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CORO DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 佐伯繁 朝倉未来

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─02─

【写真】まだ2年前の試合だ(C)MMAPLANET

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第38弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第二弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、2試合目は2018年4月28日に行われた朝倉未来✖CORO の一戦だ。

今や日本の総合格闘技界を引っ張る存在として、格闘技界の枠を超えた活躍を見せる朝倉未来が日本のMMA界の主流といえる場で、結果を残してきた相手と初めて戦った試合。ここから朝倉未来は始まった。

佐伯繁のMust Watch 02、朝倉未来✖COROの選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「2012年9月に未来選手は、海選手と一緒にDEEPの浜松で公式記録として残っている最初の試合に出ているんです。そこからOUTSIDER、Road FCと進み、韓国でイ・ギルウに負けて……アウトサイダーとの契約を終えて最初の試合が、このCORO戦だったんです。海君はもうRIZINに出ていたし、言い方は悪いけどRIZINに向けての査定試合でした。

あの時の彼は日本のプロの団体……後楽園ホールという大会に初めて出て、結果を残さないといけない状況でした。きっと回りが日本人のプロ選手だらけの控室も初めてだったし、緊張感も含め色々な想いがあったはず。僕は今の朝倉未来は、ここから始まったと思います。

実際にCORO君の腕十字も良い形で入っていたし、ポテンシャル通りの試合でなかったことは明らかです。それだけプレッシャーがあったなかで、なんとか勝ってRIZIN名古屋大会に繋がった。ここからはもう早かったですね(笑)」

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DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 中井りん 佐伯繁

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─01─

【写真】佐伯代表が選ぶDEEPケージファイト5番勝負、その選択理由が人間関係が主なところが佐伯さんらしい(C)DEEP

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第37弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第一弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、最初の試合は2018年2月24日に行われた中井りん✖キム・ヨンギ の一戦だ。

パンクラス、スマックガール、ヴァルキリー、戦極、UFC、RIZINで日本女子として特異な存在感と結果を残し続けた中井りんが、意外にもDEEP初出場となったのがこの試合だった。

佐伯繁のMust Watch 01、中井✖キム・ヨンギの選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「ウチとの接点はなかったんだけど、あの時点でも女子格闘技でいえば実績という部分で最強なのが中井さんだと僕は思っていました。でも、あの頃は試合機会がないということで愛媛まで会いに行って、彼女の練習環境なんかも見せてもらいました。その時、何か役に立てればなという気持ちが、自分のなかに芽生えてしまったんですよね。

これだけ才能のある選手なんだから、陽の目を見ないとなって。初参戦ですが、彼女の再起戦だったと捉えています。2003年にしなしさんが出てきてから、ウチは女子をやってきた。そこに中井さんが試合をする日を迎えた──そういう意味でも、思い出の一戦です。

その後も試合を組んで欲しいと言われても、なかなか相手がいなくて。でも彼女は『ケガ人とか出た時に、いつでも出られるよう準備をしておきます』と言ってくれていて。それで去年の10月にKINGレイナが体重オーバーをし、ペナルティを与えて試合をするのか、体重を合わせた相手を見つけるのかを僕らも実際に悩んで……。その時に中井さんサイドから「今から空港向かいます。明日、戦います」と言ってもらえてね。そういう部分ではあの時から信頼関係ができて、助けてくれたんだと思っています」

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DEEP Interview J-CAGE ブログ 佐伯繁

【DEEP】4月&5月大会が中止、コロナのある時代の興行を考える──佐伯繁「医療現場のことを考えないと」

【写真】インタビューは21日に行われ、22日には東京都からロードマップが発表された (C)MMAPLANET

3月1日にDEEP94 Impactを開始して以降、DEEPは4月12日のDEEP CAGE IMPACT 2020 in OSAKA、5月6日のDEEP95及びDEEP JEWELS29と連続でイベントが中止され、その後の活動再開に関しては正式なアナウンスは控えられている。

新型コロナウィルス感染拡大は、数字的には沈静化しつつあるとはいえ、終息と社会生活の完全再現は見えてこない。政府や自治体の方針も日に日に変化を見せるなか、DEEP佐伯繁代表はコロナ以前の大会を開くことができるようになるまで、準備のための活動再開を視野に入れている。

そのために──現状の把握と医療現場の状態を考慮しないわけにはいかないと佐伯代表は断言した。


──3月1日の後楽園大会以降、4月の大阪、5月の後楽園ホール大会と中止になりましたが、現状において今後のDEEPの活動をどのように考えておられますか。

「緊急事態宣言がいつ、終るのか。5月の終わりなのか、今は医療崩壊に陥ることなく、なんとか落ち着きを取り戻してきています。実際に僕が通院していた病院も閉鎖されていた状態から診察が再開されました。医療が回り出せば、無観客なのか大会を開くことが可能になる日が見えてくると思います。

