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【DEEP122】共同取材から。神龍誠「大晦日はズールーと」&佐伯代表「パッと頭に浮かぶ選手がいない」

【写真】前夜のGFG04で勝利した神龍ワールドジムの石塚一の勝利に、「セコンドに就きたかったけど、計量だったので。今度、取材してやってください」と一族の長の顔を覗かせていた神龍だった(C)MMAPLANET

昨日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP122。メインでKENTAを激闘の末下した神龍誠の試合後の会見から、MMAPLANETの質問への返答を抜粋してお届けしたい(※要約)。
Text by Manabu Takashima

代表質問では固くなったという話をしていた神龍は、メディアの質疑応答のタイミングでコーナーよりファンタグレープを受け取ると、心底美味しそうに一飲みし質問を待った。


──ファンタグレープを美味しそうに、一飲みされました(笑)。いつも、試合後にはソーダ系ドリンクを飲むのですか。

「はい、減量で飲めなかったので祝勝会です(笑)。ファンタはグレープが一番好きですね」

──そんななか、話せる範囲で構いませんが試合前にインタビューをお願いした時に負傷があって計量の時までインタビューは控えたいということでした。

「体の調子……試合前に大風邪をひきました(笑)。危なかったですよ、水抜き直前に風邪をひいて。朝、寒すぎて。ヤバかったですね」

──熱も出た?

「僕、熱を測って、あると弱っちゃうんで。絶対にヤバいなと思いながら、インフルでないことを祈って全力で寝て治しました」

──体調は回復できたのですか。

「ある程度は戻したッスね。1日ズレていたら、水抜きがヤバかったです。だから本当に怖かったです。水抜きの日がインフルだったら……多分、ヤバかったです」

──今日の動きを見ていると、それまでの仕上がりは上々だったということでしょうか。

「そこまでの仕上がりは、特に大丈夫でした。直前に大風邪をひいたぐらいです」

──固くなったということでしたが、ピンチになった時こそ、本来の力が出しきれるような。そんな強さが感じられました。

「う~ん、出るんスかね。そこは分からないです。エへへへ」

──大晦日、今回の試合に合格になるのか。

「いやぁ、ハイ」

──そこは我々には分からないところなのですが、出場できたら誰かと戦いたいというのはありますか。

「強い外国人選手が入ってきているんで、そこらへんとやりたいですね。今でいうと、この前に新井丈選手に勝ったズールー選手とか空いていると思うんですよ。ズール選手とやりたいですね」

──17日のLANDMARKに来日するフライ級3人の外国人選手のなかで、気になるファイターはいますか。

「全員です。全員、気になります。同じ階級の……同じ戦場のファイターなんで。そこは皆、気になります」

■大晦日の神龍の試合に関して、佐伯繁代表は大会総括の囲み取材に以下のように話した(※要約)。
佐伯繁
「大晦日に出ることが難しい。ワンチャンあるかもしれないですが、事実上ないと思っているので12月の出場希望選手が多いです。ゼロではないですよ、だから神龍選手とケイト(ロータス)さんは今日戦った。ケイトさんに関しては合格として良いと思います。ただ神龍選手、ケイトさんにしても大晦日に誰と戦うのか──という問題ですよね。ケイトさんはDEEP JEWELSがあることでほぼ日本人選手とは戦っています。

今、2人ともパッと頭に浮かぶ選手が俺にはないです。例えば、この間──新井選手に勝ったズールーとか、名古屋に出る外国人選手も俺だったら神龍と大晦日に当てたくないですよ。もう1試合、2試合を戦ってあげてこないと。この大晦日に神龍選手、扇久保(博正)さんと戦って潰しちゃうかもしれないので。だから、もう1試合、2試合とやった後だと思います」

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DEEP o RIZIN YouTube クレベル・コイケ 鈴木千裕

【RIZIN】速報中!大晦日大会に関する記者会見


昨日開催されたDEEPでも大晦日への参戦アピールが続く中、いよいよRIZIN大晦日大会の記者会見が行われます。果たしてサプライズは飛び出すのか。YouTubeの配信をチェックしながら電波と充電の続く限り速報します。

・大晦日は3部構成
・大会名はRIZIN DECADE
・第3部でRIZIN.49を開催する
・チケット価格は現在未定
・鈴木千裕×クレベル・コイケ決定!

