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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39 モハメド・マカエフ

【UAEW39】目まぐるしいスクランブル戦で、常に先手のマカエフがオルジャバイから判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
モハメド・マカエフ(オーストリア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
バグドス・オルジャバイ(カザフスタン)

マカエフの右ローをかわし、ワンツーでオーバーハンドを振るうオルジャバイ。右フックから一瞬のスイッチを見せたマカエフは、ショートのワンツーを繰りだす。ジャブから右カーフのマカエフはスイッチから左ハイ、オルジャバイは構わず右オーバーハンドを打っていく。右オーバーハンドを見せて左を当てたオルジャバイが、ステップインに右を合わせる。左の蹴り2発から組んだマカエフが、肩に担ぎあげてマット・ヒューズ張りに走って、反対側のケージ際にスラムを狙うが、足をキャッチされ同体で倒れる。

スクランブルの途中にもパンチを入れるオルジャバイは、離れて左ボディフックから左フック。マカエフは左ジャブに右を合わされる。前足の蹴りを見せ、ここもダブルにつないだマカエフだが、オルジャバイが切る。右から左ハイ、跳びヒザを見せたマカエフは、左右のフックにテイクダウンを狙う。スクランブルでエルボーを決めたマカエフはがぶりから離れ、時間となった。

2R、蹴り足をとって尻もちをつかせたオルジャバイだが、すぐに立ち上がったマカエフががぶりからバックを伺う。シングルレッグからレッスルアップのオルジャバイは、ギロチンを掛けられガードを選ぶ。オルジャバイはラバーガードへ、マカエフが頭を押し込んで許さず左のパンチを入れる。さらに右で殴り、三角狙いを防いで背中を見せたオルジャバイのバックに回る。フェイスロックで捻りを加えるマカエフは、シングルを潰し下になったオルジャバイを殴っていく。続くスクランブルでもバック&ボディロックでオルジャバイを浮かせたマカエフが、正面に回りダブルレッグでテイクダウンを決める。

マカエフはパスからサイド、シングル狙いにアナコンダをセットしつつバックへ。オルジャバイがここでシングルに取り、リバーサルに成功する。右エルボーを連打したオルジャバイはスクランブルでバックへ。ワンフック、後方に倒れ込んで両足をフックしたオルジャバイは終盤の反撃も、マカエフがそれまでの貯金を守ったか。

最終回、ハイからジャブ、ローのマカエフ。オルジャバイはハイをブロックし、大振りの右を振るうと逆にシングルレッグへ。と、すぐに引き込んだオルジャバイ、これは逆転には厳しい選択だ。キムラも取り切れないオルジャバイは、右のパンチを受け、スクランブルでバックを許す。即RNCに入ったマカエフだが、手首を掴んだオルジャバイが必死のディフェンス。

マカエフはパンチに切り替え、さらにクロスフェイスでいたぶる。と、オルジャバイが胸を合わせる。マカエフはオモプラッタから、即立ち上がりギロチンへ。オルジャバイはここも引き込んで防いだが、スクランブルでバックを許す。派手な動きで背中を取りに掛かり、前に落とされたマカエフは立ち上がり際にダブルレッグでリバーサルを許す。

オルジャバイはボディロックからバックへ。立ち上がったマカエフが、今度はオルジャバイを前方に落とす番だ。オルジャバイはマカエフと違い、下にステイしタイムアップ直前にマカエフがスタンドに戻り時間を迎えた。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39 キック マーク・ストリーグル ヴァルテル・コリアンドロ

【UAEW39】組み勝ち、コントロールしたストリーグルだがジャッジはコリアンドロの打撃を支持

<150ポンド/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マーク・ストリーグル(フィリピン)

サウスポーのコリアンドロに右ローを蹴ったストリーグルが、シングルレッグからダブルに切り替えてテイクダウン、バックに回る。自ら尻もちをつき、ワンフックのストリーグルが後方からパンチを入れる。四の字フックから腹ばいになると、コリアンドロの背中を伸ばしに掛かる。ストリーグルは思い切り鉄槌を落とすとRNCへ。コリアンドロが防ぎ、ストリーグルがパンチに移行する。

立ち上がったコリアンドロは耳の周囲を殴られるが、ストリーグルは自ら着地しシングルで再びグラウンドに持ち込む。コリアンドロのバタフライガードからのスイープ狙いで、試合はスタンドに戻る。シングルを切ったコリアンドロが、ハイキック。体を入れかえて逆にケージに押し込む。左を差したストリーグルが、押し込み返しヒザ蹴りへ。そしてダブルでテイクダウン、腕を払って背中をつかせる。

