【Bellatorライト級ワールドGP1回戦】
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
【Bellatorライト級ワールドGP1回戦】
シドニー・アウトロー(米国)
マンスール・ベルナウイ(フランス)
【Bellatorライト級ワールドGP1回戦】
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)
【Bellatorライト級ワールドGP1回戦】
パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)
AJ・マッキー(米国)
詳細は追って!
The legend Gegard Mousasi is back in action on May 12. He takes on Fabian Edwards in the main event of #BellatorParis.
— BellatorZone (@bellatorzone) January 12, 2023
The co-main event is Sidney Outlaw vs Mansour Barnaoui in a Lightweight World Grand Prix fight.
Both fights are scheduled for 5-rounds! 🇫🇷 pic.twitter.com/Yua1cJSro5
U-NEXT 格闘技 公式@UNEXT_fight今年開催となる #Bellator ライト級ワールドGPの選手が発表となりました🔥
2023/01/12 06:20:27
ウスマン・ヌルマゴメドフ
パトリッキー・ピットブル
ベンソン・ヘンダーソン
AJ・マッキー
マンスール・ベルナウイ
シドニー・アウトロー
トフィ… https://t.co/1p9RFdAoz8
The Bellator lightweight title will be on the line Nov. 18 as @PatrickyPitbull looks to defend for the first time against undefeated Usman Nurmagomedov (@Usmannmgdv).
— MMA Junkie (@MMAJunkie) August 11, 2022
Full story: https://t.co/UcgVYSsz36 pic.twitter.com/TLAmtneaEV
<ライト級/5分3R>
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
Def.1R0分27秒 by TKO
シドニー・アウトロー(米国)
構えを小刻みに変えるムサエフが左フックをまず当てる。さらに右フックと左フックをテンプルに被弾したアウトローの足が泳ぐ。ここで右フックをアゴに打ち抜いたムサエフが27秒でKO勝ち。衝撃的なベラトールデビューを果たした。
「コーチ、ファンに感謝している。パトリッキー・ピットブル、マイ・フレンド、バンバンバンバン。ウスマン・マゴメドフが挑戦アピール? ウスマンの勝利はおめでとうと言いたい。そしてカビブ・ヌルマゴメドフにも、ハローと言いたい。彼が挑戦したいなら、戦うべき」とムサエフは話した。
【写真】どう見ても只者でない。人を殺めることができそうな、目をしているベルハモフ(C)BELLATOR
22日(金・現地時間)、ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283「Lima vs Jackson」の計量が21日(木・同)に行われている。
メインでジェイソン・ジャクソンと対戦するドゥグラス・リマを始め、フェザー級でアクメド・マゴメドフと対戦するケビン・ボーン、バンタム級でジェイロン・ベイツと戦うマーク・コーツの3名が体重オーバーとなっている。
そんな今大会、トフィック・ムサエフのサークルケージ初陣=シドニー・アウトロー戦、14勝0敗のウスマン・ヌルマゴメドフクリス・ゴンザレスというライト級マッチが注目されているが、実はそれ以上──といっても過言でない注目株がいる。
昨年10月大会で元LFAウェルター級王者ジャリール・ウィリスを初回ギロチンチョークで一蹴し、プロモーションデビューを飾っているムハエフはキャリア15勝1敗とも14勝0敗ともいわれているファイターだ。
アマ時代にPFLを席巻するマゴメド・ウマラトフと1勝1敗。トップどころが北米に流出以前のACBウェルター級王者はタイトル防衛戦の要請を3度断り、ベルトを剥奪されており、別の意味でも強者といえる。
サウスポー、前足でも奥足でも蹴ることができ、蹴りとダブルレッグのコンビネーションも驚速。さらには下がって打てる左ストレート、さらに左フックというパンチでKO勝ちもできる。
下になっても三角絞め、そして腕十字が切れるムハエフの代名詞はグラウンドコントロール、スクランブルから繰り出すダースチョーク、アナコンダチョーク、ギロチンなどフロント系チョークだ。10度を数える一本勝ちのうち6度をこれらの絞めで仕留めており、その1人に実はムサエフも含まれている。
とはいえロシア時代はとにかく前に出てくるファイターを相手にカウンターなど殺傷能力の高い攻撃をはめ込んでいたムハエフが、距離を取って回り、そして踏み込むラーキンを追う展開になるとどうなるのか。
