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【DEEP103】計量終了 大原樹里「EEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

【写真】温厚な大原が、計量の時に感情的な発言をすることは非常に稀だ (C)MMAPLANET

明日23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 103 IMPACTの計量が、本日22日(水)に中野区の中野サンプラザで行われた。

暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖ 伊藤裕樹戦を筆頭に、暫定ライト級チャンピオン大原樹里がZSTライト級王者の小金翔とのノンタイトル戦、ZSTフェザー級チャンピオン関鉄矢&元NEXUSフライ級王者の駒杵崇大らのDEEP初陣等々、注目のカードが揃った今大会、計量では1人も体重オーバーは見られなかった。

以下、全選手の明日の試合に向けての抱負だ。


※赤色の選手をクリックすると、インタビューに飛びます。

伊藤裕樹
「今回、DEEPフライ級タイトルマッチ──2年前の続きということで、もう1回絞め落として僕がチャンピオンになります」

藤田大和
「明日は初めてのメインということで、しっかりと気合が入って頑張ってきました。明日、リベンジマッチですけど、いつも通りしっかりぶっ倒しに行きます」

小金翔
「今回、しっかりと練習できてきましたので明日はしっかりと勝ちたいと思います」

大原樹里
「えぇ、DEEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

関鉄矢
「前回はRIZINで堀江選手にやられちゃったんで、今回は再起するっていうことも含めてチョット、バッチリ倒しにいくんですけど、まずは自分もやりたいスタイルがあるので、それをできればと思っています」

DJ.taiki
「9月25日、26日、ゆかりんLove Liveツアー2021。追加公演が行われるというのに負けて、どの面下げてライブに行くっていうんですか。明日はゆかりのためにも絶対勝つ!」

渋谷カズキ
「前回2月、藤田選手にぶちのめされて、それから7カ月間、色々試行錯誤して、明日は最高の相手の前でシン渋谷カズキを見せタイト思います」

越智晴雄
「今回1階級上げてフライ級ということで、ここから最スタートということでフライ級をかき回したいと思っています。明日は必ずKOで勝ちます」

SAINT
「この機会を与えてもらって感謝している。次の試合も楽しみたいと思う。皆、ありがとう」

誠悟
「えっと明日はどっちにしろ、やるかやられるかだと思うんで。面白い試合をしたいと思います。それで勝ちたいと思います」

橋本優大
「今回、相手はベテランで格上ということですが、いつも通り勝ちます」

CORO
「練習通り、いつも通りやれば相手にならないと思います」

杉山廣平
「前回3月、RIZINで今回フライ級タイトルに挑戦する伊藤裕樹選手に負けてから諦めず、日々考えてきました。今回復帰戦ということで、相手の駒杵選手、良い選手なので楽しみです。良い試合しましょう」

駒杵嵩大
「DEEP初参戦なんですけど、圧倒して勝つので応援宜しくお願いします」

関原翔
「明日は自分がやってきた日々の特訓を見せる場所だと思うので、しっかりと会場、爆発させて。フライ級に今回下げて、フライ級の連中の中で自分が一番強いということを、明日は証明できるよう頑張ります」

鮎田直人
「2年近くまともに勝っていないので、明日は何としても勝ちます」

日比野”エビ中”純也
「皆さんも知っての通り、エビ中、新曲が出たので。ぜひ良い曲ばっかなんで聞いてください。良い曲ばかりなんで、宜しくお願いします」

力也
「圧倒的に勝ちます。押忍」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■ DEEP103計量結果

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和:56.7キロ
[挑戦者] 伊藤裕樹:56.4キロ

<ライト級/5分3R>
大原樹里:70.7キロ
小金翔:70.75キロ

<フライ級/5分3R>
越智晴雄:57.15キロ
渋谷カズキ:56.85キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
関鉄矢:66.3キロ

<メガトン級/5分2R>
誠悟:124.05キロ
SAINT:108.9キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.55キロ
橋本優大:61.5キロ

