Yogibo presents 超RIZIN.3 記者会見 – 2024/06/10 https://www.youtube.com/live/mClBEz0aDa4?si=u3jbPTOMY2Vco7sL
元動画
#鈴木千裕 #パッキャオ #超rizin3 #rizin
Yogibo presents 超RIZIN.3 記者会見 – 2024/06/10 https://www.youtube.com/live/mClBEz0aDa4?si=u3jbPTOMY2Vco7sL
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欧州最大手KSW、RIZINと提携へ、鈴木千裕は王者対決か「片っ端からぶっ飛ばしてやる」(鈴木)#RIZIN #KSW #鈴木千裕https://t.co/OmX565YOHo
— eFight(イーファイト)格闘技&フィットネス情報 (@efight_twit) June 12, 2024
6月12日(日本時間)ポーランドの大手総合格闘技団体『KSW』の共同創設者マーティン・レワンドウスキー氏は、RIZINとの提携を発表し、互いの大会でファイターの対戦を行うと発表した。ポーランドの格闘技メディア『KLATKA po KLATCE』のインタビューで明かした。
KSWレワンドウスキー氏はインタビューで、KSWとRIZINが共同でプロモーションを行い、互いのショーでファイターを交換する交流戦など、協力関係を結んでゆくと発表。
KSWはヨーロッパ最大手のMMA団体で、スタジアムでは約6万人の観客を集めるなど、多くの観客動員数、欧州での視聴数を誇る。
UFCにもヤン・ブラホヴィッチやドリカス・デュ・プレシなど数々の強豪を送り込み、元RIZINフェザー級王者クレベル・コイケもKSWフェザー級王座を戴冠していた。
またこの発表を報道した海外メディアは、KSWvsRIZINが実現の際には鈴木千裕vsサラーディン・パルナスの王者対決がメインになるだろうと書いており、その投稿に鈴木本人がSNSで「順番に全員並んどけ!片っ端からぶっ飛ばしてやる。KSW覚悟しとけよ!」と気合のコメントを残している。
順番に全員並んどけ!
— 鈴木千裕Suzuki Chihiro (@Chihiro__0514) June 12, 2024
片っ端からぶっ飛ばしてやる〓️
KSW覚悟しとけよ! https://t.co/xUUuklHD39
【KNOCK OUT】五味隆典が公開練習ボイコット「パッキャオ戦発表前日にLINEしたら…」と山口代表困惑、鈴木千裕は「五味さんをKOして、パッキャオをKOして、年末は誰か分からないけれどKOして、全部KOして今年を終える」https://t.co/4AXUSKUPRz#KNOCKOUT #鈴木千裕 #五味隆典 #格闘技
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) June 11, 2024
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細川 バレンタイン
元プロボクサー
第40代日本スーパーライト級王者
1981年にナイジェリア人の父、日本人の母から生まれる
出生地は宮崎県だが、7歳まではナイジェリアで育つ
7歳から15歳までは祖父祖母の元、宮崎県で生活
15歳からナイジェリアに戻ったが、20歳で再び来日し上京
2006年24歳でボクシングプロデビュー
外資系金融機関で営業マンを務める傍ら
2017年に日本王座獲得
2018年金融機関を退職し
VALENTINE PROMOTIONSを設立
不動産事業、宿泊事業を手掛けている
2021年7月に現役引退
細川バレンタインの類稀なトークスキルと
複雑な生育過程の経験、
そして会社経営者としての視点を活かした
ビジネス系、教育系のエンタメYouTubeチャンネルです。
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完全にトーク番組なので、ラジオ的にもお楽しみください。
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撮影・編集・インタビュアー:QP ( 堤航治 )
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📣本日12時ライブ配信スタート⚡️#Yogibo presents #超RIZIN3
