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DEEP DEEP JEWELS37 MMA MMAPLANET o 大島沙緒里 須田萌里

【DEEP JEWELS37】大島沙緒里が須田に得意のキムラを極めてベルト防衛。果たして大島の今後は……

【写真】須田の肩が柔らかかったとしても、ここまで入れば仕方ないか(C)MMAPLANET

<DEEP JEWELSアトム級タイトルマッチ/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.1R by キムラ
須田萌里(日本)

距離を取る大島に対し、須田は左ジャブから右の前蹴り。距離を詰められた大島は組みつき、小外刈りでテイクダウンを奪った。サイドで抑え込む大島はマウントを狙うも、須田はハーフガードに戻した。またもパスした大島は、須田の左腕を抱える。須田が体勢を入れ替えるが、すぐに大島が抱えている左腕を支点に切り返してトップに戻した。動く須田を抑え込んで、大島がクラッチを切ってキムラへ。須田の左腕は完全に背中に回り、レフェリーが試合をストップした。

試合後、大島は同日に講道館で柔道の試合に出ている夫が、1回戦負けを喫していることを明らかにした。これから格闘技を続けられるか不安を抱えるなか、「体は小さいんですけど、皆さんに勇気を与えられるように頑張ります」と宣言した。


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DEEP KINGレイナ o Te-a   中井りん 修斗 大島沙緒里 杉山しずか 東よう子 栗山葵 須田萌里

【DEEP JEWELS】速報中!DEEP JEWELS 37

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長かったゴールデンウィークも最終日。名残惜しさこの上ありませんが、せっかくなので最後の最後まで楽しもうじゃありませんか。今日は1日中DEEP DAY。まずは後楽園ホールでDEEP JEWELS 37が開催されます。中井りんと杉山しずかが出場しているDEEP JEWELSフライ級GP 2022の準決勝・決勝が目玉ですが、なんと栗山葵が計量オーバーにより失格。杉山が不戦勝という大アクシデントが発生。杉山圧倒的優位の中、果たして誰が王座戴冠するのか。そしてDEEP JEWELSアトム級タイトルマッチは大島沙緒里×須田萌里、DEEP JEWELS初代フェザー級王者決定戦として東よう子×KINGレイナと見どころ盛りだくさん。今日も後楽園ホールから電波と充電の続き限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【オープニングファイト アマチュアSPルール フライ級】
◯奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)
(判定3-0)
×MANA(TEAM AGENT)
1R、パンチの交差から奥富がタックル。スタンドでバックに回ると脚を掛けてテイクダウン。バックから下になりながら腕十字を狙うがMANAが堪えてラウンドを終えた。
2R、打撃で前に出るMANA。しかし奥富はタックルで組み付いてテイクダウン。またしてもバックに回ってポジションをキープ。終了間際にMANAがガードポジションに戻すと下から腕十字を仕掛けたところで試合終了。判定は奥富!


【第1試合 DEEP JEWELSフライ級GP 2022準決勝第1試合】
◯中井りん(修斗道場四国)
(2R 腕十字)
×Te-a(AACC)
1R、スタンドのお見合いから中井が組みつく。リフトして豪快にテイクダウン。簡単にマウントに移行。ポジションをがっちりキープする。終盤にバックに移行するとチョークを狙う。さらにマウントになって腕十字を仕掛けるが腕が伸びた瞬間にタイムアップ。決められないが中井が圧倒した。
2R、しばらくスタンドの様子見が続く。中井は片足タックルでテイクダウン。サイドを奪取。ガッチリと抑え込む。Te-aは全く動けない状態が続く。中井は脇腹にパウンドを打ち込みつつ、最後は腕十字!耐えるTe-aだったがレフェリーが試合を止めた!中井が圧勝です。


【第2試合 DEEP JEWELSフライ級GP 2022(準決勝第2試合】
◯杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)
(失格)
×栗山葵(SMOKER GYM)
栗山の契約体重オーバーにより失格。杉山が不戦勝。決勝は中井りん×杉山しずかに決定!


