カテゴリー
45 AB ACA Black Combat Column Gladiator MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFC300 UFN UFN248 イェン・シャオナン キム・ドンヒョン ジャン・ウェイリ ジャン・リーポン ソン・ヤードン チェ・ドンフン デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン ユ・スヨン リー・ジンリャン 中村倫也 佐々木憂流迦 安西信昌 平良達郎 徳留一樹 手塚基伸 日沖発 朝倉海 木下憂朔 本野美樹 水垣偉弥 河名マスト 漆谷康宏 風間敏臣 魅津希 鶴屋怜

【Column】マカオで11年振りにUFCを取材して……何だかんだと、詮無いことを考えてしまった

【写真】本当にすさまじい盛り上がり方だった (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)にマカオのギャラクシー・アリーナで開催されたUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」。メインのピョートル・ヤン×デイヴィソン・フィゲイレドの激闘に沸き返る1万2000人超の館内をケージサイドから眺めて、「全然違う」と素直に思わされた。
Text by Manabu Takashima

何が違うのか。過去のマカオ大会とは、明らかに別モノだった。UFCが前回マカオでイベントを行ったのは2014年8月23日、もう10年以上も前になる。

ギャラクシー・マカオとアヴェニーダ・シダージ・ノヴァを隔てたザ・ベネチアン・マカオのコタイ・アリーナに7000人強のファンを集めたUFN48のメインは、奇しくも今大会でカラーコメンテーターを務めたマイケル・ビスピンが、カン・リーと相対した一戦だった。

マカオに初めてUFCが進出したのは、その2年前。2012年11月10日のUFC Macao(UFC Fuel TV06)で五味隆典、水垣偉弥、手塚基伸、漆谷康宏、福田力と日本人5選手も出場した。同大会での中国人ファイターの出場はジャン・ティエチュエンの1選手のみ。それでもコタイ・アリーナに8000人のファンを動員し、日本大会と並びアジアで定期的にイベントが行われるという期待が寄せられた。

この後、今はUFCを去ったマーク・フィッシャーを長とするUFCアジアは、TUF Chinaを軸とした中国人選手の育成という命題を挙げ引き続き2 度に渡りコタイ・アリーナ大会を取り行っている。2014年3月のTUF China Finale大会では、そのTUF Chinaウェルター級決勝戦でジャン・リーポン×ワン・サイが組まれ、ジュマビエク・トルスンと3人の中国人ファイターと共に日沖発と徳留一樹が参戦した。

上記にあるUFN48ではTUF Chinaフェザー級決勝ニン・グォンユ×ヤン・ジェンピン、ジャン・リーポンとワン・サイ&ヤン・ジークイと中国人選手は5人に増え、日本人出場選手は安西信昌と佐々木憂流迦の2人だった。

これら過去のマカオ3大会の集客数は6000人から8000人、コタイ・アリーナの一部を使用するスケールでイベントは実施された。3大会連続出場はキム・ドンヒョン。特に中国がフューチャーされるという風ではなく、アジア大会という空気感だったことが思い出される。

あれから10年、UFCにおける中国の存在感は比較にならないほど、重要になっている。

世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリは当然として、男子でもバンタム級のソン・ヤードンやウェルター級のリー・ジンリャンが北米要員として地位を確立。20人に及ぼうかという契約配下選手の多くは、上海PIで最先端のトレーニング環境が与えられ、現地のローカルショーからRoad to UFCという道を経て最高峰に辿り着いている。

フロリダのキルクリフFC、サクラメントのチーム・アルファメールと中国人選手が米国のジムで練習、所属することは何も珍しくなくなった。

今回のマカオ大会には上に名前を挙げた中軸ファイターの出場はなかったが1カ月に 3度から4度、世界のとこかで見られるUFCの日常的なイベントで、中国のファンたちはお祭り騒ぎ状態だった。

UFC300でジャン・ウェイリに挑戦したイェン・シャオナンを始めとする10人の同朋に、1万2000人越えの大観衆は「加油(チャーヨー」と、力いっぱい叫び続けた。特別でなく、ご当地ファンを応援する。そして世界のトップに声援を送るという──熱狂がギャラクシー・アリーナに渦巻いていた。

メディアの数は昨年、一昨年のシンガポール大会とは比較にならないほど多かった。プレスルームもそれだけ巨大だ。ざっと見まわして、中国メディアの数は80を下らなかっただろう。

それだけ投資をした結果といえばそれまでだが、お祭りでなく日常がビジネスになることは、大きい。何よりマカオ大会の熱狂は中国の人々のUFCを見る目が肥え、UFCを楽しめるようUFCが手を尽くしてきたからこその結果だ。

天文学的な額の投資やその勢いを買うだけの経済基盤が、かの国にある。だから時間を掛けることができた。投資を回収できないのであれば事業の見直すことになることも承知し、それだけ費やしてきた。残念ながら、我が国の経済はそのような余裕はない。プロモーターやファイター、ジム関係者、専門メディア、皆がそうだ。いうと一国全自転車操業状態。だから、目の前の利益を追求する必要がある。

複数の日本人ファイターがUFCのメインカードに名を連ね、サッカーのプレミアリーグで活躍したり、MLBでレギュラーを務める選手のような名声を得るにはどうしたら良いのか。そのような日はやってくるのか。

強さを追求しているだけでは食っていけないという言い訳をやめて、格闘技の本質を曲げないでいられるのか。あるいは強さが絶対の価値観を持つMMA界とするために、投機できるビリオンネアーが現れるのを待つのか。ギャラクシー・マカオを闊歩する大陸からやってきた人達を眺めつつ、そんな現実離れした考えしか思い浮かばなかった。

それでも今、日本のMMA界に奇跡的な神風が吹こうとしている。朝倉海のUFC世界フライ級王座挑戦は、特別なことだ。9年振り9カ月振りの日本人のUFC世界王座挑戦が、デビュー戦。彼の日本における影響力の大きさとフライ級の現状が合致した特別な世界王座挑戦に加えて、このチャレンジに化学反応を示す下地が今は少なからずある。

格闘技・冬の時代と呼ばれた頃に、「UFCで戦いたい」と猫も杓子も口にしていたのとは違う──本気で強さを追求することで、選択肢がUFC一択となったファイター達が存在している。平良達郎、中村倫也、鶴屋怜、木下憂朔、風間敏臣、井上魅津希──そんな面子に、Road to UFCと同時開催なんてことがあるなら強さを追求する純度と強度が高まるイベントの実現も可能になるに違ない。

