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【WNO10】クレイグ✖ルオトロ、マイキー&ミカ出場のWNOで、ハイサムがキーナンの愛弟子と対戦

【写真】F2WからWNOプレリミ、今回の試合を勝利してWNOメインカードに進出し名実ともに北米トップグラップラーの仲間入りを果たしたい(C)F2W

18日(金・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてWNO 10が開催される。
Text by Isamu Horiuchi

今やワンマッチのプログラップリングイベントとして世界最高峰といえる同大会だが、今回もクレイグ・ジョーンズ✖タイ・ルオトロ、マイキー・ムスメシ✖ジュニー・オカシオという注目度の高い試合が組まれている。

さらには先のEUG02で組み技の世界を震撼させたといっても過言でないミカエル・ガルバォンがオリバー・タザと対戦するなど、豪華なだけでなく試合内容を予想するだけで、スリリングでたまらない顔合わせが揃ったといえよう。そんなWNO10にハイサム・リダが、5月大会に続き出場する。


スローン・クライマー戦の完勝を経て、当初の予定ではキーナン・コーネリアスという大物とメインカードで対戦という大抜擢を受けていたハイサムだが、そのキーナンが背中の負傷により欠場としてしまう。

結果、キーナンの愛弟子ミカ・ペルハヴェッツに対戦相手が変更され、またもプレリミ出場になってしまった。

残念すぎるキーナンの欠場だが、ペルハヴェッツは全くもって楽観できる相手ではない。ペルハヴェッツはバルカン諸国スロヴェニア出身で柔道をバックグラウンドに持ち、3カ月前にキーナンから黒帯を授与された。以前からヨーロッパのグラップリングシーンを印象的な活躍をしてきたペルハヴェッツは、英国のノーポイント&サブオンリー大会=Polarisでこれまでに3勝1敗というレコードを持っている。

唯一敗れたリッチー・ブギーマン・マルティネス戦も序盤に豪快な大腰で一本勝ち相当の投げでマットに叩きつけて場内を沸かせているなど、ポラリスでの活躍からも彼が欧州のトップレベルにあることは間違いない。。

跳びつき腕十字で秒殺勝利を挙げたことをあり、強烈な極めも持っているペルハヴェッツは、ハイサムとしては決して油断のできない猛者だ。それでもハイサムとして、ペルハヴェッツを相手にしっかりと勝利し、師匠キーナン・コーネリアスを引きずり出したい。

■視聴方法(予定)
6月19日(土・日本時間)、
午前9時00分~ FloGappling

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EUG02 MMA ジョナタ・アウヴェス ミカエル・ガルバォン

【ERG02】防御力が評価されるポイント柔術の素晴らしさ。アウヴェスがミカを下し$1万獲得!!

【写真】1つのポイントを守り抜く。その防御力が評価されるのが、ポイント柔術の素晴らしさだ(C)EUG

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのラスベガス・ハーレーダビッドソンにてEUG(Evolve Ur Game)プロモーションの第2回大会が行われた。

レビュー後編は、スーパーティーンネイジャー=ミカエル・ガルヴァオンを相手にATOSの22歳、ジョナタ・アウヴェスが見せた──防御が評価されるポイント制を持つ唯一といって過言でないコンバットスポーツ=ポイント柔術の重厚さを見せつけた170ポンドT決勝の模様をお届けしたい。


<170ポンドT決勝/7分1R>
ジョナタ・アウヴェス(ブラジル)
Def. by 2-0
ミカ・ガルヴァオン(ブラジル)

恐るべき能力を見せてダウプラとの激戦を制したミカの決勝の相手は、AOJにおけるダウプラの兄弟子ジョナタ・アウヴェス。「同点の場合は最後に得点した方が勝利」、「50/50で上になっても足の絡みを解かない限りポイントは与えられない」というこの大会のルールを最大限に利用したアウヴェスは、1回戦のマイケル・リエラ・ジュニア戦、準決勝のジョナタス・グレイシー戦ともにスイープを返して同点にした後、50/50を作りラペルも絡めて強固なグリップを作って相手を固め、完全膠着に持ち込んでの勝利。