【第3試合 ミクロ級(44kg)】
◯山崎桃子(フリー)
(判定3-0)
×ちびさいKYOKA(SAI-GYM)
1R、序盤から山崎はイケイケ。間合いを詰めるとパンチをヒットさせ、さらには前蹴りも当ててケージに追い込む。嫌がったちびさいは胴タックルで組みつく。だが山崎は投げでテイクダウンに成功。するとちびさいは下から腕十字。だが山崎は持ち上げて脱出に成功。スタンドに戻ると山崎は首相撲から膝をボディに何発もヒットさせてラウンドを終えた。
2R、ちびさいはボディが効いたか、再び山崎の膝をもらうかばう仕草。山崎はそのままテイクダウンしてパウンドを集中。さらにバックに回ってチョークを狙うがちびさいは脱出。スタンドに戻ると打撃戦は山崎の手数が上手。終了間際にまたもテイクダウンすると上をキープして試合終了。判定は山崎に軍配。


【第4試合 ストロー級】
◯長野美香(フリー)
(2R フロントチョーク)
×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)
1R、開始早々に組み付いたケイト。ケージに押し込んで差し合い。すると長野が逆に投げる。ケイトは踏みとどまってグラウンドでバックに回る。不完全ながらポジションをキープ。山崎は立ち上がるがケイトはしつこく背中に張り付く。最後は長野が正対してラウンド終了。
2R、開始直後に組み付くケイト。しかし長野は首を取るとそのまま飛びついてギロチンチョーク。そのままグラウンドへ。長野は上から絞め上げるとケイトはタップ!長野が劇的な一本勝ちです!


【第5試合 DEEP JEWELS初代フェザー級王者決定戦】
◯東よう子(リバーサルジム新宿Me,We)
(判定3-0)
×KINGレイナ(フリー)
1R、東が前戦と同じく左ジャブがよく伸びる。レイナが嫌がって前に出ると右フックを蓄積。さらにレイナが打ち気になったところでカウンターのタックル。しかしレイナは尻餅をつくがすぐに立ち上がる。スタンドではレイナの右フックに対して東は左ジャブ、右フックをヒットさせてラウンド終了。手数は東が上手か。
2R、開始直後から東の左ジャブが的確にヒット。さらに胴タックル。レイナはテイクダウンを許すも下から脚関節を取って逆転を狙う。しかし東は冷静に対処。足を抜いてサイドバックに回ると側頭部にパウンドをコツコツ当てる。レイナが立ってもバックを離れずラウンドを終えた。
3R、後がないレイナだがなかなか前に出ない。逆に東は左ジャブ、ボディ、ロー、右フックと着実に蓄積。だが決して深追いしない。終盤にやっと前に出てきたレイナに対してカウンターのタックルでテイクダウン。これで万事休す。東が上をキープして試合終了。判定は東!王座戴冠です。


【第6試合 セミファイナル DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)タイトルマッチ】
◯大島沙緒里(AACC)
(1R アームロック)
×須田萌里(SCORPION GYM)
1R、開始直後に須田の前蹴りが顔面にヒット。大島は一気に間合いを詰めて組み付くと足を掛けてテイクダウン。素早くサイドに回る。腕をしつこく狙い続けて最後はアームロック。がっちり極まるがタップしない須田。見かねたレフェリーが試合を止めた!大島が女子高生ファイター須田を止めて王座防衛に成功です。


