カテゴリー
o RIZIN UFC YouTube ニュース 久保優太 平本蓮 斎藤 斎藤裕 朝倉未来 朝倉海 鈴木千裕 風間敏臣

【平本蓮陣営】超RIZIN直後のあの行動は朝倉未来への気遣いだった【ヤーマン】「クレベルに全然勝てる」【鈴木千裕】医師に激怒【朝倉海】UFC初戦でタイトルマッチか【ケラモフ】平本に対戦要求【にじほ】等

【参考にさせていただいた動画】


【タップアウトTV インスタ】
https://instagram.com/tapout.tv?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

0:00 鈴木千裕、医師にイライラ💢
2:06 にじほがヤバイ女な件
7:04 ヤーマン「クレベルに全然勝てる」「鈴木千裕は技術そんな無い」
10:32 平本陣営のあの行動は、朝倉未来への気遣いだった
13:08 久保優太、斎藤裕のパンチを被弾した理由
14:59 ケラモフ、平本蓮と対戦希望
15:32 UFC 劇的逆転勝利、風間敏臣
16:00 【噂】朝倉海、UFC 初戦でタイトルマッチか
16:41 信原空、試合中止も…
17:23 RIZIN 上半期ベストバウト 10
18:07 格闘技ニュース 16 連発‼️

カテゴリー
45 AB Black Combat Brave CF K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC69 Road to UFC Special UAEW UFC YouTube アルトゥル・ソロヴィエフ イスラム・マカチェフ カミル・マゴメドフ キック キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ コナー・マクレガー ジョゼ・アルド ソン・ミンジョン パク・シウ パク・シウォン パク・スンモ 修斗 海外 鈴木千裕 青木真也

【Special】アジアの猛者たち─02─パク・シウォン「Global Tで優勝すればRIZIN王座奪取は朝飯前」

【写真】2002年4月4日、ソウル生まれでコヤン市イルサン育ちのパク・シウォン(C)MMAPLANET

UFC、RIZIN、北米フィーダーショー、日本のプロモーションと世界中のMMAを見渡してアジア勢が台頭しつつある。もちろん、アジアといっても広い。その勢いの中心は東アジアではなく、中央アジアだということも百も承知だ。MMAPLANETでは6月から日本人ファイターと肌を合わせた経験がある──あるいは今後その可能性が高いアジアのファイター達にインタビューを続けてきた。

題して「アジアの猛者たち」──第2弾は韓国からパク・シウォンのインタビューをお届けしたい。
Text by Manabu Takashima

8月31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69で戦いの火蓋が切って落とされるGlobal Tournament。昨年は負傷欠場したRoad FCライト級最強の男、パク・シウォンが今年は出場を果たす。

22歳、キャリア6勝0敗のパク・シウォンは中央アジア、ロシア、ブラジル人ファイターが参戦する同トーナメントを経験の積む場――ワールドクラスのファイターに成長を遂げるステージとしている。そしてRIZINと協力関係のあるRoad FCのトップファイターは「日本の格闘技文化に惚れた」と言いつつ、「このトーナメントで優勝すれば、RIZINライト級王座を取るのは朝飯前」と断言した。


韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にない

――キャリア6勝0敗、底知れぬポテンシャルを感じさせるパク・シウォン選手です。長期離脱前に「K-MMAの青木真也だ」と韓国の格闘技記者から聞いた時から、インタビューをさせていただきたいと思っていました。

「ありがとうございます(笑)」

――初めて対面させてもらったのですが、物凄く大きいですね。ウェルター級やミドル級に感じるほどです。

「身長が186センチか187センチあるので。そういう風に見えるんだと思います。ただリーチはそれほどでなくて、身長と同じぐらいなんです」

――とはいえ190センチ近くてライト級……。それはアドバンテージになりますね。そんなパク・シウォン選手ですが、いつぐらいからMMAに興味を持つようになったのですか。

「14歳の時にMMAを見始めて、15歳になって試合に出たくなり練習を始めました。UFCのジョゼ・アルド×コナー・マクレガーに夢中になり、Road FCのチュモギンダ(拳が鳴る)というリアリティTVショーを視て、自分もやろうと思ったんです。

イルサンにチームMAXというジムがあり、そこに入門してプロデビューをしたのもチームMAX時代です」

――それまでに格闘技の練習をした経験は?

「柔道を町道場で半年ほどやっていたぐらいです。実はMMAの練習をしたくて親に話すと許してもらえず、柔道なら良いということなので仕方なく習うようになったんです。でも半年ぐらい経ってMMAのジムに通うことを認めてもらえて、柔道は辞めました。だから格闘技歴はほぼMMAだけです」

――中学生がMMAの練習をする。どのような内容だったのでしょうか。

「Road FCのフライ級王者だったソン・ミンジョン選手がやっていたMMAのプロ練習にいきなり参加していました。当時から身長は180センチを超えていて、体重は60キロぐらいしかなかったのですが……。まぁ毎日、しこたま殴られましたね(笑)。もちろん、本気じゃないです。でも自分がMMAの手ほどきを受けたのは、間違いなくソン・ミンジョン選手からです」

――根性ファイトが信条のファイターでした。

「メチャクチャ腹が据わっていました。ただ下の人間には本当に優しくて、今でも尊敬している先生であり人物です。自分の人生のなかでも、最も誠実な人です。チームMAXで練習をしていたのは3年ほどでしたが、あの時に鍛えられたことで、今の自分がいると思っています」

――チームMAXを離れてからは、どのように練習をしてきたのでしょうか。

「チームMAXで練習を始めて2年4カ月後にプロデビューをしました。そこからチーム・スタンガンに移り、2年ほどしてフリーになり、2022年7月のパク・スンモ選手と戦う前からカウボーイMMAに合流しました。