発表されたカードは1試合のみでしたが、組むべくして組んだ好カード。ニューフェイスが次々と台頭して群雄割拠のフェザー級ですが、鈴木とクレベルが決着を付ける事でひとつの節目になるのは間違いないでしょう。掛け値なしに楽しみ。

そしてRIZIN10周年を記念して付けられたRIZIN DECADE。10年あっという間。旗揚げ同時に今の状況はとても予想出来ませんもん。大会名に相応しい仕掛けを期待してます。
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45 DEEP DEEP122 F1 o

【DEEP122】ケイトが月井に一本勝ち 酒井リョウが長谷川賢に2Rテクニカル判定勝ち 神龍誠がKENTAにスプリット判定勝ち

764: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/11/04(月) 15:04:30.39 ID:xxSSUE9R0
今日のDEEPめっちゃ豪華で楽しみすぎるな。個人的にはケイトvs. 月井が一番楽しみ。自分は月井に勝って欲しいかな。


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45 DEEP DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o RIZIN キック 神龍誠

【DEEP122】全局面でのスクランブル戦、神龍が熱戦の末にKENTAをスプリット判定で振り切る

【写真】ここで勝ち切るのが神龍の底力だ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.2-1:29-27.28-29.29-28
KENTA(日本)

神龍がいきなり右の飛びヒザ蹴り。これでKENTAが後方に倒れ、神龍はグラウンドでトップキープする。KENTAをケージに押し込んだ神龍。ヒザでガードを割ってパスガードを狙いつつパンチを落とす。ここでKENTAが身体を起こすと、神龍はギロチンを狙う。頭を抜いたKENTAは組んでくる神龍に逆にギロチンを狙う。

神龍は頭を抜くと、KENTAの左足を超えてハーフガードでトップキープする。神龍はヒジを落としつつ、KENTAの右腕を取ってアームロックへ。KENTAも下から足を入れて、足関節を狙う。ここから足関節の取り合いになると先に立ち上がった神龍が右のサッカーボールキック。中腰の状態から強烈なパンチを連打した。

2R、サウスポーの神龍が右の関節蹴り、KENTAは右ストレートを伸ばす。神龍は右ハイキックを見せると、左ストレートで飛び込む。ここでKENTAが右フックを振り、これで神龍が前のめりにバランスを崩す。KENTAは亀になる神龍に鉄槌を連打。神龍はシングルレッグでしつこくテイクダウンを狙うが、それを切ったKENTAがサッカーボールキックを蹴る。

試合がスタンドに戻るとKENTAが右フックから前進。神龍をケージまで押し込むと、離れて右フックと右アッパーを打ち込む。ケージを背負った神龍もダブルレッグで必死にテイクダウンする。神龍がKENTAの足を一本超えてハーフガードでトップキープすると、KENTAも足を効かせてクローズドガードに戻す。神龍はヒジを入れつつ、立ち上がって右のパウンドで飛び込む。神龍はインサイドガードでしっかりトップキープし、細かくパンチを落とす。

3R、神龍が右の関節蹴り、右アッパーから左ストレートで飛び込む。さらに神龍はダブルレッグから両差しで組んでテイクダウンを狙うがKENTAは倒れない。神龍はKENTAの左足にシングルレッグに入り、KENTAは神龍の右腕にキムラを狙う。

KENTAはキムラの形で神龍の動きを固め、神龍は左腕をKENATの腰に回してバックを狙いつつ、KENTAを寝かせる。神龍は右腕を抜いてインサイドガードでトップキープし、細かくパンチとヒジを入れる。KENTAもガードから神龍の上体を抱え、ビッグヒットを許さない。最後は神龍がトップからパンチ、立ち上がってサッカーボールキックを蹴ったところで試合終了となった。

