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【Road FC60】キム・スーチョル✖パク・ヘジン=タイトル戦&リベンジ。山本誠悟も6勝0敗のホープと対戦

【写真】序盤は攻勢だったスーチョルは、初回の一本負けに呆然としていた(C)ROAD FC

韓国のROAD FCが4日(月・現地時間)、5月14日(土・同にテグ広域市のテグ体育館でRoad FC60の開催と対戦カードの発表を行っている。

昨年9月以来、実に8カ月振りのイベントでは前回大会の再戦、Road FCフェザー級選手権試合=王者パク・ヘジン✖キム・スーチョルが組まれた。前回、両者は王座決定戦で戦い左フックでダウンを喫したキム・スーチョルが、パク・ヘジンのギロチンに下っている。


このフェザー級以外にバンタム級もタイトル戦=王座決定戦が組まれた。韓国MMA界の未来といっても過言でなかった完成度の高さを誇るキム・ミンウは、パンデミック発生前の2019年11月を最後に防衛戦を行っておらず、契約満了を迎えて王座返上に。

「長かった」とSNSに投降したキム・ミンウの今後が気になる一方で、彼の返上したベルトを賭けて5月大会ではムン・ジェフンとジャン・イクファンが戦うことになった。

ともにキム・ミンウに敗れている元タイトル・コンテンダーで、新鮮味は欠けるが現有勢力のなかで実績重視でタイトル戦に抜擢されたという見方もできる。

さらに山本聖悟がキム・ソンオの名でイ・ジョンヒョンと戦うフライ級マッチも明らかとなっている。

山本もコロナ禍でプサンから帰国し、DEEPとRIZINへの出場がROAD FCから認められているなかで兄と慕う秋山成勲プレゼンツのRoad to ONEにも出場──も、村元友太郎、藤田大和、小野島恒太に敗れ3連敗中だ。

対戦相手のイ・ジョンヒョンは、コロナ禍でRoad FCがAfreeca TVと共催してきた寝技限定のモディファイドMMAルールで経験を積み、Road FC59でのKO勝ちと合わせて現在6勝0敗のホープだ。とはいえ、その対戦相手は無名の選手ばかりだったので現地ではイ・ジョンヒョンにとって初試練到来という風にも捉えられている。

山本として、実戦だけでなく練習で経験してきた殴り合い上等でないMMAを消化し、いかに打撃の強さを見せるか。この2年間を確認する試合といえる。

また今大会ではボクシング戦が組まれ、クォン・アソルがソル・ヨンホと拳を交える。ご存知、元Road FCライト級王者のクォン・アソルに対するソル・ヨンホは──これもAfreecaとRoadが手を組んで展開したネット配信によるリアリティTV=ファイトクラブの優勝者で、もとは釣りを題材としたYoutuberとのこと。

この試合を組むことに、現地のメディアも賛否両論となっており、真っ向から批判している専門媒体もあるようだ。

1月のRoad to BRAVE後、急激なコロナ拡大が影響したか、音無しの構えだったK-MMA界。しかし4月はBRAVE CF58の前日にAngel’s FC、5月にはこのRoad FC60 以外もDouble GFCのイベントも控えており、ようやく賑やかさが戻って来そうだ。

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【BRAVE CF58】サブミッション・ファンタジスタ。後ろ三角&スロエフストレッチのディアズに注目!!