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🎙記者会見🎙
✅登壇者#マニーパッキャオ/@MannyPacquiao#鈴木千裕/@Chihiro__0514
📅6/10(月)12:00〜
🎬ライブ配信はこちら↓https://t.co/p2E7NZfAPJ
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🎙記者会見🎙
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開始予定時刻は12:15となります。
大変申し訳ありませんが開始まで今しばらくお待ち下さい。
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【写真】鈴木が対戦相手を仕留められる理由には様々な要因が隠されている(C)RIZIN FF
4月29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されたRIZIN46でRIZINフェザー級王者・鈴木千裕が金原正徳を1RKO勝利で下し、王座初防衛に成功した。
Text by Takumi Nakamura
昨年11月にヴガール・ケラモフに勝利して、第5代RIZINフェザー級の座に就いた鈴木。初防衛戦となった金原戦では序盤に金原のテイクダウンをディフェンスし、最後は持ち前の強打で金原をマットに沈めた。細かい技術はもちろん鈴木の“倒しどころ”を逃さない嗅覚や試合の流れを読む力はどうやって磨かれたのか。
──今回はRIZIN46の振り返りを中心に話を聞かせていただければと思います。鈴木選手は試合が終わると、自分の試合を何回も見る方ですか。
「試合が終わったその日に見て、反省点と良い点を見つける感じですね。SNSで(ダイジェスト映像が)勝手に流れてくるじゃないですか。なんか恥ずかしいなみたいで感じで(笑)、そこまで見ないです」
──金原戦に関しては、鈴木選手のイメージしていた通りの展開でしたか。
「やりたいことがバチッと100%ハマりました。頭で考えて、それを形にすることがちゃんとできたという確信を持って終わることができたので、またこれと同じことを試合でやろうと思いました」
──鈴木選手は試合が決まって、どのタイミングで相手と戦うイメージが出来上がるのですか。
「試合が決まって対策を練って10%、15%、20%、50%となって、試合当日に98%ぐらいまで持っていく。それでリング上で向かい合った時に相手の体の仕上がりや体調が分かるので、そこでバチッと100%になる感じです」
──しっかり事前準備をしつつ、最終的に対戦相手と向かい合った時のフィーリングや相手を見た感触も大事にしているのですね。
「はい。例えば相手がヒザにテーピングしていたら『ヒザを故障しているんだ』と思うし、もしヒザ蹴りが得意な選手だったら、戦い方も変わってくると思うんですよ。そういうことも分かりますよね。あとは前日計量と当日で印象が変わることもあるし、そこばかり意識するわけではないですけど(当日見た印象は分析する)一部ではありますよね」
──金原戦で言えば、組んでくるであろう金原選手のコンタクトを切って、どれだけ自分の得意なスタンドを長くするか。そこを一番イメージしていましたか。
「そうですね。相手がやってくることに付き合う必要はないし、そこで自分の得意なカードを切れる状態に持っていくことが総合格闘技における強さなんで。なので、相手の特技を消して、自分の個性を活かす戦い方、それがやっぱり今回バッチリハマったんじゃないですかね。周りが見ていても『鈴木が打撃主体で行けるのか?』というシチュエーションになった時に、僕が打撃で持っていった。逆に金原さんは序盤で寝技に持っていけなかった。だからそこで勝敗がついたのかなと思います」
──鈴木選手を取材させてもらうようになって、試合の流れを読む力というか、ここが勝負どころだというところを逃さない力に長けているなと思いました。それは野生の勘なのか、それとも経験から来るものなのか。ご自身ではどう思っていますか。
「みんなが必死に戦ってないんじゃないですかね。例えばですけど、山で猪を刈ることになって、猪の足を狙って撃ち抜いたら、あとは仕留めるだけじゃないですか。どう考えても勝負をかけた方がいい状態なのに、みんなそこで『あれ…まだ走れるのかな?』『走り出したら、仕留められないかな?』みたいなことを考えちゃうんですよ。顎とボディを殴って効いていると思ったら、相手は反応も鈍っているしテイクダウンにも行きにくい。そういうチャンスが来たと思ったら一気に勝負を懸ける。