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大:56.95キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級/5分2R>
鮎田直人:57.05キロ
関原翔:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
力也:57.2キロ
日比野”エビ中”純也:57.0キロ

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【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─02─「最後の最後まで、見てくれる人がドキドキできる試合を」

【写真】安谷屋戦の勝ち名乗りの受け方を見ても、言葉にしづらい──良い感じのするファイターだ (C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に挑戦する伊藤裕樹インタビュー後編。

伊藤の強みは、何かしらの転機で試合を一気に終わらせることができること。と同時に、スタミナには不安が付きまとう。そんな伊藤は自身をどのように捉えているのか。正規王者が帰ってきたDEEPフライ級戦線とそれからについて尋ねた。

結果、試合を見るまで分からないという当然の結論に至った。それが伊藤裕樹というファイターだ。

<伊藤裕樹インタビューPart.01はコチラから>


──前回の勝利のイメージを持って藤田選手と戦うのか、もう別人だと思って戦うのか、どちらでしょうか。

「別モンまではいかないですけど……前の印象を残しつつ、パンチだけでなく蹴りは意識して戦おうかとは思っています」

──練習はNEXイチムエ中心に?

「今回は出稽古は、こんな時期なので全然行っていないです。自分のジムで対策を練って、創り上げてきました」

──この試合で、特に見てほしいところはありますか。

「僕の持ち味はパンチなんで。でもパンチだけでなく、相手が嫌がるところをつきたいです。相手の組みがアレだったら、組みでも虐めたろかって」

──虐めたろか……。やはり鍵となるのは、スタミナかと思うのですが。

「1Rは省エネで行って、でも2Rになるとバテちゃうんですよね(笑)」

──省エネで行っても、2Rに疲れると。いや、笑いごとではないですよ……。

「なんというかスロースターターというか、1Rは体が覚醒していないというか……。でも2Rになると、こんな感じねって調子は上がってきます。相手と対峙してから、こんな感じかっていうのを何となく自分で創って戦う感じですね」

──感覚派、このまま勝ち続けると天才ですね。

「アハハハ。感覚派……自分の閃きも大切にしますけど、しっかりと作戦は練っています。そこが外れても、なるようになるかなって(笑)。1回、アウトサイダーで作戦が真逆になった時があって。その時もまぁなんとかなったので。

今回の相手は昔とはレベルは違うけど、メチャクチャ練習してきたので、あっちもビックリすると思いますよ」

──1年間の引き込もりから3月のRIZIN、6月のDEEPと練習を積むほどに動くが違ってきますか。

「全然違います。良くなっています。前の感覚も戻ってきて、組みのポイントの抑え方も前よりはメッチャ勉強しているので。多分、今の方が全然強いです」

──多分(笑)。

「アハハハ、今の方が全然強いです。気持ちもそうだし……。前までは負けたくない試合をする、みたいな感じでした。勝つよりも負けたくない方に比重があった。守りに入っとったかと、昔は。今は試合を楽しみながら勝ちに行けるので」

──この王座は先ほども話しましたが、暫定王座です。この先に正規王者がいます。

「最初はこれで勝ったら、いずれ正規のチャンピオンになるのかなって思っていました。そうしたら、戻ってきて。なんで返上せんの、いつまで待たしてんのって感じですね(笑)。

まぁ、戻ってきたからには首洗って待っとけよって思っています。テメェって感じですよね」

──このような例え話は今は必要ないかもしれないですが、藤田選手と神龍選手、どちらが手が合いますか。

「それは同じストライカーの藤田選手です。藤田選手の方が戦いやすい。藤田選手も組み技をやりますが、神龍はどっちかというとグラップラーというか、組み……レスリングが強いので。

だからどっちがやりやすいかいえば、藤田選手です」

──なるほど。RIZINにまた出ることを目標にしていましたが、DEEPでやるべきことが増えてしまった感じでしょうか。

「RIZINにもやっぱり出たいですけど、DEEPに育ててもらったので、神龍がもしやるなら全然やります。RIZINにも積極的に出たいんですけど、それはもう本当に試合が組まれれば僕は喜んでやるので」

