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MMA o UFC UFC266 ニック・ディアス

UFC on ESPN+70:第5試合・ニック・マキシモフ vs. ジェイコブ・マルクーン

ミドル級。

マキシモフは父親がディアス兄弟のスパーリングパートナーだった縁で、ニック・ディアス・アカデミーに所属。ニック・ディアスの6年ぶり復帰戦となったUFC266で抱き合わせUFCデビュー。タックルからのテイクダウン→押さえ込みで2連続判定勝ちしたが、前戦は同じく2連勝(ただし、2連続フィニッシュ勝利)のアンドレ・ペトロスキーにタックルを仕掛けたところにダースチョークに捕まって落とされ、MMA初黒星を喫した。

マルクーンはロバート・ウィテカーのスパーリングパートナー。キャリアわずか4戦でUFCと契約し、初戦は18秒でKO負け。その後はテイクダウンからポジションを取って2連続判定勝ちしたが、前戦ではバックを取っても上を取り返される展開が続いて判定負け。

ジャブの連打を入れるマキシモフ。マルクーンもジャブを返す。ジャブの差し合い。詰めるマキシモフ。ジャブがヒットし膝を着いたマルクーンだが、そのままシングルレッグで凌ぐ。テイクダウン。しかしマキシモフすぐ立った。スタンド。ジャブの連打。マキシモフ左フックを入れる。マルクーンダメージはないのか出ていく。ジャブがヒット。シングルレッグに。テイクダウン。潜りを狙って相手が防いだところで立つマキシモフ。しかしマルクーンスタンドバック。テイクダウンを狙う。テイクダウン。バックを取らせて立ったマキシモフが正対し離れる。しかしマルクーンパンチでプレスしケージを背負わせる。右がヒットしたマルクーン。ケージ際をサークリングするマキシモフ。足の運びがぎこちないマキシモフ。怪我か?マルクーンのシングルレッグで簡単に倒される。潜ろうとしたがパウンドをもらう。しかし立った。パンチで攻められ続けるマキシモフ。ケージを背負ったところに連打をもらったマルクーン。ホーン。

終了と同時に苦悶の表情を見せるマキシモフ。足のどこかを負傷したか。しかし普通に続行。

2R。マルクーンシングルレッグ。簡単にテイクダウン。ガードのマキシモフに肘を入れる。ハーフにしてパウンドを入れるマルクーン。マキシモフガードに戻した。上半身を起こして立ち上がったマキシモフ。マルクーン。詰めてケージを背負ったところにパンチ。ジャブから右フック。被弾しているマキシモフ。右ボディ、左フックを入れるマルクーン。一方的な展開。またサンドバック上体のマキシモフ。右ボディ。ガードの隙間を縫ってパンチがヒット。ホーン。

2Rマルクーン。

3R。マルクーン即シングルレッグでテイクダウン。ほぼ抵抗もなく倒されたマキシモフだが、ラバーガード。密着し外すマルクーン。ボディロックからバックを狙うマルクーン。マキシモフ立つと引き剥がした。しかしすぐ詰めるマルクーン。ケージを背負ったマキシモフにパンチを入れるとシングルレッグからバックに回った。放してアッパー。マルクーンまたシングルレッグで倒すとハーフで固めた。押さえ込んだまま殴る。がぶりから離すと立ったマキシモフ。左右のパンチがヒットするが、またシングルレッグで倒された。最後はがぶって固めたマルクーン。タイムアップ。

判定を待つ間、右足を冷やしているマキシモフ。

三者フルマークでマルクーン勝利。

序盤は拮抗していると思ったが、1R中盤にマキシモフが右足を負傷してからは一方的に。

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Bu et Sports de combat MMA UFC UFC266 アレックス・ヴォルカノフスキー ブライアン・オルテガ ブログ 中国武術 剛毅會 岩﨑達也

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ヴォルカノフスキー✖オルテガ「人間の本質」

【写真】写真はオルテガのハーフになっているが、両者の勝つための選択が、この上下の位置取りだった (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たアレックス・ヴォルカノフスキー✖ブライアン・オルテガとは?!


