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【ROAD FC71】バンタム級T決勝の裁定変更。バッティング発生によるノーコンテスト、2025年に再戦を予定

【写真】両者の再戦は2025年に行うと発表された(C)MMAPLANET

29日(日・現地時間)に韓国はウォンジュのチアック体育館でRoad FC71開催された。メインのGlobalバンタム級=63キロ級トーナメント決勝でヤン・ジヨンがキム・スーチョルに1R KOで勝利しているが、31日(木)にROAD FCが試合結果をノーコンテストにすると発表している。
Text by Shojiro Kameike


試合はヤン・ジヨンが左ストレートでキム・スーチョルからダウンを奪い、追撃のパウンド連打でレフェリーストップを呼び込んでいる。しかし試合レポートにもあるとおり、ヤン・ジヨンが左を伸ばす前に両者の頭が当たり、キム・スーチョルがダウンしたようにも見えた。

ROAD FCからの発表によれば、試合後キム・スーチョル陣営は規定に基づき、裁定に関する異議申し立てを行ったという。ROAD FCの審判委員会はビデオ判定の結果、異議を認め試合結果をノーコンテストに変更している。

現在、キム・スーチョルには脳震盪の症状があり、治療中かつ検査中であるとのこと。ROAD FCは2025年に再戦=改めてトーナメント決勝を行うとしており、キム・スーチョルの回復具合をみながら再戦の日時を決めると発表した。

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【Road FC71】62秒の衝撃! ヤン・ジヨンがキム・スーチョルをパウンドアウトしてバンタム級T優勝

【写真】トーナメントを制し、挨拶するヤン・ジヨン。キム・スーチョルはジョン・ムンホン代表に肩を抱かれながら、その言葉を聞いていた。(C)MMAPLANET

<Globalバンタム級T決勝/5分3R>
ヤン・ジヨン(韓国)
Def.1R1分02秒 by KO
キム・スーチョル(韓国)

サウスポーのヤンが距離を詰めると、キム・スーチョルは右ハイで足を滑らせる。立ち上がったキム・スーチョルにダブルレッグで組んだヤン・ジヨン。しかしテイクダウンできず、ブレイクが掛かる。再開後、ヤン・ジヨンの左スーパーマンパンチがヒットした。

さらにキム・スーチョルがシングルレッグで飛び込もうとしたところに、キム・スーチョルの左がヒットした。ダウンしたキム・スーチョルにヤン・ジヨンが左パウンドを連打する。キム・スーチョルが仰向けの状態で連打を受け、レフェリーが両者の間に割って入った。

昨年の優勝者キム・スーチョルをKOしてトーナメントを制したヤン・ジヨンは、優勝賞金100万ドルをゲットし「まずはスーチョルさんに感謝します。スーチョルさんを倒すことが礼儀だと思っていました。プロ10年目、ベルトを差し上げると約束した監督に対して、約束を守ることができて嬉しいです。愛する彼女、いつもありがとう。今夜は一緒にすごそう。親やジェジュからの応援に来てくれた人たち、皆ありがとうございます」と挨拶した。

敗れたキム・スーチョルは「今年、4試合をしたが、来年からは試合の数ではなく質を重視していきたいです。ありがとうございました」と語っている。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC71 アルトゥル・ソロヴィエフ カミル・マゴメドフ ヨ・ジェウ

【Road FC71】ライト級T決勝は消滅。マゴメドフがバックマウントからパンチ連打でヨ・ジェウをストップ

【写真】マゴメドフが完勝。当然といえば当然の内容と結果だがーー(C)MMAPLANET

<72キロ契約/5分3R>
カミル・マゴメドフ(バーレーン)
Def.1R3分19秒 by TKO
ヨ・ジェウ(韓国)

当初はアルトゥル・ソロヴィエフとのライト級T決勝に臨むはずだったマゴメドフだが、ソロヴィエフとROAD FC側の交渉が不発に。そのため急きょヨ・ジェウとのノンタイトル戦に臨んだ。互いにスイッチしながら向かい合う。ヨ・ジェウの右にマゴメドフが左ミドルを合わせた。さらに左ミドルを打ち込んだマゴメドフはサウスポーに。

