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MMA ONE ONE Revolution ジョシュア・パシオ 猿田洋祐

【ONE Revolution】猿田洋祐、ジョシュア・パシオの一発からの畳みかけに完敗、TKO負け。王座奪還ならず

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
Def.1R3分38秒by TKO
猿田洋祐(日本)

タッチグローブ後、すぐに仕掛ける仕草を見せた猿田。右を伸ばしたパシオが左ハイからワンツーを入れる。猿田は離れることなく、近めの距離を取った猿田が左を伸ばすが届かない。さらにローに右を合わされ姿勢を乱した猿田がすぐに立ち上がる。左リードフックの猿田、パシオの反応が良い。さらに距離を詰めていく猿田は、ローを取られそうになり離れる。パシオはいきなりの右ハイからローを蹴るが、急所に。すぐに試合は再開され、猿田に近寄せないようパシオがハイを見せる。右を当てた猿田、パシオも右を返して右ローを蹴る。左ミドルハイから前蹴りで突き放したパシオが、ローを掴みつつ右を当てる

猿田の立ち上がり際に右を被弾した猿田は、スピニングバックフィストにもフック被弾する。ケージ際に下がった猿田に対し、パシオは左右のフックを打ち、猿田も右を返すが左を被弾してヒザをつく。ここから左を連打したパシオ、猿田の動きが止まりレフェリーが試合を止めた。

「ずっとハードな状況だけど、準備はしてきた。このステージでチャンピオンであることを証明できた。2度目の対戦で、猿田の戦いは打開できるようになっていた。僕はカウンターファイターで、それを磨いてきたんだ。そして、試合で見せることができた。どんな状況でも戦えることをフィリピンの皆に見せたかったんだ」と王者は話した。


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【ONE Revolution】ついにMMAデビュー、ブシェシャ「MMAでブシェシャの柔術を見てほしい」

【写真】マウス着用でフェイスオフ、バーチャルメディア会見も経験した(C)ONE

本日24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」でブシェシャこと、マーカス・アルメイダがMMAデビュー戦でアンダーソン・シウバと対戦する。

ムンジアル13冠、ADCC2度制覇。不世出の柔術家ブシェシャが対戦相手が急遽変更したなか、ようやくMMA初陣を迎える。ONEデビュー戦前に、ブシェシャの心境を尋ねた。


──トーマス・ナルモから、対戦相手が同朋のアンダーソン・シウバに代わりました。

「最後の最後、試合の2週間前かな……対戦相手が代わったのは。4月も色々とあったし、もうこういうことには慣れたから問題ないよ。まぁ、なるようになるって感じだったね」

──4月にMMAデビューを戦う予定でしたが、スリナム相撲のチャンピオンであるウマウ・ケニ・ログログから韓国のカン・ジウォンに対戦相手が変更され、結果的に試合が行われませんでした。それでもいよいよMMAデビューです。

「ようやく実現するね(笑)。柔術からMMA転向を決めてから、1年以上が経ってしまったよ。最初は2月に試合をする予定だったのが、4月になり、ここまで延びた。去年の年末からずっと試合の準備をしてきて、これだけ時間が掛かったけどあとはやるだけだ。レッツゴー。僕らは起こった状況を受け入れて戦うだけだからね。そうやって、ずっと過ごしてきた。そして、試合が行われる。やるだけだよ」

──対戦相手となったアンダーソン・シウバは、ヘビー級キックボクシングで多くの実績を残しています。ただ対戦相手が代わっただけでないかと。

「う~ん、僕のやるべきことは変わりないからね。打撃には気を付けるということ。トーマス・ナルモもストライカーだったし、どの対戦相手だってデンジャラスだから。前に組まれた相手も、楽な相手は1人もいなかった。皆、危険な相手だったよ」

──柔術やグラップリングのトップステージでの経験値は文句なしのブシェシャですが、パンチがある戦いに挑むことで試合前の心境に違いはありますか。

「それを望んで転向してきたわけだからね。柔術とノーギを戦ってきて、今度はリアルファイトで自分の力をテストしたい。自分の柔術MMAが、どれだけ通じるかを試したい。居心地の良い場所から離れても、そういうチャレンジがしたかった。MMAだからといって、自分のやりたいことをやるわけだから柔術やノーギの時と気持ちに変りはないよ」

──今回の試合はATTで準備してきたのですか。

「そうだよ。そのためにフロリダに移り住んだ。ATTには多くの選手がいるけど、マルセーロ・ゴン、マルコス・アウジェリオ・ペイザォン、アントニオ・カルロスJr、そして同じ週末にUFCで戦うジャイルジーニョ・ホーゼンストライクらと準備してきたよ。対戦相手が代わっても、ストライカーはストライカーだし、ゲームプランもさほど変わらない、同じように皆と練習してきた」

──当然のようにブシェシャにとっては、柔術が一番の武器です。MMAを戦うことで、どのような試合を見せたいと思っていますか。

「ずっと練習してきたことを出したい。どんな状況でも対応できるように準備してきた。スタンドでも、そうだよ。もちろん、グラウンドでもね。打撃を使うことも問題ない。とはいえ初めての試合だからどうなるかは……試合が始まらないと分からない。ただし、練習で十分に使えるように仕上げてきた」

──では、この試合のキーはどこになると考えていますか。

「う~ん、どうだろう……。距離、角度、レベルチェンジ、スマートに戦うことかな」

──柔術家がMMAで勝つと、柔術の勝利という見方が今もあります。キックボクサーやレスラーにはないことです。ブシェシャも柔術の優秀性を見せるために、MMAで戦うのでしょうか。

「自分は何をできるのか、それにチャレンジして証明したい。もう柔術のタイトルはこれ以上、必要ない。最高の記録を残してきた。今は自分が別の場所でやっていけるのか。そのチャレンジをしているんだ」

──ドゥリーニョなどはMMAとグラップリングを並行して戦っています。来年、ADCCもありますが、ブシェシャの出場は?

