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【Black Combat04】ブラックコンバット04 Gallery クレイジーな減量目立つK-MMA界で計量失敗なし

【写真】過去に減量中に病院に運ばれタイトル戦を欠場した過去を持つシン・スンミンは10日前のオファーを受け、体重を創りリカバリーも程よくされていた (C)MMAPLANET

昨年12月31日(土)に開催されたBlack Combat04。謎が謎を呼ぶK-MMA界の新興勢力。その韓国MMAファイターたちの減量の仕方が壮絶なのは、有名な話だ。

と同時に計量失敗にまつわる対戦カードの変更や欠場は、日常茶飯事となっている。さらにいえば同国での計量失敗に関しては、計量時間に遅れるだけでも罰金があるなど、飴と鞭ならぬ鞭のみの対策がこうじられてきた。

そんななか同大会では、試合数は6試合ながら計量失敗は見られなかった。それでも10日前のオファーで体重を創ったシン・スンミン、メインのフェザー級王座決定戦に出場したイ・ジンセなどは相当なリカバリーがあったように映る。他の選手も大胸筋の戻り幅は、なかなかのもの。ここでは──まだ試合結果が未公開のブラックコンバット04上位カード出場選手の計量Before & Afterを見比べてみたい。


ユ・スヨン


イ・ジンセ


イ・ソンハ


キム・ジュンギュン


ホン・ジョンテ

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【Black Combat04】計量終了 スクランブル出場シン・スンミンのパスに、対戦相手ホン・ジョンが笑み

【写真】シン・スンミンの計量パスに計測係の人物が嬉しそうな笑顔を見せていた。実は家族的な空気のブラックコンバットの一面がうかがえる(C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)、明日31日(土・同)に韓国はインチョンのパラダイスシティホテル内クラブ・クロマで開催される Black Combat04「The Era of New Kings」の本計量が行なわれた。

イベントのライブ配信は無し。YouTubeでディレイ配信し「ライブを楽しむのは会場」という方針で、満員の観客を集めるブラックコンバットでは、セレモニアル計量も実は大会1週間に撮影済みで、前日は本計量のみという創り込みようだ。


メインのフェザー級王座決定戦に出場するユ・スヨンとイ・ジンセの両者を始め、6試合全12選手が計量クリア。体重オーバーが多いK-MMA界にしては極々順調に出場ファイターは大会当日を迎えることとなる。

それでも下着を脱いで体重を測る選手は3名に及び、特に第4試合のフェザー級マッチでホン・ジョンテとのファイトを10日前に受けたシン・スンミンは、リミット丁度という結果にガッツポーズし、すぐに水分補給に入った。ここで対戦相手のホン・ジョンテも、満面の笑みを浮かべていたのが印象的だった。

また第2試合のフェザー級でイム・ジョンミンと対戦するイ・ソンウンは、フェイスオフの際にサンタクロースの衣装に身を飾って「初回で倒す」と言い続けた。25日が過ぎるとお正月ムード一色の日本と違い、クリスマスの情景が街中に残る韓国らしいイ・ソンウンのコスプレ・フェイスオフだった。

■ Black Combat04計量結果

<Black Combatフェザー級王座決定戦/5分3R>
ユ・スヨン:65.7キロ
イ・ジンセ:65.75キロ

<ライト級/5分3R>
イ・ソンハ:70.35キロ
キム・ジュンギュン:70.4キロ

<フェザー級/5分3R>
シン・スンミン:66.0キロ
ホン・ジョンテ:66.0キロ

<ウェルター級/5分3R>
ソル・ヨンホ:76.75キロ
イ・チョンス:76.9キロ

<フェザー級/5分3R>
イ・ソンウン:64.7キロ
イム・ジョンミン:64.9キロ

<フライ級/5分3R>
オク・ウンチャン:57.2キロ
キム・ソンウン:57.18キロ

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【Black Combat04】戦いに狂った男「クァンナム」×粘りが身上の「チンホン」――これがBlackCombat流