──UFC世界フェザー級選手権、王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者ブライアン・オルテガ。言葉にならない死闘でした。MMAとしても。

「MMAの深さを思い知らされました。ヴォルカノフスキーもオルテガも、彼らがマックス・ホロウェイやジョゼ・アルド、ジョン・チャンソンやフランキー・エドガーと戦った時と比べると、打撃に関しては申し訳ないですが、感心する部分はなかったです。

基本的に打撃の攻防が成り立っていなかった。リーチの長いオルテガに対し、入っていきたいヴォルカノフスキーが入れない。当然の図式のなかで、オルテガがヴォルカノフスキーのパンチを受けることができていなかった。ジャブに入れないヴォルカノフスキーですが、踏み込みの良いフックを持っていました。それをオルテガが被弾しています。

よく寝技ができないという表現がありますが、それって攻めて、守ってと寝技の攻防、やり取りができるかどうかだということです。打撃にしても、使ってはいても打撃ができない選手もいます。私のなかで打撃ができる、できないという物差しは相手の攻撃に合わせて打撃ができているのか。相手の動きにアジャストできているのか、です。相手の攻撃に対し、自分はどう防御して攻撃を出すのか。そのやり取りができないと打撃ができるとはいえないと思っています。

そのなかでスタンドの打撃に関して、今回の世界は2人ともできていなかったです。凄い試合だけど、やり取りができていない。なぜ、そうなったのか……」

──それが岩﨑さんからして、MMAの深さなのですか。

「いえいえ、そうではないです。3R、オルテガはヴォルカノフスキーのローに左ストレートを合わせて倒し、起き上ってきたところにギロチンからマウントに入りました。そこからですね、この試合の凄みは。5Rは疲れて、リスクをお互いにおかすことはなかったですが、ギロチン以降の3Rと4Rは互いのリスクの取り合いでした。基本、上がヴォルカノフスキーで下がオルテガ。上を取って抑え、立ってきたところをバック狙いで良いわけではないですか、ヴォルカノフスキーとすれば」

──ハイ、コツコツパンチで三角を凌げれば。

「それを立ち上がって、ヴォルカノフスキーは殴っていきました。立って離れるのではなくて、殴りました。さすがに三角は警戒していますが、オルテガの柔術の力があれば草刈りスイープでも何でも仕掛けることができます。そして、実際にパンチを落とすところで三角絞めもセットしていました。

いや、お前らどうなってんの?……ですよ。オルテガは殴られながら、一本を狙った。殴られる距離にいるから取れる。ヴォルカノフスキーも取られるかもしれないところにいるから、スペースがあってあのパウンドを落とすことができた。技がデキる者同士のどっちが退くのかというせめぎ合い、紙一重の戦いをしていました。全部ができて当たり前、できないことがあっちゃ、あの場には立てない。そうなると、どうすれば勝てるのかなんていう方程式は存在しないです。その状況で、絶対に負けないという意志力をもって選択したのがオルテガはガードからの仕掛けで、ヴォルカノフスキーはトップからのパウンドでした。

強い者同士は、絶対に引かない。そういうことなのでしょうかね……。引かないばかりか、自分にとって嫌な状況を創って、それを乗り越えて勝ちにいく。最近のMMAは柔術ができるけど寝ない。レスリングができるけど、テイクダウンにいかない。パンチは良いけど、倒すように戦わない。結果、遠い位置から脹脛を蹴り合うという展開が多かったです。全てがデキる人が、使わないという戦いですね。

確かにヴォルカノフスキー✖オルテガの試合は、武術としてはダメです。ボロボロになるような戦いはダメです。キューバ危機では大量の核弾頭を持った東西の大国が、結果として使わなかった。使ったら最後、両者が負けるからです。武術とは戦わずして勝つこと。その境地を目指す。ただし、そんなことをいくら口で言っても人間は殺し合います。自分だけが可愛いという性悪説があるなかで、米ソは戦争しないという勝利をキューバ危機で手にしました。