カウボーイMMAからコーチが離れ、ダイヤMMAを立ち上げて今に至る感じです」

――デビューから2年目にコロナ・パンデミックが起り、練習も試合も大変な時期を経験したかと思います。もともとRoad FCでキャリアを積もうと考えていたのですか。

「それこそコロナの時にARCというRoad FCが行なっていた大会で戦っていたので、Road FCと契約をした形です。あの時は実はチームメイトが欠場し、代役出場だったんです。まだ19歳でしたが、長期契約を結ぶことでMMAを戦って収入を得ることができるからRoad FCで戦うことを決めました」

――今もデビューした時にサインした契約下で戦っているのですか。

「いえ、今年になって契約を更新しました。結果、2022年12月に巻いたベルトを返上して、今回のトーナメントで再びベルトを目指すことになったんです」

――タイトルは返上したのですか!!

「Road FCはチャンピオン制からグランプリ制に移行しました。結果としてRoad FCライト級最後のチャンピオンをいう肩書を持てるようになりました」

――コロナ後、Road FCから離れRoad to UFCで戦うチャンピオンやBlack Combatに移る選手も出てきましたが、パク・シウォン選手はRoad FCに継続参戦を決めたということですね。

「色々な選択肢がありました。そのなかでRoad FCが提示してくれた条件は非常に満足がいくものでした。同時にチャンピオンは適正な挑戦者が現れるのを待たないといけないのですが、トーナメントは勝てば確実に3試合が戦えます。

自分はまだまだ経験が浅いファイターです。もっと試合をしないといけないですし、Road FCが海外の強豪をトーナメントに出場させると約束をしてくれたので。それもあってRoad FCで戦うことに満足しています。

昨年のトーナメント優勝のアルトゥル・ソロヴィエフ、UAEWのライト級王者アレックス・ダ・シウバ。それにBRAVE CFでライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフ。修斗のキャプテン☆アフリカ選手も出場します。韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にないです。こんな選手を呼んで大会を開く力があるのはRoad FCだけだと思います。なので、このトーナメントに出ないという選択はなかったです。

アジアより中央アジア、ロシア、ブラジル人と戦う経験がいずれは自分のキャリアに役立つと思っています。それが可能になるRoad FCで戦うことは今の自分に最適です」

日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)

――単刀直入に伺いますが、Road FCは縛りが強い印象があるなかでRIZINとは協力関係にあります。RIZINで戦いたいという気持ちはありますか。

「4月にRIZINを観戦したのですが、日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)。とにかくお客さんがファイターを尊敬してくれています。鈴木千裕選手が入場した時と勝った時のお客さんの反応が凄まじかったです。自分もああいう選手になりたいと素直に思いました。

同時に、あれだけ高額のチケット代を支払ってまでファンがMMAの試合を見ることは韓国では考えられないです。その事実を知った時は正直、ショックでした」

――今後はまずグローバルTに集中することになるかと思いますが、最短でいつ頃RIZINで戦いたいという希望を持っていますか。

「Road FCのチャンピオンだったのでRIZINで戦うチャンスは、あるはずです。でも今はトーナメントに集中しないといけない。トーナメントで優勝することしか考えていないです」

――今回のトーナメントで優勝をして、箔をつけてRIZINライト級に殴り込みという青写真を描くこともできますね。

「この厳しいトーナメントで優勝できれば、RIZINのライト級でチャンピオンになるのは朝飯前です。アハハハハハ」

――そのグローバル・ライト級トーナメントに向けて、日本のファンにパク・シウォンとはどういうMMAファイターかアピールしてもらえないでしょうか。

「いつでも相手を仕留めることができる。それが持ち味です。キックでもパンチでも、寝技でもフィニッシュできます。それにトラッシュトークも任せてください。力もあり、口も達者です(笑)。

ワールドクラスになるには全てが万能でないといけないです。まさにイスラム・マカチェフの試合を見てもレスリングも打撃も寝技も全てトップクラスです。自分はまだまだ足りないと感じています。これから、そこは勉強に行きます」

――ところでトラッシュトークも任せてくださいという言葉ありましたが、Road FCでは100秒のキックルールのような試合を組むようになりました。あの試合に関して、パク・シウォン選手はどのように感じていますか。

「格闘技としては『どうかな?』とは思っています。ただ、あの試合をフォローする人も多いですし、コア層以外にRoad FCを知ってもらうための宣伝としては良いかと。自分のやるべきことは、そうファンにMMAの方が面白いと思ってもらえるよう戦うことです」

The post 【Special】アジアの猛者たち─02─パク・シウォン「Global Tで優勝すればRIZIN王座奪取は朝飯前」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 o 平本蓮 朝倉未来 鈴木千裕

【RIZIN】平本蓮「祝勝会で【次は鈴木千裕ぶっ倒します!】と宣言すると、みんなから は?誰?って顔される」

864: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/08/08(木) 01:21:03.21 ID:EZCXjq2r0


続きを読む
カテゴリー
News o RIZIN YouTube   チャンネル ニュース ホベルト・サトシ・ソウザ 榊原信行 鈴木千裕

鈴木千裕、『超RIZIN.3』朝倉 vs 平本戦は「先手当てて試合が決まった」パッキャオ vs 安保についてもコメント『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』

#鈴木千裕 #RIZIN #格闘技

『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』が8日に開催され、榊原信行CEO、鈴木千裕、ホベルト・サトシ・ソウザらも参加した。

RIZIN FF オフィシャルサイト
https://jp.rizinff.com/

(オススメ動画)
🎬ホベルト・サトシ・ソウザ、パリ五輪の柔道に困惑「なんで!?指導!?」 指導の基準やルールに率直な感想を明かす『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』