この動きを一過性でなく、恒常性とするには……強さが軸となるマッチメイクをプロモーターが組める仕組みを構築すること。それにはファイターとプロモーターが対等の立場になる環境創りが欠かせない。過去の慣例に縛られない。過去の成功例でなく、今の成功例に目をやること。

近い例でいえば、それこそ朝倉海の大抜擢だ。なぜ、デビュー戦&世界挑戦が現実のモノとなったのか。彼はRIZINが求めることをやり抜き、UFCが求めるモノを追求してきた。その姿勢を学ばずに「RIZINで戦いたい」、「UFCと契約する」と口にしても、正直どうしようもない。

Road to UFCも然りだ。入口に立つことが大切なのは、UFC本大会であってRoad to UFCではないはず。出場を目指してレコードを綺麗にするために、強い相手との対戦を避けるような姿勢では、豪州が加われることが予想される次回大会を勝ち抜くことができるだろうか。

今やコンテンダーシリーズもそうだが、Road to UFCという「勝てば官軍」的なトーナメントで生き残るのは綺麗なレコードは当たり前。それも強い相手を食って、綺麗なレコードである必要がある。

韓国人ファイターだが、ユ・スヨンは昨年12月のNAIZA FCの敗北後に1月にBlack Combatでキム・ミウ戦と戦った。結果はNCだった。この2試合を経てRoad to UFCに出場できなかったかもしれない。

と同時に、この2戦を経験していないと今の強さがなかったかもしれない。要はユ・スヨンはRoad to UFCで戦う権利を得るために、チャレンジをした。

チェ・ドンフンは強いが試合が面白くないという韓国内での評判を、Gladiatorの2戦で払拭した。日本での試合は、現状を変えるために必要だった。

倒せる武器があることを自認し、準決勝まで勝利を最優先とした。そしてファイナルは見事なKO勝ちを飾った。彼もまた昨年12月と今年の2月と日本で戦って、Road to UFC出場権を得ている。

レコードが汚れるリスクを冒して、戦績を積んだうえでRoad to UFCに出場しても勝てないこともある。実際に河名マストや本野美樹はそうだったと言える。だからこ、その姿勢を評価する業界になることが、日本が強くなる第一歩ではないだろうか。

頂きを目指すには、登山口がどこにあるのか。そのルートをしっかりと確認、精査しないと登山はできない。その挑戦が成功例も失敗談も将来に活かすことはできないままで終わる。

根本として、日本を強くするのはプロモーターではない。ジム、そしてファイターだ。それを評価するのがプロモーターの役割で、さらに商売にする才覚が求められる。中継パートナーも同様だろう。ではメディアの役割とは何か……正直、専門メディアの役割など、もうとうになくなったのではないかと思っている。

フォロワーが多いインフルエンサーに、しっかりと格闘技を伝えてもらう方がよほど、Yahooへの転載でPV数を増やしてGoogle広告で生き永らえようとする専門メディアより影響力があるはず。影響力のある有名人や中継局、大手メディアに対して、情報提供でなく知識の共有を目指した記事を書く。それが、実はネット時代になる以前と変わらぬ専門メディアが果たすべき役割だ。


The post 【Column】マカオで11年振りにUFCを取材して……何だかんだと、詮無いことを考えてしまった first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 キック デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン ボクシング

【UFN248】前に出る・圧力をかける・仕掛け続けるヤンがフィゲイレドとのタフファイトを制す

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

ヤンが左手を前に出した構えでプレッシャーをかける。ヤンがスイッチすると、フィゲイレドは右ミドルを蹴ってシングルレッグに入ると、四つ組みから大内刈りでテイクダウン奪う。ヤンがフィゲイレドの体を足で浮かせると、フィゲイレドはパスガードを狙いながらヤンの頭をがぶる。

フィゲイレドはギロチンのプレッシャーをかけつつ、ヤンの後ろに回り込み、足を入れて四の字クラッチする。ここからフィゲイレドがバックコントロールすると、ヤンも一気に振り向いて正対し、インサイドガードでトップキープする。

ヤンは左手でフィゲイレドの口をふさいで、そのまま左手を滑らせるようにヒジを入れる。さらにヤンは中腰の態勢からヒジを落とし、自分の左側に回ってパスを仕掛ける。フィゲイレドはヤンの左腕にキムラを狙い、ヤンに立ち上がる。スタンドの状態でラウンド終了となった。

2R、ヤンがサウスポーにスイッチして右の関節蹴りと右ハイキック、フィゲイレドもサウスポーに構える。ヤンは右の関節蹴りを繰り返す。ヤンはフィゲイレドがサウスポーに構えると右ミドル。フィゲイレドはヤンの左ミドルを取ってテイクダウンを狙う。

ヤンは右ハイから攻撃をまとめる。フィゲイレドも右ミドルを蹴って。スイッチしながら距離を詰めていく。近距離では互いにヒジを見せ、ヤンが右フックで前に出る。フィゲイレドはスピニングバックキックと右ストレートで前進する。

ここから互いにスイッチを繰り返し、ヤンがサウスポーでワンツーと右フック、左ストレートでプレッシャーをかけ、右前蹴りから左ストレートにつなげる。フィゲイレドもワンツー。ヤンは右ミドルから左のヒジ。フィゲイレドがジャブから右ストレート。ヤンは左ストレートと左ミドル、パンチからの大外刈りでテイクダウンする。

3R、ここもヤンがサウスポーに構えて左ローと右ミドル、フィゲイレドは右ボディを狙う。お互いに細かくスイッチを繰り返して蹴り合う中、フィゲイレドがダブルレッグでテイクダウン。ヤンもすぐに下から足をすくって立ち上がる。

ヤンが左ローを蹴って右アッパーを打ち込むと、フィゲイレドが尻餅をつく。フィゲイレドがが足関節を狙うと、ヤンは足を抜いてインサイドガードでトップキープする。ここからヤンは体を起こして鉄槌を連打。フィゲイレドがケージ際に移動して立とうとするとバックを狙う。

ここはフィゲイレドも足をフックさせずに立ち上がる。サウスポーのヤンは左カーフと右ミドル、組みの展開になるとどちらも譲らず。前に出るヤンに対し、フィゲイレドは右ストレートを返して組みのフェイントを入れる。フィゲイレドはワンツー、左右のミドル。ヤンは距離が詰まるとヒジを振り、左ストレートを効かせると、大外刈りを狙いつつ、左アッパーから右フック、飛びヒザ蹴り、左ストレートと手数を増やす。