生の人間同士が、引くに引けない戦いをするなかで、人間の本質というものがヴォルカノフスキー✖オルテガの試合で見られました。人間の本質を勉強できる戦いを彼ら2人はしているんです。経験もしてないのに『戦わずして勝つ』とか言ってんじゃねえよ、この野郎って。

向うはこっちを殺しに来るんだよ。ボサッとしていたら、殺されてしまうんだよって。一生懸命頑張っても、ジャッジがこんな酷い裁定をするんだよ──みたいなことを、人間が生きる上でそれは多くのことを金網の中でMMAファイターは経験しています。これ以上ない、武術修行です。あの場に背を向けて、何が武術か。ロッキー川村2氏の時に言いましたが、この経験をしているMMA選手こそ武術を学んで昇華させていって欲しいです。

と同時にヴォルカノフスキー✖オルテガを見て感じたのは、武術の理をMMAで使えたとしても、絶対に引かないぞと言っている相手に勝てるのか。武術を究めていく人間として、MMAから突きつけられたと思います。気合が入りました。

UFCという世界最高峰の舞台、その頂点に立つ者だけが巻くことができるベルトを心から欲している。あの場があるから、ヴォルカノフスキー✖オルテガは生まれた。そう感じました。UFCには、彼らと同じような実力を持っている選手は他にもいると思います。ただし、この2人のような意識レベルにある選手は、どれだけいるのか。一番身に着けることが困難なのは技術ではなく、その意識レベルじゃないでしょうか。本当に苦しい時に、人間の意識レベルが見える。意識レベルの高さをヴォルカノフスキーとオルテガに見せつけられました。

この2人の真似を日本人はしてはいけないです。そういう風に体ができていないですから。同じことをしてはダメ。それでも勝機はあります。それには人間を改造する気持ちでいかないと、こんな戦いで勝つことはできない。そういう稽古をするしかない。それは、ヴォルカノフスキー✖オルテガと見てなお、俺もこの両者の意識レベルでMMAをやって行くんだと思える選手、そういう選手だけです。勝機を勝利に変えることができるのは。そういう意識を続けることができる選手がいれば、実力は後付けでも手にできますから」

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The Best Featherweight Title Fight of All Time? | Volkanovski vs Ortega | UFC 266

At UFC 266, we witnessed an epic masterclass from the champion Alexander Volkanovski, and the heart of a lion displayed by Brian Ortega. Could it be the greatest featherweight fight of all time? The Count is here to answer that question and give his thoughts on the main event of UFC 266.

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UFC 266: Recapitulación del Evento

Revive lo mejor de la cartelera de #UFC266 luego de los intensos combates.

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UFC 266: Volkanovski vs. Ortega Post Show LIVE Stream | MMA Fighting

Alexander Volkanovski, Valentina Shevchenko and Robbie Lawler stood tall in the featured contests of #UFC266. MMA Fighting’s Mike Heck and E. Casey Leydon recap the top storylines from Saturday’s event in Las Vegas.

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MMA UFC UFC266   ブログ

『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・アレックス・ヴォルカノフスキー vs. ブライアン・オルテガ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・メラブ・デヴァリシュビリ、クリス・ドーカス

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA UFC UFC266 アレックス・ヴォルカノフスキー キック ブライアン・オルテガ

【UFC266】激闘! オルテガの追撃を振り切ったヴォルカノフスキーが3-0で世界フェザー級王座を死守

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
Def.3-0:50-44.50-45.49-46.
ブライアン・オルテガ(米国)

