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【Gladiator020】RTUからの仕切り直し。ライト級王者キ・ウォンビンが初防衛戦。宮城友一✖久保健太も!!

【写真】こ、これは……グラジがHEAT化したかのようなタイトル戦だ!! (C)MMAPLANET

15日(木)、Gladiatorより来年1月22日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator020の追加カードが発表されている。

既にGladiatorフェザー級王座決定戦として中川皓貴✖チョ・ソンビン、Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座戦として森戸新士とジョセフ・チェンの一戦が発表されている同大会。

元UFC&PFLファイターと、アジアの組み技界の超新星の来日というスマッシュヒットに続き、今回の発表ではライト級王者キ・ウォンビンの3年半ぶりの出場&同王座の初防衛戦をグスタボ・ウーリッツァー相手に行うことが明らかとなっている。


ウーリッツァーは9月のGladiator019で井上啓太を劣勢のなか、左フック一発で逆転KOし挑戦権を手にしていた。キャリア50戦越えのブラジル人ファイターを迎えるキ・ウォンビンは10月のROAD TO UFC準決勝でインドネシアのジェカ・サラギを相手にまさかのKO負けを喫し、最高峰で戦う夢と閉ざされた。

そんなキ・ウォンビンがキャリアのリスタートをグラジで切ることとなった。打たれ弱さは心配なチャンピオンだが、組みとリカバリーが凄まじいフィジカルでチャレンジャーを上回っており、どのようなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

またグラジでは今回のリリースでメインカードはタイトル戦以外もこれまでの2回戦から3回戦中心のラインナップに変更することを明記しており、その3回戦で宮城友一と久保健太のフライ級マッチを組むことも決まっている。

パンクラスからグラジでキャリアを再生し、修斗でも活躍する宮城に対し、久保はDEEPからグラジでレズレクションしRIZIN TRIGGERでも勝利を挙げたファイターだ。ともにストライカー、この一番の勝者がNavEが王者に君臨するフライ級戦線で頭一つ抜けることになるだろう。

再生、復活という意味ではパンクラスで活躍してきた荻窪祐輔がグラジに初参戦し、吉村友菊と相対する一番も組まれる。さらにシュートボクシング・スーパーウェルター級2位の璃久が、イゴール・シルバとケージキックで対戦する。

2回戦にも韓国のTeam MADからヘビー級の新鋭チョン・ホチョルが来日し、大場慎之助と戦うことも決定している。その2回戦では、ウェルター級でパラエストラ千葉の異端的な存在=藤田大が9月大会に続き、連続参戦。10月にはEXFIGHTのアママッチでも勝利し、8月にJBJJF全日本の茶帯無差別級を制している藤田はスコティッシュ=スティーブン・ギレスピとプロ2戦目を戦う。さらにはオープニングマッチで組まれたアマ女子MMAででは住村竜市朗の長女セアリが、MIYUと戦うことも公表されている。

なお今大会は午前11時からWARDOGも行われる二部構成、なにわのMMAが1月22日に2023年の活動を開始する──といっても過言でない力の入ったカードが揃ったグラジだ。

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DEEP Gladiator020 MMA MMAPLANET o ONE PFL Progress RIZIN UFC ジョセフ・チェン チョ・ソンビン ブログ 中川皓貴 森戸新士

【Gladiator020】中川が元UFC&PFLチョ・ソンビンとF級王座決定戦。森戸はジョセフ・チェンとタイトル戦!!!

【写真】MMAとグラップリングで、これは楽しみなアジアの強豪がタイトル戦を戦うこととなった (C)JO SUNG BIN & JOSEPH CHAN

29日(火)、Gladiatorより体制強化及び来年1月22日(日)にWARDOGとの二部制興行となる大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator020のカード第一弾の発表があった。

今回のリリースでは昨年度よりグラジやHEATのイベント内でグラップリングマッチを提供してきたPROGRESS実行委員会の長谷川賢がタレントリレーションズの役割を担い、櫻井雄一郎代表をサポート──海外からの招聘選手の強化がなされることが明らかとなった。

ある意味強化体制が敷かれたグラジ、その成果といえるカードの第一弾発表はMMAとグラップリング2つのタイトル戦となった。


まずGladiatorフェザー級王座決定戦、前王者の原口央がバンタム級転向を理由にベルトを返上し、空位となった王座を中川皓貴とチョ・ソンビンが争うことになった。

リライアブル所属の中川はDXFCでプロデビューすると2018年6月からグラジを主戦場として4連勝し、DEEP大阪大会からTTFCに進出を果たすと狩野優に競り勝つ。6勝0敗でパンクラスに挑むも遠藤来生に敗れ、さらにホーム=グラジでも冨田翔市に敗れ──心機一転RIZIN TRIGGERでの小島勝志戦で復活の勝利を挙げた。