【第7試合 メインイベント DEEP JEWELSフライ級GP 2022決勝】
◯中井りん(修斗道場四国)
(1R 腕十字)
×杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)
1R、静かなスタンドの立ち上がり。杉山の強烈な左フックが連続でヒット。中井はフックに合わせてタックル。これは杉山が耐える。だが身体が離れると中井は圧力を強める。後退する杉山に対してにじり寄ってタックルでテイクダウン。すかさず腕十字!これは辛うじて杉山が脱出。しかし中井は上をキープすると試合終了間際にまたも腕十字!残り7秒だったがレフェリーが試合を止めた!中井が圧勝で王座戴冠。やっぱり強い。
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DEEP DEEP JEWELS37 HIME MMA MMAPLANET o RIZIN 大島沙緒里 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS37】須田萌里と王座防衛戦、大島沙緒里―02―「実力をもう一度証明したい」

【写真】極め争いはポジショニング争い。そして組み力の勝負だ(C)MMAPLANET

8日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS37で、須田萌里を相手にDEEP JEWELSアトム級王座の初防衛戦を行う大島沙緒里のインタビュー後編。

2022年3月、大島沙緒里は49キロ以下契約のノンタイトルマッチでHIMEと対戦し、判定負けを喫した。当日は2試合前、青野ひかるに一本勝ちした須田萌里が大島の持つベルトへの挑戦をアピールし、今回のタイトルマッチに至っている。大島にとってHIME戦での敗北から見えた、須田戦そして今後勝っていくための術とは。

<大島沙緒里インタビューPart.01はコチラから>


――2021年は4戦全勝でしたが、2022年はHIME戦での判定負けからスタートしました。あの試合から2カ月、大島選手の中であの敗戦はどのように捉えていますか。

「言い訳になってしまうんですけど、3週間前に新型コロナウィルスに感染してしまって1週間ぐらい動けなかったんです。欠場するわけにはいかないと思って、残り1週間ぐらいで練習の量は詰め込むことができました。でも気持ちの面では、試合に集中することができていなかったですね。

ただ、どんなに準備ができていたとしても、HIME選手には勝てなかったと思います。私にとって、とても相性の悪い選手でした」

――HIME戦では、試合中に大島選手の表情から気持ちが消えているように見えました。これまでは常に気持ちが前面に表れていた大島選手に、何があったのかと気になりました。

「正直、最初の打撃で少しクラッとしたんです。上の階級の打撃をもらうと、こんなに効くんだなって。だから試合中のことは、あまり覚えていないんですよ。ただ、相手が遠い距離にいるから『もっと近づかないといけない、もっと近づかないと』という気持ちばかりが強くなって。それでようやく組んでクラッチすることができても、相手を動かすことができない。どうしたらいいのだろう……と思いながら試合をしていました」

――大島選手は2冠王者となり、2021年は全勝という結果を残したことで、他の選手からは研究し尽くされるファイターになっていると思います。

「はい。私は相手のことを研究していなかったわけではないんですけど、細かいところまでは考えられていなかったと思います。試合が始まった瞬間、HIME選手がサークリングし始めたので、こう来るのかと思ってしまって。あの試合は、すごく勉強になりました」

――今後は対戦相手が全員、同じようなことをしてくるでしょう。

「そうですよね。HIME選手のように距離を取ってくるパターンも増えるでしょうから、練習でもそういったシチュエーションを意識するようにしています。細かいことは言えないんですけど、練習相手にも同じようなシチュエーションをお願いしたり」

――前回の試合は、49キロのノンタイトルマッチでした。大島選手にとって49キロというウェイトは重く感じられるのでしょうか。

「RIZINでも感じたんですが、確かに49キロは重いかもしれないです。でも49キロでの試合に慣れていかないといけないと思って、前回のHIME戦は49キロで試合しました」

――49キロに慣れていかないといけない、とは。

「RIZINに出た時、体の小さい私が勝ったことで、感動しましたというメッセージをたくさん頂いたんです。私の試合で何か感じてもらえることがあるなら、今後も49キロで試合をしていこうと考えています」