追いかけてはもダブルレッグがあり、得意の展開に持ち込めることは十分に予想きるのだがが──果たして。とにかくACB時代にはUFCに早々に上がっていたもおかしくなかったバケモノがどのような試合を見せるのか、見逃すことはできない。
■視聴方法(予定)
7月23日(土)
午前7時30分~ U-NEXT
■Bellator283計量結果
<ウェルター級/5分5R>
ドゥグラス・リマ: 172.8ポンド(78.38キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 171ポンド(77.56キロ)
<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー: 155.4ポンド(70.48キロ)
トフィック・ムサエフ: 155ポンド(70.31キロ)
<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.2ポンド(70.39キロ)
クリス・ゴンザレス: 156ポンド(70.76キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン: 170.8ポンド(77.47キロ)
ベルハモフ・ムハエフ: 171ポンド(77.56キロ)
<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン: 264.2ポンド(119.83キロ)
マルセーロ・ゴルム: 257.6ポンド(116.84キロ)
<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン: 185.6ポンド(84.18キロ)
ダルトン・ロスタ: 185.4ポンド(84.09キロ)
<女子フライ級/5分3R>
ヴィータ・アルテガ: 125.8ポンド(57.06キロ)
ヴェネッサ・ポルト: 125.8ポンド(57.06キロ)
<フェザー級/5分3R>
アクメド・マゴメドフ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ケビン・ボーン: 147.6ポンド(66.95キロ)
<ライト級/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ: 154.4ポンド(70.03キロ)
ボビー・キング: 155.4ポンド(70.48キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ローマン・フェラルド: 170.6ポンド(77.38キロ)
ルイス・イニゲス: 170.8ポンド(77.47キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ: 136ポンド(61.69キロ)
マーク・コーツ: 137.8ポンド(62.5キロ)
<160ポンド/5分3R>
アーチー・コーガン: 159.6 ポンド(72.39キロ)
ブライアン・ニューロ: 159.2 ポンド(72.21キロ)
【写真】ベルトとともにパトリッキーが来日することはあるんだろうか(C)BELLATOR
22日(金・現地時間)、ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283「Lima vs Jackson」。
同大会で戦うシドニー・アウトロートフィック・ムサエフのライト級の一戦をBellator世界ライト級王者に予想してもらった。「ムサエフが勝つ」と言うチャンピオンは、そうなった場合にムサエフが次期挑戦者になると想定しているのか。
さらに日本大会が行われるのであれば、最高のリベンジ戦のタイミングではないかという問い掛けに対し、パトリッキーは「サトシとも戦いたい」と断言した。
<パトリッキー・フレイレ・インタビューPart.01はコチラから>
──その一方でアウトローはシングルレッグ、そしてハイクロッチとケージレスリングでも有効なテイクダウンを持っています。
「そこはムサエフにとっても、問題になるかもしれない。ただ、ムサエフだって金網を使ったトレーニングはしているはずだ。それでもシドニーはシングルレッグでケージまでムサエフを押し込むことはできるだろう。そこからの先のテイクダウンとスクランブルの攻防はどうなるのか……。
ムサエフはピュア・レスラーだから、ケージを使ったレスリングにどこまで対応できるようになっているのか、だね。ただ、そういうギャップは埋めてくると俺は思っているよ」
──そして、この試合はムサエフが有利だと。
「ムサエフは打撃でも、レスリングでもシドニーを止めることができるに違いない。チャンドラーと戦った時、何があったのか分からないけどシドニーは目にパンチが当たってから、あっという間にパンチで眠らされてしまっただろう。ああいうことがあるから、今回の試合はムサエフが勝つと思っているんだ」
──ところで、今回の試合は暫定王座決定戦になりませんでしたが、ムサエフが勝つと次の挑戦者になると思っていますか。
「そうは思わない。ベラトールにはベンソン・ヘンダーソン、ブレント・プリマス、ロシア人達がトップ5にいるからね」
──本来はタイトル・チャレンジャーだったアウトローをKOしても、彼に挑戦権は与えられないと?
