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【Shooto2022#05】POUNDSTROMで飛翔、高岡宏気と対戦──齋藤奨司「跳びヒザを躊躇なく出せた」

【写真】POUNDSTROMは齋藤の自信をより確かなモノにした。そんな風に感じられる彼の口調だった(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#05で、齋藤奨司が高岡宏気と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

齋藤は3月の後楽園ホール大会でLyo’oに判定勝ちを収めた1カ月後、POUNDSTORMに出場して風間敏臣を跳びヒザで沈めた。修斗ノーランカーの齋藤に対し、風間はパンクラスのバンタム級1位であったこと。そしてPOUNDSTORM後に風間がRoad to UFCで勝利を収めていることを考えると、結果論だがPOUNDSTORMで最大のアップセットだったかもしれない。格闘DREMAERSを経てプロデビュー戦を落とした齋藤が、この2試合で見せた急激な変化とは? 高岡戦を控える齋藤に訊いた。


――前回のインタビュー後、2カ月連続で試合に臨み、連勝しています。まずこの2連勝については、どのように感じていますか。

「デビュー戦はもったいないことしたなぁ、という感じですね(笑)。3戦目で名前のある選手に勝つことができて……でも、まだまだ試合したいです」

――3月21日に修斗でLyo’o選手に勝利し、翌4月24日にPOUNDSTORMで風間敏臣選手と戦うことになった時、試合間隔が1カ月というのは短くはなかったですか。

「Lyo’o選手に勝った後に次の試合の話を頂いて、やりますって即答しました。相手も強い選手でしたし、やっぱり髙谷(裕之LDHマーシャルアーツ代表)さんの大会でしたから。髙谷さんが初めて開催するビッグイベントで試合ができる、こんなチャンスは二度と来ないだろうなと思って。POUNDSTORMまで1カ月を切っていましたけど、全く迷いはなかったです。まだMMA3戦目のペーペーで、ここでチャンスを掴んでやろうと思いました」

――その2連戦について、まずLyo’o戦について振り返っていただけますでしょうか。Lyo’o戦では、それまでの試合とは異なるファイトスタイルを見せていました。

「自分としては守りに入ってしまって、攻め切ることができなかったなとは思っています。でも相手のテイクダウンを切って、打撃で試合を作ることができました」

――最も印象的だったのは、受けが強くなった部分でした。齋藤選手は自分から攻めることもできますが、あの試合では相手の攻撃をかわしてから、自分が攻撃するといいますか。

「確かに攻めるのが得意なので、今までは自分から先に行く試合が多かったです。ただ、あのスタイルは試合前からやろうと思っていたことではなくて。試合で相手と対峙した時に、自分の距離を作れるなと感じたんですよ。相手のパンチも大振りで、これは受けながらでも戦えるなと」

――終始、手と足、そしてヒザを織り交ぜたフェイントで相手を誘いこんだり、プレッシャーをかけていました。あの動きは普段から練習しているのでしょうか。

「あれは練習しています。やっぱり相手に組ませないように戦うこと、組んできても削っていく。そう考えて練習していて、Lyo’o戦でもテイクダウンは奪われなかったですし。相手は組み際が嫌だったと思います。ケージに押し込まれた時もヒジとヒザで削って、相手が嫌がっているのも分かりました。それも普段の練習の成果が出ましたね」

――あの至近距離の攻防は、Lyo’o戦の対策だったのでしょうか。

「以前から練習していたものです。だんだんと自分のスタイルが分かってきて、こういうふうに戦ったら楽しいなと理解できるようになったんですよね。そこにコーチが僕に合っているものを当てはめてくれました。そうやって今までの練習で築き上げてきたものなんです。誰が相手でも、自分の好きなスタイルをやっているっていう感じですよね」

――齋藤選手が学生時代に経験したアマチュアボクシングはもちろん、プロボクシングでもインサイドワークが得意なメキシカン以外、あれだけ至近距離で相手を削る攻防は見られません。

「MMAを始めて最初は、その距離感に手こずりました。でも今は自分の距離も分かってきたし、ああやって削ることができると楽に戦えますよね。西川大和君とか、ああいう削り方が巧くて」