「もう出ないだろうね。僕の柔術家としてのキャリアは幕を閉じた。柔術はルールが大きく変わって、選手が戦いにいかない。ポイントで勝てば良い。そういう戦いは、僕はやる気が起きない。だから柔術で試合をすることは、もうないと考えている」

──ノーポイント&サブオンリーの方は?

「ノー、今の気持ちでは戦いたいとは思わない。これからの目標はパンチのある戦いで勝つことだから」

──ではMMAファイターとしての目標は、現状でどのように考えているのでしょうか。

「この試合に勝ってから一歩、一歩進んでいきたいと思っている。デビュー戦で学ぶこともあるだろうし、これからことのことはここが終わってから考える。今はこの試合に集中しているんだ」

──最後に日本のMMAファンだけでなく、柔術愛好家の皆にも一言メッセージをお願いできますか。

「僕はもう柔術やグラップリングの試合には出ない。でも僕の柔術をケージの中で見せる。僕の柔術を見ていてくれた人たちも、MMAでブシェシャの柔術を見てほしい」

■視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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【ONE Revolution】ONE世界ストロー級王者ジョシュア・パシオ─02─「僕の方からTDも奪いにいける」

【写真】まだまだ伸び盛りであることは確かなので、これだけ試合がなかったことが逆に怖いパシオだ(C)MMAPLANET

24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」で、猿田洋祐の挑戦を受けてONE世界ストロー級王座防衛戦を戦うジョシュア・パシオ・インタビュー後編。

1年9カ月振りの防衛戦を前に、チーム・ラカイのオールラウンダー世代は成長し、パシオはウェルラウダ―であることを強調した。そして、このレイオフが彼に自信を与えていた。

<ジョシュア・パシオ・インタビューPart.01はコチラから>


──リトは同じ日にハシガトゥと対戦するので、ちょうど良かったですね。

「そうだね。リトともそうだし、今では多くのスパーリングパートナーがいるからね。スティーブン・ローマン、ジェレミー・ピカティウ、ダニー・キンガド、僕らは互いを助け合っている」

──チーム・ラカイのウェルラウンダー世代ですね。ところで猿田選手との試合は、テイクダウンディフェンスが鍵になりそうですか。

「特にそうは思っていないよ。今、僕らがウェルラウンダーだと言われてように、どの局面で戦えるように練習し続けてきた。別にサルタと戦うからといって、テイクダウンディフェンスにフォーカスすることはないよ。全ての局面を満遍なく強化しているから。一つに特化して練習することはない。それがウェルラウンディッド・ファイターになるということだからね。

打撃の距離、テイクダウンディフェンスを頭に入れて練習するのはそうだけど、防御だけじゃない。僕の方からテイクダウンも奪いにいける。全ての技術をサルタ戦に向けて、磨いてきたんだ。

サルタはとても積極的なアスリートだよ。サルタのような選手がいてくれることで、僕もより強くなろうというモチベーションを保つことができるんだ。サルタがナイトウに勝った試合は本当に良い試合だった。レスリング、グラップリングの両面で素晴らしい攻防が見られて、何よりサルタの勝ちたいという気持ちが伝わってきた。サルタはランキング1位に相応しい選手だよ」

──猿田選手は前回のジョシュアとの試合で、楽をしようという選択をしてしまった。それが敗因になったと言っていました。

「マーシャルアーツは負けて、学ぶことが多い。僕も同じだ。サルタに負けたことが、良いレッスンになった。それがマーシャルアーツの一番、素晴らしい点だよ。素晴らしい選手に敗れることが、学びになる。彼だけじゃない、サルタとの2試合によって僕もマーシャル―チストとして成長させてもらった。サルタのおかげだ」

──初戦は互角の攻防で判定負けでした。2度はKO勝ち。この勝ち方は自信になっていないですか。

「9月24日には、もっと自信のあるジョシュア・パシオを見てもらうよ。マーシャルアーチストとしては当然で、また闘士としてユースケ・サルタは優れている。何があっても彼を軽視することはない。もちろん、それはサルタだけでなく全ての対戦相手にいえることだけど。

彼も全力で僕に向かってくるだろう。僕も全力で彼を倒しに行く。爆発力のある最高のファイトになることは間違いない」

──前回の試合から、一番成長したのはどこでしょうか。

「さっきも言ったように、どこかの一つの局面を鍛え上げるということはなくて、全ての局面において成長してきた。弱点を克服し、強い部分を伸ばしてきた。次の試合では全ての局面において、以前より自信を持っていることを証明する。打撃、レスリング、グラップリングの全てにおいて、ね」

──ONEストロー級王座は、疑うことない世界の頂点です。MMAには多くの世界王座、ベルトが存在していますが、ヘビー級からフライ級までUFCが王座を制定しています。この最軽量の階級で世界一であることをどれだけ誇りに思っていますか。

「そりゃあ、凄く誇りに思っているよ。ストロー級はアジアにあって最強の階級だ。アジアには、欧米のように長身で大きな選手は多くない。僕は背も低くて小さい(笑)。この体格で世界一のONE世界ストロー級チャンピオンであることは、何にもまして僕が誇るべきことだよ」

──とはいえONEストロー級もアジア以外の選手の台頭があります。

「ボカン・マスンヤネだね」

──今は猿田選手との防衛戦に集中しないといけないですが、ボカン・マスンヤネやジャレッド・ブルックスについてはどのように思っていますか。チーム・ラカイやフィリピン勢はアジアでの最強のフィジカルの持ち主ですが、ボカンのフィジカルはそれ以上だろうと思われます。

「確かにボカン・マスンヤネの身体能力は高い。ベースがレスリングだし、レスラーのフィジカルが優れているのは、まぁ普通のことだよ(笑)。パワーがあって柔軟だよね。ボカン・マスンヤネの試合を見るのが楽しみなんだ。爆発力があるアスリート、ファイターだから。ただ、今は彼を対戦相手として見ることはできない。僕にはユースケ・サルタ戦が控えているからね」