――現在、国内女子MMAは49キロがメインストリームとなっています。大島選手もそのウェイトで試合をしていきたい、という考えはないのでしょうか。

「そういう考えはないです。私は44キロでも、47.6キロでも試合していますし、44キロでも強い外国人選手もいますから。でもRIZINに出て49キロで試合をして、勝ったことで周りの人からそういう声を頂いてから、49キロでも試合をしていきたいと思ったんです。前回の試合で負けてしまったので、またRIZINに出るには時間もかかるでしょうけど……」

――なるほど。そのHIME戦が行われた段階では、次の試合がタイトルマッチになるお話はあったのでしょうか。

「その時はまだ無かったですね。須田選手がアピールして、すぐにタイトルマッチが組まれるとは思っていなかったです。HIME戦が終わって数日後に、今回のタイトルマッチのお話を頂きました。私も負けたまま試合を決めずに、負けた気持ちをずっと引きずるのは良くないと思って。須田選手も私と試合がしたいと言ってくれているし、ここでしっかりベルトを防衛して、自分の力を証明できたらと考えました」

――では、須田選手の印象を教えてください。

「柔術をやっていて、極める力がある選手ですよね。試合を見ていても、得意なパターンがある。毎試合、相手に合わせて作戦を考え、その作戦を完全に実行して勝っているんだろうなと思います。それは、その作戦を実行するために日々練習して、体に染み込ませているということなので」

――大島選手は、そのタイプではないのですか。

「そういうタイプではなかったです。……今までは。HIME戦の後から変わりました。一緒に作戦を考えてくれる人もいるし、一緒に対策練習してくれる仲間もたくさんいますから」

――HIME戦については、相性が悪かったというお話がありました。須田選手は、相性の良い相手だと思いますか。

「そうですね……。悪くはないと思いますけど、同じようなタイプなので、相手にとっても私は相性が悪くないということですよね。しかも相手のほうが身長も6センチほど高くて、手足も長いので、相手との距離感については考えていかないといけないです」

――その須田選手を挑戦者に迎えてのタイトルマッチ、どのような試合にしたいですか。

「自分の実力をもう一度証明したいです。打撃も練習しているので、それを見せたいとも思っています。でもグラップラー同士なので、最後は組みつくのかなって。そうなれば私が一本を取れるように、自分が得意な形に持ち込んで勝ちたいと思います」

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DEEP DEEP JEWELS37 HIME MMA MMAPLANET o RIZIN にっせー パク・シウ 大島沙緒里 村上彩 須田萌里

【DEEP JEWELS37】須田萌里戦=アトム級王座防衛戦、大島沙緒里―01―「8日は夫も講道館で試合が……」

【写真】夫婦揃って大勝負を迎える大島 (C)SHOJIRO KAMEIKE

8日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS37で、アトム級王者の大島沙緒里が須田萌里を挑戦者に迎え、ベルトの初防衛戦を行う。

大島は2021年、DEEP JEWELSアトム級GPを制するなど、4戦して4勝。国内女子MMAの軽量級トップファイターとなった。しかし2022年初戦は3月、HIMEに判定負けを喫している。再起戦がタイトル戦となった大島、実はこの日は夫である柔道家・大島優磨も大切な試合を控えている。MMAファイター、妻、母という立場にある大島が語った葛藤とは――。


――試合を1週間後に控えてのインタビューとなります(※取材は5月1日に行われた)。もう追い込みの練習は終わった頃でしょうか。

「まだやっているところですね。私は試合ギリギリまで練習しているほうだと思います。スケジュールはその時によって違うんですけど、今回は木曜日まで練習して、金曜日は動きを確認する程度で土曜日に計量という感じです」

――大島選手は2021年を4戦4勝という結果で終えました。すでに2022年に入って5カ月が経っていますが、2021年の結果についてはどのように考えていますか。

「去年は全ての試合で勝つことができて、私の中でも世界が変わりました。2020年末、パク・シウ選手に負けてからDEEP JEWELSのアトム級トーナメントに出場することについて、悩んでいたんです。でも出場を決めてからは1戦1戦、全力を注いできました」

――トーナメントで1日2試合を戦ったにせよ、国内女子MMAのトップファイターで年間4試合もこなせるのは、なかなか珍しいですよね。

「そうですね。私も子供がいるなかで、こんなに試合して大丈夫なのかな、と考えることがあるんです。でもオファーを頂いたからには、やるしかないかなと思って」

――「子供がいるなかで、こんなに試合して大丈夫なのかな」とは?