【写真】注目は──このマルチン・バンデルと対戦するルイス・ディアズ。K-MMA界でいち早く国際戦を再開させたのがBRAVE CFというのも興味深い(C)BRAVE CF

1日(金・現地時間)、BRAVE CFが4月30日(土)に韓国はインチョンのインチョン・サムサン・ワールド体育館で開催するBRAVE CF58の対戦カード第1弾となる3つの国際戦を発表している。

そのなかには今大会は現地のThe Beast Championshipとのコ・プロモートとなるが、BRAVEのナンバーシリーズらしく韓国選手が名を連ねていないカードが2試合含まれている。


それがBRAVE独自の階級=スーパーウェルター級(175ポンド=79.3キロ)でポーランドのマルチン・バンデル✖ブラジルのルイス・フィリッピ・ディアズ、スーパーライト級(165ポンド=74.8キロ)ではモルドバのミハイル・コートルツァ✖バンデルと同じポーランドのマチェク・ギエルシェウスキーという2つのラインナップだ。

バンデルは昨年9月のBRAVE CF54=ポーランド大会でプロモーション・デビューを飾ったキャリア20勝7敗1分という同国の雑草ファイターだ。対して、ディアズは3月のバーレーン大会で計量失敗となり、対戦相手のヌルスルタン・ルジボエフがキャッチウェイト戦を了承せず、試合が流れ失地回復のファイトとなる。

修斗ブラジルのウェルター級王者でもあるディアズは、この他Cidade da Luta(シダージ・ダ・ルタ)でもウェルター級のベルトを巻いているブラジル国内のトップにある実力者といえる。戦績は14勝3敗でフィニッシュは10を数え、修斗ブラジル王座を奪取した際にはバッククラブから道着の襟のごとく足を首に絡みつかせ後ろ三角を取りつつ、さらにスロエフ・ストレッチのように足を引き寄せた複合技でタップを奪うちうサブミッション・ファンタジスタ振りを見せている。

24日のPOUNDSTORMで中村倫也と戦うアレアンドロ・カエタノと同門のディアス──今回こそは、体重をしっかりと落としてBRAE初陣に臨んでほしい。

ポーランド人でもバンデルと違い北アイルランド在住のギエルシェウスキーはBRAVEでの活動も3年目、今回が6試合目(※3勝2敗)となる。一方モルドバのコートルツァは、ウクライナのキエフを拠点としていたWorld Warriors FCのウェルター級王者だった選手で、キャリア13勝2敗だ。タイトルンコンテンダーとしてBRAVEと契約も、初戦で躓いたコートルツァは連敗は許されないインチョン決戦だ。

この他、韓国人選手絡みではライト級でフィリピンのロランド・ディとオ・テホクのマッチアップが決まった。ホ・テホクは2011年11月にUAEW14でホナウド・ザゴに勝利して以来の実戦で、同じ中東ベースのBRAVEに転じてのファイトとなる。

この他、韓国勢としてはUFCで漢江の奇跡といえるライトヘビー級4連勝中のチョン・ダウンが喫した2つの敗北のうち、1人の勝者であるキャリア17年のベテラン=イム・ジュンス、元Road FCミドル級王者のラ・インジェ、TOP FCからONE Warrior Series~Zeus FCと無敗の6連勝中のイ・チャンホ、昨年6月にDouble GFCで女子アトム級王座決定戦に出場したホン・イェリンが、キム・テキュンに続き初のBRAVE韓国大会に出場することが決まっている。

気になる日本勢だが、BRAVEの契約方針、あるいは対戦相手のキャリアが見合わず現時点までサインに至っていない。現状、フェザー級、ライト級、女子アトム級で交渉がまとまらず、バンタム級に出場枠が残されているようだが、果たして……。

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Brave CF K-MMA LFA MMA MMAPLANET PFL PFL CS04 UAEW UFC アリ・アルカイシ アーロン・ブラッキー イ・ドギョム エドウィン・クーパーJr ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジョシュア・シルヴェイラ ヘイナウド・エクソン

【PFL CS04】フェザー級選考マッチに韓国から前UAEW王者イ・ドギョム、EFC王者エクソンが参戦

【写真】コロナ前から中東経由で北米を目指していたイ・ドギョム。K-MMAのハングリーさを象徴しているファイターだ (C)UAEW

1月27日(木・現地時間)、3月11日(水・同)にフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで開催されるPFL Challenger Series04=フェザー級の陣容が明らかとなっている。