──その猿田選手との防衛戦、どのような試合にしたいですか。

「さっきも言ったけど、以前より成長して、自信を得ることができたジョシュア・パシオを披露したい。ここまで努力してきたことを、試合に出したい。そして、どれだけウェルラウンド・アスリートになっているか見てほしい」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「全ての日本のファンへ、いつも僕らをサポートしてくれることを感謝している。ONEが日本大会を開いた時も、訪れることができなかった。コロナが終わったら、すぐにも日本に行きたいと思っている」

■視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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ABEMA MMA ONE ONE Revolution   エドゥアルド・フォラヤン オク・レユン キック キム・ジェウン クリスチャン・リー ジョシュア・パシオ チャンネル ボクシング マーカス・アルメイダ マーチン・ウェン ヴィクトリア・リー 猿田洋祐

【ONE Revolution】猿田洋祐の挑戦を受けるジョシュア・パシオ─01─「仕事の依頼を受けるのは当然」

【写真】ZOOM取材でもヘアスタイルをしっかりとしてくるのが、ジョシュア・パシオだ(C)MMAPLANET

24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」でジョシュア・パシオが、猿田洋祐の挑戦を受けてONE世界ストロー級王座防衛戦を戦う。

パンデミック後、チーム・ラカイ勢はコンディションにバラツキが見られる。それでも戦い続けるチームリーダー=エドゥアルド・フォラヤンの背中を見て、若きチャンピオンはどのように思っているのか。1年9カ月振りの実戦を前に、パシオに話を訊いた。


──10日後に猿田洋祐選手の挑戦を受けます(※取材は9月14日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「最高だよ。もう準備はできている。早くシンガポールに行きたくて、ムズムズしているんだ」

──2020年1月以来の実戦になります。この間、昨年11月に猿田選手の挑戦を受けることが決まっていたのですが、この時は実現しませんでした。何があったのでしょうか。

「パンデミックが起こり、とにかく全てが大変な状況に陥ってしまった。去年の11月は……コロナの影響で日常生活も、トレーニングも以前とは違っていると感じていて、まだ試合ができる状況じゃなかった」

──確かに去年の10月からONEの国際大会が復活して、チーム・ラカイのメンバーはコンディションが整っていなかったことが多かったように感じました。

「そうだね。去年はジムで練習すること自体が難しくて。今年になってからは、徐々に普通に戻って来たけどね。ジムでもジム以外でもトレーニングできるようになったし、そこは凄く改善されたよ。でも、僕自身は3月に感染して……しばらく練習できなくなっていたんだ」

──そうだったのですか!!

「ずっと自分の部屋にいないといけなくて、凄く退屈だった。でも、後遺症もないし、そこは本当に助かったよ。陽性になったときも無症状だったし、だいたいいつ感染したのかも覚えがない。そんな状況だったんだ。熱もなかったし。ただ無症状で練習をして、チームメイトに感染させていたらと考えるとぞっとする。あの時、検査で陽性だと分かった良かった」

──それがCovid19の怖いところですね。今も、練習環境や普段の生活は問題ないですか。

「チーム・ラカイの練習は元に戻っているよ。バギオやその一帯は、以前のように戻りつつあるから大丈夫だよ。でも、マニラは酷い状態なんだ。コミュニティ隔離措置が一度は制限緩和することが決まったけど、感染状況が悪くて継続されることになったんだ(アラート4を呼ばれる措置で、屋外飲食サービスはキャパの30パーセントまで。屋内飲食はワクチン接種をした者に限られ、かつキャパの10パーセントまでしか認められない。パーソナルケアサービスは美容院、ネイルサロンなどが飲食と同じ条件でサービスが許されるが、ミーティング、展示会、カンファレンスなどは禁止されている)」

──この間、ジョシュアが試合に出ていなかった間に。スティーブン・ローマン、ジェレミー・ピカティウ、さらにマーク・サンジャオ・コーチの息子であるジャンロ・サンジャオがONEとサインをしました。

「マーシャルアーツの最大の舞台の一つで彼らも戦えるようになり、とても嬉しいよ。もう、これまでに実力があることは証明しているしね。スティーブンとジャレミーはすぐにトップ戦線で戦い、ONEでもチャンピオンになれる可能性は十分にある。僕はそう思っているよ」

──その一方でチームを長年引っ張ってきたエドゥアルドは、厳しい状態が続いています。なぜ、彼はオファーを断ることなく試合を受け続けるのでしょうか。ジョシュアはエドゥアルドがオファーに応じ続けることをどのように思っていますか。

「言いたいことは分かるよ。でも、エドゥアルドも試合後は体を休めているし、練習に戻ってくるとどこも問題なく動けている。今日もエドゥアルドは朝の練習に参加していた。そして、弱点を克服するためにハードにトレーニングを続けている。新しい技術を学び、ドリルで身につけようと努力しているんだ。僕はエドゥアルドは戦い続けることができると信じている。

僕も試合ができる状態なら、オファーを断ることはないよ。チーム・ラカイのメンバー、皆がそうだろう。僕らはプロフェッショナル・アスリートだから。これは僕らの仕事でもあるしね。仕事ができる状態なら、仕事の依頼を受けるのは当然のことだよ。ホント、それだけのことだからね」

──それがチーム・ラカイに浸透している考えなのですね。ところでこの間、チームメイトのリト・アディワンが同じストロー級でも存在感を増してきました。

「リトは去年、お母さんを亡くすという本当に辛い時間を過ごした。そこを乗り越えて試合に出て、KO勝ちしたんだ。フィジカルだけでなく、メンタルでもハードなチャレンジを自らに課して、乗り越えた。個人的にも彼は本当にハートが強くなったと思う。あの状況で試合を戦ったことで、リトはさらに強くなった。今ではリトは僕の最高のパートナーの1人だよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
トーマス・ナルモ(ノルウェー)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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Interview ONE ONE Revolution ジョシュア・パシオ ブログ 猿田洋祐