――一方で、あの試合展開はKOを目指したものだったのか。それともポイントアウトしようと考えたのか、どちらだったのでしょうか。

「フィニッシュしたかったんですけど、自分が勝っているだろうなとも思ったので。あの試合に負けていたら次はない。結果的に、あの試合で勝ったからPOUNDSTORMに出ることができたので、良かったと思っています。ただ……面白くない試合をしちゃいましたよね。勝てたから良かったけど、不完全燃焼みたいな感じで(苦笑)」

――そこは難しいところですよね。以前から齋藤選手の試合を見ていると、Lyo’o戦の変化や進化を面白いと思うかもしれません。しかし試合を単発で見ると印象も違ってきます。

「アハハハ、そうかもしれないですね。僕は4試合やってきて、たぶん全て変化してきていると思うので。そのぶん1戦1戦、成長できている実感はあります」

――さらに成長を見せたのが、POUNDSTORMの風間敏臣戦だったと思います。

「試合が決まった時点では、風間選手がRoad to UFCに出ることは知らなくて。途中で風間選手が出場リストに入っているような話を聞いたんです。それは、僕との試合を消化して、良い感じでRoad to UFCに出ようって感じじゃないですか。ナメんなよ、って思いました」

――風間選手に責任はないとしても、齋藤選手の立場からすれば面白くはないですよね。試合前、ファイターとしてはどのような印象を持っていましたか。

「試合映像を見ると、すぐに組んでテイクダウンして極める。その得意なパターンにハメている試合が多かったので、寝技が強い選手だなと思っていました。もちろんパンクラスのランキング1位なので、強いことは最初から分かっていたので」

――その相手に対して、1カ月で対策を作り上げることができたのですか。

「Lyo’o戦のあとも休むことなく練習を再開して、ずっと対策を練習していました。おかげで、その1カ月間はすごく濃密な期間でしたね。僕がやることは変わらないんですけど、しつこく組んでくる相手をどう対処するか。特に相手が入ってきた時の対応ですね」

――相手が入ってきた時の対応……それがフィニッシュの跳びヒザだったのですね。

「はい。1Rは自分が思っていたより早くテイクダウンされてしまって(笑)。組み技に圧倒的な自信を持っているというか、力がるというより巧さ、テクニックがありました。でもグラウンドは極められなかったので自信を持つことができましたね。それで2Rが始まる前に、セコンドから『今度はお前の番だぞ!』と」

――ただ、1Rも開始早々に跳びヒザを狙って外されていました。一度失敗して、次のラウンドで再挑戦するのは怖くなかったですか。

「アハハハ、もう僕の中で何かが振り切っていたんでしょうね(笑)。

1Rも一度だけじゃなく、何度も狙っていたのに外されていて。でも試合前からイメージしていたし、外したら外したで、次の展開も考えていましたから。……うん、そうですね。やっぱり自分のスタイルが分かってきたから、あの跳びヒザを躊躇なく出せたんだと思います。それは大きいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月17日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC ホン・ジュンヨン 中村倫也 内田タケル 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】準決勝は10月に。開催地は未決定。内田タケルの連続参戦の可能性――大

【写真】代役出場はそれこそ神のみぞ知るといったところだが、Road to UFC連続出場の可能性は大いにある内田タケル(C)MMAPLANET

9日と10日の両日に渡り、シンガポール・インドアスタジアムで開催されたRoad to UFC ASIA。日本勢はバンタム級の3選手=風間敏臣、中村倫也、野瀬翔平とフェザー級の松嶋こよみが準決勝に勝ち残った。


4つエピソードを終え、ケヴィン・チャンUFCアジア代表はアジア各国、インドネシア、インド、韓国、日本、特に中国での視聴者数の多さについて言及するなど、アジアでダイヤの原石を発掘する試みが成功に終わったことを会見で話し、その場で松嶋×ホン・ジュンヨンの試合に触れ、激闘ぶりが大いに印象に残ったと笑顔を見せた。