「試合が決まると、あまり子供に時間を割けなくなってしまいますよね。試合の日から逆算して練習やトレーニングのスケジュールを組んでいかないといけないので。すると、どうしても練習のことを配慮して、あまり子供と遊びに行くことができなかったり……。それは子供たちに対して、ちょっと申し訳なく思っています」

――お母さんがMMAの練習や試合で忙しいことについて、お子さんは何と言っているのでしょうか。

「子供はまだ3歳で、まだそんなに喋れないんですけど、どう思っているのか……。あんまりよく分かっていないと思います。でも最初に試合会場へ連れていった時は、泣いていました(笑)。でも今は、私の試合を見ていると、『ママ、ママ』と言ってくれています。

そんななかで、大きくなるにつれて、もっと子供のために時間を割きたいという気持ちが強くなっているんです。それでもプロのファイターとして、そこは割り切ってやっていきたいと思っています」

――母は強し、ですね。

「チャンピオンになって、今年は試合が減るかなと思っていたんですが、むしろ去年よりも多くなりそうですね(苦笑)。プロのファイターとしては、オファーを頂けることは嬉しいです。××とは戦いたくない、と他から避けられて試合が組まれないタイプの選手もいるじゃないですか。そういうタイプの選手と比べたら、私は恵まれているほうだと思っています。いろんな階級で試合をしていることもあって、私と試合したいと言ってくれる選手が多いので。でも対戦したいという選手が多すぎて、これだと試合ばっかりになってしまうなって(苦笑)」

――今回、須田萌里選手とタイトルマッチも、須田選手の挑戦表明から始まりました。他に大島選手との対戦を希望している選手といえば……。

「ミクロ級では村上彩選手が連勝していた時に、私と試合したいと言ってくれていて。にっせー選手もRIZINで勝ったあとのインタビューで、私の名前を出してくれたり。他の選手からもチラホラ聞きますし……」

――DEEPミクロ級とDEEP JEWELSアトム級、2冠王者の宿命ですね。

「結婚してからは夫(大島優磨)をサポートしないといけないのに、私の試合も多くなってしまって」

――ご主人は大島選手が結婚して柔道から離れたあとにMMAを始めて、ここまで試合が多くなっていることについて、何と仰っているのですか。

「全然、大丈夫だよと言ってくれています。でも家事や子育てを夫に任せてしまうと、罪悪感もあって。夫が柔道の現役選手で月に1回、1週間は合宿で家を空けるんですよ。その間は私一人で、子供のごはんとか送り迎えとかをやることになります。でも私の試合も入ってきたら……。コロナ禍で柔道の試合も少なくなっていて、ようやく夫の試合があるという時に、私の試合と被ってしまったので」

――お二人とも勝ち進めば、試合が被ってしまうことは仕方ないでしょうね……。

「実は次の試合、8日は夫も柔道の試合があるんです。しかも私は後楽園ホールで、夫は講道館で試合をします」

――えっ!? 同じ日に後楽園駅を挟んで徒歩圏内で、二人が試合をしているわけですか。

「全日本強化選手選考会といって、2022年度前期の全日本強化選手を選考するための大会が行われるんです。夫は中学生の頃から強化指定選手なんですけど、この大会で勝つかどうかで、引き続き強化選手となれるかどうかが決まります。そんな大事な試合の日に、私の試合が被ってしまって(苦笑)」

――大島選手の試合は昼興行として開催されます。ご主人の試合は……?