【ONE Revolution】パシオに挑戦、猿田洋祐─02─「青木真也や朝倉未来と違う、猿田洋祐を表現していく」

【写真】地道にコツコツの繰り返し、それが猿田洋祐だ(C)MMAPLANET

24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」でジョシュア・パシオの持つONE世界ストロー級王者に挑戦する猿田洋祐インタビュー後編。

2019年1月、そして4月に続きパシオとは3度目の対決となる猿田は、前回敗れた試合のことを悔いていた。楽な方を選択してしまった自分を──。

<猿田洋祐インタビューPart.01はコチラから>


──ジョシュア・パシオは2020年1月から1試合をしていないです。どのような彼をイメージしていますか。

「パシオ対策というものも確かにあるのですが、どちらかというと、のび太戦からアップグレードしたモノを試合で出して、それで勝ちたいです。打撃も組み技もそうですが、これまで出してきていなかったモノも含めて──ですね。ケガをして手術をし、練習ができない時間にこれまで以上に色々な試合をチェックしました。練習ができないからこそ、見えてきたモノがあるというか。気付いていなかったことに気付けたということが、たくさんありました。そこを踏まえて細かく練習しているので、よりMMAが楽しくなっています。15年やってきて、やっと気づけたということがありますね」

──手応えを感じることができた?

「できました。ある程度、固まってきています。ただし、それを試合で出すことができるのか。実戦の緊張感のなかで出せるのか……、楽しみです」

──猿田選手はSNSなどで、困難な方を選択するということを言われていますね。

「しんどい道を選ぶと言ったのは、前回のパシオ戦の後悔があります。15年間、MMAをやってきて、どの試合中でも厳しい方を選んで戦ってきました。それが……あの試合だけ一瞬、楽な方を選んでしまったんです。そこで一瞬にして負けてしまいました。

このことはずっと後悔しています。あの時、初めて『早く試合が終わって欲しい』という気持ちが本当に一瞬だけですけど、出てしまったんです。で、相手のことも見ずに闇雲に振ったパンチに蹴りを合わされて、KOされてしまいました。テクニックとかでなく、メンタルで負けた。

あれからは普段の生活から、楽をしないでいこうということを意識してやってきました。仕事でも練習でも、厳しい方を選んできました。そういうことが試合に生きる……今回は最初から最後まで辛い道、厳しい道を自分から進んで戦い抜きたいと思います」

──なぜ、楽な方を選択してしまったのか。その原因は掴めていますか。

「ハイ。あの時は、まずコンディションを創ることが難しかったです。チャンピオンになって、気持ちは次に向いていたのですが、12月、1月(2018年12月にアレックス・シウバに3R判定勝ち、2019年1月にジョシュア・パシオに5R判定勝ちでストロー級王者に)と連続で戦い、多少ケガもありました。防衛戦が決まってからは2カ月あったので、自分のなかでは2カ月あればもっと良い準備ができると思っていました。

ただ疲労、ダメージの蓄積というモノが体に残っていました。そこを考えることができず、万全の状態で防衛戦に臨めなかったです。そこも後悔しています。そんな状態だったので、早く試合が終わって欲しいという気持ちに向いてしまったかと思います」

──なるほどぉ。その経験をして、私生活から厳しい道を選択するという風に心掛けてきたと。その厳しさに通じるのですが、ONEストロー級はバンマードォーチーこそ経験不足を露呈した感もありますが、ボカン・マスンヤネやジャレッド・ブルックスなどニューカマーがおり、層が厚くなり、厳しい戦いが増えそうです。だからこそ、猿田選手が言われてきたストロー級も盛り上げることに通じるかと。今も、そのように思い続けていますか。

「そうですね。ONEのストロー級と日本のストロー級の違いは稼げるということです。やはりプロスポーツなので、お金のことは大切です。引退後のことを考えても。夢がないと続かない。

若い選手たちも日本でチャンピオンになってONEや海外で活躍できれば、体が小さくてもMMAで食っていける。そういう夢を以前より、持てるようになってきています。その一例に自分がなれれば……厳しい環境で、に勝っていければと良いなと思っています」

──ONEで戦うことで、その意識が芽生えたということですか。

「そうですね。国内だけで見ていると、稼げない。同じように体を張って、命を賭けてやっているのだから、今の自分からすると以前はよく戦っていたなと思うところは……本音ですけど、あります。

ただしONEのチャンピオンになっても人生は変わらなかったです。期間も短かったですし。チャンピオンになって、どういう人生を歩めるのか。ONEが人生を変えてくれるわけじゃない。ONEのチャンピオンになって、自分で変えていかないと。そこがまた楽しみでもあります。チャンピオンになってどういう発言をして、どういう行動をしていくのか。

前回はできなかったので、ここでベルトを巻いてやっていきたいと思います。青木真也とも朝倉未来とは違う、猿田洋祐というモノを表現していきたいです」

■視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
トーマス・ナルモ(ノルウェー)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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【ONE Revolution】パシオと決着戦、猿田洋祐「リベンジがしたいわけじゃない。狙っているのはベルト」

【写真】ブレがない猿田。手術痕を誇示してポーズ!!(C)MMAPLANET

24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」で猿田洋祐が、ジョシュア・パシオの持つONE世界ストロー級王者に挑戦する。

ONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ 挑戦者オク・レユン、ONEキック世界バンタム級選手権試合=王者カピタン・ペッティンディーアカデミー✖挑戦者メヂ・ザッツプッツと並び、トリプルクラウンが組まれた同大会で、猿田が3度目のパシオ戦に挑む。

昨年9月のRoad to ONE、内藤のび太を破ってから1年が過ぎ、ついにタイトル挑戦の日が決まった猿田の心境、王座奪取に賭ける想いを尋ねた。


──去年9月にRoad to ONEで内藤のび太選手に勝利してから1年が経ち、パシオへの挑戦となりました。内藤のび太戦ですが、今から振り返るとONEと契約している選手が日本で日本人選手と試合をする。なかなかリスキーなことで、大抵の選手は嫌がる状況下での試合を猿田選手は率先して戦いました。これこそ猿田選手のタイトルへの想いが表れた試合だったかと。