チャン代表によると準決勝は10月開催がほぼ決まり、開催地に関しては状況次第と明確にはしなかった。これまでラスベガスのUFC APEX、UFC PIのある上海などが、セミファイナルの地になるという情報も流れていたが、準々決勝大会が成功裏に終えた今――PPVウィークに独立したイベントを開くフォーマットを踏襲することも多いにある。その場合は10月22日のUAEアブダビ大会=UFC281の週に行われる可能性が一気に高まってきた。

また同会見で「フライ級準決勝で欠場が出ると、内田タケルの代役ファイターになる可能性はあるか」という問いに対し、「そういうケースになれば、大いに考えられる」とチャン代表は答えた。その際に内田の勝利を絶賛し、トーナメント準決勝でなくワンマッチも引き続きマッチメイクするので、そこでトーナメントに出ない選手が戦うことも確定のように話していた。

そのワンマッチ出場組ではEpisode01のワンマッチ=ライトヘビー級戦でトゥコ・タクコスをKOした中国のチャン・ミンヤンがUFCと契約を果たしたことをチャン代表は明らかとしている。

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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC ウリジブレン キック 中村倫也 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】カーフキックを効かせての負傷TKOか、野瀬翔平がウリジブレンを下して準決勝進出

【写真】野瀬の勝利でバンタム級出場の日本人選手は全員、準決勝進出となった(C)MMAPLANET

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R1分13秒 by TKO
ウリジブレン(中国)

サウスポーの野瀬は左右のロー。左ミドルへ繋げてから下がる。野瀬の右ローをキャッチしたウリジブレンだが、倒すことはできず。互いの右ローが交錯した瞬間、野瀬の蹴りがウリジブレンの下腹部をとらえて試合が中断される。再開後、野瀬は右スピニングバックフィストを見せた。右カーフから相手の蹴り足をキャッチ、ここは倒せずも再び組みついた。ケージを背にしつつも右のオーバーフックから相手を振ったところで、踏ん張ったウリジブレンが右ヒザを捻ったか、うずくまったところに野瀬がパンチを浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。野瀬の負傷TKO勝ちとなった。

これでバンタム級に出場した風間敏臣、中村倫也そして野瀬翔平は全員、準決勝に進出した。
勝者の野瀬は「勝利できて素直に嬉しいです。カーフが効いて踏ん張ったのかなと思います。次は準決勝で優勝候補の強い選手(キム・ミヌ)と戦うんですけど、そこで勝って決勝は(中村×風間の勝者と)日本人対決をやりたいです」と語っている。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC ググン・グスマン 中村倫也 風間敏臣

【RTU ASIA2022】中村倫也がグスマンにアメリカーナを極めて1回戦突破。準決勝は風間との日本人対決に

【写真】圧勝といえる試合内容を見せた中村。インタビューも英語で答えていた(C)MMAPLANET

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
Def.1R3分24秒 by アメリカーナ
ググン・グスマン(インドネシア)

サウスポーの中村がプレッシャーをかける。グスマンはケージを背負いながら右ストレート、右ハイを繰り出した。中村は左ミドルから距離を詰め、相手のパンチを打ち終わりにダブルレッグで飛び込んだ。スクランブルからバックコントロール、相手の右腕を足で抑えながらヒジを叩きつける中村。ここでクルスフィックスを極めにかかった。これは極まらなかったものの、そのまま相手の右腕を制してパンチとヒジで削っていく。ここでレフェリーが試合を中断、中村に後頭部への打撃があったとみなされ、減点1となった。

再開後、グスマンは右ストレートから右ハイ。中村は相手をケージに詰めて左ハイを繰り出す。中村の右フックをかわすグスマンだが、相手の蹴りの打ち終わりに飛び込んだ中村がダブルレッグで組みつき、リフトアップしてテイクダウン。サイドからグスマンの左腕を取ってアメリカーナを極めた。

1回戦を突破した中村は、インタビュアーの質問に対して「レスリングには自信を持っている。チームメイトに感謝している。今日は自分の日になった」と、全て英語で答える。9月の準決勝は、昨日勝利した風間敏臣との日本人対決となった。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC クルムアリ・マイマイティトゥハティ ブログ 風間敏臣