「柔道の試合は基本的に昼に行われるので、ほぼ同じ時間帯に試合をしていると思います。ゴールデンウィークで幼稚園もお休みなので、今は夫の実家で子供を預かってもらっています。試合が終わったらすぐ迎えに行きます」

<この項、続く>

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DEEP HIME o RIZIN   大島沙緒里 青野ひかる 須田萌里

5.8『DEEP JEWELS 37』で大島沙緒里 vs. 須田萌里のアトム級タイトルマッチが追加発表


 DEEPが5月8日に後楽園ホールで開催する『DEEP JEWELS 37』で大島沙緒里 vs. 須田萌里のアトム級タイトルマッチを追加発表。

 大島は3月の『DEEP JEWELS 36』でHIMEに判定負けして以来の試合。須田は3月の『DEEP JEWELS 36』で青野ひかるに1Rアームバーで勝利して以来の試合。続きを読む・・・
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『DEEP JEWELS 36』試合結果


第7試合 DEEP JEWELSフライ級GP 2022(王座決定トーナメント)一回戦 5分2R
○中井りん(修斗道場四国/元パンクラス女子バンタム級王者、元VALKYRIE無差別級王者)
×藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)
2R 4’38” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 DEEP JEWELSフライ級GP 2022(王座決定トーナメント)一回戦 5分2R
○杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)
×ミッコ・ニルバーナ(AACC)
判定3-2 (植松18-18○/柴田19-18/長瀬19-19○/豊永○19-19/橋本20-17)

第5試合 49kg契約 5分2R
×大島沙緒里(AACC/DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)王者、DEEP女子ミクロ級(44kg)王者)
○HIME(毛利道場)
判定0-3 (植松18-20/豊永18-20/柴田17-20)

第4試合 49kg契約 5分2R
○本野美樹(AACC/元DEEP JEWELSストロー級王者)
×にっせー(チームにっせー/アローズエンタテインメント)
1R 4’18” 腕ひしぎ十字固め

第3試合 49kg契約 5分2R
×青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
○須田萌里(SCORPION GYM)
1R 3’36” 腕ひしぎ十字固め

第2試合 49kg契約 5分2R
○桐生祐子(フリー)
×サダエ・マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)
判定2-1 (岡田20-18/橋本19-19○/木村20-18)

第1試合 ミクロ級(44kg) 5分2R
○古瀬美月(K-PLACE)
×古林礼名(GSB多治見)
1R 2’11” 裸絞め

オープニングファイト アマチュアキックルール 54kg契約 1分30秒2R
×ラジーナ(ネパール/コンパス幼稚園)
○中村サキ(レンジャージム)
2R 1’30” TKO

 3月12日にニューピアホールで開催された『DEEP JEWELS 36』の試合結果。フライ級グランプリ2022(王座決定トーナメント)1回戦が2試合行われ、中井りんは藤田翔子に2R TKO勝ち。杉山しずかはミッコ・ニルバーナに判定勝ちしています。ワンマッチではHIMEが大島沙緒里に判定勝ちしています。続きを読む・・・
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DEEP DEEP JEWELS36 MMA MMAPLANET o ONE 大島沙緒里 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS36】青野を腕十字で斬って落とした須田萌里が大島沙緒里への挑戦をアピール

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
Def.1R3分36秒 by 腕十字
青野ひかる(日本)

開始早々、青野が飛び込むも足を滑らせたか、マットに手をついてしまう。すかさず須田がバックを狙ったが、青野が振り落としてトップへ。パウンドを打ち込む青野に、須田は下から足を上げていくが、これは青野が抑え込んでいく。しかしハーフガードやフックガードで青野を動かす須田、青野の右腕を取ってコントロールを試みる。グリップを切った青野はパンチを狙うも、須田が青野の右腕を取って腕十字へ。これを凌いだ青野がトップに戻るも、須田が下から仕掛け続ける。再び須田が青野の右腕に腕十字を仕掛ける。さらにパンチを当てながら足を組み替え、さらにもう一度腕十字へ。仰向けになった青野の腕を伸ばして極めた。