判定は2-1と割れて神龍が勝利。試合後、神龍は「前回からの復帰戦ということで固くなっちゃいました。この内容で言うのもあれなんですけど、ここで復帰戦を勝って。次は絶好の神龍誠でいきます。(ケージサイドにいたRIZIN笹原氏に向かって)笹原さん、榊原さんに大晦日お願いしますとお伝えください」と大晦日参戦をアピールした。


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45 DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o 酒井リョウ 長谷川賢

【DEEP122】両者パンチで攻め合うが後頭部への加撃で負傷判定に――酒井が長谷川にマジョリティ勝利

【写真】残念、としか言いようがない(C)MMAPLANET

<メガトン級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
Def.2R3分12秒 by テクニカル判定2-0:20-18.20-18.19-19.
長谷川賢(日本)

サウスポーの長谷川が、ガードを高く構えて距離を詰める。酒井は右インローでけん制したあと、距離を詰めてくる長谷川に右フックを当てた。なおも距離を詰めてくる長谷川にパンチを浴びせる酒井。勢いに押された長谷川がマットに手を着く。長谷川は立ち上がり、一度距離をつくったあと酒井をケージに押し込む。左腕を差し上げた長谷川は、胸を合わせてコツコツとパンチを入れる。レフェリーがブレイクをかけると、再開後に酒井が右インローを入れ、さらにワンツーを伸ばしていく。

再び長谷川が組んでドライブした。右腕を差し上げた長谷川が左右に崩すも、酒井は倒れない。レフェリーのブレイク後、長谷川が左ストレートから右フックを返した。クリーンヒットを受けるも酒井がパンチで追い立て、右をアゴに受けた長谷川が腰を落とす。長谷川が組みついてケージに押し込んだ。酒井がマウスピースを落とし、ブレイクが掛かる。再開後、突っ込んでくる酒井に対し、長谷川が右フック&左ストレートを当てる。酒井も右ミドルを返し、さらに右のカウンターを狙った。

2R、長谷川の右目下に腫れが見られる。距離を詰める長谷川が、頭を下げた酒井に右フックを当てた。さらに右から左ストレートに繋げる長谷川。酒井が右ストレートをボディに伸ばすと、長谷川は右アッパーを突き上げた。酒井の左ジャブ、右ストレートも長谷川の顔面を捉える。酒井が右を振るうと、長谷川が距離をつくった。至近距離になると、長谷川のワンツーをがヒットする。

酒井が頭を下げながら左スイングを繰り出すも、長谷川が打ち終わりにパンチを狙う。下がりながらパンチを返す酒井だが、やや疲労が見られる。長谷川が右を突き、左に回った酒井の顔面に右がバックフィストの形でヒット。ダウンした酒井が亀になると、長谷川がバックからパンチと右ヒジを浴びせる。しかしこれが後頭部への加撃とみなされ、試合は中断される。休憩を与えられた酒井は、レフェリーとに対して首を横に振る。

2R3分12秒の時点で試合はストップされ、この時点までの負傷判定に。1Rは酒井が押しており、2Rは長谷川のパンチが当たっていた。採点は19-19か――とも思われたが、酒井がジャッジ2者の支持を受けて勝利した。


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45 ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o SAINT

【DEEP122】ANIMAL☆KOJIが鮮やかな投げから、狙いすました右パウンドでSAINTを完全KO

【写真】アニマルコージがしっかり一本の投げを決めた(C)MMAPLANET

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI(日本)
Def.1R4分29秒 by KO
SAINT(米国)

アニマルコージが右に回ると、セイントが左ハイを見せる。セイントの左ジャブを受けたアニマルコージアニマルコージは左右の連打でセイントをケージに追い込み、右腕を差し上げていく。セイントは差し返し、右ヒザを突き上げて左に回った。セイントが首相撲から左右のヒザを突き上げると、アニマルコージがキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。セイントはすぐに立ち上がる。左腕を差し上げてケージに押し込んだアニマルコージはダブルレッグに切り替える。しかしセイントが左に回って離れた。アニマルコージはセイントを追い、右フックを打ち込む。距離が近くなるとセイントは首相撲に捕らえたが、そのままケージに押し込まれてしまった。