4R、オーソドックスの両者。ヤンがサウスポースイッチすると、フィゲイレドは左右の前蹴り。ヤンが左ストレートからグラウンドで上を取ると、フィゲイレドが足関節を狙い、ヤンはすぐに足を抜いて逃げる。フィゲイレドは左ミドル、シングルレッグで組みつくと両差しでヤンをケージに押し込む。ヤンも四つ組みに戻して離れる。

ヤンがじりじりと前に出て左アッパーと左ハイ。これでフィゲイレドの足が止まる。フィゲイレドがもヤンの左の蹴りを取ってバックにつくが、ヤンもすぐに正対する。

さらにヤンは右ハイ、フィゲイレドのパンチをかわして左ストレートを返し、ジャブと右アッパーを当てる。頭を振って入ってくるフィゲイレドに対し、ヤンはジャブと左ヒジ。フィゲイレドは右ボディ、四つで組むがテイクダウンにはつながらない。

逆にヤンは左ストレートと左アッパー、左ヒザ蹴り。右手を伸ばしてダーティボクシングで左アッパーをつきあげる。ここでフィゲイレドの右ストレートでで尻餅をつくが、立ち上がったヤンもすぐに左ストレートを返して右フック、首相撲からヒザ蹴りを突き上げた。

5R、フィゲイレドが右アッパーから左ストレート。ヤンが大外刈りを狙ってきても、すぐにディフェンスする。ヤンも右フックから左ストレート、フィゲイレドは右フック、左のロングフックで前に出る。ヤンはサウスポーから左ミドルを蹴ってシングルレッグに入りつつ、右の顔面前蹴りを蹴り上げる。

フィゲイレドが左ストレートから前に出るとフィゲイレドはバックステップする。フィゲイレドはボディを狙いつつ、ヤンはスピニングバックエルボーを繰り出す。フィゲイレドもスピニングバックフィストを狙うが不発。組みつくヤンが離れ際の左ストレートと右ハイ、フィゲイレドも右ハイを蹴り返してワンツー、右ボディ。

フィゲイレドが打撃で前に出て、ヤンがダブルレッグで組みつくがグラウンドにはいかない。残り30秒、フィゲイレドは右ヒジで踏み込み、ヤンは組みになるとヒザ蹴りと右ミドル、自ら組んでテイクダウンを狙う。ここで試合終了となり、判定はジャッジ3名とも50-45でヤンが勝利を収めた。


The post 【UFN248】前に出る・圧力をかける・仕掛け続けるヤンがフィゲイレドとのタフファイトを制す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ソン・ケナン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン フン・シャオカン マァフゥシャトゥ マラブ・デヴァリシビリ ムスリム・サリコフ ユ・スヨン ロナー・カヴァナ ワン・ソン 原口伸 透暉鷹 野瀬翔平

【UFN248】打高組低=Road to UFCバンタム級決勝へ。ユン・スヨン「グラップリングで攻め続ける」

【写真】それでも自分を貫く。それが、勝利を手にする最善の策なのだろう(C)MMAPLANET

明日23日(土・現地時間)、マカオはコタイにあるギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」に組み込まれたRoad to UFC決勝戦。
Text by Manabu Takashima

そのバンタム級ファイナルで、ユ・スヨンがチィルイイースー・バールガンと戦う。Black Combatで3階級制覇。カザフスタンでもNIZAでバンタム級王者となり(昨年12月に王座陥落)、日本ではご存じのようにDEEPバンタム級のベルトを巻いた(Road to UFCに出場するために返上)ユ・スヨンは、初戦で野瀬翔平に組み勝った。

組み伏せることへの評価が減少したMMAにあって、ユ・スヨンは組み続けて勝つという――自分のスタイルを貫くことを決めていた。


――1週間後にRoad to UFCの決勝が迫ってきました(※取材は16日に行われた)。今の気持ちを話していただけますか。

「コンディションは凄く良いです。減量も順調ですし、作戦も出来上がりつつあります。このままいけば、大会当日は良い試合を見せることができると思います」

――米国では調整に苦労したと伺いました。今回はマカオですが、その辺りに関して気持ち的には楽ですか。

「長時間の飛行機の旅は、コンディションにも少なからず影響を与えると思います。でもマカオまでは4時間ほど、映画を2本でも視れば到着します。なにより時差が少なく、調整のために早く現地入りする必要もないので、気持ちは楽です。最後まで韓国で調整できますし。ただ減量に関しては、毎回違ってくるのでそこは慎重になっています」

――チィルイイースーを相手に完全アウェイとなることも考えられます。

「上海のPIで、チェ・ドンフン選手が中国人選手と戦った試合を見ていてアウェイだとは感じました。チェ・ドンフン選手も『良くない意味で特別でした』と話していました。実際にオクタゴンに立ってみて、どのように思うのか。それは分からないですが、今のところは気にしていないです。とにかく自分のやるべきことをやる。そこに集中したいと思います」

――Road to UFCでなく、UFCのイベントです。UFCファイターの中で戦うことになります。

「まだ決勝で勝ったわけでも、契約できたわけでもないです。なので、しっかりと気を引き締めて戦うだけで。Road to UFCだとか、UFCで試合が組まれたとかは関係ありません。ただマカオで中国人選手と戦うことで、注目度が高くなるはずです。そういう場で、中国の選手に勝つことで注目度が上がる。それはチャンスだと捉えています」

――ではチィルイイースーとの対戦に向けて、特別な対策練習などしてきましたか。

「相手云々よりも、自分の良さが出せるように仕上げてきました。Road to UFCの初戦、準決勝を経験して自分のグラップリングの強さを出して戦いたいと思うようになったので」

――それは過去2試合のデキには、満足できなかったということでしょうか。

「う~ん……。1回戦は打撃が足らなくて、準決勝は打撃だけでなく、もっとトップコントロールできたはずだと考えています。そこに悔いが残っているので、しっかりと修正し強くなったユ・スヨンを見てもらえると思います」

――ではチィルイイースーの印象を教えてください。

「気持ちが強く、技術的には右ストレートには気をつけないといけないです。ただ、そこを上手く戦うことができれば問題ない相手です」

――透暉鷹選手にも右を当てて、テイクダウンに入っていました。

「あれは透暉鷹選手が相手だから、できただけだと思います。自分は透暉鷹選手とは違い後ろ足重心になって、パンチからテイクダウンされても即スイープを仕掛けることができます」

――準決勝で原口伸選手が敗れた試合に代表されるようにテイクダウンとコントロールへの評価が下がっているなかで、試合の組み立て方をアジャストする必要を感じることは?