シングルレッグからバックを奪ったマゴメドフがグラウンドに引きずりこみ、バックマウントを狙う。腰を起こしたヨ・ジェウに対し、右足を差し入れるマドメドフ。立ち上がるヨ・ジェウをバックコントロールで制したマドメドフが、引き倒してバックマウントに。ヨ・ジェウの体を伸ばしてパウンドを連打すると、ヨ・ジェウが防戦一方となりレフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC71 イ・ジョンヒョン ピョン・イェジュン

【Road FC71】RNCを狙ったイ・ジョンヒョンがピョン・イェジュンに判定勝ち。来年3月フライ級王座戦へ

【写真】勝利したイ・ジョンヒョンと、3月にタイトルマッチで戦うコ・ドンヒョク(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
Def.3-0
ピョン・イェジュン(韓国)

イ・ジョンヒョンが高くガードを構えて距離を詰める。ピョン・イェジュンはワンツーから左ミドルへ。さらにパンチから右ハイに繋げる。サウスポーにスイッチしたピョン・イェジュンの左ミドルをキャッチするイ・ジョンヒョン。ここはテイクダウンできずも、1分過ぎにピョン・イェジュンの左ミドルを受けながら組みつき、ケージ際までドライブした。ボディロックで倒すイ・ジョンヒョン。ピョン・イェジュンは立ち上がり、ダブルオーバーフックでイの投げを潰した。

立ち上がる両者、オーソドックスに戻したピョン・イェジュンが右ハイからワンツーを伸ばす。さらにピョン・イェジュンの右がイ・ジョンヒョンの顔面をかすめる。打ち合いからイ・ジョンヒョンが首相撲へ。ケージに押し込み、ボディロックからの足技で崩す、一度離れて、再びボディロックで組んだイ・ジョンヒョンが倒されるも、スクランブルで上を取る。起き上がるピョン・イェジュンのバックマウントを狙ったが、スタンドに戻された。打ち合いから離れた両者は、ケージ際の差し合いで初回を終えた。

2R、ピョン・イェジュンがワンツーを打ち込む。イ・ジョンヒョンはピョン・イェジュンの右ハイをキャッチしてテイクダウンするも、スクランブルからバックを奪われる。立ち上がったイはピョン・イェジュンをケージに押し込んだ。左オーバーフックでピョン・イェジュンが体勢を入れ替えると、レフェリーがブレイクをかけた。ブレイクが速い。ケージ中央で打撃を出し合うなか、イ・ジョンヒョンの顔面をピョン・イェジュンのパンチが捉えた。

イ・ジョンヒョンはピョン・イェジュンの右ミドルをキャッチしきれない。細かいパンチの交錯から、イがプレスをかけるとピョン・イェジュンが左右に回る。イは組みつくもコントロールまでには至らない。確実なクリーンヒットがない両者—-イ・ジョンヒョンのパンチもヒットするが、ピョン・イェジュンがスリッピングアウェーで威力を殺している。残り30秒でイ・ジョンヒョンがピョン・イェジュンをケージに押し込むも、ブレイクが掛かった。

最終回、両者の手数が増えたものの、ともに致命的な攻撃を与えることはできていない。イ・ジョンヒョンの右ジャブに、サウスポーにスイッチしたピョン・イェジュンが左を被せた。ピョン・イェジュンの右ヒジは届かず。組んだイが首相撲からヒザを突き上げる。体勢を入れ替えたピョン・イェジュンがシングルレッグへ。イ・ジョンヒョンはスプロールしてピョン・イェジュンの首を抱えながらマウント→バックマウントを奪取する。

ピョン・イェジュンの体を伸ばしたイだが、なかなかRNCを極め切ることができず。マウントに移行し、右パウンドを連打する。ピョン・イェジュンも下から左の鉄槌を打ち返す。イ・ジョンヒョンがバックをキープするも、ピョン・イェジュンがスクランブルから立ち上がった。イ・ジョンヒョンをケージに押し込みテイクダウンを狙うも、差し合いで動きが止まると、レフェリーがブレイクをかける。最後はケージ中央で打ち合い、イ・ジョンヒョンがダブルレッグで尻もちを着かせる。ピョン・イェジュンはすぐに立ち上がり、試合終了のゴングを聞いた。