最新エンタメ情報を続々配信中!チャンネル登録をお願いします☆
⇒ https://bit.ly/2DNkNTZ

【マイナビニュース エンタメTOP】
https://news.mynavi.jp/top/entertainment/

【エンタメ・ツイッター】

【ホビー・ツイッター】

【特撮・ツイッター】

カテゴリー
45 MMA o RENA RIZIN YA-MAN   ケイト・ロータス ボクシング 安保瑠輝也 平本蓮 摩嶋一整 新居すぐる 朝倉未来 鈴木千裕 鈴木博昭

【RIZIN】速報中!超RIZIN.3~朝倉未来×平本蓮~

IMG_0510
さてさてついに超RIZIN.3の日がやってきました。さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催されます。メインは朝倉未来×平本蓮。RIZIN初の5Rマッチにしてラウンドマストの判定がどう影響するのか。ついに因縁に終止符が打たれます。そしてついにやってくるマニー・パッキャオ。対戦相手が鈴木千裕から安保瑠輝也に代わりましたがボクシングレジェンドにとっては何の関係もないのか。安保が一矢報いるか。今宵はPPVで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださませ。


【第1試合 MMA フェザー級】
×新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
(2R チョーク)
○摩嶋一整(毛利道場)
1R、じわじわと前に出る摩嶋。一気に組み付いてコーナーに押し込む。しかし新居はボディに膝。しかし勢い余って転倒。すかさず摩嶋はバックに周ってグラウンドに引きずり込む。足を4の字にロックしてバックをキープ。さらに摩嶋はマウントに移行。じわじわと肩固めを狙う。しかし新居はしっかり組み付いてディフェンス。終了間際には摩嶋は肘とパウンドで削ってラウンドを終えた。
2R、新居は右ストレート、アッパーを単発ながら出し始める。嫌がった摩嶋はタックル。一度は切られたがドライブして組み付くとコーナーに押し込む。だが新居は突き放す。しかし摩嶋は再びタックル。組み付いて足を掛けるとテイクダウンに成功。バックチョークを仕掛ける。じわじわと絞め上げると新居はタップ!摩嶋が一本勝ちです!


【第2試合 BKFCベアナックルルール 女子フライ級】
○タイ・エマリー(オーストラリア)
(1R KO)
×チャリーサ・シガーラ(米国/ミレニアMMA)
1R、開始直後から至近距離での打ち合い。組み付いてのダーティーボクシング。身体が離れて打ち合いにあるとパンチの交差からエマリーのフックがヒット。シガーラはダウン。すぐに立ち上がったが鼻を抑える仕草。なんと鼻が折れているか。そのままダウンカウントが進みストップ!エマリーが衝撃のKO勝ち!


【第3試合 MMA フェザー級】
×鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)
(1R KO)
○YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
1R、開始直後から強めの打撃を交差させる両者。一触即発の展開。そこから鈴木がタックルでテイクダウン。しかしYA-MANはロープを背にして立ち上がる。差し合いになるとYA-MANはボディに膝を入れて身体が離れる。スタンドに戻ると激しい打撃の交差から鈴木がタックル。しかしYA-MANはこれを切ってスタンドの状態。YA-MANはボディ、アッパーを的確に入れて攻勢。鈴木も肘や前蹴りを打ち返すが口を開けてスタミナ切れか。するとYA-MANが右→左とフックをヒットさせると鈴木は前のめりでダウン。レフェリーが試合を止めた!YA-MANが圧勝です!


【第4試合 MMA 女子スーパーアトム級】
○RENA(シーザージム)
(2R TKO)
×ケイト・ロータス(フリー)
1R、徐々にプレスを掛けるのはRENA。手数は決して多くないが要所要所でパンチを打ち込んで前に出る。しかしケイトも臆せず打ち返す試合展開。タックルに1度の行かずにRENAを相手に打撃戦に応じる。有利の思われていたRENAだが決定打を与えられないままラウンドを終えた。
2R、RENAが一気にアクセルを踏む。積極的に間合いを詰めてパンチ、蹴りを打ち込むと何度もコーナーケイトを追い込む。動きが止まったところにボディに左右のフック、肘、膝を打ち込んで攻勢。それでもケイトは何度も組み付いたり、突き放してその度に脱出。しかしRENAのプレスをは強い。コーナーに追い込むと左右の連打。ボディを打ち込む。ケイトはダウンせず立ち続けるが見かねたレフェリーが試合を止めた!RENAが快勝です!
カテゴリー
45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN UFC YA-MAN キック ボクシング ライカ 三浦孝太 久保優太 大成 山本空良 平本蓮 斎藤 斎藤裕 昇侍 皇治 芦田崇宏 西谷大成 鈴木千裕 鈴木博昭 長南亮 高橋遼伍

【SUEPR RIZIN03】怪物くん=鈴木博昭戦へ、YA-MAN「白帯だし一般の会員さんに絞められています(笑)」

【写真】MMAPLANETでインタビューは初めて。一つひとつ、恐らくはもう何度も尋ねられたことも非常に丁寧に返答してくれた (C)MMAPLANET

28日(日)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われる超RIZIN03でMMA転向3戦目=鈴木博昭と戦うYA-MAN。「MMAファイターに勝てねぇ」とMMAで戦うことを決めたYA-MANは昨年の大晦日での平本蓮戦に続き、立ち技からの転向組のファイターと戦う。
Text by Manabu Takashima

客受けする打撃の交換が期待されたマッチアップながら、鈴木は既にMMA戦績も7戦を数え芦田崇宏や西谷大成、昇侍というMMAファイターに勝利している。ボンサイ柔術で組みを消化してきた鈴木に対し、芦田もグラップリングは初心者クラスから学び、今年に入って白帯を巻いて柔術の稽古も始めていた。