ストリーグルはバタフライスイープを潰すが、クローズドガードのコリアンドロのエルボーで額をカット、ストレートフックロックも時間となった。

2R、ポイントはリードしたが、自らの攻撃で削られた感のあるストリーグルは、オーソに構えたコリアンドロに対し、サウスポーで間合いを測る。コリアンドロは前蹴り、距離を詰めて右フックから右ミドルを蹴り、クリンチへ。腿に鉄槌を打つコリアンドロを押し込み返したストリーグルがボディロック、コリアンドロが体を入れ替えたところでレフェリーがブレイクを命じた。

打撃の間合いとなり、左カーフを蹴るコリアンドロがローに右を合わせて行く。さらにローからフック、ここで打撃を続けず組んだコリアンドロは、体を入れ替えたストリーグルのシングルレッグにギロチンも、尻もちをつかされる。スクランブルでバックに回った流血のストリーグルは、後方からヒザを顔面に突き上げる。コリアンドロは後方へのパンチを見せ、胸を合わせる。血で視界が遮られた様子のストリーグルが、ケージに押し込まれて右のフックを被弾する。一旦、崩されたが組み直したストリーグルはヒザを受けて離れると、ダブルレッグへ。ヒジを落とされながら、尻もちをつかせたところで時間となった。

最終回、コリアンドロが右前蹴り、ガードの上から右ハイを蹴る。組んだストリーグルは、ボディロロック&小外刈りでテイクダウン、ハーフで抑える。ここでストリーグルがパスを決め、サイド&枕で抑える。スイープ狙いから足を戻したコリアンドロは、スクランブルでなくクローズドを選択する。

ニーシールドを越えたストリーグルは、ハーフで抑えパスへ。嫌がって背中を見せたコリアンドロの背中にストリーグルが回る。コリアンドロは自ら下になり、同時にストリーグルはマウントへ。コリアンドロのブリッジで下になったストリーグルだが、立ち上がったコリアンドロにダブルレッグを決める。

バックを譲って立ち上がったコリアンドロの後方へのパンチでストリーグルは胸を合わされ、距離を取る。シングルを切られたストリーグルは、右エルボーを効かされる。コリアンドロはここでテイクダウンを狙い、ストリーグルがキムラクラッチで下になりそうになったところで時間となった。

レスリング&コントロールでは完全にストリーグルも、エルボーで一瞬棒立ちになったシーンなどジャッジがどう判断するか。と、ジャッジの裁定は3者とも29-28でコリアンドロを支持した。


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o UAEW UFC

UAE Warriors39:セミファイナル・ヴィニシウス・ダ・シウバ vs. 吉野光

バンタム級

シウバは元王者。2021年3月にタイトルを獲得し、1度防衛に成功。昨年7月、アリ・タレブに敗れて王座から陥落し、これが再起戦。17勝3敗の27歳。

吉野は昨年10月に試合10日前のオファーでUAEWに出場し、6戦全勝の相手に判定勝ち。今回は1ヶ月前のオファーでの出場。Road to UFCへの申込みもしているとのことだが、出られなければUFCとの契約を狙うためにUAEWのチャンピオンを目指すとのこと。27歳。

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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39

【UAEW39】跳びヒザ→ギロチン、23秒で一本勝ち。ここにもいた、強いマゴメドフ

<139ポンド契約/5分3R>
ムラッド・マゴメドフ(ロシア)
Def.1R0分23秒by ギロチンチョーク
ジャブロンベク・トクタボフ(ウズベキスタン)

キャリア12勝0敗のマゴメドフが、右ミドルをトクタボフに蹴り込む。さらに一旦間合いを取って飛び二弾ヒザ蹴りを決めると、トクタボフは必死にシングルへ、マゴメドフはギロチンをセットし引き込み──そのままタップを奪った。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39 アミール・ファズリ キック

【UAEW39】イランのキックボクサー=ファズリが、ケージにサミを押し飛ばし左フックでKO

<ミドル級/5分3R>
アミール・ファズリ(イラン)
Def.1R3分00秒by TKO
アフマッド・サミ(エジプト)