左を前に出して距離を測るヴォルカノフスキーに対し、オルテガも左ジャブを連打で突く。ヴォルカノフスキーの右ミドルハイをかわしたオルテガは、サウスポーにスイッチして左ハイ。そしてヴォルカノフスキーの右側に回る。プレッシャーを強めていくヴォルカノフスキー。オルテガはオーソドックスに戻すも、ヴォルカノフスキーの右フックをもらう。さらにヴォルカノフスキーは右のショートを当てる。

サウスポーになったオルテガには左右のローで攻めるヴォルカノフスキー。オルテガにケージに背負わせ、左ジャブを当てながら、相手が前に出てくると右ショートを合わせる。ヴォルカノフスキーの左目下から出血が見られるように。それでもプレッシャーをかけ、ローと左ジャブで回るオルテガを追いかけ、左ミドルを当てた。オルテガは左ミドルをキャッチしながら離す。

細かいローで追い詰めるヴォルカノフスキーだが、オルテガも左ストレートを当てた。残り10秒のところで、ヴォルカノフスキーの左ミドルをキャッチしたオルテガが左右のパンチを当てていった。

2R、オーソドックスのオルテガを、左のローとミドルで追い立てるヴォルカノフスキー。パンチは次第にオルテガがタイミングを合わせて左を当てる場面も。スイッチしながら様子をうかがうオルテガに対し、ヴォルカノフスキーは細かいローを放っていくが、オルテガもオーソドックスから右ローを返してヴォルカノフスキーに距離を取らせる。体勢を戻したヴォルカノフスキーは、右ショートを軸にしてオルテガにケージを背負わせる。

オルテガは足を使ってケージ際から脱出するが、ヴォルカノフスキーはプレッシャーをかけ、強い左右のローを繰り出していく。顔面が赤くなり、出血も見られるオルテガ。ヴォルカノフスキーは左右フックで追い込み、組み付くがオルテガはカット。ケージ中央で右ローと左ジャブを当てるヴォルカノフスキーに対して、オルテガのほうがプレッシャーを強めて右ストレートを当てる。

ケージ中央でパンチを出し合う両者。サウスポーからオルテガのパンチが伸びてくる。さらに右ローを当てるオルテガ。ヴォルカノフスキーもスイッチしながらプレッシャーをかける。ラウンド終了後、両者はにらみ合いを展開した。

3R、左ローを伸ばすオルテガに対し、ヴォルカノフスキーは左ジャブを突く。さらにヴォルカノフスキーの右カーフキックを食らったオルテガが下がる。ヴォルカノフスキーがローキックで攻めたてつが、オルテガもサウスポースタンスから右を当てる。ケージ際でローを効かせ、右クロスから首相撲に持ち込もうとするヴォルカノフスキー。離れたオルテガは顔面から大流血。ヴォルカノフスキーは左右のフックとローで攻め立てる。

左ジャブの突き合いでも上回るヴォルカノフスキーはオルテガを追い回すが、オルテガはケージを背負いながらヴォルカノフスキーを押し倒し、すぐさまマウントからギロチンへ。体を動かし続けて頭を抜いたヴォルカノフスキーが、シングルでトップを奪い、パウンドを連打。するとオルテガは下から三角絞め。ヴォルカノフスキーの右足を抱え、絞め上げるオルテガ。ヴォルカノフスキーも頭を抜いてトップを奪い返す。

ケージ際でパウンドを落とし続けるヴォルカノフスキー。オルテガの意識は飛んでいるようにも見える。ここでラウンド終了のホーンが鳴った。

4R開始直後、ドクターチェックが入る。オルテガの右目が腫れあがっている。何度もオルテガの視野をチェックするドクターとレフェリー。そして試合は再開された。再開後からヴォルカノフスキーが左右のローからプレッシャーをかける。オルテガの動きが鈍いが、それでも右ストレートを放つ。左ジャブの突き合いで勝るヴォルカノフスキーに対して、オルテガがボディロックを仕掛ける。