高校生に極められながら、基礎から学ぶことで確実にMMAファイターとしての完成度は上がっている──はず。打撃の強さは当然だが、MMAファイターとしての総合力争いに向けて、一歩ずつ進むYA-MANは、確かな手応えを感じていた(※取材は5月24日の超RIZIN03の会見終了後に行われた)。


高校生にやられているんだから。メチャクチャ嫌でした。でも、いつの間にかそれでも楽しくなってきた

──MMAPLANET初インタビューとなります、YA-MAN選手です。もう何度もメディアで語っていることになると思いますが、YA-MAN選手がキックからMMAに転じた理由を話していただけますか。

「2021年の大晦日に皇治さんとのキックの試合で、初めてRIZINで試合をさせてもらいました。そこでMMAやMMAファイターを身近に感じて『こいつらと喧嘩をしたら勝てねぇ』と思ったんです。そこらへんで喧嘩になったら絶対に勝てないと。テイクダウンとか対処できないし、抑え込まれたら逃げられない。絞められても抜け出せない」

──一発、自分のパンチが入れば勝てるという想いはなかったですか。

「全部ができた方が強いですからね。まぁ、強くなりたかったからMMAを始めることにしたんです」

──キックでプロデビューした時は既にRIZINも存在していますし、世界の最高峰にUFCは君臨していましたが、当時はMMAのことはどのように思っていたのでしょうか。

「TVでも視ていなかったです。RIZINも自分の試合しかチェックしなかったですし、MMAを始めてから他の選手の試合を視るようになりました。僕のバックボーンは野球なので。組み技のスポーツを一切やったことがなくて、柔道の経験もなかったです。だからMMAがどういう世界なのかも知らず、ただコイツらに勝てねぇだろうっていう自分がいたので──強い漢になりたかった。MMAをやるのが、一番強い人間だろうなって」

──なるほどです。ちなみに野球でのポジションは?

「自分はキャッチャーです」

──MMA界では野球経験者はパンチのインパクトが強い説が、存在しています。

「あぁ、それは野球と関係していると思います。体の使い方とか、野球も一瞬でパッと力を入れるので。そのインパクトという部分では、野球は凄く関係あるはずです。キックボクシングでもめっちゃ生きていましたし」

──ではMMAに関してですが、デビュー前から長南亮さんのTRIBE TOKYO MMAで練習をしているのを雑誌で拝見したことがありました。

「ハイ、TRIBEで初心者クラスから始めました」

──えっ、一般の会員さんに混ざってですか。

「ホント、何もやったことが無かったので。初心者クラスで高校生の子に極められながら練習を続けて、ある程度できるようになって今年からカルペディエム広尾で柔術を始めました。それと最近、カルペディエムBAMFの安楽流馬(早大卒※2019年全日本学生フリースタイル65キロ優勝、2020年~2022年全日本選手権同2位、2022年U23世界選手権同3位)選手にパーソナルでレスリングの指導を受けています」

──昨年の大晦日に平本蓮選手と戦った時の練習環境とも違っているということでしょうか。

「あの時の組み技の練習は、TRIBEでグラップリングをやるぐらいでした。あとはJTTですね」

──平本戦を見てピュアグラップリング云々ではなく、MMAをしっかりと積んでいる。そういう風に感じました。組まれると差し返して、体を入れ替える。倒されても立ち上がる時の、立ち上がり方を見ても。その動作が凄く自然に感じました。基礎からやっているな、キックボクサーのバリューをぶら下げてMMAをやっていないと。

「それは基礎からやらないと、いけないですよ。キックである程度上までいくと初心者クラスで、高校生や一般の人と練習をするって嫌な選手もいると思います。プライドが邪魔をして。でも、それじゃダメです。一からグラップリングのクラスに出て一般の人たちと基礎からやっていかないといけないと、僕は思っていました。だから、そういう風に見てもらえるなら、基礎ができてきているんだと思います。逆にいきなりMMAのプロ練習に参加していたら、成長の速度は遅くなっていたと思います」

──回りが強いだけに。

「ハイ。基礎が無くて、プロ練習に参加しても何も分からない状態じゃないですか」

──極められていた高校生と、対等に練習ができるようになるまでどれぐらいの期間が必要でしたか。

「1年半ぐらい掛かりました」

──おお、それだけ掛ったのですね。嫌になることはなかったですか。

「最初はなりましたよ。だって高校生にやられているんだから。メチャクチャ嫌でした。でも、いつの間にかそれでも楽しくなってきたんです。キックだとある程度のレベルにあるから、練習でボコボコにやられることなんて余りなくて。

でもグラップリングになると、高校生にやられて。それは悔しいです。その時に『クソ、コイツ。絶対、いつかやり返してやる』という気持ちになれて、だから頑張ることができました。

そうしたら、1年ぐらい過ぎた頃に長南さんから『プロ練も参加して良いよ』って言ってもらえるようになって。三浦孝太戦の1カ月半か2カ月前ぐらいですね」

──長南さんはYA-MAN選手を特別扱いしなかったということですね。

「ハイ。基本的には皆と同じ感じで、接してくれます」

──昭和の親父のようにケツを叩かれますか(笑)。

「ハハハハ。でも、自分は結構真面目なので怒られることは余りないです」

──TRIBEの中では、誰と練習をすることが多いのでしょうか。

「石井(逸人)さんに教えてもらうことが多いですね。石井さんがTRIBEの初心者クラスの指導をしていたので、ずっと教えてもらっています。自分が質問をするのも石井さんが一番多いですし、セコンドにも就いてもらっています」

──先ほど少し触れていただいたことですが、柔術の練習までするようになったのは?