差し上げて離れるセイントだが、すぐに再びケージに押し込まれてしまう。アニマルコージもダブルレッグに切り替えるが倒せず。ケージを離れてアニマルコージが払い腰でセイントを倒した。アニマルコージは背中を着けているセイントに対し、パウンドを打ち込みながらガードの中に入る。セイントがZハーフで守ると、アニマルコージが一度離れてから右パウンドを叩き込んだ。この一撃でアゴを貫かれたセイントの動きが止まる。さらにアニマルコージが追撃のパウンドを浴びせるとレフェリーが割って入った。


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45 AB DEEP DEEP122 MMA MMAPLANET o 平本丈 木村琉音

【DEEP122】平本丈がTDで先手を取るも、木村琉音がガードからの腕十字で一本勝ち

【写真】木村が粘り強く腕十字を極めた。平本も打撃→TDの動きで成長を見せた(C)MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
Def.1R2分21秒 by 腕十字
平本丈(日本)

サウスポーの平本が前後に細かくステップし、構えをスイッチする。木村がローを蹴ると、鋭いジャブを伸ばす。さらに平本は右のパンチから組みついてテイクダウンすると、そのままサイドポジションで抑え込む。

木村も足を入れてガードに戻すと、平本の左腕を取って腕十字へ。一度左腕が伸びかけた平本だが、腕をクラッチして木村の体を潰してディフェンスする。ここで木村は平本に尻餅をつかせるように後方に倒し、最後は裏十字の形で腕を極めて一本勝ちを収めた。


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45 AB DEEP GFC GFG GFG04 Gladiator Grachan MMA MMAPLANET NEXUS o YouTube   エスカル御殿 パンクラス 中川涼 中村友哉 佐々木郁矢 修斗 大石真丈 峰田悠生 平野唯翔 新岡理貴 村田在音 松藤冬馬 櫻庭泰裕 海外 石塚一 石塚将也 細川勇哉 萩原和飛 藤田成保 長谷川暢哉

【GFG04】青森から、全国へ。本州最北のMMA大会から、再確認──J-MMA界における地方独立大会の重要性

【写真】第3試合の勝者・中村友哉とGFGを主催する藤田氏(C)MMAPLANET

3日(日)、青森県五所川原市のプラザマリュウ五所川原でGlobal Fightingsports Gameの第4回大会が開催された。
Text by Manabu Takashima

年に一度の津軽、いや東北MMAの祭典は立ち見客が出るほどの盛況な会場内で、友人たちを応援する声が絶えず響き渡るアットホームなイベントだった。

同市の市議である藤田成保氏の尽力もあり、協賛企業数はパンフに掲載されているだけでも61社!! これぞ町興しMMAといえる協力者と集客といえる。

それでもMMAはMMA、メインで地元の佐々木郁矢が石塚将也に判定負けを喫したようにシビアな現実がある。

特に東北のMMAを支えてきた世代、左東伸哉、石塚丈人の完敗劇は考えさせられるモノがあった。GFGが持つ東北にMMAを根付かせ、盛り上げる基盤を築くというミッションを持つ限り、格闘技にとって第一に守るべき安全面も浸透させる必要がある。


ご当地ファイターとして欠かせないベテラン選手達が、体力のピークやピークに向かうファイターの相手を務めるマッチアップも、昨日の大会を見る限り考える時を迎えようとしていることは間違いない。若い選手も、ベテランも時が過ぎるのは平等だ。と同時に、このGFGならではという部分でベテラン、東北レジェンドや各地域の大ベテラン選手とのマッチアップはMMAでも、グラップリングでも特色となる可能性は十分にある。

そんななか1993年11月に修斗で初マットを踏んだ大石真丈が、平野唯翔を三角絞めで下した直後に、引退を明らかとした。パウンド解禁前、修斗がシューティングと呼ばれた時代を知る最後の1人が現役生活に別れを告げた。

修斗フェザー級(現バンタム級)のベルトを巻いた時点で、33歳。既にいぶし銀の異名を取っていた大石は、それから22年の間に国内ではZST、パンクラス、Cage Force、Grachan、HEAT、Grandslam、DEEP、GLADIATOR、NEXUSで戦い続け、海外もキャリアを通してハワイ、ブラジル、豪州、ロシア、韓国、リトアニアで足跡を残してきた。