31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのパラダイスシティホテルでBlack Combat04が開催される。

突如K-MMA界に新風を巻き起こしたBlack Combatの第4回大会の第4試合に組まれたシン·スンミンとホン·ジョンテのフェザー級戦を掘り下げることでBlack Combatの特性を探りたい。


キャリア10勝4敗、6つのKO勝ちを誇るシン·スンミンにはクァンナムというリングネームがある。対するホン·ジョンテのリングネームはチンホンだ。

さらにいえば Black Combatの彼らの押し出し方は戦いに狂った男「クァンナム」シン·スンミン×柔術黒帯――粘り強さが身上の「チンホン」ホン·ジョンテという風になる。

過去のK-MMA界になかった映像クオリティとYouTubeを最大限に生かした拡散の仕方で、新たなファンの獲得に成功していると――現在はMMAや格闘技のメディアから離れ、古流を追求する韓国格闘技メディアのパイオニア的な存在の人物は、一歩離れた位置から冷静にBlack Combatの在り方を考察している。

一方で現状メディアのなかには、彼らの方法論には慎重論を唱える者がいるのも事実だ。そのような声を封印するには、ケージの中のパフォーマンスの向上が欠かせない。Black CombatがMMAとしての質の向上を求めている姿勢が、シン·スンミンのように国内フェザー級のトップの1人で、Double GFCでフェザー級タイトル戦線で戦っていた選手の登用だ。

もともとホン·ジョンテはRoad FCのリアリティTVショー上がりで、根津優太と対戦経験のあるパク·ヒョングンと対戦予定だったが、ヒザの負傷による欠場を受け1週間のショートノーティスでオファーを受けた。

絶え間なく手を出すストライカーのシン・スンミンに対し、ホン·ジョンテは柔術家――MMAでは3連敗の後、3連勝を果たしBlack Combatのプロオーディンス2でギロチンやヒザ十字で相手を仕留め、同プロモーションで確かな地位を築き始めた。しかし、10月大会で今大会でフェザー級王座決定戦に出場するイ・ジンセに秒殺KO負けを喫し、再起戦を大晦日に戦うこととなった。

典型的なストライカー×グラップラーの一戦だが、シン·スンミンは「初回にギロチンで勝つ」と明言――インパクトを残し、次期フェザー級チャレンジャーに名乗りを挙げるという青写真を描いている。

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Black Combat Black Combat04 DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o イ・ジンセ ブログ ユ・スオン

【Black Combat04】K-MMA界の大晦日は、噂のブラックコンバット。最年少黒帯ユ・スヨンが4冠を目指す

【写真】寝技がしっかりとできる──そんな選手が実はK-MMAでも増えている (C)BLACK COMBAT

31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのパラダイスシティホテルで噂のBlack Combatの第4回大会「The Era of New Kings」が開催される。

DEEPとの対抗戦や、K-MMA界の実力者とどんどん契約している。過去の大会と違い、映像で魅せてオーディションでジェネラル層の関心を得る──等々、色々な話が伝わってくるBlack Combatだが、今回のメインはフェザー級王座決定戦=ユ・スヨン✖イ・ジンセがマッチアップされている。


オーディションで名前を挙げた選手中心の今大会にあって、ユ・スオンはTOP FCでプロデビューし、柔術でも韓国柔術界史上最年少24歳で黒帯を獲得。日本ではパンクラスで大橋悠一を19秒KO、母国ではZEUS FCフェザー級王者に就くと、コロナ禍では中東UAEWにもチャレンジするなど9勝2敗というレコードを残している。

Black Combat初陣ではライト級王座決定戦でキム・ジョンギュンと161ポンド契約戦で戦い、寝技を圧倒的に支配し判定勝ち。さらにはカザフスタンのNEIZA FCでもフェザー級王者にもなり、今回は4本目のベルト獲得を目指し── Black Combatフェザー級王座に挑むこととなった。