【RTU ASIA2022】スイープ! スイープ!! スイープ!!! 風間敏臣がクルムアリをコントロールして判定勝ち

【写真】持ち味を生かして勝利した風間。このスイープはインパクト大だった。(C)MMAPLANET

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

距離を詰めたのは風間、サウスポーのクルムアリの前蹴りを受けたあと風間も前蹴りを繰り出すが、これはクルムアリがキャッチして振り払った。尻もちを着いた風間は立ち上がり、再びプレッシャーをかけていく。下がるクルムアリ。風間は組みつき、両腕を差し入れてクルムアリをケージに押し込み、ボディロックからテイクダウンを奪った。ハーフガードのクルムアリをボディロックで抑え込む風間が、フルガードに戻したクルムアリの両足を畳んでパスを狙う。クルムアリはケージ際まで下がる。風間もハーフガードのクルムアリを抑え込みながら、相手の右腕を抑え込みながらパスを狙う。

両足で相手の足を畳みこみ、マウントへ。相手の右腕を体の下に回し、完全に抑え込んでから右腕を狙う。クルムアリがブリッジすると逆側へ動いた風間が、そのままハーフガードのクルムアリを抑え込んだ。ボディにパンチを打ち込み、さらにパスしながら顔面へパンチを落としていく風間。風間の左右ヒジを受けたクルムアリが立ち上がり、風間の投げを防いだクルムアリが離れる。ケージ中央でパンチと左ミドルを繰り出すクルムアリ。風間は距離を取って相手の打撃を捌いた。

2R、クルムアリの左インローがヒット。足を使うクルムアリの顔面に右クロスを当てた風間は、組みつくも倒せず。しかし相手を離さず、スタンドの組みでもプレッシャーをかける。相手の右腕をたぐり、オーバーフックで抱えた風間がヒザを相手のボディに突き刺していく。離れたクルムアリ。再びスタンドで組みの展開になると、風間の掴みが強い。離れて下がるクルムアリを追いかける風間、右腕を差し上げて、ヒジ打ちを見せるもクルムアリが組み直して風間に背中を着かせた。

風間は相手の首を取ってヴァンフルーチョークを狙える体勢でもあったが、腕を離した風間がパスを狙うクルムアリを跳ね上げてスイープする。立ち上がったクルムアリ、風間はすぐに組みついてスタンドレスリングでペースを制する。そして小外刈りでグラウンドに持ち込むとマウントへ。クルムアリはブリッジからハーフガードに戻すが、風間のトップキープは続く。ラウンド終了のホーンが鳴ると、クルムアリはボディを痛めたようなしぐさを見せた。

最終回、クルムアリが前に出る。しかし風間がガードを固めてプレッシャーをかけた。組みついてから引き込み、スイープを仕掛ける風間。立ち上がったクルムアリに再度組みつくと、スタンドから投げを仕掛けていく。クルムアリは左右のロー、風間はパンチを当てて組みつくも、クルムアリがすぐに離れる。左右のジャブをかわした風間がパンチをヒットさせる。クルムアリは組みついてきた風間に対し、グラウンドでトップを奪う。

風間は下から潜り、スイープを仕掛けるもクルムアリが耐えてトップをキープ。しかしバックに回った風間は、シングルバックからパンチを落としていく。腰を挙げたクルムアリを、バックからコントロールする風間。回転して上になったクルムアリの右足を抱える風間、クルムアリは上からパンチを落とす。風間は両足で跳ね上げてスイープを仕掛けていく。

残り1分、フックガードで防ぎながら足を狙うと、クルムアリが立ち上がって再びグラウンドへ。風間はスイープしてサイドを奪い、さらにサイドバックからパンチとヒザを当て、ローリングから相手の動きを封じた。終了直前、立ち上がったクルムアリの仕掛けを風間がディフェンスした。

無表情で裁定を待つ風間。クルムアリは握手を求めたが、それを拒否した風間にパンチと蹴りを見舞う素振りを見せたクルムアリにレフェリーから注意が入った。

裁定は文句なく風間へ。これで準決勝に進出した風間は「フィニッシュしたかった。自分のフィニッシュ力より相手のディフェンス力のほうが上回っていた。次に向けて改善していきたい」と語った。
準決勝では、明日行われる中村倫也×ググン・グスマンの勝者と対戦する。


