【写真】過去映像はほぼガードから攻め。激しく打撃で打ち合うこともあったが、果たしてSARAMIとどのように戦うのか──長旅の疲れも見せないラーラに尋ねた(C)MMAPLANET
6日(日)、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」で、SARAMIと戦うラーラ・フォントーラ。
Text by Shojiro Kameike
7月の初来日では女王=伊澤星花を引き込みから三角絞めに捕えるも、上体を突っ込まれ腰が上がるという厳しい姿勢になり、腕十字に移行できなかった。結果はパス狙いの伊澤のギロチンに敗れたフォントーラだったが、そのしなやかな肢体から繰り出される柔術は紛れもなく本物だった。
3カ月半という短いスパンで、SARAMIとの一戦が実現するのも関係者からの評価が高いが故。とはいえ2連敗すると、もう地球の裏側から日出ことは難しい。ラストチャンスともいえる修斗世界王者との対戦を前に、フォントーラをインタビューした。
――今回、日本に到着したのは?
「昨日よ(※取材は11月4日に行われた)」
──私もブラジルを訪ねたことがありますが、長旅は本当に体にきついです。今の体調はいかがですか。
「ブラジルと日本はとても遠いから、もちろん疲れるわ。でも私は旅をすることが大好きなので、あまり気にしていないの。試合に集中していて、早く戦いたいという気持ちの方が強いわね」
──ブラジリアのコンストリクター・チーム所属と紹介されることが多いですが、つまりはアタイジ・ジュニオールに師事をしているということですか。
「コンストリクター・チームは私の夫(ジェジマール・ニンジャ・ヴェントゥーラ)が所属しているチームで。私は彼の指導を受けているの。彼はアタイジ・ジュニオールの下で柔術を習い、今もプロのMMAファイターとして戦っているわ(※12勝5敗)」
──ではハニ・ヤヒーラやエリッキ・シウバたちと練習したことがあったのですか。
「えぇ。一緒に練習──スパーリングをしたこともあるし、皆知り合いね」
──おお、その話を伺うとさらに試合が楽しみになります。ところで前回の伊澤星花戦では、三角を逃げられました。あの時はロープ際で三角を仕掛けていましたが、リングということで戸惑いはなかったですか。
「いつもオクタゴンで戦ってきたから、あの試合は少し戸惑ってしまって……。ケージを蹴って態勢を整えたりできなくて」
──今回はケージですね。
「ケージで練習しているので、ケージの方が自信を持って戦えるわ」
──正直ラーラのように徹底して下で戦う選手は、MMAではあまりいないです。柔術の時も、下が好きなのですか。
「上も下も好きよ。とにかく今回の試合は冷静に戦いたい。冷静でいられれば打撃戦もできるし、寝技で戦うこともできる。GSPのような試合がしたいわ」
──GSPですか、ならテイクダウンをして削ってパス、そんな戦い方をすると? GSPの下は余り想像できません。
「う~ん、前の試合は打撃を出せなかったので、今回の試合では打撃を使ってからグラウンドに持ちもこうと思っているの。そうね──とにかくスマートに戦って、ドミネイトするわ。ボトムだけでなく、トップからも攻めるし、打撃も使って戦おうと思う。私が持っている全てを見せるわ」
──ではSARAMI選手の印象を教えてください。
「とても良い選手ね。でも私の方が強い。自分を信じて、必ずRIZINのチャンピオンになるから」
──GP決勝を残すなか、再来日を果たしました。そのためにも本当に大切な試合になります。
「今はこの試合に100パーセント集中して、将来的にチャンピオンになるから」
──では最後にファンに一言お願いします。
「日曜日は打撃で打ち合い、寝技を支配するよう戦うわ」
■視聴方法(予定)
11月6日(日)
午後2時~RIZIN STREAM PASS. ABEMA, U-NEXT, RIZINIVE. Exciting RIZIN, dTV, Streaming+,Paravi, SPOOX,スカパー!
■ RIZIN LANDMARK04対戦カード
<70キロ契約/5分3R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
平本蓮(日本)
<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
鈴木千裕(日本)
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
倉本一真(日本)
<ヘビー級/5分3R>
ミノワマンZ(日本)
侍マーク・ハント(日本)
<無差別級/5分3R>
カルリ・ギブレイン(ブラジル)
貴賢神(日本)
<49キロ契約/5分3R>
SARAMI(日本)
ラーラ・フォントーラ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
中村優作(米国)
征矢貴(日本)
<フェザー級/5分3R>
青井人(日本)
鈴木博昭(日本)
<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
河村泰博(日本)
<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
ヤン・ジヨン(韓国)
<フェザー級/5分3R>
奥田啓介(日本)
久保優太(日本)
<バンタム級/5分3R>
日比野“エビ中”純也(日本)
吉田陸(日本)
<フライ級/5分3R>
久保健太(日本)
秀義(日本)
<キック53キロ契約/3分3R>
佐藤執斗(日本)
KAZUNORI(日本)