対戦相手のイ・ジンセとは4年前にTOP FC時代に対戦し2-0の判定勝ちを収めている。前回の対戦時には打撃は強力な威力を誇るもののグラップリングで歯が立たなかったイ・ジンセは、その後の4年間にレスリングの強化に努めてきた。

そのイ・ジセはBlack Combatではプロオーディションのシーズン2で台頭、現ランク2位のホン・ジョン手を27秒KOし、タイトル&リベンジ戦の権利を得た。

大晦日、K-MMAのオオトリを務めるBlack Combat。そのベールが、いよいよはがされようとしている。

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ABEMA Black Combat Double GFC15 K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC イ・スンジョン キム・ミョンフアン

【Double GFC15】キム・ミョンファンがイ・スンジョンにアメリカーナ極めヘビー級王者に

【写真】投げ、抑え込みが強かった(C)DOUBLE GFC

23日(金・現地時間)、韓国はソウルのサンボォンにあるDouble GFCオフィシャルジムでDouble GFC15が開催された。

18日のRoad FC、そして今大会、さらに30日のAngel FC、大晦日のBlack Combatと2022年のクライマックスに向かうK-MMA。ここでは同大会よりメインのDouble GFCヘビー級王座決定戦の模様をレポートしたい。


<Double GFCヘビー級王座決定戦/5分3R>
キム・ミョンフアン(韓国)
Def.2R3分38秒by アメリカーナ
イ・スンジョン(韓国)

キャリア5勝1敗のキムと4勝4敗のイ。最近のK-MMA界に多いキャリア10戦未満同士のタイトル戦だ。般若のタトゥーのイに、キムが右ローを蹴る。イは軽くジャブを見せ、様子見の中でライトな打撃戦が続く。キムがワンツーで前に出て、組みつくと左手で頭を抱えて投げを狙う。

倒されなかったイだが、一旦離れて同じ形で組まれると、今度は払い腰で投げられる。キムは抑えることができず、両者が立ち上がってスタンド戦へ。左を当てたキムが、ここも左手で頭を抱えて払い腰を決める。

袈裟で抑えるキムは。バックを許さず一瞬胸を合わせようとし、袈裟に戻る。左で抱えて右のパンチを打っていくキムは、イが腹ばいになって体を起こそうとすると無理せずスタンドへ。打撃からクリンチの攻防になるや、イはヒザ蹴りからボディショット、さらにアッパーを突き上げる。キムも前に出て、クリンチアッパーを入れて時間に。

2R、開始直後にパンチの応酬が見られ、イが左ジャブを当てる。キムもワンツーを打つが、純粋なパンチの交換ではイに軍配が挙がるか。と、ショートの左右のフックの連打で距離を詰めたキムが、左腕でイの頭を下げさせ、右腕を差しあげて体を振ってテイクダウンを決める。

ハーフで抑えたキムは足を抜いてパスガード、ここからアメリカーナへ。半身になって耐えたイは左腕を差すが胸を合わされスクランブルには持ち込めない。左の鉄槌、腹に右エルボーのキムが、しっかりとアメリカーナを極めタップを奪った。

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Black Combat K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC62 キック パク・シウ パク・シウォン ヨ・ジェウ

【Road FC62】ライト級王者パク・シウォンは淡々から段々と威力を高めヨ・ジェウに判定勝ち=王座防衛

【写真】(C)ROAD FC

18日(日・現地時間)、韓国はソウルのスイス・グランドホテル・コンベンションホールでRoad FC62が開催されている。

30日のAngel FC、大晦日のBlack Combatと2022年のクライマックスに向かうK-MMA、タイトルマッチ4試合が組まれた今大会より、ここではメインのライト級選手試合の模様をレポートしたい。


<Road FCライト級選手権試合/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
Def.3-0
ヨ・ジェウ(韓国)