「何が正解かは分からないですが、殴って来れば組んでテイクダウンへ。距離を取ってくるなら、自分の方が詰めて殴る。そんな風に戦おうと思います。スタイル的にマラブ・デヴァリシビリのように力強いグラップリングで先手を取る。何度も、ぶつけることが必要だと思います。15分間、自分がグラップリングで攻め続けます。その自信はあります」

――日本人選手が決勝に残らなかった決勝戦。日本のファンはDEEPチャンピオンだったユ・スヨン選手を応援するかと思います。そんなファンに一言お願いできますか。

「Road to UFCの決勝まで進めたことで、ある程度はDEEPのチャンピオンとして強さを見せることができたのは嬉しいことです。日本人選手と戦ってグラップリングのレベルの高さは分かっています。そういう戦いを経験して、自分も強さを身につけることができました。毎試合、成長しているユ・スヨンを見せるつもりですので、楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135.5ポンド(61.46キロ)
デイヴィソン・フィゲイレド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン: 126ポンド(57.15キロ)
ガブリエラ・フェルナンジス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス: 205ポンド(92.99キロ)
チャン・ミンヤン: 205ポンド(92.99キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 135.5ポンド(61.46キロ)
チィルイイースー・バールガン: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFC女子ストロー級決勝/5分3R>
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)
フン・シャオカン: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ: 126ポンド(57.15キロ)
ホセ・オチョア: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン: 135ポンド(61.24キロ)
クァン・リー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155ポンド(70.31キロ)

The post 【UFN248】打高組低=Road to UFCバンタム級決勝へ。ユン・スヨン「グラップリングで攻め続ける」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Black Combat DEEP Grachan MMA MMAPLANET NEXUS o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube   イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ソン・ケナン ソン・ヤードン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン デイヴィソン・フィゲイレド パンクラス ピョートル・ヤン フン・シャオカン ブラック マァフゥシャトゥ ムスリム・サリコフ ユライア・フェイバー ユ・スヨン ロナー・カヴァナ ワン・ソン

【UFN248】計量終了 続報女子握手問題&グータッチ禁止?! ジョーカーorオバQ、ブラックさん現れる

【写真】このメイクは正直、微妙。でも、そのやる気は買いたい(C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、明日23日(土・同)にマカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」の計量が同地アンダース・ホテルのボールルーム16で行われた。
Text by Manabu Takashima

メインはピョートル・ヤンとデイヴィソン・フィゲイレドの元バンタム級&フライ級の世界王者対決。昨日の会見で「チーム・アルファメールで練習しているらしいけど、あのチームのファイターと俺はこれまで3度戦って3勝0敗だ。それが4勝0敗になるだけ」とフィゲイレドだけでなく、壁際で会見の様子を眺めていたユライア・フェイバーまで挑発したヤンだったが、計量後のフェイスオフでは互いに目立った挑発行為は見られなかった。

そのヤンは中国メディアのソン・ヤードンと再戦はないのかという問いに「俺はあいつを買っている。だから、もうあんな酷い目に合わせたくないんだ」と英語で返答。その英語が相当にスローモーだったため、逆に強烈な嫌味を発しているようにも見え――元ポルトガル領のマカオですっかりヴィランの役割を果たしていた。

ランク2位ながら10位との対戦を受けた理由を会見で「このオファーを受けたのは、ただ一つ母国のファンの前で戦いたかったから」と話していたコメイン出場のイェン・シャオナンも、タバタ・ヒッチと共に問題なく計量をクリアしていた。

2時間設けられた本計量、残り15分でワン・ソンと相対するガブリエラ・フェルナンジスがパスし全13試合、計26選手全員が計量失敗することなく終了した。

フェルナンジスが計量を終えた15分後に始まったフェイスオフ。その彼女と戦うワン・ソンはジョーカーの異名通りのメイクで登壇し、中国語でフェルナンジスを挑発する。しかし、笑顔を浮かべて若干オバQのようなワン・ソンに対し、「何を言っているのか分からない」とフェルナンジスは苦笑いを浮かべるのみだった。


それでもワン・ソンとフェルナンジスはしっかりと握手をして別れた。MMAPLANETが追い続けるファイスオフで女子選手は握手をしない問題――。今回は13試合中2試合で、フェイスオフ前後ともに握手がなかった。一つはRoad to UFC女子ストロー級決勝で同胞対決となるシー・ミン×フン・シャオカン。もう1試合はライトヘビー級=ヴォルカン・オズデミア×カーロス・アルバーグだ。

とはいえオズデミアとアルバーグの両者は向かい合うとグータッチをしようとし、拳を握っていたからか立会人のミック・メナードがスッと手を差し伸ばして両者の接触を避けた。つまり、事実上握手をしなかったのはシー・ミンとフン・シャオカンのみ。UFCマカオ大会でも女子は握手をしない説はまかり通ったことになる。

そんな計量でワン・ソンに次ぎ、気合が入っていたのがニャムジャルガル・トゥメンデムベレエルだ。モンゴルの民族坊を被り、胸の大きな虎のタトゥーの迫力が際立つニャムジャルガルに、UFCスタッフから「スーパークール」という声も聞かれた。

また計量会場にはBlack Combatのブラック代表の姿も確認されている。自らのプロモーションのバンタム級王者ユ・スヨンの戦いを見届けにきていたブラックさんに12月28日のコリョ大学でのイベントについて尋ねると、「日本から4選手が出場する」と明言。パンクラスのクリスマス決戦こそなくなった2024年だが、日韓MMAワールドは大晦日前の最後の1週間で未発表のイベントも合わせると4大会が実施される模様だ。それ以前に国内では上記にあるパンクラス、DEEP、NEXUS、GRACHAN、韓国ではZFNも行われ――まさにJ&K MMA界は僧侶こそ走り回ることはないが、大忙しの1カ月になりそうだ。