既にライトヘビー級、ウェルター級、女子ライト級の3階級で4試合=8選手のロースターが発表され、LFA2冠のジョシュア・シルヴェイラ、BRAVE CFスーパーウェルター級王者のジャラ・フセイン・アルシラウィ、鉄板ボディロックパス=ルーカス・ハルク・バルボーサら興味深い選手名が確認できる。


今回、発表になったフェザー級では韓国からイ・ドギョムの出場が決まった。アジア広域でいえば上記にあるようにアラブ社会の中近東ヨルダンからウェルター級に参戦するアルシラウィに続き2人目、漢字文化圏=儒教文化圏といえる東アジアから初選出となった。

イ・ドギョムはAngel’s FCから北米、いやUFCを目指しUAE WARRIORSに参戦しフェザー級王座を獲得したがZuffaからのコールはなく、昨年10月にUFCベテランのアリ・アルカイシに敗れベルトを手放している。結果、オクタゴンからデカゴンにターゲットを変更し夢の100万ドル獲得に向けPFCのトライアウトといえるチャレンジャーシリーズに臨むこととなった。

この他、南アフリカのEFC Worldwideのブラジル人フェザー級王者ヘイナウド・エクソンに出場も注目だ。またジャクソン・ウィンクMMA所属で名門アイオワ大出身のレスラー=エドウィン・クーパーJr、豪州からキャリア8勝2敗のアーロン・ブラッキーら世界各地からファイターが選考されており、対戦カードの発表が楽しみだ。

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BELLATOR Brave CF DEEP K-MMA LFA MMA MMAPLANET ONE PFL Progress Special ブログ

新年、あけましておめでとうございます

MMAファンの皆さま、新年あけましておめでとうございます。

新型コロナウィルス感染拡大2年目となった2021年は、世界中のMMAがパンデミック以前の姿を取り戻すべき活動を行った1年でした。

頂点UFCを筆頭にBellator、PFLという北米メジャーは無観客ストリーミングショー、有観客大会も盛況で、アジアではONEがアジアツアーを組むことができずとも拠点となるシンガポールでイベントを続け、中東ベースのBRAVE CFはバーレーンはもとよりロシア、中央アジア、欧州で大会を主催。UFC直下のコンテンダーシリーズ、LFA、Titan FC、中東ではUAEW、英国Cage Warriosといった世界の主要フィーダーショーも新たな人材をメジャーシーンに送り出しています。

国内ではRIZINがTRIGGERというケージ大会を開き、DEEP、パンクラス、修斗サステイン興行、HEAT、GRACHAN、GLADIATOR、NEXUS、WARDOG、闘裸男及びTHE修斗沖縄、Road to ONEとケージMMAは時代に翻弄されながらも活路を見出し、活動を続けてきました。

お隣韓国もRoad FCとライバルTOP FCが活動再開、Doubel GFCとAngel’s FCは協力体制を築き、コロナ禍のK-MMAをリードしました。

他方、組み技界はワンマッチ大会を確実に浸透させ、WNO、Polaris、F2Wなど柔術ベースのグラップリング・イベント、ケージ使用のSUG、掌底有りのコンバット柔術、Fury Pro Grappling、UFC Fight Pass InvitationalなどMMAファイターとグラップラーの競演が見られるイベントも増えました。国内でもIRE、Unraivaledに続き、PROGRESSという新しい動きが見られようとしています。

MMAPLANETでは2022年もそんなMMAシーンにグラップリングを加味し、可能であれば武術や土着&民族格闘技をスパイスとし、格闘技をお伝えしていく所存です。

本年も引き続きMMAPLANETとともに、そんな格闘の日々を楽しんでいただけましたら幸いです。

高島学

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K-MMA MMA キム・ジェウン キム・ジェヨン ユ・サンフン