試合後、須田は大島沙緒里への挑戦をアピールした。


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【DEEP JEWELS36】フライ級GP2022参戦、杉山しずか―02―「中井さんとは決勝で対戦したほうが……」

【写真】杉山のKポーズ。こういうのなんか良いなぁと (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP JEWELS36』にて、フライ級GP1回戦でミッコ・ニルバーナと対戦する杉山しずかのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

杉山にとってベルトに絡む戦いは、2014年5月の端貴代戦以来となる。この試合はDEEP JEWELS初代ミドル級(61.2キロ以下)王座決定戦として行われ、杉山は3Rにパウンドアウトで敗れた。あれから8年、杉山はRIZINでの試合も含めて9勝2敗。国内女子フライ級トップクラスの戦績で、今回のGPに挑む。

2月8日に行われたGP1回戦の抽選会では、杉山がミッコ・ニルバーナを選ぶ形で試合が決定した。そんななか、今回のインタビュー後に、はなこが体調不良、さらに加賀谷花野が新型コロナウイルス感染で欠場――。なんとGP1回戦4試合のうち、2試合が中止となってしまう非常事態となった。

結果、今大会で行われるGP1回戦は杉山×ミッコ、そして中井りん×藤田翔子のみに。風雲急を告げるDEEP JEWELSフライ級GP。ここでは杉山が、言葉少なに――だからこそ決意が感じられるGPへの意気込みを語ってくれた。

<杉山しずかインタビューPart.01はコチラから>


――杉山選手はこれまで、DEEP JEWELSでは端貴代選手とのバンタム級王座決定戦を経験しています。今回はフライ級GPとなりますが、杉山選手にとってフライ級はベストの階級なのですか。

「今はフライ級がベストなのかもしれないですね。ギリギリまで絞ってフライ級なので。ただ――階級について厳密に考える人は多いですけど、私はもともと階級については、そこまで考えてはいなかったんですよ」

――それは、かつて日本女子MMAもフライ級以上の選手層が薄かったことも影響しているのでしょうか。今回フライ級で8人も選手が揃い、トーナメントを開催できるまでに選手層も厚くなったのではないかと……。

「どうなんですかね……今回も選手がフライ級に合わせてやってきているので、そこまでフライ級の選手が増えているとは思っていないです。でもフライ級でトーナメントが行われるのは嬉しいですね」

――練習環境については、いかがですか。以前は女子選手だけで練習するのも難しかったように思います。

「今も男子選手と練習することが多いですけど、それでもジムでは女子の練習仲間が増えましたよね。特にレスリングや空手の全日本クラスの選手がいるので」

――その練習仲間の一人、藤田翔子選手も今回のフライ級GPに出場しています。同じジム所属の選手は初戦での対戦を避けるということになったそうですが、お互いに勝ち進めば準決勝や決勝で対戦する可能性も出てきます。

「GPについて聞いた時から、そういうお話だったので大丈夫です。(藤田とは)今も普通に練習していますよ」

――同じGPに出場することが決まってから、練習が別に行われるといった形にはならないでしょうか。

「それは今のところ、ないです。もしお互いに勝ち進んで、準決勝や決勝で対戦が決まったら気持ちを切り替えることになるでしょうし。その気持ちを、どこで切り替えるか――それは1回戦が終わってからですね」

――そのフライ級GP1回戦の組み合わせを決める抽選会が、2月8日に行われました。杉山選手が1回戦の相手にミッコ・ニルバーナ選手を選択するという形になりましたが、そこでミッコ選手を選んだ理由を教えていただけますか。

注)GP1回戦の抽選は、①藤田②Te-a③ミッコ④杉山が先に枠を選ぶ形で行われた。藤田=A枠、Te-a=B枠、ミッコ=D枠と選択していくなか、杉山は空いているC枠ではなくD枠、つまりミッコとの対戦を選んでいる。抽選会の内容はこちら