そしてチャンピオンベルトを持つ原口とノンタイトルの2回戦で戦いスプリット判定負け、9月に島村裕を破りタイトル挑戦が約束されていた。当然、原口がそのターゲットだった中川だが彼のタイトル返上により、前王者以上の難敵を迎えることとなった。

戦績9勝3敗の中川に対し、チョ・ソンビンはキャリア9勝2敗と大差ないように思われるかもしれない。ただし、その2敗はUFCPFLで喫したもので、それ以前の9つの勝利にはTOP FC暫定フェザー級王座決定戦で、先のRTU初戦で松嶋こよみにタフファイトで敗れたホン・ジュンヨンを下した一戦や日本の中村ジュニアをKOした一戦が含まれている。

今回はPFLの許可を得ての参戦となるチョ・ソンビンは、来年のフェザー級シーズン出場の話もあるようだが、グラジ参戦をきっかけにRIZIN、そしてONEへのステップアップを図っているという話も伝わってくる。中川が初戴冠を競う相手は、大阪の地でACFとWardogの王座に就いており──3本目の関西MMAのベルトに挑む──過去最強のファイターとの戦いとなる。

さらに今回のプレスリリースではProgressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦として森戸新士とジョセフ・チェンが組まれることが記されている。

2021年JBJJF黒帯ライト級優勝の森戸は、今やケージグラップリング=Progressの雄といって良い存在だ。1月から9月までグラジにおけるプログレス=フォークスタイルグラップリング戦で4試合戦い、濱村健戦長田拓也戦で連続1本勝ち、河名マストには1-2で惜敗も下になれば2P献上のルールで柔術家としての強さを十分に見せていた。

9月の須藤拓真戦では足関節を防御しつつ、相手の土俵で戦いながら身を守る戦いで4-1で快勝している。このようにProgressを引っ張ってきた森戸は、この間も柔術ワンマッチや4日にホームといっても過言でない山口県周南市で行われる闘裸男で、白木大輔とサブオンリーマッチをケージで戦うことも決まっている。

その森戸の前に立ち塞がるのは、台湾人のジョセフ・チェン。グラップリングマニアの間では、今年のADCCオセニア&アジア予選の77キロ級準決勝で岩本健汰との激闘が鮮烈なグラップラーだ。本戦残り15秒ではバックを制し、ギリギリまで岩本を追い込むも延長で支えつり込み足でポイントを返上し敗れた。その後、岩本とはテキサスのB-Teamで合流しており、本場のグラップリングテクニックに加え、ケージレスリングを知る岩本に壁際の攻防でも情報交換があることが予想される。

グラップリングは今やトップ争い、足関節という極右と極左の最先端の技術と、それらを繋ぐ軸としての柔術が欠かせない総合組み技化が進んでいる。ここに金網、さらにテイクダウンとリバーサル、スクランブルがポイントとして可視化されるフォークスタイルグラップリングの戦いは、どのような世界観を見せてくるのか、非常に楽しみだ。

また次回大会よりメインファイト出場選手を対象として、ベストバウトの勝者、ベストパフォーマンス(KOもしくはサブミッション、スクランブルの攻防を制したファイター)と認められた選手3名に70万、20万、10万円のファイトボーナスの支給を開始され、同様にプレリミ&ポストリミ出場選手に対しては武道奨励金としてベストバウト賞=勝者と敗者に5万円が贈られることも合わせて発表されている。

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MMA MMAPLANET o Progress Torao Torao28 修斗 森戸新士 毛利昭彦 白木アマゾン大輔 秋山翼 須藤拓真

【TORAO28】時代を越えないトップ対決──闘裸男・寝試合で森戸新士が、白木アマゾン大輔と対戦

【写真】両者の直近の組み技inケージは森戸が9月のGLADIAOTR=須藤戦で、杉江は5月のHEAT=レフェリーだ (C)MMAPLANET

8日(土)に12月4日(日)、山口県周南市の新南陽ふれあいセンターで開催されるTORAO NATION STATE主催プロフェッショナル修斗公式戦山口大会=TORAO28の追加カードが発表され、闘裸男・寝試合73キロ契約で森戸新士が白木アマゾン大輔と対戦することが発表されている。

周南市から車で1時間の岩国市にLeos柔術アカデミーという自らの城を持つ森戸にとって、今回の試合は昨年12月の闘裸男・広島大会に続き凱旋マッチといえる。


しかも対戦相手はアマゾンという異名が入ると、どうしても杉江と表記したくなる──白木だ。本人もSNSで「22年ぶりの闘裸男、12年ぶりに修斗に帰ってきました」と発信しているが、アマゾンの最後の修斗出場は2011年1月の遠藤雄介戦で、干支がもうすぐ一回りする里帰りとなる。

その一方で闘裸男の第1回大会は2002年6月で、アマゾンの闘裸男出場は2004年5月。当時所属していたALIVEの鈴木陽一代表とスペシャルエキシビションマッチで組み技戦を行っており、22年ではなく18年振りとなるが──本人も勘違いするほど時が経っているということだ。