──佐伯代表が伊藤選手はどれだけ劣性でも何か一発あるから、そこが楽しみだと言われていました。

「いやぁ、嬉しいですね(笑)。そう期待してくれるのは素直に嬉しいです。やっぱり泥試合じゃなくて最後の最後まで、見てくれる人がドキドキできる試合をしたいです。この30秒でもう終わりだというのではなくて、30秒あれば何かできると言ってもらえると、その期待に応えるんじゃなくて『俺ならできる』と思い込めちゃうんで。アハハハ。

本当はそうじゃない方が良いですけど、追い込まれたとしてもそういうつもりで戦います」

──では最後にファンに一言お願いします。

「2年前よりも成長した伊藤裕樹が見られると思うんで。フライ級のベルトは僕がしっかりと巻いて、ここから僕がフライ級のトップになるので応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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CORO DEEP DEEP103 DJ.taiki MMA RIZIN ROAD FC ボクシング 伊藤裕樹 大原樹里 安谷屋智弘 小金翔 杉山廣平 渋谷カズキ 神龍誠 藤田大和 誠悟 越智晴雄 関鉄矢 駒杵嵩大

【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─01─「良いヤツですよね。もう1回勉強してもらえれば良いかな」

【写真】言葉は丁寧、淡々と受け答えしつつ、言いたいことはズバッという伊藤。ここもファイトスタイルに似通っているか(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に伊藤裕樹が挑戦する。

2年前、2019年9月8日に藤田をRNCで破っている伊藤だが、その後はプロ初黒星を喫すると1年間の引き籠り生活に。この間、藤田は敗北を糧に全局面で進化し、今年2月に同王座を獲得している。

伊藤は3月のRIZINを経て、6月にDEEPで安谷屋智弘を破り挑戦権を手にした。先の藤田戦、安谷屋戦もRNCを極め切り、Road FCからキャリア6勝のうち、5つの勝利は相手と仕留めている。

一発はある。と同時に、流れのなかで極め切る力を優勢、劣性のなかで持っている。この終わらせる感覚はどこから生まれているのか。伊藤に尋ねた。


──Zoomの画面でも左目の周囲が青くなっていることが確認できるのですが……。

「あっ、これは練習中にヒザ蹴りを貰ったもんですね。でも、全然大丈夫です」

──6月に安谷屋選手とのタフファイトをRNCで勝ち切り、タイトル挑戦の権利を手に入れました。

「あの試合はめっちゃしんどかったです。タイトルに関しては、あそこで勝てば佐伯代表から『勝てばタイトルマッチに、かなり近づくから』という風には言ってもらっていたので。そこを意識して戦っていました」

──佐伯さんはその時、神龍誠選手のDEEPカムバックはないと見ていたのかもしれないですね。

「いや、突然試合が発表されてビックリしました。『まだ、やっとんだぁ』って」

──正規王者に復帰については、また後程伺うとして。「しんどかった」と振り返った安谷屋戦、何が「しんどかった」のでしょうか。

「やっぱり組みの展開が多くて……試合前に組みの展開になると厳しくなるとは予想していました。捌きながらチャンスを伺っていたのですが、フィジカル的にもちょっとえらかったです。でも、チャンスに極め切れて良かったです」

──あそでRNCがハマらなかった時は、どうなるのか。それは少し思いました。伊藤選手は終わらせる力を持っている選手ですが、終わらせに行って凌がれるとどうなるのか。

「結構、腕がパンパンでしたしね。3Rまでもつれ込んでいたら……それでも動くことができる体力は残っていました。それに安谷屋選手もミドルとかで削れていることも分かっていたし、3Rになっても何とか勝てたかと。それがあったから、あそこもガムシャラに極めに行くことができたんだと思います」

──試合を終わらせにいくのは、凌がれると相手も気持ちが盛り返すことがありますし、何より自身の体力を消耗します。それでもあのように行けるのは、行けるという感覚があってのことなのでしょうか。