そして、2024年11月3日に──K’z Factory時代のジム仲間も駆けつけるなか、3年半振りの勝利=31勝目を手に(※26敗9分)、GFGで現役生活に区切りをつけることとなった。

鉄人・大石が最後の戦いに挑んだGFG04では、多くのデビュー戦も組まれていた。安全面に話を戻すと、技量とそこは表裏一体だ。17歳でデビューを迎えた新岡理貴をはじめ、何人かの出場選手は明らかに寝技という面で技術力不足も見られた。同時に東北のMMAの普及に、若い力の台頭は欠かせない。そんな若い選手たちに試合機会を与えるために、ハードルを下げて試合を組むことは絶対的に否定しない。ばかりか、多いに賛同できる。

そのためにもGFGから他のイベントにステップアップを図る際に、この青森の地での戦績を首都圏や他の地域での戦績と同等としない交渉術も必要だ。事実、他の大会でなかなか勝ち星に恵まれていないファイターも、ここでは勝利を挙げることができている。日本という括りで考えると、彼らを起用する首都圏のプロモーターの理解も欠かせないだろう。

第2試合でデビュー戦の激闘で判定勝ちをした塩屋亮平、兄の優斗はPFCからNEXUSで既にキャリアを踏み始めている。「青森のMMAといえば塩屋兄弟」というメイクには、この日一番の歓声が挙がっていた。

オープニングファイト2試合目で勝利した村田在音、新岡に勝利した中村友哉第6試合で勝利した峰田悠生、メインで勝利した石塚将也という岩手や山形の近隣県の選手は、青森で戦うだけでも東京~名古屋間、それ以上の移動が必要となる。

地方在住の若い選手がキャリアを踏み始める。そして、若い選手以上に首都圏での試合のハードルが厳しくなるベテラン選手がキャリアを全うするためにGFGのような地域大会は欠かせない。

加えて石塚のようにNEXUSやパンクラスでキャリアを積む選手にとって、首都圏以外の試合機会は絶対的にポジティブな要素だ。

年に一度だからこその協賛金、集客という側面はあるだろうが、現地でGFGの盛り上がりを見て、このような地方の草の根大会の継続こそが、J-MMAの底上げに欠かせないと改めて感じられた。それゆえに「青森から、世界へ」ではなく「青森から、全国へ」というGFGが、予定する本州で二番目に北の街で開催が予定されている──八戸大会が実現と定期化を期待してやまない。

■GFG04試合結果

<フェザー級/5分2R>
石塚将也(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
佐々木郁矢(日本)

<フェザー級/5分2R>
櫻庭泰裕(日本)
Def.3-0:20-18.19-18.19-19(must)
松藤冬馬(日本)

<バンタム級/5分2R>
大石真丈(日本)
Def.1R1分14秒by 三角絞め
平野唯翔(日本)

<バンタム級/5分2R>
吹田琢(日本)
Def.1R4分23秒by TKO
加藤慎一(日本)

<ウェルター級/5分2R>
石塚一(日本)
Def.1R2分19秒by TKO
佐東伸哉(日本)

<フライ級/5分2R>
萩原和飛(日本)
Def.1R0分39秒by TKO
西塚丈人(日本)

<フライ級/5分2R>
細川勇哉(日本)
Def.1R4分13秒by TKO
澤田良(日本)

<バンタム級/5分2R>
峰田悠生(日本)
Def.2R1分11秒by 腕十字
寺田隆(日本)

<フライ級/5分2R>
苫侑我(日本)
Def.
名久井悠成(日本)

<フェザー級/5分2R>
エスカル御殿(日本)
Def.2R2分22秒by TKO
武田光信(日本)

<ライト級/5分2R>
中村友哉(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.20-18
新岡理貴(日本)

<フェザー級/5分2R>
塩谷亮(日本)
Def.2-1:20-18.20-18.19-19(must中川)
中川涼(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田龍馬(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ベアー誠(日本)