「道着はまた全然別モノなので。TRIBEのグラップリングに出て、基礎の基礎を知りたくなったんです。それこそ白帯だし、また一般の会員さんに絞められています(笑)」

──それも喧嘩をしていたころなら、相手にもしなかったであろう普通の人達にやられてしまう感じではないですか(笑)。

「悔しいですね(笑)。そんななかでも5分間で5回極められていたのが、1カ月、2カ月と練習をしていると2回ぐらい減っている。それがまた1回になり、極められないことも出てきた。それはやっぱり楽しいです。自分の成長も感じられて。

エビとかもそうですが、柔術を始めてから寝技の動きへの理解が深まりました。結果、MMAでもスクランブルに持ち込みやすくなって。立てるようになってきたというのは、実感しています」

──寝技、スクランブルの防御力が高まったことで、打撃にも変化はありますか。

「倒されるのが、あまり怖くなくなってきたので、そこはありますね」

──では負傷もありましたが、昨年の大晦日から今回の鈴木博昭戦はどこが一番変わっているでしょうか。

「やっぱりグラップリングの能力ですかね。そこはメチャクチャ上がっていると思います。紫帯の人を極められるようになっているので」

──おお!!

「ノーギですけどね。道着ではまだ全然、白帯のままで(笑)。そうやってノーギの方が伸びているのは、道着をやっているからだと思います。倒されることが怖くなくなったのと同時に、安楽選手に習うことで倒れないという感覚も掴んできました。平本戦の時は、実はワキを差し返してからどうすれば良いのか分かっていなかったです。でも、今ではそこから先がデキるようになってきています」

──ストライカーは、練習で本気のレスリング、グラップリングを経験できる。本気の打撃は試合でしか経験できないグラップラーと比較すると、苦手な部分を克服するには有利でないかと。

「そうですね、来られても対処できるようになりつつあります。だからこそ、自分の打撃に活きるようになってきたと思います」

全然、怖くないです

──鈴木選手もSB出身で、YA-MAN選手よりも寝技歴は長いです。MMAファイターとしての鈴木選手に対して、どのような印象を持っていますか。

「いち早くボンサイ柔術で寝技をやっていたことは、大きいと思います。でも言うてやっぱり、グラップリングって量だと思うんです。自分もメチャクチャやってきましたし、年数は違っても極められない技術は自分にもあると思います。

そうなるとスタンドの展開になるので、立ち技になると俺の方が強いです。なんで全然、怖くないですね」

──立ち技と組み技の合計点で、鈴木選手を上回れると。

「そうですね。上や下の対処ができても、俺を極めることはできねぇだろうって」

──では今後に関してですが、組み技や寝技の対処を進めてきたことで、生粋のMMAファイターと戦いたいという気持ちは?

「それはあります。いち早く、戦いたいと思っています。もちろん鈴木選手もMMAファイターですが、グラップラーとやりたいです。MMAの選手と、自分のMMAを試したい。全然、通用すると思っています」

──どのような選手たちと手合わせをしたいと思っていますか。こういうと山本空良選手は嫌な気持ちになるかもしれないですが、山本選手とYA-MAN選手が戦えば色々なことが見えてくるのではないかと楽しみです。

「あっ、山本選手──面白いですね。鈴木千裕とあそこまでやっているので」

──同じキックからの転向組では、久保優太選手は高橋遼伍選手に勝ち、7月28日には斎藤裕選手と戦います。超RIZIN後、2024年中にYA-MAN選手はどこまで行きたいと考えていますか。

「今年中かぁ、上にいくには久保優太選手ですね。ここで彼が勝てば上がって行くので、自分が追いつくしかないですけど。グラップラーと試合もしたいですが、自分では対戦相手を選べないので。組まれた相手と戦っていきます」

──では最後に、今回の鈴木博昭戦ではどのようなところを見て欲しいかを教えていただけますか。

「MMA全般、寝技の対処だったり、ロープ際の対処だったり。そういうところを見てもらいたいです」

■視聴方法(予定)
7月28日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

The post 【SUEPR RIZIN03】怪物くん=鈴木博昭戦へ、YA-MAN「白帯だし一般の会員さんに絞められています(笑)」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o RENA RIZIN UFC YA-MAN “ブラックパンサー”ベイノア キム・スーチョル クレベル・コイケ ジョニー・ケース ヒロヤ ブラック ホベルト・サトシ・ソウザ ルイス・グスタボ 上田幹雄 久保優太 井上直樹 伊澤星花 伊藤裕樹 佐藤将光 堀口恭司 堀江圭功 太田忍 宇佐美正パトリック 安保瑠輝也 平本蓮 扇久保博正 摩嶋一整 斎藤 斎藤裕 朝倉未来 朝倉海 榊原信行 皇治 矢地祐介 神龍誠 篠塚辰樹 芦澤竜誠 萩原京平 金原正徳 鈴木千裕 鈴木博昭

【RIZIN】RIZINウエハース’24発売決定!

IMG_5997
昨年末、RIZINファンの間で話題沸騰したRIZINウエハース。「どこを探しても売っていない」「どこに売ってるの?」という悲痛な声がSNSで飛び交っていた頃が懐かしい。私もカードコーナーや食玩コーナーを覗くクセがつきましたもん。

そんな、はぐれメタルばりに希少価値の高かったRIZINウエハースの第二弾「RIZINウエハース’24」の発売が発表されました。ウエハースに同封されるRIZINカードのラインナップは次の通りです。