【Angel’s FC】最後のパイオニア世代キム・ジェヨン、ユ・サンフンのハイ、ヒザ、フックに王座陥落

<Angel’s FCミドル級選手権試合/5分3R>
キム・ジェヨン(韓国)
Def.2R4分10秒by TKO
ユ・サンフン(韓国)

距離を取り、上半身を振るキム・ジェヨンに対し、ユ・サンフンがローを蹴って回る。追いかけてショートのコンビを繰り出したキム・ジェヨンだが、体を入れ替えたユ・サンフンがヒザ蹴りをボディに入れて離れる。ユ・サンフンは左ロー、続く右をかわしたキム・ジェヨンはレベルチェンジが組んでケージに押し込む。体を入れ替えて離れたユ・サンフンは、スイッチしたキム・ジェヨンに右ハイを蹴っていく。

ブロックしたチャンピオンがローから距離を詰めてフック、ケージに押し込むも、ユ・サンフンは離れて右前蹴り、左ミドルを蹴り込む。さらに左ロー、回って右ハイを蹴ったユ・サンフンだったが、右を伸ばして距離が詰まったところで右ショートフックを受けて倒れる。

すかさずマウントからバックマウントを取ったキム・ジェヨンだが、ユ・サンフンはスクランブルに持ち込んで立ち上がる。パンチを入れながら離れた王者は構えを小刻みに変え、ボディを打ち込むと、組んでテイクダウンへ。ここもユ・サンフンはすぐに立ち上がり、打撃の間合いになると勢いのある右ハイを蹴る。キム・ジェヨンが組んでケージに押し込んだところで初回が終わった。

2R開始直後に左ハイを蹴ったユ・サンフンが、ショートのワンツーを打って離れる。すぐに組みついたキム・ジェヨンはボディロックテイクダウンを決めスクランブルでバックに。巻き込んで上を取ったユ・サンフンは、自ら立ち上がってスタンドに戻ると、ケージを背負ったキム・ジェヨンに前蹴り、アッパーを打っていく。

ここから蹴りで戦ったユ・サンフンは、キム・ジェヨンの前進を許すが前蹴りで突き放す。ユは前蹴り、続いてワンツーをヒットするなど、圧負けしないファイトを展開する。対してキム・ジェヨンは組んでも自ら離れるなど、疲れが目立つ。

またも組んで離れたキム・ジェヨンに左ハイを蹴ったユ・サンフンは、ローに続く左フックをかわす。前蹴りで腹を蹴り、パンチも顔面を捕らえるようになったユ・サンフンは、組んでケージに押し込まれても簡単に離れ左前蹴り、組んでボディを殴る。

アッパーを返したキム・ジェヨンは間合いを取り直したユ・サンフンに左フックを振るうが、腹への前蹴りを効かされている。それでも前に出たキム・ジェヨンだったが、左ハイを受けて動きが落ちち、仕留めに来たユ・サンフンとフックを打ち合う。

ここでユ・サンフンは首相撲から跳びあがってヒザを突き上げると、ケージにキム・ジェウンが下がる。ユ・サンフンはパンチから再度、首相撲に捕え飛びあがってのヒザ蹴りを2つ、完全に動きが止まったキム・ジェヨンは連打に晒されると最後は右フックにマウスピースを吐きだし、勝負は決した。

K-MMAが本格的にスタートを切った2004年4月のSprit MCから戦ってきたキム・ジェヨンの王座陥落。新時代の扉を開いたユ・サンフンは──本来はウェルター級の新チャンピオンは「2週間前のオファーで体重を落としました。キム・ジェヨン選手を相手に断る理由はなかったです。作戦勝ちでした。レスリング勝負に来ると分かっていたので、必ず疲れるという自信がありました。もうすぐ2人目の子供が生まれるので、自分の父親になれて良かったです」と勝利者インタビューで話した。


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DEEP K-MMA MMA ROAD FC UAEW YouTube アン・ジョンギ キム・サンウク キム・ジェヨン パク・ヒョンソン ユ・サンフン 海外

【Angel’s FC18】キム・ジェヨン✖ユ・サンフンの新旧対決。コムンベレー出身キム・サンウクに注目!!