サミが左フック、そして右ロングフックを伸ばすが、落ち着いてかわしたファズリはダブルレッグを切ってヒザ蹴りを顔面、腹に突き上げる。ケージに押し込まれたファズリが体を入れ替えるが、再び金網を背負ってサミのシングルを耐える展開に。足を抜き、ヒザ蹴りからがぶったファズリがヒザを続ける。離れてエルボー、さらに右を振るったファズリは、組んできたサミ首相撲で崩す。起き上りながらヒザを放ったサミをケージに押し付ける。一瞬無防備になったサミの顔面に左フック一閃。吹き飛ばされるように倒れたサミを見て、レフェリーが試合を止めた。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW39 イルホム・ナジモフ ルステム・クダイベルグニエノフ

【UAEW39】クダイベルグニエノフが8秒でKO勝ち。意識が飛んだナジモフはレフに首相撲&ヒザ繰り出す

<150ポンド契約/5分3R>
ルステム・クダイベルグニエノフ(カザフスタン)
Def.1R0分08秒by KO
イルホム・ナジモフ(ウズベキスタン)

左ローに続き、左フックを振るったナジモフに対し、クダイベルグニエノフが右オーバーハンドを決める。この一発でレフェリーを頭からキャンバスにナジモフが崩れ落ち、勝負は決した。

意識が戻ったように見えたナジモフは、なんとレフェリーに攻撃を始め──首相撲からヒザ蹴りまで見せる。自身がKO負けしたこと、対戦相手が誰かも把握できていない砂漠の珍事となった。


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ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2023#02 UAEW UFC   スソン チャンネル マックス・ザ・ボディ 修斗 吉野光 安芸柊斗 山本健斗デリカット 新井丈 新井拓巳 浜松ヤマト 海外 澤田龍人 竹原魁晟 菅原和政 論田愛空隆 野瀬翔平 関口祐冬 飯田健夫

【Shooto2023#02】飯田健夫の挑戦を受ける、RTU後のSASUKE。「残酷でも行動で示していくしかない」

【写真】この日から繋がり、次に繋がる一戦がいよいよ明日に迫ってきた(C)MMAPLANET

明日19日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOTO2023#02。同大会のメインで修斗世界フェザー級王者SASUKEが、ランク1位の飯田健夫の挑戦を受ける。

昨年6月にRoad to UFC1回戦で敗北を喫し、トーナメント後のUFCとの契約という路が断たれた。それでも10月の準決勝大会でワンマッチで出場し、再起戦で勝利を手にした。今もUFCへの想いは変わらない。そのためにSASUKEはどのようなキャリアの積み方を考え、そして修斗の防衛戦に臨むのか。崖っぷちが続く、SASUKEに話を訊いた。


――試合まで1週間を切りました(※取材は14日に行われた)。今、どのような調子でしょうか。

「いつもと変わらず、試合前という感じです。全然悪くなくて、むしろ良いぐらいです」

──Road to UFCに挑戦した時点で、修斗の防衛戦はない方が良かった。ここに向けて、色々と乗り越えないといけないことがあったかと思います。

「Road to UFCで負けちゃっていますからね。10月にワンマッチのチャンスを貰えたけど、それがどう次につながるか分からない。あの時に進路を考えて、試合間隔が空くことが一番嫌でした。一昨年、試合がしたくてもできない状態が続いてモヤモヤしていたので。もうあんな風になはなりたくなかったです。なので防衛戦はベルトが掛かった大切な試合ですけど、僕の心境としては試合ができるならどこででも戦うというモノでした。そこで修斗からオファーがあり、すぐに戦うと返事しました」

──Road to UFCフェザー級の決勝に日本人がいなかった。我々にとっても信じられない展開でした。あそこで勝ち上がることができなった時、SASUKE選手的には今後のキャリアについてどのように考えていましたか。

「完膚なきまでにやられたので、そりゃあ凹みました。でも、全部失って再スタートするしかない。UFCはメチャクチャ遠のいた。あの負け方では……正直、無理だと思ったこともありました。それから何の巡りあわせか、10月にアブダビで試合ができた。内容は良くなかったけど、勝利という結果は一つのクレジットになって。首の皮一枚残すことができたのかと考えています」

──UFCと交渉した前田桂さんが勝利者インタビューの通訳をしながら号泣していました。

「桂さんは本当に僕と野瀬(翔平)君のために、色々とやってくれました。ご家族があるのに正直、僕らのために仕事を犠牲にしてアブダビにまで来てくれて。感謝の気持ちしかないです。桂さんには『全部賭けています。今まで以上に賭けています』っていう話を現地でさせてもらって……負けると本当に終わるという僕の気持ちが伝わっていたのだと思います。だから、ああいう感じになったんでしょうね」