朝倉未来(SR)
芦澤竜誠
安保瑠輝也
伊澤星花(R)
伊藤裕樹
井上直樹
上田幹雄
宇佐美正パトリック
扇久保博正
太田忍
キム・スーチョル
久保優太
くるみ(R)
クレベル・コイケ
皇治
斎藤裕(R)
榊原信行(R)
篠塚辰樹
神龍誠
ジョニー・ケース
鈴木千裕(R)
鈴木博昭
萩原京平(R)
平本蓮(SR)
ヒロヤ
フアン・アーチュレッタ
“ブラックパンサー”ベイノア
ホベルト・サトシ・ソウザ(R)
堀江圭功
摩嶋一整
矢地祐介
YA-MAN
ルイス・グスタボ
RENA
シークレット1
シークレット2

SRの2種、Rの7種は選手のサインをデザインにあしらった光り輝くホロカードだそうです。今回もRIZINのレギュラーメンバーに加えて、くるみに榊原CEOという遊びの要素を残してちょうどいい塩梅。いぶし銀好きな私としては金原正徳、佐藤将光辺りがほしかったのですが、これは次回に期待しますか。
IMG_6001
そしてUFC参戦が確定している朝倉海の名前がないのはもちろん、現役のRIZINフライ級チャンピオン堀口恭司の名前がないのもちょっと寂しい。これも旅立ちの前触れか。。。何はともあれ発売は12月。もうあの無い無い尽くしを味わいたくない方は予約マストでお願いします。
カテゴリー
45 AB ABEMA BELLATOR DREAM MMA MMAPLANET o RIZIN SUPER RIZIN03 UFC クロン・グレイシー ジョン・ドッドソン ヒロヤ ヒロ・ヤマニハ ボクシング 堀口恭司 太田忍 所英男 神龍誠 鈴木千裕

【SUPER RIZIN03】ヒロヤ戦を乗り越えて叶えたい大きな夢――所英男「最後は代々木第一で戦いたい」

【写真】悲壮感ではなく、勝ってもっと格闘技を続けたい。そんな想いが伝わるインタビューだった(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(日)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われる超RIZIN03で、所英男がヒロヤと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

「負けたら引退します」。対戦カード発表記者会見で所は進退をかけてヒロヤとの一戦に臨むことを明言した。2001年にリングスでプロデビューし、ZST、HERO’S、DREAMで戦い、2015年からはRIZINを主戦場に戦ってきた46歳の所が、いよいよキャリアの終わりを意識するようになった。

しかし自らが己に課した“負けたら引退”という状況のなか、所の中には新たな目標が芽生えたという。引退をかけてではなく最後に叶えたい大きな夢に向かって、所はヒロヤとの一戦に臨む。


──超RIZINへの出場が決まり、記者会見では「負けたら引退」という言葉もありましたが、会見のあとの反響や反応はいかがでしたか。

「みんな腫れ物に触るじゃないですけど、気を使ってあんまりそのことに対しては触れてこなくて……自虐的な感じになっちゃいました(苦笑)」

──最近の試合では所選手も「これが最後になるかもしれない」という覚悟だったと思うので、そういった反応が多かったのかもしれないですね。

「周りからすれば『いつ辞めるんだろう?』というのは常にあったと思いますし、自分自身もこれが最後かもしれないと思ってやってきて、それをようやく口に出せたのかなという感じですね」

──自分の気持ちの中で思っていることと、言葉にして発するのは大きく違うと思いますが、あえて言葉にしたというのは心境の変化があったのですか。

「自分はRIZINという素晴らしい舞台に出させてもらっていて、最終的にはRIZINで引退したいという気持ちがありました。そのなかで神龍誠戦はいい試合だったと言ってもらえたんですけど、自分がRIZINに出られるレベルなのかと言われたら、そうじゃないかもしれないですし、そこでヒロヤ選手と試合をすることになって(引退をかけて戦うには)タイミング的にいいのかなと思いました」

──流れとしてはまず最初にこの試合のオファーがあったのですか。

「ヒロヤ戦に関しては金原(正徳)さんのプロデュースというか、鈴木千裕戦の前に金原さんと一緒にタイで練習していて、そこで金原さんからヒロヤ選手の名前が出て、色々と話していくうちに、この選手だったら進退をかけて戦う意味があると思ったんですよね。それを金原さんがRIZINに伝えてくれて、ヒロヤ選手側とも調整してもらって、正式に決まりました」

──ヒロヤ選手には対戦相手として、どんな印象を持っていますか。

「すごく気持ちのいい選手ですよね。試合中も思いきりがいいし、プロの試合をするというか、気がついたらヒロヤ選手を応援している、そんな感じの選手ですよね」

──BreakingDown出身選手ですが、あまりそういった雰囲気はないですよね。

「僕は不良っぽい選手が苦手なんですけど(苦笑)、ヒロヤ選手は雰囲気が違いますよね」

──ヒロヤ選手の体つきや試合ぶりを見ると、真剣に格闘技と向かい合っていることが伝わってきますよね。

「それは凄く思いますね。あと会見で一緒になった時に、26歳であの落ち着きぶりは凄いなと思いました。僕が(アレッシャンドリ・フランカ・)ノゲイラとやったのが27歳の時だったんで、それを考えたら落ち着いていますよね」

──ヒロヤ戦に向けて、タイでの練習も含めてどんなことを意識してやってきたのですか。

「タイで初めてクロスフィットトレーニングをやったんですよ。色々と決まっているメニューを黙々とこなして、それがむちゃくちゃキツいんですけど、前田(日明)さんのトレーニングを思い出すというか。このトレーニングをやっていると、スパーリングの動きも変わったんですよね。自分の中でこれだ!と思う部分があって、日本に戻ってきたあとも、金原さんにHALEOを紹介していただいて、HALEOでトレーニングを見てもらうようになりました」

──実戦的なものではなく、運動能力を上げるようなトレーニングなのですか。

「そうです。そのおかげでスパーリング中の反応も速くなった……気がします(笑)。いざ試合になったらガチガチかもしれないですけど、少しでも自分のパフォーマンスを上げる可能性があるならやる、ですよね。金原さんからは『僕は10年前からやってます』と言われて、もっと早く教えてくださいよと思いましたけど(笑)」

──このタイミングで気づけて良かったと前向きに捉えましょう!