いずれにせよ、2つのディケイドが経過しようというなかでアマゾンは未だに日本のトップ柔術家、トップ組み技師として君臨しており、改めて凄まじさが理解できるというもの。

そのアマゾンは8月のKIT5 における塚田市太郎戦こそ練習中のケガで欠場となったが、7月にはマスター3とはいえ全日本ノーギ柔術ライト級で優勝している。同じくKIT5で森戸は大柳敬人に延長ゴールデンスコアで敗退も、今やその顔として活躍しているケージ&ポイントグラップリング=Progressでは9月のGLADIATORで須藤拓真を下している。

森戸×アマゾンのグラップリング戦は決して新旧トップ対決でなく、日本トップ・グラップラー対決といえる。なお修斗公式戦では植木“令和”新✖若宮龍斗、墨吉涼太✖久保昌弘、毛利昭彦×宮崎“師範代”清孝に続き、フェザー級の紀州✖HAMMER KATU、フライ級の秋山翼×有本亮我と2回戦で中国✖関西対決も決まっている。

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Gladiator019 MAGISA MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube   カウアン・タニノ グスタヴォ・ウーリッツァー ヤックル真吾 ライダーHIRO 中川皓貴 中西テツオ 久保健太 井上啓太 南出剛 吉村友菊 小谷直之 島村裕 有川直毅 森戸新士 江木伸成 須藤拓真

【Gladiator019】計量終了 プログレス前後から中川×島村、久保×ヤックル、中西×吉村にも注目

【写真】上位2試合=ライダーHIRO×南出、有川×NavE (C)MMAPLANET

明日25日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR019の計量が、24日(土)に同市のSMOKER GYMで行われた。

2年2カ月ぶりの再起戦となる南出剛とライダーHiro、コメイでノンタイトル戦を巡り各々の意地がぶつかり合うNavEと有川直毅という上2試合に出場する4選手を筆頭に14試合のMMAマッチに出場する28選手の全員が、本計量でパスし大会当日を迎えることとなった。

なおProgress提供のフォークスタイル・グラップリングマッチ出場の6選手=森戸新士、須藤拓真、カウアン・タニノ、小谷直之、江木伸成、MAGISAは当日計量となっている。


上の2試合以外にもプログレス後のメインカードには次期ライト級挑戦者決定戦井上啓太×グスタヴォ・ウーリッツァーという国際戦や、トータルドミネイトが一発のクラッシャーか――フェザー級のサバイバルウォー=中川皓貴×島村裕のフェザー級戦の行方も気になる。

また共に元ライトフライ級王者のヤックル真吾(※初代)、吉村友菊(※第2代)が、関西以外から新天地としてグラジを主戦場としたストライカー久保健太、グラップラー中西テツオと相対するフライ級の2試合も、今後のフライ級タイトル戦線を考えると非常に興味深いマッチアップだ。


■ Gladiator019計量結果

<バンタム級/5分2R>
南出剛:60.9キロ
ライダーHIRO:60.95キロ

<フライ級/5分2R>
NavE:56.65キロ
有川直毅:56.6キロ

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分2R>
井上啓太:70.1キロ
グスタヴォ・ウーリッツァー:69.35キロ

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴:65.75キロ
島村裕:65.45キロ

<プログレス71キロ契約/5分2R>
森戸新士:―キロ
須藤拓真:―キロ

<プログレス84キロ契約/5分2R>
カウアン・タニノ:――キロ
小谷直之:―キロ

<バンタム級/5分2R>
江木伸成:――キロ
MAGISA:―キロ

<バンタム級/5分2R>
別所竜弥:61.05キロ
MASANARI:61.05キロ

<フライ級/5分2R>
久保健太:56.4キロ
ヤックル真吾:56.7キロ

<フライ級/5分2R>
吉村友菊:56.5キロ
中西テツオ:56.45キロ

<バンタム級/5分2R>
大前健太:61.15キロ
谷口武:60.75キロ

<フライ級/5分2R>
KJ・タイラー:56.45キロ
岡本秀義:56.6キロ

<フライ級/5分2R>
川崎聖太:56.6キロ
中山陸斗:56.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.95キロ
浅井亮磨:60.4キロ

<ライト級/5分2R>
中薗優太:68.55キロ
後藤丈季:70.3キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.45キロ
一輝:65.6キロ

<ウェルター級/5分2R>
近藤魁星:76.95キロ
藤田大:75.25キロ

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Gladiator019 MAGISA MMA MMAPLANET o Progress RIZIN カウアン・タニノ コンバット柔術 修斗 小谷直之 森戸新士 江木伸成 渡部修斗 須藤拓真

【Gladiator019】プログレスで森戸新士×須藤拓真─実現。ATOSの新鋭は小谷直之と!!! 江木はMAGISA戦決定

【写真】これまた楽しみな組み技戦がグラジで組まれた!!(C)MMAPLANET

19日(木・現地時間)にGladiatorより25日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator019で組まれるProgressルール3試合の発表があった。