ケージ際でグラウンドに持ち込んだオルテガは、起き上がろうとするヴォルカノフスキーにアナコンダを仕掛けるが、これは極まらず。ヴォルカノフスキーが頭を抜いてトップへ。ハーフガードのオルテガに右ヒジを叩きこむ。それでも足を利かせるオルテガは、立ち上がってから再ガードインするヴォルカノフスキーに三角絞めを狙う。上半身を抜いたヴォルカノフスキーは、インサイドガードからパウンドを連打。なおもオルテガは下からサブミッションを仕掛けていく。

構わずパウンドを落とし続けるヴォルカノフスキーが、立ち上がってスタンド戦に戻る。再び打撃でプレッシャーをかけるヴォルカノフスキー。オルテガの顔面は腫れあがっている。

最終回、ここでもドクターチェックが入るも試合は続行される。開始直後からヴォルカノフスキーがプレッシャーをかけるは、オルテガも左ジャブを返す。サウスポーにスイッチしたオルテガは右ハイ。ヴォルカノフスキーは左ジャブを連続でヒット。オルテガのシングルをカットし、パンチで攻め立てるヴォルカノフスキー。ケージ際でヒジを打ち合った両者だが、オルテガは下がってしまう。

お互いにバッティングがあり、レフェリーが間に入るも、レフェリーを振り切って戦う気持ちを見せるオルテガ。ここからオルテガが前に出て、手数が増える。ヴォルカノフスキーは左右ロー。下がる場面が増えたヴォルカノフスキーに対し、オルテガは左右のジャブから右ストレートを当てる。ヴォルカノフスキーも左ジャブから左右フックを繰り出すが、オルテガが前に出てヴォルカノフスキーを下がらせる。

ヴォルカノフスキーは左ボディから右フックにつなげるも、オルテガを下がらせることはできない。ヴォルカノフスキーをケージ際に追い込み、右の飛びヒザを見せたオルテガは、最後まで前進を止めず右ストレートをヒットさせた。

裁定はユナニマスでヴォルカノフスキー。しかしオルテガの盛り返しも光った試合だった。
インタビュー終了後、両者は激闘を称え合って肩を組んだ。


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MMA UFC UFC266 キック ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC266】完璧な制空権、シェフチェンコがマーフィーに何もさせずTDから右ヒジ連打でTKO&王座防衛

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.4R4分00秒 by TKO
ローレン・マーフィー(米国)

サウスポーのシェフチェンコが、オーソドックスのマーフィーに対し、ローから距離を詰める。マーフィーが前に出てくると、右フックを被せたシェフチェンコ。マーフィーは足を使って、シェフチェンコの左右に回る。シェフチェンコの左ストレートは届かず。しかしマーフィーもシェフチェンコのパンチに、反応しきれてはいない。シェフチェンコの左ミドルをキャッチしたマーフィーだが、テイクダウンはできない。

次第に左ストレートの照準が合ってきたシェフチェンコ。足を使って回るマーフィーを、ローで追い立てる。ワンツーから右ローに繋げるシェフチェンコは、さらに左バックスピンキックを見せた。なかなか手が出ないマーフィーの顔面を、シェフチェンコの左ストレートがかすめる。マーフィーが距離を詰めようとすると、左スピニングフィストから右ストレートを合わせていったシェフチェンコ。ラウンド残り30秒でシェフチェンコがボディロックからテイクダウンを奪った。

2R、シェフチェンコが様子をうかがいながら、ワンツーを放つ。さらにボディロックで組み付いたが、反対にマーフィーがシングルでシェフチェンコをケージに押し込んでいく。右のオーバーフックでディフェンスするシェフチェンコは、マーフィーのクラッチを切ってケージから離れた。距離を詰めてくるマーフィーに、ショートのパンチを当てるシェフチェンコ。マーフィーは手数が少ない。