ユナニマス判定勝ちを収めたイ・ジョンヒョンは、3月16日にコ・ドンヒョクとフライ級王座決定戦を行うことに。試合後のケージでコ・ドンヒョクとフェイスオフとなった。


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45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC71 キック シン・ユジン パク・ソヨン

【Road FC71】計量オーバーのシン・ユジンがパク・ソヨンをRNCで下したため、NC&新王者誕生ならず

【写真】試合は行われたものの、ただただ残念な結果に(C)MMAPLANET

<ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦/5分3R/5分3R>
シン・ユジン(韓国)
NC 2R4分45秒
パク・ソヨン(韓国)

シン・ユジンは前日の計量で5キロオーバーのため、パク・ソヨンが勝利した場合のみ新王者が誕生する変則暫定王者決定戦に。クラウチングで構えるパク・ソヨンがプレスをかける。シン・ユジンはケージ中央を取るも、なかなか手が出ない。パク・ソヨンがサウスポーにスイッチした。シン・ユジンの右ストレートがパク・ソヨンの顔面を捉える。回るシン・ユジンは手を出せないのか。

シン・ユジンは右スピニングバックキックを見せた。両者の応援団による応援合戦も行われる。互いに手を出さないため、レフェリーが注意を与えた。再開後、シン・ユジンが左インローを打ち込む。新王者が誕生するというが左ジャブを伸ばすも距離を詰めない。シン・ユジンの左フックがヒットする。さらに左ミドルを当てたシンがプレスをかけ、パク・ソヨンは下がる展開が増えた。シン・ユジンがパク・ソヨンをケージに押し込み、右腕を差し上げた。手数は互いに少ない。

2R、シン・ユジンのパンチにパク・ソヨンが右ローを合わせる。パク・ソヨンは左を突きながらプレスをかける。サウスポーにスイッチして、シングルレッグで飛び込むも切られた。反対に右ストレートを当ててから距離を詰めたシン・ユジンが、組みつき小外刈りでグラウンドに持ち込んだ。パウンドからパク・ソヨンの左腕を取り、キムラを狙う。

さらにサイドに移行してアメリカーナに切り替えるも極めきることはできず。そのままマウント→バックマウントを奪取。仰向けになったパク・ソヨンから再びマウントを奪うと、パウンド&ヒジを落とす。パク・ソヨンの体を伸ばしてバックマウントに移ったシン・ユジンが左腕をパク・ソヨンの首に回す。切り替えて右腕で、パームトゥパームでパク・ソヨンのアゴを絞め上げてタップを奪った。

結果、パク・ソヨンが敗れたため試合はノーコンテストに。新暫定王者の誕生は先送りとなった。


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45 MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC71 キム・テイン 大成 関野大成

【Road FC71】アッパーを織り交ぜる関野、左ストレートからのコンビネーションでシム・ゴンオを沈める

【写真】試合後にはRIZINに出場するキム・テインにも触れ、自身のリベンジもアピールした関野(C)MMAPLANET

<ヘビー級/5分3R>
関野大成(日本)
Def.2R0分24秒 by KO
シム・ゴンオ(韓国)

サウスポーの関野が右に回って、左前蹴りをシム・ゴンオのボディに突き刺す。半身に構える関野の左、返しの右フックがシム・ゴンオの顔面を捉えた。シム・ゴンオもサウスポーにスイッチ。関野が左テンカオ、右ジャブを当てる。左ストレートから右アッパーに繋げる関野。シム・ゴンオにケージを背負わせ、左ストレート、前蹴り、左ボディストレートへ。シム・ゴンオもワンツーを伸ばすが、すぐさま関野がパンチの上下に散らしながら回る。

シム・ゴンオのパンチは届かず、関野が右ジャブを上下に打ち込む。ケージ中央で関野が左ストレートでグラつかせた。シム・ゴンオも右を返すが、関野のパンチを食らうたびにフラついている。残りK1分で関野が左右のパンチからローに繋げた。シム・ゴンオは完全にスタミナ切れか。関野の右アッパーをもらい続けた。