サウスポーの王者パク・シウォンが距離を詰め、ヨ・ジェウがケージを背負う。ここかあら様子見の両者パク・シウォンが右ジャブを打っていった。挑戦者は左ローを蹴り、左に回って左オーバーハンドも空振りに。パク・シウォンは左フックから左ローを蹴る。ハイキックを狙ったヨ・ジェウに対し、パク・シウォンは左前蹴りから左ハイを蹴っていく。両者とも、軽い打撃を続けるなかでパク・シウォンが左内回し蹴りを繰り出す。

踏込みに左ミドルを受けたヨ・ジェウが右ミドルを返し、続く左ミドルにダブルレッグを合わせる。頭を押し、スイッチ狙いのパク・シウォンがスクランブルに持ち込み、試合はスタンドに戻った。

飛び込んで右フック、ダブルレッグをスプロールしたパク・シウォンはがぶって細かいパンチを連打する。ヨ・ジェウはヒザをかわしながら立ち上がる。パク・シウォンが左ミドルに右ジャブ、そして左ローを決める。淡々とした打撃の交換で初回は終わった。

2R、ヨ・ジェウが右ミドルから組んでケージにパク・シウォンを押し込むが、逆にヒザをボディに受け、ボディロックから体を振られてテイクダウンを許す。ケージを背負って座った状態のヨ・ジェウがレッスルアップ。左腕を差して立ち上がる。パク・シウォンはヨ・ジェウを金網を押し込みボディブロー、ヒザも腹に突き刺す。続いて肩パンチのパク・シウォンのペースで試合が静かに進む。

太腿に鉄槌攻撃を見せたパク・シウォンだが、ここでブレイクが掛かる。残り2分20秒を切り、ジャブからローの王者にヨ・ジェウが右フックを振るうも届かない。右ローからワンツーを効かせたパク・シウォンは攻め急がずハイ、そしてローを狙う。逆に勢いのあるパンチを振るいつつヨ・ジェウが前に出る。パク・シウォンはダブルレッグ狙いも切られケージ際に押し込む。2度、3度と体を入れ替えヒザをボディに突き上げたパク・シウォンが、ヨ・ジェウのダブルレッグをがぶる。離れたヨ・ジェウの右ローが当たったところで2Rが終わった。

最終回、まずはハグをした両者。パク・シウォンが左ストレートから左ロー、さらにダブルレッグでテイクダウンを奪う。ケージを背負って立ち上がったヨ・ジェウは、体を入れ替えてもヒザをボディに受ける。レベルチェンジでダブルレッグ狙いのヨ・ジェウを切って押し込み返す。

ボディへの連打から離れたパク・シウォンがロー、左フック、右ストレート、左ミドルに左ストレートと攻め込む。左右のフックを打ち合い、跳びヒザを見せたチャンピオンが左ストレートと、打撃で挑戦者を圧倒する。さらに左フックを当てて、左に回るパク・シウォンは右ミドルを蹴られる。

ヨ・ジェウは組みを選択するが、バックに回れない。離れたパク・シウォンがテンカオ、左ストレート、そして左ショートと一方的に攻める。

ヨ・ジェウの選択は、ここもテイクダウン狙いしかなく、バックへ。胸を合わせたパク・シウォンはボディロック&小外刈りでテイクダウン、スクランブルでバックに回る。シングルからリバーサル狙いにギロチンを合わせに行ったパク・シウォンは、これが極まらず下になる。最後の10秒はスタンドに戻って勢いのあるパンチを見せあったが、時間に。ヨ・ジェウは追い込まれたところで2度ほど打ち合いに応じるも、どちらも打ち負けて判定でもパク・シウォンが3-0で文句なしの勝利を手にした。ベルトの初防衛に成功したパク・シウィンは通算戦績を8勝0敗とした。

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ABEMA Black Combat K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC62 クォン・アソル 中村晃司

【Road FC62】契約体重戦から、さらに5キロオーバーのクォン・アソルから中村晃司が判定勝ち

【写真】無事に終わって良かった、そんな試合。ただし試合後、インタビュアーの「試合を受けてくれてありがとうございます」という言葉に救われた気分になった(C)ROAD FC