「確か1カ月ぐらい前だったと思うんですよね、オファーが来たのが。内藤のび太選手と試合をやるのに準備期間が1カ月、他の選手だったら断るかもしれないですね。でも自分はなんか、あまり試合を断ったことがなくて……というか断ったことは1度もないと思うんですよね。2週間前とかのオファーでも受けてきたので、のび太選手との試合も即決しました。

のび太選手とはやるだろうとイメージしていたので、即答できたというのもあります。ずっと戦いたい相手だったので。それがONEのタイトルマッチでメインイベントとかでできたら最高だなっていうイメージをしていました。だから、自分はすぐに飛びつきました。

迷いはなかったし、あとランキングも発表されていたじゃないですか。1位と2位の対戦、もちろんONEの本戦で戦うことができれば1番のアピールになっていたと思います。でも、ただ待っていてもチャンスは巡って来ないので。O-EASTで試合をしても、その結果は必ずメディアが報じてくれます。良いアピールになるので迷いはなかったです。あの試合があったから、1年という時間は掛かりましたけどタイトル戦が決まったという想いではいます」

──内々では昨年の11月か12月にパシオへの挑戦が決まっていたかと。

「ハイ、11月でした」

──パシオのケガで流れたという話もありましたが、当時のラカイは選手の感染もあったようでメディアでは正確な情報が掴み辛かったです。

「僕もパシオの怪我だと聞きました。ただ、それで精神的な上下というのはなかったです。そういうのはあまりないんですよね。以前はありましたけど、大沢さんに変えてもらって。昔は修斗のチャンピオンを目指していて、そこがゴールだと思っていました。そのためにHEARTSに移籍して、チャンピオンになりました。そこでは『防衛していって引退するのかな』っていうイメージしかなかったです。でも試合が終わった直後に大沢さんから『他の団体でも獲れよ』、『2階級、やれよ』と言ってくれて。

それに乗せられたというか(笑)。大沢さんのような人がいないと、やっぱり自分で考えているだけだったら、上を目指せていなかったです。大沢さんがいてくれて助かりました。自分のスタイルというか、試合は華がある感じではないので……」

──何て返せば良いのか……。

「パッと見で注目されるような試合はできないので、どうすれば注目してもらえるのかを考えた時、大沢さんが『いっぱい試合をしろ』ってアドバイスをくれました。チャンピオンになっても2カ月に1度試合をするとか。団体を渡り歩いて、試合をしていくとか。他のチャンピオンがやらないことをやっていこうと。それしかないと言ってもらえましたね」

──シュガー・レイ・レナードではなくて、トーマス・ハーンズということですね。

「いやぁ、分からないですけど(笑)」

──スーパースターになって大きな試合だけやっていくのか、ランキングを上がってきたボクサーと従来通り防衛していくのか。前者は負けても、それほど傷ついたイメージはなかったです。でも、後者のハーンズはそうやって試合を続けていると、ビックネームを相手にしていなくても負ける可能性がある。そんなハーンズが、どんどん格好良くなっていったんですよね。

「まぁ、そうですね。そういう姿勢を見せていきたいです」

──そういう風に考えると、ストロー級で海外、国際戦で戦っていける。そういう舞台がONEにできたことは猿田選手のキャリアでも本当に大きなことでしたね。それでも11月予定が、10カ月遅れで実現というのはなかなか気持ち的にも難しい時期があったのではないでしょうか。

「そうですね。11月にあるかもと言われていた試合がなくなって、次は1月、それから4月となく、7月ぐらいにあるかもしれないと言われていたので、その度に試合に向けて創っていく、それだけでした。あと今年に入ってから、ちょっとヒジの調子が悪くなって……もともと痛めていたのですが、頭や顔を洗うこともできないとか日常生活にも影響が出てきてしまって」

──それはかなりの症状ですね。

「それこそヒジに抜けそうになっていて、どこかのタイミングで手術をしないといけないと考えていました。でも4月にタイトル戦があるかもしれないということで、テーピングを巻きながら練習はしていたんです。結果、2月の終わりぐらいに4月はないということが分かって、それならこのままずっとやっていても良い練習はできないし、この状態で試合をしても後悔してしまう。そう思ったので、4月の頭に手術をしました。

先生は『普通だったら試合に出たり、練習ができるようになるまで半年は掛かる』と言われていたのですが、結局1カ月間で練習に復帰しました(笑)」

──それだけ、治癒が早かったと。頑丈ですね。

「頑丈なんですかね(笑)。でも、自分でも先生に『1カ月半、2カ月あれば治ると思います』って話していたんです。そのイメージでいたら、そうなりました(笑)。そうしないと間に合わないと思っていたので。だからリハビリに関しても、7月に試合をするイメージでやっていました」

──イメージすることが、そこまで大切だったとは。自分も五十肩が治るイメージを持つようにします(笑)。ところでこの間に挑戦権が、他の選手に回るという不安はなかったですか。

「う~ん、そうなるならそれで全然構わないし、別に順番はどうでも良いです。もっと言ったら、別にパシオでなくても良い。狙っているのは、ONEのストロー級王座なので。世界一のタイトルを持っているのが、今パシオ選手だから挑戦したいだけで、別に前回のリベンジをしたいわけじゃないし、彼と絶対に戦いたいというわけではないんです。現段階のチャンピオン、強い奴とやりたいだけで。常にそれは思っています」

<この項、続く>

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News ONE ONE Evolution オク・レユン クリスチャン・リー ジョシュア・パシオ ブログ 猿田洋祐

【ONE Revolution】9月24日にクリスチャン・リー✖オク・レユン。そしてパシオ✖猿田の決着戦

【写真】ようやくPacio vs Saruta IIIが実現する(C)MMAPLANET

17日(火・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンが自らのSNSで、9月24日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE「Revolution」を開催することと、タイトル戦3試合を発表している。