MMAとグラップリングのコアファンがほくそ笑みたくなるグラジの組み技マッチ──今回も、「こう来たか」という顔合わせが実現する。

それがフォークスタイルグラップリング77キロ契約5分✖2R=森戸新士×須藤拓真戦だ。


6月の川名マスト戦ではポイント負けを喫したもののレスリング✖ノーギ柔術の奥深さを十分に見せつけたプログレスの顔というべき森戸に対し、須藤が同ルール初参戦を果たす。

須藤は昨年の全日本ノーギ・エキスパート・フェザー級優勝、MMAでもRIZIN TRIGGERで渡部修斗を下すなど6勝1敗の戦績を残している。「MMAと柔術、ノーギは別物。でも技術は共通している」という須藤は、MMA主戦場としてきたNEXUSでは8月にバンタム級王座に挑戦し、MMA初黒星を喫したもののケージとMMAグローブへの慣れという部分では森戸を上回っている。

とはいえ柔術ではライト級とフェザー級、1階級の違いがある両者は、当日計量の71キロで合意している。現状の体重に近いということだが、当日にどれだけ動けるのかを考慮すると、須藤は2~3キロほど体を絞る方が良いかもしれない。

それでも──これまでプログレスではMMAファイターと戦ってきた森戸が、柔術を知り足関節を使いこなす須藤とのマッチアップは非常に楽しみといえるだろう。同時にこの試合を経て、須藤がMMAでグラップラー揃いのGladiatorバンタム級戦線に加わっているのか──という点においても、楽しみなケージ・グラップリングだ。

また現在、日本滞在中のATOS柔術所属のカウアン・タニノが84キロ契約で、小谷直之と戦うことも決まった。タケシロ・タニノ・カウアン・ユウキは今年のムンジアル紫帯ミッドヘビー級で準優勝、無差別級では3位。昨年大会はジュベニウ2のウルトラヘビー級を制している柔術家だ。

そんなバリバリの新鋭と、ミスター壁レスの異名を持つといっても過言でない小谷の対戦はポイント有りという部分でも要注目だ。

さらに、これまでPROGRESS提供マッチではHEATとGladiatorでコンバット柔術マッチに出場してきた江木伸成が、フォークスタイルグラップリング戦でMAGISAと戦う。

下になると掌底を受ける危険性があるコンバット柔術から、下になるとポイントを献上するが、より仕掛けは自由なルールで、江木が現WARDOGフライ級王者MAGISAを相手に新境地を見出すか。あるいは小径ケージに金網に慣れているMAGISAのケージレスリング&サブミッションが柔術家をいかに崩すのかが、見所のバンタム級マッチだ。

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DEEP HEAT50 IMMAF MMA MMAPLANET NEXUS28 o Progress RIZIN パンクラス ファビオ・ハラダ レアンドロ草野 修斗 山田崇太郎 森戸新士 椿飛鳥 横山武司 河村泰博 濱岸正幸 竹浦正起 西川大和 関原翔 須藤拓真

【NEXUS28】ネクサスでもプログレス組み技マッチ=竹浦正起✖関原翔、濱岸正幸✖山田崇太郎──実現!!

【写真】柔術家がMMAファイターに攻められる展開が、活動初年度のプログレスではほぼほぼ見られていない。果たして、この一戦は?!(C)MMAPLANET

25日(月)、Progressが8月7日(日)に東京都新宿区GNEスポーツパレスで開催されるNexus28内で2試合のプログレス(フォークスタイルグラップリング)マッチを提供することを発表した。

同大会ではNEXUSバンタム級選手権試合=チャンピオン河村泰博✖チャレンジャー須藤拓真を始め、ライト級でコクエイマックスに敗れたジェイソン・ウィルキンスの再起戦=マーシーグローブTV戦、横山武司✖ファビオ・ハラダのフェザー級戦とタイトル戦線に影響を及ぼす注目のカードが組まれている。

そんな同大会にポイント制ケージグラップリングのプログレス・ルールで濱岸正幸✖山田崇太郎、竹浦正起✖関原翔の2試合が実施される。


共に当日計量で濱岸✖山田は86キロ契約、竹浦✖関原は68キロ契約で行われる。

濱岸は5月のHEAT50でレアンドロ草野と対戦し、柔術ベースのスクランブル&ポジションの草野に9-6で敗れたもの上下の入れ替わりでポイントが加算される同ルールの見所が詰まった戦いをやってのけた。

(C)MATSUNAO KOKUBO

対して山田は日本を代表するグラップラー。3月にプロ修斗で西川大和に腕十字で敗れたが、打撃のないなかでの組み技力はMMAにおける組技とは別モノだ。

そのMMAでは2015年10月にZSTで両者は肌を合わせており、濱岸がスプリット判定勝ちを収めている。レスラーがケージに押し込んでテイクダウン、そこからスクランブルという流れでないグラップリング、スイープやリバーサルを交えたサブミッション重視の試合になることが予想される両者の再戦、どのような組み技の攻防が見られるか楽しみだ。