弟弟子のダウプラが師匠メンデス兄弟の全盛期の圧倒的な強さを彷彿させるなら、アウヴェスはモダン柔術ポイントゲームの始祖としてのメンデス兄弟の戦いを受け継ぐような試合ぶりで決勝進出を果たしている。常に「ブラザー」と呼ぶ後輩の仇討ちもかけて、ミカとの決戦を迎えた。

開始早々アウヴェスが引き込むと、即座に反応して右のニースライスを合わせるミカ。が、勢いが良すぎて前のめりになったところで、アウヴェスが後転して上に。2点を先制した。

下になったミカは、アウヴェスの右足にシングルレッグエックスで絡む。やがてアウヴェスを後ろに崩したミカは、アウヴェスのズボンに両手を届かせることに成功する。尻を出させながらバックを狙ってゆくが、アウヴェスは距離を取り、50/50を作ることに成功した。

2点リードしているアウヴェスとしては、一回戦や準決勝と同様にこのまま足を抜かせず延々と膠着させ続ければ勝利が転がり込むこととなる。

果たしてそのまま50/50をキープしたいアウヴェスと、足を抜きたいミカの攻防が続く。なかなか絡みを取れなかったミカだが、残り3分のところで、シットアップしながらアウヴェスの右足を押し上げて解除に成功する。

そのまま回転してベリンボロへつなぐ。防御のためにアウヴェスがマットに背中を付けたところでマウントを狙うが、ここでアウヴェスはスクランブルして上に。ミカはフルガードを取った。

右のオーバーフックを作ったミカに対し、アウヴェスは前傾姿勢で体重をかけて守る。なんとか距離を作りたいミカがオーバーフックを解除して手首を掴むと、ここでレフェリーがブレイク。なぜか露骨に守りに入っていたアウヴェスとミカの両者にペナルティが与えられ、試合はスタンドから再開された。

すぐさま引き込んだミカは、左にスイープを仕掛けてアウヴェスを崩すと、左腕にオモプラッタを仕掛け、さらに三角絞めに移行するという猛攻へ。

しかし残り1分を守り切れば勝利のアウヴェスは、低く体重を預けて絞めを防御する。極められないと見たミカは、さらにオモプラッタからのスイープを狙うが、ここもアウヴェスは重心を落として守りに専念する。

残り10秒。ミカは最後の望みを賭けて再びオモプラッタからのスイープ狙いへ。が、アウヴェスはマットに腹這いになるように低く低くスプロールする。それでもその体を浮かしかけたミカだったが、ここで時間切れに。

コーチのギィ・メンデスが満面の笑顔で喜びを爆発させるなか、最初に挙げた2点を守り切ったアウヴェスが勝利した。

一方的に攻撃を仕掛け続けたミカに対して、ひたすら防御と膠着に徹したアウヴェスが勝利。ノーポイント&サブオンリーの判定基準なら、間違いなくミカの圧勝と判断される内容だったが、これはれっきとしたポイントが明示された試合だ。

先制点を奪ったアウヴェスが、ルールに則して勝利を得るために最善の戦いを貫くという──素晴らしい技量を優勝を手にした。

とはいえ、この大会で誰より目立っていたのが、ミカエル・ガルバォンの恐るべき可能性だったことに異論を唱える者はいまい。道着着用の柔術とノーギグラップリングを横断して驚異的なパフォーマンスを見せる17歳に対して送られる「ゴードン・ライアン以来の逸材」という賛辞は、大袈裟ではないところか、もしかししたら過小評価とすら言えるかもしれない。

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EUG02 JJ Globo Report タイナン・ダウプラ ブログ ミカエル・ガルバォン