「与えられないよ。この試合に勝ったからといって、どれだけランキングが上がるか分からない。ただ、誰とは言わないけどベラトールのランキングは少しおかしくて、トップ5にランクに入るべきじゃない選手の名前が見られるのも確かだ。
トップ10ファイターと戦ったことがないような選手がね。ランキングを見ても、誰が次の挑戦者になるのか。ベラトールが、誰をチャレンジャーにしたいのか俺には分からないよ。
ただムサエフがシドニーに勝っても、ランキングで上の選手がいるから、そこに勝つ必要があるだろう。個人的にはムサエフが勝てば、ヤツと戦いたい。リマッチを望んでいるよ。ただしランキングを考えると、どうなるのか。ベラトールは一体、誰と戦わせたいのか。俺はトフィック・ムサエフとやりたいけどね」
──スコット・コーカーは2019年に続く、日本大会の開催を望んでいます。仮に日本大会が行われるのであれば、ムサエフとのリベンジ戦に臨む最高のタイミングではないでしょうか。
「日本でムサエフと戦うというのは、良いアイデアだね。でも、俺はせっかく日本で試合があるならサトシとも戦ってみたい」
──前回のようにRIZINとベラトールが大会を共催するのか、スコット・コーカーは単独開催もあるということを国にしていました。そういうなかでサトシ選手と戦うならリングとケージ、どちらを望みますか。
「リングだよ。俺はあのルールが好きなんだ。喧嘩をさせれば、俺がキングだからね」
──今のパトリッキーの言葉を日本のファンに伝えると、大喜びすること間違いないです。
「ただ、サトシとの試合がケージで組まれても全く問題ないよ」
──それはサトシがベラトールのケージに上がることを歓迎するということでしょうか。
「勿論、それはそれで歓迎するよ。でも俺はサトシと戦うなら、RIZINルールで戦いたい」
──押忍。ではパトリッキーの試合復帰、いつ頃になるでしょうか。
「少しでも早く、試合がしたい。ただし、動くとまだ足に痛みを感じている状態なんだ。ホンの少しの動きでもね。早く治って欲しいと思っている。そして傷が癒え次第、ベラトールが少しでも早く俺の試合を組んでくれることを願っている。ずっとケージの外で待っているなんて、我慢できないからね。それは前回の試合後から、思ってきたことだよ」
──その日が早くやってくることを期待しています。そしてパトリッキー、今日はありがとうございました。日本のU-NEXTでベラトールの試合を視聴しているファンに、最後にメッセージをお願いできますか。
「心の底から日本のファンの皆に、再会できる日を待ち望んでいる。その時が来れば、皆の前で……さいたまスーパーアリーナで戦いたい。皆とハグをして、記念写真を撮り、エネルギーを貰った。ベラトールの試合をU-NEXT TVで視聴してくれる皆と、すぐに会えることを願っている」
■視聴方法(予定)
7月23日(土)
午前7時30分~ U-NEXT
■ BELLATOR283対戦カード
<ウェルター級/5分5R>
ドゥグラス・リマ(ブラジル)
ジェイソン・ジャクソン(米国)
<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
クリス・ゴンザレス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムカメド・ベルカモフ(ロシア)
<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン(米国)
マルセーロ・ゴルム(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ロメロ・コットン(米国)
ダルトン・ロスタ(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ヴィータ・アルテガ(米国)
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
イララ・ジョアニ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(米国)
ケビン・ボーン(米国)
<ライト級/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ボビー・キング(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ローマン・フェラルド(米国)