僕がやっていることはそれだけだし、本当に必死に戦っている選手はミリ単位の反応や隙も見逃さないと思うんで。結局、そうやって倒すチャンスを逃すのは判定に媚びてるんですよ。倒しに行くのは労力がかかるし、集中もしていないといけない。そこを妥協して『このチャンスを逃しても俺の判定勝ちだな』『ここまで優勢だから、このラウンドを凌げばポイントを取れるな』という甘い考えでいるから倒せないんです。本気で勝負にかけている選手は一分一秒でも早く勝負を終わらせることにこだわっているというか、本気で相手を倒すことに固執する人は一瞬の隙も逃さないはずです」
「だって判定に行くより、KOした方がどう考えても楽じゃないですか(笑)。もちろん僕だって判定まで行っちゃうことありますよ。でも極力倒した方がいいと思うし、僕は格闘技の魅力は自分の力で試合を終わらせられることだと思うんですよ。プロ野球はどれだけ点差がついても9回までやりますし、サッカーも90分やる。格闘技は唯一最後までやらなくていい競技なんです」
──確かにプロ野球やサッカーはどれだけ点差がついても最後まで試合をやりますからね。
「それって地獄じゃないですか。格闘技はバンバン!と倒しちゃえば、そこで試合終了なんで。それは行くに決まっていますよね」
──もちろんそれが出来るのは、一つ一つの攻防に対する必死さ・集中力・労力がほかの選手とは桁違いだからだと思います。
「でもそれはフィニッシュできる選手には共通していて、(ヴガール)ケラモフ、クレベル(・コイケ)、(パトリシオ)ピットブル…この3人は全員そうなんです。例えばケラモフと朝倉未来選手がやった試合、普通は序盤のあのタイミングで極められないですよ。でもケラモフはあそこが勝負だと思って必死に極めに行くから一本勝ちできる。クレベルもどれだけ追い込まれていても、最後の最後で1本勝ちするじゃないですか。あれは必死に戦っているからなんですよ。それができない選手というのは、1VS1の戦いに勝つことに固執してない。それだけだと思います。そこを判定に委ねるというのは、1VS1の戦いに勝つ気がないというか。ゲームに勝ちたいみたいな感じなんだと思います」
──確かにKO・一本を狙うことはリスクがあるだけではなく、試合を途中で終わらせられる・相手に反撃する隙を与えないという意味では最良の勝ち方という考えもできます。
「そうです、そうです。もちろんポイントアウトの戦いを美学としてやる人もいますし、判定勝ちが悪いというつもりはないですが、僕はそれをやった(KO・一本勝ちする)方がいいという考えでKOすることに美学を持っています」
──それで言うと金原戦は最初のテイクダウンをディフェンスした、ボディブローを効かせたところが試合の流れを決めたポイントですか。
「そこが起点ですね。あとは金原さんコールが起きた後に、それを千裕コールが掻き消してくれたんですよ。それを聞いてやるしかねえだろうと。それで行きましたね。あのまま終わらせられるつもりで勝負を懸けましたし、逆襲されるのは怖いですけど、それが怖かったら格闘技なんてやらない方がいいですよ」
──やはり鈴木選手は試合まで緻密に準備する力と試合になった時に勝負をかける2つのスイッチを両方持っているようですね。
「僕も格闘技キャリアは長いですし、分かるんですよ。行かなきゃいけない時が。その時が妥協しないで行くだけなんで、そういう嗅ぎ分けは得意なのかもしれないですね。あとはチャンスじゃなくてもチャンスに変える力をつけるというか。どう考えてもチャンスじゃない場面でも、それを強引にチャンスに変える力を僕は持っているのかなと思います」
──ケラモフ戦の下からのカカト落としはまさにチャンスじゃない場面をチャンスに変えた瞬間でしたね。あと鈴木選手は解説も話題になっていますが、それを言語化できているし、格闘技において頭の中が整理されているんだろうなと思います。
「ありがとうございます(笑)」
──さて鈴木選手の次戦は6.23KNOCKOUT代々木大会での五味隆典戦です。この試合はKNOCKOUT特別ルール=パンチのみのルールとなります。鈴木選手にとっても初めてのルールだと思いますが、普段との違いはありますか。
「いや、ないですね。戦いの1つに過ぎないです。相手が誰であろうとリングの上では格上格下はないんで。五味さんと金原さんは年齢的には4歳しか違わないし、その金原さんがRIZINで勝ち続けてタイトルマッチまで来たわけじゃないですか。金原選手はテクニックがあるから勝ち続けることが出来て、五味さんには誰が相手でも試合を終わらせる1発がある。しかも当日は体重差も10kgくらいあると思うので、僕は五味さんのことを1ミリも舐めてないし、警戒しています」