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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC YouTube   イー・チャア キ・ウォンビン クルムアリ・マイマイティトゥハティ ホン・ジュンヨン 内田タケル 松嶋こよみ 海外 風間敏臣 鹿志村仁之介

【RTU ASIA2022】5日前、ライト級のオファーを受けた鹿志村仁之介「一番下なので好きにやります」

【写真】失うモノがない精神で――やるのみ(C)MMAPLANET

本日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01に、急遽出場が決まった鹿志村仁之介。

5日前のオファーを受けた心境と対戦相手キ・ウォンビンの印象を尋ねると、シンガポールで知ったUFCの世の中での受け入れられようを知り――いつも通り大胆だが、どこか謙虚な鹿志村がいた。


――計量前にエレベーターホールでお会いして、初めて鹿志村選手が明日のRoad to UFCに出るのだと知りました。

「言わない方が良いのかと思って、今日まで黙っていたんです(笑)」

――オファーが土曜日だったとか。

「ハイ。ライト級のオファーは土曜日の朝でした。ただバンタム級のオファーが金曜日にあったんです。次はバンタム級で戦おうと思っていたので、体を絞り始めていて。それでも70キロあって。これは無理だなって……。『申し訳ありません。今回は……』ってお断りをしました。

そうしたら土曜日の朝に電話をもらって。6時半なので寝ていてのですが、起きてから電話を掛けると『ライト級も空いたよ』と(笑)。少し迷って……柔道の癖なのか、あまり体重にこだわりがなくて。柔術の時も、色々な階級で出ていましたし」

――対戦相手を考慮することは?

「オファーを貰った時点で分かっていなかったです。出ることが決まって、色々と手続きが始まったときに知りました(笑)。でも、もう相手とかは気にならなかった……というよりも、起きたばかりで頭が回っていなかったです。オファーが来たけど、どうしよう? やっちゃおうかっていう感じでした」

――ライト級だとほぼ減量もなく?

「そうですね。逆にこっちに来て蒸し暑くて汗がたくさん出たからか、体重が落ちて68キロぐらいになりました。計量までたくさん食べて、塩分を摂っていたぐらいです。そんなことをする必要もなかったんですけど(笑)」

――しかし計量では、キ・ウォンビンは大きかったですね。

「ホントに。明日、80キロぐらいにはなっていそうですよね。まぁ少なくとも76キロとかには戻しているだろうし、80キロあると思っておきます」

――改めてRoad to UFCです。

「出たいと思っていて、一応リストに加えてもらっていたのですが、選ばれなくて。『出られなかったなぁ』っていう風に外から眺めている状態だったので、『よっしゃぁ!!』という気持ちになりました」

――それにしても5日前のオファーです。UFCなら、何があろうが契約したモノ勝ちという見方もできますが、これは契約を賭けたトーナメント戦です。

「実績のある選手の方がリスクが高いですよね。僕は戦績は浅いし、経験も少ないから受けることができたのかもしれないです。けど性格上どんなときでもやっちゃっていたかなと思います(笑)。とりあえず、まだ20歳ですし、良い経験になればという気持ちは正直あります。試合前だから、こういうことは言いたくないけど勝っても負けても日本にいては経験できないことなので。

それにシンガポールに来て、UFCの凄さっていうか……それを感じています。メディカルチェックに行くと、徹底的にチェックがあって。でも順番を待つことがなかったです。『そんな融通きくのか』って。日本であんなこと絶対にないですよね。Road to UFCのTシャツを着ているとどこにいっても話しかけられて。タクシーの運転手も『絶対に君が勝つよ』とか言ってくれるし。社会的に認められているなって思います」

――改めてキ・ウォンビンについてですか、どのような印象を持っていますか。

「いくつかYouTubeで試合を見ました。オーソドックスでバキバキで(笑)。ローをバンバン蹴ってきて、右ストレートが危ないです。フックも巧いですね。あとスクランブルも上手いです。立つかどうかっていうところは強いですけど、グラウンドはできないですね」

――そう見ましたか。

「ハイ。あの調子だと、多分できないです。できないといっても、Road to UFCに出るレベルなので、普通にはできますけど。しっかりと寝かせることができれば……と」

――鹿志村仁之介の寝技からは逃れられない?