「以前からミッコ選手と対戦してみたかったんですよ。総合的な力を持っている選手じゃないですか。今回の出場選手の中でも一番、総合力があると思っています。あとは、1回戦で中井さんに選ばれたくなかったので」

――そうだったのですか。今回は杉山選手と中井りん選手の対戦を期待する声もあると思います。そこで抽選会では、杉山選手が空いているC枠に入り、中井選手が杉山選手との対戦を選ぶ……という可能性もあったかもしれません。

「中井さんとは決勝で対戦したほうが盛り上がると思うんですよね。だから抽選会での選択としては、まず1回戦を勝ち上がること。そして中井さんとは決勝で対戦すること。そのどちらの気持ちもありました。その中で戦うのであれば、ミッコ選手かなって」

――なるほど。思えばずっとフライ級以上で戦ってきた両者が、これまで対戦経験がなかったのは不思議です。

「RIZINで一度、試合が組まれていたんですけど、なくなったんですよね。2018年7月のRIZINで中井さんと対戦することになっていて。でも中井さんが急病でドクターストップになって……」

――ミッコ戦を控えているなかで、やはり中井選手について聞かれることも多いかと思います。

「中井さんについては、RIZINで試合が組まれる前……UFCに出場する時は応援していました(笑)。それぐらいですね」

――分かりました。まずはGP1回戦、ミッコ選手との試合はどのようなものになると思いますか。

「お互い総合的なファイターで、使える武器も多いんじゃないですかね。そんななかで、私が圧倒しなきゃいけない試合です。そして今は、圧倒できると思っています」

■視聴方法(予定)
3月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS36対戦カード

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
中井りん(日本)
藤田翔子(日本)

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
杉山しずか(日本)
ミッコ・ニルバーナ(日本)

<49キロ契約/5分2R>
大島沙緒里(日本)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
本野美樹(日本)
にっせー(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
須田萌里(日本)

<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
サダエ・マヌーフ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
古林礼名(日本)

<アマ・キック54キロ契約/1分30秒2R>
ラジーナ(日本)
中村サキ(日本)

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【DEEP JEWELS36】「悪夢?!」フライ級GP開幕戦から、加賀谷花野&はなこOFF。Te-aと栗山葵が不戦勝に

【写真】昨年12月に戦った2人、加賀谷花野&はなこが欠場に (C)MMAPLANET

8日(火)、12日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 36で開幕するフライ級GP 2022 。1回戦でTe-aと対戦予定だった加賀谷花野が、新型コロナウイルス感染により欠場に。

また、その前夜には佐伯繁代表がSNSで、はなこが体調不良で欠場を余儀なくされ栗山葵戦が中止されるという書き込みを行っていたばかりだった。

両者と対戦予定だったTe-aと栗山は不戦勝により準決勝に進出という事態に、DEEPからリリースで「悪夢に!」と自らが書き記す状況となってしまった。


それでも不幸中の幸いというべきが、大島沙緒里× HIME、本野美樹×にっせー、青野ひかる×須田萌里という下剋上マッチ。さらに東西・組み技勝負対決=桐生祐子×サダエ・マヌーフなど、今大会はGP以外のカードが、充実していることで救われた。

はなこというダークホースの欠場は残念だが、中井りんと杉山しずかの本命、対抗が残っている点でも――悪夢のなかでも、何かを持っているJEWELSといえるのではないだろうか。

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3.12『DEEP JEWELS 36~フライ級GP 2022 1ST ROUND~』フライ級トーナメント1回戦の組み合わせが決定














 3月12日にニューピアホールで開催する『DEEP JEWELS 36~フライ級GP 2022 1ST ROUND~』で以上の対戦カードが発表されています。注目はフライ級グランプリで、1回戦の組み合わせが抽選会で決定しています。続きを読む・・・