18日(日・現地時間)、韓国はソウルのスイス・グランドホテル・コンベンションホールでRoad FC62が開催されている。

30日のAngel FC、大晦日のBlack Combatと2022年のクライマックスに向かうK-MMA、タイトルマッチ4試合が組まれた今大会より、ここではクォン・アソル✖中村晃司のキャッチウェイト戦の模様をレポートしたい。


<78キロ契約/5分3R>
中村晃司(日本)
Def.3-0
クォン・アソル(韓国)

73キロ契約で戦うことが予定されていた一戦は、中村は72.4キロで計量をクリアしたが、クォン・アソルは5キロオーバーの78キロと到底許容できる範囲でない体重オーバーに。本来フェザー級の中村は、ラウンド毎に10ポイントのペナルティを受けたアソルとの78キロキャッチウェイト戦を飲みケージへ。

サウスポーの中村に対し、パリングで前に出るクォン・アソル。互いに前手の叩き合いが続きレフェリーが注意を与える。中村が右ロー、アソルが右ミドルを軽く見せる。再び中村は右ローを蹴り、左に回る展開が続く。右ジャブとローのコンビの中村に対し、アソルは右ミドルを狙うが手数は少ない。中村はジャブ&ローをもう1度見せた。

なぜか中村にだけイエローカードが提示され、試合は残り1分で再開される。中村の左に右を合わせようとするアソルの右ハイは空振りに。中村も頭を下げてのワンツー、ジャブ&右ローを繰り出し、アソルの前進に距離を取って初回が終わった。

2Rも、概ね試合の流れは変わらず中村の左回りをアソルが追う展開が続く。ボディストレートを中村が伸ばし、アソルは前に出て右を狙う。この動きが相当に分かりやすく、中村もカウンターを狙う。アソルの左か右のコンビに間合いを外す中村、ただでさえ1階級上以上の契約体重戦で、さらに5キロも体重オーバーした相手に真正面から打ち合う必要はまるでない。

アソルは左ジャブ、中村の左ストレート後に右を伸ばす。中村は左に回って右ジャブ、右ミドルに右ハイを合わせていく。アソルの右ミドルを捌いた中村が右ジャブ、そして右ローを見せて時間となった。

最終回、中村は左に回り、アソルが見の蹴りを繰り出す。そんな展開で1分が過ぎ、中村に2度目のイエローが提示される。残り半分を切り、パンチを見せて組んだアソルがケージに中村を押し込む。ヒザ立ちで耐えた中村が立ち上がると、アソルは引き続きダブルレッグを続ける。と、すぐにレフェリーがブレイク。勝負が動きそうな局面でも、打撃戦に戻される──と、両者が近距離で拳を交換させる。そして、間合いを取った中村のテイクダウン狙いを受け止めたアソルは、小外をすかされて下になる。

サイドで抑えた中村が肩パンチへ。さらに右エルボーを連打し、最後はマウントを取ったところでタイムアップと迎えた。結果、攻勢点でも完全に最後に盛り返した中村が3-0の判定勝ちし、アソルを返り討ちにした。

「勝利したことは素直に嬉しいですけど、試合内容は皆さんにはつまらなかったと思います。体重差が大きくて、僕がビビッてこんな試合になってしまいました。アソル選手は素晴らしい選手だと思うので、今後やっていくなら上の階級で続けて、僕に固執せず上で戦ってほしいと思います。試合内容は分かっています。でも試合を受けたことは評価してほしい。また是非、呼んでください」と中村は話した。これを受けて、アソルはケージの中でファンに土下座をした。

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【Road FC62】右ストレートでテンプルを打ち抜いたキム・テインが12秒でライトヘビー級王者に

【写真】キム・テインは4戦目でライトヘビー級のベルトを巻いた (C)ROAD FC

18日(日・現地時間)、韓国はソウルのスイス・グランドホテル・コンベンションホールでRoad FC62が開催されている。

30日のAngel FC、大晦日のBlack Combatと2022年のクライマックスに向かうK-MMA、タイトルマッチ4試合が組まれた今大会より、まずはライトヘビー級選手権試合の模様をレポートしたい。