──にしても、通訳があれだけ泣きだすと周囲はもうビックリでしかないですよ」

「アハハハハハハ」

──あの1勝でUFCをまだ目指せる。MMAを続けることができるという気持ちになれましたか。

「そうですね、まぁ……MMAを続けることはできるんですよ。日本でやれば、できる。ただUFCを目指すなら、あそこで負けていたら本当に終わりだったと思います。なので、まだギリギリ、崖っぷちの状態です」

──では10月以降、UFCを目指すキャリアの積み方はどのように考えていましたか。

「今年もRoad to UFCがあるので、それを狙うのか。それか、どこでも良いから試合を重ねて連勝記録を創ってUFCにアプローチするということを考えていました。その中で修斗はタイトル戦で、どっちにも当てはまる。連勝記録の1つにできるし、日本のチャンピオンという肩書を持ち続けることができる」

──では試合を多く戦い、連勝記録を創る場に関してどういう風にSASUKE陣営では考えていたのでしょうか。

「そこ、難しいですよね。修斗もどんどん新しい選手が育ったり、入ってくれば試合を継続して戦うことができるけど、一昨年がそういう状況じゃなかった。正直、修斗だけで戦っていたら、自分が納得できるペースで試合ができる保障はない。だから、やりたいという想いはあってもどうしようもないですよね」

──国内では人知れずでも、実はUFCが近いプロモーションも海外にはあります。と同時RIZINはフェザー級が盛り上がっています、そこで実力誇示をする。そういう選択があったかと思います。

「ハイ。特に海外はありました。吉野光選手のUAEWの試合も前回、視ていましたし。あと豪州のEternal MMAとか、勝てばUFCと契約があるところは──むしろ、そっちで戦いたいという気でいました。自分のなかでは海外でやりたいという想いは強いです」

──そういうなかで修斗の防衛戦になったということですね。

「さっきも言ったようにこの先が不透明なのか一番嫌で、オファーがあったらすぐ戦う気持ちでした。試合を受けるメリットを考えているわけでなく、一つの試合。勝てば白星が増える。連勝記録の1つになる。防衛戦って負けたらベルトを失うから、基本リスキーなモノです。

だから、ここで勝って次に繋がるとかをモチベーションにするわけでもないですし。試合ができない期間が辛かった。オファーがあれば有難いからやる。そういうことです」

──では5月の終わりのRoad to UFCは頭にありますか。

「あります。でも、先のことを考え過ぎていると足下をすくわれてしまうので。目の前のことをクリアして、次を考えます」

──飯田選手とはアマ、新人王Tと2試合戦っています。そこに何か特別な想いは?

「特にないですね。ストーリー創りには因縁が必要だというのも分かりますが、彼との間に因縁はない。因縁があるとすれば、昔の弱い自分に対してです。これに打ち克つための一つの試練だと思います」

──飯田選手が修斗で勝ち続けていることは、注視していましたか。

「いえ、正直余り見ていなかったです。別に飯田選手を軽視していたのではなくて、自分のことに必死になっていたので。だから直近の試合も全然見ていなかったです」

──では、試合が決まってからチェックするという感じだったのですか。

「それが最近の試合はなくて(苦笑)。論田愛空隆戦、山本健斗デリカット戦……3連勝しているんですよね(※実際は4連勝)。でも全然試合はチェックできていないです。まぁ自分は相手の映像を見過ぎると、対策に寄ってしまうので。自分から仕掛けて勝つ。映像はトレーナーとかセコンドをチェックして、そこで指示された練習を徹底してやってきました」

──Road to UFCを経験したことで、MMAファイターとして成長した部分はあると思いますか。

「気持ちですね。絶対に負けないという。アブダビの試合がそうでした。恰好悪くても、自分からいく。気持ちは絶対に折れないぞと。格闘技は最後は気持ちです。ただ今回は日本での試合なので、応援をしてくれる人たちの存在はポジティブになります。格好悪い姿を目の前で見せられないので。折れないで5分✖5R戦い続けようと思います」