ルイス・イニゲス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
マーク・コーツ(米国)
<160ポンド/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ブライアン・ニューロ(米国)
【写真】いつも通り、非常にフレンドリーなパトリッキーだった(C)BELLATOR
22日(金・現地時間)、ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283「Lima vs Jackson」。
そのコメインでライト級のシドニー・アウトロートフィック・ムサエフが組まれている。本来、アウトローはパトリッキー・フレイレの持つBellator世界ライト級王座に挑戦予定だったが、王者の負傷欠場によりノンタイルでムサエフと戦うことになった。
ここでは負傷欠場したチャンピオンに、両者の試合の行方を占ってもらった。今年に入って十分にアウトローの研究をし、2019年の大晦日にRIZINでトフィック・ムサエフと対戦しているパトリッキーこそ、アウトロームサエフ戦を予想するに相応しい者はいない。
──パトリッキー、今週末のBellatorタコマ大会でライト級初防衛戦を行う予定でしたが、負傷欠場となりました。一体、何が起こったのでしょうか。
「今年の最初にアウトローとの試合が実は決まっていたんだけど、柔術のトレーニング中に股間の内側を負傷してしまい、結果として試合の延期を申し入れたんだ。そして、Bellator283で戦うことが決まったのに、また数週間前にケガをして試合を戦う状態に仕上げるには、十分な練習ができなくなった。だから再び試合の延期を伝えないといけなくなってしまった」
──現状、体の調子はいかがですか。
「大丈夫だよ。ボクシングの練習は続けることができている。そこにヒザ蹴りやキックを時々加えているよ。ただし、グラップリングはやっていない。今はボクシングとストレングス&コンディションだけやっているんだ」
──今回、試合がなくなったパトリッキーですが、シドニー・アウトロートフィック・ムサエフの予想をしてもらうのに一番適していると思いインタビューをお願いした次第です。対戦相手としてアウトローの研究をし尽くしたでしょうし、実際にムサエフとは戦っていますので。
「勝つのはトフィック・ムサエフだよ。ムサエフは打撃に優れていて、レスリングも強い。スタミナもある。まぁ、どうなるか試合を見てみないと分からないけどね。俺がムサエフと戦ったのはRIZINで、リングだった。ケージとはチョット違う……でも、勝つのはムサエフだろう」
──リングとケージ、パトリッキーは「少し違う」とのことですが、随分と違うと思います。実際、リング下に転落したではないですか。
「確かに、リングとケージは違うね。ケージならもっとテイクダウン・ディフェンスをしやすい。リングは違う。テイクダウン防御が困難になる。そこは……とても違う。ムサエフのRIZINでの強さはとても印象的だ。でも、サトシにあの負け方をした時は驚かされた。俺に勝っておいて、あの負け方はないだろう。サトシのことを決して軽く見ているわけじゃない。ただ、あの試合のムサエフは変だった。試合に集中できていなかったと思う。とにかく俺に勝った次の試合で、あれはない」
──パトリッキーは常にアグレッシブで勇敢なファイターです。でも、ムサエフと戦った時は積極的というよりも粗かった。普段よりワイルドだったのはサッカーボールキックが認められたルールが関係しているのではないかと思った次第です。
「その意見には賛成するしかない。ベラトールでは禁止されている、サッカーボールキックが認められていたからね。RIZINルールは、より俺をアグレッシブにさせているのは確かだ。殴り倒した後、ベラトールでは倒した相手を仕留めるにはグラウンドにいく必要があるけど、RIZINでは頭を蹴ることがデキるからね
俺はストリートファイトを随分とやってきた。RIZINルールは、俺の本能を呼び起こしちゃうんだろうな。アハハハハ。だから狂暴になってしまうんだよ(笑)」
──RIZINルールというよりも、気持ち的にはPRIDEルールなのでは?