──記者会見で五味さんの言葉を隣で聞いていて感じるものはありましたか。
「五味さんらしいなと思って安心しましたし、五味さんの覚悟も決まっているなと思ったので、あとはリングの上で答えが出ると思います」
――五味選手がそこまで覚悟を作ってきてくれたことは、嬉しい部分もありますか。
「そうですね。嬉しいです。先生と戦えるっていうのは一番の恩返しなんで、その時が来たなって思うと嬉しいです」
──先生や師を超えるというのは鈴木選手の中で一つのモチベーションですか。
「そうです、そうです。師を超えるっていうのは、なかなかできない、みんなができることではないんで。あとは“稲妻ボーイ”の名前をもらっておきながら、ずっと『五味さんの…』と言われることが嫌なんですよ。そこに俺がいないじゃないかよって。俺が五味さんの“火の玉ボーイ”を受け継いだんでしょって。僕は五味さんを超えた“稲妻ボーイ”にならないとずっと二番手のまま。格闘技は常に一番じゃなきゃいけないし『五味さんを超えた“天下無双の稲妻ボーイ”鈴木千裕だね』と言われたい。でも、五味さんが引退してしまったら、それが叶わなくなる。幻想で終わる五味さんの継承者じゃなくて、五味さんを超えた継承者にならないと。それができないと時代を引っ張っていけないし、それはカッコよくないと思うんですよね」
──思い出は美化されるもので、思い出に勝つことは難しいですからね。
「はい。五味さんが現役じゃなかったら戦うことはできないし、きっとみんな『五味さんには勝てなかった』って言うと思うんですよ。だから五味さんが現役でいるうちにやっておきたいと思いました」
──そういう想いがあるからこそ、鈴木選手にとっては大事な試合で、エキシビションマッチではなく勝ち負けがつく試合としてやりたいという想いも伝わりました。6月の試合も楽しみにしています。
「押忍!」
The post お蔵入り厳禁【RIZIN46】鈴木千裕が振り返る、金原正徳戦「倒すために必死だったらミリ単位の隙も逃さない」 first appeared on MMAPLANET.【写真】仲間とMMAに対する徳留の想いが伝わってきた(C)GOZO
9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、徳留一樹がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike
徳留にとっては2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来、のMMAを戦うこととなった。ONEとの契約からコロナ禍を経て、国内復帰戦となったサトシ戦からの約3年間について訊くと、驚きの情報が続々と――さらに、かつて練習を共にしたこともある対戦相手パトリックと、MMAに対する想いを語った。
――お久しぶりです。2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来の試合を控えていますが、この3年間でMMA以外の試合には出場していたりしていたのですか。以前はMMAの試合がない間にクインテッドに出場していたこともありますが……。
「何の試合にも出ていないです。だから格闘技の試合自体、3年ぶりですね。実はサトシ戦のあと、八王子市役所に勤め始めたんですよ」
――えぇっ!? ということは、現在は公務員なのですか。
「はい。公務員だからプロ活動はできないけど(※国家公務員法あるいは地方公務員法で、金銭が発生する他の仕事を兼務することは禁じられている)、『ファイトマネーを貰わなければMMAをやって良い』という契約にしてもらっています。この舞台に戻ってくるまで八王子市役所も含め、いろんな人が動いてくれて。最終的には八王子市をあげて応援してくれることになったので、胸を張ってRIZINに出られるようになりました」
――……いきなり驚きを隠せません。八王子市役所に勤務しているということは、まず公務員試験を受けるところから始まったのですか。
「もちろんです。サトシ戦の前に市役所に入ることは決まっていたんですよ。試合前は『これが最後になるかなぁ』と思っていたけど、『もしかしたらMMAを続けられるかもしれないよ』と言ってくれる人もいて。だから希望は捨てずに――もともと格闘技は大好きだから辞めるつもりはなく、練習を続けていたら、おかげさまで今回の試合に至りました」