【写真】 昨日の計量では挑戦者が83.85キロ、王者が 84.25キロでパスしている(C)ANGEL’S FC

本日23日(金・現地時間)、韓国はソウルのシンドリム・テクノマート11階・特設ケイジでAngel’s FC18が開催される。

メインではAFCミドル級選手権試合=王者キム・ジェヨン✖挑戦者ユ・サンフンが組まれている。本来、キルギスのトルスンベク・アシルガジエフが挑戦者の予定だったが、韓国のコロナ陽性者増加により入国が難しくなりユ・サンフンがキム・ジェヨンの2度目の王座防衛戦の相手に抜擢された。


チームMAD所属のユ・サンフンはアジア・ゲームスの散打で銀メダルを獲得しており、MMAでは6勝2敗──この黒星はコンテンダーシリーズとUAEWで喫したものだ。AFCでは5連勝中でデビュー戦は日本のHEATというキャリアの持ち主だ。

31歳のチャレンジャーに対し、38歳の王者キム・ジェヨンは極真空手出身──MMA歴17年になるK-MMA界の歴史の証人といえるファイターだ。2004年4月──Sprit MCでMMA初戦を戦って以来、Road FCからTOP FC、そしてAFCと常にミドル級のトップを張ってきた。

北米メジャー出場経験こそないが、ACBで1勝2敗という骨太キャリアの持ち主で──日本でキャリアを積むことが多かったこの世代の韓国人選手には珍しく、2005年のDEEPと2009年のM-1Challenge程度しか来日経験はない。

ラッシングパワーは健在のキム・ジェヨンに対し、長身&リーチで優るが本来はウェルター級のユ・サンフンが圧力を捌き、有効打を当てて疲れさせることができるか──が、勝負の鍵となろう。

この他、キャリアの少ない選手が中心のカードでは、第6試合のウェルター級戦=キム・サンウク✖アン・ジョンギに注目だ。

キム・サンウクはキム・ドンヒョンの愛弟子で韓国軍特殊司令部=コムンベレー出身──4勝1敗の期待の新鋭だ。対戦相手のアン・ジョンギは戦績こそ2勝2敗だがレスリングの国家代表だったファイターで、Double GFCでは既にタイトル戦を経験している。

K-MMA界は今日のAngel’s FCを終えると、1週間後のDouble GFCで2021年の終幕を迎える。そのDouble GFCでは日本の中西哲夫がコメインでパク・ヒョンソンとDouble GFCフライ級王座決定戦を戦うこととなっていたが、トルスンベク・アシルガジエフと同様にオミクロン株の発生により海外からの入国者の隔離免除が取り消されたことで訪韓が不可能となり、キム・ジュハンが代役を務めることとなった。

とはいえDouble GFCでは中西に2週間の隔離措置を実施したうえで、同大会へ招聘するという発表をしていたため、この欠場理由は筋が通っていない。この点について韓国人記者を通し、確認を行っているが10日間に渡り返答がない状況だ。

■視聴方法(予定)
12月23日(木・現地時間)
午後5時00分~Angel’s FC YouTube Channel

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K-MMA MMA ONE ROAD FC TOP FC20 YouTube チェ・ソンヒョク パク・チャンビン ホン・ソンチャン

【Top FC20】メインは佐藤豪則の急所を2度蹴り上げたホン。計量に向かう途中の交通事故でハン・ボラン欠場

【写真】どうしても佐藤豪則戦の急所蹴りのイメージが強いホン・ソンチャン(C)TOP FC

19日(金・現地時間)、韓国はテグのインタープルゴ・エクスコ内グランドボールルームAでTOP FC20「To the Origin」が開催される。

かつてはK-MMA界において人気のセリーグ=Road FCに対して、実力のパリーグといっても過言でなかったTop FCが、2018年11月以来実に3年振りにナンバーシリーズを開くこととなった。