東京都でロードマップが出る(※取材の翌日に都が発表した)のですが、現状ではいつ、何をやることはまだ見えていないです。非常事態宣言が解除されても、後楽園ホールでハイ、大会を開きましょうという世の中にはならないです」

──確かにその通りですね。

「それが室内で100人までとか、そういう状況になるとDEEPでは7月に大会を予定していましたが、やはり今まで通りに大会を開くことは無理です。7月に何かやるとして、6月になってから選手に声を掛けていては間に合わないです。となると後楽園規模の大会を開くことがでできるのは8月の後半か、9月かと。今をそこを見て、そのためにも7月にまず無観客でも大会を開こうかという気持ちです」

──無観客だと収益という部分で、問題が残るのも事実かと思います。

「もちろん、そこをクリアすることを考えないといけないです。そして現状が1日、1日と変化する。今日と2週間後は状態が違います。非常事態宣言が取り下げられて、そこから例えば100人限定の大会をするにしても、採算を合わせるのは難しい。でも、イベント再開の合図のようにして、無観客か100人の収容でやってみようかということなんです。平日開催も考えています。すでに会場とも話し合っていて、会場側もソーシャルディスタンスを考えて収容人員が限定されるなら、賃貸料もそこに則すと言ってくれています」

──会場側も経営に行き詰らないよう、互いに理解しあう姿勢があるということですね。

「とはいっても、第2波が来るかもしれないから分からないですよ。本当に分からない」

──そのなかでRoad to ONEや修斗、そしてTTFCが無観客大会の開催、あるいは開こうとしていることはどのように思われますか。動いている方がファンの目にも止まりやすいことは事実です。

「そうですね、無観客で大会を開くことを僕は悪いことだと思っていません。安全対策をしっかりとするのであれば。それと、やはり医療崩壊の危険性との兼ね合いです。正直、医療が回っていない時期に大会は止めてくれという想いはありました。

それはDEEPのドクターにしても、全く回っていない時期がありましたから。ケガをして病院に運ばれる可能性がある格闘技の試合をすることは、医療現場の状況を鑑みると、時期としては今ではないだろうという気持ちはありました。

それが今はだいぶ良くなっている。5月31日、そして6月の終わりだと──さっきから言っているように状況が違うでしょうね。病院が無理なく、ケガをした選手を受けいれられる状態なら、開く方も戦う方も覚悟を持ってやっているんだし、大会が開かれることに反対はしないです」

──医療現場という要素を佐伯さんは気にかけてわけですね。

「それと同時に出ない選手もね、尊重しようということですね。この時期に試合をする、試合をする・しないは個人の判断で、団体側の人間として『出たくない』という言える空気を維持したいです。出ないことを非難すると、どこかで感染のリスクがあるのに練習をするという悪影響を与えてしまいますからね」

──個人の意思を尊重すると。

「ハイ。それに時期的にね、日本もPR検査がもう少し手広くできるようになってくるだろうし、抗体検査なら可能になっている状況もあります。そこがどのように進むかで、大会をどのように行うことができるかの判断基準になってくるかと思います。

UFCみたいにね、陽性になった選手がいても大会を開く。もう米国の舵切りがそうなった。それもフロリダという場所だからできた。なら、日本はどうなるのか。経済活動の医療現場、その兼ね合いですよね。ここから1カ月、色々と事態は進むと思います。試合と試合のあとの2週間、隔離できるのか、それがPCR検査ができるのか。その状況で格闘技大会を開く、開けないというのは根本から違ってきます」

──この事態を静視できる体力がいつまで格闘技界が持っているのかというのも、大きな問題になってくるかと思われます。

「まぁ無観客でこれまでのようなマッチメイクを組めるなんて、世界でもUFCとベラトールのように放映料とかPPVで運営できるところでないと。そうなると、チケットの売上が大切になってくる日本の市場では、これまで通りにはいかないです。

ファイトマネーの高めの選手はどうなるんだとか、色々と考えないといけないです。安全面に関しても、選手だけでなくスタッフも含めてPCR検査がどれだけ一般的になっていくのか。あるいは抗体検査なら、提携しているクリニックでも可能だとは考えています。本当に1日、1日とニュースを見ていないと、その時点で出だしが遅れますからね。、ホントね、『DEEP、大丈夫なの?』ってわざわざ連絡をくれる人もいるんですよ」

──それはどこのプロモーションも、キャッシュフローを考えると心配です。

「でもさ、20年間やってきたんだから。色んな経験をしてきたから、そんなヤワじゃねぇよって」

──押忍。ありがとうございます。

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DEEP ブログ

DEEP:5月6日のDEEP95&DEEP JEWELSが中止に。

2020年5月6日(水・祝)に後楽園ホールで開催する『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』と『skyticket Presents DEEP JEWELS 29』を新型コロナウイルスの影響により中止とさせていただきます。

緊急事態宣言は5月6日まで予定されており、後楽園ホールを運営する東京ドームシティが、後楽園ホールを含めた施設のほとんどを当面休業することを発表しているため、無観客開催の実施も不可能に。