「俺がMMAを始めた時、PRIDEは一番の団体だった。キング・オブ・オーガニゼーションだったんだ。最初の6年間、練習も試合もPRIDEルールで戦ってきた。だから、あの姿は紛れもなく、俺のある一面を表しているよ」
──そういうRIZINで戦ったムサエフの印象を改めて教えてください。
「体力を下地にした、爆発力が凄くある。だからやり過ぎてしまう嫌いもあり、結果、試合をフィニッシュできないケースが生まれている。終わらせるポジションを取り続けないんだよ。その一方で蹴りを何度もキャッチされてことは、勉強になった。ムサエフに対して、俺の強力な蹴りは効果的ではなかった。
ムサエフの一番の武器はパンチ力だ。打撃が凄く良いし、レスリングも同様だ。ただし柔術が弱点だろうね。それは、もうサトシとの試合で露呈してしまっている」
──ではシドニー・アウトローはどのようなファイターだと思っていますか。
「シドニー・アウトローもレスリングが優れている。打撃は酷いけどね。柔術はまぁまぁかな(笑)」
──アウトローは左ジャブが綺麗だと思います。ただし、左足に重心が掛かり過ぎている。相手がパトリッキーだと、ローやカーフの餌食になるのではないかと。あのスタンスからの攻撃は、ムサエフに有効だと思いますか。
「左ジャブで圧力を掛けるのは上手い。そして、あのスタンスでは対戦相手に足を蹴られるだろう。その機会を自ら与えているようなものだからね。加えてフック、クロスカウンターの餌食にもなりやすい。トフィックはフェイクも巧いし、シドニーに罠をかけて前に出させる。そして、反応させて目の前に立たせるんだよ。そうすることで、テイクダウンも奪いやすくなる。
シドニーは良いジャブは持っているけど、他の打撃が良くない。そんな相手に対して、ムサエフは有効な攻撃手段をいくつか持っているんだ」
<この項、続く>
■視聴方法(予定)
7月23日(土)
午前7時30分~ U-NEXT
【写真】ムサエフのターゲットとなったアウトロー。どうでも良い話かもしれないが、これほど渋く、味のある話し方をする選手はMMA界にいない(C)BELLATOR
5日(火・現地時間)、Bellatorが22日(金・同)にワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催されるBellator283のメインでシドニー・アウトローの挑戦を受ける予定だったパトリッキー・フレイレが負傷で欠場し、コメインに組まれたドゥグラス・リマジェイソン・ジャクソンのウェルター級がメインに昇格することとなった。
ベラトールもUFCと同様にメインは5回戦制を敷いており、この試合は5分5Rで争われることになった。
コメインには世界戦がなくなったアウトローが、今大会でアダム・ピコロッティとサークルケージデビューを飾る予定だったトフィク・ムサエフとのマッチアップが決まった。
日本のファンからすると、ムサエフはRIZINのマットで現王者を下しており、堀口恭司と同様に即タイトル挑戦でも良いだろう──ぐらいの期待感をもって見ているはずだ。
ここでムサエフにとっても、4月に流れたザック・ゼーンやピコロッティを相手にするよりも、モチベーションが上がるカードといえる。
2019年の日本大会ではマイケル・チャンドラーに敗れたアウトローだが、既にピコロッティを下し、あのマイルズ・ジュリーをRNCで破っているだけに──ムサエフにとっては、ここで勝利を手にすれば一気に世界戦の目も出てくることは間違いない。
当時に今大会はウスマン・ヌルマゴメドフもクリス・ゴンザレスと戦うことになっており、パトリッキー欠場という思わぬ形でのライト級タイトル挑戦権を賭けた品評会の様相を呈してきたタコマ大会だ。
■放送予定
7月23日(土・日本時間)
午前7時30分~ U-NEXT