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135.5ポンド(61.46キロ)
デイヴィソン・フィゲイレド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン: 126ポンド(57.15キロ)
ガブリエラ・フェルナンジス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス: 205ポンド(92.99キロ)
チャン・ミンヤン: 205ポンド(92.99キロ)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 135.5ポンド(61.46キロ)
チィルイイースー・バールガン: 135ポンド(61.24キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)
フン・シャオカン: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ: 126ポンド(57.15キロ)
ホセ・オチョア: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン: 135ポンド(61.24キロ)
クァン・リー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ニコラス・モッタ: 155ポンド(70.31キロ)

The post 【UFN248】計量終了 続報女子握手問題&グータッチ禁止?! ジョーカーorオバQ、ブラックさん現れる first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 YouTube   イェン・シャオナン オジー・ディアス カーロス・アルバーグ カーロス・ヘルナンデス ガブリエラ・フェルナンジス キル・シン・サホタ クァン・リー シャオ・ロン シー・ミン ジャスティン・ゲイジー ソン・ケナン タバタ・ヒッチ チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チャン・ミンヤン ディエゴ・ロピス デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン フン・シャオカン マァフゥシャトゥ マックス・ホロウェイ ムスリム・サリコフ ユ・スヨン ロナー・カヴァナ

【UFN248】「BMFタイトル戦には敗者はいない?」。マカオを訪れたジャスティン・ゲイジーに訊く

【写真】ショートインタビューだったが、早口で多くを話してくれたゲイジー。しゃべりも勢いがあります (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、マカオはコタイにあるギャラクシー・アリーナで開催されるUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」にジャスティン・ゲイジーが、ディエゴ・ロピスと共にゲストファイターとして訪れている。
Text by Manabu Takashima

もはや東洋のラスベガスといっても過言でないマカオ・コタイ地区のナイトライフを楽しんでいると公言するゲイジーに、そのファイトスタイルとBMF王座、そしてUFC世界ライト級タイトルの関係性について尋ねた。


――ジャスティン、実はWSOF時代に日本のGONGマガジンのインタビューをラスベガスでさせていただいたことがありました。もう10年も昔の話になりますが……。

「10年っていうことはないだろう。15年は昔だよ(※ゲイジーのMMAデビューは2012年)」

――とにかく大昔ですね。お父さんやおじいさんが銅の採掘をしていたという話をしてくれました。

「あぁ、アリゾナのモレンシー銅山で穴を掘っていたんだ」

――あの時、D-1オールアメリカン・レスラーのジャスティンに「なぜ、テイクダウンを使わないのか」を尋ねました。そうすると「レスリングじゃない。プロのファイトはファンをエキサイトさせないといけない」という風にジャスティンが返答してくれた記憶があります。

「それが俺のファイトだからね。レスリングをやるためにMMAファイターになったわけじゃない。ファイトをして稼ぐためにMMAを戦ってきたんだ」

――ハイ。そのスタイルをWSOFで3年間続けてUFCに転じた時は、正直なところジャスティン・ゲイジーもいよいよ戦い方を変える時がきたと思っていました。世界最高峰であの戦いを続けることはできないだろうと。それが……。

「ノー。俺は変わらない。これまでも、これからも。心配しなくて良いよ。俺はずっと、このままだ(笑)」

――いや、体のことは心配しますよ(笑)。

「アハハハハ。そこも心配しなくて構わない。なぜなら、俺が選んだことだから。レスリングは疲れる。レスリングをやると、バテて試合も勝てない。だから、殴り合っているんだ。それが俺の勝ち方で。レスリングをやっても、俺は勝てない」

――D-1オールアメリカン・レスラーが、本当にそうなのでしょうか。

「ファンだって、こっちの方が良いだろう? 俺もこっちが好きなんだ。レスリングじゃない、ファイトが」

――もちろんファンも、プロモーターもその方が良いです。では家族はどうでしょうか。

「おお、そっちか……。でもさ、マムが双子の俺たちにレスリングをやらせたんだ。4歳の時にゴルフキャップを持ってきて、ゴルファーになるか、レスリングをやるのかって尋ねられた。俺たちはゴルフを選ぶ気は一切なかった。でも、こうやって自分のスタイルを続け、いつだって求められた試合をしてきたことで今の俺がある。ファイトしてきたから、皆が俺を認めてくれたんだ」

――確かに普通のUFCファンは、世界王者を全て知っているわけではないですしね。

「でも、俺のことは忘れないだろ。それは俺があの戦いを続けてきたからだ」

――そこでジャスティンに尋ねたいことがありました。BMFのタイトル戦を戦う時と、UFC世界ライト級選手権を戦うときは気持ちの面など違いはあったのでしょうか。

「う~ん、リアルベルトが掛かっている時はプレッシャーがより大きかった。だって、勝つしかないだろ? チャレンジャーは。1試合、1試合がそれぞれしっかりと経験になるのは絶対だ。ただし勝って手にしてきてモノは、負けると全て奪われる。だからこそ、全ての試合で新しい経験ができる。そして、試合が終わると自分が何者が再確認できるんだ。全てが経験値を高めてくれる。それでも、世界タイトル戦のプレッシャーは群を抜いている」

――その点でいえば、BMFタイトル戦は戦う意思を見せ続ければ試合に負けても、敗者はいない。そんな印象を与えることができる戦いになります。

「うん、その意見は正しいな。ファイトはファンが喜ぶためにあるからね。そうだな……逃げずに、真っ向から戦う姿を見せることができればファンは文句を言わない。そして俺は自分がやりたいように戦っている。俺のファイトを、俺のことを皆がいつまでも覚えてくれるような戦いを続けたい。それには、インパクトのあるフィニッシュが欠かせない。

俺はマックス・ホロウェイでKOされた。ただし、そこには勝敗を超越した何かがあって……その何かを皆に見てもらうことはできたはずだ。それでも勝者と敗者は違う。負け喜んでいるヤツはない。ただし、ファンに認められているなら敗者はいないという意見は正しいと思う」

――ではジャスティンはUFC世界王座挑戦と、BMFタイトル挑戦を二者択一ということが起こった時には、どちらにチャレンジしたいと思うのでしょうか。

「もちろんライト級のワールドタイトルだ」

――それでも戦い方は変えない?