7月に人材育成大会=TFC DREAM07で3年8カ月振りのプロ興行をリスタートさせたTOP FCが、いよいよナンバーシリーズを再開させる。

国民の78パーセントが2度のワクチン接種を終え、ウィズコロナを提唱して規制を緩めた途端に、過去最多の1日3000人以上の要請者を数えた情勢もあり、チケットはわずか100枚しか売り出されていない。

そんな今大会のメインではホン・ソンチャンとチェ・ソンヒョクがライト級マッチで戦う。ホン・ソンチャンは佐藤豪則を相手に、急所蹴りで反則負けからのノーコンテストノーコンテストという悪夢のような2連戦を経験しているファイターだ。今年の5月にMonster Warで3年10カ月振りの実戦復帰を果たし、古巣復帰となった。

対するチェ・ソンヒョクはテコンドー出身の蹴りの使い手である一方で、グラウンドもそつなくこなすウェルラウンダーだ。とはいえチェ・ソンヒョクのキャリアは4勝1敗、7勝1敗のホン・ソンチャンの方が経験値は戦い。

また活動停止状態が続くONE Warrior Seriesから、ソ・ジヨンが国内復帰し、キャリア1勝1敗のハン・ボランと対戦予定だったが、なんとハン・ボランが計量会場に向かっている最中に交通事故に巻き込まれ、試合出場が叶わなくなるというとんでもない状況に陥っている。

また年末のK-MMA界の動向だが、12月23日(木・同)Angel’s FCがギョンギ道のイルサン市で、年の瀬の12月30日(木・同)にDouble GFCがソウルのKBSアリーナでイベントを予定している。

■視聴方法(予定)
11月19日(金・日本時間)、
午後5時00分~Top FC YouTube channel

■ Top FC20対戦カード

<ライト級/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
チェ・ソンヒョク(韓国)

<ミドル級/5分3R>
イ・ジョンファン(韓国)
パク・ジョンミン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンビン(韓国)
メ・スヒョック(韓国)

<フライ級/5分3R>
チョ・ドンフン(韓国)
バク・チャンビン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
パク・ウォジン(韓国)
チェ・ヨンギュ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
チョ・ギョンミン(韓国)
キム・イサク(韓国)

<フェザー級/5分2R>
ソン・ドゥリ(韓国)
ジン・ミンギュ(韓国)

<ライト級/5分2R>
キム・イチャン(韓国)
キム・ジョンピル(韓国)

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Angel's FC17 K-MMA MMA ROAD FC YouTube コ・ソクヒョン ジュン・ユンジェ ブログ

【Angel’s FC17】グラジ経験者ジュン・ユンジェが、Double GFC経由でAngel’s FCウェルター級王座に挑戦

【写真】倒せるが抑えに課題がある王者コ・ソクヒョン。挑戦者ジュン・ユンジェは打撃を当ててからのテイクダウンも上手い (C)AFC & MMAPLANET

15日(金・現地時間)、韓国はソウルのシンドリム・テクノマート11階特設ケージでAngel’s FC17「War of Monsters」が開催される。

Road FCも活動再開し、Angel’s FCとDouble GFCも引き続き大会を開き、なぜか同じ週末などイベントのバッティングが目立つK-MMAワールド。

今大会のメインはコ・ソクヒョンの持つAFCウェルター級王座にジュン・ユンジェが挑戦する一戦だ。


チャンピオンのコ・ソクヒョンはコンバットサンボで2度世界を制しているファイターで、5月にアン・ジェヨンを下し、ミドル級王者のキム・ジェヨンとチャンプチャンプ対決を要求、一度は両者の対戦が決定かと思われたかが、今回は実現しなかった。