竹浦✖関原は、まず関原の参戦に驚かされた。格闘代理戦争からIMMAF世界大会を経て、パンクラスでMMAデビューを果たした竹原は、ネクサスには2020年12月大会に1度参戦経験がある。

その試合後からDEEPを主戦場とし、昨年11月にはRIZIN出場も果たした関原は、NEXUS以降の戦績は7勝1敗──DEEPフライ級GPに現時点で名前がないのが不思議な国内フライ級の有望株だ。

とはいえ、このルールにおけるMMAファイターは攻撃力の前に防御力という部分で柔術家との力の差を過去7カ月で見せつけられてきた。実際、竹浦も5月のHEATで椿飛鳥と対戦した際には、シングルレッグに対して前転してビクトル投げの要領から50/50&内ヒールで一本勝ちしている。

上を取ることが有利なポイント制グラップリングであっても、引き込んで極める強さを森戸新士と竹浦は既にプログレス・ルールで示してきた。MMAファイター同士でない、異種格闘技プログレスの場合、関原がまずすべきことは引き込みに付き合わないこと。

ただし、そこは竹浦もジャンピンガードなどで工夫を凝らしてくるだろう。それ故にもう一段上を目指すと、これは濱岸にも当てはまるが、ガードワークに来られても頑強に抑えることができるかどうか。

パンチがなくても、足を絡まれようが竹浦と山田を胸をつけて抑える──いわゆる塩漬けにできれば、その組み技防御力こそMMAに役立つ。殴って逃げられる展開で、殴らなくて逃げられる術がある方がMMAファイターとして強い。

そう戦えるMMAファイターが出てくることで、柔術家も強化できる。何よりもMMAファイターだけでなく、柔術家やグラップラーも真剣勝負の場で自分を試すことができる──それこそが現時点でのプログレスの醍醐味だ。

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Goods LFA o Progress YouTube

🔴 CO Elevation FC CO Elevation 09G Summit Vs. Lou Fusz Athletic LFA Blue Star Premier 2009G

Game in progress : Thursday, July 07, 2022 12:30PM MDT

🔴Live Watch Here ▶️ http://newbie.broadcast4k.com/us-soccer.php?live=2022%20NPL%20Finals

CO Elevation FC CO Elevation 09G Summit Vs. Lou Fusz Athletic LFA Blue Star Premier 2009G – 2022 NPL Finals

Thursday, July 07, 2022 12:30PM MDT
Match # 160
U-13 Girls Division (2009)
6000 Victory Way, Commerce City, CO
Dick’s Sporting Goods Park – DSG Park 01

CO Elevation FC CO Elevation 09G Summit VS Lou Fusz Athletic LFA Blue Star Premier 2009G Live On
CO Elevation FC CO Elevation 09G Summit vs Lou Fusz Athletic LFA Blue Star Premier 2009G Game in progress Soccer
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ABEMA LFA LFA138 MMA MMAPLANET o Progress UFC アイザック・ドーダーライン アライジャ・ジョンズ アリ・ファリアス イアゴ・ジョルジ エド・ソアレス サイモン・オリヴェイラ ジアニ・グリッポ パンクラス ヒカルド・ディアス ブルーノ・ソウザ マイキー・ムスメシ 森戸新士 河名マスト 田中路教

【LFA138】8月5日に田中路教と河名マストが揃い踏み。UFC契約ファイターレベルの猛者と対戦へ

【写真】河名と田中。LFAで戦うことが、既に生き様を見せている(C)LFA&MMAPLANET

27日(月・現地時間)にLFAより8月5日(金・同)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されるLFA138に田中路教が出場し、アリ・ファリアスと対戦することが発表された。

また同大会には日本から河名マストも出場し、アライジャ・ジョンズと戦うことも決まっている。


昨年11月のヒカルド・ディアス戦以来、実に9カ月振りの試合が決まった。UFCとの再契約を目指し、LFAと契約して渡米した田中にとって、勝利を収めてなお試合が組まれないという状況は予想だにしていなかった。

米国に滞在できるビザの半分を消化してなお、実戦の舞台が巡って来ない状況に田中は、フリーランスになることさえ視野に入れるなかで、ようやくLFA2戦目を戦うことができるようになった。実際、同大会の出場は3週間以上前に確定していたが、対戦相手がなかなか決定しないなか、田中はファリアスと戦うことをツイッターで知ったという。

ラテンと米国の融合=LFAらしさの洗礼を受けているなかで、「今回も強豪を当ててもらえて、米国に来た甲斐があるなと思います。未来を切り開くために頑張ります。おそらくABEMAで放送があると思うので、今回も日本から応援して頂けたら嬉しいです」と、田中はMMAPLANETに意気込みを語ってくれた。