――そもそも、なぜ公務員試験を受けようと思ったのですか。
「サトシ戦の前までONEと契約していたじゃないですか。コロナ禍で2年間も全く試合が組まれないなか、自分は練習だけ続けながらスポンサーさんのお金で生活していたんです。そんな生活が嫌で……。
スポンサーさんが僕と契約してくれているのは、僕が試合をして活躍することが前提だと思うんです。スポンサーさんは『それだけじゃないよ。気にしなくていいから』と言ってくださるけど、ただただお金を貰っているだけの自分が嫌になったんですよ」
――……。
「それは何かが違うなと思ったから、他の仕事を探そうかと考えた時に、ウチの母ちゃんから――母ちゃんも八王子市に勤めているんです。その母ちゃんが『市が職員を募集しているみたいだから、受けてみる?』と教えてくれて。『頭も良くないし、受けても合格しないよな……』と思いながら勉強して、地方公務員の試験を受けてみたら合格しちゃいました」
――「合格しちゃった」というのは、徳留選手としても予想外の展開だったと(笑)。
「アハハハ、そうなんですよ。だけど『ここで試験に受かるっていうことは、もう市役所に入る運命の流れなのかな』と。その時は特に試合も決まっていなかったですし。そこで最後に強い相手と試合したいなぁと思っていたら、RIZINでサトシ戦を組んでくれて」
――お母様も徳留選手の現状を心配していたのかもしれないですね。
「えっ、そうなんですかね?」
――この年齢になっても「母は偉大だなぁ」と思うことがあります。離れて暮らしていても、自分が仕事で疲れている時に……一言も伝えていないにも関わらず、そんな時に限って息子の好物を送ってきたり。ご本人に訊いてみないと分かりませんが、徳留選手のお母様もそうだったのではないかと思います。
「あぁ、なるほど。自分もずっと試合がなくて『こんなことじゃダメだなぁ』と思っていたから、そんな気持ちが母ちゃんにも伝わっていたのかもしれないですね」
――話を戻すと徳留選手は、これまで正規社員として勤務した経験はなかったでしょう。
「ないですね。手に職をつけておこうと思って、柔道整復師の資格は取ったんですよ。でも、ほとんど使ってはいなかったです。人と喋るのが得意じゃなくて(苦笑)」
――そこで市役所に勤めるということは、気持ちはもう完全にMMAから離れることになりませんか。あの時点でMMAから離れることに、自分自身の中で納得できたのか……。
「コロナ禍も含めて、そういう流れなんだろうなと思いました。だから流れに身を任せよう――これはもう辞めるしかないと思いました。サトシ戦も『これが最後になるかもしれない』と考えていたから練習でも追い込むことができたし、内容も完敗だったから気持ちもスッキリしたんですよ。『あぁ、やっぱりサトシは強いな』って」
――しかし自分自身も、できることならMMAを続けたかった。それこそ徳留選手の気持ちを汲んだ周囲の方々の協力で、再び戻ってくることができたわけですね。
「今回、自分の職場から何十人も応援に来てくれるんですよ。もともと市役所に入る前から『RIZINに出ていた選手がウチに入ってくるらしい』と騒ぎになっていたらしくて(笑)。いざ仕事が始まってみると市役所の皆さんもそうだし、仲間たちも『辞めるなよ。続けようぜ』と言ってくれました。そういう人たちの想いを背負って、もう一回戦いたい。3年間ずっとウズウズしていた自分の背中を押してくれた人たちのために――。
だからファイトマネーがなくてもいい。この人たちに自分が戦う姿を見てもらいたい、と思って、今回の試合に出ることを決めました。ファイトショーツにバナーは付けるけど、それもスポンサーフィーは一切もらいません。応援してくれている方たちの気持ちに応えるために、自分が付けたいだけなので」
――なるほど。試合がない3年もの間、体を維持する練習はできていたでしょう。一方で、ファイターとして自分を伸ばすための練習はできていたのですか。
「落ちないようには練習していたけど、なかなか「伸ばす」というのは難しいですよね。年齢的なこともあるし、やっぱり試合が決まらないと。でも体力的にはやれる自信があるんですよ。最近はもう規則正しい生活をしていて」
――市役所の職員として朝早く起き、職場に行くという規則正しい生活に。
「そうなんです(笑)。もちろん以前よりは練習時間も限られています。でもそのほうが効率良く――限られた時間の中で、どれだけ以前の自分に戻るかを考えながら練習できています。