「MMAってクレイジーなんだ。俺が(シャーウス)オリヴェイラにレスリングを仕掛けてどうなる? ヤツの庭に自分から飛び込んでいくようなモノだろ?  一発、アイツの頭にパンチをぶち込んだら勝てる。殴り倒してからも、寝技をさせないためにパウンドにもいかなった。オリヴェイラが背中をつけていたから。それでも、俺は負けた。クレイジーだよ」

――オリヴェイラがスタンドで待つジャスティンに右を当ててダウンを奪ってから後ろ三角、そしてRNCで逆転勝ちでした。となると、さきほどレスリングをすると疲れると言っていましたが、例えばダゲスタンのレスラーとレスリングを使って戦うのも手ではないでしょうか。

「そりゃあ、使うだろう。ただしテイクダウンを奪うことだけがレスリングじゃない。テイクダウンを切るのもレスリングだ。レスリングはオフェンスとディフェンスがある。俺はレスリングを立って戦い続けるために使う。KOするために。足を蹴って頭を殴って倒すために、ね」

――そんなジャスティンの試合を次に見られるのは、いつ頃だと期待して良いですか。

「3月だ。俺は3月に戦いたい。相手は分からないけど、UFCが決めることだ」

――またビッグファイトになりそうですね。

「そりゃあ、そうだ。俺はいつだってビッグファイトをやってきたから」

■視聴方法(予定)
11月23日(土・日本時間)
午後5 時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時45分~U-NEXT

■UFN248対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ソン・ケナン(中国)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアス(米国)
チャン・ミンヤン(中国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン(韓国))
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ(英国)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
シー・ミン(中国)
フン・シャオカン(中国)

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
ホセ・オチョア(ペルー)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(米国)
クァン・リー(ベトナム)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ニコラス・モッタ(ブラジル)

The post 【UFN248】「BMFタイトル戦には敗者はいない?」。マカオを訪れたジャスティン・ゲイジーに訊く first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB ACA F1 o UFC UFC Fight Night   アロンゾ・メニフィールド アンジェラ・ヒル カーロス・アルバーグ ジャン・ウェイリ ジョニー・ウォーカー ソン・ケナン ソン・ヤードン デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン マルロン・ヴェラ ムスリム・サリコフ

11.23 UFCマカオ大会のメインイベントはピョートル・ヤン vs. デイヴィソン・フィゲイレド/その他オーズデミア vs. アルバーグ等4カードも発表

D09 地球の歩き方 香港 マカオ 深セン 2024~2025


 UFCが11月23日に中国・マカオで開催する『UFC Fight Night 248』のメインイベントがピョートル・ヤン vs. デイヴィソン・フィゲイレドのバンタム級マッチを行うことを発表。

 ヤンは3月の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でソン・ヤードンに判定勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング3位。フィゲイレドは8月の『UFC on ABC 7: Sandhagen vs. Nurmagomedov』でマルロン・ヴェラに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。現在UFCバンタム級ランキング5位。


 他にも同大会ではヤン・シャオナン vs. タバサ・リッチの女子ストロー級マッチ、ヴォルカン・オーズデミア vs. カーロス・アルバーグのライトヘビー級マッチ、ソン・ケナン vs. ムスリム・サリコフのウェルター級マッチ、ワン・ツォン vs. ガブリエラ・フェルナンデスの女子フライ級マッチも合わせて発表されています。

 ヤンは4月の『UFC 300: Pereira vs. Hill』でジャン・ウェイリの女子ストロー級王座に挑戦し判定負けして以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング2位。リッチは8月の『UFC on ESPN 62: Cannonier vs. Borralho』でアンジェラ・ヒルに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFC女子ストロー級ランキング9位。

 オーズデミアは6月の『UFC on ABC 6: Whittaker vs. Aliskerov』でジョニー・ウォーカーに1R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング6位。アルバーグは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でアロンゾ・メニフィールドに1R KO勝ちして以来の試合で6連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング10位。

 ソンは8月の『UFC 305: Du Plessis vs. Adesanya』でリッキー・グレンに判定勝ちして以来の試合。サリコフは7月の『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』でサンチアゴ・ポンジニービオに判定勝ちして以来の試合。

 ワンは8月の『UFC on ESPN 62: Cannonier vs. Borralho』で行われたUFC本戦デビュー戦でヴィクトリア・レオナルドに1R KO勝ちして以来の試合でプロデビュー以来6連勝中。フェルナンデスは6月の『UFC on ESPN 58: Perez vs. Taira』でカルリ・ジュディスに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
カテゴリー
45 AB F1 MMA o UFC   アザマット・ムルザカノフ アレッシャンドリ・パントージャ エドゥアルダ・モウラ エリク・アンダース カリーニ・シウバ クリス・ワイドマン コルビー・コヴィントン ジャン・ウェイリ ジョン・ジョーンズ タティアナ・スアレス ダスティン・ポイエー デイヴィソン・フィゲイレド ニュース ピョートル・ヤン 朝倉海

11.16『UFC 309』アレッシャンドリ・パントージャ vs. 朝倉海の画像が出回る/朝倉海「フェイクニュースが多いから正式発表をもう少し待ってね」

革命のアウトサイダー [ 朝倉海 ]


朝倉海、UFCデビュー戦から「レベルの高い選手」と対戦することを示唆(2024年08月15日)

 こちらの続報。


 MMA UNCENSOREDというアカウントが11月16日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 309』の対戦カードとして以上の画像をアップ。上の方が切れていますが、メインカードがジョン・ジョーンズ vs. スティペ・ミオシッチのヘビー級タイトルマッチ、アレッシャンドリ・パントージャ vs. 朝倉海のフライ級タイトルマッチ、ジャン・ウェイリ vs. タティアナ・スアレスの女子ストロー級タイトルマッチ、コルビー・コヴィントン vs. ダスティン・ポイエー、デイヴィソン・フィゲイレド vs. ピョートル・ヤンとなっています。

UFC 309 - Nov. 16(Sherdog)

 しかしSherdogでは今のところ判明しているのは、ニキタ・クリロフ vs. アザマット・ムルザカノフ、ジョナサン・マルティネス vs. マーカス・マクギー、カリーニ・シウバ vs. ヴィヴィアニ・アラウージョ、ヴェロニカ・ハーディー vs. エドゥアルダ・モウラ、クリス・ワイドマン vs. エリク・アンダースの5試合のみです。

 当サイトは基本的にSherdogの他にいくつか信用できるサイトやアカウントの情報を紹介していますが、これはさすがに無視できないので一応紹介しました。MMA UNCENSOREDは信憑性の低い噂も含めて掲載しているのでしょう。