「逃れられたら、殴られて負けます」

――鹿志村選手、3R戦うつもりはないですよね?

「ないです、ないです。そんなタフなことはしようとは思わないです。乗るか反るか。もう殴られても……そこはもうしょうがないです。3Rは戦えるスタミナはあるんです。体力はあって、意外と。でも、相手も大きいし今回はそういうモノじゃないですね。俺の組みとキープが通用しなかったら、殴り殺されます」

――それって試合前夜の選手に尋ねるのもアレなのですが、恐怖心はないですか。

「今日はもうないです。海外でMMAを戦うのが初めてで、飛行機の中とか怖くて参っていたんです。やりたくねぇなって思っていたんですけど、今は大丈夫です。悩んでもしょうがないし、自分でやるって決めたんだから悩む必要もないって。どうせ僕が一番下で。レベルも戦績も、経験も一番下なので好きにやります」

――風間選手と同じ日に同じ大会で戦うということに関しては?

「運命ですね。風間君が勝って、次は俺だっていう風に戦える。同じ中学で風間君が4つか5つ上で。勝手に妄想しているけど、凄いですよね。嬉しいですよ、茨城県出身として、嬉しいです。でもホント、やるっきゃないです。バッと斬りにいきます。ここまでやってもらって、つまらない試合はしないです。『あの金髪、面白いな』って思ってもらえるようにします」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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F1 MMA MMAPLANET o ONE UFC   ハンセン玲雄 パンクラス 風間敏臣

Road to UFC:鹿志村仁之介がライト級トーナメントに緊急出場。

mmaplanet.jp

鹿志村以前に日本国内では2選手がショートノーティスの出場に前向きだったものの揃ってパスポート期限が切れており、シンガポール入国がかなわず断念。鹿志村は土曜日に出場が決まり日曜日にシンガポール入りという慌ただしいスケジュールにも「バンタム級に落とす予定だったので、体重は問題ない」という言葉通り、152ポンド=68.94キロでパスした。

鹿志村は小学生から柔道を始め、6年生からストライプル茨城で柔術も学ぶ。ストライプル茨城にはRoad to UFCバンタム級に出場する風間敏臣も所属していた。2020年2月、高校在学中にパンクラスMMAプロデビュー。同年のネオブラでは、一回戦で優勝した狩野にKO負けし、これが現在まで唯一の黒星となっている。その後はLDHマーシャルアーツのオーディションに(親が勝手に)応募→一次選考で受かったが、合宿は遊びに行く予定があったため辞退と、MMAは本気でやるつもりがなく、柔術をメインに考えていた。しかし、通っていた専門学校を辞めたことにより、MMAで生きていくことを決意。

グラップリングの試合ではONE参戦中の上久保に一本勝ちするなど強さは持っているが、今年3月のパンクラスでのハンセン玲雄戦では打撃が全く見えず、ボコボコにされたところから、2Rに三角絞めを決めて逆転勝ち。

グラップリングの強さはあるものの、それすらまだ世界と戦うには発展途上。まして打撃ではプロレベルの平均にも達していない。本来のフェザー級であっても、他の日本代表の選手に勝てないだろうが、さらに上のライト級での試合で、相手はGLADIATOR王者のキ・ウォンビン。正直言えば万に一つも勝ち目はないと思われるが、まだ20歳。今後を見据えて、貴重な経験を積めることは間違いない。

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【RTU ASIA2022】01&02計量終了 余裕を持って登場のSASUKEも問題なくクリアー→フェイスオフへ