【EUG02】茶帯ミカ・ガルバォン、センス・オブ・ワンダー柔術で超新星ダウプラを破り決勝へ

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのラスベガス・ハーレーダビッドソンにてEUG(Evolve Ur Game)プロモーションの第2回大会が行われた。

レビュー前編では、優勝賞金1000ドルが懸けられた170パウンド以下級8人制トーナメントから、準決勝=20歳のAOJ黒帯タイナン・ダウプラと17歳の茶帯、スーパーティーンネイジャー=ミカエル・ガルバォンが激突した凄絶な戦いの模様をレポートしたい。


<170 ポンドT準決勝/7分1R>
ミカエル・ガルバォン(ブラジル)
Def. by Ref Disicion
タイナン・ダウプラ(ブラジル)

新黒帯にして優勝候補筆頭のダウプラは一回戦、代打出場のセザ・プレデスと対戦。強固なガードに引き込んでスイープすると、持ち前の凄まじいプレッシャーパス攻撃で主導権を握り、最後は粘るプレデスの背後に回ると、ギチョーク狙いから後三角絞めをロックオン。そのまま腕を極めて一本勝ちを収め、黒帯取得後無敗記録を伸ばすとともに、その実力を見せつけた。

対する茶帯の「ミカ」ことガルバォンの方は一回戦で、米国人黒帯ダミアン・ニトキンと対戦。出場メンバーの中では明らかに実績に劣るニトキンがクローズドガードから立ち上がると、すかさず右足を抱えて倒す基本スイープでマウント奪取。そのままバックを奪いリアネイキッドチョークを極め、わずか2分で圧勝してみせた。かくして準決勝にて、20歳のダウプラと17歳のミカによるファン待望のスーパー新人対決が実現した。

試合開始後、スタンドでミカが足を飛ばすが、ダウプラはすぐに引き込んでクローズドガードへ。すかさず立ち上がったミカがダウプラの足を押し下げてガードを開かせると、ダウプラはすぐにデラヒーバでミカの右足に絡んでゆく。

そのまま右手で袖を取るダウプラ。普段ならここから問答無用ですぐにスイープを決めてしまうところだが、ミカの重心は崩れない。そのうちミカが左足で外側にステップオーバーしてのパス攻撃を仕掛けるが、ダウプラは超えられかけた右足をすぐに戻す。

半身になりながらデラヒーバフックを深く入れるダウプラ。ミカは自分の体の前にあるダウプラの右足を腕で押しのけると、次の瞬間頭から低く入り、同時に右腕でダウプラの首を抱えて腰を切る。そのままマットに半身を付けたまま右に動いてのパス狙いへ。難攻不落のダウプラのガードを、17歳の茶帯が追い詰める驚きの光景が展開されている。

半身のミカは絡まれている右足をなんとか外しにかかるが、ダウプラも強固なグリップを離さずに守る。ならばとミカは上体を起こしてニースライスに移行。さらに方向を変えて左足を右にステップしてパスを狙う。懸命に足を利かせて守るダウプラだが、ついにミカが胸を合わせたまま一本足を超えてハーフに。

が、次の瞬間ダウプラは下からミカを浮かせてのスイープ狙いへ。ミカはバランスを保つと、またしてもヒザを入れて低く体重を預けてのニースライスへ。さらに横に動くミカに足を抜かれたダウプラだが、インヴァーテッドを作って足を効かせ、強固なフレームを張って正対してみせた。

が、ミカは次の瞬間またしても右のニースライスへ。再び足を抜かれかけたダウプラだが、ここも強固な腕のフレームで押さえ込みを許さず距離を作る。ここでアクションが一段落と思いきや、ミカがさらにパスを狙って迫ったところで場外ブレイク。攻めるミカと守るダウプラ。柔術界の未来を背負う両者によるあまりに壮絶なパスガードの攻防だ。