 この噂に対し、朝倉海はXでこんなコメントをしています。

カイ・カラ・フランス「UFCがカイという男(朝倉海)を連れてくるらしいが本物のカイは俺の方だ」「いきなりビッグネームと戦うなんて甘い考えは良くない」(2024年08月20日)

 しかし、朝倉海自身がUFCデビュー戦から「レベルの高い選手」と対戦することを示唆したり、先月カイ・カラ・フランスが「UFCが日本からカイ(朝倉)という男を連れて来ようとしていると聞いたが、本物のカイは俺の方だ」「俺とパントージャには歴史がある」とコメントしていることから、あながちデマとも言い切れません。続きを読む・・・
カテゴリー
AB MMA o UFC   デイヴィソン・フィゲイレド マルロン・ヴェラ

『UFC on ABC 7』デイヴィソン・フィゲイレド vs. マルロン・ヴェラを見たファイター・関係者の反応



 『UFC on ABC 7: Sandhagen vs. Nurmagomedov』デイヴィソン・フィゲイレド vs. マルロン・ヴェラを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC07 キック ショーン・オマリー デイヴィソン・フィゲイレド マラブ・デヴァリシビリ マルロン・ヴェラ

【UFC ABC07】元世界フライ級王者フィゲイレドが、チート・ヴェラを破りタイトル挑戦をアピール

<バンタム級/5分3R>
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

上体を反らしたような構えで、まず右カーフを蹴ったフィゲイレド。ヴェラもカーフを蹴り返し、フィゲイレドも続ける。ヴェラは前蹴り、フィゲイレドが右ミドルを蹴りの応酬から拳の交換へ。フィゲイレドの右とヴェラの左が交錯する。打撃戦の空気を創ったフィゲイレドは、ダブルレッグで一気にテイクダウンをきめる。ヴェラはクローズドガードを取り、手首を掴んで殴らせない。フィゲイレドは振り払って鉄槌を落とし、ヴェラは下からエルボーを繰り出す。起き上ったフィゲイレドは蹴り上げを受けたタイミングで、担ぎパスを仕掛ける。背中をみせつつ立ち上がったヴェラ。試合はスタンドに戻った。

残り1分、フィゲイレドが右カーフを蹴り、一瞬のスイッチを見せる。ヴェラは前に出てジャブ、走り込んでヒザ蹴りもフィゲイレドがテイクダウンを合わせてトップを奪取。エルボーを落として立ち上がると、スタンプが顔面をかすめヴェラが抗議した。

2R、右カーフから右ミドルを蹴ったフィゲイレドに対し、ヴェラがインロー。フィゲイレドはカウンターを合わせる。ヴェラが右ハイを蹴り、フィゲイレドは軸足を取りに行く。離れたフィゲイレドが左ミドル、続くダブルは切られるが右を打っていく。左ストレートにダブルレッグを仕掛けられたヴェラは、これを切ると左ミドルを入れる。フィゲイレドが右ボディショットを返し、シングルレッグへ、突き放してミドルを蹴ったフィゲイレドが、右オーバーハンド。ヴェラは右カーフを蹴り、ジャブを伸ばす。

フィゲイレドは左ボディから右カーフ、ヴェラはカーフを返す。右アッパーをガードしたヴェラは、ステップインにジャブを合わせようとする。自らも踏み込んで左フックを入れたヴェラが、最後に距離を詰めて左ボディを決めた。

最終回、すぐにダブルレッグを仕掛けたフィゲイレドは、これを切られたが直後にシングルレッグでケージまでドライブする。それでも倒せずエルボーを入れて離れると、ワンツーを放つ。肩口へのミドルハイを蹴ったフィゲイレドが、ステップインからボディ、そして顔面を打って行く。ヴェラも動くが、インパクトのある攻撃はフィゲイレドが多い。と、残り3分を切り、右でダウンを奪ったフィゲイレドは立ち上がったヴェラに圧を掛けて、右を入れる。ヴェラはボディを返す。

フィゲイレドも右ボディを打ち込み、カーフへ。ヴェラの左は外れ、フィゲイレドがヒザをボディに突き刺す。ダブルレッグを切ったヴェラは、ジャブで前に出てスピニングバックキックを繰り出す。フェラはスイッチして右ヒザを顔面に届かせ、ボディショット。フィゲイレドもパンチを返すが、ここはヴェラが優勢だ。残り時間も10秒を切り、ヴェラはヒザの空振りでバランスを崩し、尻もちをついた。

初回はテイクダウン&トップ✖2度でフィゲイレド。2Rはヴェラが返し、3Rはフィゲイレドがダウンを奪っている。結果、フルマークをつけたジャッジも1人おり、フィゲイレドが3-0で勝利。ショーン・オマリー✖マラブ・デヴァリシビリ戦の勝者への挑戦をアピールした。

The post 【UFC ABC07】元世界フライ級王者フィゲイレドが、チート・ヴェラを破りタイトル挑戦をアピール first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN UFC UFC ABC07 YouTube アロンゾ・メニフィールド ウマル・ヌルマゴメドフ コリー・サンドハーゲン シャミル・ガジエフ シャラブジン・マゴメドフ ジェイ・ハーバート セドリクス・デュマ デイヴィソン・フィゲイレド デニス・チュルリン トニー・ファーガソン ドミニク・クルーズ ドンテイル・メイス マッケンジー・ダーン マルロン・ヴェラ ミハウ・オレキシェイジュク モハメド・ヤヒア ルピタ・ゴディネス ヴィクトリア・ダダコワ

【UFC ABC07】トニー・ファーガソンが対戦、マイケル・キエーザ「僕は日本で戦わなければならない」

【写真】さすがはカラーコメンテーター。非常に整理整頓された言葉が続いた(C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナでUFC ABC07「Sandhagen vs Nurmagomedov」が開催され、マイケル・キエーアがトニー・ファーガソンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

今やファイターだけでなく、UFC中継の解説者としても活躍中のキエーサに解説業とファイター人生を尋ねた。「自由になれれば強くなれる」という彼の言葉はオクタゴンの内外で当てはまる。非常に穏やかでキエーザだが、日本のファンへの一言という紋切り型の締めに対し、それまで以上に声が籠るという一面が見られた。


――トニー・ファーガソン戦が今週末に行われます(※取材は7月30日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