挑戦者のジュン・ユンジェは元ROAD FCバンタム級王者イ・ギルウのチームメイトだ。2019年4月にGladiatorに来日し、レッツ豪太とノンタイトルで戦い優勢のドローだった。その後、Road FCで2試合を戦った後、コロナに突入し今年の9月にDouble GFCのキム・ジュンギョ戦で1年10カ月振りの実戦復帰を果たし、RNCで一本勝ち。同大会を視察していたAFCのバク・ホジュン代表が挑戦者に抜擢した。

打撃のレンジコントロールに優れたジュン・ユンジェと、絶対的なテイクダウン能力を持つコ・ソクヒョン──王者が空回りする展開も十分にあり得る。

■視聴方法(予定)
10月15日(金・日本時間)、
午後5時00分~YouTube

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K-MMA MMA ROAD FC UFC UFC ESPN28 カン・ギョンホ ハニ・ヤヒーラ ブログ

【UFC ESPN28】プサン産永久電池カン・ギョンホ「ヤヒーラには自分のようなコンディションの良さはない」

【写真】まさにムサの面持ち、カン・ギョンホ(C)MMAPLANET

31日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN28「Hall vs Strickland」が開催され、カン・ギョンホがハニ・ヤヒーラと対戦する。

兵役、コロナ禍と試合間隔が2度も大きく空いたUFCキャリアながらカン・ギョンホはこれまで、オクタゴンで6勝2敗と大きく勝ち越している。K-MMA界の永久電池、スクランブルで無類の強さを見せるカン・ギョンホにハニ・ヤヒーラ戦に向けて、その心境をZoomインタビューで訊いた。


──ハニ・ヤヒーラ戦が近づいてきましたが、調子はいかがですか。

「時差ボケもなく、全て上手くいっています」

──20カ月間、試合から離れていましたが、いよいよオクタゴンに戻ることができます。

「長い間試合はできなかった分、ケガもなくしっかりと体を休めることができたので、試合が決まればすぐに最高の状態で戦いに戻ることができました」

──ROAD FCが活動を再開し、Double GFCやAngel’s FCはコロナ禍でも継続的にイベントを開いてきました。チームメイトも試合があったかと思いますが、この状況にフランスとレーションは感じなかったですか。

「練習をするということにおいて、何も変りはないですから大丈夫でした。チームメイトの試合を見て、他の大会の試合をチェックしつつ、自分の練習に集中してきました。そうすることでフラストレーションも感じないですし、モチベーションを保つことができました」

──韓国のコロナの状況はソウルからの情報が多く入ってくるのですが、プサンのことはあまり伝わってきません。この試合に向けて、練習は問題なかったですか。

「プサンの感染者が多くなっている時は、練習にも少し影響が出ましたが、状況を整えてすぐにキャンプに入ることが出来ました。マスクの使用や、人数制限、練習に参加した人間を明確リスト化するなど規則はありましたが、それだけのことでした。人数は時々で違い、5人の時もあり、10人が最大という感じでしたね」

──チームMADは20人ぐらいで激しい練習をする印象が強いのですが、そういうわけにはいかないですね。

「そうはいかないですよね。でも、人数制限がなくても自分の体格を考えると、スパーリング相手は限定されてきますし、本当にそこまで困難なことはなかったです」

──ではハニ・ヤヒーラの印象を教えてください。

計量は両者揃って136ポンドでパスしている(C)Zuffa/UFC

「ベテランです。そして絶対的にグラウンドが強い。ずっと彼の試合を見てきたので、ハニ・ヤヒーラと戦えることはとても嬉しいです」

──ハニはテイクダウンから、寝技で仕留めようとする選手です。一方、カン・ギョンホ選手はスクランブルを得意としています。寝技を拒絶する自信はどれだけありますか。

「寝技になることを頭にいれて準備をしてきました。ただし、トップコントロールしようとしてきても、自分のレスリングは彼よりずっと強いので。そこは自信を持っています」

──ハニが最後まで勝負を諦めないファイターであるなら、カン・ギョンホ選手もスプリットになるような競り合いを繰り返しており、勝負強さには自信があるかと思います。その中で勝負の鍵を握ってくるのは、どういう部分になるでしょうか。