<OPライト級/5分3R>
村田在音(日本)
Def.1R0分58秒by TKO
三浦康平(日本)

<OPフライ級/5分2R>
長谷川暢哉(日本)
Def.1R3分42秒by TKO
上井友斗(日本)

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45 ANIMAL☆KOJI CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP122 DEEP123 KENTA MMA MMAPLANET o RIZIN SAINT YouTube ケイト・ロータス マンド・グティエレス 佐伯繁 宇佐美正パトリック 平本丈 後藤丈治 本田良介 毛利昭彦 神龍誠 芦田崇宏 西川大和 近藤有己 酒井リョウ 長谷川賢 関原翔 青井人

【DEEP122】計量よもやま話。佐伯代表とマッチメイク談義「今回はうちの流れと違うところで創った大会」

【写真】佐伯代表が「もう一つパンチが足りないと思って」組んだ長谷川×酒井。(ビジュアル込みの)階級的にも今大会に厚みをもたらす一戦となった

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。
Text by Takumi Nakamura


神龍誠×KENTAをメインイベントに本戦8試合が行われるDEEP122は、出場全選手が最初の計量でリミットをクリア。メガトン級契約ながら、100kgまでの減量を目標に掲げていた長谷川賢はTシャル&デニム着用で112.60キロという結果となり「110キロからなかなか落ちなかったんですよ…」とつぶやいていた。

5月、7月、9月と3大会連続で後楽園を前売り完売にしているDEEP。12月のニューピアホール大会=DEEP123も青井人×芦田崇宏、ソン・ジンス×CORO、西川大和×宇佐美正パトリック、本田良介×関原翔などニューピア大会とは思えない豪華カードが発表されている。

好調さが伝わってくるDEEPだが、今大会のラインナップは普段のDEEPとは若干趣が違うという。計量後に佐伯繁代表とかわしたちょっとディープなマッチメイク談義をお届けしよう。

「僕らの仕事って目前の大会だけじゃなく、その先の大会も見て仕事するじゃないですか。だから『今度の大会、カードがいいですね!』と言ってもらえるのは大会一カ月前で、どんどん話題が進んじゃうんですよね。

明日大会があるのに、感覚的には『12月の西川×宇佐美、いいね』になっちゃう。だから改めてそれを目の前の大会に戻す必要がありますよね。ここで気が緩んじゃうのは絶対に良くないし、ちゃんと明日をいい大会にしようと思いました。それもおかげさまでチケットがよく売れてるからなんですけど。

それでいくと11月大会は、久々にマッチメイクに苦労したというか。毎年12月の大会はマッチメイクが難しいんですよ。みんな大晦日を狙っているから。でも今年はたまたま12月で声をかけていた選手がみんな12月でハマって、逆に『11月にどうしよう?』となったんです。それで久々にこちらから色んな選手に『11月はどう?』って声をかけて試合を組みました。

うち(DEEP)にはうちの流れがあって、その流れで試合が決まっていくから、そろそろあの選手とあの選手がやらせようっていうのが自然に見えてくるんです。でも今回の神龍(誠)やケイト(・ロータス)は大晦日のRIZINを見据えての参戦だし、延期になった後藤丈治くんとマンド・グティエレスは初参戦同士の試合じゃないですか。

今回はDEEPの流れや物語とは違うところで、こちらで創ったマッチメイク・大会になってますよね。その中でも(平本)丈くんが出てくれたり、もう一つパンチが足りないと思ったからハセケン(長谷川賢)を口説いたりして、結果的にいい大会になったと言われるのはありがたいです」

ちなみに佐伯代表のもとには試合をしたいという選手のリクエストが殺到。また佐伯代表の「フューチャーキング(トーナメント)から出てきた若い選手を使う」「地方で結果を出した選手を東京に呼ぶ」姿勢は変わらずで、選手そのものの数も増えているという。

「選手が増えてくれるのはありがたいんだけど……みんな『1月・2月に大会やらないんですか?』と言ってきて、そこくらいは休ませてよ!」と嬉しい悲鳴もあげていた。

なおMMAPLANET恒例の握手率は本戦8試合中2試合=25%となっている。

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
赤田プレイボウイ功輝:66.00キロ
鳥次亜流:66.10キロ