──練習仲間が同じように努力し、どれだけ志を持っていても結果がついてこない場面も見てきたと思います。その姿を見てなお、UFCへの想いは揺るぎないですか。

「練習仲間の敗北を見るのは心が苦しいし、辛くて。MMAって残酷だなって改めて思います。でも、行きたいと願わない人間にはチャンスは訪れない。どれだけ残酷でも前を向いて、自分の行動で示していくしかない。一喜一憂していると、やっていけないです」

──押忍。では、最後にこの試合に向けての意気込みをお願いします。

「思っている以上にタフファイトになるかもしれないです。でも、自分はスタミナでも気落ちでも負けないので。飯田選手はここをゴールにやっているのかもしれないけど、僕はこの先を見て行こうと思っています。なので、絶対に負けないと言っておきます」 


■視聴方法(予定)
3月19日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#02対戦カード

<修斗世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] SASUKE(日本)
[挑戦者] 飯田健夫(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
新井丈(日本)

<ストロー級/5分3R>
安芸柊斗(日本)
澤田龍人(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(日本)
菅原和政(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
竹原魁晟(日本)
上原平(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト(日本)
CHAN-龍(日本)

<バンタム級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
新井拓巳(日本)

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
スソン(日本)

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DEEP LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UAEW39 UFC ジャマル・ラステム パンクラス ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ 上久保周哉 中村倫也 修斗 吉野光 海外

【UAEW39】砂漠でベルトを目指す吉野光「日本の泥沼のようなシステムにハマらなくて良かった」

【写真】砂漠を選んだ吉野光。誰もやらないことができる人生は楽しいだろう(C)GRANT BOGDANOVE

18日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUAE Warriors39に吉野光が出場し、全UAEWバンタム級王者ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラと対戦する。

Road to UFCからUFCを目指す吉野は、決まった道筋のない世界最高峰へのトレイルロードを駆け上がるには「自分から動きださないといけない」と言い切った。



――昨年10月以来のUAEWですが、前回は超スクランブル発進でキャッチウェイト戦でした。今回は試合が決まったのはいつ頃だったのでしょうか。

「オファーがあったのは1カ月弱ぐらい前ですけど、発表があったのは1週間ほど前ですね(※取材は14日に行われた)」

──前回、ジャマル・ラステムに勝利していますが、複数契約だったのでしょうか。

「いえ、1回だけです。今回もこの試合だけですね」

──なぜ、単発か複数かが気になったのかというと、やはりRoad to UFCの存在があるからです。

「Road to UFCには出たくて、応募もしています。ただ、この試合に勝てばタイトル挑戦という話もしてもらっていて。Road to UFCに出られるなら、やっぱりRoad to UFCには出たいですけど、なければUAEWのチャンピオンを狙います」

──ところで2度目のアブダビでの試合。ファイトウィークの過ごし方も、前回よりは慣れましたか。

「ハイ。ホテルにいて全部できるんで、凄く楽です。マットスペースも凄く広くて。ホテルに泊まっていると、試合っていう気持ちになって……海外にいることだけで楽しいです」

──その表情からも、エンジョイしているのが伝わってきます。

「試合は緊張しないです。ケージに入って、気持ちを創れば良いだけで。試合前は楽しいです」

──そんななか、元チャンピオンとの対戦です。

「めちゃくちゃ嬉しいです。2試合目で元チャンピオンと戦えるなんて。戦績も17勝4敗で実績もあって、強い選手。オイシイ試合です」

──映像で見る限り、相当に粗くてパワフルな打撃戦をする選手のように見えました。

「そうですね。トリッキーで、身体能力が高くて動きが読めないです。そこはちょっと怖いです。寝技も下になっている場面がなく、上から殴ることが多かった。ただし四つ組みに付き合ってくれそうな感じで、そこで倒したいですね。前回がKO負けなので、そこも僕に有利かなと思います」

──その前に、粗くて怖い打撃をどう見切るのか。

「最初は当たらない位置に立って、近づいたら組むイメージでいます。振りが大きいので、組みやすいかと思います。ただテイクダウンをした場合、どういう下の動きがあるのか。そこは未知です」

──さきほど出たいと言っていたRoad to UFCですが、昨年は日本から3人が出場して1人は過去に勝利している野瀬翔平選手でした。そして優勝した中村倫也選手に準決で敗れた。さらにいえば中村選手は決勝も風間敏臣選手に勝利し、風間選手もUFCと契約を果たしました。