マーフィーのスーパーマンパンチに、右ジャブを泡絵得たシェフチェンコ。ケージ中央で左ミドルを突き刺す。そしてボディロックからグラウンドに持ち込んだシェフチェンコは、ハーフガードのマーフィーを抑え込む。左腕を差し込んだシェフチェンコに対し、マーフィーも右腕を差し返してディフェンスするも、状況を変えることはできない。シェフチェンコは、左のパンチを上下に打ち合分けつつ、右ヒジを落としていった。

3R、ジリジリと距離を詰めていくシェフチェンコ。マーフィーが出てくると右フックを合わせる。シェフチェンコが左ストレート、右フック、そして左のスピニングバックキックへとつなげる。マーフィーは飛び込んでも、右フックを合わせられてしまう。シェフチェンコはワンツーから右ロー、マーフィーは手が出ない。シェフチェンコが右の前蹴りを2発、そして左ボディと左のインローを放つと、マーフィーも距離を詰めるが手は出ない。

シェフチェンコが右ジャブ3連打から左ハイへ。そろそろ仕留めるチャンスをうかがい始めたか。マーフィーが距離を詰めると、バックステップで自分の距離を保つシェフチェンコは、左ミドルからの左右ローへ。マーフィーの動きに合わせて微妙に距離をコントロールし続けるシェフチェンコは、距離がゼロになったところで組み付き、バックに回りながらマーフィーをケージに押し込んでラウンドを終えた。

4R、シェフチェンコが右ローを2発。マーフィーが距離を詰めると右フックを合わせるなど、シェフチェンコの距離は変わらず。マーフィーのスーパーマンパンチに対して、シェフチェンコはバランスを崩して手をマットに着くが、すぐに立ち上がり、右ジャブでマーフィーにケージを背負わせる。さら二段蹴りで、回るマーフィーを追い詰めていくシェフチェンコ。またもマーフィーは手が出なくなった。

残り2分30秒、マーフィーの右ローに合わせてシェフチェンコが右フックをヒット。モロに食らったマーフィーはグラつき、シェフチェンコはすかさずグラウンドへ。ハーフガードのマーフィーに対し、シェフチェンコも無理してパスせず右ヒジを連打。マーフィーの動きが止まるとレフェリーが試合をストップした。


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Report UFC UFC266 ニック・ディアス ブログ ロビー・ローラー

【UFC266】期待どおり?の乱打戦は、ローラーがボディ攻撃からの右フックでディアスをマットに沈める

<ミドル級/5分5R>
ロビー・ローラー(米国)
Def.3R0分44秒 by TKO
ニック・ディアス(米国)

開始早々、右バックスピンキックを見せたディアス。ローラーはディアスを上から潰して、パンチを浴びせていく。明らかに動きが鈍いディアスに対し、ローラーがパンチで攻め立てる。ディアスはケージを背負いながら右ボディをヒット、ケージ中央に押し戻し、ワンツーを放っていく。オーソドックスにスイッチしたディアスの右ローは当たらず。サウスポーに戻ったディアスが右ボディを当てる。

ローラーの手数が減り、ディアスの左ストレートが伸びてローラーの顔面を被せる。ディアスの左ストレートと右フックをもらったローラーに対し、ディアスはパンチで攻めていく。コツコツ小さいパンチから右ボディ、ローラーは左ハイを繰り出すもディアスはブロック。ローラーもディアスにケージを背負わせるが、パンチをクリーンヒットさせることはできず、反対にディアスのショートパンチが当たる。

ケージを背にしてパンチを打ち返すディアスが、組み付く素振りを見せるも、ローラーはこれを突き放した。そして再びケージをディアスにケージを背負わせてパンチを連打。ラウンド終了直後、ディアスは疲労の表情を見せた。

2R、距離を詰めるローラーに対し、ディアスは左の前蹴り、そして右ハイ。ディアスをケージに詰めてローラーがパンチを左ヒジを連打すると、ディアスも押し返して打ち合いに臨む。ローラーの左ミドルがボディに突き刺さり、下がるディアス。ケージ際で打ち合う両者、ディアスがローラーの右側に回ってケージ際から脱出するが、すぐにローラーにケージへ詰められてしまう。