今日も心配機能を高めるトレーニングをやってきたんですけど、試合が決まった頃よりもレベルはメチャクチャ上がっていますから。あとは以前お世話になった拓殖大学のレスリング部とか、行けるところには全部行って仕上げてきました。『強くなっているか?』と聞かれたら、それは試合をやってみないと分からないです。だけど以前の自分には戻ってきていると思います」
――体力は戻った。では技術面はいかがですか。
「有給休暇を使ってGENに行ったりとか、今はパラエストラ八王子も強い選手ばかりじゃないですか。20歳前後なのにハンパじゃない強さを持っている子が多くて。まだプロになっていない練習生でも『何だコイツ!?』と思うぐらい強い。鈴木千裕選手ともパラ八で一緒に練習したことがありますしね。本当に良い環境だと思います。
あとはGENに行って岡見勇信さんから『次の試合に向けて1カ月と少し、ちゃんと直していかないとね。ココはもうちょっと、こうしたほうが良いんじゃない?』と言われたことが凄くフィットしたんですよね。また行くようになって良かったです」
――そして今回、パトリック選手を相手に復帰戦を行うこととなりました。パトリック選手は徳留選手がMMAを戦っていない3年の間に上がってきたファイターの1人です。
「パトリックの相手を探していて、それが自分に決まったんじゃないかと思います。僕は誰が相手でもオファーは受けると、自分の中でも決めていました。3年ぶりの復帰戦で、前回は負けていますし――誰が相手でもOKしなきゃいけない立場ですから」
――ではパトリック選手に対して、どのような印象を持っていますか。
「パトリックはEXFIGHT時代にプロデビュー前から、よく岡見さんがGEN練習にも連れて来ていたんですよ。だから当時は何度も手合わせしていて、彼が強いことも分かっています。打撃もフィジカルも強いし、あれから3年も経っているから寝技も強くなっているでしょうしね。しっかりとMMAファイターになっていると思うので、自分が知っている頃より強いイメージを持って練習してきました」
――2022年10月の佐々木信治戦は、終始押されながら最終回に逆転KO勝ちを収めていました。あの試合内容を見るだけでも、気持ちも強い選手なのだろうと思います。
「彼は練習の時から気合いが入っていましたよ。だから試合で劣勢になってもひっくり返す力は持っていると思います。
自分は泥臭くても良いから、しっかり勝ちたいという気持ちが強いです。今後のことは、まだ考えていません。次の試合がキーポイントになると思うので、とにかく勝ちに行きます」
■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE
ストライクを決めた鈴木千裕のフォーム⚾️
— Fight Memory | ファイトメモリー (@FightsMemory) May 31, 2024
試合の時のファイトパンツで⚡️
写真:@Daily_Online #RIZIN https://t.co/5VS4rduuAm pic.twitter.com/bMwPrY1ilz
【写真】相変わらず、ド天然な元気っぷりを見せていた万智。悪霊に憑りつかれると思うほど、前回の敗戦は精神的にダメージがあったという(C)MMAPLANET
26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45でDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦=パク・シウ万智が行われる。
Text by Manabu Takashima
コロナ期より日本をターゲットにトップファイターを目指してきたパク・シウに対し、昨年11月にキャリア1年で同王座決定戦に出場し松田亜莉紗に敗れた万智。
あれから半年を経て万智はさらに天然振りを発揮し、天賦の才を磨いてきたのか。その言葉では、想像もつかない今の万智──だが、とにかくインタビューでは絶好調さとハードな練習振りが伝わってきた。
――日曜日にパク・シウ選手と暫定ストロー王座決定戦です。その前に昨年11月の松田亜莉紗選手とのタイトル戦、スプリット負けという結果に関してですが……コールを受けた時、どのように思いましたか。
「勝ったと思いましけど……もう、ねぇ……」
──口が曲がっていますよ。
「アレは勝っていました、万智が。だから、ポカーンと夢みたいですよね。ドミさん(弥益ドミネーター聡志)も試合後、コーナーで凄く喜んでくれていて。梅田(恒介)さんは微妙な顔をしていました。でも、試合後に映像をチェックして『勝っていた』と……。『角度の問題だ』って。万智のヒジが当たったのと、相手のストレートが当たったのと。相手のセコンドも万智が勝ったと思っていたように見えました」