(C)Zuffa/UFC

「凄く良いよ。

2016年にトニー・ファーガソンと試合が組まれたけど実現しなかった。僕はウェルター級に階級を上げたし、もう戦うことはないかと思っていたんだ。たけど、トニーがウェルター級に転向して僕を指名した。あの時は凄く興奮したよ。トニーは素晴しいファイターで、将来は殿堂入りするだろう。そんな彼と彼と戦うことができて本当に嬉しい」

──マイケルは3連敗、トニーは7連敗中です。この状況は勝利を目指すためにモチベーションになるのか、それともプレッシャーになるのでしょうか。

「3連敗もしていたら、本来はプレッシャーを感じるものだろうね。でも、今の僕は人生で一番大切なモノは何かが分かったから、プレッシャーを感じていないんだ。家族、友人たちとの関係は勝ち負けに左右されるものじゃない。勝とうが負けようが、彼らは僕を愛してくれている。

以前は試合に負けてファンがSNSに書き込む悪口や無神経な言葉に影響を受けることがあった。でも年を重ねて、人として成熟するとSNSの声なんて、何も重要でないと思えるようになった。僕には愛する人達、僕を愛してくれる人たちが近くにいてくれる。そんな愛すべき人々の存在が、僕からプレッシャーを取り除いてくれた。

何も縛られることなく戦うよ。そのために練習でベストを尽くしてきた。トニーが今、どのような心境で戦うのかは知る由もないけど、今の僕はそんな感じなんだ」

──自分の大切な人が理解してくれていると、顔も名前もしらない人間の書き込みなんてどうでもよくなりますよね。

「正直、今朝も色々と言われているよ。トニーは、多くのサポーターがいるからね。トニーを崇拝している分、僕に口撃をしてくるんだ(笑)。でも、僕がやるべきことはオクタゴンに上がって、勝利を得るために戦うだけだから。

家族を信じて生きるって、実は生き方を楽にしてくれるんだ。だって、それ以上に大切なモノは存在しないんだから。26歳の頃は、勝敗を生死のように捉えていた。でも、そんな風に考えることがなくなって、ファイターとしても成長していると感じている。自由でいることは競技者を強くする。今、僕は3連敗中だけど、人生においてその差は収入の差でしかない。勝てば、もっと収入が増えていたんだけどね(笑)」

──ハハハハ。そんなマイケルですが、もう6年ほど現役ファイターでありながら、UFC中継で解説者としても活躍しています。解説という仕事をすることが、MMAファイターとして役に立つことはありますか。

「もちろん、あるよ。絶対的にね。中継で解説をすることで、ファイトをするだけの自分とは違うビジョンが見えてくるようになった。ファイターの多くは自分の試合と対戦相手の試合しか、真剣にチェックしないものだ。

でも、少しでも良い解説者になろうとすればあらゆる選手のことを知らないといけない。そのためにチェックする試合の数が劇的に変わった。その結果、MMAについて理解が深まったよ。MMAは99パーセントの精神力と1パーセントの体力で戦うスポーツだ。解説の仕事をして、精神的に良い影響が出るようになった。ほとんどのファイターが、僕のような環境下で過ごしていないからね」

──TV解説は一般層にMMAを理解してもらうのに、とても大切な役割を担っていると思います。ただ殴り合いが見たいという視聴者に、MMAが何たるかを伝えることができる。そんな解説という仕事で、マイケルはどのようにMMAをジェネラル層に届かせ、より理解を深めてもらえるよう話していますか。

「まずファイトのストーリー性を伝え、興味を持たれるように心掛けている。DJは話しが面白いけど、知性を持ち合わせた解説をしている。ドミニク(クルーズ)は、技術の説明が秀でている。カラー・コメンテーターにも、それぞれ特徴がある。UFCの解説者に同じような人間はいない。ローラ(サンコ)は凄くエネルギッシュだけよね。マイケル・ビスピンはリズムよく、視ているファンの気持ちを上げている。そして、分かりやすい話し方だ。

そんななかで系統としては、僕はドミニクのような解説者になりたいと思っている。ドミニクって言葉をただ発するだけでなく、理に適う知識を持って言葉にできるんだ。試合を視ながら、そこで必要な知識をさりげなく話している。結果、ファンのMMAへの理解力が深まっている。そんなドミニク・クルーズの良さを受け継ぐような解説者になりたい」

──解説者は視聴者のことを100パーセント考える仕事で、ファイターは自分が勝つために我儘を通さないといけない。まるで別モノですね。

「どちらもスイッチを入れることが大切だよ。自由になれると、戦いやすくなる。そこが土曜日の試合でも大切になってくるだろう。自分にプレッシャーを与えることなく、戦いたい。そうやって戦うと、新しい自分になっている。きっと土曜日の試合で、ファンの皆が見たことがない戦いができるだろう。その機会を得られたのだから、存分に楽しみたいと思っている」

──マイケル、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「このスポーツから足を洗う前に、僕は日本で戦わなければならない。以前、UFC日本大会を訪れた時に、『こんなファンの前で戦いたい』と心底思った。僕はPRIDEを見て育ったし、今でもRIZINをチェックしている。日本のファンこそ、世界でベストのファンだ。日本の人達はマーシャルアーツへの造詣が深い。『いつかの日か、さいたまスーパーアリーナで戦いたい』と神に祈っているよ」

──嬉しい限りの言葉です。

「それに日本でUFCが行われる日は、近づいている。タツロー・タイラはフライ級のトップランカーに成長し、カイ・アサクラがUFCにやってくる。僕はウェルター級だから、手の合う日本のスーパースターはいないかもしれないけど、対戦相手は見つかるはずだ。UFCが日本に戻った時、絶対にその場に一緒にいたい」

■視聴方法(予定)
8月4日(日・日本時間)
午前1時00分~UFC FIGHT PASS
午前0時45分~U-NEXT

■ UFC ABC07対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
マイケル・キエーザ(米国)

<女子ストロー級/5分3R
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
ヨエル・アルバレス(スペイン)
エルビス・ブレネウ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
アザマット・ムルザハノフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
モハメド・ヤヒア(UAE)
カウエ・フェルナンジス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
ドンテイル・メイス(米国)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
ジョーダン・ブシニック(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)
サム・ヒューズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート(英国)
ロランド・ベドヤ(ペルー)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

The post 【UFC ABC07】トニー・ファーガソンが対戦、マイケル・キエーザ「僕は日本で戦わなければならない」 first appeared on MMAPLANET.