<アマS・フェザー級/3分2R>
鈴木大晟:65.70キロ
有馬雄生:66.30キロ

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45 ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP JEWELS DEEP122 KENTA MMA MMAPLANET o ブログ 神龍誠

【DEEP122】扇久保戦を経て、神龍誠「あの時は僕が甘ちゃんだった。より残酷に戦うNEW神龍誠でいく」

【写真】目指すは大晦日RIZIN、そして強豪外国人選手との対戦。「今回はあくまで調整試合」と言い切る神龍だ。(C)TAKUMI NAKAMURA

明日4日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP122の計量が新宿区のホテルローズガーデン新宿で行われた。メインイベントでKENTAと対戦する神龍誠は57.15キロでリミットをクリアした。
Text by Takumi Nakamura

7.28超RIZIN03では扇久保博正との因縁の一戦に臨むも判定で敗れた神龍。今回は約2年半ぶりにかつてのホームリングDEEPに凱旋し、KENTAを相手に再起戦を行う。扇久保戦を経て、神龍にどんな変化があったのか。計量直後の神龍の声をお届けしたい。


――先ほど計量を終えて、今はどんな心境ですか。

「とりあえず今はホッとしています」

――改めて7.28超RIZIN03での扇久保博正戦は神龍選手にどんな試合でしたか。

「よりフィニッシュを狙ってやらないといけないなって。判定のことが一番ですね。僕が甘ちゃんだったと思います」

――扇久保戦以降はどんなことを意識して練習してきましたか。

「さっきと同じでよりフィニッシュを狙ってやらないといけないなと思ってやってきました。今回はより残酷に戦おうと思います」

――具体的に練習で変えたこと、新しく取り組んだことはありますか。

「ありますね。詳細は試合があるので言えないですけど」

――その部分について練習で手応えは感じていますか。

「感じています。明日それが試合に出ると思います」

――対戦相手のKENTA選手にはどんな印象を持っていますか。

「印象……特にないですね」

――そこまで映像も見ていないですか。

「はい。そんなに見てないです」

――約2年半ぶりにDEEPで戦うことについてはいかがですか。

「久々の後楽園ホールだし、楽しもうと思っています。初心に帰って、またハングリーになった気がします」

――DEEPから再スタートという感覚もありますか。

「本当に心機一転みたいなところもありますし、NEW神龍誠でいきます」

――神龍選手としてはKENTA戦をクリアして、RIZINへの再出撃を見据えていると思います。

「もちろん大晦日のRIZINに出るつもりでいるので、今回はあくまで調整試合です。大晦日には強い海外勢とやりたいですね」

――そういったレベルの違いを見せたいですか。

「それはありますよね。相手はRIZIN出場が目標で、僕は世界を見ているので、目指している山の差が試合に出ると思います」

――最後に神龍選手の試合を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただけますか。

「大晦日は必ず出るので、そこに期待を持ってもらえるような試合を見せます」

■視聴方法(予定)
11月4日(月・祝)
午後5時30分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■DEEP122 対戦カード

<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
KENTA:57.15キロ

<メガトン級/5分3R>
長谷川賢:112.60キロ
酒井リョウ:108.30キロ

<女子50キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス:49.75キロ
月井準南:49.80キロ

<ライトヘビー級/5分2R>
ANIMAL☆KOJI:92.10キロ
SAINT:92.20キロ

<フライ級/5分2R>
木村琉音:57.20キロ
平本丈:57.05キロ

<73キロ契約/5分2R>
近藤有己:72.50キロ
毛利昭彦:71.10キロ

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾:67.75キロ
水野新太:67.95キロ

<68キロ契約/5分2R>
ケンヤスキー:68.00キロ
立成洋太:67.85キロ

The post 【DEEP122】扇久保戦を経て、神龍誠「あの時は僕が甘ちゃんだった。より残酷に戦うNEW神龍誠でいく」 first appeared on MMAPLANET.