「中村倫也選手は強いです。ただ組み合わせ次第ですけど、僕も出ていれば決勝には行けたと思います。日本人選手が勝った3人の外国人選手には、僕も勝てます」

──今年のRoad to UFCバンタム級では上久保周哉選手も申し込みをしているとのことですが、練習仲間ですよね。

「こんなことは言いたくないですけど、上久保選手に勝てる可能性は限りなく少ないです。初めてスパーリングをした時とか、認めたくなくて頑張っていたのですが(笑)。練習をすればするほど凄さが分かって、今では尊敬しています。技も教えてもらっていますし、戦いたいとは思わないです」

──なるほどです。ところでUFC、Road to UFCを目指すにしても砂漠経由という選手は、日本では吉野選手だけです。他の選手はLFAに出る選手はいても、大概は日本に留まっています。

「行動を起こさないとダメです。ディスるつもりはないですけど、日本で修斗、DEEP、パンクラスでベルトを獲ったところでUFCに行くアピールにはならないと思います。現状、平良(達郎)選手だけだし。だから僕はUFCに近い海外の大会に出たいとずっと思っていました。しかも中東の大会に出たいと思って狙っていたので、たまたまですけどオファーがもらえて凄く嬉しかったです。とりあえず、自分から動きださないと何も起きないと思います」

──それは吉野選手が、日本で一つのプロモーションで定期的に試合が組まれたことがなかったからこそ、備わった思考ではないでしょうか。

「結構、試合がない時期とかもありました。ただ、頑張って交渉すれば継続参戦はできたと思っています。でも、ずっとそこで使われるような形になってしまう。それと僕が所属しているALMA FIGHT GYM LIFEではグラント(ボクダノフ)君が、僕のマネージメントとの通訳を助けくれて。他のジムのように代表が話を持って来るという……日本の泥沼のようなシステムにハマらなくて良かったと思っています。

僕しかやっていないから、中東で試合をすることに味をしめています。凄く楽しいです。ただし、試合に関しては負けるイメージが浮かんで怖くなることもあります。だから、相手のことを考えないで、自分が普段やっている練習通りの試合をする。練習での力を出すことができれば、勝てると思っています。自分の形に入れば勝てるという自信を持っています。

殴られて意識さえ飛ばされなければ、大丈夫です。殴られるのを覚悟のうえで、殴らせないで試合を制する。そういうイメージで戦います」

──押忍。UFCファイトパスで、吉野選手の試合を追ってくれるファンに一言お願いします。

「僕がやっていること、中東で戦うことは僕にしかできないことです。そういう場で、レベルの高い選手に勝てる日本人がいるところを是非見届けてください」

■放送予定
3月18日(土・日本時間)
午後9時00分~ UFC Fight Pass

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o UAEW UFC カマル・ウスマン キック クリス・ダンカン グンナー・ネルソン ケイシー・オニール サム・パターソン ジェニファー・マイア ジャック・ショア ジュリアナ・ミラー ドゥスコ・トドロビッチ マクワン・アミルカーニ マルコム・ゴードン ラファエル・フィジエフ 修斗 吉野光

UFC286:オッズ/予想と展望

レオン・エドワーズ 3.05
カマル・ウスマン 1.41
ジャスティン・ゲイジー 2.95
ラファエル・フィジエフ 1.43
グンナー・ネルソン 1.29
ブライアン・バーバリー3.90
ジェニファー・マイア 2.45
ケイシー・オニール 1.59
マービン・ヴェットーリ 1.38
ロマン・ドリーゼ 3.25
ジャック・ショア 1.20
マクワン・アミルカーニ 5.00
クリス・ダンカン 1.87
オマール・モラレス 1.95
サム・パターソン 1.36
ヤナル・アシュモズ 3.30
ムハンマドモカエフ 1.13
ジャフェル・フィーリョ 6.75
リローン・マーフィー 1.56
ガブリエル・サント2.55
クリスチャン・リロイ・ダンカン 1.48
ドゥスコ・トドロビッチ 2.80
ジェイク・ハドリー 1.26
マルコム・ゴードン 4.10
ジョアン・ウッド 1.57
ルアナ・カロリーナ 2.50
ジャイ・ハーバート 2.65
ルドビト・クライン 1.51
ジュリアナ・ミラー 1.23
ヴェロニカ・マセド 4.50