2018年のムンジアルでも準優勝。ジョアオ・ミヤオを準決で下しているのだから、どれだけの実力者か分かるというモノ(C)SATOSHI NARITA

そんな彼が戦うファリアスは、得意とする亀逃げが許されないファイター、いや柔術家だ。

2013年ムンジアル黒帯フェザー級幻の世界王者……アウグスト・メンデス=タンキーニョとファイナルを争った際、アドバン差で勝利を確定させたファリアスは、試合終了の合図を待たずマットの外に出て感情を爆発させた。これを違反行為とされアドバンを献上し、レフェリー判定で敗れてしまう。

自業自得といえば自業自得ではあるが、同トーナメントではイアゴ・ジョルジ、アイザック・ドーダーライン、ガブリエル・モラエス、マイキー・ムスメシ、ジアニ・グリッポも出場しており、この名だたる強豪よりも上の結果を残していることで、ファリアスがどれだけの実力者かは理解できるだろう。

2018年には決勝にマイキー・ムスメシの軍門に下ったものの、準決勝でジョアオ・ミアオに勝利しているファリアス。MMA戦績は11勝3敗で打撃には課題が残っているが、2018年のACBブラジル大会で昨年のコンテンダーシリーズからUFC入りを果たした──パンクラス来日経験もある──サイモン・オリヴェイラに勝利するなど、MMAでの力も絶対的に確かなモノがある。

粗いパンチから組んでテイクダウン及びバックテイクをさせれば、ケージの中が柔術マットの上と同じ状態となる。ゆえにバックを譲って、スクランブルを制す田中にとっても非常に危険な相手になることが想像される。

田中が1試合しか戦えなかった期間、昨年7月のプロMMAデビューから9カ月で5勝1敗と試合をし続けた河名が、早くも北米フィーダーショー・デビューを果たす。日曜日のGladiatorのProgress提供フォークスタイルグラップリング戦で森戸新士を相手に、日本の組み技界の最高峰トータルグラップリングの結晶といえる激闘を2-1で制した河名。事前インタビューを行った時点で、既に今回の試合は決まっていた。

面構えが、すでに怖い(C)LFA

対戦相手のジョンズは、LFAでフェザー級タイトル戦を経験しているファイターだ。昨年3月に現UFCのマチダ・カラテの継承者=ブルーノ・ソウザにスプリット判定負けでベルトを逃したが、ファリアスと並びUFCのプレリミに出る選手と同レベルの力を持っている相手といえる。

世界を見据えてのLFA参戦、強者と戦わないなら出場にも意味はない。またエド・ソアレスLFA代表によると、さらに日本人選手の出場の可能性もあるようだ。そんなLFA140は、田中の言葉にもあるように昨年11月大会に続きABEMAでのライブ中継が口頭では合意に至っている模様だ。

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DEEP Gladiator018 MMA MMAPLANET o PRIDE Progress YouTube ゆうと コンバット柔術 フェルナンド 中川皓貴 修斗 八木敬志 原口央 天草ストロンガー四郎 島村裕 手塚基伸 松本一郎 森戸新士 江木伸成 河名マスト 渡部修斗 竹本啓哉 笹晋久

【Gladiator018】笹晋久を迎え撃つ元バンタム級王者の竹本啓哉「ストライカーに使う道具は決めている」

【写真】計量後に並ぶ両雄。グラップラーの竹本とストライカーの笹、好対照の勝負は果たして……(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)に大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のセミファイナルで、元バンタム級王者の竹本啓哉が、初参戦の笹晋久を迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

竹本啓哉は25日に行われた計量で、1回目は50グラムオーバー。計量失敗で王座を手放したこともあるだけに不穏な空気も漂ったが、2回目にしっかりとリミットをパスしている。ここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトを巻いている竹本にとって、これまで修斗やDEEPで試合を行ってきた笹はどのような存在なのだろうか。計量直後、笹戦への意気込みを訊いた。


――先ほど計量が行われ、2回目でクリアしました。今回は減量がキツかったのでしょうか。

「いえっ、そんなことはないです(汗)。体重に関しては前にやらかしてしまっていたので、ずっと気を付けています。今回はたまたま、というか……」

――試合前にお聞きすることではないかもしれませんが、コンディション面も含めてバンタム級ではなくフェザー級で戦うという選択肢はないのですか。

「はい、バンタム級でやりたい相手がいます。僕は結構、一度負けた相手に対して根に持つタイプなので(苦笑)」

――一度負けた相手というと……。

「具体的に言うと渡部修斗君や土肥“聖帝”潤選手、手塚基伸選手は機会があれば、もう一回やりたいと思っています」

――今回の減量を通じてコンディションには何か影響はありますか。

「コンディションはいつもと変わらないですね。最終的に計量をクリアできれば、それほど影響はないです」

――ここ2試合の内容については、いかがですか。

「出力しきれていなかったように思います。前回の江田戦は、想定より江田選手のグラップリング力が高くて。あとは調子に乗ったスイープを仕掛けて失敗したとか、戦略的なミスがありました。