<Road FCライトヘビー級王座決定戦/5分3R>
キム・テイン(韓国)
Def.1R0分12秒by TKO
ダニエル・ゴメス(ブラジル)

ジリジリと距離を詰めるキム・テインが、ケージを背負ったゴメスも右ローに右ストレートを合わせる。

テンプルを捕らえた一発で、動きが止まったゴメスにヒザ蹴り、前方に崩れたところでパウンド2発──キム・テインがライトヘビー級のベルトを巻いた。

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Black Combat DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC62 Road to UFC UFC   イ・ジョンヨン キム・スーチョル キム・ミンウ クォン・アソル パク・シウ パク・シウォン パク・スンモ パク・ヘジン フアン・アルチュレタ ヘジン ボクシング ムン・ジェフン ヨ・ジェウ 中村晃司 青木真也

【Road FC62】K-MMA界の老舗が選手権試合多発で巻き返し? パク・シウォン✖ ヨ・ジェウで明るい兆しを

【写真】 20歳のチャンピオンが、団体を引っ張るエースとなれるか(C)ROAD FC

18日(日・現地時間)、韓国はソウルのスイス・グランドホテル・コンベンションホールでRoad FC62が開催される。

対馬海峡の向こうのMMA界からはDEEPとの対抗戦が決まったBlack Combatの勢いのある話ばかりが伝わってくるが、老舗Road FCが怒涛のタイトルマッチ連発大会を行う。


旧グランドヒルトンで開催される今大会はメインカード5試合、プレリミ8試合の13試合で構成されているが、メインカードで実に4階級のタイトル戦が組まれた。

メインは前回大会でパク・スンモを下し、ライト級王者となったK-MMA界の青木真也ことパク・シウォンがヨ・ジェウの挑戦を受けて初防衛戦を行う。グラップラーの印象が強かったパク・シウォンだが、ヒザ蹴りからパンチでKOと打撃戦もできることを示した上でのタイトル奪取に長期政権の期待が高まる20歳だ。

対して31歳の挑戦者は懐かしのトルネード・ソン、Road To UFCフェザー級Tで決勝に残っている元Road FCフェザー級王者イ・ジョンヨンのチームメイトでキャリア2戦目にKO負けを喫したムングントスズ・ナンデヒネルデンをレスリング&ボックスで圧倒しリベンジに成功。その勢いを駆って王座挑戦となった。

バンタム級王座決定戦は35歳のジャン・イクフアンと38歳のムン・ジェフンの対戦となった。ともに前王者キム・ミンウに敗れており、タイトル奪取にラストチャンスに挑む。

大晦日にTeam RIZINの一員としてフアン・アルチュレタと対戦するキム・スーチョルが王座を返上したフェザー級のベルトを賭けて、そのスーチョルにタイトル戦で1勝1敗の元王者パク・ヘジンが、バク・スンモと戦うこととなった。挑戦者は散打スペシャリストで、上記にあるようにライト級王座をパク・シウォンと争うもKO負け、再起戦が階級を下げてのフェザー級王座決定戦となった。一方、パク・ヘジンも5月にスーチョルに敗れて以来の実戦が、今回のタイトル戦となる。

タイトル戦ラッシュのスタートを切るライトヘビー級王座決定戦はRoad FCジム・アックジョンの新鋭──キャリア3勝0敗で3年振りのケガからの復帰戦となるキム・テインが、アマボクシングで15戦15勝という触れ込みのブラジル人ファイター=ダニエル・ゴメスと相対する。

とはいえゴメスはプロデビュー戦で、パク・ヘジンとパク・スンモは前戦がタイトル戦といえども敗れた者同士。さらにジャン・イクフアンとムン・ジェフンも3年以上のキャリアがあり、前回の試合で負けているファイターだ。

ヨ・ジェウがパク・シウォンに挑戦するライト級選手権試合以外、タイトルマッチを並べるために組まれたような強引さがうかがえるが、それも現在のRoad FCの実状なのだろう。