ダウプラが座った状態で、マット中央からの再開。すぐさま襲いかかり旋回するようにパスを狙うミカ。足を効かせて守ったダウプラは、内側に入っている左足をフルガードに戻しにかかる。と、瞬時に対応したミカが右足を入れてのニースライスへ。そのまま上半身を低く預けたミカは、サイドに出てみせた。

ついにダウプラのガードが陥落かと思いきや、ダウプラは完全に押さえ込まれる前に渾身のスクランブル。全身を使ってミカの体を浮かせて強引に起き上がり、そのまま上になってみせた。

ここで上下が入れ替わった両者だが、サイドを取られた状態からのリバーサルなのでスイープとしては認められず。両者ともにポイントは与えられなかった。

残り1分半。下になったミカが左でラッソーを作る。ここまで攻め込まれているダウプラは、重心を低くして横に動いてのパス狙いに。が、ラッソーグリップを利用して体勢を持ち直したミカは、そのまま後転スイープへ。バランスを崩されたものの容易に下になることを拒絶するダウプラは、前向きに額からマットに突っ込んでいった。

すぐさま起き上がるダウプラだが、それよりも一瞬早く立ち上がったミカが跳びつき三角絞めへ。足を完全にロックするものの、ダウプラは腰を上げて前傾姿勢を取り、絞めを緩めようとする。ならばとミカが右腕を極めにいったところで、7分間の至高の戦いが終了した。

スコアは0-0だが、判定は上からも下からも攻め続けたミカに。黒帯取得以来驚異の快進撃を続け、今年の世界柔術でも優勝候補に挙げられるダウプラを、茶帯の17歳のミカが圧倒した形だ。

トップからの卓越したバランス、反応速度、相手に一切の隙を与えず攻め続けるその姿勢、そして世界最高峰にあるダウプラのトップからのプレッシャーをあっさりとかわして崩すスイープ能力と、すぐさま極めに繋げる攻撃力──良かった点を挙げると、いくらでも出てくる。

そんなミカエル・ガルバォンのセンス・オブ・ワンダーに溢れた戦いぶりと、その限りない潜在能力に世界が震撼した一戦だった。そしてそれを引き出したのが、驚異的な身体能力と意地を見せ最後までポイントを許さなかったダウプラの戦いぶりだったことも間違いない。

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EUG02 JJ Globo MMA ONE Preview UFC ジョナタ・アウヴェス タイナン・ダウプラ マイケル・リエラ・ジュニア ミカエル・ガルバォン

【EUG02】1万ドル争奪柔術8人制Tに、脅威の20歳ダウプラと脅威過ぎる17歳ミカエル・ガルバォンが参戦

【写真】ルタリーブリと柔術の二刀流、17歳──脅威過ぎる新星ミカエル・ガルバォン (C)GLAYTONE JONES/WNO

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのラスベガス・ハーレーダビッドソンにてEUG (Evolve Ur Game)プロモーションの第2回大会が行われる。4月の旗揚げ戦では60パウンド以下級の8人トーナメントを開催し、アンディ・ムラサキの衝撃的な黒帯デビューが見られた同大会。
Text by Isamu Horiuhi

今回の目玉は、170パウンド以下級の8人トーナメントだ。前回同様道着着用で行われ、優勝賞金も前回同様に10000ドルとなっている。


残念ながら、前回大会優勝時に出場を予告したムラサキの名前は見当たらないが、彼と共に今後の柔術界を背負うニュースターが複数エントリーしている。

1 回戦の組み合わせは以下の通り。

ジョナタ・アウヴェス(ブラジル)
マイケル・リエラ・ジュニア(米国)

ジョナタス・グレイシー(ブラジル)
マテウス・ルナ(ブラジル)

タイナン・ダウプラ(ブラジル)
ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)

ダミアン・ニトキン(米国)
ミカエル・ガルバォン(ブラジル)