【写真】 (C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

日本勢の最後、9時41分にSASUKEが――開始時間には選手が集中することを考慮し、時間に余裕を持って――登壇し、145.5ポンドでパス。

また計量終了15分前に現れたショーン・エチェルは126.5ポンドと0.5ポンドオーバーで、1時間以内に再計量が行われるということだ。

エチェルのスケール後、フェイスオフが執り行われた。以下、本計量での計量結果だ。

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

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【RTU ASIA2022】計量開始30分 ライト級に鹿志村仁之助が代役出場、68.94キロでパス

【写真】 ショートノーティスで果敢に挑戦、鹿志村(C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

Episode01のライト級でキ・ウォンビンと対戦予定だったパラチン、Episode02ではバンタム級でキム・ミンウと戦うことが決まっていたシャオ・ロン、ライト級でパワン・マーン・シンの対戦相手だったアイリヤ・ムラトベクいう3人の中国人ファイターが欠場。

キ・ウォンビンとは日本から鹿志村仁之助が代役出場で対戦、ムラトベクもインドネシアのジェカ・サラギと戦うことになったが、計量の時点でキム・ミンウの対戦相手は決まっておらず不戦勝も可能性も十分にある。


鹿志村以前に日本国内では2選手がショートノーティスの出場に前向きだったものの揃ってパスポート期限が切れており、シンガポール入国がかなわず断念。鹿志村は土曜日に出場が決まり日曜日にシンガポール入りという慌ただしいスケジュールにも「バンタム級に落とす予定だったので、体重は問題ない」という言葉通り、152ポンド=68.94キロでパスした。

現地時間の朝9時から2時間の計量時間――30分を経過して時点でSASUKE、ワンマッチで内田タケルと戦うショーン・エチェル以外、日本勢の風間敏臣、松嶋こよみ、内田を含む17選手が問題なくパスしている。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 30分経過時点での計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE:――
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 30分経過時点での

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル:――
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた

【写真】言葉短め、自信あり――という風なイー・チャアだった(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で修斗世界フェザー級王者SASUKEと中国のイー・チャアが対戦する。

予測不能の中国人参加選手にあって、イー・チャアはエンポ・ファイトクラブで散打を始め、その後にMMAに転向。中国MMA界の王道路線と呼べるステップアップを遂げたイー・チャア、SASUKE戦に向けての心境を尋ねた。


――もう3日後に日本のSASUKE選手と戦います(※取材は6月6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「凄く調子が良いよ。過去最高といえる。だから、本当にこの試合で勝ちたい」

――イー・チャア選手はいつ頃からMMAの練習を始めたのでしょうか。

「11歳の時に散打を始め、TVで偶然MMAを見て16歳の時にMMAに転向したんだ」

――中国のMMA選手で散打から転向選手は漢民族の選手以上にウィグルや内モンゴル、そしてチベット系の民族のファイターが目立っています。

「僕もチベット族だよ」

――ということはUFCファイターのスムダーチーやONEのバンマードォーチーと同じエンポ・ファイトクラブでMMAを?

「まさに僕は彼と同じエンポ・ファイトクラブ所属で、皆チームメイトだよ。ちょうど僕が11歳の時にスムダーチーたち、12歳、13歳、14歳の選手と練習してきたんだ。散打からMMAと」

――まさに中国MMA界の王道を進んできたわけですね。ところで散打出身のイー・チャア選手ですが、試合映像を視ると相当にレスリングやグラップリングを使いこなしているように見えました。

「絶対的に僕のベースは散打だよ。ただ、MMAを始めた頃にロシアからレスリング・コーチがやってきていて徹底的にレスリングを叩きこまれたんだ。レスリングとグラップリングばかり練習してきたから、僕の試合では組み技が多く見られるだと思う。でも僕はウェルラウンディット・ファイターだ。打撃も使えるよ」

――ではSASUKE選手の印象を教えてください。

「彼も優秀なグラップラーだね。ただし、僕のスピードにはついてこられないだろう。100パーセント、僕が勝つ」

――次の試合はただの1試合ではなく。UFC契約を賭けた第一歩となります。そんな一戦でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「僕がどんなファイターなのか、しっかりとテクニックを見てほしい。絶対に期待に応えてみせるから」

――では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「僕はイー・チャア、この名前を覚えておいて欲しい(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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