──万智選手が勝っていたという意見は少なくないですが、勝った松田選手には何も非はなく。松田選手陣営は、勝ったことを否定する必要はないですし。
「そうですね。まぁ向うはラッキーで、こっちはラッキーじゃなかったということですよね(笑)」
──その敗北をすぐに消化できたのでしょうか。
「あのう……皆には『落ち込んでいない』って言っていましたけど、結構引きずっていました……。練習にいっても、やる気を失って続けていた感じで。あの試合に集中して、その後のことも何も考えないぐらいだったので。でも、皆だって万智が勝ったと言っていましたよ……」
──勝ったと思った試合を落としたことで、何か学んだことはありましたか。
「もっと攻めないといけないな、と。あれだけコントロールしていたけど、判定負けするってことは。フィニッシュを目指さないといけないと思うようになりました」
──まだ不満そうですね(苦笑)。
「でも、今回タイトルを掛けてまた戦うことができるので」
──この試合が決まったのはいつぐらいだったのでしょうか。
「実は3月大会にもオファーがあったんです。あの時は古傷の具合が良くなくて、パクちゃんと戦うには……。なので5月にしてもらったんです。ただ3月の時は、タイトルは掛かっていなくて日韓戦のような感じで組まれていたんだと思います。結果、ラッキーだなって(笑)」
──その辺りで吹っ切れたようですね。
「もう、やる気満々になりました。タイトル戦の前から、次にやるのはパクちゃんだっていう空気だったので。でも、試合が正式に決まった時から、気持ちが入りました。なんか、呪われているなって思っていたんです。練習は好きだから続けていても、やる気がでない。身が入らないから、悪霊に憑かれている。絶対に何かがいるって」
──そろそろホラー系になってきましたね(笑)。
「真剣にそう思って、お祓いにも行きました!!」
──えっ……。絶句です。
「でも、何も変わらないから(笑)。呪いじゃなかったです。アハハハハ、試合が決まったらめっちゃやる気が出て」
──いや……。
「そうなんです。試合がないから、目標を見つけることができなくてやる気が起こらなかっただけで(笑)。もう、決まってからはやる気満々です」
──パク・シウ選手とは練習仲間でもあったので、練習環境を変えないといけなかったのではないですか。
「そこはパクちゃんが、52キロ級に上げたことで練習をしなくなっていました。マスタージャパンの金曜日の練習に行くのも止めて。JTTに行くようにしたのですが、(伊澤)星花ちゃんが所属になったので、JTTにも気まずくて行けなくなって。金曜日の朝は急いで宇都宮に帰って、正午からZEROでムエタイの練習をするようになりました」
──急いで、というのは?
「木曜日は東中野のトイカツ道場で練習をしてから、中野の友達の所に泊まっていたんです。次の日はマスタージャパンの練習があったので。でも、パクちゃんが韓国に戻ったので、またマスタージャパンでの練習を再開しました」
──とはいえ、マスタージャパンの女子練習で一緒の藤野恵実選手も同じストロー級ですよね。
「ハイ。試合をするとなったら……。藤野さんが修斗のチャンピオンになったことはめっちゃ嬉しいです。ヤバいぐらい嬉しかったです。でも、戦うとなったら調整が必要になるかと思います」
──現状の練習のルーチンは、どのようになっているのですか。
「月曜日は佐野のグロリアMMAでグラップリングとムエタイ。火曜日はここ(アライアンス)。水曜日が手塚(裕之)さんのところと、那須のクロウフォレスト。もうクロウフォレストの練習大っ嫌いです。みなにボコボコにされて……」
──そこも、つまりは……。
「ハイッ!! それだけ良い練習をさせてもらっていることなんですけどね(笑)」
──押忍。そして木曜日は?
「八丁堀で津田(勝憲)さんのパーソナルでミットを持ってもらっています。それから東中野ですね。金曜日が今はマスタージャパンと、土曜日がパラエストラ松戸、IGLOOからゼロです。そして日曜日がマスタージャパンの女子練習です」
──休息日は無しですか!!
「若いんで(笑)。ヤングですから」
──ヤング……。
「アハハハハ。でも一部練習の日もあるので、休めてはいます」
──なるほど……なのか……。これだけ色々なところで練習をしていて、対策などを立ててくれるのは梅田さんなのですか。
「ハイ、そうです。あとドミさんもセコンドに就いてくれるので。手塚さんも……手塚さんは声出し係ですけど(笑)」
──アハハハハ。ともあれパク・シウ選手は大変な相手です。
「私も大変だと思っています」
──?