パンチとミドルでディアスを追い立てるローラー、ディアスも右のテンカオで迎え撃つが力はない。ディアスの右ボディを食らいながら、ローラーはショートの連打で攻め立てる。またもケージ中央に戻りながら、右ボディを当てるディアスだが、ローラーの前進を止めることはできない。手を止めないローラーに対し、ディアスは首相撲に持ち込むもヒザ蹴りはヒットせず。ケージ際に追い込んでローラーがパンチとヒジを連打する。

ローラーの左ストレート、右フックがヒット。ディアスも右フックを返す。ローラーがディアスをケージに詰めて、パンチを上下に打ち分け、ディアスがケージ際から脱出してラウンドを終えた。

3R、ディアスがボディとアッパーで攻め立てる。ローラーは右フックから左ボディへ。すぐにディアスがケージを背にし、そこにローラーがパンチで攻め立てる。ディアスが前に出てきたところにローラーの右フックがクリーンヒットし、ディアスがマットにヒザを着いた。ローラーはスタンド戦を要求したいのか、その場を離れたが、ディアスは右ヒザを抑えて立ち上がることができない。その様子を見て、レフェリーが試合をストップした。


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MMA UFC UFC266 カーティス・ブレイズ ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク

【UFC266】展開変えられず、ホーゼンストライクがブレイズのTDゲームに下る

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

まず左フックを入れたブレイズに対し、ホーゼンストライクもコンビで前に出る。ジャブの差し合いから、左を当ててブレイズは構えを変えて戦い──組んで一気にダブルレッグでケージにホーゼンストライクを押し込むと、小外刈りでテイクダウンを決める。サイドで抑えたブレイズは骨盤にヒザを入れ、左のパンチをボディに落とす。ブレイズの右手首を懸命につかんでいたホーゼンストライクだが、外されバックを許し右のパンチを片ヒザをついた状態で受ける。立ち上がって胸を合わせたホーゼンストライク、ブレイズは離れて左を振るう。続いて右ローを蹴ったブレイズは、左ジャブを届かせる。

ジャブを続け、間合いを外したブレイク。続くローをキャッチしたホーゼンストライクがフックを打っていく。スイッチして左ストレート、右ジャブを当てたブレイズに対し、前に出たホーゼンストライクだがクリーンヒットはないまま初回を終えた。

2R、ホーゼンストライクは左リードフック、そこから右狙いか。ブレイズはジャブを当てて構えを変え、左ローを蹴る。ホーゼンストライクは自ら動くことは少なく、真っすぐ前に出てもステップバックで距離を取られる。自然、お見合いのような状態になりベガスのファンは容赦なくブーイングを飛ばす。テイクダウン狙いこそ切るが、ジャブを打たれ続けるホーゼンストライクは、それでも動けない。

遠いレンジの打撃戦、ホーゼンストライクが突破口を開こうと距離を詰めて跳びヒザ、ブレイズはテイクダウンを狙いは切られたが、続くトライで小外刈りで背中をつかせることに成功する。ハーフで抑えたブレイズだが、残り時間は50秒を切っている。このまま細かいパンチを落としたブレイズが、2Rもモノにした。

最終回、これまでの変わらない展開にファンがまたもブーイング。ブレイズは左インサイドローを蹴り、左フックを当てる。続いて左ロー蹴り、ダブルレッグを決めたブレイズに対し、ホーゼンストライクがフリップから立つチャンスがあったがガードを取る。一度立ち上がったブレイズが、グラウンドに戻り足を一本抜いていく。ここから左エルボーを落とされたホーゼンストライクは、ハーフガードから左腕を差すが、上体を起こすことはできない。

再び頭を抱えるようになったホーゼンストライクは、もう勝ち目はない。最後の1分もブレイクがハーフで抑えて、コツコツとパンチを入れて時間が過ぎる。そのまま時間となり、ブレイズが判定勝ちした。


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