9月3日(金・同)のオール女子イベント=Empowerからオンリー・ライブ中継イベントが復活するONEが、早くもその次のイベントでMMA2階級、ムエタイ1階級のトリプルクラウンを組むことを明らかとした。


その3階級とはMMAがライト級で王者クリスチャン・リーにオク・レユンが挑む一戦と、日本の猿田洋祐がジョシュア・パシオとの決着戦に挑むONE世界ストロー級選手権試合の2試合、そしてキックの世界バンタム級選手権試合=王者=王者カピタン・ペッティンディーアカデミー✖挑戦者メヂ・ザッツプッツ戦だ。

クリスチャン・リーにとって3度目の王座防衛戦は、韓国からのチャレンジャー=オク・レユンを迎え撃つこととなった。オク・レユンは4月のTNTシリーズでマラット・ガフロフ戦勝利に続き、エディ・アルバレスの3大メジャー制覇の夢を潰し、挑戦権を掴んだ。

パシオ✖猿田のトリロジー決着戦は、昨年の国際大会再開期に一度決定していたが、パシオの負傷で流れたという背景がある。去年はパンデミック化で、リスクの高い国内大会=Road to ONEに出場して、内藤のび太に勝利した猿田。それだけタイトル奪回への想いは強い。

またONEにとって2021年9月は活動開始から10年の記念月間。年末まで記念シリーズが続くという話も伝わって来ていたが、10周年に相応しいカードの発表を待ちたい。

■ONE Battle Ground03視聴方法(予定)
8月27日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ ONE Battle Ground03対戦カード

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<57.7キロ契約/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
バンマードォーチー(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・デフォン(韓国)
シェ・ウェイ(中国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ビー・ニューイェン(米国)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ベン・ロイル(英国)

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Interview ONE Road to ONE03 ジョシュア・パシオ ブログ 内藤のび太 猿田洋祐

【Road to ONE03】ジョシュア・パシオに訊く、猿田洋祐✖内藤のび太─02─「サルタはよりハングリーだ」

【写真】24歳の若きチャンピオン。このインタビューを読んでいると、彼の試合が見たくなる (C)MMAPLANET

10日(木)、東京都渋谷区のO-Eastで開催されるROAD TO ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHTで、実現するストロー級国内トップ対決=猿田洋祐✖内藤のび太。この試合を現ONE世界ストロー級王者ジョシュア・パシオが予想するインタビュー後編。

2度に渡る両者との対戦を経て、猿田洋祐のことも内藤のび太のことも知り抜いているチームラカイの若きチャンピオンは、一点──猿田が有利だという要因を挙げた。

<ジョシュア・パシオ インタビューPart.01はコチラから>


──猿田選手に敗れ、再びこの敗戦から学びを得て3カ月後の再戦に挑んだわけですね。

「その通りだよ。より試合に集中し、サルタの打撃を予測しようと試みた。それでもサルタは強くて、1Rにオーバーハンドを当てられてしまったけどね。でも、絶対にベルトを獲り返したくて集中力を切らすことなく戦ったんだ。そうすることで、打撃を当てるタイミングを掴むことができたんだ」

──猿田✖のび太戦を前に、ジョシュアはのび太選手の強さはどこにあると思っていますか。

「ナイトウの強みは、強力なレスリング力が生み出す尽きることのないプレッシャーだよ」

──では猿田選手のストロングポイントは?

「サルタは爆発力があり、フィジカルも強い。身体能力が優れている。その根底には体が凄く柔軟なことがあると思う」

──続いて、のび太選手の弱みは?

「ナイトウの弱点は打撃が常に挙げられるはずだよ。でも、彼の打撃は進歩している。2016年に対戦した時は、飛びつくようなテイクダウンの仕方だったけど、徐々にレスリングのような入り方に打撃も加わったように、技術的に進歩しているからね」

──なるほど。では猿田選手のウィークポイントはどこだと考えていますか。

「サルタの弱点を挙げることは難しいよ。とてもアグレッシブだし、テイクダウンも打撃も……全局面において凄く強いからね」

──今回の猿田✖のび太、5分3R制だということを踏まえて、勝敗予想をお願いします。

「そうだね、仮にこの試合に4Rや5Rがあれば、ナイトウは競り勝つことができると思うけど……、いやぁ予想するのはメチャクチャ難しいよ。

この試合の鍵を握るのは、2人のコンディションになるだろうし。それによって勝敗は変わって来るけど、とにかく試合を見るのが楽しみだよ。2人とも素晴らしい人物だし、2人にとって良い試合になることを願っている」

──この試合で期待することは?

「僕はナイトウがテクニカルな戦いをすることを期待しているよ。サルタはやはり爆発力のある戦いを見せて欲しい。互いの打撃とディフェンスが交錯する試合が見たいと思っている」

──のび太選手はこの試合に向けて、今後の事は一切考えずに望むと言っています。その一方で猿田選手は『今回の試合を通して、パシオ選手にプレッシャーを与えたい』と言っていました。『パシオは内藤選手のテイクダウンの圧力に対して距離を取っていたけど、自分は彼のテイクダウンやレスリング力を脅威に感じない試合をする』と。

「プレッシャーかい? 僕だっていつも皆の期待を受けているからプレッシャーを感じて戦っている。でも、これまでサルタやナイトウ、アレックス・シウバらトップレベルの選手と試合をしてきたから、僕にプレッシャーは関係ないよ」

──ストロー級王者のジョシュアは、この試合の勝者と将来戦う可能性があります。どちらの選手と決着戦を行いたいですか。

「さっきも言ったように、この試合の勝敗予想をすることは凄く難しい。でも勝った方と戦う準備はできているよ」

──先ほど「もし4Rか5Rがあれば、内藤選手が競り勝つことが出来る」と言いました。のび太選手が最後の2Rで積極的に攻める事が出来る要因として、技術以外にもハートの強さがあると言われています。

「全くもってその通りだよ。あのハートの強さがあるからこそ、ナイトウはチャンピオンになれた。ナイトウがデェダムロンに勝ったのは、まさに気持ちが勝因だったよ。でもナイトウの強さは精神力だけじゃない、コンディショニングの良さや身体能力があってのことだから」