「う~ん、それよりも守りに入るより、常にKOか一本を狙っていきたいという気持ちだと思います。そこで取れなくて形勢逆転されても、一か八かのスリルがめっちゃ好きです」

──そこで行ける伊藤選手なので、愚問かもしれないですが、行ける・行けないの差はどこだと思いますか。

「どうなんですかね。やっぱり気持ち……性格じゃないですか。そこで行かんかったら、僕はあとで後悔すると思います。『あそこで行っておけば』と思うのは嫌いなんです。逝くことができるチャンス、相手に隙があるならガンガン狙って行っちゃいます」

──大したものです。なかなか思い切れないかと思います。

「取りあえず行ったら、なんとかなる。仮に倒すことができなくても、攻めているのはこっちだし次の展開を創れます。だから、思いっきりいきます」

──なるほど、次が頭にあっての思い切りの良さなのですね。

「負ける覚悟をもって、常に勝ちにいくことを意識しています。勝ちに行き、倒しに行くということを。二の矢、三の矢はあるので、またトライすれば良いことです」

──伊藤選手はずば抜けたフィジカルの持ち主でもないし、かといって超スタミナ派でもない。そこは自分でスタミナ配分を考えて戦っているのでしょうか。

「いや、結構すぐにスタミナは切れます(笑)」

──ですよね(笑)。でも、粘る。

「上手く誤魔化して、少し回復させて攻める……みたいな感じですかね。最後まで切らさないというのは、あります」

──少し、伊藤選手が理解できたような気がします。そしてチャンピオン、藤田大和選手です。このところの充実振りは目を見張るものがあると思うのですが、どのような印象を持っていますか。

「2年前に戦った時とは別人になった。そう言って良いぐらい化けています。前はボクシング主体で試合を創っていたのが、今はもう組みも蹴りも使えて『MMAとして格段にレベルが上がっとるな』と思います」

──MMAPLANETのインタビューで、それは伊藤選手に負けたからだと。「ありがとう」という言葉までありました。

「あぁ、読みました。良いヤツですよね(笑)」

──とはいえ、あの言葉は自信の表れかと思います。

「ハイ、まぁもう1回倒して、また勉強してもらえば良いかなって(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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【DEEP103】伊藤裕樹とDEEPフライ級暫定王座防衛戦。藤田大和─02─「やっぱり打撃です」

【写真】デビュー直後と今の藤田の違い。「打撃で勝つ」という同じ目標を掲げても、その打撃がMMAのほつれにならない本当の武器になっている(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、伊藤裕樹を相手にDEEP暫定フライ級王座の防衛戦を行う藤田大和のインタビュー後編。

元アマチュアボクシングの全日本王者として鳴り物入りでMMAデビューした藤田だったが、伊藤にRNCで敗れたことで組み技の向上に挑んだ。そして彼がMMAファイターとして成長した陰には、チームメイトである山北渓人の存在があった。

同時に国内MMAフライ級はDEEPフライ級正規王者・神龍誠の復帰や、21歳の平良達郎が修斗のベルトを獲得するなど、大きく変化していく。そんななかで藤田はいかに勝ち残り、目指す大舞台への足掛かりにしようというのか。

今回のリベンジマッチは、藤田のキャリアを占ううえで決して見逃すことはできない。

<藤田大和インタビューPart.01はコチラから>


――山北選手との練習で、藤田選手も大きく成長してきたのですか。

「渓人がMe,Weに入ってきたのは、2~3年前ぐらいですかね。自分と体重が近くて、もともとレスリングをやっていたこともあって、渓人とスパーリングすることが多くなりました」

――2~3年前というと、伊藤選手に敗れた頃ですかね。

「その前後ぐらいだと思います。考えてみたら、いろんな変わり目だったんですかね。当時渓人はアマチュアの試合に出ていて、スパーリングも打撃はもちろん、スタンドの組みや寝技をやっているうちに、僕も自然に成長していました」