そしてタイトル戦以外、メインカードで組まれたクォン・アソルと中村晃司の一番は2013年10月に右肩上がりでキャリアのピークに邁進していたアソルが、まさかの左ハイで敗れた相手へのリベンジ戦となる。そのアソルも36歳、今もフェザー級の中村を相手に73キロ契約で戦って、悔いの残らないキャリアの総仕上げを狙う。

正直、黄昏感が漂うラインナップが目立つ今大会だが、パク・シウォンとヨ・ジェウの戦いで2023年への明るい展望を見出し、スーチョルの活躍に繋げたいRoad FCだ。

■ メインカード対戦カード

<Road FCライト級選手権試合/5分3R>
[王者]パク・シウォン(韓国)
[挑戦者] ヨ・ジェウ(韓国)

<73キロ契約/5分3R>
クォン・アソル(韓国)
中村晃司(日本)

<Road FCバンタム級王座決定戦/5分3R>
ジャン・イクフアン(韓国)
ムン・ジェフン(韓国)

<Road FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)
バク・スンモ(韓国)

<Road FCライトヘビー級王座決定戦/5分3R>
キム・テイン(韓国)
ダニエル・コメス(ブラジル)

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Black Combat DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC YouTube ゴッドファーザーブラック 佐伯繁 海外

【DEEP&Black Combat】佐伯代表がメディアにBlack Comatとの対抗戦に初コメ。Black Combatって??

【写真】メディアの前で初めてブラックコンバットに関して発言を行った佐伯代表 (C)MMAPLANET

23日(水・祝)に東京都港区のニューピアホールで開催されたDEEP JEWESL39終了後の囲み取材で、佐伯繁代表がメディアの前で初めてBlack Combatについて言及した。

ブラックコンバットとは現在YouTube上で代表同士が挑発しあい、DEEPと対抗戦の機運が高まっている韓国の新興MMAプロモーションだ。


同プロモーションとのやりとりについて尋ねられると「表立ってやるほど決まってないから」と開口一番に佐伯代表は予防線を張る一方で、「真面目な話、条件が合えば本当にやるぞという話をしている」と言葉を続けた。

このブラックコンバット、僅か3度の本大会と3大会のチャンピオンズリーグ(CL)という名の人材育成的な大会を開いただけの新興プロモーションでありながら、K-MMA界の席巻しつつあるという声が一部から聞かれている。

とはいえ、まだまだ日本ではその実状は伝わってきておらず、団体の代表がゴッドファーザーブラックを名乗るファイター兼務の人物で、同団体のアマMMAフェザー級チャンピオンでもある。

(C)BLACK COMBAT

このゴッドファーザーブラックは元々映画など映像関係に関わっていた人物という話で、とにかく映像でのマーケティング開拓に秀でており、ジェネラルなファンに訴えかける手腕が際立っている。

ナンバーシリーズは韓国の初の総合リゾートといわれるインチョン・パラダイスシティで行い、CLはソウルとインチョンの間にあるプチョンの自前のジムで開いたブラックコンバットには戦績の少ない選手が、煽り映像で盛り上げて戦うという評判があるのも確かだ。その一方で10月22日の第3回大会ではRoad FCでミドル級王座に挑戦したこともあるベテランのヤン・ヘジュンが、これもRoad FCで活躍してきたチェ・ウォンウンを破りヘビー級王座に就き、CLの第3回大会ではMMA ストーリーとSAABI MMAという名門ジムの対抗戦を実施した。

ヘビー級チャンピオンになったヤンが所属するチームPOSSE、この他チームMADやエクストリーム・コンバットという本格派が、ブラックコンバットに参戦するようになってきている。

国内でROAD FC、もしくは海外にステップアップするためのフィーダーショーという2つの流れがあるK-MMA界にあって、その両者がブラックコンバットに集いつつある現状を踏まええても、DEEPとの対抗戦と共にブラックコンバットというプロモーションは要注目が必要だ。

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