「本当にそうですよ。このタイミングで気づいて『救世主なのかな、金原さんは』って思うぐらい感謝しています」

──具体的には動きの反応がよくなったり、スタミナが続くようになったり、そういった効果が大きいですか。

「言っても若い人には勝てないですけど、46歳の自分の中では変わってます。40代前半くらいには若返りました。3月からトレーニングを始めて4カ月で4~5年前に戻っているっていうことは凄いですよね」

──今までとは違う形で充実した練習ができているようですね。

「前田さんからも連絡があって『治療に行ってこい』と治療院を紹介してもらったり、色んなところで変わってきています。次の試合、若い選手とやるからなんとも言えないですけど、前回とは違う内容でやれるんじゃないかなと思っています。

──ある意味、昨年10月のヒロ・ヤマニハ戦はそれまでと同じ練習を継続して挑んだ試合で、今回は新しいことにチャレンジして挑む試合ですね。

「そうですね。だから楽しいと言えば楽しいんですよ」

──その一方で、試合前に向けて練習をしていて、これで最後になるかもしれないと、ふと思うことはないですか。

「それはめっちゃ思いますね。『試合まであと2週間か』と思ったり、『この練習もあと2回か』と思ったり。それが寂しくはありますけど、まだ格闘技をやりたいという気持ちも強くなっています。負けた時の自分を考えると、僕から格闘技をとったら本当に何もない人間なんで、自分が自分でなくなっちゃうと思っているんですよね。だから、負けられないし、辞めたくないし、勝ちたいです」

──金原選手がRIZINで連勝してタイトルに挑む姿を見て、ポジティブな刺激や影響も受けましたか。

「まあ金原さんは元々強いんで、あんまり参考にならないですけど(笑)。2月のRIZINでは今成(正和)さんも一本勝ちして、40代が頑張ってるだけで、胸を打たれますよね。そこはもう勝ち負けだけじゃないと思います。でもだからこそ僕はヒロヤ選手に勝ってまだ格闘技を続けたいです」

──さきほど「最終的にはRIZINで引退したい」という言葉もありましたが、所選手は旗揚げ戦からRIZINに参戦しているんですよね。

「RIZINの旗揚げ戦が29日と31日の2DAYS興行で、29日の大会に出させてもらったんですよ。それから少し間が空くことはありましたが、ずっとRIZINに出させてもらっています」

──RIZINは来年で旗揚げ10年なので、所選手のキャリアを振り返ると、RIZINが一番長い期間、出場している大会なんですよね。

「そうなんですか? それは意外でした」

──ざっくり所選手のキャリアを時系列で並べるとZSTが2002年~2005年、HERO’Sが2005年~2007年、DREAMが2008年~2011年、2015年以降がRIZINなんですよね。

「言われてみれば、そうか……。ZSTなんかものすごく長くいたイメージがあるんですけど、3年くらいなんですね。全然気づかなかったです。ZSTが一番長いと思っていたので」

──だから所選手はRIZINを代表する選手の一人だと思いますし、この10年で格闘技ファンになった人たちにとっては所英男=RIZINファイターなんだと思います。

「確かに。僕は本当にRIZINには感謝しかなくて。RIZINに出る前にBellatorに出て(2015年3月、L.C.デイビスに判定負け)、そのあとにRIZINからオファーをいただいたんですが、マネジメントのトラブルで、試合が出来るか分からない状況になっていたんですね。でもその試合を受けたかったので、佐藤大輔さんとうちの奥さんがRIZINに掛け合ってくれて、なんとか急遽試合ができることになって。そうやってRIZINに拾ってもらったという恩と感謝があります」

──RIZINが所選手に戦う場を作ってくれたんですね。

「自分がそれに対して何かを返せているかどうかは分からないですけど…」

――しかも堀口恭司選手やジョン・ドッドソンといった世界のトップ選手とも試合が組まれて。

「なんでそんないいカードを組んでくれたんですかね(笑)。他にもクロン・グレイシーともやりましたし、太田忍選手のデビュー戦の相手もやらせてもらって」

――UFCのタイトルマッチ経験者、グレイシー一族、オリンピックのメダリスト……そうそうたる相手ですね。

「何気に那須川天心選手とボクシングルールもやりましたし、グラップリングで桜庭和志さんと組んでヴァンダレイ・シウバ&田村潔司組ともやっているんですよ」

――しかも次の対戦相手のヒロヤ選手はBreakingDown出身で。これだけ色んなジャンルとビッグネームと対戦した選手はいないでしょうね。

「全く目立ってはないですけど(笑)。でもすごくいい扱いをしてもらっているし、本当にありがたいです」

──そういった相手と試合が組まれるのは所選手だからこそだと思いますし、このストーリーをこれからも続けていきたいですよね。

「何が何でも続けたいですよね。それしかないです、今は。とにかく辞めたくないです。続けたいです。この試合のために全部出しきるトレーニングをやってきて、そのつもりで戦うので、ここで終わっていいという覚悟はありますが、それ以上に勝って格闘技を続けたい。その気持ちが一番です。あと新しい目標も出来たんですよ」

――新しい目標……聞かせてもらってもいいですか。

「僕の格闘技人生を変えたのが2005年7月のノゲイラ戦で、あの日の会場が代々木第一(国立代々木競技場第一体育館)だったんですね。6月にRIZINが代々木第一で大会をやっていて、僕ももう一度代々木第一のリングに立ちたいと思いました。代々木第一は僕の人生を変えてくれた場所で、色んな想いが詰まった場所で、引退するまでにあの場所で試合をしたい。その目標を達成するまではやめられないですね。その時は(山本)アーセン選手と対戦したいんですよ」