――当時は、レスリング面では山北選手のほうが上を行っていたのでしょうか。

「そうですね。最初は普通にやられていたと思います。渓人はストロー級ですけど、パワーが凄くて、レスリング力があって、さらに寝技も上手い。しっかり柔術もやっていて、細かい動きが上手いんです」

――そして現在は……。

「練習で渓人に負けることは――お互いに知り尽くしているから、たまにはありますけど(苦笑)、もう全然やられないですね。今は充実しています」

――ところで現状、ファイターとして藤田選手は目標をどこに定めているのでしょうか。

「一番行きたいのはUFCです。世界最高峰なので。Me,Weでは村田夏南子ちゃんがUFCに出ていて、山﨑さんも毎回帯同して――それを見ながら、話も聞くし、やっぱりUFCっていいなと思います」

――では現在の自信の力はその目標において、どの位置にあると判断していますか。

「ボクシングスキルなら負けないと思っています。今も自分のボクシングスキルは上がっていますし、打撃で勝負すれば倒せるんじゃないか、という気がするんですよ。そこはMMAなので、実際にやってみたら分からないですけど。UFCの選手は、全部できますからね」

――それこそが世界最高峰たる戦場ですね。

「UFCの選手は、柔術やレスリング――すべてのジャンルを究めているじゃないですか。すべてマスタークラス、すべて黒帯というか。UFCの試合を見ながら、もっと自分もいろんな部分でスキルアップしていかないといけないなって思います」

――今後UFCを目指すうえで、数々の戦いが待っているかと思います。それこそ神龍選手が前修斗世界王者の福田選手と対戦するなら、現王者の平良達郎選手と対戦することもあるかもしれません。

「そういう試合も、あるかもしれないですね。今は特に意識していないけど、勝ち進んでいけば……」

――一方、フライ級ではLFAの堀内祐馬選手のように、北米のフィーダーショーで戦い続けるケースもあります。

「堀内選手、知っています。凄いですよね。でも僕は、今の段階で海外で練習したり、試合をしたりということは考えていないです。やっぱり日本で強くなって、海外で試合をして勝ちたいっていう気持ちが強いですね」

――なるほど。次の試合は、世界最高峰の舞台へ近づくために重要となるでしょうか。初めてのメインイベント出場となります。

「メインというのは、今はまだ実感はないけど……嬉しいです。やっと来たな、っていう感じですね。メインでリベンジ、僕の中では今回の試合に懸けています。この試合が最後になってもいい、っていうぐらいに」

――そこまでの想いを懸けた試合なのですね。

「その先に繋がるのも、ここで終わってしまうのも、次の試合次第です。毎試合そうなんですけど、今回は特に、次につながるターニングポイントになるでしょうね。ただ、考えすぎないようには務めています。まずは自分の戦いをするしかないので」

――ちなみに、前回の敗戦直後にすぐリベンジしたいという気持ちは生まれなかったのでしょうか。

「それはありました。すぐリベンジしたかったです。でも相手がしばらく試合に出ていなかったりして――。なかなか再戦のチャンスがないなと思っていましたけど、自分がベルトを獲って、挑戦者として出てきてくれました。それは嬉しいです」

――そんな伊藤選手とのリベンジマッチ、どのような試合になると思いますか。

「相手がどうこうというより、自分のスタイルを貫きたいと思っています」

――藤田選手のスタイルとは?

「やっぱり打撃です。打撃で押し切りたい。相手の寝技に付き合う場面もあるかもしれないですけど、最後は打撃で仕留めます」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

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【DEEP103】伊藤裕樹と再戦。藤田大和─01─「伊藤選手に言いたい。僕を強くしてくれて、ありがとう」

【写真】稚拙な表現方法だが、今、藤田大和は本当に強い(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級王者の藤田大和が挑戦者に伊藤裕樹を迎えて初防衛戦を行う。

王者にとっては2019年9月、伊藤にRNCで敗れて以来のリベンジマッチでもある。加えて試合前の藤田にとって、正規王者の神龍誠が1カ月後に復帰する気になる発表もあった。