メインはウェルター級タイトル戦。昨年8月に対戦した際には、1R終盤にウスマンがUFCで初めてテイクダウンを奪われ、そのままバックマウントを取られてラウンドを落としたものの、2R以降は打撃でプレスし、ケージを背負わせた所にタックルに入り、テイクダウンまたは押し込む展開となり、そのまま49-46でウスマンが王座防衛するかと思われた最終盤にエドワーズのハイキックがヒットして王座奪取。今度はエドワーズの地元イギリスでのダイレクトリマッチとなる。

わずか5ヶ月ぶりなら技術的に大きく変わることはない。両者の対戦はすでに3度目、8R戦ってきているので、お互いの手の内も十分にわかっているはず。心理的な面での影響について言えば、ホーム・アウェイや王者・挑戦者が入れ替わっての対戦であることについては両者ともにそこまで意識はしていないかもしれない。それより、前回KO負けしたウスマンが、その一発を警戒することによってスタンドの圧が弱まることがあれば、形勢は大きく変わってくる。

オッズは前回ウスマン1.26倍・エドワーズ4.10の大差があったが、今回は差が縮まったとは言え、未だにウスマンがフェイバリット。

ウスマン判定勝ちと予想。

プレリムにはプロ・アマ通算38連勝の22歳・モカエフがUFC4戦目を行う。平良と同じ2000年生まれで無敗ということで比較されることも多いモカエフだが、今回の相手はコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦のフィーリョ。UFCフライ級は3連勝でもうランカーに届いてもおかしくないが、平良の前戦もコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦だったように、UFCは慎重に育てていくつもりなのかもしれない。なお、フィーリョは修斗ブラジルのフライ級王者だったこともある。

第1試合開始は19日朝2時(18日深夜26時)。前日には21時から吉野光が出場するUAEWもファイトパスで中継される。速報します。

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【UAEW39】砂漠で戦う男、吉野光。元王者と対戦。マカエフ&ストリーグル出場のフェザー級戦線も注目

【写真】今は裏街道かもしれないが、この道はメインストリームに通じる(C)

18日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUAE Warriors39に日本から吉野光が出場し、ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラと対戦する。

吉野のUAEW参戦は昨年10月のジャマル・ラステム戦以来、5カ月振り2度目となる。


砂漠で戦う男、吉野光。Road to UFC出場を狙うとも伝わってくる吉野は、2度目のUAEW出場で前バンタム級王者と対戦することとなった。オリヴェイラは2021年3月にサビエ・アラウイを破り、昨年7月にその後PFLに進出したアリ・タレブに敗れるまでベルトを巻いていたファイターで、1度防衛にも成功していた。

つまり、吉野は砂漠のフィーダーショーでタイトル戦線に位置しているメッチメイクとなる。必殺の大内刈りと、下になってもテッポウがある吉野に対し、オリヴェイラはハイや右ストレートにKOパワーを持つ。反面、ガードが疎かになるのでそこに打撃という欲よりも、粗さをついて組み伏せる──そんな戦いでUFCスカウトの目に留まるファイトがしたい。

(C)BRAVE CF

なお今大会のメインは砂漠の独立王国BRAVE CFで活躍してきたチェチェン系オーストリア人ファイターのモチャメド・マカエフが、同じく同プロモーション初出場となるバグドス・オルシャバイと対戦する注目カードが組まれている。

ボクシング&レスリングのラッシュ力でド迫力のファイトを展開するマカエフだが、オルシャバイもカザフのアラッシュ・プライドのトップファイター。中央アジアでコーカサス系やスラブ系の強力なレスリングベースを持つファイターと、スクランブルが融合した喧嘩ファイトを勝ち抜いてきた。

マカエフ✖オルシャバイはコンテンダーシリーズで組まれてもおかしくない──そんなフェザー級マッチだ。そのUAEWフェザー級戦線制覇に元UFCファイター、世田谷育ちのピーノファイター=マーク・ストリーグが乗り出す。

今回は150ポンド契約マッチだが、イタリアの元Bellatorファイター=ヴァルテル・コリアンドロとの内容如何によっては、即タイトル戦も見えてくる。

UAEWのヨルダン人フェザー級王者アリ・アルカイシは翌日のUAEW40:UAEW Arab10でONEベテランのエジプト人ファイター=のアフメッド・ファレスの挑戦を受ける。

欧州、中近東、ブラジル、中央アジア、アフリカを対象に人材発掘&再生=厳しいサバイバルウォーが繰り広げられているUAEWに、東と東南アジアから吉野&ストリーグルが挑む。彼らに続く選手が現れるのかも気になるUAEWだ。

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