──猿田選手は常にパシオ選手との対戦を想定しているそうですが、内藤選手は全く想定していないそうです。この両選手の考え方の違いについては、どの様な影響があると思いますか。

「チャンピオンに再び返り咲きたい意思があるのかどうか──サルタからは、よりハングリーさが感じられるよね。2人は考え方が違うけど、そのハングリーさがある分、サルタが有利になることもあり得るかと思うよ。

チャンピオンになりたい──それは選手なら誰でも思うところだし。その意志が良い強いサルタが優位に立てるはずだ」

──のび太選手は毎試合ごとに余計な考えを持たず、目の前の試合にのみ全力を尽くす。それについてはいかがでしょうか。

「もちろん、ナイトウは今回の試合に全力を尽くすだろう。でもナイトウだって、まだ王座を狙える年齢だし、サルタとの試合に勝利することがどういう意味があるのか理解しているに違いないさ」

──ジョシュア、今日は本当にありがとうございます。また近い将来、会って話せる日が来るのを楽しみにしています。

「こちらこそ、ありがとう。日本の状況が良くなることを願っているよ」

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Interview ONE Road to ONE03 ジョシュア・パシオ ブログ 内藤のび太 猿田洋祐

【Road to ONE03】ジョシュア・パシオに訊く、猿田洋祐✖内藤のび太─01─「ナイトウは本当に我慢強い」

【写真】ジョシュア・パシオだからこそ、語ることができる猿田とのび太がいる (C)MMAPLANET

10日(木)、東京都渋谷区のO-Eastで開催されるROAD TO ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHTで猿田洋祐✖内藤のび太が組まれている。

ONEストロー級のトップランカー対決は、元世界王者の激突でもある。その両者と過去に2度ずつ世界戦で戦い、共に1勝1敗というイーブンの記録を残しているのが、現ONE世界ストロー級王者ジョシュア・パシオだ。

ここではバギオにいるパシオに、両者との戦いを振り返ってもらい、注目の一戦の予想をしてもらった。


──こうしてインタビューの機会を創ってくれて、ありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとう」

──ジョシュアの住んでいるバギオは、新型コロナウィルス感染はどのような感じでしょうか。

「ハードな状況だよ。毎日、沢山の人がコロナに罹っているよ」

──セブやマニラでなくて、バギオがですか。

「そうなんだよ。1日で警察官が46人も感染したりして」

──そのような状況で、チームラカイでの練習は問題ないですか。

「少しずつ良くなって来て、今では1年前と同じように練習ができるようになったよ。それでも今も毎日、どうやって練習するかを模索し続けている感じだね」

──これから何が起こるか誰にも予測は出来ませんが、今どのようにしてモチベーションを保っていますか。

「そうだね、モチベーションを常に保てるようにトライしている。僕は世界チャンピオンだし、ずっとベルトを持っていたいから。だからこそ、コロナの感染状況が悪化しても、日々1パーセントでも良いから進歩していけるようにしたいんだ」

──さすがジョシュアです。今回、ABEMAと一緒にジョシュアのインタビューをお願いしたのは、9月10日のRoad To Oneというイベントで、内藤のび太選手と猿田洋祐選手が対戦するからに他ありません。

「えっ? サルタとナイトウが試合をするの? 知らなかったよ!! 凄いじゃないか!!」

──ONEストロー級でタイトル挑戦者候補の2人が戦うことについてどう思いますか。

「いやぁ、凄く楽しみだよ。ナイトウとサルタは違うスタイルのアスリートだからね。サルタは爆発力があって、ナイトウよりも打撃ができる。対してナイトルはテイクダウンが強い。何よりも……我慢強いんだ。例えパンチを被弾しても積極的にテイクダウンを狙って寝技でフィニッシュして来ようとする。

でもサルタも高いテイクダウン能力を誇っているし、フィジカルが強い。いやぁ、どんな試合になるのか凄く楽しみだよ」

──ジョシュアは過去に2人と2度ずつ戦い、揃って1勝1敗です。まずはのび太選手と最初に戦ったのは2016年10月で、ジョシュアはキャリア11連勝中でした。

「ナイトウは本当に我慢強い。1Rで劣勢になっていても、全く怯まないで攻めてきた。あんな風に攻めてきて、ケージ際でもの凄い圧力を感じたんだ。最終的にはRNCを極められてしまった。とにかくナイトウは我慢強かったよ」

──あの試合から何を学ぶことができましたか。

「それはマナブが考えてよ(笑)」

──いやいや、ジョシュアの言葉で返答をください。

「ナイトウに負けて……自分自身の足らないことに気付かされたよ。コンディション創りであったり、寝技やレスリング。本当に多くのことを見直すことができた」

──のび太選手との最初の試合から2年後、2018年9月にリベンジを果たし、ONE世界ストロー級王座を獲得しました。こ2年間でジョシュアが手にした変化は何だったのでしょうか。

「一番の違いは自信を持って戦えたということ。最初の試合では寝技に自信がなかった。でも2度目の試合では何も怖くなかったんだ。テイクダウンされても、スクランブルで立ち上がることができると思っていたから。そこが一番大きな違いだったよ。ナイトウと初めて戦った時は、ストライカーがMMAを戦っていたようなものだった。でも、再戦の時にはMMAファイターとして、どの局面でも戦えるようになっていたからね。

2016年の試合はテイクダウンに対して、ディフェンス一辺倒で、僕の攻めは打撃だけだった。でも、2018年の再戦ではナイトウがテイクダウンをしてきても、寝技を凌ぐことができた。最初に試合の敗北から学んだことを生かすことができたんだ。

とにかく徹底的に打撃で攻めて、テイクダウンされても防ぐことができた。そういった場面を想定して、スクランブルの練習をたくさんしていたから。バックを取られたり、テイクダウンされることを想定して練習していたんだ。もちろん、実行するのは難しかったけどね」