「ハファエル・ドス・アンジョス」の名前を見て胸を躍らせた方もいるかもしれないが、この選手は元UFCライト級王者とは同性同名の別人。ブラジル出身にして2018年にヨーロピアンの紫帯を制覇、そして今年の1月にコブリーニャことフーベンス・シャーレスから黒帯を得た24歳の若者だ。

そのドス・アンジョスと1回戦で当たる20歳のタイナン・ダウプラこそ、このトーナメントの最注目選手だろう。ブラジルのフロリアノポリス出身、5歳の頃から柔術をはじめたダウプラは、14歳でコスタメサに移住しメンデス兄弟のAOJに参加。ジュブナイル、アダルト青帯の世界大会優勝をはじめとして、柔術界の未来を担う若手として輝かしい業績を上げてきている。

そして2020年のパン大会の茶帯ミドル級決勝にて、今回の一回戦の相手でもあるドス・アンジョスを倒してその場で黒帯昇格した。今年に入ってからは、黒帯としてIBJJF系のローカル大会を中心に20戦近くをこなして全勝──しかも、その大半が一本勝ちだ。

一本勝ちを逃した試合では、72-0という驚異のスコアで勝利している。今回のトーナメントにエントリーしているマイケル・リエラ・ジュニアには5-2で、マテウス・ルナには腕十字で完勝しており、黒帯初の大舞台である今回、すでに優勝候補筆頭と言えるだろう。

まず引きこんで強固なオープンガードから上を取る展開が多いダウプラだが、最大の武器はトップゲーム。相手の下半身をコントロールするグリップをがっちりと確保した後に、強烈無比な上半身のプレッシャーを用いて低く体重をかけて相手の腰と足を無効化して超えてゆき、最後は胸を合わせて完全制圧を達成する。その無類の圧力と安定感は、まさに師であるメンデス兄弟を彷彿させる。

このダウプラと並んで注目したい若手選手が、マナウス出身のミカエル・ガルバォン。こちらはさらに若い17歳だ。2歳から柔術をはじめ、10歳からはルタリーブリも学んだミカエルは、(少年用の)緑帯時代にアダルトの茶帯選手を一蹴するなど注目を集めた。

2019年にはヨーロピアン大会のジュブナイル青帯の部決勝でタイ・ルオトロに勝利して、階級別と合わせて完全優勝。続く同年の世界大会では、ミドル級の体格ながらスーパーヘビー級にエントリーして優勝を果たしている。

柔術では昨年末に茶帯になったばかり。茶帯初の大会となった年末のパンノーギ大会では4試合中3試合一本勝ちで優勝。今年に入って、柔術に先立ってルタ・リーブリの黒帯を先に獲得している。

そして先月のWNO 09大会では、プレリミナリーファイトに登場。一歳上のアンドリュー・タケットを下から崩し、回転系の動きでバック狙いからマウントに繋いで主導権を握ると、その後も攻撃を継続。数回パスを決めた上でマウントを取ったミカエルは、終盤はテイクダウンを狙ってきたタケットに迅速のカウンターでバックテイクを決め、タケットが反転したところに三角絞めから腕を伸ばしかけた。結局極めきることはできなかったものの、文句なしの判定勝利を収めた。

道着の有無にかかわらず活躍し、トップからもボトムからもきわめてダイナミックな動きと強烈な極めを使いこなすミカエル。「ゴードン・ライアン以来の逸材」とすら呼ばれるこの17歳が、超一流の黒帯選手たちを相手にどのような戦いを見せるのか。

(C)SATOSHI NARITA

さらに、AOJにおけるダウプラの兄弟子の22歳、ジョナタ・アウヴェスも有力候補だ。

前回の160パウンドトーナメントにおいて優勝候補に挙げられながらも、一回戦で世界王者マテウス・ガブリエルに惜敗しただけに、今回こそという思いは強いだろう。実際、アウヴェスとダウプラのAOJ新世代がクローズアウトを達成する可能性は高い。

■視聴方法(予定)
6月13日(日・日本時間)、
午前8時30分~ Flograppliong

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