2R、関野がフェイントから左ハイへ。続いて左ストレートを連続で当てる。グラついたシム・ゴンオに左アッパー、右フック、左ストレートを浴びせてダウンを奪うと、追撃のパウンドでレフェリーストップを呼び込んだ。

KO勝利を収めた関野は日韓のファンへ感謝を述べ、「キム・テインに地獄を味合わされて、もう一回這い上がろうと思いました。キム・テインは絶対にRIZINで勝ってくれると思います。すぐにでも再戦したいです。今度は尊敬し合って、最高の試合をしたいです」とアピールした。


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【Road FC71】T決勝でキム・スーチョルと対戦、ヤン・ジヨン「早い時間でKOできると思います」

【写真】プロモーションとしては、とんでもない状況になっているが……その分、メインが締まりそうだ(C)ROAD FC

本日29日(日・現地時間)に韓国はウォンジュのチアック体育館でRoad FC71が開催され、メインのGlobalバンタム級=63キロ級トーナメント決勝でヤン・ジヨンがキム・スーチョルと対戦する。
Text Manabu Takashima

8月に開幕し、10月に準決勝。今大会で決勝という短期決戦8人トーナメントのファイナルは韓国人対決となった。初戦をシードされ、9月にRIZINバンタム級王座決定戦に出場し井上直樹にKO負けを喫したスーチョルは、準決勝でキム・ヒョンウを判定で下し、2年連続の決勝進出を決めた。

一方、ヤン・ジヨンは初戦でアレクセイ・インデンコを左ハイキックで35秒殺KOするも、準決勝は当初対戦予定だったエルデュカルディ・ドゥイシェフの代役コシェン・アカノフが減量中に急性心不全で倒れ(※後に回復)、不戦勝となっていた。

昨日行われた計量でスーチョルは62.9キロ、ヤン・ジヨンはジャスト63キロでパスしている。

なおバンタム級と並行して実施されていたライト級トーナメントは、カミル・マゴメドフと対戦予定だったディフェンディング・チャンピオンのアルトゥル・ソロヴィエフとの交渉が不発に。Road FC側はソロヴィエフがファイマネーの大幅な増額を要求したと説明し、選手サイドは「来年の契約をしないと決勝は戦わせないと言われた」とSNSで反論している。

ともあれライト級決勝はなくなり、プレリミ出場予定だったヨ・ジェウが、キャッチウェイト72キロでマゴメドフと戦うこととなった。

さらにパク・ジョンウンの負傷欠場を受け、修斗インフィニティ・リーグ女子アトム級で優勝したばかりのパク・ソヨンが代役出場することとなったRoad FC暫定女子アトム級王座決定戦は――タイトルマッチながら51キロの契約体重制が敷かれていた。それにも拘わらず、もともとタイトル戦が決まっていたシン・ユジンが56.9キロと5キロもオーバーしてしまう。

両者は今日、拳を交えることになるがパク・ソヨンが勝った時のみ新王者が誕生するという超変則女子アトム級暫定王座決定戦となる――など、主催者の胃がキリキリとなる音が聞こえてきそうな今大会。そのトリを務め、世代交代を狙うヤン・ジヨンの声をここでお届けしておきたい。


――ヤン・ジヨン選手、ファイトウィークに入ってから取材を受けていただき、ありがとうございます。

「いえ、こちらこそインタビューをしていただきありがとうございます」

――ところでヤン・ジヨン選手はチェジュ島出身ということですが、今もチェジュ在住なのですか。

「ハイ。そうです」

――アジアのハワイ、さぞクリスマスで賑やかだと思われます(※取材は24日に行われた)。

「やはりチェジュは暖かいので、皆が外に出て楽しんでいる様子は伝わってきます」

――そんななか、ヤン・ジヨン選手は減量中なわけですね。

「通常の試合なら、外の様子を見て羨ましいと思っていたかもしれないですが、今回はタイトルがかかった大切な試合なのでクリスマスを楽しんでいる人達以上に自分の方が盛り上がっています」