念願の王座に就いた藤田にとって、暫定という2文字は気になるものに違いない。風雲急を告げるDEEPフライ級、藤田に神龍の復帰と伊藤へのリベンジについて訊いた。


――試合まで残り10日を切りました(※取材は9月14日)。もう追い込み練習は上がったところでしょうか。

「練習は試合の1週間前までやりますね。だから今週の金曜日(17日)からペースを落としていく感じです」

――なるほど。次の試合のお話をする前に、まずお聞きしたいのが……DEEPフライ級の正規王者、神龍誠選手の復帰についてです。

「あぁ、それですね。やっと……というのか(声のトーンが落ちる)」

――藤田選手のタイトルマッチから1カ月後、10月23日に行われるDEEP104で前修斗世界フライ級王者の福田龍彌選手と対戦します。

「そうですね……いつまで待っていればいいんでしょうね?」

――それはDEEPフライ級王座統一戦が、いつ行われるのかということですね。

「僕は今まで1試合1試合、決められた相手と試合をしてきました。復帰するのは良いとして、正直まだ正規のベルトを持っているのかって……。しかも復帰戦はノンタイトルですよね。

僕は9月に暫定王座の防衛戦で、正規王者が10月にノンタイトルで復帰――変な感じはしますね。引っかかるものはあります。今となっては仕方ないですけど」

――正規王者の復帰戦は、暫定王者との統一戦というのが通例ではありますが、どのタイミングで神龍選手が復帰を伝えたか。藤田選手と伊藤選手の試合後ということかもしれないです。いずれにせよ現在、藤田選手が保持しているベルトに「暫定」の2文字が付いているところに、思うことはありますか。

「引っかかるものはありますよ。復帰することが最近分かって、いつまで僕のベルトに暫定の文字が付いているのか分からない状態が、また続きます。やりにくさが、ないわけではないです」

――やりにくさ、とは?

「たとえば次の試合で正規王者が負けたら、福田選手とのリダイレクトリマッチになるんじゃないですか。そうなったら、いつ暫定の文字を外すことができるんだろうなって……。まぁ、そこは気にしないです。僕にとっては、次の試合が大きなヤマなので。大切なリベンジマッチですからね」

――そうですね。挑戦者として迎える伊藤裕樹選手とは、2019年9月に対戦しRNCで一本負けを喫しています。

「はい。やっぱり今回の試合には、特別な想いがあります。あの時の悔しさっていうのは……。いや、もちろん悔しい気持ちはあるし、リベンジしたいとも思うんですけど、何より楽しみですね」

――楽しみ、ですか。

「はい。自分もあの試合から2年間、5試合やってきました。どれだけアッと言わせられるかが楽しみです」

――アッと言わせたいのは、周囲ですか。それとも対戦相手ですか。

「両方ですね。今でも、あの試合を思い出すことがあるんですよ。僕がMMAを始めて、組み技に対する練習はしていたけど、突き詰めることができていませんでした。そこまでMMAに対する意識が高くなかったんだと思います」

――MMAに対する意識が、伊藤選手に敗れたことで変わったのですね。

「悔しさもありますけど、感謝もしています。いい発奮材料になりましたね。だから伊藤選手には、まず言いたいです。……僕を強くしてくれて、ありがとう」

――敢えて感情を抑えて話していますか。

「えっ!? いやいや、そんなことはないです。別に感情を抑えているわけじゃないですよ(笑)」

――そうですか。神龍選手の話題から、ずっと声のトーンが低かったので……。

「いや、まぁ、あの負けは凄く悔しかったので。僕が打撃で相手の顔面を跳ね上げた場面もありながら、負けてしまった。山﨑(剛リバーサルジムMe,We代表)さん、ジムの先輩、スポンサーさんも、みんな悔しいと言っていましたね」