――アーセン選手とも対戦したいのですか。

「先ほど話したように僕は格闘技人生で色んな相手と戦ってきましたが、KID(山本徳郁)さんとだけは試合が出来なかったんです。だから自分の思い出の場所で、KIDさんの甥っ子のアーセン選手とやりたいです。だからロード・トゥ・代々木第一、ロード・トゥ・アーセンが今の目標です」

――それは素晴らしい目標ですね。所選手が代々木第一のリングに立つ姿を見たい人はたくさんいると思いますよ。

「東京ドーム、大阪ドーム、さいたまスーパーアリーナ、日本武道館……色んな会場で戦ってきましたけど、最後は代々木第一で戦いたい。その目標が出来てから、また気持ちがすごく燃えているんです。その目標をかなえるためにもヒロヤ選手には絶対に勝ちます」

■視聴方法(予定)
7月28日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

The post 【SUPER RIZIN03】ヒロヤ戦を乗り越えて叶えたい大きな夢――所英男「最後は代々木第一で戦いたい」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP DEEP Tokyo Impact MMA o RIZIN YouTube キック フェルナンド マサト・ナカムラ 原虎徹 平松翔 梅野源治 梶本保希 渋谷カズキ 滝田J太郎 濱口奏琉 鈴木千裕 鬼山斑猫 魚井フルスイング

【DEEP】魚井フルスイングMMA復帰!梶本保希と対戦!

image-1721142893
9月8日にニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2024 4th ROUNDの第一弾対戦カードが発表されました。渋谷カズキ×原虎徹、マサト・ナカムラ×濱口奏琉、そして懐かしの滝田J太郎参戦などグッとくるポイントは多々ありますが、一番の注目は何んと言っても魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)×梶本保希(パラエストラ八王子)のバンタム級ワンマッチでしょう。

魚井と言えば6月のRIZIN.47で梅野源治とキックルールで対戦。肘打ちかバッティングかで関係者、ファンも巻き込んでSNSで大論争になった事が記憶に新しい。不慣れなキックルールからMMAへの復帰を迎えて歓迎しているファンも多いのではないでしょうか。

とはいえ、魚井はMMAで現在4連敗中。前戦のDEEPでは平松翔のギロチンチョークで一本負けを喫して埋没していると言っても過言ではないでしょう。そんな崖っぷちの状態で迎える相手は梶本。鈴木千裕のセコンドで一躍脚光を浴びている塩田“GoZo”歩が率いるパラエスト八王子に所属する22歳の新鋭です。

DEEPでは5勝3敗と決して順風満帆とは言えない戦績ですが、何気に爆発力があるのが印象深い。2022年のDEEPでは鬼山斑猫 (KRAZYBEE)を相手に1発のパンチを効かせて即座にテイクダウン。そのままパウンドを乱射して秒殺でTKOを勝ちを収めました。

その後、3連敗を喫したものの、JAPAN TOP TEAMに所属するフェルナンドを相手に判定勝ち。見事に生き残って魚井戦にこぎ着けました。RIZINにも参戦したビッグネームを相手に番狂わせを起こす大チャンス。モチベーションも上がっている事でしょう。

展開はパンチを振り回してくる魚井を相手に打ち合うとはなかなか思えず、梶本はテイクダウンを狙う戦術か。ここは内容よりも勝ちに徹してくるはず。逆に魚井は停滞ムードを吹き飛ばすスカ勝ちが求められるポジション。この立ち位置の違いがどう影響するか。興味深い試合が組まれました。
カテゴリー
o RIZIN YouTube   平本蓮 朝倉未来 朝倉海 梅野源治 篠塚辰樹 鈴木千裕

【RIZIN】平本蓮、体調不良でファンイベント欠席「風邪引いちゃいました」篠塚辰樹&梅野源治が登場で会場を盛り上げる

28日開催の『Yogibo presents 超RIZIN.3』(さいたまスーパーアリーナ)で朝倉未来と対戦する平本蓮が、14日に開催された『U-NEXT x RIZIN 合同企画 平本蓮選手ファンイベント』を体調不良で欠席した。

急きょ電話での参加となった平本は「すみません、風邪を引いちゃいました。今日の朝だめになっちゃって、あと2週間なのでゆっくりさせてもらうことにしました」と体調を説明し、ファンに向けて「みなさんこんにちは、平本蓮です。2週間後、言っていた通り公開処刑します。ちゃんと風邪を治します」と謝罪した。

イベントには、スペシャルゲストの篠塚辰樹と梅野源治が登場。篠塚は「きょうは蓮がいなくてごめんなさい。代わりに俺と梅野さんが盛り上げます」とあいさつすると、ファンから歓声が送られた。

■U-NEXTにて全試合完全生配信!
https://www.video.unext.jp/po2/superrizin3

■RIZIN FF オフィシャルサイト
https://jp.rizinff.com/

【超RIZIN.3】朝倉未来、朝倉海と兄弟で公開練習!?不在の平本蓮に疑問「どういうつもり」 『Yogibo presents 超RIZIN.3』公開練習

【超RIZIN.3】平本蓮、“負けたら引退”を撤回「するわけないでしょ!」朝倉未来にも引退発言の撤回を呼びかける 『超RIZIN.3』ファンイベント『FACE OFF』

【超RIZIN.3】朝倉未来VS平本蓮、バチバチ睨み合いで一触即発!?クレベル・鈴木千裕に宣戦布告も 『超RIZIN.3』ファンイベント『FACE OFF』

#超RIZIN3 #RIZIN #平本蓮 #篠塚辰樹 #梅野源治