――おお、力強い言葉です。ところでトーナメント初戦を終えた時にキム・スーチョル選手のRIZINタイトル戦について話を伺った時、韓国勢のほぼ全員がスーチョル勝利を高らかに宣言していたのに対し、ヤン・ジヨン選手だけが井上選手は簡単でないという風に話していました。

「井上選手が強いことは絶対です。加えてスーチョル選手にとって井上選手の打撃とグラップリングは相性的に良くないと思っていました」

――そのスーチョル選手と決勝を戦うことになりましたが、RIZINのチャンピオンになったキム・スーチョルと試合がしたかったという気持ちはありますか。

「ハイ。RIZINのベルトを持つスーチョル選手と戦いたかったです。RIZINは韓国での知名度も高いですし、RIZIN王者と戦えるのは絶好の機会だと捉えていました。RIZIN王者に勝つと次にRIZINで戦う時は、トップ選手と戦えると期待していたのは事実です。

ただスーチョル選手のように実績のある選手に勝つことで、自分の評価も上がる。それは確かなので、またRIZINで戦う機会を得た時にはスーチョル選手に勝った者同士、井上選手と戦いたいです。なによりスーチョル選手はずっと憧れていた選手で、彼を追いかけてやってきました。スーチョル選手に勝って、アジア最強という称号を手に入れます」

――すでにそこまで青写真を描いているわけですね。ところで今回のトーナメントは、準決勝が不戦勝でした。結果、このトーナメントでは35秒しか戦っていないです。

「相手の健康状態なので、致し方ないです。ただし計量とはどの選手もクリアしないといけない、スタート時点です。その計量を終えることができない選手は、自分に負けていると思います。本当に戦いたかったので、残念でした。トーナメント戦であっても、相手が体重オーバーしようが試合がしたかったです。試合のために練習をしていたわけですし、やはり応援してくれる人たちに、勝利を届けるのが一番の恩返しなので」

――スーチョル選手はスタミナ、圧力が最大の武器かと思いますが、フィジカル的にヤン・ジヨン選手も凄く充実していますね。

「こういうことを口にするのは気が早いと思われるかもしれませんが、早い時間でKOできると思います。本当に体調が良くて、それだけでなく精神的にも緊張することなく、とてもリラックスできていて。過去最高の状態なんです。

過去の試合を見ると分かってもらえると思いますが、自分はストライカーです。打撃ではスーチョル選手より上だという自負があります。自分の拳に自信を持っていますし、ファイターならそれぐらいのプライドを持つべきです」

――では逆に気をつけないといけない点は、どういうところでしょうか。

「グラップリングではスーチョル選手にアドバンテージがあるかと思います。だからこそ、グラップリングに重点を置いてきました。それでも警戒しないといけないです」

――チェジュという土地柄、ソウルやプサンと比較して自身の練習環境をどのように捉えていますか。

「確かに練習相手が豊富だとは言えないです。プロファイターも少ない。でも、それを言い訳にはしたくないです。強くなれるかどうかは、環境でなく自分次第です。と同時に次の試合でチャンピオンになって、チェジュ島で大会を開いてほしいとジョン・ムンホン代表に直訴します。

チェジュ島にMMAブームを起こせるよう頑張ります。そして、自分より強い選手を育てたいと思っています」

――そのために日曜日の決勝戦、どのような試合をして勝利を手にしたいと考えていますか。

「もう、ここで言葉にすることはそれほどないですが、見てくれる人たちに楽しんでもらえるよう激しい試合をします」

――では最後に2025年を見据えて、日本のファンにメッセージをお願いします。

「必ずRoad FCのタイトルを取り、そしてRIZINに戻ってもタイトルに挑戦できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
12月29日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV


■ メイン対戦カード

<Globalバンタム級T決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<72キロ契約/5分3R>
カミル・マゴメドフ(バーレーン)
ヨ・ジェウ(韓国)

<ROAD FC暫定ミドル級選手権試合級/5分3R>
イム・ドンフアン(韓国)
ラ・インジェ(韓国)

<フライ級/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
ピョン・イェジュン(韓国)

<ROAD FC女子アトム級暫定王座決定戦/5分3R>
パク・ソヨン(韓国)
シン・ユジン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
シム・ゴンオ(韓国)
関野大成(日本)

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