――その時の想いが、こみ上げてきますか。

「組み技や寝技をやらないといけない、2年前にそう反省していたのを思い出します」

――その組み技ですが、山北渓人選手とスパーリングをガンガンしているという話を聞きました。

「そうですね。渓人とは、ほぼ毎日トレーニングしています。でもグラップリングだけじゃなくて、打撃とか全部。彼がMe,Weに入ってきて、一緒に練習するようになってから、確実に僕のレスリング力も上がりました」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

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DEEP DEEP101 DEEP103 DEEP104 DJ.taiki MMA RIZIN   アーロン・ピコ 久保健太 伊藤裕樹 住村竜市朗 北岡悟 大原樹里 大木良太 小金翔 山本歩夢 平田直樹 杉山廣平 海外 渋谷カズキ 石塚雄馬 神田コウヤ 米田奈央 藤田大和 越智晴雄 鈴木琢仁 駒杵嵩大 鶴屋怜

【DEEP104】10月23日、北岡悟が現役続行の意義が問われる鈴木琢仁戦!! 平田直樹✖山本歩夢の潰し合いも

【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET

10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。

9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦。関鉄矢✖DJ.taiki、駒杵嵩大✖杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。


真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。

自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。

試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。

これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹✖山本歩夢のフェザー級戦といえよう。

デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。

対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。

『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。

パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。

さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。

住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。

鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。

RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。

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【DEEP103】誠悟✖SEINT !  藤田大和✖伊藤裕樹=暫定フライ級選手権試合!!! 大原樹里✖小金翔!!!!!!!

【写真】3つ揃って、良いカード。見たくなる理由が存在するマッチアップだ(C)MMAPLANET

25日(日)及び、26日(月)に掛けてDEEPが9月23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールにおけるDEEP 103 IMPACTの開催と対戦カードを発表している。

現在明らかとなっているのは、DEEP暫定フライ級チャンピオンの藤田大和が伊藤裕樹の挑戦を受けるタイトル戦と、ライト級暫定王者の大原樹里が小金翔とノンタイトル戦、そしてメガトン級の誠悟✖SEINTの3試合だ。


2月の20周年大会で暫定王者となった藤田は、7月大会でリーチの長いストライカー=山本聖悟を相手に、その差を感じさせない踏み込みとタイミングの良さを見せ、成長著しい組技をほぼ封印し右ハイキックからパウンドアウトしている。

従来持つ打撃に加え、組み技でも力をつけたことでウェルラウダ―として強さが際立ってきた藤田にとって、伊藤は現時点で最後に黒星を喫した相手だ。2019年9月、スクランブルでバックを制しRNCで藤田を斬って落とした伊藤は、その後紆余曲折の暗黒の時を経て、6月に安谷屋智弘を同じくRNCで下して藤田戦以来となるDEEPでの勝利を挙げている。

スピードとフィジカルでは間違いなくチャンピオン、一瞬の閃きと反応力でチャレンジャー──前回の対戦から対照的な時間を過ごしてきた両者の再戦、興味深さアンリミテッドだ。

ライト級の一番は7月4日に大木良太との暫定ライト級王座決定戦で、不本意ながらローブローからのテクニカル判定でベルトを巻いた大原に対し、2014年7月以来7年2カ月振りのDEEP参戦となるZSTライト級王者の顔合わせとなった。

互いに長身でリーチの長さを誇るチャンピオン対決。積極的な大原、慎重な小金という見方もなりたつが、これはチャンピオンベルトが掛かっていても全くおかしくない要・注目カードだ。

そしてメガトン級の一戦は、苦戦が続くミスターメガトン=誠悟に6月のニューピア=東京インパクト大会で酒井リョウをKOし、NY州ロングアイランド出身ながら「ジャングルからやってきた」、「ワニと練習をしている」という、空回り気味のコメントで一部から注目を浴びたSEINTとのマッチアップとなった。

一発KOのインパクトを残したSEINTだが、実は柔術ベース。誠悟戦では全く違った姿を見せるかもしれない。

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【DEEP102】計量終了 暫定フライ級王者・藤田大和は山本聖悟と。キャリア3戦目までの新鋭フェア勃発!!