「私もパクちゃんからすれば、大変だと思います。差はないです。過去一番強いです。でも、皆が『パクちゃんは大変な相手』と思っていることは分かります。昔、練習でボコボコにされていたし。
でも、パクちゃんも警戒していると思います。女だから、差はそんなにない。同じ性別だし、男の人と試合をするわけじゃないので」
──女子練習以外は男の選手との練習が、今も主なのですね。
「ハイ。多いです。あとはマスタージャパンでチィちゃん(澤田千優)と。チィちゃんがジヒン・ラズワンとやるまでは水曜日はパンクラスイズムで一緒にやっていて。移籍したので、マスタージャパンでやるようになって……今、一番の練習パートナーです。チィちゃんとは打撃有りで、マ~ジでガチスパーをやっていて。マジでヤバいです。力は凄くあるし、凄く良い練習になっています」
──とはいえパク・シウ対策という面では、ストライカーとの練習も大切になってくるかと思うのですが……。
「対策練習はやっていないです。自分のやることをやっているので。それをいくつかのパターン持っていて、得意なことを伸ばしているのですが、打撃の練習も頑張っているので。コンビネーションも皆に褒めてもらっています。
MMAの打撃が上手くなっているっていわれます。ゼロでムエタイをしたこともいきて、津田さんのミットでMMAの打撃が伸びている。だから組みばっかりパクちゃんが警戒してきたら、打撃だけで戦っちゃうかもしれないですよ(笑)。テイクダウン前もテイクダウン後も、めっちゃくちゃ考えるようになっているので。組みのパターンも増えて、際を頑張れるように。
その部分ではIGLOOでの練習も凄くタメになっています。(山田)海南江さんには、メチャクチャにやられて。自分が何も考えられないぐらい、やられているんですけどね(笑)。クルクル回されて──その技を、教えてくれるんです。寝技では一番の練習をしてくれています」
「足関節は得意です。MMAでは使ってこなかっただけで(笑)。足関はメッチャ得意ですっ!!」
──すごいドヤ顔ですね。過去最強バージョン、期待が高まってきます。
「そうなると思います。練習でやっていることを、試合で出すことができれば」
──そのために必要なことは何になると思っていますか。
「気合い」
──体言止めですか(笑)。
「気合いです。根性、気持ちです。そこがあればデキる。パクちゃんは10年振りのタイトルマッチらしくて……あんなに強いのにチャンスがなかったから、ここに掛けてくる想いが強いと思います。
でも私はタイトルマッチを前の試合で経験して、しかも負けているから失うモノがないチャレンジャーの気持ちで戦えます。思い切りいくだけ。だから気合いと気持ちで頑張ります」
──勢いがそのまま言葉になっているように感じます。
「実は『稲妻メンタル』を読んで、メンタルを鍛えてきました!!」
──鈴木千裕選手の?
「ハイ。書いていることは当然のように参考になります。同時に元気過ぎて、一気に読めない(笑)。元気過ぎて、こっちがやられてくるので、精神面のスタミナ強化になっています(笑)。でも、練習で疲れて元気がない時に読むと鈴木選手の『気合いッス』っていう言葉で元気になれるんです。で、気合いが入って来る。鈴木選手はもうこれだけ実績を残した。私は何もない。こんなままじゃヤバい。だから気合いッス!!」
──浜口京子さんに見えてきました。
「似ているって言われています(笑)」
──元気な万智選手であることは間違いないようです。では、最後に改めてパク・シウ戦について意気込みの方をお願いします。
「色々な場所で、色々な人達にサポートをしてもらっているので、皆に感謝している気持ちを持ってパクちゃんと戦います!!
SARAMIさんがパンクラスを獲った。藤野さんが修斗を獲った。次は万智がDEEPを獲ります。パクちゃんが勝っても、もう星花ちゃんが戦いたいってならないから、タイトルを返上しちゃうと思うんです。だから万智が暫定チャンピオンになって、星花ちゃんと統一戦をします」
■DEEP Tokyo Impact2024#03視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時20分~U-NEXT、YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV