします。小牧は週2回——午前中の柔術と夜のレスリング、あとはMMAの選手練に参加しています」

――伊藤選手といえば打撃のイメージが強いですが、柔術の練習も見てみたいですね。

「道衣を着たら、ずっと動かされっぱなしです(苦笑)。ノーギ、グラップリングなら素早く動くことができるけど、道衣があったら自分の動きを止められちゃいます。

だけど柔術もMMAのためには、絶対に必要不可欠なもので。下からの攻めにこだわるわけじゃないけど、トップを取られた時の対処ができないと、試合では何もできないですからね。できないことを、なるべく少なくしていきたいです」

――テイクダウンディフェンスに長けているストライカーは多いです。しかし絶対にテイクダウンされないとは限りません。

「昔は――自分はストライカーだから、パンチやキックを極めれば良いやと思っていた時期はありました。でも、それだけではある程度のところまでしか行けない。自分も対戦相手が一定のラインを越えた時に、そう感じて。レスリングや柔術を鍛えるからこそ、自分の打撃が生きてくると思いますし」

――正直、気持ちと集中力で寝技を凌いでいる印象が強い時期もありました。それはそれで、余程の修羅場をくぐっていないと難しいことだとは思いますが……。

「アハハハ、そうですね。まだまだMMAとして完成はしていないですけど、『うまく回り始めたかな』と思ったのは、RIZIN佐賀大会の上田将年戦でした」

――というと?

「自分の組み技ってクセがあるんですよ。テイクダウンを切っても、切っただけになってしまう。組まれてもバックにつかせて逃げるのが得意だから、どうしてもすぐバックを見せてしまう。でも巧い人には完全にバックマウントを取られてしまうじゃないですか。そこでバックを見せずに、しっかり倒しに行くプランがハマッたのが上田戦だと思います」

――たとえフィニッシュにつながらなくても、一度バックにつかせてしまうと印象は悪いですからね。

壁レスでテイクダウンを切るだけでは終わらない練習——これこそ目指すTD防御(C)SHOJIRO KAMEIKE

「そうなんですよ。ずっとレスリングの練習も続けていたけど、なかなか練習していることを試合で出すのが難しくて。それが去年の山本アーセン戦の後ぐらいから、やっと試合で出すことができるようにはなりました」

――DEEPフライ級GPを経て、主戦場がRIZINへと移るなか、2連敗を経て現在は3連勝中です。その期間に何か大きな変化があったのでしょうか。

「先ほど言ったような……練習していることを試合でも出せるようになったんですけど、世間の評価は厳しいですね(苦笑)。やっぱりフィニッシュしないと『華がない』とか『塩試合しとる』とか言われて」

――MMAがスポーツである以上、まずはしっかりと勝つことが重要だと思います。特にここ3試合は伊藤選手も安定感が増してきました。ただ、フライ級GPで見せていたようなKO劇はなく、3連勝も全て判定勝ちではあります。その点について本人としては、何か思うところがあるわけですか。

「MMAファイターとしてのグラフを考えると、打撃、組技とか綺麗な形になってきたと思うんですよ。だから試合も安定はする。けど――何か突出している部分があったほうが、観ている人も面白いだろうとは感じますよね。でも自分が練習していることを試合でうまく出せるようになればなるほど、選手としては地味になっちゃうというか」

――とはいえ、何か一つの要素だけ突出していても、欠けている部分を突かれたら負けてしまいます。グラフで1点だけ突き抜けるとしても、他の要素が充実していないと意味はないでしょう。

「そうですね。やっぱり『地味だ』『塩試合』とか言われるのも悔しいし、そう言っている人たちを黙らせるには、勝ち方も重要だと思うんです。だけどMMAをやっていたら、どうしても一つの負けが大きくなってしまいますよね。そこを乗り越えて、どうやったらKO勝ちできるようになるかは考えています」

壁レスを練習し始めてから、逆に好きになって

――そんななかで次は韓国のイ・ジョンヒョンと対戦することになりました。正直なところ、RIZINで3連勝している伊藤選手は、フライ級の上位陣と当たるかと思っていました。

「う~ん、確かに海外のチャンピオンクラスと試合したいという気持ちはありました。そんななかでトップノイもイ・ジョンヒョンも去年のRoad to UFCに出ていて――弱い相手に勝ち続けることって、誰にでもできると思うんですよ。強い相手を呼んでもらって、注目を集めたところで勝ちたい。またRIZINも海外から選手を呼ぶことが増えているので、こういう相手に勝って世界にアピールしていきたいです」

――ただ、海外の強豪とギリギリの試合を展開すると……。

「また何か言われるでしょうね(苦笑)。そういう強い相手をバチッと倒せると、もう一段階上に行けると思っています。今の僕のイメージは、普段パチンコばかりして試合は……とか」

――そういえばMMA以外にパチンコ関連の活動もしていますね。SNSはパチンコの話題ばかりですが(笑)。

「あれが僕の素なんですよ。『パチンコ好きを演じているんじゃないか』って言われることもありますけど」

――試合でもパチンコでも、いろいろ言われているのですか。

「はい。僕はパチンコをしながらでもMMAで強い、というパイオニアになりたいです」

――ギャンブルに溺れることなく、MMAでも成功すると(笑)。

「僕は試合直前までパチンコをやっていたりしますね。追い込みの練習期間で、減量もあるなか家にいると、やっぱり邪念が入ってくる。そこでパチンコに行くと邪念もなく、戦っている気持ちのままでいられるんですよ。そういう意味ではパチンコに助けられています」

――なるほど。MMAの話に戻すと、前回の上田戦に続き今回もケージで戦います。伊藤選手の場合、足捌きからしてもケージのほうが得意なのだろうと思っています。

壁レスからパンチを生かした距離感、防御からの攻撃——伊藤の良さは次の試合でも発揮されるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

「やっぱりケージのほうが、やりやすいですね。今日の練習でも見ていただいたとおり、僕は壁レスが好きなんですよ。ボクシングからMMAに転向した時、壁レスで倒されてばかりでした。それで壁レスを練習し始めてから、逆に好きになって。相手がグラップラーであれば、ケージのほうがやりやすいです。

次のイ・ジョンヒョンも最初はストライカーかと思っていました。でも韓国ではグラップリングの大会にも出ているみたいで。前回RIZINで戦った神龍誠が強すぎて何も分からなかったけど、何でもできる選手だと思って練習しています。次こそキッチリと倒したいですね」

――ここでイ・ジョンヒョンを倒したあと、先にはどのような展開を見据えていますか。パチンコはともかくとして。

「アハハハ。フライ級のチャンピオンは堀口恭司さんで、今回はフライ級の試合が多くて『堀口恭司包囲網』と謳われているじゃないですか。そのなかで自分はKO勝ちして、大晦日も出てから来年は堀口さんのベルトを目指したいです」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK10対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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