コンディションは万全か(C)Zuffa/UFC

「コンディションでは自分の方が上だと思っています。ハニ・ヤヒーラには自分のようなコンディションの良さはないです。そこが大きなアドバンテージになり、判定になっても落とすようなことはありません。

もちろん、試合前なのでどのような戦いをするのか詳細を話すことはできませんが、自分も最近の試合は判定勝利が多いですが、以前は数多くの試合でフィニッシュしてきました。今回もフィニッシュを狙っています」

──では、最後に日本のファンに一言メッセージをお願いします。

「しっかりと準備をしてきました。皆さんのサポートに感謝しています。日本の皆さんもコロナ禍において、安全に過ごしてください」

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN28対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ユライア・ホール(米国)
ショーン・ストリックランド(米国)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ(韓国)
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)
シャイアン・バイス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニクラス・ストルツァ(ドイツ)
ジェレッド・ゴードン(米国)

<フライ級/5分3R>
ライアン・ベノワ(米国)
ザロック・アダシェフ(ウズベキスタン)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ(米国)
ジェイソン・ウィット(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ニコ・モンターニョ(米国)
ウー・ヤナン(中国)

<フェザー級/5分3R>
コリン・エングラン(米国)
マルシック・バクダサリアン(アルメニア)

<ライト級/5分3R>
クリス・グラッツマーカー(米国)
ラファ・ガルシア(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・チャベス(米国)
カイ・カマカ3世(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
ジン・ユ・フレイ(米国)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)
ロニー・ローレンス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
オリオン・コスケ(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

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K-MMA Report TFC DERAM07 チェ・ドンフン ブログ

【TFC DREAM07】元海軍士官チェ・ソォホが、デビュー戦対決でチョ・ソォホからTKO勝ち

<バンタム級/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
Def.2R3分19秒by TKO
チョ・ソォホ(韓国)

サウスポーに構えたチェが、すぐにオーソに戻す。チョは右ロー、チェは右オーバーハンドからワンツー、チェもワンツーを返す。チョのワンツーに、チェがカウンターで右を合わせ、右オーバーハンドにもローを蹴っていく。チョは左ボディストレート、左のパンチは力み気味だ。チェも距離を詰めてパンチを纏め、サウスポーにスイッチ。前蹴りを入れてオーソに戻し、ローを蹴る。互いに足を蹴り、チェがワンツーを繰り出す。チョの右ミドルをキャッチして、左で殴ったチェだがローに左を合わされる。切れのある右ローを入れたチョは、直後にチェの右を被弾してダウン、立ち上がってもパンチを纏められる。初回はチェのラウンドとなった。

2R、スイッチして前に出たチェが右を当てる。オーソに戻すと、チョが右ローを3発入れ、チェが構えを変える。それでもオーソから右を入れたチェはスイッチしてミドルを蹴られても、右ジャブを伸ばす。さらに右ハイを当てたチェは、ローに右オーバーハンドを合わせ、ミドルを蹴られてもショートでパンチを入れる。直後にボディを効かされたチョはテイクダウン狙いを切られ、バックを取られ殴られる。立ち上がったチェに対し、ガードを取ったチョはレフェリーに立たされる。

直後に急所を切られたとアピールしたチョ、明らかに腹のダメージからの回復を狙っている。再開後、右を当てたチェが圧力を高めてワンツー、さらに右を当ててダウンを奪う。テイクダウン狙いを切られ、殴られたチョの動きが止まり試合は決した。

元海軍士官、チェ・ドンフンが期待以上の動きでデビュー戦同士の試合でTKO勝ちだった。


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