【写真】ノンタイトル戦でしっかりと結果を残したい藤田。山本は9月のRoad FCをターゲットに王者狩りを目指す?! (C)DEEP

3日(土)、明日4日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 102の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。

タイトルマッチ3試合を含め合計9試合=18人の出場選手、全員が問題なく計量をパスしている。


タイトルマッチは暫定王座決定戦を含め3試合、さらに暫定フライ級チャンピオンの藤田大和はノンタイトルマッチで、Road FC活動再開に意気上がる山本聖悟と対戦する。

新しい力の台頭が目立つDEEPにあって6月のニューピアのナンバー大会で対戦相手の計量失敗で、デビュー2戦目が不戦勝となった鶴屋怜、同じニューピアでも東京インパクト大会でギロチンで一本勝ちデビューを果たした海飛は、2週間のインターバルで連続出場となった。

さらに国内ムエタイ3冠から、2月のDEEP100でデビューした雅駿介も2度目のMMAに臨む。さらに雅の同門=原虎徹と戦績3戦以内の注目株が前半戦にズラリと並んでいる。原の相手、吉野光はDEEP初陣。2月のRoad to ONE04で野瀬翔兵という修斗期待の新鋭を破った吉野は、今回はDEEP期待の原を潰しにかかる。

形容の仕方は悪いが、デビュー間もない選手たちの品評会──光るのは誰だ?!

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102計量結果
※赤字の選手名をクリックするとインタビューに飛びます

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎:65.6キロ
[挑戦者]中村大介:65.6キロ

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也:83.8キロ
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ:83.85キロ

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里:70.25キロ
大木良太:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
藤田大和:57.05キロ
山本聖悟:57.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.7キロ
RYUKI:61.2キロ

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助:70.55キロ
泰斗:70.1キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.3キロ
吉野光:61.4キロ

<67キロ契約/5分2R>
海飛:66.7キロ
佐藤勇駿:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:59.5キロ
荒木凌:59.5

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【DEEP102】牛久✖中村、水野✖バチスタが組まれた後楽園ホールで、藤田大和が山本聖悟とノンタイトル戦

【写真】チャンピオンとしての初戦は、ノンタイトルの3回戦だ(C)MMAPLANET

13日(木)、7月4日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP102 IMPACTでDEEP暫定フライ級チャンピオンの藤田大和が、Road FCからの逆輸入ファイター山本聖悟と対戦することが発表されている。

既に2月のノンタイトル戦で、中村大介にまさかのKO負けを喫したDEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎が、その中村の挑戦を受けるフェザー級タイトル戦。

同様に昨年10月のノンタイトル戦でジョン・バチスタ・ヨシムラに敗れたミドル級王者・水野竜也が、リベンジを賭けてバチスタの挑戦を受ける一戦。

さらに正規王者である武田光司が負傷で防衛戦を行いために、暫定王座を大原樹里と大木良太が粗そうファイト級暫定王座決定戦と3階級のタイトル戦が、既に発表されている同大会で藤田のノンタイトル戦が決まった。


今年の2月のDEEP100で渋谷和樹を下し、暫定フライ級王者となった藤田と対戦する山本はHEATやGRACHANからRoad FCと契約し、コロナ禍でRoad FCが動きを止めると、配下選手のまま帰国しDEEPとRIZINで戦ってきた。

打撃で勝つことが信条の山本に対し、藤田はボクシングで活躍もウェルラウンダ―として着実に成長してきた。山本としては打ち合い上等という試合を期するだろうが、やはりMMA──しっかりと組みに対応することが先決だ。

また本日の発表ではライト級2回戦で大山釼呑助✖泰斗が組まれることも明らかとなった。DEEP101出場予定も、対戦相手の欠場で流れた雅駿介のMMA第2戦=RYUKIとのバンタム級2回戦が組まれることも既にアナウンスされており、これで6試合が確定したことになる。

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