ケージ際で潜りスイープを狙いまして、完全にいらんことしたなと思いました(苦笑)。途中までは完全に優位に進めていたのですが、潜りスイープ失敗からの江田選手のトップコントロールが巧くて。僕は二重絡みで動きを止めてしまって、そこから試合が止まってしまったのは良くなかったです」

――最近は竹本選手スタイルも研究されているのでしょうか。

「あぁ、そうかもしれないです。だからケージ際で余計なことしちゃったのかな……」

――竹本選手が目指す試合とは、どんなスタイルなのですか。

「組み勝つ試合ですね。ドミネイトしつつ。コントロールしながら最後は一本を取りたい。リスクを冒して取りにいくよりは、詰めて詰めて取りにいくという試合です」

――では今回の対戦相手、笹選手の印象を教えてください。

「力が強いですね。試合映像を見ると、だいぶ力が強い相手だと思いました。僕もあれだけ打撃でガツガツやってくる選手と試合をしたかったんです。打撃が強い相手を組み伏せる試合をやりたくて。組みが強い選手同士が戦ったら、それは組みが強いほうが勝つんですよ。組みが強い選手と打撃が強い選手でどっちが勝つのか、っていう。PRIDE世代なので(笑)」

――江田選手のようなグラップラーと、笹選手のようなストライカーとでは、試合プランも変わってきますか。

「ストライカー対策も準備してきています。もともとストライカーとは、こう戦うというプランを持っているんです。使う道具を決めているというか、その中で相手のスタイルによって使う道具を決めます」

――一方、笹選手は打撃中心のファイターではありますが、組みの強さもあります。

「組みの強さはどうなのか、それは気になっています。正直それが分からないし、楽しみですね。笹選手はこれまで、いかにもグラップラーっていう選手とは対戦していないじゃないですか。僕のように偏っているグラップラーとは試合していないので、どうなるのか僕自身も楽しみです」

――これまで竹本選手は首都圏以外、特にここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトも巻きました。対する笹選手は修斗とDEEPで戦ってきた選手ですが、ここで竹本選手に勝てば、いきなりベルト挑戦もありうるカードだと思います。

「そうですよね。僕もこの試合に勝ったら、次はタイトルマッチをやりたいです。もう一度ベルトを巻きたい。前回は不手際でベルトを失ってしまい、悲しい気持ちになりました。神田(T-800周一)君も、僕とまた試合がしたいと言ってくれていて……」

――MMAPLANETのインタビューでも、神田選手から竹本選手へのメッセージが続いています。

「アハハハ、本当に嬉しいです。僕も神田選手のことは戦友だと思っているので」

――では今回、どんな試合をしたいですか。

「Fist or Twist(拳か関節技か)です! よろしくお願いいたします」


■Gladiator018計量結果

<フェザー級/5分2R>
原口央(日本):65.65キロ
中川皓貴(日本):65.85キロ → 65.80キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本):63.55キロ → 63.50キロ
笹晋久(日本):63.10キロ

<フォークスタイルグラップリング72キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本):71.30キロ
河名マスト(日本):71.15キロ

<コンバット柔術バンタム級/10分1R>
松本一郎(日本):59.75キロ
江木伸成(日本):60.00キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本):66.60キロ → 66.05キロ(250グラムオーバー)
島村裕(日本):65.55キロ

<フェザー級/5分2R>
左海清之(日本):65.60キロ
TATUMI(日本):65.65キロ

<バンタム級/5分2R>
ゆうと(日本):59.80キロ
丸山幹太(日本):60.15キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本):56.00キロ
御代川敏志(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本):69.50キロ
中園優太(日本):69.35キロ

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル):61.15キロ
秋田良隆(日本):61.10キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本):76.80キロ
成田佑希(日本):75.65キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本):65.95キロ → 65.40キロ
入江一輝(日本):65.20キロ

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本):56.40キロ
秋元強真(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本):69.85キロ
前田啓伍(日本):69.40キロ

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【Gladiator018】ノンタイトル戦で原口央と対戦、中川皓貴「僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれ」

【写真】再計量でクリアした中川が原口をフェイスオフ(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のメインイベント=フェザー級ノンタイトル戦で中川皓貴がフェザー級王者の原口央と対戦する。

会場の空気を盛り上げる神戸reliableの若きエースは、悪夢の連敗からの脱却をRIZIN TRIGGERで果たした。そんな中川にとってチャンピオンとの対決は、ベルトが掛かっていてもなくても同じだけ思いもの。応援してくれるファンのことを一番に考えた試合をすることが、良い動きに通じる中川に試合前の心境を訊いた。


――原口央選手との対戦が迫ってきた中川選手ですが(※取材は6月23日に行われた)、今年1月にグラジエイターで冨田翔市選手に判定負け。昨年6月にパンクラスで遠藤来生選手にキャリア初黒星を喫して以来の再起戦を落としたという状況になっていました。