──ジョシュア✖のび太選手は、ケビン・ベリンゴン✖ビビアーノ・フェルナンデスと同じ戦略なのでしょうか。

「そうは思わないよ。確かに2018年11月のシンガポールの試合では。ビビアーノに対してスクランブルに持ち込んでいた。あの時はバックキックを多用して、ビビアーノを削ることだったんだ」

──ジョシュアはケビンよりも、ガードワークに自信がありますか。

「ノー、ケビンより僕の方が上手いとは思っていないよ。僕とケビンはスタイルが違うから。ケビンは爆発力があり、打撃も切れがある。その辺りはバンタム級とストロー級の違いでもあると思う」

──なるほどぉ。のび太選手が奪ったベルトの初防衛戦は2019年1月でした。当初の予定では鈴木隼人選手と対戦予定が、猿田選手に変更となりました。

「そうだね……サルタに負けた試合も厳しかった。僕は下がるだけで、まるで最初にナイトウと戦った時のようだったよ。ただ下がって、打撃はカウンター狙いだけで。アグレッシブさが欠けていたんだ」

<この項、続く>

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【ONE】「のび太さん、疲れないですか?」。ONE IGライブ──猿田洋祐&内藤のび太の公開質問への返答!!

【写真】のび太……ありがとうございますじゃないだろう……(笑)(C)MMAPLANET

ONEアスリート達の対談にファンが参加できるIGライブ。先週末は16日(土)に高橋遼伍✖中原由貴、17日(日)には猿田洋祐✖内藤のび太の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演者に質問を公開で投げかけており、高橋&中原に続き猿田とのび太の回答を紹介したい。

彼らへの質問と、その返答は以下の通りだ。

──2人とも現チャンピオンのジョシュア・パシオと1勝1敗です。猿田選手、のび太選手が次にパシオを戦った際、どこに注意してどう戦えば良いかアドバイスをお願いします。同様にのび太選手、猿田選手がパシオともう1度戦った時の注意点と攻略方法を。自身の経験に基づき、相手のスタイルを考慮したうえで話してもらえると助かります。


猿田 僕からはですね…あのこのIGライブ、パシオ選手見ていますけど(笑)。 まあ、良いか(笑)。基本彼は待ちで、カウンターじゃないですか。あんまり自分から前に出てきたりとか、仕掛けて来ないので。自分からタックル入ったりとか消耗したりした時に、ポイント取りにくるイメージなので。のび太さんは遠い間合いからとか、低いシングルでタックル入るじゃないですか。あれ結構疲れないですか?。

のび太 疲れるっス。あと、恥ずかしいっス。そんな言って頂いて……自分が見られていて……(笑)。

猿田 あれだとスプロールされて疲れるし、足触れなくなっちゃうんで。

のび太 確かに……。

猿田 あと、がぶりからのヒザとかあるじゃないですか。

のび太 怖いっス。

猿田 だから、あれだとポイント取られやすいというか。そういう危険性があるので。自分がやるとしたらリーチ生かして、蹴り使うとか。パシオ選手とのび太選手との試合を見た時に、前傾というかいつでもスプロールできるように状態も低くやっていたので、あの状態を少し上げさせる為に、ミドル・ハイ蹴ったりとか前蹴り蹴ったりとか。

のび太 本気のアドバイスしてくれているじゃないですか。マジで(笑)。

猿田 あははは(笑)

のび太 ありがとうございます!

猿田 あと、自分はコレをやったんですよ。ハイエルボーのジャブ。あれも蹴りじゃなくて、ハイエルボーのジャブを使って相手の上体を起こさせる。そこからテイクダウンに入るとか、ボディを打つとか。そういう感じで戦略立ててやっていたたんですけど。のび太選手もリーチがあるから、蹴りとかでも全然良いんじゃないかなと思います。

のび太 ありがたいです!

猿田 あと、もっとガチのやつ言っていいですか?

のび太 えっ、何ですか?

猿田 もっとスタンドでプレッシャーかけて、パシオ選手のパンチの距離を近くする。ヒジぐらいの距離。青木選手とかは両手でプレッシャーかけていますけど、あんな感じで壁までプレッシャーかけるようにする。

のび太 怖いっスもん……怖いっス。

猿田 相手がパンチ振ってきたらスッと入る。なるべくケージを背負わせた時間を長くして、テイクダウン。得意じゃないですか。あの時間をずっと長くして、ギュッと抑え込まずに結構スペース作ってっていうの。

のび太 喋り過ぎじゃないっス? 大丈夫ですか、そんなに言って(笑)。

猿田 で、わざと動かせてバック取るとか良いかも知れませんね。

のび太 ラカイの選手は瞬発力が凄いじゃないですか。そこまで言っていただけると思ってなかったので。僕からは……右の蹴りが強いから気をつけた方がいいですよって思います。

猿田 ハイキックも、右の蹴りをもらっちゃったので。

のび太 僕の時は1回目と2回目で戦略を変えてきたので。そういう人が付いているのかなって。自分で考えたのか分からないですけど、相手によって戦い方を変えてくる人なんだなと思います。まあ、若いですからね。これからノビシロがありますよね。

猿田 凄く成長していますよね。

のび太 だから寝技になっても勝てるって踏んでいるから、寝てからのヒジとかじゃないですか。足が強いからパスさせないようにして、判定で勝っている。結果、一本を取るしか勝てないのかなって思いますね。

猿田 のび太さんはどうして前足の頭打ちのシングルレッグなのですか。

のび太 ……。それしか出来ないからです(笑)。猿田さんは何でも出来るから、相手も嫌だと思いますけどね。我々もどうなるか分からないですもんね。誰と戦う事になるのか……。だから気張らずに行きましょう(笑)。

回答へのMMAPLANET公的私信
「のび太ぁ……。『ありがとうございます』じゃない(笑)。気付けよぉ……。猿田君は、君に勝つためにそこまで解析できるんです。だから気張らずに行きましょうではなくて、もっと気張ってください」