「遠藤選手との試合は……アレはホンマに練習したことが最初は出せていたけど、緊張していたからか体力の消耗が激しくて。勿体ない試合をしたというか、あそこは簡単に取ってパンクラスのランキングにポンポンと入って、グラジエイターでもベルトを獲ってサクっとフェザー級の上位にいくというプランが全て崩れてしまいました。遠藤選手に負けた時は、だいぶ凹みましたね。あれ以来パンクラスから声が掛からなかったですし、仕事が忙しいせいで……練習もあまりできない時期もあって。

言い訳になっちゃいますけど、冨田選手との試合はほとんど練習ができていなかったです。ちょっとモチベーションが下がっていた時でもあったし、自分がやらないといけないことをやられて……。余計に焦ったのもありました。どう対処したらよいのかって。気持ちが空回りして、だいぶ崩れてしまいましたね」

――しかし日本のMMA界のおかしなところで、2連敗を喫した1カ月後にRIZIN TRIGGERで小島勝志選手との試合が決まりました。結果的には日本一の大会で復活勝利を挙げることができました。

「グラジエイターでの試合が終わって、すぐにオファーがあったんです。でも最初は(reliable田中淳)代表は、僕を出させるつもりはなかったです。冨田戦とかしょうもない試合をして……気持ちが入っていなかったですし。『しょうもない試合をするぐらいなら、出ん方がエェ』って」

――らしい言葉です。

「本当に代表らしくて。あの一言でだいぶ目が覚めました。会場まで来てもらって、お金も払ってくれている人たちがいるのに、ちゃんと盛り上がる試合をしないといけないです。代表はソコを一番大切にしている人なので。僕も気持ちを切り替えることができました。『もうやるしかない』って。怖いとか言うてないで、もう行くしかないっていう気持ちでした。

でも内心はメチャクチャ怖かったです。前の日とか吐きそうなぐらいになっていて、ホテルに泊まっていても神戸に帰りたくて……」

――それまでも、試合前に恐怖を感じていたのでしょうか。

「いえ、これまではなかったです。また負けたら3連敗で、あの大きな舞台で負けたらもう終わりやと思っていましたし。この連敗まで負けたことがなかったから、そういう気持ちになることが理解できていなかったです」

――そこを乗り越えて完全にコントロールして判定勝ちでした。

「あそこで精神的に恐怖心を乗り越えることができたのは大きかったです。吹っ切れたら動きも過去一番っていうぐらい良かったですし。やらなアカンことが全部できました。まだ極めきれていないのが課題ですけど……」

――MMAに対してモチベーションが戻ってきましたか。

「やっぱりRIZINで勝つとチヤホヤされるんで(笑)。ここで頑張らなアカンと思いました」

――それから5カ月ほど試合間隔があいて、今回のGladiatorフェザー級チャンピオンの原口央選手とノンタイトル、2回戦での対戦となりました。

「いあぁ、ちょっと意味不明かなって。向こうはグラジエイター初参戦でタイトルマッチをして。自分は何試合してきたんやって話なんですけど。そこはメッチャ思いました。ただ この試合がタイトルマッチでないのは、前の試合で負けているからということだったので、それはそうです。言い返せないです。

勝っているのにノンタイトルとかだったら、『やりません』って言えますけどね」

――以前も言っていたように、今もグラジのベルトは欲しいのでしょうか。

「そうですね、とりあえず1回は巻いておこうと思っています」

――では原口選手の印象は?

「レスリング主体でテイクダウンと寝技が凄くキチンとしている選手やと思いました」

――「塩試合は塩漬けされる方が悪い」という発言をインタビューでしていました。私は実はその言葉は好きなのですが、現実問題としてreliable勢とは真逆の考えになるかと。

「 それはダサいですよ。チャンピオンらしいことを言えよって。煽りVでもチャンピオンやけど挑戦者のつもりとか言っていましたけど、いやいやいや……。お前、チャンピオンの自覚を持ってチャンピオンらしくしろと言いたいです」

――ではノンタイトルから、タイトル戦という風に考えていますか。

「う~ん別に……何回も試合する必要もないんで。僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれれば、と。ノンタイトルだろうが、負けたらベルトを失うぐらいの覚悟で来てくれないと、こっちも戦う意味がないんで。今回は自分らしい動き、RIZINの時以上の動きをして応援してくれる人を盛り上げたいです。それが一番です」

――reliableの選手の試合が終わると、観客席の何割かが記念写真で会場から出て行ってしまうので、今回は最終試合で良かったです。

「アハハハ。今回もたくさん応援にきてくれて、チケットが手に入らない人もいたぐらいで。またRIZIN TRIGGERを狙いつつ――パンクラス、東京には一回はやり返しにいきます。その時がくれば」

――では最後に改めて意気込みの方をよろしくお願いします。

「RIZINの時より成長していると思うので、強くなったところを見てほしいです」


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